JPH1088044A - カルボン酸添加剤を使用する印刷要素のにじみを軽減するための顔料添加インクセットおよび方法 - Google Patents

カルボン酸添加剤を使用する印刷要素のにじみを軽減するための顔料添加インクセットおよび方法

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JPH1088044A
JPH1088044A JP9233881A JP23388197A JPH1088044A JP H1088044 A JPH1088044 A JP H1088044A JP 9233881 A JP9233881 A JP 9233881A JP 23388197 A JP23388197 A JP 23388197A JP H1088044 A JPH1088044 A JP H1088044A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント媒体上の隣り合う2つの顔料を添加
したインク間のにじみの軽減されたインクセットの提
供。 【解決手段】 第1のインクは少なくとも1つの中和さ
れたカルボン酸基、中和されたアミノ基、または第4級
アミノ基を有するポリマー性分散剤を含み;そして第2
のインクは少なくとも1つのスルホネートかまたはホス
ホネート基を有するポリマー性分散剤および3.5まで
のpKa値をもつカルボン酸添加剤を含有しているもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は印刷要素を作成する一方法に関す
る。さらに詳しく、本発明は色にじみを軽減した印刷要
素を作成する一方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】印刷要素を作成する多くの方法があり、印
刷用液体が像を形成するために基材に付与されている。
この“印刷用液体”の用語は、技術上普通に理解されて
いるように、液状媒質中の着色材を意味している。実例
はペンキ、液体トナーおよびインクなどである。液状媒
質は有機溶剤(ソルベントベース)または水(水性ベー
ス)である。着色材は染料かまたは顔料である。その他
各成分は通常は、使用される特定のプリント方法に応じ
て存在させる。印刷用液体を使用する実例にはグラビア
および凸版印刷、液体トナーを使用するゼログラフ的方
法、およびインクジェット印刷などが含まれる。これら
の各方法のうち、インクジェット印刷は特にいわゆる
“デスク−トップ出版”への適用に関連して、だんだん
と一般的なものとなり、これは1回の通過に際して基材
上に3または4種の原色インクを導入し、多色カラープ
リントを作ることのできるその能力によるものである。
他の印刷方法では、各原色毎にプリンター中を少なくと
も1回通過させることが一般に必要である。
【0003】多くの印刷技術において、1つの色調の印
刷用液体が他の色の印刷用液体と隣接した関係に置かれ
るとき1つの問題が発生する。この問題はそれらの境界
において2つの印刷用液体の混じり合い(“にじみ")
となって現れ、これにより2つの印刷用液体間の境界線
は不明瞭になる。にじみはこの境界で望ましくない色調
の形成とともに、同時に解像力、色分離、エッジの尖鋭
さおよび色調の純度などの低下を生じることがある。さ
らに2つの隣接液体が色調でより対照的であると(黒と
イエローのような)、にじみがより目に見えやすくな
る。にじみはまたこの混合が、ブルーとイエローの混合
でグリーンが生じるように、第2の色を生じるときは特
に目立ち易い。にじみはインクジェットプリントでは比
較的低い粘度のインクは広がる傾向があるためと、イン
クジェットプリンターは3または4種の原色を同時(ま
たはほぼ同時)方式でプリントし得る能力を有するため
に特に問題である。
【0004】にじみを防止するためいくつかの方法が提
案されている。最も明白な方法は、印刷用液体の混じり
合いまたは混合が生じないように、2つの印刷用液体を
互いに距離を置いて付与するのである。しかしながら、
この方法は解像性の劣った画像を生成する。普通使用さ
れている方法は、第1の印刷用液体が完全に乾燥するま
で第2の印刷用液体の付与を遅らせるのである。この方
法は不能率であるばかりか、また特に効果的なものでは
ない。例えば、にじみは第1の印刷用液体が乾いていて
さえ生じることがあり、これは第1の印刷用液体の着色
材が第2の印刷用液体の液状媒体中に“再溶解”するこ
とにより生じるのである。このように、液状媒体中の第
1の印刷用液体の各成分が可溶性であるほど、よりにじ
みが生じやすい。この方法は多色プリントを作るとき遅
れを生じるのでインクジェットプリントにおいては特に
不都合である。
【0005】米国特許第5,091,005号は、インク
に対しホルムアミドの添加は、ある事情の下ににじみの
発生を減少することを報じている。にじみ抑制のための
いま1つの手法は、基材中への浸透速度を増大すること
であるが、これはそれ自体欠点を有している。第1に、
印刷の適用のため特定の印刷用液体/基板の組み合わせ
を使用するという固有の制限がある。例えば、高吸収性
の基材が必要とされるのである。第2に、第1の着色材
が第2の印刷用液体の液状媒体により溶解されない程度
に基材に対して結合されていない限りにじみはなお明ら
かであろう。第3に、浸透を増大する既知の方法は印刷
物の品質を損ずる傾向を有している。
【0006】以上の手法の組み合わせが米国特許第5,
116,409号中に示されており、ここでは両性イオ
ン界面活性剤かまたは非イオン性両親媒剤を、それぞれ
の臨界ミセル濃度を超える濃度で使用することを述べて
いる。色素分子を含有するミセルの形成は、各インク中
の色素分子を混合から防止するといわれている。米国特
許第5,181,045号ではインクジェットプリントの
一方法を示しており、ここで一方のインクは所定のpH条
件下に不活性となる色素を含有し、そして他方のインク
は第1のインク中に含まれた色素を不溶性とするような
pHを有している。この方法は、しかしながら、着色材と
しての色素を特定のグループに本来的に限定される。そ
の上、インクの処方もまたpHバッファーの必要により制
限され、この方法の実用性をさらに限定している。
【0007】欧州特許EP 0 586 079 A1号
は、2つの異なる色調のインク組成物間の色にじみを防
止する一方法を示し、ここで第1のインクはアニオン性
のものでかつ1個またはさらに多くのカルボキシルおよ
び/またはカルボキシレート基をもつ着色材を有してお
り、そして第2のインクは第1のインク中の着色剤とイ
オン的に架橋化して、固体の沈殿を形成するよう意図さ
れた沈殿剤を含み、2つのイオン組成物間のにじみを防
止する。多価金属塩が沈殿剤として有用であると示され
ている。この手法は2つのインクのために効果的なにじ
み抑制を与えるが、塩類の添加はインクの凝集とノズル
の目詰まりとを生じよう。
