JPH1089683A - 内燃式ガスライター - Google Patents

内燃式ガスライター

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Publication number
JPH1089683A
JPH1089683A JP8240332A JP24033296A JPH1089683A JP H1089683 A JPH1089683 A JP H1089683A JP 8240332 A JP8240332 A JP 8240332A JP 24033296 A JP24033296 A JP 24033296A JP H1089683 A JPH1089683 A JP H1089683A
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JP
Japan
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gas
lighter
internal combustion
ignition
mixing pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8240332A
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English (en)
Inventor
Susumu Maruyama
進 丸山
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UINDOMIRU KK
Original Assignee
UINDOMIRU KK
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Filing date
Publication date
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Priority to US08/886,116 priority patent/US6015286A/en
Publication of JPH1089683A publication Critical patent/JPH1089683A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q2/00Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
    • F23Q2/28Lighters characterised by electrical ignition of the fuel
    • F23Q2/285Lighters characterised by electrical ignition of the fuel with spark ignition
    • F23Q2/287Lighters characterised by electrical ignition of the fuel with spark ignition piezoelectric

Abstract

(57)【要約】 【課題】山岳等の高地では酸素が希薄になり、かつ、量
も滅減することから、燃料ガスとの混合比が悪くなり、
地上(平地)でのようにうまく着火できない。 【解決手段】混合管7bへの空気供給量を任意に調整せ
しめる空気調整手段12を装着する。この空気調整手段
12は、ライター本体1若しくは外装ケース1aの外周
面に変位自在に組み付けられる操作体12aと、該操作
体12aの操作に応じて所定方向へ作動する調整体12
bとを備える。調整体12bは、混合管7bの外周に同
心配置で、かつ、回動自在に装着された環状体にて構成
するのが好ましく、表面に同混合管7bの吸気孔と整合
する調整孔12b1 を形成する。そして、操作体12a
の回動操作に応じて前記調整体12bが混合管7bの外
周面に沿って同方向に回動し、前記吸気孔の開口面積を
(全開から閉塞までの無段階において)自由に変えられ
るように両者を連動せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライター本体内で
混合ガスの着火、燃焼が行われる内燃式ガスライターの
改良に関し、更に詳しくは、海浜等の強風下だけでなく
山岳等の高地にあっても確実に着火使用できる内燃式ガ
スライターに存し、延いては、誤操作による火傷や着火
時における爆発事故等の危惧をも解消した安全な内燃式
