JPH108946A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置Info
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- JPH108946A JPH108946A JP8164565A JP16456596A JPH108946A JP H108946 A JPH108946 A JP H108946A JP 8164565 A JP8164565 A JP 8164565A JP 16456596 A JP16456596 A JP 16456596A JP H108946 A JPH108946 A JP H108946A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】排気装置を大型化することなく排気ガスの浄化
性能の向上を図った排気ガス浄化装置を提供するにあ
る。 【解決手段】排気装置１１内に触媒を配置して排気ガス
の浄化を行う浄化装置２４において、パイプ材の表面に
触媒物質をコーティングしてパイプ状触媒２５，２６と
し、口径の異なる複数のパイプ状触媒２５，２６を同心
円上に重ねた状態で排気装置１１内に設置したものであ
る。
性能の向上を図った排気ガス浄化装置を提供するにあ
る。 【解決手段】排気装置１１内に触媒を配置して排気ガス
の浄化を行う浄化装置２４において、パイプ材の表面に
触媒物質をコーティングしてパイプ状触媒２５，２６と
し、口径の異なる複数のパイプ状触媒２５，２６を同心
円上に重ねた状態で排気装置１１内に設置したものであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は排気ガス浄化装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】ガソリンエンジン等の内燃機関から排出
される排気ガスには一酸化炭素（ＣＯ）や炭化水素（Ｈ
Ｃ）、窒素酸化物（ＮＯｘ）等の有害成分が含まれてい
る。これらの有害成分を無害化するための排気ガスの排
気浄化装置は、考え方から二つに大別される。
される排気ガスには一酸化炭素（ＣＯ）や炭化水素（Ｈ
Ｃ）、窒素酸化物（ＮＯｘ）等の有害成分が含まれてい
る。これらの有害成分を無害化するための排気ガスの排
気浄化装置は、考え方から二つに大別される。
【０００３】一つは、エンジンの燃焼室内で燃料の完全
燃焼を図り、有害成分の生成を防止するものである。他
の一つは、エンジンの燃焼室から排出される排気ガス中
には有害成分が含まれていても、大気に放出される前に
無害化しようとするものである。
燃焼を図り、有害成分の生成を防止するものである。他
の一つは、エンジンの燃焼室から排出される排気ガス中
には有害成分が含まれていても、大気に放出される前に
無害化しようとするものである。
【０００４】後者の排気ガスを浄化する手段、すなわち
浄化装置として、排気装置の中に白金、ロジウムおよび
パラジウムからなる触媒を設けて、この触媒にエンジン
の燃焼室から排出された排気ガスを接触させて、化学反
応により排気ガスの酸化を促進して前記有害物質を二酸
化炭素（ＣＯ２）や水（Ｈ２Ｏ）、窒素（Ｎ２）等に変
化させて無害化しているものがある。
浄化装置として、排気装置の中に白金、ロジウムおよび
パラジウムからなる触媒を設けて、この触媒にエンジン
の燃焼室から排出された排気ガスを接触させて、化学反
応により排気ガスの酸化を促進して前記有害物質を二酸
化炭素（ＣＯ２）や水（Ｈ２Ｏ）、窒素（Ｎ２）等に変
化させて無害化しているものがある。
【０００５】自動二輪車に用いられる排気ガス浄化装置
としては、その触媒の取付け方法によって例えば特開平
２−６１３１２号公報や特開平５−３３６３５号公報、
特開平７−２６９３３１号公報に示すようなものがあ
る。
としては、その触媒の取付け方法によって例えば特開平
２−６１３１２号公報や特開平５−３３６３５号公報、
特開平７−２６９３３１号公報に示すようなものがあ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
５−３３６３５号公報や特開平７−２６９３３１号公報
に示すように、触媒プレートを排気ガスの流れに沿って
排気装置の外壁に固着すると触媒長さが長くなって触媒
の温度上昇に時間が掛かり、排気ガスの浄化性能が低下
する。触媒の温度上昇を早めるためには触媒プレートを
排気装置の上流側に設置すればよいが、エンジン出力の
低下を招く虞がある。
５−３３６３５号公報や特開平７−２６９３３１号公報
に示すように、触媒プレートを排気ガスの流れに沿って
排気装置の外壁に固着すると触媒長さが長くなって触媒
の温度上昇に時間が掛かり、排気ガスの浄化性能が低下
する。触媒の温度上昇を早めるためには触媒プレートを