【0008】染料は容易に水に可溶性であり、かつ普通
紙上に明るい色調の色を与えるので、インクジェットプ
リントで用いられる普通の着色材である。しかしなが
ら、不都合なことに多くの染料は光、水に対して弱い抵
抗性を示しそして紙上での取扱いも不良である。従っ
て、染料着色材は保存プリント試料用には欠点を有して
いる。顔料着色材は一般に優れた光および水堅牢度を与
えるから、染料に代わるものとして用いられている。し
かしながら、大部分の顔料は普通紙上に染料と同様の色
強度(つまり“彩度”)を与えない。
【0009】顔料の彩度を改良する1つの手法は顔料を
紙の内部に拡散させるというよりもむしろ紙表面上に着
色材を保持するベヒクルを用いることである。このよう
なベヒクルは、しかしながら、紙の内部に浸透しない傾
向であり、迅速乾燥またはにじみ抑制には適合しないも
のである。顔料の彩度を改良するためのいま1つの手段
は、特別な塗布済みの媒体を使用することで、これは紙
の表面上に着色材の保持を助けるのである。しかしなが
ら、このような媒体は典型的に紙よりもずっと高価であ
る。その上、特別な媒体にだけプリントするよう制限を
される。そこで、前述のにじみの問題を引き起こすこと
なく、多色画像をプリントするための改良方法に対して
必要性がある。さらに、顔料着色材により得られる水お
よび光に対する優れた耐性を改善された彩度と共に達成
する方法について特別な必要性がある。
【0010】
【発明の要点】2つの隣接する顔料添加インクの間のに
じみは、第1のインクが少なくとも1つの中和されたカ
ルボン酸基かまたはアミノ基、または4級化されたアミ
ノ基をもつポリマー性分散剤を含み、そして第2のイン
クが(1)スルホネート基またはホスホネート基をもつ
ポリマー性分散剤と(2)3.5までのpKa値をもつカル
ボン酸添加剤とを含む場合、減少できることが認められ
た。
【0011】そこで本発明の一つの実施態様において
は、 (a)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii) 顔料、および
(iii) 中和されたカルボン酸基、中和されたアミノ基お
よび第4級アミノ基よりなる群から選ばれた少なくとも
1つの基を有するポリマー性分散剤、からなる第1の顔
料添加印刷用液体;および (b)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii) 顔料、(iii)
少なくとも1つのスルホネート基かまたはホスホネート
基を有するポリマー性分散剤、および(iv) 3.5まで
のpKa値を有するカルボン酸添加剤、からなる第2の顔
料添加印刷用液体、から構成される多色印刷要素におけ
るにじみを軽減するための印刷用液体のセットが提供さ
れる。好ましい実施態様において、この印刷用液体はイ
ンクジェットプリンター中で使用するのに適当なインク
である。
【0012】別の実施態様において、本発明は色にじみ
が減少した多色印刷要素を作るための方法が提供され、
この方法は: (a)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii) 顔料、および
(iii) 中和されたカルボン酸基、中和されたアミノ基お
よび第4級アミノ基よりなる群から選ばれた少なくとも
1つの基を有するポリマー性分散剤、からなる第1の顔
料添加プリント用液体を準備し: (b)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii) 顔料、(iii)
少なくとも1つのスルホネート基かまたはホスホネート
基を有するポリマー性分散剤、および(iv) 3.5まで
のpKa値を有するカルボン酸添加剤、からなる第2の顔
料添加プリント用液体を準備し:そして (c) この第1インクと第2インクを基材に対して、互
いに接するように付与する、ことからなるものである。
【0013】本発明は各種の利用、エアーブラシ印刷の
ようなもの、に使用することができるが、特にインクジ
ェットプリント、最も特定的に熱インクジェットプリン
トでの使用によく適用される。インクは典型的に媒体上
で隣接する関係に付与されるが、また重ね合わせの関係
に付与することもできる。
【0014】〔好ましい具体例の詳細な説明〕本発明は
これから水性のインクジェット用インク組成物について
詳しく説明しよう。しかしながら、本発明はペンキや液
体トナーのような他のプリント用液体、および他のプリ
ント方法などにも応用される。本発明で用いるのに適当
な水性インクは水性のキャリアー媒体、顔料着色材およ
びポリマー性分散剤を有している。第1のインク用のポ
リマー性分散剤は、中和されたカルボン酸基、中和され
たアミノ基および第4級化したアミノ基よりなる群から
選ばれた少なくとも1つの基を有している。第2のイン
クは(1)少なくとも1つのスルホネート基かまたはホ
スホネート基をもつポリマー性分散剤、および(2)
3.5までのpKa値をもつカルボン酸添加剤を含んでい
る。印刷物における改善された色調の利点は、インクが
互いに重ね合わせの関係にあるときかまたはインクが印
刷用媒体上で互いに相接するときに、このような組み合
わせにおいて認められる。得られるプリント画像は、個
々のドットがシャープなヘリをもつ円形であり、かつほ
とんどフェザリング(feathering)またはしみ通し(strik
e through)のない高画質のものである。
【0015】インクの組成 前記のように、第1のインクは水性のキャリアー媒体、
顔料および中和されたカルボン酸基、中和されたアミノ
基、または第4級アミノ基よりなる群から選ばれた少な
くとも1つの基を有するポリマー性分散剤からなり、そ
して第2のインクは(1)スルホネート基かまたはホス
ホネート基を有するポリマー性分散剤、および(2)
3.5までの、好ましくは2.5までのpKa値をもつカル
ボン酸添加剤を含んでいる。インクはまた以下に述べる
ようなまたはインクジェットプリントの分野で周知のそ
の他の添加物を含むこともできる。
【0016】水性キャリアー媒体 水性キャリアー媒体は水かまたは水と少なくとも1つの
水可溶性有機溶剤との混合物である。適当な混合物の選
択は、所要の表面張力と粘度、選定した着色材、インク
の乾燥時間およびインクでプリントする基体のタイプの
ような特定の利用の要求に依存する。選定できる代表的
な水−可溶性有機溶剤は米国特許第5,085,698号
中に示されている。水とジエチレングリコールのような
多価アルコールとの混合物は、水性キャリアー媒体とし
て好ましいものである。水と水可溶性有機溶剤との混合
物の場合、水性キャリアー媒体は普通約30%〜約95
%の水と、残部(つまり70%〜5%)が水可溶性溶剤
を含んでいる。好ましい組成は水性キャリアー媒体の全
体重量を基準に、ほぼ60%〜約95%が水である。イ
ンク中の水性キャリアー媒体の分量は、有機性顔料を選
んだときは、インクの全重量を基準にほぼ70〜99.
