JPH1087882A - アミノベンジルアミンを含むゴムコンパウンド - Google Patents

アミノベンジルアミンを含むゴムコンパウンド

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JPH1087882A
JPH1087882A JP9229238A JP22923897A JPH1087882A JP H1087882 A JPH1087882 A JP H1087882A JP 9229238 A JP9229238 A JP 9229238A JP 22923897 A JP22923897 A JP 22923897A JP H1087882 A JPH1087882 A JP H1087882A
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rubber
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rubber compound
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JP9229238A
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Lawson Gibson Wideman
ローソン・ギブソン・ワイドマン
William Paul Francik
ウィリアム・ポール・フランシク
Adel Farhan Halasa
アデル・ファラン・ハラサ
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Goodyear Tire and Rubber Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
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    • C08K5/18Amines; Quaternary ammonium compounds with aromatically bound amino groups
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着促進剤として有機コバルト化合物に替わ
り得るアミノベンジルアミンを含むゴムコンパウンド。 【解決手段】 (a)天然ゴム、ジエンモノマーから誘
導されたゴム及びこれらの混合物より成る群から選択さ
れるゴム、並びに(b)0.1〜10phrのアミノベ
ンジルアミンを含んで成るゴムコンパウンド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノベンジルア
ミンを含むゴムコンパウンドに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,513,121号は接着
促進剤として有機コバルト化合物を含むゴムスキム素材
を開示する。そのような有機コバルト物質の代表例は脂
肪酸(fatty acid)のコバルト塩、6〜30
個の炭素原子を有する脂肪(aliphatic)若し
くは脂環式カルボン酸のコバルト塩、塩化コバルト、コ
バルトナフテネート、コバルトカルボキシレート及び有
機コバルトほう素錯体を含む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのような有機−コバ
ルト化合物に関する問題は、入手可能性と、酸化を促進
することによってゴムに悪影響する強いプロオキシダン
ト(pro−oxidant)性を含む。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(a)天然ゴム、ジエンモノマーから誘導されるゴム及
びこれらの混合物より成る群から選択されたゴム、並び
に(b)0.1〜10phrのアミノベンジルアミンを
含んで成るゴムコンパウンドが開示される。
【0005】本発明の重要な成分はアミノベンジルアミ
ンの存在である。商業的に入手できるアミノベンジルア
ミンは2−アミノベンジルアミン及び4−アミノベンジ
ルアミンを含む。アミノベンジルアミンは約0.1〜約
10phrの量で存在する。好ましくは、アミノベンジ
ルアミンは約0.5〜約2phrの範囲の量で存在す
る。
【0006】本発明において使用するためのゴムの例
は、置換及び非置換の、飽和及び不飽和の天然及び合成
ポリマーを含む。天然ポリマーは種々の形態の天然ゴ
ム、例えばペールクレープ、スモークシート、並びにバ
ラタ及びガタパーチャを含む。好ましい面において、ゴ
ムは天然ゴムまたは天然ゴムと合成ゴムとのブレンドで
ある。合成ポリマーはジエンモノマーから誘導され、そ
して単一のモノマーから製造されるもの(ホモポリマ
ー)または2種以上の共重合性モノマーの混合物からモ
ノマーがランダム分布またはブロック形態で結合される
ときに製造されるもの(コポリマー)を含む。モノマー