ガスライターに存する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる内燃式ガスライターとして
は、例えば、特開昭63−91431号報に開公示され
たものが従来例として周知である。この内燃式ガスライ
ターの内燃機構は、図10に示すように、ガス噴出ノズ
ル30の上端に配設され中心に穿孔31aを有するオリ
フィス部材31と、前記穿孔31aから燃料ガスが流速
を強めて噴出すること(所謂、ジェット噴流)により生
ずる差圧によって空気を吸い込ませる吸気孔32a,3
2aを有し燃料ガスと空気との混合を促進させるための
混合管32と、この混合ガスの流速を減速、拡散するた
めの拡散器33と、該拡散器33を通過した混合ガスを
完全燃焼させるための燃焼筒34と、該燃焼筒34内の
混合ガスに点火する放電端子等の点火手段35とを備え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開昭63−91431号公報に開示されている内燃
式ガスライターにあっては、ライター本体内で空気と混
合された燃料ガスが完全燃焼されてバーナー状に着火す
るため、強風下でも問題なく着火使用できるといった利
点を有するものの、山岳等の高地では酸素が希薄にな
り、かつ、量も滅減することから、燃料ガスとの混合比
が悪くなり、地上(平地)でのようにうまく着火できな
いといった問題を有するものであった。
【0004】また、斯かる内燃式ガスライターにあって
は、高温でバーナー状に着火するため、子供等の誤操作
による火傷事故や、ライター携帯者の一連の動作の中で
(例えば、衣服のポケットや鞄等内に手指を入れるなど
の動作の中で)、同ライターの着火操作子が意に反して
押されてしまうことが危惧されており、就中、蓋付の内
燃式ガスライターにあっては、一旦、着火操作子が押さ
れてしまうと、蓋やライター本体内に燃料ガスが貯留し
てしまうため、着火操作の際に、顔前で爆発してしまう
ことをも危惧されるものであった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、海浜等の強風下のみならず、山岳等の
高地でも何等問題なく確実に使用できると共に、延いて
は、誤操作による火傷や着火時における爆発事故等の危
惧をも解消した安全な内燃式ガスライターの提供を目的
としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、ガス噴出ノズルから噴出する燃料ガスの流速
を高めるためのオリフィス部材と、燃料ガスの流速で生
ずる差圧で空気を吸い込み燃料ガスと空気との混合ガス
を作るための混合管と、混合ガスの流速を減速、拡散す
るための拡散器と、該拡散器を通過した混合ガスを完全
燃焼させるための燃焼筒とを備えた内燃式ガスライター
において、前記混合管への空気供給量を任意に調整せし
める空気調整手段を備えてなる内燃式ガスライターに存
する。
【0007】また、前記空気調整手段は、ライター本体
に変位自在に組み付けられた操作体と、該操作体の操作
に応じて所定方向へ作動する調整体とを備えるのが良
い。
【0008】更に、前記調整体は、前記混合管に同心配
置で、かつ、回動自在に装着されると共に、所定位置に
て同混合管の吸気孔と整合する調整孔を有するのが良
い。
【0009】また、前記燃焼筒へのガス供給量を規制し
て炎の調整を行う炎調整手段をライター本体の外周面に
沿って移動すべく変位自在に組み付けるのが良い。
【0010】更に、本発明は、ライター本体の頂面に開
閉自在に被冠された蓋体を備えてなる内燃式ガスライタ
ーにおいて、閉蓋時に着火操作子の着火操作を阻止し開
蓋時に同着火操作子の着火操作を許容するロック機構を
備えてなる内燃式ガスライターに存する。
【0011】また、前記ロック機構は、一方の摺動限界
位置でライター本体の頂面に突出し他方の摺動限界位置
で着火操作子の着火操作を阻止すべく変位自在に配設さ
れたロック部材と、該ロック部材を、常時、解除方向に
付勢せしめるコイルバネ等の付勢部材とを備え、閉蓋時
にのみ前記ロック部材が同蓋体の固定部にて押圧されて
前記着火操作子をロック状態に保持するように構成する
のが好ましい。
【0012】このように構成される本発明の内燃式ガス
ライターは、ガス噴出ノズルから噴出された燃料ガス
が、オリフィス部材の通過により更に流速を強めて噴出
すると同時に、この噴出により生ずる差圧によって混合
管の吸気孔から空気を吸い込みながら燃料ガスが拡散器
内へと噴入された後、燃料ガスと空気との混合ガスが拡