8%、好ましく94〜99.8%の範囲であり、そして
無機顔料を選んだときはほぼ25〜99.8%、好まし
く70〜99.8%の範囲である。
【0017】顔料 ここで用いた“顔料”の用語は水性のキャリアー媒体中
に不溶性の着色材を意味し、そして分散染料を含むもの
である。顔料 :有用な顔料には各種の有機および無機の顔料の、
単独でかまたは組み合わせで構成される。顔料粒子はイ
ンクジェットプリント装置、特に通常10〜50μmの
範囲の直径をもつ射出ノズルを通じて、インクが自由に
流通できるために充分に小さいものである。粒子サイズ
はまたインクの寿命期間を通じて重要な、顔料分散物の
安定性に影響をもっている。微小粒子のブラウン運動は
粒子の沈降防止を助けよう。また小粒子の使用は最大の
色強度のために望ましい。有用な粒子サイズの範囲はほ
ぼ0.005〜15μmである。好ましく、顔料の粒子サ
イズは0.005〜5μmの範囲で、最も好ましくは0.
01〜0.3μmである。選定した顔料はドライでもまた
はウエットの形でも使用することができる。例えば、普
通顔料は水性の媒質中で製造され、得られる顔料は水に
濡れたプレスケーキ状として得られる。プレスケーキ状
で、顔料はドライの形態のものほど凝集していない。そ
こで、水に濡れたプレスケーキの顔料は、ドライの顔料
からインクを調製する方法におけるほど多くの解膠を必
要としない。本発明を実施する際に用いることのでき
る、代表的な市販のドライおよびプレスケーキ顔料は前
述の米国特許第5,085,698号中に開示されてい
る。
【0018】金属または金属酸化物の微細粒子もまた本
発明を実施するのに用いることができる。例えば、金属
および金属酸化物は磁気的のインクジェットインクの調
製に適している。細かな粒子サイズのシリカ、アルミ
ナ、チタニアその他のような酸化物もまた選定すること
ができる。さらに、細かに砕いた銅、鉄、鋼、アルミニ
ウムおよび合金類のような金属粒子も適切な用途のため
に選定することができる。有機顔料の場合、インクはほ
ぼ30重量%までの顔料を含むことができるが、一般的
には大部分の熱的インクジェットプリントの利用のため
に、全インク組成物のほぼ0.1〜15重量%、好まし
くはほぼ0.1〜8重量%の範囲内であろう。無機顔料
が選ばれたならば、インクは有機顔料を使用する類似の
インクよりも高い重量%の顔料を含む傾向となり、無機
顔料は一般に有機顔料よりも高い比重を有するため、あ
る場合にはほぼ75%ほどに高い含量となるかも知れな
い。
【0019】分散染料:インク中で用いる分散染料の色
調と分量は主として選択の問題であり、このインクによ
り達成するプリントの所要の色調、染料の純度およびそ
の強度などに一義的に関連する。低い染料濃度は適切な
色の鮮やかさを与えない。高い濃度はプリントヘッドの
作動不良かまたは許容し得ない暗い色調を生じよう。分
散染料はインクの全重量を基準に0.01〜20重量
%、好ましくは0.05〜8重量%、さらに好ましくは
1〜5重量%の分量に存在することができる。本発明に
有用な代表的な分散染料は米国特許第5,053,495
号;同第5,203,912号;および同第5,102,4
48号中に開示されている。
【0020】ポリマー性分散剤 第1のインクは中和されたカルボン酸基、中和されたア
ミノ基、または第4級アミノ基よりなる群から選ばれた
少なくとも1つの基を有するポリマー性分散剤を含んで
いる;そして第2のインクは少なくとも1つのスルホネ
ート基かまたはホスホネート基を有するポリマー性分散
剤を含んでいる。第1のインクはカチオン性かまたはア
ニオン性とすることができる。第2のインクはアニオン
性である。ポリマー性分散剤として特に有用なポリマー
には、AB、BABまたはABCブロックコポリマー類
かまたはAx(BA)yzのグラフトコポリマー類が含ま
れ、ここでx=0〜10,000、y=2〜10,00
0、そしてz=0〜10,000である。ABまたはB
ABブロックコポリマーにおいて、A部分は疎水性のホ
モポリマーまたはコポリマーで顔料に結合する役目を
し、そしてB部分は親水性のホモポリマーまたはコポリ
マー、またはそれらの塩であり水性の媒体中に顔料を分
散させる役目をするものである。このようなカルボン酸
基およびアミンを有するポリマー性分散剤はブロックコ
ポリマー類を含み、この合成法はMa氏他の米国特許第
5,085,698号中に示されている。
【0021】ABCトリブロックもまた顔料分散剤とし
て有用である。このABCトリブロックにおいて、Aブ
ロックは水と両立性のポリマーであり、Bブロックは顔
料に結合し得るポリマーであり、そしてCブロックは有
機溶媒と両立性のものである。このAとC両ブロックは
末端ブロックである。ABCトリブロックとその合成法
は1993年8月28日に公表されたMa氏他の欧州特許
出願第0 556 649 A1号中に示されている。Ax
(BA)yzグラフトコポリマーにおいて、A部分は疎水
性のホモポリマーまたはコポリマーで、これは水性媒体
中の顔料に結合する役目をする。グラフト構造コポリマ
ーの合成法はMancinelli氏の米国特許第5,006,58
2号中に示されている。ランダムコポリマーを分散剤と
して用いることもできるが、これらはブロックポリマー
類ほど顔料分散物を安定化する点で効果的ではない。ポ
リマー性分散剤中に用いられる疎水性モノマーのいくつ
かの実例はメチルメタクリレート、n−ブチルメタクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ベンジル
メタクリレート、2−フェニルエチルメタクリレートお
よび対応するアクリレート類である。第1のインク用の
分散剤を調製する際に有用な、中和されたカルボン酸、
中和されたアミノまたは第4級アミノ基を含有する親水
性モノマーのいくつかの実例はメタクリル酸、アクリル
酸、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよび
これらの塩である。またジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレートの第4級塩を用いることもできる。
【0022】第2のインク用の分散剤を調製する際に有
用な、スルホネートまたはホスホネート基を含んでいる
親水性モノマーのいくつかの実例は2−アミノメチルプ
ロパンスルホン酸(AMPS)、スチレンスルホン酸、
スチレンスルホネート、スルホプロピルアクリレート、
スルホプロピル(メタ)アクリレートおよびビニルホス
ホン酸などである。第1インク中のカルボン酸基含有ポ