類は置換されていても非置換であってもよく、1以上の
二重結合を含んでいてもよく、共役及び非共役ジエン及
びモノオレフィン(環式及び非環式モノオレフィン)で
もよく、特にビニル及びビニリデンモノマーでもよい。
共役ジエンの例は1,3−ブタジエン、イソプレン、ク
ロロプレン、2−エチル−1,3−ブタジエン、2,3
−ジメチル−ブタジエン及びピペリレンである。非共役
ジエンの例は1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジ
エン、1,5−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、
1,5−シクロオクタジエン、及びエチルジエンノルボ
ルネンである。非環式モノオレフィンの例はエチレン、
プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、1−ペンテン
及び1−ヘキセンである。環式モノオレフィンの例は、
シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シ
クロオクテン及び4−メチル−シクロオクテンである。
ビニルモノマーの例はスチレン、アクリロニトリル、ア
クリル酸、エチルアクリレート、塩化ビニル、ブチルア
クリレート、メチルビニルエーテル、酢酸ビニル及びビ
ニルピリジンである。ビニリデンモノマーの例はアルフ
ァ−メチルスチレン、メタクリル酸、メチルメタクリレ
ート、イタコン酸、エチルメタクリレート、グリシジル
メタクリレート及び塩化ビニリデンである。本発明の実
施において使用される合成ポリマーの代表例は、ポリク
ロロプレン、イソプレン及びブタジエンのような共役
1,3−ジエンのホモポリマー、そして特にその実質的
に全ての繰り返し単位をシス1,4構造で結合されたポ
リイソプレン及びポリブタジエン;並びにイソプレン及
びブタジエンのような共役1,3−ジエンと、スチレン
またはアクリロニトリルのようなエチレン性不飽和モノ
マーを含む少なくとも1種の50重量%までの共重合性
モノマーとのコポリマー;並びにブチルゴム、これは主
比率のモノオレフィンと小比率のジオレフィン(例えば
ブタジエンまたはイソプレン)との重合生成物である;
である。このゴムは乳化重合または溶液重合できる。
【0007】本発明で使用し得る好ましい合成ゴムはシ
ス−1,4−ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリク
ロロプレン及びイソプレンとブタジエンとのコポリマ
ー、アクリロニトリルとブタジエンとのコポリマー、ア
クリロニトリルとイソプレンとのコポリマー、スチレン
とブタジエンとイソプレンとのコポリマー、スチレンと
ブタジエンとのコポリマー、これらのブレンドである。
本発明のコンパウンドがワイヤコート(wire co
at)組成物として使用されるとき、好ましくは天然ゴ
ムが存在し、そして部分的にいくらかの合成ゴムで置換
されていてもよい。ブレンドとして使用されるとき、天
然ゴムは好ましくはワイヤコートコンパウンド内に存在
する全ゴムの5〜95重量%の範囲の量で存在する。
【0008】本技術分野の当業者に既知のように、ゴム
素材を硬化するために、硫黄加硫剤を有することが必要
である。適切な硫黄加硫剤の例は、元素硫黄(遊離硫
黄)または硫黄供与加硫剤、例えばアミンジスルフィ
ド、高分子ポリスルフィドまたは硫黄オレフィン付加物
を含む。好ましくは、硫黄加硫剤は不溶性形態の元素硫
黄である。硫黄加硫剤の量はゴム素材の成分及び使用さ
れる特定のタイプの硫黄加硫剤に依存する。硫黄加硫剤
は一般に約0.5〜約8phrの量で存在する。好まし
くは硫黄加硫剤は約0.75〜約4.0phrの量で存
在する。
【0009】慣用のゴム添加剤を本発明のゴム素材中に
組み込むことができる。ゴム素材中に慣用される添加剤
は、充填剤、可塑剤、ワックス、加工油、遅延剤、オゾ
ン亀裂防止剤、抗酸化剤等を含む。使用し得る充填剤の
全量は約30〜約150phrの量であることができ、
約45〜約100phrの範囲が好ましい。充填剤はク
レー、炭酸カルシウム、カルシウムシリケート、二酸化
チタン及びカーボンブラックを含む。ゴム組成物中に慣
用される代表的なカーボンブラックはN−326、N−
330、N−472、N−630、N−642、N−6
60、N−754、N−762及びN−990を含む。
可塑剤は通常約2〜約50phrの範囲の量で使用さ
れ、約5〜約30phrの範囲が好ましい。使用する可
塑剤の量は望まれる軟化作用に依存する。適切な可塑剤
の例は芳香族エクストラクト油、アスファルテン類とペ
ンタクロロフェノールと飽和及び不飽和炭化水素と窒素
塩基とを含むペトロリウムソフトナー、コールタール生
成物、クマロン−インデン樹脂並びにジブチルフタレー
ト及びトリクレゾールホスフェートのようなエステルを
含む。使用し得る慣用のワックスはパラフィンワックス
及びミクロクリスタリンブレンドを含む。このようなワ