散器内にて燃焼効率を向上すべく減速されながら燃焼筒
内へと拡散され、然る後、この拡散された混合ガスに火
花放電が引火されてバーナー状に着火されることとなる
(バーナー着火)。
【0013】また、前記混合管への空気供給量を任意に
調整せしめる空気調整手段を備えたことによって、その
都度、海浜や山岳等の使用場所に見合った内燃状態に、
換言すれば、その使用する場所に応じて燃料ガスと空気
との混合をなし、内燃機構の燃焼状態を一番適した状態
に調整し得ることとなる。
【0014】更に、前記空気調整手段が、ライター本体
に変位自在に組み付けられた操作体と、該操作体の操作
に応じて所定方向へ作動する調整体とを備えれば、該操
作体の操作だけで簡単に混合管への空気供給量を調整し
得ることとなる。
【0015】また、前記調整体が、前記混合管に同心配
置で、かつ、回動自在に装着されると共に、所定位置に
て同混合管の吸気孔と整合する調整孔を有することによ
り、斯かる調整孔と前記吸気孔との位置関係によって、
同吸気孔の開口面積を自由に変えられることとなる。
【0016】更に、前記燃焼筒へのガス供給量を規制し
て炎の調整を行う炎調整手段をライター本体の外周面に
沿って移動すべく変位自在に組み付ければ、前記空気調
整手段に合わせての火力の微調整が手元で簡単になし得
ることとなる。
【0017】また、ライター本体の頂面に開閉自在に被
冠された蓋体を備えてなる内燃式ガスライターにおい
て、閉蓋時に着火操作子の着火操作を阻止し開蓋時に同
着火操作子の着火操作を許容するロック機構を備えたこ
とによって、未使用時における誤操作等が阻止されるこ
ととなる。
【0018】更に、前記ロック機構は、一方の摺動限界
位置でライター本体の頂面に突出し他方の摺動限界位置
で着火操作子の着火操作を阻止すべく変位自在に配設さ
れたロック部材と、該ロック部材を、常時、解除方向に
付勢せしめるコイルバネ等の付勢部材とを備え、閉蓋時
にのみ前記ロック部材が同蓋体の固定部にて押圧されて
着火操作子をロック状態に保持するように構成すれば、
蓋体の開閉操作に応じて着火操作子のロック、非ロック
の切り替えが自動的になされることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一例を図面
を参照しながら説明する。図中Aは、本発明に係る内燃
式ガスライターであり、この内燃式ガスライターAは、
図1乃至図3に示すように、外装ケース1aで被装され
たライター本体1と、該ライター本体1内に形成された
ガスタンク2(図3参照)と、該ガスタンク2の上方に
一体成形されたタンク上蓋3とを備えている。
【0020】また、該タンク上蓋3内には、前記ガスタ
ンク2と通じる嵌合孔4を介してバルブ5が気密に圧入
されている。このバルブ5は、上端側にガス噴出ノズル
5aが引出し方向に動作すべく突出されると共に、下端
側にガスタンク2内にまで延出した環状のスカート部5
bが連設されている。
【0021】更に、前記ガス噴出ノズル5aの頸部に
は、上下に揺動自在に支持された後述の弁操作レバー1
8(図3参照)の一方端が係合されているもので、該弁
操作レバー18の持ち上げ操作により前記ガス噴出ノズ
ル5aの頸部が引出方向に動作されて弁が開きガスの噴
出が始まるように組み付けられている。
【0022】また、このガス噴出ノズル5aの上には分
流器6を介して内燃機構7が組み付けされている。分流
器6は、図4に示すように、ガス噴出ノズル5aの噴出
口と同心状に連結される主流孔6aと、該連結管6aか
ら分岐して上位の可視炎筒8(図3参照)に中空管9等
を介して連通される分岐孔6bと、前記主流孔6aに連
通すべく突設され内部に微孔径のフィルターFを配設し
てなる環状突起6cとを有している。
【0023】従って、前記ガス噴出ノズル5aが引出動
作されて開弁操作がなされると、燃料ガスは、前記ガス
噴出ノズル5aから主流孔6aを経て内燃機構7(詳し
くは、後述するオリフィス部材7a、混合管7b、拡散
器7c、燃焼筒7d)へ至るバーナー着火用のガス流路
と、同ガス噴出ノズル5aから分岐孔6bを経て可視炎
筒8へ至る有炎着火用のガス流路とに分配され、バーナ
ー炎と可視炎とを兼備した所謂ダブル・フレイムの内燃
式ガスライターを構成するものである。
【0024】一方、内燃機構7は、前記分流器6の環状
突起6cに外装されるオリフィス部材7aと、該オリフ
ィス部材7aを被装すべく接続された混合管7bと、該
混合管7bの上部に連結された拡散器7cと、該拡散器
7cを内装すべく接合された燃焼筒7dとを備えてい
る。