リマー性分散剤は、Ma氏他の米国特許第5,085,69
8号中で示されたように中和することができる。好まし
く、第1インク中のポリマー性分散剤はジメチルエタノ
ールアミン、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムに
より中和される。一方、第1インク用に選定したポリマ
ー性分散剤は塩化ベンジル、ヨウ化メチル、メチルサル
フェート、ジメチルサルフェートなどにより4級化する
ことができる。好ましく、第1インク中の中和された、
または4級化されたアミンは第3級アミンである。
【0023】第2インクの分散剤中のスルホン酸かまた
はホスホン酸基はモノ−、ジ−およびトリメチルアミ
ン、モルホリン、n−メチルモルホリン;アミノメチル
プロパノール;ジメチルエタノールアミン(DME
A)、メチルジエタノールアミン、モノ−、ジ−および
トリメタノールアミンのようなアルコールアミン類、ピ
リジン;アンモニウムヒドロキシド;テトラメチルアン
モニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒド
ロキシドのようなテトラアルキルアンモニウム塩;リチ
ウム、ナトリウム、カリウムなどのようなアルカリ金属
などのような有機性塩基によって中和することができ
る。好ましい中和剤にはジメチルエタノールアミン、ジ
エチルエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、
水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムが含まれる。
【0024】カルボン酸添加剤 スルホネートかまたはホスホネート基をもつ分散剤を含
有するインク中にはカルボン酸添加剤が存在する。この
酸添加剤は3.5までの好ましくは2.5までのpKa値を
有している。好ましく、この酸添加剤は25℃で100
部の水中に少なくとも4.5部の水中の溶解度を有して
いる。若干の適当なカルボン酸添加剤はシュウ酸、クエ
ン酸、グリコール酸、ブロモ酢酸、クロロ酢酸、クロロ
プロピオン酸、マレイン酸、マロン酸、フタル酸および
酒石酸などである。この酸添加剤はインクの各成分の全
重量を基準に0.2〜30%、好ましく0.5〜5%の分
量で存在することができる。
【0025】その他の成分 各種のタイプの添加物を、特定の利用のためにインク組
成物の性質を変えるのに用いることができる。アニオ
ン、ノニオンまたは両性の各界面活性剤を、ポリマー分
散物に対し付加的に使用することができる。非ポリマー
性のと同じく、いくらかのポリマー性の界面活性剤の詳
細なリストが、1990 McCutcheon's Functional Materia
ls, 北アメリカ版、マヌファクチュアリング コンフェ
クション出版社刊の第110頁〜129頁に掲載されている。
特定の界面活性剤の選定は、特定のインク組成とプリン
トされる基体のタイプとに高度に依存する。技術に通じ
た者は、特定のインク組成物に用いられる特別の基体に
対して適切な界面活性剤を選定することができる。水性
のインク中で、界面活性剤はインクの全重量を基準に
0.01〜5%、好ましくは0.2〜2%の分量に存在さ
せることができる。
【0026】インク組成物の浸透性と目詰り抑制性とを
改善するために副溶剤を含ませることができ、事実好ま
しい。このような副溶剤は従来から良く知られている。
好都合に使用できる代表的な副溶剤は米国特許第5,2
72,201号中に例示されている。微生物の成長を抑
制するため殺菌剤を使用することができる。DowicidesR
(ダウケミカル社)、NuoseptR (ハルスアメリカ社)、Om
idinesR (オリン社)、NopcocidesR (ヘンケル社)、Tro
ysansR (トロイケミカル社)および安息香酸ナトリウム
などがこのような殺菌剤の例である。EDTAのような
封鎖剤を重金属不純物による不都合な作用を除去するた
め含ませることもできる。湿潤剤、粘度調整剤およびそ
の他のアクリル系または非アクリル系ポリマーのような
その他の添加剤を、インク組成物の各種特性を改善する
ため必要に応じて添加することもできる。
【0027】多数カラー 2色より多くを必要とする印刷のため、本発明は他の周
知手段、インクの凝結、沈殿または固定などと組み合わ
せて用いることができる。
【0028】インクの特性 ジェット速度、液滴の分離長、液滴のサイズおよび流れ
の安定性などはインクの表面張力と粘度により著しく左
右される。インクジェットプリントで用いるのに適当な
顔料添加インクジェット用インクは、20℃で約20ダ
イン/cm〜約70ダイン/cmの範囲内そして、さらに好
ましくは30ダイン/cm〜約70ダイン/cmの範囲内の
表面張力を有している。許容し得る粘度は20℃で20
cPより大きくないもので、好ましくは20℃で約1cP〜
約10cPの範囲内である。インクは広い範囲の射出条
件、すなわち、熱的インクジェットプリント装置では駆
動電圧とパルス幅、液滴オンデマンド装置かまたは連続
型装置のいずれかでは圧電素子の駆動周波数、およびノ
ズルの形状とサイズなどと両立し得る物理的特性を有し
ている。インクは長い期間優れた保存安定性をもち、イ
ンクジェット装置中で詰まることがない。紙、布、フィ
ルムなどのような像記録材料上のインクの固定は速やか
にかつ確実に行われる。プリントしたインク像は清澄な
色調、高い濃度、優れた耐水性と耐光性を有している。
その上インクはこれと接するインクジェットプリント装
置の各部分を腐蝕することがなく、そして本質的に無臭
かつ無毒である。
【0029】基体 基体は印刷物を作る際に用いるどのような物であっても
良い。インクジェット用インクの応用のためには、セル
ロースおよび非−セルロースタイプの基板を好都合に用
いることができ、紙のようなセルロースタイプの基体に
よることが好ましい。もしサイズをするのならば、基体
のサイズの程度はTAPPI規格T530 PM−83
で述べられているような、ハーキュレス(Hercules)サイ
ズテスト(HST)で測定して1秒から1000秒まで
とすることができる。基体はそのHST質が使用される
プリンターのインク液滴の体積と組成とに両立し得るよ
うに選定される。好ましいHSTは200〜500秒の
範囲、最も好ましく350〜400秒である。有用ない
くつかの用紙には、硬質と軟質木材の混合物から構成さ
れる100%漂白クラフト紙、ウッドフリー100%コ
ットンベラム紙、およびパルプ打解かまたは添加物の添
加のいずれかで透明としたウッド含有紙などが含まれ
る。好ましい用紙はミード社により製造されたギルバー
