JPH1090097A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

Info

Publication number
JPH1090097A
JPH1090097A JP24739596A JP24739596A JPH1090097A JP H1090097 A JPH1090097 A JP H1090097A JP 24739596 A JP24739596 A JP 24739596A JP 24739596 A JP24739596 A JP 24739596A JP H1090097 A JPH1090097 A JP H1090097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
electrode pattern
movable
electrode
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24739596A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nakao
悟志 中尾
Kazutaka Hayashi
和孝 林
Hideki Tanigami
英樹 谷上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP24739596A priority Critical patent/JPH1090097A/ja
Priority to PCT/JP1997/000718 priority patent/WO1998012528A1/ja
Priority to EP97905463A priority patent/EP0862051A4/en
Priority to US09/068,789 priority patent/US6122973A/en
Publication of JPH1090097A publication Critical patent/JPH1090097A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寄生容量の増加を抑制できる静電容量型圧力
センサを得る。 【解決手段】 ダイアフラム(可動側基体)10は、表
面にダイアフラム電極(可動側電極パターン)14を備
えていて、裏面にオイル,水等の流体の圧力が加わると
その圧力の大きさに応じて撓む。ベース基板9は、表面
にダイアフラム電極14と対向する固定側電極パターン
12と該固定側電極パターン12に接続し且つベース基
板(固定側基体)9の表面上を並んで延びる2つの固定
側端子パターン13a,13bとを有する。オイル,水
等の流体がダイアフラム10の裏面上に存在することに
より発生する寄生容量を減少させるように、ダイアフラ
ム10の外周部側に延びて固定側端子パターン13a,
13bと対向する円板状電極パターンによりダイアフラ
ム電極14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電容量型圧力セン
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に静電容量型圧力センサは、図7
(A),(B)に示すような固定側基体を構成するベー
ス基板101と可動側基体を構成するダイアフラム10
2とを環状の絶縁体103を介して対向させた構造を有
している。ベース基板101のダイアフラム102と対
向する面には、図7(A)に示すように、固定側電極パ
ターン104と該固定側電極パターン104に接続され
た複数(2つ)の固定側端子パターン105a,105
bとが形成されている。固定側電極パターン104は、
主容量電極104aと基準容量電極104bとから構成
されている。第1の固定側端子パターン105a及び第
2の固定側端子パターン105bは、主容量電極104
a及び基準容量電極104bの端子電極をそれぞれ構成
しており、固定側電極パターン(104a,104b)
からベース基板101の外周部に向かって延びている。
【0003】また、ダイアフラム102のベース基板1
01と対向する面には、図7(B)に示すように、ダイ
アフラム電極(可動側電極パターン)106と該ダイア
フラム電極106に接続されたダイアフラム側端子(可
動側端子パターン)107とが形成されている。ダイア
フラム電極106は第1の電極部106aと第2の電極
部106bとから構成されている。第1の電極部106
aと第2の電極部106bとはダイアフラム側端子10
7により電気的に相互に接続されている。ダイアフラム
側端子107は固定側端子パターン105a,105b
に沿うようにダイアフラム電極106からダイアフラム
102の外周部に向かって延びている。
【0004】この静電容量型圧力センサを用いてオイ
ル、水等の圧力を測定する場合には、まず、ダイアフラ
ム102の裏面にオイル、水等の流体により圧力が加わ
ることによりダイアフラム102が撓んで、主容量電極
104aと第1の電極部106aとの間の静電容量が変
