JPH1087682A - 遷移金属化合物 - Google Patents

遷移金属化合物

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JPH1087682A
JPH1087682A JP9164530A JP16453097A JPH1087682A JP H1087682 A JPH1087682 A JP H1087682A JP 9164530 A JP9164530 A JP 9164530A JP 16453097 A JP16453097 A JP 16453097A JP H1087682 A JPH1087682 A JP H1087682A
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hydrocarbon
same
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Michael Dr Riedel
ミヒャエル・リーデル
Gerhard Prof Dr Erker
ゲルハルト・エルカー
Lothar Dipl Ing Duda
ローター・ドゥダ
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Hoechst AG
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    • C07F17/00Metallocenes
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ポリオレフインを調製するのに有用な触媒と
して作用し得る遷移金属化合物を提供する。 【解決手段】 一般式I の遷移金属化合物。一般式Iの化合物の具体例には(第
三ブチル−η−アミデート)−(η−シクロペンタ
ジエニル)−2,2−プロパンジイル−ジルコニウムジ
クロリドがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遷移金属化合物、
及びその調製方法に関するものであり、またポリオレフ
ィンを調製するときの触媒成分としてのその使用に関す
るものでもある。
【0002】それらのルイス酸性度の故に、中性遷移金
属化合物をカチオンへと転化し、安定化させることがで
きるアルミノキサン又は他の触媒と組み合わせた可溶性
のメタロセン又はモノシクロペンタジエニル化合物を用
いるポリオレフィンの調製は、文献(欧州特許出願公開
第129 368号、第351 392号、第41681
5号)から公知である。
【0003】メタロセン及びモノシクロペンタジエニル
化合物は、オレフィンの重合又はオリゴマー化に関して
だけでなく、水素化、エポキシ化、異性化及びC−Cカ
ップリング触媒としても用いることができるので、大き
な関心が持たれている(Chem,Rev. 1992, 92, 965 〜 9
94)。
【0004】オリゴマーアルミノキサンと組み合わせた
ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジアルキル
又はジハリドに基づく可溶性メタロセン化合物を用いる
と、アンバランスで不満足な生成物特性の故に、ほとん
ど工業的に重要でないアタクチックポリマーが生成す
る。更に、ある種のオレフィンコポリマーを得ることも
不可能である。
【0005】二つの置換シクロペンタジエニル基が、メ
チレン橋、エチレン橋又はジメチルシリル橋を介して互
いに結合されているジルコノセンジクロリドの誘導体
は、それらの固定配座の故に、オレフィンの荷電特異的
重合(isospecific polymerization)のための触媒とし
て用いることができる(欧州特許出願公開第316 1
55号)。
【0006】
【課題を解決するための手段】新しい遷移金属化合物を
提供することは本発明の目的である。
【0007】したがって、本発明は、配位子として、橋
Aを介して互いに結合されているシクロペンタジエニル
基と更なるπ結合単位とを含む遷移金属化合物を提供す
る。
【0008】本発明の遷移金属化合物は、下式I
【化7】 {式中、M1は元素周期表のIIIb族,IVb族又は
Vb族の金属であり、R1,R2,R3及びR4は、同じか
又は異なっていて、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、
例えばC1 〜 C20-アルキル基、C1 〜 C10アルコキ
シ基、C6 〜C20-アリール基、C2 〜 C12-アルケニ
ル基、C7 〜 C40-アルキルアリール基又はC8 〜 C
40-アリールアルケニル基のようなC1 〜 C40炭化水素
含有基、−SiR5 3基、−NR5 2基、−Si(OR53
基、−Si(SR53基又は−PR5 2基(式中、R5は、
同じか又は異なっていて、それぞれハロゲン原子、C1
〜 C10-アルキル基又はC6 〜C10-アリール基であ
る)であるか、又は二つ以上の基R1,R2,R3又はR4
が、それらを結合している原子と一緒になって好ましく
は4 〜 40個の炭素原子、特に好ましくは6 〜 20
個の炭素原子を含む環系を形成しており、Yは、同じか
又は異なっていて、それぞれ水素原子、例えばC1
20-アルキル基、C1 〜 C10アルコキシ基、C6
20-アリール基、C2 〜 C12-アルケニル基、C7
40-アルキルアリール基又はC8 〜 C40-アリールア
ルケニル基のようなC1 〜 C40炭化水素含有基、ある
いは置換又は未置換のブタジエン単位、OH基、ハロゲ
ン原子又はNR5 2基(式中、R5は、同じか又は異なっ
ていて、それぞれハロゲン原子、C1 〜 C10-アルキル
基、又はC6 〜 C10-アリール基である)であり、k
は、遷移金属原子M1の価数から2を引いた値に対応す
る整数であり、Yがブタジエン単位の場合はkは1であ
り、Aは、例えば下式
【化8】 [式中、nは1 〜 20の整数であり、lは1 〜 20
の整数であり、Zは、
【化9】 SO2、O又はS(式中、R5は、同じか又は異なってい
て、それぞれハロゲン原子、C1 〜 C10アルキル基又
はC6 〜 C10-アリール基である)であり、R6及びR7
は、同じか又は異なっていて、それぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、例えばC1 〜 C20-アルキル基、C1 〜 C
10アルコキシ基、C6 〜 C20-アリール基、C2 〜 C
12-アルケニル基、C7 〜 C40-アルキルアリール基又
はC8〜 C40-アリールアルケニル基のようなC1 〜 C
40炭化水素含有基、あるいは各場合において二つの基R
6が、各場合において二つの基R7が、又は基R6及びR7
それぞれ各基の一つが、各場合において、それらを結合