トボンド紙(25%コットン)のスタイル1057であ
る。この他の基体にはボール紙、ポリエチレンテレフタ
レートのような透明フィルム、布などが含まれる。本発
明を以下の各実施例によりさらに説明するがこれらに限
定はしない。
【0030】
【実施例】
ポリマーの製造1:アニオン性カルボン酸を含むポリマ
ー、ETEGMA//BZMA//MAA、4//15//12
トリブロックポリマーの製造を示す。2リットルのフラ
スコに機械式撹拌器、温度計、N2導入管、乾燥排気
管、および添加ロートをとり付け、テトラヒドロフラン
THF830gをこのフラスコに入れた。触媒、テトラ
ブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニ
トリル中1.0M溶液の2.3mlを次いで添加した。開始
剤、1,1−ビス(トリメチルシロキシ)−2−メチル
−1−プロペンの50.00g(0.216M)を注入す
る。原料I〔トリメチルシリルメタクリレート、40
8.62g(2.57M)〕を0.0分で添加開始し30
分かけて添加した。原料Iの添加完了後100分(モノ
マーの99%以上が反応した)に、原料II〔ベンジルメ
タクリレートBZMA、568.97g(3.23M)〕
の添加を開始し30分かけて添加した。原料IIの添加完
了後30分(モノマーの99%以上が反応した)に、原
料III〔2−(エチオキシトリエチレングリコール)メ
タクリレートETEGMA、212.07g(0.862
M)〕の添加を始め10分かけて添加した。
【0031】10時間撹拌した後、乾燥メタノール12
4gを前記溶液に加え、そして蒸留を開始し、溶剤を2
−ピロリドンで置換した。これによりMAA//BZMA
//ETEGMAトリブロックポリマーが作られた。この
ブロックポリマーは以下の方法で中和した:791.1
gのポリマー溶液を、水酸化カリウム溶液(脱イオン水
中45.9%)99.3gと脱イオン水2608.8gに
混合し、一様な10%ポリマー溶液が得られた。
【0032】ポリマーの製造2:マクロモノマー、BZ
MA/ETEGMA/MAA 70/20/10の製造
を示す。5リットルのフラスコに機械式撹拌器、温度
計、N2導入管、および添加ロートをとり付けたもの
に、BZMA 350.0g、ETEGMA 100.0
g、メタクリル酸MAA 50.0g、アセトン750.
0gおよびSCT 0.08gを入れた。この反応混合物
を還流温度(62℃)に加熱し、そしてVAZOR 52の2
0.0gとアセトン200.0g中に溶解したSCT 0.
04gとを、BZMA 350.0g、ETEGMA 1
00.0gおよびMAA 50.0gのモノマー混合物と
ともに240分かけて添加した。反応はアセトン50.
0g中に溶解したVazoR 52 5.0gを加えることにより
終了させ、そして還流をさらに120分続けた。この反
応混合物は50.84%の固形物を有している。
【0033】ポリマーの製造3:アニオン性のスルホン
酸含有ポリマー、AMPS/MA//−g−BZMA/E
TEGMA/MAA 25/50//−g−17.5/5/
2.5グラフトコポリマーの製造を示す。5リットルのフ
ラスコに機械式撹拌器、温度計、N2導入管、および添
加ロートをとり付けたものに、AMPS 200.0g、
イソプロパノール275.0g、水137.5g、メチル
アクリレート400.0g、アセトン287.5g、2−
ピロリドン400.0gおよびポリマーの製造4で述べ
るマクロモノマー溶液400.0gを入れた。フラスコ
の内容物を還流温度(72.0℃)に加熱し、そしてイ
ソプロパノール40.0gとアセトン40.0g中に溶解
したフリーラジカル開始剤LupersolR 11 7.5gを重合
反応を開始するために添加した。モノマー溶液の残部
(1200.0g)を反応フラスコ中に、別の開始剤Lup
ersolR 11溶液とともに180分かけて供給した。反応
はイソプロパノール25.0gとアセトン25.0g中に
溶解した開始剤LupersolR 11 5.0gを追加で添加する
ことにより終了させる。反応混合物は還流温度にさらに
120分保持した。得られた固形物33.46%と酸価
124.2をもつポリマー溶液は、KOH水溶液で化学
量論の90%まで中和した。揮発性溶剤を次いで追い出
し(845.0g)、同量の水で置換して最終のポリマ
ー固形物33.5%とした。
【0034】ポリマーの製造4:アニオン性のスルホン
酸含有ポリマー、BZMA//MAA 13//10ジブロ
ックポリマーの製造を示す。 2リットルのフラスコに機械式撹拌器、温度計、N2
入管、乾燥排気管、および添加ロートをとり付けたもの
に、テトラヒドロフラン592gを入れた。触媒、テト
ラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセト
ニトリル中1.0M溶液の2.3mlを次いで加えた。開始
剤、1,1−ビス(トリメチルシロキシ)−2−メチル
−プロペン50.00g(0.216M)を注入する。原
料I〔トリメチルシリルメタクリレート340.52g
(2.16M)〕を0.0分で添加開始し45分かけて添
加した。原料Iの添加完了後100分(モノマーの99
%以上が反応した)に、原料II〔ベンジルメタクリレー
トBZMA 493.10g(2.80M)〕の添加を始
め30分かけて添加した。1時間撹拌後に乾燥メタノー
ル104gを前記溶液に添加し、蒸留を開始し、2−ピ
ロリドン697.0gで溶剤を置換する。これにより最
終固形物50%をもつ、BZMA//MAA 13//10
ジブロックポリマーが作られた。
【0035】ポリマーの製造5:カチオン性ポリマー、
BZMA//DMAEMA/ETEGMA 10//20/3
ジブロックポリマーの製造を示す。12リットルのフラ
スコに機械式撹拌器、温度計、N2導入管、乾燥排気
管、および添加ロートをとり付けたものに、テトラヒド
ロフランTHF 4002gとp−キシレン7.7gとを
入れた。触媒、テトラブチルアンモニウムm−クロロベ
ンゾエートのアセトニトリル中1.0M溶液の2.0mlを
次いで加えた。開始剤、1−メトキシ−1−トリメチル
シロキシ−2−メチルプロペンの155.1g(0.89
1M)を注入する。原料I〔2−ジメチルアミノエチル
メタクリレートDMAEMA 2801g(17.8
M)〕を0.0分で添加開始し45分かけて添加した。
原料Iの添加完了後100分(モノマーの99%以上が
反応した)に、原料II〔ベンジルメタクリレートBZM
A 1568g(8.91M)と2−(エトキシトリ−エ
チレングリコール)メタクリレートETEGMA 65