排気装置の上流側に設置すればよいが、エンジン出力の
低下を招く虞がある。
【０００７】また、排気ガスの浄化性能を向上させるた
めに触媒プレートの面積を大きくすると排気装置が大型
化し、重量やコストの増加を招いてしまう。
めに触媒プレートの面積を大きくすると排気装置が大型
化し、重量やコストの増加を招いてしまう。
【０００８】さらに、排気装置が複雑な形状に曲加工さ
れていると触媒プレートも同様に加工しなければなら
ず、コストが上昇する。
れていると触媒プレートも同様に加工しなければなら
ず、コストが上昇する。
【０００９】さらにまた、特開平２−６１３１２号公報
に示すように、触媒としてモノリス型のものを用いると
排気装置内の空間容積当たりの発熱量が大きいため、排
気装置部材の耐熱性向上処置が必要となってコストが掛
かる。
に示すように、触媒としてモノリス型のものを用いると
排気装置内の空間容積当たりの発熱量が大きいため、排
気装置部材の耐熱性向上処置が必要となってコストが掛
かる。
【００１０】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、排気装置を大型化することなく排気ガスの浄化
性能の向上を図った排気ガス浄化装置を提供することを
目的とする。
もので、排気装置を大型化することなく排気ガスの浄化
性能の向上を図った排気ガス浄化装置を提供することを
目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明に係る排気ガス浄
化装置は、上述した課題を解決するために、請求項１に
記載したように、排気装置内に触媒を配置して排気ガス
の浄化を行う浄化装置において、パイプ材の表面に触媒
物質をコーティングしてパイプ状触媒とし、口径の異な
る複数の上記パイプ状触媒を同心円上に重ねた状態で上
記排気装置内に設置したものである。
化装置は、上述した課題を解決するために、請求項１に
記載したように、排気装置内に触媒を配置して排気ガス
の浄化を行う浄化装置において、パイプ材の表面に触媒
物質をコーティングしてパイプ状触媒とし、口径の異な
る複数の上記パイプ状触媒を同心円上に重ねた状態で上
記排気装置内に設置したものである。
【００１２】また、上述した課題を解決するために、請
求項２に記載したように、排気装置を構成するマフラ内
に触媒を配置して排気ガスの浄化を行う浄化装置におい
て、上記マフラ内にはディフューザパイプが配置される
と共に、パイプ材の表面に触媒物質をコーティングして
パイプ状触媒とし、口径の異なる複数の上記パイプ状触
媒を同心円上に重ねた状態で上記ディフューザパイプ内
に設置したものである。
求項２に記載したように、排気装置を構成するマフラ内
に触媒を配置して排気ガスの浄化を行う浄化装置におい
て、上記マフラ内にはディフューザパイプが配置される
と共に、パイプ材の表面に触媒物質をコーティングして
パイプ状触媒とし、口径の異なる複数の上記パイプ状触
媒を同心円上に重ねた状態で上記ディフューザパイプ内
に設置したものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【００１４】図１は、この発明を適用した第一実施形態
例を示すスクータ型車両１の右側面図である。図１に示
すように、このスクータ型車両１は、その前方上部に配
置されたハンドルバー２によって左右に操舵される前輪
３と、車両の後方下部に配置されたエンジン４によって
駆動される後輪５とを備える。また、エンジン４上方に
配置された運転シート６とハンドルバー２との間が低く
湾入してステップボード７が形成される。運転シート６
は、物品収納室（図示せず）を内装した後部車体カバー
８上に配置され、この後部車体カバー８の下部にエンジ
ン４が配置される。
例を示すスクータ型車両１の右側面図である。図１に示
すように、このスクータ型車両１は、その前方上部に配
置されたハンドルバー２によって左右に操舵される前輪
３と、車両の後方下部に配置されたエンジン４によって
駆動される後輪５とを備える。また、エンジン４上方に
配置された運転シート６とハンドルバー２との間が低く
湾入してステップボード７が形成される。運転シート６
は、物品収納室（図示せず）を内装した後部車体カバー
８上に配置され、この後部車体カバー８の下部にエンジ
ン４が配置される。
【００１５】エンジン４は、図示しないＶベルト式変速
装置、自動遠心クラッチおよびミッション機構を備えた
伝導ケース９と共にパワーユニット１０を構成し、この
パワーユニット１０の前端部が図示しない車体フレーム
にスイング自在に枢着される。
装置、自動遠心クラッチおよびミッション機構を備えた
伝導ケース９と共にパワーユニット１０を構成し、この
パワーユニット１０の前端部が図示しない車体フレーム
にスイング自在に枢着される。