している原子と一緒になって環系を形成し、またM2
珪素、ゲルマニウム又は錫である]のような橋であり、
8は、水素原子、ハロゲン原子、例えばC1 〜 C20-
アルキル基、C1 〜 C10アルコキシ基、C6 〜 C20-
アリール基、C2 〜 C12-アルケニル基、C7 〜C40-
アルキルアリール基又はC8 〜 C40-アリールアルケニ
ル基のようなC1〜 C40基、−SiR5 3基、−NR
5 2基、−Si(OR53基、−Si(SR53基、又は−
PR5 2基(式中、R5は、同じか又は異なっていて、そ
れぞれハロゲン原子、C1 〜 C10-アルキル基又はC6
〜 C10-アリール基)であり、及びXは、元素周期表の
Va族又はVIa族の元素であり、XがVa族の元素で
ある場合、Xは、水素原子、ハロゲン原子、例えばC1
〜 C20-アルキル基、C1〜 C10アルコキシ基、C6
20-アリール基、C2 〜 C12-アルケニル基、C7
40-アルキルアリール基又はC8 〜 C40-アリールア
ルケニル基のようなC1 〜 C40基、−SiR5 3基、−
NR5 2基、−Si(OR53基、−Si(SR53基又は
−PR5 2基(式中、R5は、同じか又は異なっていて、
それぞれハロゲン原子、C1 〜 C10-アルキル基又はC
6 〜 C10-アリール基である)である基R9を有する}
を有する。
【0009】式Iで表される化合物にとっては、M
1は、元素周期表のIVb族の金属、例えばチタン、ジ
ルコニウム又はハフニウムであり、R1,R2,R3及び
4は、同じか又は異なっていて、それぞれ水素原子、
あるいは例えばC1 〜 C10-アルキル基又はC6 〜 C
10-アリール基のようなC1 〜C10-炭化水素含有基であ
るか、又は二つ以上の基R1,R2,R3又はR4が、それ
らを結合している原子と一緒になって、好ましくは6
〜 10個の炭素原子を有する環系を形成しており、Y
は、同じであって、特に、それぞれ例えばC1 〜 C4-
アルキル基、あるいは置換又は未置換の、特に未置換の
ブタジエン単位のようなC1 〜 C10-炭化水素含有基、
又はハロゲン原子、特に塩素であり、Aは、例えば下式
【化10】 (式中、nは1 〜 8の整数であり、特に1,2,3又
は4の整数であり、R6及びR7は、同じか又は異なって
いて、それぞれ水素原子、例えばC1 〜C10-アルキル
基又はC6 〜 C10-アリール基のようなC1 〜 C10-炭
化水素含有基であり、あるいは各場合において二つの基
6が、各場合において二つの基R7が、又は基R6及び
7それぞれ各基の一つが、各場合において、それらを
結合している原子と一緒になって炭化水素環系を形成し
ている)であり、R8は、例えばC1 〜 C4-アルキル基
又はC6 〜 C10-アリール基のようなC1 〜 C10-炭化
水素基であり、及びXは、元素周期表のVa族の元素で
あり、特に窒素又は燐であるか、又はVIa族の元素、
特に酸素又は硫黄であり、XがVa族の元素である場
合、Xは、水素原子、例えばC1 〜 C10-アルキル基又
はC6 〜 C10-アリール基のようなC1 〜 C10-炭化水
素含有基であるか、又は−SiR5 3基、−NR5 2基、−
Si(OR53基、−Si(SR53基又は−PR5 2
(式中、R5は、同じか又は異なっていて、それぞれC1
〜 C10-アルキル基又はC6 〜 C10-アリール基であ
る)である基R9を有することが好ましい。
【0010】式Iの化合物にとっては、M1がチタン又
はジルコニウムであり、R1,R2,R3及びR4は、同じ
か又は異なっていて、それぞれ、水素原子、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チルのようなC1 〜 C4-アルキル基、又は例えばフェ
ニル又はナフチルのようなC6 〜 C10-アリール基であ
るか、あるいはR1及びR2、又はR3及びR4、又はR2
及びR3は、それらを結合している原子と一緒になって
芳香族炭化水素環系、特に6員環を形成していて、前記
の環は引き続いて置換しても良く、Yは、同じであり、
特にメチル、フェニル又は塩素であり、Aは、
【化11】 (式中、R6及びR7は、同じか又は異なっていて、それ
ぞれ水素原子、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチルのようなC1 〜C4-アル
キル基であるか、又は例えばフェニル又はナフチルのよ
うなC6 〜 C1 0-アリール基である)であり、R8は、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチルのようなC1 〜 C4-アルキル基である
か、又は例えばフェニル又はナフチルのようなC6
10-アリール基であり、及びXは、窒素又は酸素であ
り、Xが窒素である場合、式Iの化合物は、水素原子、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ルのようなC1 〜 C4-アルキル基、あるいは例えばフ
ェニル又はナフチルのようなC6 〜 C10-アリール基、
−SiR5 3又は−Si(OR53、特に−SiR5 3(式
中、R5は、同じか又は異なっていて、それぞれ、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチルのようなC1 〜 C4-アルキル基であるか、
あるいは例えばフェニル又はナフチルのようなC6
10-アリール基である)である基R9を有することが特
に好ましい。
【0011】命名法は、次の遷移金属化合物:すなわ
ち、(第三ブチル−η3−アミデート)−(η5−3−メ
チルシクロペンタジエニル)−2−フェニル−2,2−
エタンジイル−ジルコニウムジクロリド
【化12】 によって示される。
【0012】本発明の遷移金属化合物としては、例え
ば: (第三ブチル−η3−アミデート)−(η5−シクロペン
タジエニル)−2,2−プロパンジイル−ジルコニウム
ジクロリド (フェニル−η3−アミデート)−(η5−シクロペンタ
ジエニル)−2,2−プロパンジイル−ジルコニウムジ
クロリド (メチル−η3−アミデート)−(η5−シクロペンタジ
エニル)−2,2−プロパンジイル−ジルコニウムジク
ロリド (第三ブチル−η3−アミデート)−(η5−シクロペン
タジエニル)−2−フェニル−2,2−エタンジイル−
チタンジクロリド (フェニル−η3−アミデート)−(η5−シクロペンタ
ジエニル)−2−フェニル−2,2−エタンジイル−チ
タンジクロリド (メチル−η3−アミデート)−(η5−シクロペンタジ
エニル)−2−フェニル−2,2−エタンジイル−チタ
ンジクロリド (第三ブチル−η3−アミデート)−(η5−シクロペン
タジエニル)−2,2−エテンジイル−ジルコニウムジ