8g(2.67M)の混合物〕を添加開始し30分かけ
て添加した。400分目に、乾燥メタノール310gを
前記の液に添加し、蒸留を開始した。全部で4725g
の溶剤を回収した。これによりBZMA//DMAEMA
/ETEGMAジブロックポリマーの固体分48.5%
をもつものが作られた。
【0036】分散物の製造1:アニオン性のカルボン酸
含有ポリマー、ETEGMA//BZMA//MAA−KO
H 4//15//12の黒色分散物の製造を示す。黒色顔
料分散物は以下の方法を用いて製造した:
【表1】 上記各成分をプラスチックビーカー中で、塊または乾燥
固形物が見られなくなるまで機械的撹拌により予備的混
合をした。この混合物はマイクロフリュイダイザー(マ
イクロフリュイディック社製)中で、約8,000psi
(562.5kg/cm2)の液圧下に5回相互作用室内を通
過させることにより分散した。得られた顔料分散物は1
0%の顔料濃度を有している。分散物は1ミクロンの高
効率フイルターバッグ(スリーエムフィルトレーション
プロダクツ社)を通じて濾過した。
【0037】分散物の製造2:アニオン性のスルホン酸
含有ポリマーのシアン分散物の製造を示す。シアン顔料
分散物は以下の方法を用いて製造した:
【表2】 上記各成分をプラスチックビーカー中で、塊または乾燥
固形物が見えなくなるまで機械的撹拌により予備的混合
をした。この混合物はボールミル中でセラミックの媒体
とともに48時間分散させた。得られた顔料分散物は1
0%の顔料濃度を有している。
【0038】分散物の製造3:アニオン性のスルホン酸
含有ポリマーのマゼンタ分散物の製造を示す。マゼンタ
顔料分散物は以下の方法を用いて製造した:
【表3】 上記各成分をプラスチックビーカー中で、塊または乾燥
固形物が見えなくなるまで機械的撹拌により予備的混合
をした。この混合物はボールミル中でセラミック媒体と
ともに48時間分散させた。得られた顔料分散物は10
%の顔料濃度を有している。
【0039】分散物の製造4:アニオン性のカルボン酸
含有ポリマーのシアン分散物の製造を示す。シアン顔料
分散物は以下の方法を用いて製造した:以下の各成分を
混合する:
【表4】 この混合物を次いで2−ロールミルに入れて60秒間処
理した。これにより顔料60%とポリマー40%を含む
顔料分散物が得られ、これはP/D=1.5/1であ
る。次にこの2−ロールミルチップを中和剤としての水
酸化カリウム水溶液を使用して溶解した。追加の水を添
加して固体顔料10%の濃度の水性顔料液とした。
【0040】分散物の製造5:カチオン性のアミン含有
ポリマーのマゼンタ分散物の製造を示す:マゼンタ顔料
分散物は以下の方法を用いて製造した:以下の各成分を
混合する:
【表5】 この混合物を次いで2−ロールミルに入れて60分間処
理した。これにより顔料50%とポリマー50%を含む
顔料分散物が得られ、これはP/D=1/1である。次
に、この2−ロールミルチップを中和剤としてのリン酸
を使用して溶解した。追加の水を添加して固体顔料10
%の濃度の水性顔料液とした。
【0041】分散物の製造6:アニオン性のカルボン酸
含有ポリマーのイエロー分散物の製造を示す:イエロー
顔料分散物は以下の方法を用いて製造した:以下の各成
分を混合する:
【表6】 この混合物を次いで2−ロールミルに入れて60分間処
理した。これにより顔料60%とポリマー40%を含む
顔料分散物が得られ、これはP/D=1.5/1であ
る。この2−ロールミルチップを中和剤としての水酸化
カリウムを使用して溶解した。追加の水を添加して固体
顔料10%の濃度の水性顔料液とした。
【0042】コントロール1:以下の処方をもつアニオ
ン性のカルボン酸含有ポリマーの黒色インクを以下の方
法で製造した:顔料3.75%とポリマー1.875%と
を含むインク分散物は、製造1の分散物35gと適当な
分量のLiponicsR EG-1(リポケミカル社)、2−ピロリ
ドンおよびNuoseptR 95(ハルスアメリカ社)、および
脱イオン水を一緒に撹拌することにより、最終濃度がLi
ponicsR EG-1 8%、2−ピロリドン10%、そしてNuo
septR 95 0.3%をもつインクとなるように製造した。
【0043】以下の処方をもつアニオン性のカルボン酸
含有ポリマーのシアンインクを以下の方法で製造した:
顔料2.5%とポリマー分散剤1.67%とを含むインク
分散物は、適当な分量の分散物4とテトラエチレングリ
コール、LiponicsR EG-1、2−ピロリドン、NuoseptR 9
5および脱イオン水を一緒に撹拌することにより、最終
濃度がテトラエチレングリコール4%、LiponicsR EG-1
5%、2−ピロリドン6%、そしてNuoseptR 95 0.5
%をもつインクとなるように製造した。この黒とシアン
の各インクを、ヒーターをとめたヒューレットパッカー
ド1200Cプリンター(ヒューレットパッカード社)
を使用して、チャンピオンデータコピー紙上の隣り合う
区域中にプリントした。にじみはAが最良そしてFが最
悪としたA〜Fの段階で評価した。このプリントのにじ
みはFの評価であった。
【0044】コントロール2:アニオン性のカルボン酸
含有ポリマーの黒色インクはコントロール1で述べたよ
うにして製造した。以下の処方をもつアニオン性のカル
ボン酸含有ポリマーのイエローインクを以下の方法で製
造した:顔料3%とポリマー分散剤1.5%を含有する
インク分散物は、適当な分量の分散物6と2−ピロリド
ン、LiponicsR EG-1および脱イオン水を一緒に撹拌する
ことにより、最終濃度がLiponicsR EG-1 5%と2−ピ
ロリドン9%をもつインクとなるように製造した。この
各インクはコントロール1で述べたようにプリントし、
そして認められたにじみの量はコントロール1のように
評価した。このプリントのにじみはFの評価であった。
【0045】コントロール3:アニオン性のカルボン酸
含有ポリマーのシアンインクはコントロール1で述べた
ようにして製造した。アニオン性のカルボン酸含有ポリ
マーのイエローインクはコントロール2で述べたように
して製造した。この各インクはコントロール1で述べた
ようにプリントし、そして認められたにじみの量はコン
トロール1のように評価した。このプリントのにじみは
Dの評価であった。
【0046】実施例1:アニオン性のカルボン酸含有ポ
リマーの黒色インク−ジェットインクはコントロール1
で述べたようにして製造した。以下の処方をもつ、アニ
オン性のスルホン酸含有ポリマーのシアンインク−ジェ
ットインクを製造した:顔料3%とポリマー分散剤1.