化する。そこで、主容量電極104aと第1の電極部1
06aとの間の主静電容量と、基準容量電極104bと
第2の電極部106bとの間の基準静電容量とに基づい
て圧力の値を算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
静電容量型圧力センサでは、固定側端子パターン105
a,105bとダイアフラム側端子107との間におけ
る寄生容量が増加して、主静電容量及び基準静電容量に
基づいて測定した容量に寄生容量が加わってしまい、流
体の圧力測定に誤差が生じるという問題があった。寄生
容量は下記のような理由により増加するものと考えられ
る。図8は図7のダイアフラム側端子107と固定側端
子パターン105a,105bとが対応する部分におけ
る静電容量型圧力センサの断面図である。本図に示すよ
うに、ダイアフラム側端子107と固定側端子パターン
105a及び105bとは斜め向いに位置している。ま
た、ダイアフラム102の裏面にはオイル等の誘電物質
または水等の導電物質からなる被測定流体Eが存在して
いる。このような静電容量型圧力センサにおいては、ダ
イアフラム側端子107から外側に出た電気力線D1 …
の一部は、被測定流体Eを通って、斜め向いに位置して
いる固定側端子パターン105a,105bに戻る。こ
のため被測定流体Eが誘電物質の場合には、固定側端子
パターン105a,105bとダイアフラム側端子10
7との間に誘電率の高い物質が存在することにより寄生
容量が増加すると考えられる。また被測定流体Eが水等
の導電性物質の場合には、電気力線D1 …が導電性物質
を通ることにより、電気力線D1の一部が曲げられて極
めて短い距離で、固定側端子パターン105a,105
bに戻る。これによって固定側端子パターン105a,
105bとダイアフラム側端子107との間の寄生容量
が増加すると考えられる。
【0006】また、図9に示すように、ダイアフラム側
端子107を2つの電極107a,107bに分極し、
電極107a,107bを固定側端子パターン105
a,105bとにそれぞれ対向させた場合は、電極10
7aの端部から外側に出た電気力線D2 …の一部が誘電
物質または導電物質である被測定流体Eを通って固定側
端子パターン105aに戻り、電極107bの端部から
外側に出た電気力線D3…の一部が誘電物質または導電
物質である被測定流体Eを通って固定側端子パターン1
05bに戻る。
【0007】本発明の目的は、寄生容量の増加を抑制で
きる静電容量型圧力センサを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、上記目的に加えて組
立ての容易な静電容量型圧力センサを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に可動側
電極パターンが設けられて、裏面に加わる圧力を受ける
とその圧力の大きさに応じて撓む絶縁性材料からなる可
動側基体と、可動側基体と間隔をあけて配置され表面に
可動側電極パターンと対向する固定側電極パターンと該
固定側電極パターンに接続された複数の固定側端子パタ
ーンとが設けられて支持手段に支持された絶縁性材料か
らなる固定側基体とを具備し、複数の固定側端子パター
ンが固定側電極パターンから固定側基体の外周部に向か
って延びている静電容量型圧力センサを対象にする。本
発明では、可動側基体の表面に複数の固定側端子パター
ンと対向して寄生容量の増加を抑制する寄生容量増加抑
制用電極部を設ける。
【0010】本発明のように寄生容量増加抑制用電極部
を設けると、寄生容量増加抑制用電極部から外側に出た
電気力線は、可動側基体の裏面に存在するオイル等の誘
電物質または水等の導電物質(圧力を測定する被測定流
体)を通って相手方の固定側端子ターンに戻るためにか
なり長い距離を必要とする。そのため、電気力線が誘電
物質を通る場合でも、距離が長くなる分、寄生容量の増
加の影響を小さくできる。また電気力線が導電物質を通
る場合でも、短い距離で戻ってくる電気力線の数が減る
ことにより、寄生容量の増加を抑制することができる。
【0011】寄生容量増加抑制用電極部は、例えば、寄
生容量の増加を抑制するように、可動側電極パターンを
可動側基体の外周部側に延ばして複数の固定側端子パタ
ーンと対向させることにより構成することができる。可
動側電極パターンを延ばして、寄生容量増加抑制用電極
部を可動側電極パターンにより形成する場合に寄生容量
の増加を抑制させるためには、寄生容量増加抑制用電極
部から出て可動側基体の裏面に位置する誘電物質または
導電物質を通る電気力線が固定側端子パターンに至るま
での距離が十分長くなって寄生容量の増加が小さくなる
ように寄生容量増加抑制用電極部の大きさ(面積)及び
形状を定める。この大きさ及び形状は、固定側端子パタ
ーンの大きさ及び形状に応じて異なってくる。特に寄生
容量増加抑制用電極部の端部が固定側端子パターンの端
部を超える距離が長くなればなるほど、電気力線の距離
が長くなる。なお、寄生容量増加抑制用電極部は、可動
側電極パターンと電気的に接続されていてもよいし、可