クロリド (フェニル−η3−アミデート)−(η5−シクロペンタ
ジエニル)−2,2−エタンジイル−ジルコニウムジク
ロリド (メチル−η3−アミデート)−(η5−シクロペンタジ
エニル)−2,2−エテンジイル−ジルコニウムジクロ
リド (p−トリル−η3−アミデート)−(η5−シクロペン
タジエニル)−2,2−エテンジイル−ジルコニウムジ
クロリド (p−トリル−η3−アミデート)−(η5−シクロペン
タジエニル)−2,2−エテンジイル−チタンジクロリ
ド (第三ブチル−η3−アミデート)−(η5−インデニ
ル)−2,2−プロパンジイル−ジルコニウムジクロリ
ド (フェニル−η3−アミデート)−(η5−インデニル)
−2−フェニル−2,2−エタンジイル−ジルコニウム
ジクロリド (メチル−η3−アミデート)−(η5−インデニル)−
2,2−プロパンジイル−チタンジクロリド (第三ブチル−η3−アミデート)−(η5−3−メチル
シクロペンタジエニル)−2−フェニル−2,2−エタ
ンジイル−チタンジクロリド (フェニル−η3−アミデート)−(η5−3−メチルシ
クロペンタジエニル)−2−フェニル−2,2−エタン
ジイル−ジルコニウムジクロリド (メチル−η3−アミデート)−(η5−3−メチルシク
ロペンタジエニル)−2,2−プロパンジイル−チタン
ジクロリド (第三ブチル−N−メチル−η3−アミジネート)−
(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−プロパンジ
イル−ジルコニウムジクロリド (フェニル−N−フェニル−η3−アミジネート)−
(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−プロパンジ
イル−ジルコニウムジクロリド (メチル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−プロ
パンジイル−ジルコニウムジクロリド (第三ブチル−N−メチル−η3−アミジネート)−
(η5−シクロペンタジエニル)−2−フェニル−2,
2−エタンジイル−チタンジクロリド (フェニル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−2−フェニル
−2,2−エタンジイル−チタンジクロリド (メチル−N−フェニル−η3−アミジネート)−(η5
−シクロペンタジエニル)−2−フェニル−2,2−エ
タンジイル−チタンジクロリド (第三ブチル−N−メチル−η3−アミジネート)−
(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−エテンジイ
ル−ジルコニウムジクロリド (フェニル−N−フェニル−η3−アミジネート)−
(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−エテンジイ
ル−ジルコニウムジクロリド (メチル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−エタ
ンジイル−ジルコニウムジクロリド (第三ブチル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネ
ート)−(η5−インデニル)−2,2−プロパンジイ
ル−ジルコニウムジクロリド (フェニル−N−メチル−η3−アミジネート)−(η5
−インデニル)−2−フェニル−2,2−エタンジイル
−ジルコニウムジクロリド (メチル−N−フェニル−η3−アミジネート)−(η5
−インデニル)−2,2−プロパンジイル−チタンジク
ロリド (第三ブチル−η3−アミジネート)−(η5−3−メチ
ルシクロペンタジエニル)−2−フェニル−2,2−エ
タンジイル−チタンジクロリド (フェニル−η3−アミジネート)−(η5−3−メチル
シクロペンタジエニル)−2−フェニル−2,2−エタ
ンジイル−ジルコニウムジクロリド (メチル−η3−アミジネート)−(η5−3−メチルシ
クロペンタジエニル)−2,2−プロパンジイル−チタ
ンジクロリド (第三ブチル−η3−アミデート)−(η5−フルオレニ
ル)−2,2−プロパンジイル−ジルコニウムジクロリ
ド (フェニル−η3−アミデート)−(η5−フルオレニ
ル)−2−フェニル−2,2−エタンジイル−チタンジ
クロリド (メチル−η3−アミデート)−(η5−フルオレニル)
−2,2−エテンジイル−ジルコニウムジクロリド (第三ブチル−N−メチル−η3−アミジネート)−
(η5−フルオレニル)−2,2−プロパンジイル−ジ
ルコニウムジクロリド (フェニル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネー
ト)−(η5−フルオレニル)−2−フェニル−2,2
−エタンジイル−チタンジクロリド (メチル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネー
ト)−(η5−フルオレニル)−2,2−エタンジイル
−ジルコニウムジクロリド [(第三ブチル−η3−アミデート)(ジメチル)(η5
−フルオレニル)シラン]ジルコニウムジクロリド [(フェニル−η3−アミデート)(メチルフェニル)
(η5−シクロペンタジエニル)シラン]ジルコニウム
ジクロリド [(メチル−η3−アミデート)(ジフェニル)(η5
インデニル)シラン]ジルコニウムジクロリド [(第三ブチル−N−メチル−η3−アミジネート)
(ジメチル)(η5−シクロペンタジエニル)シラン]
ジルコニウムジクロリド [(フェニル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネ
ート)(メチルフェニル)(η5−インデニル)シラ
ン]ジルコニウムジクロリド [(メチル−N−トリメチルシリル−η3−アミジネー
ト)(ジフェニル)(η5−フルオレニル)シラン]ジ
ルコニウムジクロリド (第三ブチル−η3−アミデート)−η5−シクロペンタ
ジエニル)−1,1−ビニリデンジイル−ジルコニウム
ビス(ジエチルアミド) (第三ブチル−η3−アミデート)−η5−シクロペンタ
ジエニル)−1,1−ビニリデンジイル−ジルコニウム
ビス(ジメチルアミド) (p−トリル−η3−アミデート)−η5−シクロペンタ
ジエニル)−1,1−ビニリデンジイル−ジルコニウム
ビス(ジエチルアミド)がある。
【0013】本発明の遷移金属化合物の調製は、以下の
スキームによって説明される。
【0014】
【化13】 式(II)の化合物は、文献(Chem. Lett. 1990, 168
3;Tetrahedron Lett. 1990, 31, 545;Org. Synth. 4
7, 52)に記載されている方法によって調製することが
できる。式(II)で表される化合物の化合物(II
I)への転化は、アンモニアを用いて行われる(Chem.