【００１６】パワーユニット１０のエンジン４下部から
は排気装置１１が車両の後上方に向かって延出される。
この排気装置１１は、エンジン４に接続されるエキゾー
ストパイプ１２と、このエキゾーストパイプ１２の下流
側に接続されるマフラ１３とから構成され、例えば車両
の右側に配置される。
は排気装置１１が車両の後上方に向かって延出される。
この排気装置１１は、エンジン４に接続されるエキゾー
ストパイプ１２と、このエキゾーストパイプ１２の下流
側に接続されるマフラ１３とから構成され、例えば車両
の右側に配置される。
【００１７】図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図
であって、マフラ１３の平断面図を示すものである。ま
た、図３は図２のIII −III 線に沿う断面図、図４は、
図２のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図をそれぞれ示す。
であって、マフラ１３の平断面図を示すものである。ま
た、図３は図２のIII −III 線に沿う断面図、図４は、
図２のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図をそれぞれ示す。
【００１８】排気装置１１のマフラ１３はエンジン４か
らの排気音を低減するものであって、図２〜図４に示す
ように、マフラ１３内は複数の隔壁１４，１５によって
例えば三つの膨張室に区画される。具体的には、マフラ
１３の下流側（図２の左側）から第一膨張室１６、第二
膨張室１７、そして第三膨張室１８が形成される。
らの排気音を低減するものであって、図２〜図４に示す
ように、マフラ１３内は複数の隔壁１４，１５によって
例えば三つの膨張室に区画される。具体的には、マフラ
１３の下流側（図２の左側）から第一膨張室１６、第二
膨張室１７、そして第三膨張室１８が形成される。
【００１９】エキゾーストパイプ１２の下流端にはディ
フューザパイプ１９が接続され、このディフューザパイ
プ１９の下流側開口部が第一膨張室１６内に開口する。
また、第一連通管２０が第一膨張室１６と第三膨張室１
８とを連通させ、第二連通管２１が第三膨張室１８と第
二膨張室１７とを連通させる。そして、第二膨張室１７
からはテールパイプ２２がマフラ１３外部に向かって延
びる。
フューザパイプ１９が接続され、このディフューザパイ
プ１９の下流側開口部が第一膨張室１６内に開口する。
また、第一連通管２０が第一膨張室１６と第三膨張室１
８とを連通させ、第二連通管２１が第三膨張室１８と第
二膨張室１７とを連通させる。そして、第二膨張室１７
からはテールパイプ２２がマフラ１３外部に向かって延
びる。
【００２０】エンジン４からエキゾーストパイプ１２お
よびディフューザパイプ１９を介してマフラ１３に導か
れた排気ガスは、第一膨張室１６から第三膨張室１８
へ、そして、第三膨張室１８から第二膨張室１７へと導
かれる間に順次膨張して音波エネルギーが吸収され、テ
ールパイプ２２を介して外部に排出される。
よびディフューザパイプ１９を介してマフラ１３に導か
れた排気ガスは、第一膨張室１６から第三膨張室１８
へ、そして、第三膨張室１８から第二膨張室１７へと導
かれる間に順次膨張して音波エネルギーが吸収され、テ
ールパイプ２２を介して外部に排出される。
【００２１】なお、第一膨張室１６内のディフューザパ
イプ１９外周部およびマフラ１３内壁面にはグラスウー
ル等の吸音材２３が配置され、排気音の消音効果を補助
している。
イプ１９外周部およびマフラ１３内壁面にはグラスウー
ル等の吸音材２３が配置され、排気音の消音効果を補助
している。
【００２２】このスクータ型車両１に具備される排気装
置１１内には排気ガスの浄化装置２４が設けられる。こ
の浄化装置２４は、例えばステンレス等のパイプ材の表
面に白金やロジウム、パラジウム等からなる触媒物質を
コーティングしたパイプ状の触媒であって、口径の異な
る複数の、本実施形態においては二本のパイプ状触媒２
５，２６が同心円上に重ねられた状態で（本実施形態に
おいては部分的に）ディフューザパイプ１９内に設置さ
れる。また、各パイプ状触媒２５，２６は取付ステー２
７，２８によってディフューザパイプ１９内壁に同心円
上に固定される。
置１１内には排気ガスの浄化装置２４が設けられる。こ
の浄化装置２４は、例えばステンレス等のパイプ材の表
面に白金やロジウム、パラジウム等からなる触媒物質を
コーティングしたパイプ状の触媒であって、口径の異な
る複数の、本実施形態においては二本のパイプ状触媒２
５，２６が同心円上に重ねられた状態で（本実施形態に
おいては部分的に）ディフューザパイプ１９内に設置さ
れる。また、各パイプ状触媒２５，２６は取付ステー２
７，２８によってディフューザパイプ１９内壁に同心円
上に固定される。
【００２３】エンジン４から排出された排気ガスはディ