動側電極パターンと電気的に接続されていなくても構わ
ない。
【0012】前述の通り、寄生容量増加抑制用電極部
は、寄生容量の増加を抑制できるものであれば、その形
状及び寸法は適宜に定めることができる。例えば、複数
の固定側端子パターンが形成される表面の1つの領域と
全面的に対向するように可動側電極パターンの一部を突
出させて寄生容量増加抑制用電極部を形成することがで
きる。また、可動側電極パターンを固定側電極パターン
及び複数の固定側端子パターンの両方と対向する直径を
有する円板状電極パターンにより形成して、円板状電極
パターンの外周部を寄生容量増加抑制用電極部とするこ
ともできる。このように円板状電極パターンを形成すれ
ば、寄生容量増加抑制用電極部が全周に亘って形成され
るため、固定側基体と可動側基体とが相対する位置関係
が本来の位置よりずれていても、寄生容量の増加を抑え
ることができる。そのため、固定側基板と可動側基板と
の位置決めが容易になる。
【0013】なお、寄生容量は、裏面に誘電率または導
電率の高い流体の圧力が加わる可動側基体を用いる静電
容量型圧力センサ、即ちオイル,水等の流体の圧力を測
定する静電容量型圧力センサにおいて顕著に増加する。
また、複数の固定側端子パターンが固定側基体の表面上
を延びている静電容量型圧力センサにおいても寄生容量
は増加しやすい。そこで、このように寄生容量の増加し
やすい静電容量型圧力センサに本発明を適用すれば、有
効的に効果を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態の一例の静電容量型圧力センサを備えた圧力セン
サモジュールの概略断面図である。図1に示すように圧
力センサモジュールはコネクタアセンブリ1が圧力セン
サアセンブリ2に固定された構造を有している。コネク
タアセンブリ1はコネクタ3に環状支持体4が係合され
た構造を有している。また圧力センサアセンブリ2は、
静電容量型圧力センサ5と回路基板6とハウジング7と
から構成されている。
【0015】この圧力センサモジュールでは、ハウジン
グ7の高圧力流体供給路7aを通して供給されたオイル
や水からなる被測定流体が圧力センサ5のダイアフラム
10に圧力を作用させる。これにより、圧力センサ5が
被測定流体の圧力の変化を容量の変化として測定し、測
定した信号は、圧力センサ5のベース基板9上の回路基
板6の回路に送られる。そして、圧力値を示す信号は、
回路基板6上の回路で処理された後に、コネクタ3の端
子部材3aを介して該端子部材3aと接続された図示し
ない機器に更に送られる。
【0016】静電容量型圧力センサ5は、図2の断面図
に示すように、固定側基体を構成するベース基板9と可
動側基体を構成するダイアフラム10とを環状の絶縁体
11を介して対向させた構造を有しており、ベース基板
9がハウジング7,コネクタ3及び環状支持体4からな
る支持手段に支持された状態で、静電容量型圧力センサ
5はハウジング7内に配置されている。ベース基板9は
セラミックから形成されており、ダイアフラム10と対
向する面には、図3(A)に示すように、固定側電極パ
ターン12と複数(2つ)の固定側端子パターン13
a,13bとが形成されている。固定側電極パターン1
2は、径方向に間隔をあけて形成された主容量電極12
a及び基準容量電極12bから構成されている。主容量
電極12aは、金ペーストを用いてスクリーン印刷によ
り形成されており、厚みが0.7μm、直径が7.8m
mの円環状の形状を有している。基準容量電極12bは
主容量電極12aと同様に金ペーストを用いてスクリー
ン印刷により形成されており、その厚みは0.7μmで
あり、外周の直径は15mmである。基準容量電極12
bは、主容量電極12aを部分的に囲む円弧形状を有し
ている。第1の固定側端子パターン13aは、主容量電
極12aに接続されており、第2の固定側端子パターン
13bは、基準容量電極12bの一端に接続されてい
る。固定側端子パターン13a,13bは固定側電極パ
ターン12からベース基板9の外周部に向かって並んで
延びている。
【0017】ダイアフラム10は裏面に流体の圧力が加
わるとその圧力の大きさに応じて撓むセラミックからな
る絶縁性材料により形成されており、その裏面は、Oリ
ング8aと、該Oリング8aの外側に同心的に配置され
たバックアップリング8bとを介してハウジング7の圧
力センサ収納室7bの底面7b1 と対向している。ダイ
アフラム10のベース基板9と対向する面(表面)に
は、図3(B)に示すように、ダイアフラム電極(可動
側電極パターン)14とダイアフラム側端子(可動側端
子パターン)15とが形成されている。ダイアフラム電
極14は金ペーストを用いてスクリーン印刷により形成
されている。このダイアフラム電極14は厚み0.7μ
m、直径18.6mmの円板状電極パターンにより形成
されており、測定流体のオイルまたは水がダイアフラム
10の裏面上に存在することにより発生する寄生容量の
増加を減少させる大きさを有している。具体的には、オ
イルが付着する範囲(Oリング8aで囲まれた範囲)に