Ber. 1964, 768, 539)。化合物(III)の脱プロト
ン化は、任意の塩基、特にメチルリチウム、ブチルリチ
ウム、リチウムビスヘキサメチルジシラジド又はカリウ
ム第三ブトキシドを用いて行うことができる。この脱プ
ロトン化によって形成されるモノリチウム化合物は、酸
塩化物又はニトリルと反応させて、化合物(IV)又は
(VII)を生成させることができる。化合物(IV)
又は(VII)と、例えばR73(式中、M3は元素周
期表のIa族又はIIa族の金属である)のような求核
性及び/又は塩基性の化合物2当量と反応させて、対応
する化合物(V)又は(VIII)を生成させる。不活
性溶媒中化合物(V)又は(VIII)と、対応する金
属化合物M1k+2(式中、kは1 〜 3の整数である)
(例えば、三塩化バナジウム、四塩化ジルコニウム、五
塩化ニオブ)とを、引き続いて反応させることは、原則
的として公知であり、本発明の(VI)又は(IX)の
遷移金属化合物を生成させる。適当な不活性溶媒は、例
えばヘキサン又はトルエンのような脂肪族又は芳香族の
溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はジエチルエーテル
のようなエーテル溶媒、あるいは例えば塩化メチレンの
ようなハロゲン化炭化水素、又は例えばo−ジクロロベ
ンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素である。
【0015】
【化14】 式II 〜 IXで用いられている記号は、式Iに関して
規定した通りである。
【0016】本発明の遷移金属化合物は、オレフィン重
合のための高度に活性な触媒成分である。配位子の置換
パターンにしたがって、前記の遷移金属化合物は、異性
体混合物として得ることができる。好ましくは、遷移金
属化合物は、純粋な異性体の形態で用いられるが、異性
体混合物として用いることもできる。
【0017】更に、本発明は、本発明の少なくとも一種
類の遷移金属化合物と、少なくとも一種類の助触媒とを
含む触媒システムの存在下で、一種類以上のオレフィン
を重合させることによって、ポリオレフィンを調製する
方法も提供する。本発明の目的のために、重合という用
語は、単独重合又は共重合を意味している。
【0018】本発明方法では、好ましくは、式Ra−C
H=CH−Rb(式中、Ra及びRbは、同じか又は異な
っていて、それぞれ、水素原子、又は1 〜 20個の炭
素原子、特に1 〜 10個の炭素原子を有する炭化水素
基であり、あるいはRa及びRbは、それらを結合してい
る原子と一緒になって一つ以上の環を形成する)で表さ
れる一種類以上のオレフィンを重合させる。前記オレフ
ィンの例は、例えばエチレン、プロペン、1−ブテン、
1−ペンテン、1−ヘキサン、4−メチル−1−ペンテ
ン又は1−オクテンのような1 〜 20個の炭素原子を
有する1−オレフィン、スチレン、例えば1,3−ブタ
ジエン、イソプレン、1,4−ヘキサジエン、ノルボル
ナジエン、ビニルノルボルネン、5−エチリデンノルボ
ルネンのような環式又は非環式ジエン、あるいは例えば
ノルボルネン又はテトラシクロドデセンのような環式モ
ノオレフィンがある。本発明方法では、好ましくは、エ
チレン又はプロピレンを単独重合させるか、又はエチレ
ン及びプロピレンを互いと共重合及び/又は4 〜 20
個の炭素原子を有する一種類以上の環式1−オレフィン
と共重合及び/又は4 〜 20個の炭素原子を有する一
種類以上のジエン、例えば1,3−ブタジエンと共重合
させる。
【0019】重合は、好ましくは温度−78 〜 250
℃で、特に好ましくは50 〜 200℃で行う。圧力
は、好ましくは0.5 〜 2000バール、特に好まし
くは5〜 64バールである。
【0020】重合は、一つ以上の段階で、溶液、塊状、
懸濁又は気相の状態で、連続して又は回分式で行うこと
ができる。好ましい態様は、気相重合及び懸濁重合であ
る。
【0021】本発明方法で用いられる触媒は、好ましく
は、一種類の遷移金属化合物を含む。例えば広範な又は
多モードの分子量分布を有するポリオレフィンを調製す
るために、2種類以上の遷移金属化合物の混合物を用い
ることもできる。
【0022】本発明方法において適当な助触媒は、原則
として、ルイス酸性度の故に、中性の遷移金属化合物を
カチオンへと転化させ、それ(「不安定な配位」)を安
定化させることができる。更に、助触媒又はそれから形
成されたアニオンは、形成されたカチオンと更に反応す
べきではない(欧州特許第427 697号)。用いら
れる助触媒は、好ましくはアルミニウム化合物及び/又
は硼素化合物である。
【0023】硼素化合物は、好ましくは、式R12 xNH
4-xBR13 4,R12 xPH4-xBR13 4,R12 3CBR13 4
はBR13 3(式中、xは1 〜 4であり、好ましくは3
であり、基R12は、同じか又は異なっていて、好ましく
は同じであり、C1 〜 C10アルキル又はC6 〜 C18-
アリール、あるいは二つの基R12は、それらを結合させ
ている原子と一緒になって環を形成し、基R13は、同じ
か又は異なっていて、好ましくは同じであり、アルキ
ル、ハロアルキル又は弗素によって置換されていても良
い)を有する。特にR12はエチル、プロピル、ブチル又
はフェニルであり、R13はフェニル、ペンタフルオロフ
ェニル、3,5−ビストリフルオロメチルフェニル、メ
シチル、キシリル又はトリルである(欧州特許第277
003号、第277 004号及び第426 638
号)。
【0024】用いられる助触媒は、好ましくは、例えば
アルミノキサン及び/又はアルキルアルミニウムのよう
なアルミニウム化合物である。
【0025】用いられる助触媒は、特に好ましくはアル
ミノキサンであり、特に線状タイプの式Xaで表される
アルミノキサン及び/又は環式タイプの式Xbで表され
るアルミノキサンである。
【0026】
【化15】 (式中、式Xa及びXbにおいて、基R14は、同じか又
は異なっていて、それぞれ、水素、又は例えばC1
18-アルキル基、C6 〜 C18-アリール基のようなC1
〜C20−炭化水素基、又はベンジルであり、pは2 〜
50の整数であり、好ましくは10 〜 35の整数であ
る) 好ましくは、基R14は、同じであり、水素、メチル、イ
ソブチル、フェニル又はベンジル、特に好ましくはメチ
ルである。
【0027】基R14が異なっている場合、それらは、好
ましくはメチル及び水素、又はメチル及びイソブチルで
あり、その場合水素又はイソブチルは、好ましくは(基
14の)0.01 〜 40%の数的割合で存在する。
【0028】アルミノキサンを調製する方法は公知であ
る。アルミノキサンの正確な空間的構造は知られていな
い(J. Am. Chem. Soc.(1993)115, 4971)。例えば、
鎖と環が結合して、大きな二次元の又は三次元の構造を
形成することは想像できる。
【0029】調製方法にかかわらず、すべてのアルミノ
キサン溶液は、共通して、遊離した形態で又は付加物と