フューザパイプ１９内でこれらのパイプ状触媒２５，２
６に接触し、化学反応により排気ガスの酸化が促進され
て一酸化炭素（ＣＯ）や炭化水素（ＨＣ）、窒素酸化物
（ＮＯｘ）等の有害物質を二酸化炭素（ＣＯ２）や水
（Ｈ２Ｏ）、窒素（Ｎ２）等に変化されて無害化され
る。
フューザパイプ１９内でこれらのパイプ状触媒２５，２
６に接触し、化学反応により排気ガスの酸化が促進され
て一酸化炭素（ＣＯ）や炭化水素（ＨＣ）、窒素酸化物
（ＮＯｘ）等の有害物質を二酸化炭素（ＣＯ２）や水
（Ｈ２Ｏ）、窒素（Ｎ２）等に変化されて無害化され
る。
【００２４】複数本のパイプ状触媒２５，２６を同心円
上に重ねた状態でディフューザパイプ１９内に設置する
ことにより、排気ガスの流れ方向の触媒長さが短くな
る。また、各パイプ状触媒２５，２６をディフューザパ
イプ１９内壁に取付ステー２７，２８で固定することに
より触媒物質とマフラ１３部材との接触面積が小さくな
って熱伝達量が少ない。これらの結果、触媒物質の温度
上昇が早まり、触媒物質の化学反応も早く始まる。よっ
て、エンジン４始動直後の排気ガス浄化性能が向上す
る。
上に重ねた状態でディフューザパイプ１９内に設置する
ことにより、排気ガスの流れ方向の触媒長さが短くな
る。また、各パイプ状触媒２５，２６をディフューザパ
イプ１９内壁に取付ステー２７，２８で固定することに
より触媒物質とマフラ１３部材との接触面積が小さくな
って熱伝達量が少ない。これらの結果、触媒物質の温度
上昇が早まり、触媒物質の化学反応も早く始まる。よっ
て、エンジン４始動直後の排気ガス浄化性能が向上す
る。
【００２５】また、触媒物質とマフラ１３部材との温度
差による熱応力が小さくて済むので、マフラ１３部材の
耐熱性向上処置は必要なく、コストを低減できる。
差による熱応力が小さくて済むので、マフラ１３部材の
耐熱性向上処置は必要なく、コストを低減できる。
【００２６】さらに、触媒物質の温度上昇を早めること
ができるので、触媒物質を排気装置１１の上流側に設置
する必要がなく、エンジン４出力の低下を招く虞がな
い。
ができるので、触媒物質を排気装置１１の上流側に設置
する必要がなく、エンジン４出力の低下を招く虞がな
い。
【００２７】さらにまた、複数本のパイプ状触媒２５，
２６を同心円上に重ねた状態でディフューザパイプ１９
内に設置することにより、スクータ型車両１のようにマ
フラ１３が小型であっても充分な触媒表面積が確保で
き、効率よく排気ガスの浄化が行える。
２６を同心円上に重ねた状態でディフューザパイプ１９
内に設置することにより、スクータ型車両１のようにマ
フラ１３が小型であっても充分な触媒表面積が確保で
き、効率よく排気ガスの浄化が行える。
【００２８】図５は、パイプ状触媒２９を内装したディ
フューザパイプ１９の下流側開口部にモノリス型触媒３
０を取り付けた状態を示す図である。モノリス型触媒３
０の上流側にパイプ状触媒２９を配置することによりモ
ノリス型触媒３０の化学反応熱が低下でき、マフラ１３
部材の耐熱性向上処置が必要なくなってコストを低減で
きると共に、モノリス型触媒３０の耐久性も向上する。
フューザパイプ１９の下流側開口部にモノリス型触媒３
０を取り付けた状態を示す図である。モノリス型触媒３
０の上流側にパイプ状触媒２９を配置することによりモ
ノリス型触媒３０の化学反応熱が低下でき、マフラ１３
部材の耐熱性向上処置が必要なくなってコストを低減で
きると共に、モノリス型触媒３０の耐久性も向上する。
【００２９】図６は、この発明を適用した第二実施形態
例を示すスポーツ型自動二輪車の右側面図である。図６
に示すように、この自動二輪車５１は車体フレーム５２
を有し、この車体フレーム５２の中央下部に２サイクル
エンジン５３が搭載される。
例を示すスポーツ型自動二輪車の右側面図である。図６
に示すように、この自動二輪車５１は車体フレーム５２
を有し、この車体フレーム５２の中央下部に２サイクル
エンジン５３が搭載される。
【００３０】車体フレーム５２の前方にはステアリング
機構５４が設けられ、ハンドルバー５５により前輪５６
が左右に回動自在に操舵される。一方、車体フレーム５
２の中央下部にはスイングアーム５７がスイング自在に
枢着され、このスイングアーム５７の後端に後輪５８が
回動自在に支持される。
機構５４が設けられ、ハンドルバー５５により前輪５６
が左右に回動自在に操舵される。一方、車体フレーム５
２の中央下部にはスイングアーム５７がスイング自在に
枢着され、このスイングアーム５７の後端に後輪５８が
回動自在に支持される。
【００３１】エンジン５３の下部からは排気装置５９が
車両の後上方に向かって延出される。この排気装置５９
は、エンジン５３に接続されるエキスパンションチャン
バ６０と、このエキスパンションチャンバ６０の下流側
に接続されるマフラ６１とから構成され、例えば車両の