ックスは約0.5〜3phrの範囲の量で使用される。
促進剤−活性剤として機能する、配合において使用され
る材料は、酸化亜鉛及び酸化マグネシウムのような金属
酸化物であって、これらはステアリン酸、オレイン酸等
のような酸性物質と組み合わせて使用される。金属酸化
物の量は約1〜約14phrの範囲であることができ、
約2〜約8phrの範囲が好ましい。使用し得る脂肪酸
の量は、約0phr〜約5.0phrの範囲であること
ができ、約0phr〜約2phrの範囲が好ましい。
【0010】促進剤は加硫のために要求される時間及び
/または温度を制御するため並びに加硫物の特性を改善
するために使用される。一態様において、単一の促進剤
系、すなわち一次促進剤が使用され得る。一次促進剤は
約0.5〜約4、好ましくは約0.8〜約2.0phr
の範囲の全量で用いられる。他の態様において、一次及
び二次促進剤の組み合わせが使用されることができ、二
次促進剤は一次促進剤よりも少ない、それと等しいまた
はそれより多い量で使用される。これらの促進剤の組合
せは最終の特性上に相乗効果を生ずると期待され、そし
てどちらかの促進剤単独の使用によって生じたものより
もいくらか良好である。さらに、普通の加工温度におい
ては影響されないが、通常の加硫温度においては満足な
硬化を生ずる遅効性促進剤も使用され得る。加硫遅延剤
も使用し得る。本発明において使用され得る適切なタイ
プの促進剤はアミン類、ジスルフィド類、グアニジン
類、チオウレア類、チアゾール類、チウラム類、スルフ
ェンアミド類、ジチオカルバメート類及びキサンテート
類である。好ましくは一次促進剤はスルフェンアミドで
ある。もし二次促進剤が使用されるなら、二次促進剤は
好ましくはグアニジン、ジチオカルバメートまたはチウ
ラム化合物である。
【0011】本発明のゴムコンパウンドは硬化活性剤を
も含む。代表的な硬化活性剤は、オハイオ州デュブリン
のSherexケミカルカンパニーから商標 Adog
en(登録商標)464で商業的に入手できるメチルト
リアルキル(C8 〜C10)アンモニウムクロライドであ
る。この活性剤の量は0.05〜5phrの範囲で使用
し得る。
【0012】本発明のゴムコンパウンド用途において使
用され得る珪質顔料は熱分解及び沈降珪質顔料(シリ
カ)を含むが、沈降シリカが好ましい。本発明において
好ましくは使用される珪質顔料は、例えばナトリウムシ
リケートの如き可溶性シリケートの酸性化によって得ら
れるもののような沈降シリカである。そのようなシリカ
は例えば、窒素ガスを使用して測定した、好ましくは約
40〜約600、さらに普通には約50〜約300m2
/gの範囲であるBET表面積を有することを特徴とす
るものである。表面積の測定のBET法はジャーナル
オブ ザ アメリカンケミカルソサイエティー第60
巻、304頁(1930年)に記述されている。シリカ
はまた、約100〜約400、さらに普通には約150
〜約300の範囲のフタル酸ジブチル(DBP)吸収値
を有することを典型的に特徴とする。シリカは例えば電
子顕微鏡によって決定される0.01〜0.05ミクロ
ンの範囲の平均極限粒子サイズを有すると考えられる
が、シリカ粒子はそれよりサイズにおいてもっと小さく
ても可能性としてもっと大きくてもよい。種々の商業的
に入手できるシリカ、例えば、ここで例示のためのみで
あり限定ではなく210、243等の名称のHi−Si
lの商標でPPGインダストリーズから商業的に入手で
きるシリカ、例えばZ1165MP及びZ165GRの
名称でRhone−Poulencから入手できるシリ
カ、例えばVN2及びVN3等の名称でDegussa
AGから入手できるシリカ等が本発明における使用の
ために考慮し得る。一般に、シリカの量は5〜120p
hrの範囲であり得る。ワイヤコートコンパウンドとし
て使用するときは、シリカは約10〜30phrの範囲
である。
【0013】スコーチ遅延剤として既知の、一つの等級
の配合材料が慣用される。無水フタル酸、サリチル酸、
酢酸ナトリウム及びN−シクロヘキシルチオフタルイミ
ドが既知の遅延剤である。遅延剤は一般に約0.1〜
0.5phrの範囲の量で使用される。
【0014】ゴム素材中にその場(in−situ)樹
脂が形成でき、そしてメチレン受容体とメチレン供与体
との反応を含む。用語「メチレン供与体」はメチレン受
容体と反応でき、そしてその場で樹脂を生じることがで
きる化合物を意味することが意図される。本発明におけ
る使用に適したメチレン供与体の例は、ヘキサメチレン
テトラミン、ヘキサエトキシメチルメラミン、ヘキサメ
トキシメチルメラミン、ラウリルオキシメチルピリジニ
ウムクロライド、エトキシメチルピリジニウムクロライ
ド、トリオキサンヘキサメトキシメチルメラミン、その
ヒドロキシル基がエステル化されてるかまたは部分的に
エステル化されている、並びにパラホルムアルデヒドの
ようなホルムアルデヒドのポリマーを含む。さらに、メ
チレン供与体は一般式:
【化1】 (式中、Xは1〜8個の炭素原子を有するアルキルであ