【0025】前記オリフィス部材7aは、頂面中央に穿
孔(オリフィス)7a1 を有した筒蓋状を呈しており、
前記穿孔7a1 を前記ガス噴出ノズル5aから噴出され
る燃料ガスが通過することにより同燃料ガスの流速が更
に加速せられるものである。
【0026】また、前記混合管7bは、少なくとも内周
面が上方に行くに従って段々と狭くなるように形成され
た中空筒体に成形されており、前記オリフィス部材7a
の外周面に遊嵌させることにより上下動自在に立設支持
されている。
【0027】更に、この混合管7bの半径方向には、複
数の吸気孔7b1 ,7b1 …が開口されている。この吸
気孔7b1 ,7b1 …は、前記オリフィス部材7aの穿
孔7a1 を通過する燃料ガスが流速を強めて噴出される
ことによって生ずる差圧を利用して外部より空気を吸い
込むものであり、燃料ガスと空気との混合を促進せしめ
て混合ガスを作り上げるものである。
【0028】更に、前記拡散器7cは、混合管7bの上
位に一体的に連設されると共に、半径方向に複数の拡散
孔7c1 ,7c1 …が開口されており、前記混合管7b
側から流入してくる混合ガスが、拡散器7c内の天頂面
に当たって逆噴流を惹起せしめることにより、同拡散器
7c内でガスの混合を更に促進しながらも効果的に前記
拡散孔7c1 ,7c1 …から混合ガスを拡散せしめるも
のである。
【0029】また、前記燃焼筒7dは、前記拡散器7c
の張出部7c2 に支持されるべく立設されているもの
で、内方に向けて火花を放電せしめる放電端子10が装
着されると共に、その上位にはバーナー炎で赤熱する触
媒11が配設されている。
【0030】他方、前記混合管7bの外周面には、同混
合管7bへの空気供給量を任意に調整せしめる空気調整
手段12が装着されている。この空気調整手段12は、
ライター本体1(詳しくは、外装ケース1a)の外周面
に変位自在に組み付けられた操作体12aと、該操作体
12aの操作に応じて所定方向へ作動する調整体12b
とを備えている。
【0031】前記操作体12aはリング状ダイアルから
なり、表面に0M,1500M,3000Mの標高(基
準)が明示された環状の外装ケース1aに弧状のケース
固定部材12c(図9参照)を介して回動自在に組み付
けされている。
【0032】更に、前記調整体12bは、図5に示すよ
うに、混合管7bの外周に同心配置で、かつ、回動自在
に装着された環状体からなり、表面に同混合管7bの吸
気孔7b1 と整合する調整孔12b1 を有している。
【0033】また、この調整体12bには鈎状の連結体
12dが固着されており、同連結体12dの解放端側を
前記操作体12aの取付溝12a1 に固定支持させるこ
とにより、両者を連動させている。
【0034】従って、前記操作体12aを回動操作させ
ることにより、前記調整体12bが混合管7bの外周面
に沿って同方向に回動し、前記吸気孔7b1 の開口面積
を自由に変えることができる。
【0035】換言すれば、前記吸気孔7b1 と調整孔1
2b1 とが整合する位置で、同吸気孔7b1 は最大限に
全開し(図6(b)参照)、調整体12bの内壁面が吸気
孔7b1 の上に重合することにより同吸気孔7b1 は完
全に閉塞(図6(a)参照)してしまうなど、この吸気孔
7b1 は、全開から閉塞という具合いに開口面積が変化
するものであり、斯かる両孔7b1 ,12b1 の位置関
係によって、微妙な空気供給量の調整が可能となる。
【0036】また、斯かる空気調整手段12の下位に
は、炎調整手段13がライター本体1の外周面に沿って
回動すべく変位自在に組み付けてある。この炎調整手段
13は、前記空気調整手段12の操作体12aと同様、
リング状に形成されており、ガス噴出ノズル5aへのガ
ス供給量を規制して炎の調整を行うものである。
【0037】すなわち、この炎調整手段13は、図5に
示すように、内周面に設けた噛合突起13a,13aが
液化ガス吸上部材14の外周に突設されたギア15に噛
合すべく組み付けてあるため、斯かる炎調整手段13を
回動操作させることにより、この炎調整手段13の回動
が前記ギア15を介して前記液化ガス吸上部材14に連
動し、ガス噴出ノズル5aへのガス供給量を調整するも
のである。
【0038】因に、ライター本体1の外周面には、図7
に示すように、半球状の突起1b,1b…と1c,1c
…とが所定間隔で周設されており、この突起1b,1c
と、前述した操作体12a並びに炎調整手段13の内周
面にそれぞれ設けられた凹凸部12a2 ,13bとが互
いに噛み合うことにより、同ライター本体1の外周面上