右側に配置される。
車両の後上方に向かって延出される。この排気装置５９
は、エンジン５３に接続されるエキスパンションチャン
バ６０と、このエキスパンションチャンバ６０の下流側
に接続されるマフラ６１とから構成され、例えば車両の
右側に配置される。
【００３２】図７は、エキスパンションチャンバ６０の
側面図であり、その一部を破砕して示す。また、図８は
図７のVIII矢視図であり、図９は図７のＩＸ−ＩＸ線に
沿う断面図である。
側面図であり、その一部を破砕して示す。また、図８は
図７のVIII矢視図であり、図９は図７のＩＸ−ＩＸ線に
沿う断面図である。
【００３３】排気装置５９のエキスパンションチャンバ
６０は、排気ガスの脈動を利用してエンジン５３の出力
向上を図るもので、その中間部に膨張部６２を有すると
共に、図７および図８に示すように、車体の形状に沿っ
た複雑な形状に曲げ加工される。
６０は、排気ガスの脈動を利用してエンジン５３の出力
向上を図るもので、その中間部に膨張部６２を有すると
共に、図７および図８に示すように、車体の形状に沿っ
た複雑な形状に曲げ加工される。
【００３４】この自動二輪車５１に具備される排気装置
５９内には排気ガスの浄化装置６３が設けられる。この
浄化装置６３は、例えばステンレス等のパイプ材の表面
に白金やロジウム、パラジウム等からなる触媒物質をコ
ーティングしたパイプ状の触媒であって、口径の異なる
複数の、本実施形態においては二本のパイプ状触媒６
４，６５が同心円上に重ねられた状態で（本実施形態に
おいては部分的に）エキスパンションチャンバ６０の膨
張部６２内に設置される。また、各パイプ状触媒６４，
６５は取付ステー６６，６７によってエキスパンション
チャンバ６０の内壁に固定される。
５９内には排気ガスの浄化装置６３が設けられる。この
浄化装置６３は、例えばステンレス等のパイプ材の表面
に白金やロジウム、パラジウム等からなる触媒物質をコ
ーティングしたパイプ状の触媒であって、口径の異なる
複数の、本実施形態においては二本のパイプ状触媒６
４，６５が同心円上に重ねられた状態で（本実施形態に
おいては部分的に）エキスパンションチャンバ６０の膨
張部６２内に設置される。また、各パイプ状触媒６４，
６５は取付ステー６６，６７によってエキスパンション
チャンバ６０の内壁に固定される。
【００３５】複数本のパイプ状触媒６４，６５を同心円
上に重ねることにより触媒物質の長さを短くできるの
で、直線部分の短い複雑な形状に曲げ加工されたエキス
パンションチャンバ６０であっても充分な触媒表面積が
確保でき、効率よく排気ガスの浄化が行える。
上に重ねることにより触媒物質の長さを短くできるの
で、直線部分の短い複雑な形状に曲げ加工されたエキス
パンションチャンバ６０であっても充分な触媒表面積が
確保でき、効率よく排気ガスの浄化が行える。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る排気
ガス浄化装置によれば、排気装置内に触媒を配置して排
気ガスの浄化を行う浄化装置において、パイプ材の表面
に触媒物質をコーティングしてパイプ状触媒とし、口径
の異なる複数の上記パイプ状触媒を同心円上に重ねた状
態で上記排気装置内に設置したため、充分な触媒表面積
が確保でき、排気ガスの浄化性能が向上すると共に、エ
ンジン出力の低下を招くこともない。
ガス浄化装置によれば、排気装置内に触媒を配置して排
気ガスの浄化を行う浄化装置において、パイプ材の表面
に触媒物質をコーティングしてパイプ状触媒とし、口径
の異なる複数の上記パイプ状触媒を同心円上に重ねた状
態で上記排気装置内に設置したため、充分な触媒表面積
が確保でき、排気ガスの浄化性能が向上すると共に、エ
ンジン出力の低下を招くこともない。
【００３７】また、排気装置を構成するマフラ内に触媒
を配置して排気ガスの浄化を行う浄化装置において、上
記マフラ内にはディフューザパイプが配置されると共
に、パイプ材の表面に触媒物質をコーティングしてパイ
プ状触媒とし、口径の異なる複数の上記パイプ状触媒を
同心円上に重ねた状態で上記ディフューザパイプ内に設
置したため、パイプ状触媒を重ねることが容易であり、
充分な触媒表面積が確保できると共に、排気ガスの浄化
性能が向上し、エンジン出力の低下を招くこともない。
を配置して排気ガスの浄化を行う浄化装置において、上
記マフラ内にはディフューザパイプが配置されると共
に、パイプ材の表面に触媒物質をコーティングしてパイ
プ状触媒とし、口径の異なる複数の上記パイプ状触媒を
同心円上に重ねた状態で上記ディフューザパイプ内に設
置したため、パイプ状触媒を重ねることが容易であり、
充分な触媒表面積が確保できると共に、排気ガスの浄化
性能が向上し、エンジン出力の低下を招くこともない。
【図１】本発明に係る排気ガス浄化装置の一実施形態を