り、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は水素、1〜8個
の炭素原子を有するアルキル、−CH2OX基またはこ
れらの縮合生成物より成る群から個々に選択される)の
N−置換オキシメチルメラミンまたはこれらの縮合生成
物であることができる。具体的なメチレン供与体はヘキ
サキス−(メトキシメチル)メラミン、N,N',N"−ト
リメチル/N,N',N"−トリメチロールメラミン、ヘキ
サメチロールアミン、N−メチロールメラミン、N,
N',−ジメチロールメラミン、N,N',N"−トリス(メ
トキシメチル)メラミン及びN,N',N"−トリブチル−
N,N',N"−トリメチロール−メラミンを含む。メラミ
ンのN−メチロール誘導体は既知の方法によって製造さ
れる。
【0015】ゴム素材中に存在するメチレン供与体の量
は変えられる。典型的には、存在するメチレン供与体の
量は約0.1phr〜10.0phrの範囲である。好
ましくはメチレン供与体の量は約2.0phr〜5.0
phrの範囲である。
【0016】メチレン受容体の例は、環置換によって活
性化されたフェノール類またはカシューナット油変性ノ
ボラック型フェノール樹脂を含む。環置換によって活性
化されたフェノールの代表例は、レゾルシン、クレゾー
ル類、t−ブチルフェノール類、イソプロピルフェノー
ル類、エチルフェノール類及びこれらの混合物を含む。
カシューナット油変性ノボラック型フェノール樹脂はS
chenectadyケミカルス社からSP6700の
名称で商業的に入手できる。全ノボラック型フェノール
樹脂に基づく油の変性割合は10〜50%の範囲であ
る。カシューナット油で変性されたノボラック型フェノ
ール樹脂の製造のために、種々の方法が使用できる。例
えば、フェノール、クレゾール及びレゾルシンのような
フェノール類をホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒ
ド及びベンズアルデヒドのようなアルデヒド類と酸触媒
を使用して反応させることができる。酸触媒の例はしゅ
う酸、塩酸、硫酸及びp−トルエンスルホン酸を含む。
触媒反応の後、樹脂を油で変性する。
【0017】ゴム素材中に存在するメチレン受容体の量
は変えられる。典型的には、存在するメチレン受容体の
量は0.1phr〜10phrの範囲である。好ましく
はメチレン受容体の量は約2.0phr〜5.0phr
の範囲である。
【0018】慣用的に、抗酸化剤及びときどきオゾン亀
裂防止剤(以降抗分解剤と呼ぶ)をゴム素材に加える。
代表的な抗分解剤は、モノフェノール類、ビスフェノー
ル類、チオビスフェノール類、ポリフェノール類、ヒド
ロキノリン誘導体、ホスフィット類、チオエステル類、
ナフチルアミン類、ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン類、ジフェニルアミン類及び他のジアリールアミン誘
導体、パラ−フェニレンジアミン類、キノリン類及びこ
れらの混合物を含む。そのような抗分解剤の具体例は
The Vanderbilt Rubber Han
dbook (1990年)の282〜286頁に開示
されている。抗分解剤は一般に約0.25〜約5.0p
hrの量で使用され、約1.0〜約3.0phrの範囲
が好ましい。
【0019】好ましい態様において、本発明の化合物は
タイヤ中に使用するためのワイヤコーまたはビードコー
ト(bead coat)として使用される。このよう
な場合、アミノベンジルアミンはコバルト材料の全部ま
たは一部の代替として使用できる。部分置換としてアミ
ノメンジルアミンを使用することが望まれるとき、本技
術においてゴムの金属への接着を促進するために既知の
コバルト化合物のいずれもが使用できる。従って、使用
し得る適切な有機コバルト材料はステアリン酸、パルミ
チン酸、オレイン酸、リノール酸等の脂肪酸のコバルト
塩;コバルトネオデカノエートのような6〜30個の炭
素原子を有する脂肪族または脂環式カルボン酸のコバル
ト塩;塩化コバルト、コバルトナフテネート;コバルト
カルボキシレート並びにニュージャージー州トレントン
のWyrough and Loser, Inc.か
らのManobond Cの名称で商業的に入手できる
有機−コバルト−ほう素錯体を含む。Manobond
は次の構造
【化2】 (式中、R6 は9〜12個の炭素原子を有するアルキル
基である)を有すると考えられている。
【0020】使用し得るコバルト材料の量は選択される
有機コバルト化合物の特定の性質、特に化合物中に存在
するコバルト金属の量に依存する。
【0021】コバルト材料の量は約0.2〜5phrの
範囲であり得る。好ましくは、コバルト材料の量は約
0.5〜2phrの範囲であり得る。使用するとき、素
材組成物中に存在するコバルト材料の量は、ゴム素材組
成物の全重量を基準としてコバルト金属を0.01〜
0.50重量%与えるのに十分であるべきであり、好ま
しい量はスキム素材組成物の全重量を基準として約0.