して存在する異なる含量の未反応アルミニウム出発化合
物を有する。
【0030】重合反応で用いる前に、助触媒、特にアル
ミノキサンを用いて遷移金属化合物を予備活性すること
ができる。それによって、重合活性は著しく増大する。
遷移金属化合物の予備活性は、好ましくは溶液中で行
う。ここでは、遷移金属化合物は、好ましくは、不活性
炭化水素中アルミノキサン溶液中に溶解させる。適当な
不活性炭化水素は、脂肪族又は芳香族の炭化水素であ
る。好ましくは、トルエンを用いる。
【0031】溶液中のアルミノキサンの濃度は、各場合
において溶液の総重量を基準として、約1重量%から飽
和限界まで、好ましくは5 〜 30重量%である。遷移
金属化合物は、同じ濃度で用いることができるが、好ま
しくはアルミノキサン1モル当たり10-4 〜 1モルの
量で用いる。予備活性時間は、5分 〜 60時間であ
り、好ましくは5 〜 60分である。予備活性は、−7
8 〜 150℃、好ましくは0 〜 80℃の温度で行
う。
【0032】遷移金属化合物は、遷移金属を基準とし
て、溶媒1dm3当たり、又は反応器の容積1dm3当た
り遷移金属を10-3 〜 10-8モル、好ましくは10-4
〜10-7モルの濃度である。好ましくは、アルミノキ
サンは、溶媒1dm3当たり、又は反応器の容積1dm3
当たり10-6 〜 10-1モル、好ましくは10-5 〜1
-2モルの濃度で用いる。言及した他の助触媒は、遷移
金属化合物とほぼ等モル量で用いる。しかしながら、原
則としてより高濃度も可能である。
【0033】アルミノキサンは、公知の方法によって、
様々な仕方で調製することができる。前記方法の一つ
は、例えば、不活性溶媒(例えば、トルエン)中におい
て、アルミニウム炭化水素化合物及び/又はヒドリドア
ルミニウム炭化水素化合物を、(気体の、固体の、液体
の又は例えば結晶水として結合している)水と反応させ
る方法である。異なる基R14を有するアルミノキサンを
調製するために、例えば、所望の組成に対応する二種類
の異なるトリアルキルアルミニウムを水と反応させる。
【0034】オレフィン中に存在する触媒毒を除去する
ために、アルミニウム化合物、好ましくは例えばトリメ
チルアルミニウム又はトリエチルアルミニウムのような
アルキルアルミニウムを用いる精製が有利である。この
精製は、重合システムそれ自体において行うことができ
るか、又はオレフィンをアルミニウム化合物と接触さ
せ、次に重合システムに加える前に再び分離して取り出
す。
【0035】本発明方法では、水素は、分子量調節剤と
して及び/又は触媒活性を増大させるために加えること
ができる。それによって、例えばワックスのような低分
子量ポリオレフィンを得ることができる。
【0036】本発明方法では、遷移金属化合物は、好ま
しくは、適当な溶媒を用いる分離工程で、重合反応器の
外部で助触媒と反応させる。担体への施用は、この工程
中に行うことができる。
【0037】本発明方法では、予備重合は、遷移金属化
合物の助けを借りて行うことができる。予備重合にとっ
て、重合で用いられる複数種のオレフィン又はそのうち
の一種を用いることは好ましい。
【0038】本発明方法で用いられる触媒は担持させる
ことができる。担体に対して施用することによって、例
えば製造されるポリマーの粒子形態を調節することがで
きる。まず最初に、遷移金属化合物を担体と反応させ、
次に助触媒と反応させることができる。また、助触媒
を、まず最初に担持し、次に遷移金属化合物と反応させ
ることもできる。遷移金属化合物と助触媒との反応生成
物を担持させることもできる。適当な支持材は、例えば
シリカゲル、酸化アルミニウム、固体アルミノキサン、
又は例えば塩化マグネシウムのような他の無機担体材料
である。別の適当な担体材料は、微粉形態のポリオレフ
ィン粉末である。担持された触媒の調製は、例えば欧州
特許第567 952号に記載されているように行うこ
とができる。
【0039】好ましくは、助触媒を、例えばアルミノキ
サンを、例えばシリカゲル、酸化アルミニウム、固体ア
ルミノキサン、他の無機担体材料、又は微粉形態のポリ
オレフィン粉末のような担体に対して施用し、次に遷移
金属化合物と反応させる。
【0040】用いられる無機担体は、水素/酸素火炎中
における元素ハロゲン化物の燃焼による火炎熱分解によ
って生成された酸化物であることができるか、又は特有
の粒径分布及び粒子形状のシリカゲルとして調製するこ
とができる。
【0041】担持された助触媒の調製は、例えば、欧州
特許第578 838号に記載されているようにステン
レス鋼反応器中で次のような方法により行うことができ
る。このステンレス鋼反応器は防爆設計、ポンプ付き循
環システム及び60バールの圧力定格値を有し、さらに
不活性ガス供給並びにジャケット冷却装置及びポンプ循
環システムにある熱交換器を介する第二冷却装置を備え
ている。ポンプ付き循環システムは、ポンプによって反
応器の底部にある接続部を介して、反応器の内容物を取
り出し、それらをミキサーの中に押し入れ、次に熱交換
器を介して上昇管路に流し、反応器中に戻す。そのミキ
サーは、入口部分において、絞り管断面部を有し、そこ
で流速が増し、その乱流域中に細いインが軸に平行に流
れに対抗して導入され、それを経てパルス状の所定量の
水が40バールのアルゴン圧力下で供給され得るような
構成である。反応はポンプ循環上のサンプラーによりモ
ニターされる。原則として、他の反応器も適する。
【0042】担持された助触媒を調製する更なる方法
は、欧州特許第578 838号に記載されている。こ
れらにしたがって、本発明の遷移金属化合物は、溶解し
た遷移金属化合物を担持された助触媒と共に撹拌するこ
とによって、担持された助触媒に施用される。溶媒は、
助触媒と遷移金属化合物の双方が不溶である炭化水素に
よって除去され、置換される。
【0043】担持された触媒システムをつくるための反
応は、−20 〜 +120℃、好ましくは0 〜 100
℃、特に好ましくは15 〜 40℃の温度で行われる。
遷移金属化合物は、例えばn−デカン、ヘキサン、ヘプ
タン又はディーゼル油のような脂肪族不活性懸濁媒体中
助触媒の懸濁液1 〜 40重量%、好ましくは5 〜2
0重量%を、例えばトルエン、ヘキサン、ヘプタン又は
ジクロロメタンのような不活性溶媒中遷移金属化合物の
溶液と、又は遷移金属化合物の微粉固体と組み合わせる
ことによって、担持された助触媒と反応させる。逆に、
遷移金属化合物の溶液は、固体助触媒と反応させること
もできる。
【0044】反応は、徹底した混合によって、例えば、
不活性条件下で、Al/M1のモル比100/1 〜 10
000/1、好ましくは100/1 〜 3000/1及
び反応時間5 〜 120分間、好ましくは10 〜 60
分間、特に好ましくは10〜 30分間、撹拌すること
によって行われる。
【0045】担持された触媒システムを調製するための
反応時間の過程中、特に、可視領域に吸収極大を有する
本発明の遷移金属化合物を用いるとき、反応混合物の色