示すスクータ型車両の右側面図。
示すスクータ型車両の右側面図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図。
【図３】図２のIII −III 線に沿う断面図。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図。
【図５】ディフューザパイプにモノリス型触媒を取り付
けた状態を示す縦断面図。
けた状態を示す縦断面図。
【図６】本発明に係る排気ガス浄化装置の他の実施形態
を示すスポーツ型自動二輪車の右側面図。
を示すスポーツ型自動二輪車の右側面図。
【図７】エキスパンションチャンバの側面図。
【図８】図７のVIII矢視図。
【図９】図７のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面図。
１ スクータ型車両 ４，５３ エンジン １１，５９ 排気装置 １２ エキゾーストパイプ（排気装置） １３，６１ マフラ（排気装置） １９ ディフューザパイプ ２４，６３ 排気ガス浄化装置 ２５，２６，２９，６４，６５ パイプ状触媒 ２７，２８，６６，６７ 取付ステー ５１ 自動二輪車 ６０ エキスパンションチャンバ（排気装置） ６２ エキスパンションチャンバの膨張部
Claims (2)
- 【請求項１】 排気装置内に触媒を配置して排気ガスの
浄化を行う浄化装置において、パイプ材の表面に触媒物
質をコーティングしてパイプ状触媒２５，２６とし、口
径の異なる複数の上記パイプ状触媒２５，２６を同心円
上に重ねた状態で上記排気装置１１内に設置したことを
特徴とする排気ガス浄化装置。 - 【請求項２】 排気装置を構成するマフラ内に触媒を配
置して排気ガスの浄化を行う浄化装置において、上記マ
フラ１３内にはディフューザパイプ１９が配置されると
共に、パイプ材の表面に触媒物質をコーティングしてパ
イプ状触媒２５，２６とし、口径の異なる複数の上記パ
イプ状触媒２５，２６を同心円上に重ねた状態で上記デ
ィフューザパイプ１９内に設置したことを特徴とする排
気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16456596A JP3275711B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16456596A JP3275711B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 排気ガス浄化装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24145299A Division JP3275887B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 排気ガス浄化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108946A true JPH108946A (ja) | 1998-01-13 |
| JP3275711B2 JP3275711B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=15795588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16456596A Expired - Fee Related JP3275711B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 排気ガス浄化装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3275711B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006207548A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両の排気装置 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16456596A patent/JP3275711B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006207548A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両の排気装置 |
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| JP3275711B2 (ja) | 2002-04-22 |
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