03〜約0.2重量%である。
【0022】硫黄加硫性ゴムコンパウンドは約125〜
180℃の範囲の温度で硬化される。好ましくはこの温
度は約135〜160℃の範囲である。
【0023】上記添加剤の存在及び相対量はタイヤ中に
使用するためのゴムコンパウンド内でのアミノベンジル
アミンの利用にさらに第1に関する本発明の一面である
とは考えられない。
【0024】ゴムコンパウンドの混合はゴム混合技術に
おける当業者に既知の方法によって達成できる。例え
ば、この成分は典型的に少なくとも2つの段階、すなわ
ち少なくとも1つのノンプロダクティブ段階、これに続
くプロダクティブ混合段階において混合される。最終の
硬化剤は典型的に「プロダクティブ」混合段階と通常呼
ばれる最終段階において混合され、ここでは混合は前の
ノンプロダクティブ混合段階の混合温度よりも低い温度
または極限温度において起こる。アミノベンジルアミン
及びコバルト化合物(使用する場合)は1以上のノンプ
ロダクティブ混合段階において混合される。硫黄及び促
進剤は一般にプロダクティブ混合段階において混合され
る。用語「ノンプロダクティブ」及び「プロダクティ
ブ」混合段階はゴム混合技術における当業者に周知であ
る。
【0025】本発明のゴム組成物は種々の目的のために
使用できる。例えば、これは種々のタイヤコンパウンド
のために使用できる。そのような空気入りタイヤは、そ
のような技術における当業者に既知で容易に明らかな種
々の方法によって構築され、付形され、成形されそして
硬化される。好ましくは、ゴム組成物はワイヤコートま
たはビードコートとして使用される。理解されるように
タイヤはパッセンジャータイヤ、航空機タイヤ、トラッ
クタイヤ等であることができる。
【0026】本発明は以下の実施例を参照することによ
ってよりよく理解され、部及び百分率は他に示さない限
り重量による。
【0027】
【実施例】実施例1 2つのノンプロダクティブ、1つのプロダクティブバン
バリー混合手順においてゴム素材を製造した。表1に列
挙した成分以外に、両方に試料についてのノンプロダク
ティブ段階は合成ポリイソプレン、天然ゴム、コバルト
材料(使用する場合)、4−アミノベンジルアミン(使
用する場合)及び常用量の加工油、ステアリン酸、酸化
亜鉛、カーボンブラック、抗分解剤及びシリカを含んで
いた。ヘキサメトキシメラミン及びカシューナッツ変性
ノボラック型フェノール樹脂、並びに常用量の促進剤、
抗分解剤、酸化亜鉛及び硫黄をプロダクティブ段階の間
に加えた。下の表1は、使用したゴム、コバルト材料、
カシューナッツ変性ノボラック型フェノール樹脂、ヘキ
サメトキシメラミン及び4−アミノベンジルアミンのレ
ベルを示す。全ての部及び百分率は他に示さない限り重
量による。
【0028】
【表1】 1 品種Natsyn(登録商標)2200の商標でザ
・グッドイヤータイヤアンドラバーカンパニーから商業
的に入手できる溶液重合ポリイソプレン 2 カシューナット変性ノボラック型フェノール樹脂 3 実重量は4.2phr(75重量%のヘキサメトキ
シメラミン及び28重量%のカルシウムシリケート担
体)
【0029】硬化特性は温度150℃及び100サイク
ル/分で操作したモンサント振動ディスクレオメーター
を使用して決定した。振動ディスクレオメーターの説明
は:Robert O.Ohm編、The Vande
rbilt RubberHandbook (R.
T.Vanderbilt Company.Inc.