を同操作体12aと炎調整手段13とが段階的に移動
し、かつ、その位置でカチッと止まり得るように工夫さ
れている。
【0039】更に、このライター本体1の頂面には、蓋
体16の開閉に応じて作動するロック機構17が装着さ
れている。このロック機構17は、上限位置でライター
本体1の頂面に突出し下限位置で着火操作子19の着火
操作を阻止すべく変位自在に配設されたロック部材17
aと、該ロック部材17aを、常時、解除方向に付勢せ
しめるコイルバネ等の付勢部材17bとを備えている。
【0040】また、このロック部材17aの取付位置に
対応する蓋体16の下面には、閉蓋時にのみ同ロック部
材17aの頂部に当接する固定部16aが形成されてお
り、この固定部16aとの押圧力によりロック部材17
aが下方に変位し、着火操作子の押し込み操作を不可能
ならしめるものである。
【0041】すなわち、開蓋時には、図8に示すよう
に、下端側のロック止め17cが着火操作子19の上端
と係合しないように前記付勢部材17bの付勢力により
ロック部材17aが上位へと変位し(非ロック状態)、
閉蓋時には、ロック部材17aが前記蓋体16の固定部
16aとの押圧力により強制的に押し込まれて同ロック
止め17cが着火操作子19の上端に係合し(図3参
照)、同操作子19の押し込み操作を阻止するのである
(ロック状態)。
【0042】尚、この蓋体16の枢着部16b下には、
同蓋体16が安易に開蓋しないように、また、開閉操作
の際に所謂クリック感を醸し出すように、常套のクリッ
ク開閉機構Kが配設されている(図3参照)。
【0043】他方、この内燃式ガスライターAの着火機
構は、前述したガス噴出ノズル5aを頸部に一端側が係
合された弁操作レバー18と、該弁操作レバー18の他
端側を押し込み摺動する着火操作子19と、該着火操作
子19の押し込み操作により動作される圧電ユニット2
0とから構成されている。
【0044】着火操作子19は、上端側が取付フレーム
21の側面に垂設された係止片21aの内側に入れ込ま
れると共に、下端側のみをライター本体1に回動自在に
螺着することにより、上位側のみがライター本体1の側
面に向けて押し込み可能状態に支持されている。
【0045】また、この着火操作子19の内側には、屈
伸自在な押込アーム22が配設されている。この押込ア
ーム22は、金属等の導電性材料からなり、一端が取付
フレーム21に他端が前記分岐器6の側面に沿って上下
動自在に組み付けられた押し込み摺動体23にそれぞれ
回動自在に軸着されており、常時、逆「くの字」状態に
屈曲保持されている(図3及び図8参照)。
【0046】従って、前記着火操作子19が内側方向に
押し込み操作(着火操作)されると、逆「くの字」状態
の押込アーム22が全体をして真っ直ぐに延びるべく形
態変化して圧電ユニット20を下方に押し込むと共に、
斯かる押し込み摺動体22の下降に連れて弁操作レバー
18の他端側を同方向に押し込み、前記ガス噴出ノズル
5aの頸部を引出方向に動作させるものである。
【0047】尚、前記圧電ユニット20は、上下方向に
伸縮するように相互に嵌め合わされた外箱20aと内箱
20bとを有し、内箱20bの中には、図示はしない
が、圧電素子、ハンマー、復帰バネ等が組み込まれてい
る。
【0048】また、斯かる圧電ユニット20には、該圧
電ユニット20の一方の電極に接続された導電線20c
が上方に向けて延出されており、その遊端側が絶縁子を
介して装着された放電端子10と接続され、圧電ユニッ
ト20の他方の電極は前記押込アーム22、取付フレー
ム21を介して前記バルブ5のガス噴出ノズル5aと接
続されている。
【0049】このように構成される本発明の内燃式ガス
ライターAは、ライター本体1を握持した手の親指で開
蓋し着火操作子19を内方に押し込み操作することによ
り、前記押込アーム22が身伸して圧電ユニット20を
押圧動作し前記放電端子に火花放電が発生すると共に、
ガス噴出ノズル5aの頸部が弁操作レバー18により引
出方向に動作されて弁が開き、かつ、前記液化ガス吸上
部材14を介して吸い上げられたガスタンク2内の燃料
ガスが前記ガス噴出ノズル5aの噴出口から外方へと噴
出される。
【0050】そして、斯かるガス噴出ノズル5aから噴
出された燃料ガスは、オリフィス部材7aの透孔7a1
を通過することにより更に流速を強めて噴出され、同時
に斯かる流速で生ずる差圧を利用して混合管7bの吸気
孔7b1 ,7b1 …から空気を吸い込み拡散器7cへと
噴射される。
【0051】また、噴射されたガスと空気の混合ガス
は、拡散器7c内の天頂面に当接して逆噴流を惹起せし