対応する部分をやや上回る大きさに形成されており(図
2)、固定側電極パターン12及び2つの固定側端子パ
ターン13a,13bと対向する直径を有している。
【0018】ダイアフラム側端子15は、ダイアフラム
電極14からダイアフラム10の外周部に向かって延び
ている。このダイアフラム側端子15は、固定側端子パ
ターン13a,13bと沿うように延びているが、ダイ
アフラム側端子15が延びている部分は、オイルが付着
する範囲(Oリング8aで囲まれた範囲)に対応する部
分を外れているため、この部分で寄生容量が大幅に増加
することはない。
【0019】この静電容量型圧力センサ5では、高圧力
流体供給路7aを流れる流体(オイル,水)によりダイ
アフラム10の裏面に圧力が加わるとダイアフラム10
が撓み、固定側電極パターン12の主容量電極12aと
ダイアフラム電極14との間の間隔が変化して主容量電
極12aとダイアフラム電極14との間の静電容量が変
化する。この静電容量型圧力センサ5を用いて流体の圧
力を測定する場合には、主容量電極12aとダイアフラ
ム電極14との間の主静電容量と、基準容量電極12b
とダイアフラム電極14との間の基準静電容量とに基づ
いて圧力の値を算出する。本実施例の静電容量型圧力セ
ンサ5では、図4に示すように、オイル(誘電物質)ま
たは水(導電物質)からなる被測定流体Eが存在する部
分に対応する部分では固定側端子パターン13a,13
bと該固定側端子パターン13a,13bを大きく上ま
わる面積のダイアフラム電極14とが対向している。別
の見方をすると、ダイアフラム電極14の固定側端子パ
ターン13a,13bと対向する部分は、寄生容量の増
加を抑制する寄生容量増加抑制用電極部を構成してい
る。そのため、ダイアフラム電極5の固定側端子パター
ン13a,13bと対向する部分(寄生容量増加抑制用
電極部)から外側に出た電気力線D…は被測定流体Eを
通って固定側端子パターン13a,13bに戻るのにか
なり長い距離を必要とする。その結果、寄生容量は非常
に小さくなる。特に寄生容量増加抑制用電極部の端部1
4a,14bが固定側端子パターン13a,13bの端
部13a1 ,13b1 を超える距離が長くなればなるほ
ど、電気力線の距離が長くなる。
【0020】次に本実施例の静電容量型圧力センサと図
7に示す従来の静電容量型圧力センサとに固定側端子パ
ターンに対応するダイアフラムの裏面の部分にそれぞれ
同量のオイル(誘電物質)または水(導電物質)を存在
させて容量値25pFに対する変化量を測定した。なお
従来の静電容量型圧力センサはダイアフラム電極を除い
ては本実施例の静電容量型圧力センサと同じ構造を有し
ている。表1はその測定結果を示している。
【0021】
【表1】 本表より、オイル(誘電物質)及び水(導電物質)のい
ずれが存在する場合においても、本実施例の静電容量型
圧力センサでは、寄生容量の増加を抑制でき、容量の変
化量(誤差)を少なくできるのが分る。
【0022】図5は、本発明の他の実施の形態の静電容
量型圧力センサ205のダイアフラム電極214の形状
を示している。この例では、ダイアフラム電極214を
除いては、前述の静電容量型圧力センサ5と同じ構造を
有している。なお、本図では、理解を容易にするため、
固定側電極パターン12及び固定側端子パターン13
a,13bを実線及び点々で示し、固定側電極パターン
12及び固定側端子パターン13a,13bに対応する
位置におけるダイアフラム電極214を破線で示してい
る。この例では、ダイアフラム電極214は固定側電極
パターン12と対応する円板状電極パターン214aと
寄生容量増加抑制用電極部214bとから構成されてい
る。寄生容量増加抑制用電極部214bは、複数の固定
側端子パターン13a,13bが形成される表面の1つ
の領域と全面的に対向するように円板状電極パターン2
14aから突出して形成されている。
【0023】図6は、本発明の更に他の実施の形態の静
電容量型圧力センサ305のダイアフラム電極314の
形状を示している。この例も、ダイアフラム電極を除い
ては、前述の静電容量型圧力センサ5と同じ構造を有し
ている。この例では、ダイアフラム電極314は、主容
量電極12aに対応する第1の電極部314aと基準容
量電極12bに対応する第2の電極部314bと寄生容
量増加抑制用電極部314cとから構成されている。寄
生容量増加抑制用電極部314cは、前述の寄生容量増
加抑制用電極部214bと同様に複数の固定側端子パタ
ーン13a,13bが形成される表面の1つの領域と全
面的に対向するように第1の電極部314aから突出し
て形成されている。言い換えるならば、このダイアフラ
ム電極314は、従来の図7(B)に示すダイアフラム
電極(可動側電極パターン)106に寄生容量増加抑制
用電極部314cを組み合わせたものに相当する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、寄生容量増加抑制用電
極部を設けるので、寄生容量増加抑制用電極部から外側
に出た電気力線は、可動側基体の裏面に存在するオイル