1990),554〜557頁に見いだすことができ
る。この硬化計及び曲線からの標準化された値の読み取
りはASTM D−2084中に規定されている。振動
ディスクレオメーターで得られる典型的な硬化曲線はT
he Vanderbilt Rubber Hand
bookの1990年版の555頁に示されている。
【0030】そのような振動ディスクレオメーター中
で、配合ゴム試料は一定の振幅の振動剪断運動にかけら
れる。加硫温度においてローターを振動させるのに必要
な試験される試料中に埋め込まれた振動ディスクのトル
クが測定される。この硬化試験を使用して得られる値
は、ゴムまたは配合処方が非常に容易に検出できるの
で、非常に意義がある。速い硬化速度を有するのが通常
有利であることは明白である。
【0031】次の表2は、製造したゴム素材について得
られた硬化曲線から決定された硬化特性を報告する。こ
れらの性質はトルク最小(最小トルク)、トルク最大
(最大トルク)、25%のトルク増大への分数(t2
5)及び90%のトルク増大への分数(t90)を含
む。
【0032】ストレブラー接着試験を製造したゴム配合
物間の界面接着を決定するために行った。界面接着はイ
ンストロン試験機を使用して互いに180℃の角度で引
き離している2つの端を有する引き裂かれていない検体
に対して直角に他のコンパウンドからもう1つのコンパ
ウンドを引っ張ることによって測定した。接触の面積は
硬化中のコンパウンド間のMylar(商標)シートの
配置から決定した。Mylar(商標)内の窓は材料を
試験中に互いに接触させる。
【0033】標準ワイヤ接着試験(SWAT)はそれぞ
れのゴム組成物内に単一の黄銅メッキした鋼コードを埋
めることによって実施した。ゴム物品を次に150℃で
28分間硬化した。これらのゴム組成物中の鋼コードを
次にASTM標準D2229−73に従ってプルアウト
試験にかけた。これらのプルアウト試験(SWAT)の
結果を下に与え、そして表2中にオリジナルとして同定
し、そしてニュートンで表した。硬化後に接着試験をゴ
ム物品について行い、次に硬化試料を(1)90℃の水
中で50日、(2)90℃の水中で10日、(3)75
℃相対湿度90°で10日にさらした。
【0034】
【表2】
【0035】コバルトをアミノベンジルアミンで一部ま
たは全部置換すると、剛性(300%モジュラス)、引
張強度及び伸び及び弾性反発を維持する。部分的置換は
硬度及び硬化状態、それ自体へのストレブラー接着及び
貯蔵モジュラスを維持する。これらの特性はタイヤの耐
久性、トレッド耐磨耗性及び転がり抵抗に関する。
【0036】コバルト材料の替わりにアミノベンジルア
ミンを使用すると、改善されたタイヤ耐久性を示す5及
び10水−老化SWAT値を有意に改善した。
【0037】試料1はコバルト材料を1phrのアミノ
ベンジルアミンで部分的に置換することを含む。この場
合、オリジナルのSWAT値は改善された水−老化SW
AT値を有する対称と類似であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 9/00 C08L 9/00 (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 ウィリアム・ポール・フランシク アメリカ合衆国オハイオ州44313,バース, マッキナウ・サークル 491 (72)発明者 アデル・ファラン・ハラサ アメリカ合衆国オハイオ州44333,バース, エヴェレット・ロード 5040

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)天然ゴム、ジエンモノマーから誘
    導されるゴム及びこれらの混合物より成る群から選択さ
    れるゴム、並びに(b)0.1〜10phrのアミノベ
    ンジルアミンを含んで成るゴムコンパウンド。
  2. 【請求項2】 脂肪酸のコバルト塩、6〜30個の炭素
    原子を有する脂肪族若しくは脂環式カルボン酸のコバル
    ト塩、塩化コバルト、コバルトナフテネート、コバルト
    カルボキシレート及び有機コバルト−ほう素錯体より成
    る群から選択されるコバルト物質0.2〜5phrをさ
    らに含む、請求項1に記載のゴムコンパウンド。
  3. 【請求項3】 (a)0.1〜10phrのメチレン受
    容体及び(b)0.1〜10phrのメチレン供与体を
    さらに含む、請求項1記載のゴムコンパウンド。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のゴムコンパウンドを含
    んで成るワイヤコートまたはビードコートを有する、空
    気入りタイヤ。
JP9229238A 1996-08-26 1997-08-26 アミノベンジルアミンを含むゴムコンパウンド Pending JPH1087882A (ja)

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BR9704422A (pt) 1999-03-09
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CA2208468A1 (en) 1998-02-26
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