の変化が起こり、それによって反応の進行をたどること
ができる。
【0046】反応時間が経過した後、上澄み溶液を、例
えば濾過又はデカンテーションによって分離し取り出
す。残留固体を、例えばトルエン、n−デカン、ヘキサ
ン、ディーゼル油又はジクロロメタンのような不活性懸
濁媒体で1 〜 5回洗浄して、生成した触媒中にある可
溶性成分、特に未反応のそれ故可溶性遷移金属化合物を
除去する。
【0047】そのようにして調製した支持された触媒シ
ステムを、真空乾燥粉末として再懸濁させるか、又は未
だ溶媒で湿っている間に、上記の不活性懸濁媒体の一つ
の懸濁液として、重合システム中に計量して供給するこ
とができる。
【0048】重合を懸濁重合又は溶液重合として行う場
合、チーグラー低圧法にとって通常の不活性溶媒を用い
る。例えば、重合は、脂肪族又は脂環式の炭化水素;例
えばプロパン、ブタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオク
タン、シクロヘキサン及びメチルシクロヘキサン中で行
われる。石油又は水素化ディーゼル油留分を用いること
もできる。またトルエンを用いることもできる。好まし
くは、液体モノマー中で重合を行う。
【0049】触媒、特に(本発明の遷移金属化合物と担
持された助触媒とを含む、又は本発明の遷移金属化合物
と微粉形態のポリオレフィン粉末上有機アルミニウム化
合物とを含む)担持された触媒システムを加える前に、
更に、例えばトリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリオクチル
アルミニウム又はイソプレニルアルミニウムのような別
のアルキルアルミニウム化合物を、重合システムを不活
性にするために(例えば、オレフィン中に存在している
触媒毒を取り除くために)反応器中に入れることができ
る。前記の化合物は、反応器内容物1kg当たりAl 1
00 〜 0.01ミリモルの濃度で、重合システムに加
える。好ましくは、反応器内容物1kg当たりAl 10
〜 0.1ミリモルの濃度で、トリイソブチルアルミニ
ウム及びトリエチルアルミニウムを加える。それによっ
て、小さなAl/M1モル比を、担持された触媒システム
を合成するときに選択することができる。
【0050】不活性溶媒を用いる場合、モノマーは、気
体形態又は液体形態で計量して供給する。
【0051】重合時間は任意に所望することができる。
なぜならば、本発明方法で用いられる触媒システムは、
重合活性において、わずかな時間依存性の低下を示すの
みだからである。
【0052】
【実施例】以下、実施例を掲げて、本発明の説明に供す
る。
【0053】有機金属化合物の調製及び取り扱いは、ア
ルゴン下で空気及び水分を排除して行った(Schlenk
法)。必要とされるすべての溶媒は、適当なデシカント
(dessicant)上で多時間沸騰させ、次にアルゴン下で
蒸留することによって、使用する前に無水にした。
【0054】化合物の特性は、1H-NMR、13C-NM
R及び赤外分光分析法によって調べた。
【0055】実施例1:(第三ブチル−η3−アミデー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−プロ
パンジイル−ジルコニウムジクロリド(1) N−6−(6´−メチルフルベニル)ピバルアミドの合
成 氷中で冷却しながら、塩化ビバル酸1当量を、トリエチ
ルアミン3ml及びテトラヒドロフラン30ml中6−
アミノ−6´−メチルフルベン5.0g(46.7ミリ
モル)溶液に加える。その混合物を24時間撹拌し、次
に濾過する。濾液から溶媒を除き、残留物をジエチルエ
ーテルから結晶化させる。
【0056】1H-NMR(200MHz,CDCl3):
8.2(s,1H,NH);6.6 〜6.3(m,4
H,Cp−H);2.7(s,3H,CH3);1.3
(s,9H,CH3)。
【0057】(第三ブチルアミデート)−(シクロペン
タジエニル)−2,2−プロパンジイル−ジリチウムの
合成 −30℃において、ジエチルエーテル(10ml,3.
0ミリモル)中メチルリチウム溶液の2当量を、エーテ
ル50ml中沃化銅0.5g懸濁液に対して加える。そ
の明澄な溶液を0℃まで温め、更にジエチルエーテル5
0ml中N−6−(6´−メチルフルベニル)ピバルア
ミド0.3g(1.48ミリモル)を滴下して加える。
その懸濁液を24時間撹拌し、濾過し、減圧下で溶媒を
除去する。
【0058】(第三ブチル−η3−アミデート)−(η5
−シクロペンタジエニル)−2,2−プロパンジイル−
ジルコニウムジクロリドの合成 (第三ブチルアミデート)(シクロペンタジエニル)−
2,2−プロパンジイル−ジリチウム0.3g(1.0
ミリモル)をジエチルエーテル中に懸濁させ、等モル量
のZrCl4(0.35g;1.0ミリモル)と混合す
る。12時間の反応時間後に、溶媒を減圧下で除去し、
残留物をジクロロメタンで抽出する。濾液を乾燥するま
で蒸発させると、化合物(1)が収率45%で得られ
る。
【0059】1H-NMR(200MHz,C66):
5.8 〜 5.4(m,4H,Cp−H);1.6
(s,3H,CH3);1.3(s,3H,CH3);
1.2(s,9H,CH3)。
【0060】実施例2:(第三ブチル−η3−アミデー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−エテ
ンジイル−ジルコニウムジクロリド(2) ジエチルエーテル20ml中リチウムヘキサメチルジシ
ラジド2当量を、ジエチルエーテル50ml中N−6−
(6´−メチルフルベニル)ピバルアミド0.38g
(2.0ミリモル)に対して滴下して加える。その懸濁
液を24時間撹拌し、濾過し、その残留物をペンタンで
洗浄する。
【0061】(第三ブチル−η3−アミデート)−(η5
−シクロペンタジエニル)−2,2−エテンジイル−ジ
ルコニウムジクロリドの合成 (第三ブチルアミデート)(シクロペンタジエニル)−
2,2−エテンジイル−ジリチウム0.3g(1.0ミ
リモル)をテトラヒドロフラン中に溶解し、等モル量の
ZrCl4(THF)2(0.35g;1.0ミリモル)と
混合する。12時間反応させたら、溶媒を減圧下で除去
し、残留物をペンタンで抽出する。濾液を乾燥するまで
蒸発させると、化合物(2)が収率74%で得られる。
【0062】1H-NMR(200MHz,C48O):
6.4 〜 5.8(m,4H,Cp−H);4.8;
4.7(それぞれm,それぞれ1H,CH);1.1
(s,9H,CH3)。
【0063】実施例3:(p−トリル−η3−アミデー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−エテ
ンジイル−ジルコニウムジクロリド N−6−(6´−メチルフルベニル)−p−トルアミド
の合成 氷中で冷却しながら、p−塩化トルイル酸1当量を、ト
リエチルアミン3ml及びテトラヒドロフラン30ml
中6−アミノ−6´−メチルフルベン5.0g(46.
