JPH108797A - ドリル破壊防止型錠装置 - Google Patents

ドリル破壊防止型錠装置

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Publication number
JPH108797A
JPH108797A JP18148596A JP18148596A JPH108797A JP H108797 A JPH108797 A JP H108797A JP 18148596 A JP18148596 A JP 18148596A JP 18148596 A JP18148596 A JP 18148596A JP H108797 A JPH108797 A JP H108797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
disk
guard
case
receiving groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18148596A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Mochida
晴雄 持田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP18148596A priority Critical patent/JPH108797A/ja
Publication of JPH108797A publication Critical patent/JPH108797A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガード手段が挟み工具によって暴力的に取り
外されることがなく、ガード機能が的確に維持されるド
リル破壊阻止型錠装置を提供する。 【解決手段】 固定ケース1にロータ2を回転可能に収
容し、タンブラ錠機構3によってロータ2を回転不能に
拘束する錠装置において、固定ケース1とロータ2の前
面部全体を高硬度のガードディスク4の前面壁部4aに
よって被覆し、使用時に外部に露出するガードディスク
4の側壁部分4bを前面壁部4aに向かう程直径が減少
する円錐台形状に形成し、ガードディスク4の肉厚基端
部4cの内面受溝6と固定ケース1の前端筒部1aの外
面受溝7に係合させた止め輪25によってガードディス
ク4を固定ケース1に回転可能に連結し、ロータ2の鍵
孔8に連通する透孔26をガードディスク4の前面壁部
4aに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明はドリル穿孔により
タンブラ錠機構が破壊されて錠機能を喪失することがな
い、ドリル破壊防止型錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 特公昭58−44831号公報に開示
されたように、固定ケースにロータを回転可能に収容
し、タンブラ錠機構によってロータを回転不能に拘束す
る錠装置において、硬質材料製の閉塞板で鍵孔を含むロ
ータの前面部を被覆し、該閉塞板を被覆する硬質材料製
の短円筒状の覆体を固定本体に被着し、閉塞板にドリル
ビットが突き当てられたとき、閉塞板がドリルビットと
連れ合い回転することによって、タンブラ錠機構収容部
分へのドリルビットの接近を阻止するようにしたドリル
破壊防止型錠装置は既に知られている。
【0003】この従来装置では、固定本体の背面側から
ねじ孔を軸方向に設け、ねじ孔の前端部内壁に固定本体
の外面に開口した透孔を半径方向に設け、該透孔に移動
可能に挿入した鋼球を、前記ねじ孔にねじ込んだセット
ねじの先端テーパー部で押して、鋼球の一部を覆体の側
壁部内面の凹溝に係合させることによって、覆体を固定
本体に被着している。
【0004】このように覆体は肉厚の比較的薄い短円筒
状であり、周壁部は中心軸線に対して平行に形成されて
いるため、挟み工具で覆体を直径方向の両側から挟み込
むとき、挟み工具が滑って外れることがなく、必要十分
な力で覆体を挟み付けて求心方向に強圧することができ
る。この強圧によって前記凹溝や透孔の周辺部分が歪曲
変形し、鋼球がねじ孔内に押し込まれて覆体と固定本体
の連結が解除されてしまうことがある。覆体が固定本体
から暴力的に取り外されたときには、被覆板はロータの
前面部から簡単に外されるので、錠装置はガード機能を
完全に喪失し、ドリル工具によってタンブラ錠機構の収
容部分が穿孔破壊されてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、ガード手段が挟み工具によって暴力的に取り外
されることがなく、ガード機能が的確に維持されるドリ
ル破壊阻止型錠装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明では、固定ケー
ス1にロータ2を回転可能に収容し、タンブラ錠機構3
によってロータ2を回転不能に拘束する錠装置におい
て、固定ケース1とロータ2の前面部全体を高硬度のガ
ードディスク4の前面壁部4aによって被覆し、使用時
に外部に露出するガードディスク4の側壁部分4bを前
面壁部4aに向かう程直径が減少する円錐台形状に形成
し、ガードディスク4の肉厚基端部4cの内面受溝6と
固定ケース1の前端筒部1aの外面受溝7に係合させた
止め輪25によって、ガードディスク4を固定ケース1
に回転可能に連結し、ロータ2の鍵孔8に連通する透孔
26をガードディスク4の前面壁部4aに設ける。
【0007】盗犯者がドリル工具によってタンブラ錠機
構3を破壊しようとして、図2に示したようにガードデ
ィスク4の前面壁部4aにドリルビット5を突き当てる
と、ガードディスク4がドリルビット4と連れ合い回転
するため、ドリルビット5はガードディスク4の穿孔前
進を妨げられ、タンブラ錠機構3へのドリルビット5の
接近が阻止される。
【0008】正当管理者が錠装置を解錠操作するときに
は、ガードディスク4を適宜回転させてガードディスク
4の透孔26をロータ2の鍵孔8と位置合わせしてか
ら、鍵9を透孔26より鍵孔8に挿入する。
【0009】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、ガードディ
スク4は硬度が十分に高い鋼材やセラミックス材で作製
される。ガードディスク4の外周直径は固定本体1の前
面部の外周直径と同じであり、固定本体1の前端筒部1
aの外周直径はガードディスク4の基端部4cの肉厚相