5%を含有するインク分散物は、適当な分量の分散物2
と2−ピロリドン、LiponicsR EG-1、クエン酸および脱
イオン水を一緒に撹拌することにより、最終濃度がLipo
nicsR EG-1 5%、2−ピロリドン9%そしてクエン酸
3%をもつインクとなるように製造した。この各インク
はコントロール1で述べたようにしてプリントし、そし
て認められたにじみの量はコントロール1で述べたよう
に評価した。このプリントのにじみはAの評価であっ
た。
【0047】実施例2:アニオン性のカルボン酸含有ポ
リマーの黒色インク−ジェットインクは、コントロール
1で述べたようにして製造した。アニオン性のスルホン
酸含有ポリマーのマゼンタインク−ジェットインクは以
下の方法を使用して製造した:顔料3%とポリマー分散
剤1.5%を含有するインク分散物は、適当な分量の分
散物6と2−ピロリドン、LiponicsR EG-1、クエン酸お
よび脱インク水を一緒に撹拌することにより、最終濃度
がLiponicsR EG-1 5%、2−ピロリドン9%そしてク
エン酸3%をもつインクとなるように製造した。この各
インクはコントロール1で述べたようにしてプリント
し、そして認められたにじみの量はコントロール1で述
べたように評価した。このプリントのにじみはAの評価
であった。
【0048】実施例3:アニオン性のスルホン酸含有ポ
リマーのシアンインク−ジェットインクは、実施例1で
述べたようにして製造した。アニオン性のカルボン酸含
有ポリマーのイエローインク−ジェットインクは、コン
トロール2で述べたようにして製造した。この各インク
はコントロール1で述べたようにしてプリントし、そし
て認められたにじみの量はコントロール1で述べたよう
に評価した。このプリントのにじみはAの評価であっ
た。
【0049】実施例4:アニオン性のスルホン酸含有ポ
リマーのシアンインク−ジェットインクは、実施例1で
述べたようにして製造した。カチオン性の中和されたア
ミン含有ポリマーのマゼンタインク−ジェットインクは
以下の方法を使用して製造した:顔料3%とポリマー分
散剤1.5%を含有するインク分散物は、適当な分量の
分散物5と2−ピロリドン、LiponicsR EG-1および脱イ
オン水を一緒に撹拌することにより、最終濃度がLiponi
csR EG-1 5%、そして2−ピロリドン9%をもつイン
クとなるように製造した。この各インクはコントロール
1で述べたようにしてプリントし、そして認められたに
じみの量はコントロール1で述べたように評価した。こ
のプリントのにじみはBの評価であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミラン・ボーフスラーフ・ベツドナーレク アメリカ合衆国デラウエア州19803.ウイ ルミントン.クウインシードライブ1314 (72)発明者 ツエイン・マー アメリカ合衆国カリフオルニア州92128. サンデイエゴ.アツシユリープレイス 11980 (72)発明者 ケーシヤバ・アーナンド・プラサード アメリカ合衆国カリフオルニア州92069. サンマルコス.アベニダアラーナ1377

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii)
    顔料、および(iii) 中和されたカルボン酸基、中和さ
    れたアミノ基および第4級アミノ基よりなる群から選ば
    れた少なくとも1つの基を有するポリマー性分散剤、か
    らなる第1の顔料添加印刷用液体;および (b)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii) 顔料、(iii)
    少なくとも1つのスルホネート基かまたはホスホネート
    基を有するポリマー性分散剤、および(iv) 3.5まで
    のpKa値を有するカルボン酸添加剤、からなる第2の顔
    料添加印刷用液体、から構成される、印刷の際に一方の
    液から他方の液中へのにじみを軽減するため、特に適し
    た印刷用液体のセット。
  2. 【請求項2】 第1と第2の印刷用液体の両方ともアニ
    オン性のものである、請求項1に記載のセット。
  3. 【請求項3】 第1の印刷用液体がカチオン性であり、
    そして第2の印刷用液体がアニオン性のものである、請
    求項1に記載のセット。
  4. 【請求項4】 前記分散剤がAB、BABおよびABC
    のブロックコポリマー類およびAx(BA)yzのグラフ
    トコポリマー類(ここでxは0〜10,000、yは2
    〜10,000、そしてzは0〜10,000である)よ
    りなる群から選ばれるものである、請求項1に記載のセ
    ット。
  5. 【請求項5】 カルボン酸添加剤は、第2の顔料添加印
    刷用液体の全体量を基準に、ほぼ0.2〜30%の分量
    で存在するものである、請求項1に記載のセット。
  6. 【請求項6】 カルボン酸添加剤は、シュウ酸、クエン
    酸、グリコール酸、ブロモ酢酸、クロロ酢酸、クロロプ
    ロピオン酸、マレイン酸、マロン酸、フタル酸および酒
    石酸よりなる群から選ばれるものである、請求項5に記
    載のセット。
  7. 【請求項7】 (a)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii)
    顔料、および(iii) 中和されたカルボン酸基、中和さ
    れたアミノ基および第4級アミノ基よりなる群から選ば
    れた少なくとも1つの基を有するポリマー性分散剤、か
    らなる第1の顔料添加インク;および (b)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii) 顔料、(iii)
    少なくとも1つのスルホネート基かまたはホスホネート
    基を有するポリマー性分散剤、および(iv) 3.5まで
    のpKa値を有するカルボン酸添加剤、からなる第2の顔
    料添加インク、から構成される、インク−ジェットプリ
    ントの際に一方のインクから他方の中へのにじみを軽減
    するため、特に適したインクセット。
  8. 【請求項8】 前記分散剤がAB、BABおよびABC
    のブロックコポリマー類およびAx(BA)yzのグラフ