め、燃焼効率を向上すべく更に混合されながら側面に開
口された複数の拡散孔7c1 ,7c1 …を介して燃焼筒
7d内へと拡散されることとなり、その瞬間に前記火花
放電が引火してバーナー状に着火するものである(バー
ナー着火)。
【0052】また、このガス流路とは別に、前記中空管
9から上位の可視炎筒8にも燃料ガスが供給されること
から、前記燃焼筒7dのバーナー炎が同可視炎筒8から
噴出する燃料ガスに引火されて可視炎を点火させ、前記
バーナー着火と同時に前記燃焼筒7dの隣から可視炎が
立ち上がるのである。
【0053】更に、前記リング状の操作体12aを回動
させれば、前記混合管7bに形成された吸気孔7b1 の
開口面積を自由に変えて使用場所に応じた燃料ガスと空
気との混合を最適化ならしめ、内燃機構の燃焼状態を一
番適した状態に調整できることから、強風下のみなら
ず、山岳等の高地でも使用できるなど、該操作体12a
の手元操作だけで簡単に混合管7bへの空気供給量を調
整できる。
【0054】また、本発明の内燃式ライターには、蓋体
16の開閉に応じて作動するロック機構17が装着され
ているため、蓋体16の開閉操作に応じて着火操作子1
9のロック、非ロックの切り替えが自動的になされ、特
に閉蓋時には、ロック部材17aが前記蓋体16の固定
部16aとの押圧力により強制的に押し込まれて同ロッ
ク止め17cが着火操作子19の上端に係合し、同操作
子19の押し込み操作を阻止すべくロック状態に保持す
るため、子供等による火傷事故や誤操作を確実に防止で
きるのである。
【0055】尚、本発明の内燃式ガスライターAは本実
施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で自
由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全て
を包摂するものである。
【0056】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、前記混
合管への空気供給量を任意に調整せしめる空気調整手段
を備えたことによって、使用する場所に応じ、その都
度、燃料ガスと空気との混合率を変えることが可能とな
り、かつ、内燃機構の燃焼状態を最適化できるため、強
風下のみならず、空気の希薄な高地でもうまく着火使用
できるといった効果を奏するものである。
【0057】更に、前記空気調整手段が、ライター本体
に変位自在に組み付けられた操作体と、該操作体の操作
に応じて所定方向へ作動する調整体とを備えれば、該操
作体の操作だけで、簡単かつ確実に混合管への空気供給
量を調整することができるといった効果を奏するもので
ある。
【0058】また、前記調整体が、前記混合管に同心配
置で、かつ、回動自在に装着されると共に、所定位置に
て同混合管の吸気孔と整合する調整孔を有することによ
り、斯かる調整孔と前記吸気孔との位置関係によって、
同吸気孔の開口面積を自由に変えられるため、全開から
閉塞に至るまでの無段階において、使用場所に応じた空
気と燃料ガスとの混合ガスが生成できるのものである。
【0059】更に、前記燃焼筒へのガス供給量を規制し
て炎の調整を行う炎調整手段をライター本体の外周面に
沿って移動すべく変位自在に組み付ければ、前記空気調
整手段に合わせての火力の微調整が手元で簡単にできる
といった効果を奏するものである。
【0060】また、ライター本体の頂面に開閉自在に被
冠された蓋体を備えてなる内燃式ガスライターにおい
て、閉蓋時に着火操作子の着火操作を阻止し開蓋時に同
着火操作子の着火操作を許容するロック機構を備えたこ
とによって、子供の悪戯や意に反した誤操作による火傷
等の危惧をも一掃した、安全性に優れた内燃式ガスライ
ターを提供できることとなった。
【0061】更に、前記ロック機構が、一方の摺動限界
位置でライター本体の頂面に突出し他方の摺動限界位置
で着火操作子の着火操作を阻止すべく変位自在に配設さ
れたロック部材と、該ロック部材を、常時、解除方向に
付勢せしめるコイルバネ等の付勢部材とを備え、閉蓋時
にのみ前記ロック部材が同蓋体の固定部にて押圧されて
着火操作子をロック状態に保持するように構成すれば、
蓋体の開閉操作に応じて着火操作子のロック、非ロック
の切り替えを自動的に行うことができると共に、閉蓋状
態では着火操作子の押し込み操作が不可能となるため、
従来の如き、ポケット等内において、着火操作子が誤操
作され、蓋体若しくはライター本体内に燃料ガスが貯留