7ミリモル)溶液に加える。その混合物を24時間撹拌
し、次に濾過する。濾液から溶媒を除き、残留物をジエ
チルエーテルから結晶化させる。
【0064】1H-NMR(200MHz,CDCl3):
8.2(s,1H,NH);7.7 〜7.0(m,4
H,arom.H);6.6 〜 6.3(m,4H,Cp−
H);2.7(s,3H,CH3);2.3(s,3
H,CH3)。
【0065】(p−トリルアミデート)(シクロペンタ
ジエニル)−2,2−エテンジイル−ジリチウムの合成 ジエチルエーテル20ml中リチウムヘキサメチルジシ
ラジド2当量を、ジエチルエーテル50ml中N−6−
(6´−メチルフルベニル)−p−トルアミド0.38
g(2.0ミリモル)に対して滴下して加える。その懸
濁液を24時間撹拌し、濾過し、その残留物をペンタン
で洗浄する。
【0066】(p−トリル−η3−アミデート)−(η5
−シクロペンタジエニル)−2,2−エテンジイル−ジ
ルコニウムジクロリドの合成 (p−トリルアミデート)−(シクロペンタジエニル)
−2,2−エテンジイル−ジリチウム0.3g(1.2
6ミリモル)をテトラヒドロフラン中に溶解し、等モル
量のZrCl4(THF)2(0.47g;1.26ミリモ
ル)と混合する。12時間反応させたら、溶媒を減圧下
で除去し、残留物をペンタンで抽出する。濾液を乾燥す
るまで蒸発させると、化合物Cが収率78%で得られ
る。
【0067】1H-NMR(200MHz,C48O):
7.8 〜 7.0(m,4H,arom.H);6.6 〜
5.9(m,4H,Cp−H);4.9;4.8(それ
ぞれm,それぞれ1H,CH);2.3(s,3H,C
3)。
【0068】実施例4:(p−トリル−η3−アミデー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−2,2−エテ
ンジイル−チタンジクロリド (p−トリル−η3−アミデート)−(η5−シクロペン
タジエニル)−2,2−エテンジイル−チタンジクロリ
ドの合成 (p−トリルアミデート)(シクロペンタジエニル)−
2,2−エテンジイル−ジリチウム0.3g(1.26
ミリモル)をテトラヒドロフラン中に溶解し、等モル量
のTiCl4(THF)2(0.41g;1.26ミリモ
ル)と混合する。12時間反応させたら、溶媒を減圧下
で除去し、残留物をペンタンで抽出する。濾液を乾燥す
るまで蒸発させると、化合物Cが収率78%で得られ
る。
【0069】1H-NMR(200MHz,C48O):
7.8 〜 6.9(m,4H,arom.H);6.7 〜
5.9(m,4H,Cp−H);5.0;4.9(それ
ぞれm,それぞれ1H,CH);2.3(s,3H,C
3)。
【0070】実施例5:(第三ブチル−η3−アミデー
ト)−η5−シクロペンタジエニル)−1,1−ビニリ
デンジイル−ジルコニウムビス(ジエチルアミド) −20℃において、ジエチルエーテル20ml中N−6
−(6´−メチルフルベニル)ピバルアミド308mg
(1.99ミリモル)を、リチウムヘキサメチルジシラ
ジド2当量と混合し、その混合物を、室温で4時間更に
撹拌する。生成した固体を濾別し、ジエチルエーテル1
0ml及びペンタン20mlで洗浄する。減圧下で乾燥
させ、得られたジリチウム塩をTHF30ml中に懸濁
させ、ジクロロビス(ジエチルアミド)ジルコニウム1
当量(THF30ml中溶液)と混合し、その混合物を
室温で2時間更に撹拌する。減圧下で溶媒を除去し、残
留物をペンタンと共に撹拌する。濾過し、溶媒を取り除
くと、錯体が収率70%で得られる。
【0071】1H-NMR(200MHz,C66):
5.97(m,1H),5.90(m,1H),5.2
5(d,1H,1.58Hz),5.00(d,1H,
1.58Hz),3.12(q,8H,7.42Hz),
1.38(s,9H),0.88(tr,12H,7.