等の誘電物質または水等の導電物質(圧力を測定する被
測定流体)を通って相手方の固定側端子ターンに戻るた
めにかなり長い距離を必要とする。そのため、電気力線
が誘電物質を通る場合でも、距離が長くなる分、寄生容
量の増加の影響を小さくできる。また電気力線が導電物
質を通る場合でも、短い距離で戻ってくる電気力線の数
が減ることにより、寄生容量の増加を抑制することがで
きる。その結果、流体の圧力測定に誤差が生じるのを抑
制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の静電容量型圧力
センサを配置した圧力センサモジュールの断面図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態の一例の静電容量型圧力
センサの断面図である。
【図3】 (A)及び(B)は、本発明の実施の形態の
一例の静電容量型圧力センサのベース基板(固定側基
体)及びダイアフラム(可動側基体)の平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の一例の静電容量型圧力
センサにおいて、誘電物質または導電物質が存在する部
分に対応する部分における断面図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態の静電容量型圧力セ
ンサのダイアフラム電極の形状を示す図である。
【図6】 本発明の更に他の実施の形態の静電容量型圧
力センサのダイアフラム電極の形状を示す図である。
【図7】 (A)及び(B)は、従来の静電容量型圧力
センサのベース基板(固定側基体)及びダイアフラム
(可動側基体)の平面図である。
【図8】 従来の静電容量型圧力センサにおいて、ダイ
アフラム側端子と固定側端子パターンとが対応する部分
における断面図である。
【図9】 従来の他の例の静電容量型圧力センサにおい
て、ダイアフラム側端子と固定側端子パターンとが対応
する部分における断面図である。
【符号の説明】
5 静電容量型圧力センサ 7 ハウジング(支持手段) 8a Oリング 9 ベース基板 10 ダイアフラム 12 固定側電極パターン 13a,13b 固定側端子パターン 14,114,214 ダイアフラム電極(可動側電極
パターン) D 電気力線 E 被測定流体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に可動側電極パターンが設けられ
    て、裏面に加わる圧力を受けるとその圧力の大きさに応
    じて撓む絶縁性材料からなる可動側基体と、 前記可動側基体と間隔をあけて配置され表面に前記可動
    側電極パターンと対向する固定側電極パターンと該固定
    側電極パターンに接続された複数の固定側端子パターン
    とが設けられて支持手段に支持された絶縁性材料からな
    る固定側基体とを具備し、 前記複数の固定側端子パターンが前記固定側電極パター
    ンから前記固定側基体の外周部に向かって延びている静
    電容量型圧力センサにおいて、 前記可動側基体の前記表面に前記複数の固定側端子パタ
    ーンと対向して寄生容量の増加を抑制する寄生容量増加
    抑制用電極部を設けたことを特徴とする静電容量型圧力
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記寄生容量増加抑制用電極部は前記複
    数の固定側端子パターンが形成される前記表面の1つの
    領域と全面的に対向するように前記可動側電極パターン
    の一部が突出して形成されている請求項1に記載の静電
    容量型圧力センサ。
  3. 【請求項3】 表面に可動側電極パターンが設けられ、
    裏面に流体の圧力が加わるとその圧力の大きさに応じて
    撓む絶縁性材料からなる可動側基体と、 前記可動側基体と間隔をあけて配置され表面に前記可動
    側電極パターンと対向する固定側電極パターンと該固定
    側電極パターンに接続された複数の固定側端子パターン
    とが設けられて支持手段に支持された絶縁性材料からな
    る固定側基体とを具備し、 前記複数の固定側端子パターンが前記固定側電極パター
    ンから前記固定側基体の外周部に向かって前記固定側基
    体の前記表面上を延びている静電容量型圧力センサにお
    いて、 前記流体が前記可動側基体の裏面上に存在することによ
    り発生する寄生容量の増加を抑制させるように、前記可
    動側電極パターンが前記可動側基体の外周部側に延びて
    前記複数の固定側端子パターンと対向していることを特
    徴とする静電容量型圧力センサ。
  4. 【請求項4】 前記可動側電極パターンは、前記固定側
    電極パターン及び前記複数の固定側端子パターンの両方
    と対向する直径を有する円板状電極パターンからなる請
    求項3に記載の静電容量型圧力センサ。