してしまうといった欠点を解消できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃式ガスライターの閉蓋時を示
す斜視図である。
【図2】同内燃式ガスライターの開蓋時を示す斜視図で
ある。
【図3】同内燃式ガスライターの縦断面図である。
【図4】同内燃式ガスライターの内燃機構の要部を示す
縦断面図である。
【図5】同内燃式ガスライターの要部を示す縦断面図で
ある。
【図6】図6(a)は混合管の吸気孔と調整体の調整孔
との未符合状態を示す説明図、図6(b)は同吸気孔と
調整孔との一部符合状態を示す説明図、図6(c)は同
吸気孔と調整孔との整合状態を示す説明図である。
【図7】本実施例で使用するライター本体の斜視図であ
る。
【図8】同内燃式ライターの開蓋状態を示す要部縦断面
図である。
【図9】同内燃式ライターの組み立て分解斜視図であ
る。
【図10】従来の内燃式ガスライターの内燃機構を示す
要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ライター本体 1a 外装ケース 1b 突起 1c 突起 2 ガスタンク 3 タンク上蓋 4 嵌合孔 5 バルブ 5b スカート部 6 分流器 6a 主流孔 6b 分岐孔 7 内燃機構 7a オリフィス部材 7a1 透孔(オリフィス) 5a ガス噴出ノズル 7b 混合管 7b1 吸気孔 7c 拡散器 7c1 拡散孔 7d 燃焼筒 8 可視炎筒 9 中空管 10 放電端子 11 触媒線 12 空気調整手段 12a 操作体 12a1 取付溝 12a2 凹凸部 12b 調整体 12b1 調整孔 12c 固定部材 12d 連結体 13 炎調整手段 13a 噛合突起 13b 凹凸部 14 液化ガス吸上部材 15 ギア 16 蓋体 16a 固定部 16b 枢着部 17 ロック機構 17a ロック部材 17b 付勢部材 17c ロック止め 18 弁操作レバー 19 着火操作子 20 圧電ユニット 21 取付フレーム 22 押込アーム 23 押込摺動体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス噴出ノズルから噴出する燃料ガスの流
    速を高めるためのオリフィス部材と、燃料ガスの流速で
    生ずる差圧で空気を吸い込み燃料ガスと空気との混合ガ
    スを作るための混合管と、混合ガスの流速を減速、拡散
    するための拡散器と、該拡散器を通過した混合ガスを完
    全燃焼させるための燃焼筒とを備えた内燃式ガスライタ
    ーにおいて、前記混合管への空気供給量を任意に調整せ
    しめる空気調整手段を備えたことを特徴とする内燃式ガ
    スライター。
  2. 【請求項2】前記空気調整手段は、ライター本体に変位
    自在に組み付けられた操作体と、該操作体の操作に応じ
    て所定方向へ作動する調整体とを備えてなることを特徴
    とする請求項1に記載の内燃式ガスライター。
  3. 【請求項3】前記調整体は、混合管に同心配置で、か
    つ、回動自在に装着されると共に、所定位置にて同混合
    管の吸気孔と整合する調整孔を有することを特徴とする
    請求項2に記載の内燃式ガスライター。
  4. 【請求項4】前記燃焼筒へのガス供給量を規制して炎の
    調整を行う炎調整手段をライター本体の外周面に沿って
    移動すべく変位自在に組み付けたことを特徴とする請求
    項1に記載の内燃式ガスライター。
  5. 【請求項5】ライター本体の頂面に開閉自在に被冠され
    た蓋体を備えてなる内燃式ガスライターにおいて、閉蓋
    時に着火操作子の着火操作を阻止し開蓋時に同着火操作
    子の着火操作を許容するロック機構を備えたことを特徴
    とする内燃式ガスライター。
  6. 【請求項6】前記ロック機構は、一方の摺動限界位置で
    ライター本体の頂面に突出し他方の摺動限界位置で着火
    操作子の着火操作を阻止すべく変位自在に配設されたロ
    ック部材と、該ロック部材を、常時、解除方向に付勢せ
    しめるコイルバネ等の付勢部材とを備え、閉蓋時にのみ
    前記ロック部材が同蓋体の固定部にて押圧されて前記着
    火操作子をロック状態に保持することを特徴とする請求
    項5に記載の内燃式ガスライター。
JP8240332A 1996-09-11 1996-09-11 内燃式ガスライター Withdrawn JPH1089683A (ja)

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