    トコポリマー類(ここでxは0〜10,000、yは2
    〜10,000、そしてzは0〜10,000である)よ
    りなる群から選ばれるものである、請求項7に記載のセ
    ット。
  9. 【請求項9】 カルボン酸添加剤は、第2のインクの全
    体量を基準にほぼ0.2〜30%の分量で第2のインク
    中に存在するものである、請求項8に記載のインクセッ
    ト。
  10. 【請求項10】 カルボン酸添加剤がほぼ2.5までのp
    Ka値を有するものである、請求項9に記載のインクセッ
    ト。
  11. 【請求項11】 カルボン酸添加剤は、シュウ酸、クエ
    ン酸、グリコール酸、ブロモ酢酸、クロロ酢酸、クロロ
    プロピオン酸、マレイン酸、マロン酸、フタル酸および
    酒石酸よりなる群から選ばれるものである、請求項9に
    記載のインクセット。
  12. 【請求項12】 各インク中の顔料は0.005〜10
    μmの粒子サイズをもち、そしてインクの全体量を基準
    に、ほぼ0.1〜15重量%の分量で存在するものであ
    る、請求項8に記載のインクセット。
  13. 【請求項13】 第1のインク中のポリマー性分散剤
    は、塩化ベンジル、ヨウ化メチル、メチルサルフェート
    およびジメチルサルフェートよりなる群から選ばれた、
    少なくとも1つの化合物により第4級化されたものであ
    る、請求項7に記載のインクセット。
  14. 【請求項14】 第1のインク中のポリマー性分散剤は
    ジメチルエタノールアミン、水酸化ナトリウムまたは水
    酸化カリウムにより中和されたものである、請求項7に
    記載のインクセット。
  15. 【請求項15】 第2のインク中のポリマーは、有機塩
    基;アルコールアミン;ピリジン;水酸化アンモニウ
    ム;テトラアルキルアンモニウム塩およびアルカリ金属
    よりなる群から選ばれた、少なくとも1つの化合物によ
    り中和されたものである、請求項7に記載のインクセッ
    ト。
  16. 【請求項16】 (a)(i) 水性のキャリアー媒体、(i
    i) 顔料および(iii) 中和されたカルボン酸基、中和さ
    れたアミノ基および第4級アミノ基よりなる群から選ば
    れた少なくとも1つの基を有するポリマー性分散剤、か
    らなる第1の顔料添加プリント用液体を準備し: (b)(i) 水性のキャリアー媒体、(ii) 顔料、(iii)
    少なくとも1つのスルホネート基かまたはホスホネート
    基を有するポリマー性分散剤、および(iv) 3.5まで
    のpKa値を有するカルボン酸添加剤、からなる第2の顔
    料添加プリント用液体を準備し:そして (c) 前記の第1および第2のプリント用液体を基材に
    対して互いに接するように付与する、ことからなる、色
    にじみの減少した多色印刷要素を作る方法。
  17. 【請求項17】 前記の各プリント用液体はインクであ
    り、そしてインク−ジェットプリンターにより基材に対
    し付与されるものである、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記の各インクは互いに隣接する関係
    に付与されるものである、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記の各インクは互いに重ね合わせる
    関係に付与されるものである、請求項17に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 前記の基材が紙である、請求項17に
    記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記の各分散剤はAB、BABおよび
    ABCのブロックコポリマー類、およびAx(BA)yz
    のグラフトコポリマー類(ここでxは0〜10,00
    0、yは2〜10,000、およびzは0〜10,000
    である)よりなる群から選ばれるものである、請求項1
    7に記載の方法。
  22. 【請求項22】 カルボン酸は第2のインク中にこのイ
    ンクの全体量を基準にほぼ0.2〜30%の分量で存在
    するものである、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 カルボン酸添加剤はほぼ2.5までのp
    Ka値を有するものである、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 カルボン酸添加剤は、シュウ酸、クエ
    ン酸、グリコール酸、ブロモ酢酸、クロロ酢酸、クロロ
    プロピオン酸、マレイン酸、マロン酸、フタル酸および
    酒石酸よりなる群から選ばれたものである、請求項22
    に記載の方法。
  25. 【請求項25】 各インク中の顔料は0.005〜15
    μmの粒子サイズをもち、そしてインクの全体量を基準
    に、ほぼ0.1〜15重量%の分量で存在するものであ
    る、請求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】 第1のインク中のポリマー性分散剤は
    塩化ベンジル、ヨウ化メチル、メチルサルフェートおよ
    びジメチルサルフェートから選ばれた少なくとも1つの
    化合物により第4級化されたものである、請求項17に
    記載の方法。
  27. 【請求項27】 第1のインク中のポリマー性分散剤
    は、ジメチルエタノールアミン、水酸化ナトリウムまた
    は水酸化カリウムにより中和されたものである、請求項
    17に記載の方法。
  28. 【請求項28】 第2のインク中のポリマーは、有機塩
    基;アルコールアミン;ピリジン;水酸化アンモニウ
    ム;テトラアルキルアンモニウム塩およびアルンリ金属
    よりなる群から選ばれた、少なくとも1つの化合物によ
    り中和されたものである、請求項17に記載の方法。
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