JP24739596A 1996-09-19 1996-09-19 静電容量型圧力センサ Withdrawn JPH1090097A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24739596A JPH1090097A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 静電容量型圧力センサ
PCT/JP1997/000718 WO1998012528A1 (fr) 1996-09-19 1997-03-07 Capteur de pression a capacite electrostatique
EP97905463A EP0862051A4 (en) 1996-09-19 1997-03-07 CAPACITIVE PRESSURE CONVERTER
US09/068,789 US6122973A (en) 1996-09-19 1997-07-03 Electrostatic capacity-type pressure sensor with reduced variation in reference capacitance

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24739596A JPH1090097A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 静電容量型圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1090097A true JPH1090097A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17162800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24739596A Withdrawn JPH1090097A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 静電容量型圧力センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1090097A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4548929B2 (ja) * 2000-11-13 2010-09-22 日本電産コパル株式会社 防水型ポテンショメータ
JP2016191637A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 長野計器株式会社 センサモジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4548929B2 (ja) * 2000-11-13 2010-09-22 日本電産コパル株式会社 防水型ポテンショメータ
JP2016191637A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 長野計器株式会社 センサモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4187923B2 (ja) 圧力センサー
US6788795B2 (en) Micromachined capacitive component with high stability
WO1998012528A1 (fr) Capteur de pression a capacite electrostatique
CN100422707C (zh) 电容型传感器
US3814998A (en) Pressure sensitive capacitance sensing element
JP3399688B2 (ja) 圧力センサ
JP2005249520A (ja) 歪検出素子及び圧力センサ
JPH1090097A (ja) 静電容量型圧力センサ
JP2007113969A (ja) 静電容量型圧力センサ
KR20060114017A (ko) 용량 검지형 센서 소자
JPH0961273A (ja) 静電容量式圧力センサ
JP2014115099A (ja) 圧力センサ
JPH1078363A (ja) 薄膜型センサ
JP4114272B2 (ja) 変位センサ
JPH08278216A (ja) 静電容量式圧力センサ
JP4286407B2 (ja) 圧電型三軸加速度センサ
JP3107441B2 (ja) 静電容量形圧力センサ
JP2007057247A (ja) 静電容量型センサ
JP4275269B2 (ja) 圧電型三軸加速度センサ
JP4019977B2 (ja) 圧力検出装置
JP2000121662A (ja) 半導体加速度センサ
WO2020184206A1 (ja) 圧力センサ
JP2005017227A (ja) 静電容量型加速度センサ
JPS601400Y2 (ja) 静電容量型圧力伝送器
JP2004347529A (ja) 静電容量式センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202