42Hz)。
【0072】実施例6:(p−トリル−η3−アミデー
ト)−(η5−シクロペンタジエニル)−1,1−ビニ
リデンジイル−ジルコニウムビス(ジエチルアミド) N−6−(6´−メチルフルベニル)−p−トルアミド
を、実施例5と同様な方法を用いて反応させる。錯体
が、収率65%で得られる。
【0073】1H-NMR(200MHz,C48O):
7.96(d,2H),7.11(d,2H),6.3
9(m,2H),6.07(m,2H),4.82
(d,1H,2.20Hz),4.80(d,1H,
2.23Hz),3.30(q,4H,6.96Hz),
3.29(q,4H,6.96Hz),2.33(s,
3H),1.01(t,12H,6.93Hz)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07F 7/28 C07F 7/28 F (72)発明者 ローター・ドゥダ ドイツ連邦共和国48163 ミュンスター, オステルシュトラーセ 149

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式I 【化1】 [式中、M1は元素周期表のIIIb族,IVb族又は
    Vb族の金属であり;R1,R2,R3及びR4は、同じか
    又は異なっていて、それぞれ、水素原子、ハロゲン原
    子、C1 〜 C40-炭化水素含有基、−SiR5 3基、−N
    5 2基、−Si(OR53基、−Si(SR53基又は−
    PR5 2基(式中、R5は、同じか又は異なっていて、そ
    れぞれハロゲン原子、C1 〜 C10-アルキル基又はC6
    〜C10-アリール基である)であるか、又は二つ以上の
    基R1,R2,R3又はR4が、それらを結合している原子
    と一緒になって環系を形成しており;Yは、同じか又は
    異なっていて、それぞれ水素原子、C1 〜 C40-炭化水
    素含有基、OH基、ハロゲン原子又はNR5 2基(式中、
    5は、同じか又は異なっていて、それぞれハロゲン原
    子、C1 〜 C10-アルキル基又はC6 〜 C10-アリール
    基である)であり;kは、遷移金属原子M1の価数から
    2を引いた値に対応する整数であり、Yがブタジエン単
    位である場合kは1であり;Aは橋であり;R8は、水
    素原子、ハロゲン原子、C1 〜 C40-基、−SiR5 3
    −NR5 2、−Si(OR53、−Si(SR53又は−P
    5 2の基(式中、R5は、同じか又は異なっていて、そ
    れぞれ、ハロゲン原子、C1 〜 C10-アルキル基又はC
    6 〜C10-アリール基である)であり;及びXは、元素
    周期表のVa族又はVIa族の元素であり、XがVa族
    の元素である場合、Xは、水素原子、ハロゲン原子、C
    1 〜 C40-基、−SiR5 3基、−NR5 2基、−Si(O
    53基、−Si(SR53基又は−PR5 2基(式中、
    5は、同じか又は異なっていて、それぞれハロゲン原
    子、C1 〜 C10-アルキル基又はC6 〜C10-アリール
    基である)である基R9を有する]で表される遷移金属
    化合物。
  2. 【請求項2】 Aが、下式 【化2】 [式中、nは1 〜 20の整数であり、lは1 〜 20
    の整数であり;Zは、 【化3】 SO2、O又はS(式中、R5は、同じか又は異なってい
    て、それぞれハロゲン原子、C1 〜 C10アルキル基又
    はC6 〜 C10-アリール基である)であり;R6及びR7
    は、同じか又は異なっていて、それぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、C1 〜C40-炭化水素含有基、あるいは各場
    合において二つの基R6が、各場合において二つの基R7
    が、又は基R6及びR7それぞれ各基の一つが、各場合に
    おいて、それらを結合している原子と一緒になって環系
    を形成しており;またM2は珪素、ゲルマニウム又は錫
    である]である請求項1記載の式Iで表される遷移金属
    化合物。
  3. 【請求項3】 M1は、元素周期表のIVb族の金属、
    例えばチタン、ジルコニウム又はハフニウムであり;R
    1,R2,R3及びR4は、同じか又は異なっていて、それ
    ぞれ水素原子、あるいはC1 〜 C10-炭化水素含有基で
    あるか、又は二つ以上の基R1,R2,R3又はR4は、そ
    れらを結合している原子と一緒になって環系を形成して
    おり;Yは、同じであって、それぞれC1 〜 C10-炭化
    水素含有基、又はハロゲン原子であり;Aは、 【化4】 (式中、nは1 〜 8の整数であり;R6及びR7は、同
    じか又は異なっていて、それぞれ水素原子、又はC1
    10-炭化水素含有基であり、あるいは各場合において
    二つの基R6が、各場合において二つの基R7が、又は基
    6及びR7それぞれ各基の一つが、各場合において、そ
    れらを結合している原子と一緒になって炭化水素環系を
    形成している)であり;R8は、C1 〜 C10-炭化水素
    基であり;及びXは、元素周期表のVa族又はVIa族
    の元素であり、XがVa族の元素である場合、Xは、水
    素原子、C1 〜 C10-炭化水素含有基であるか、又は−
    SiR5 3基、−NR5 2基、−Si(OR53基、−Si
    (SR53基又は−PR5 2基(式中、R5は、同じか又
    は異なっていて、それぞれC1 〜 C10-アルキル基又は
    6〜 C10-アリール基である)である基R9を有する請
    求項1又は2記載の式Iで表される遷移金属化合物。
  4. 【請求項4】 M1がチタン又はジルコニウムであり;
    1,R2,R3及びR4は、同じか又は異なっていて、そ
    れぞれ水素原子、C1 〜 C4-アルキル基又はC6 〜 C
    10-アリール基であるか、あるいはR1及びR2、又はR3
    及びR4、又はR2及びR3は、それらを結合している原
    子と一緒になって芳香族炭化水素環系を形成しており;
    Yは、同じであり、特にメチル、フェニル又は塩素であ
    り;Aは、 【化5】 (式中、R6及びR7は、同じか又は異なっていて、それ
    ぞれ水素原子、C1 〜C4-アルキル基又はC6 〜 C10-
    アリール基である)であり;R8は、C1 〜 C4-アルキ
    ル基又はC6 〜 C10-アリール基であり;Xは、窒素又
    は酸素であり、Xが窒素である場合、式Iの化合物は、
    水素原子、C1 〜 C4-アルキル基、C6〜 C10-アリー
    ル基、−SiR5 3基又は−Si(OR53基(式中、R5
    は、同じか又は異なっていて、それぞれ、C1 〜 C4-
    アルキル基又はC6 〜 C10-アリール基である)である
    基R9を有する請求項1,2又は3の一つ以上に記載の
    式Iで表される遷移金属化合物。
  5. 【請求項5】 a)下式IV又はVII 【化6】 で表される化合物を、求核性又は塩基性の化合物と反応
    させる工程、及びb)反応生成物を金属化合物M1k+2
    と反応させる工程を含む請求項1 〜 4の一つ以上に記
    載の式Iで表される遷移金属化合物を調製する方法。
  6. 【請求項6】 a)請求項1 〜 4の一つ以上に記載の
    式Iで表される少なくとも一種類の遷移金属化合物、及
    びb)少なくとも一種類の助触媒を含む触媒。
  7. 【請求項7】 担体を更に含む請求項6記載の触媒。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の触媒の存在下で、
    一種類以上のオレフィンを重合させることによって、オ
    レフィンポリマーを調製する方法。
  9. 【請求項9】 オレフィンポリマーを調製するための請
    求項6又は7記載の触媒の使用。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の方法によって調製する
    ことができるオレフィンポリマー。
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