当分だけ縮小されている。止め輪25は鋼材製のC形止
め輪であり、固定本体1の前端筒部1aは外面受溝7に
嵌め入れた止め輪25を縮径した状態でガードディスク
4に嵌め込まれる。ガードディスク4の内面受溝6と固
定本体1の外面受溝7が対面した瞬間に止め輪25は拡
径方向に弾性復元し、内面受溝6と外面受溝7の両者に
跨がって係合する。
【0010】タンブラ錠機構3としては公知のピンタン
ブラ錠機構が使用され、固定ケース1の半径方向のドラ
イバーピン孔3aに収容されたドライバーピン3bは、
ロータ2の半径方向のタンブラピン孔3cに収容された
タンブラピン3dに当接しており、圧縮コイルバネ3e
によってロータ2の鍵孔8の方向に移動付勢されてい
る。鍵孔8に正規に鍵9が挿入されたとき、タンブラー
ピン3dとドライバーピン3bの当接点がロータ2の外
周面に移動するため、固定ケース1に対するロータ2の
拘束が解除され、ロータ2は回転可能となる。タンブラ
錠機構としてはディスクタンブラ錠機構などの他の錠機
構も任意に選択使用することができる。
【0011】ロータ2の前端鍔部10は固定本体1の前
面部の抜け止め肩面11に当接し、ロータ2の環状受溝
12に嵌め込まれたC形止め輪13は固定本体1の後端
面14に当接している。ロータ2の先端小径軸部15に
は座金16と座金17を介して回転角度規制板18と止
め金板19が嵌められ、ナット20によってロータ2に
固着されている。固定本体1の前端部には鋼材製の円錐
台形状のガードリング21が嵌められ、固定本体1はガ
ードリング21とナット22によって扉パネル23に締
付け固着されている。
【0012】
【発明の効果】 以上のように本発明では、前面壁部4
aで固定本体1とロータ2の前面部全体を被覆する高硬
度のガードディスク4は、使用時に外部に露出する側壁
部分4bが前面壁部4aに向かう程直径が減少する円錐
台形状に形成されたものであるから、挟み工具でガード
ディスク4を直径方向の両側から挟み込もうとすると
き、挟み工具が側壁部分4bに沿って滑ってしまい、挟
み込むこと自体が不可能である。仮に滑り止め手段を高
じることによって挟み込むことができたとしても、止め
輪25が係合する内面受溝6は厚肉の基端部4cに形成
されているため、内面受溝6の周辺部分を挟み工具で歪
曲変形して止め輪25を固定本体1の外面受溝7に押し
込むことは到底不可能である。これらの結果、本発明の
錠装置では、ガードディスク4と固定本体1の連結を暴
力的に解除して、ドリル工具が有効に使用できる状態を
作り出すことはできず、防盗性に優れたドリル破壊防止
形錠装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るドリル破壊防止型錠
装置の鍵抜き取り時の正面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 該錠装置の鍵挿入時の断面図である。
【符号の説明】
1 固定本体 2 ロータ 3 タンブラ錠機構 4 ガードディスク 5 ドリルビット 6 ガードディスクの内面受溝 7 固定本体の外面受溝 8 鍵孔 9 鍵 10 ロータの前端鍔部 11 固定ケースの抜け止め肩面 12 ロータの環状受溝 13 止め輪 14 固定ケースの後端面 15 ロータの小径軸部 16 座金 17 座金 18 回転角度規制板 19 止め金板 20 ナット 21 ガードリング 22 ナット 23 扉 24 バネ押え板 25 止め輪 26 ガードディスクの透孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ケース1にロータ2を回転可能に収
    容し、タンブラ錠機構3によってロータ2を回転不能に
    拘束する錠装置において、固定ケース1とロータ2の前
    面部全体を高硬度のガードディスク4の前面壁部4aに
    よって被覆し、使用時に外部に露出するガードディスク
    4の側壁部分4bを前面壁部4aに向かう程直径が減少
    する円錐台形状に形成し、ガードディスク4の肉厚基端
    部4cの内面受溝6と固定ケース1の前端筒部1aの外
    面受溝7に係合させた止め輪25によってガードディス
    ク4を固定ケース1に回転可能に連結し、ロータ2の鍵
    孔8に連通する透孔26をガードディスク4の前面壁部
    4aに設けたことを特徴とするドリル破壊防止型錠装
    置。
JP18148596A 1996-06-21 1996-06-21 ドリル破壊防止型錠装置 Pending JPH108797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18148596A JPH108797A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 ドリル破壊防止型錠装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP18148596A JPH108797A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 ドリル破壊防止型錠装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH108797A true JPH108797A (ja) 1998-01-13

Family

ID=16101593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18148596A Pending JPH108797A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 ドリル破壊防止型錠装置

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JP (1) JPH108797A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137026A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 株式会社アルファ ステアリングロック装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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