JPH1087479A - 発泡錠剤及び発泡顆粒剤用の発泡システム並びに該発泡システムの製造方法 - Google Patents
発泡錠剤及び発泡顆粒剤用の発泡システム並びに該発泡システムの製造方法Info
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- JPH1087479A JPH1087479A JP9163918A JP16391897A JPH1087479A JP H1087479 A JPH1087479 A JP H1087479A JP 9163918 A JP9163918 A JP 9163918A JP 16391897 A JP16391897 A JP 16391897A JP H1087479 A JPH1087479 A JP H1087479A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 公知の発泡システムに比べて二酸化炭素の発
生とアセチルサリチル酸の分解とに関する安定性ができ
るだけ大幅に改善された発泡システムを提供する。 【解決手段】 一種の食用固体有機酸の粒子と少なくと
も一種のアルカリ金属の炭酸水素塩とを含み、該炭酸水
素アルカリ粒子の表面が少なくとも1重量%、好ましく
は2乃至4、最高でも10、好ましくは8重量%までの、
乾燥した結晶水を含まない炭酸アルカリに変化してい
る。酸の粒子、好ましくはクエン酸の粒子は、それ自体
は公知の方法で少なくとも一種の炭酸塩及び/又は炭酸
水素塩との反応により被覆してもよい。前述の変化を得
るには、市販の炭酸水素アルカリ粒子を真空容器の中で
40 mbar 未満、好ましくは 20 mbar未満、の真空下で、
60℃以上、の温度で熱処理し、次に所要の層の厚さに対
して予め設定した時間の経過後に、真空を維持しながら
60℃未満に冷却する。
生とアセチルサリチル酸の分解とに関する安定性ができ
るだけ大幅に改善された発泡システムを提供する。 【解決手段】 一種の食用固体有機酸の粒子と少なくと
も一種のアルカリ金属の炭酸水素塩とを含み、該炭酸水
素アルカリ粒子の表面が少なくとも1重量%、好ましく
は2乃至4、最高でも10、好ましくは8重量%までの、
乾燥した結晶水を含まない炭酸アルカリに変化してい
る。酸の粒子、好ましくはクエン酸の粒子は、それ自体
は公知の方法で少なくとも一種の炭酸塩及び/又は炭酸
水素塩との反応により被覆してもよい。前述の変化を得
るには、市販の炭酸水素アルカリ粒子を真空容器の中で
40 mbar 未満、好ましくは 20 mbar未満、の真空下で、
60℃以上、の温度で熱処理し、次に所要の層の厚さに対
して予め設定した時間の経過後に、真空を維持しながら
60℃未満に冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の上位概念
に記載の、一種の可食固体有機酸の粒子と少なくとも一
種のアルカリ金属の炭酸水素塩の、炭酸アルカリ層で被
覆された粒子とを含む発泡錠剤及び発泡顆粒剤用の発泡
システムと、請求項5の上位概念に記載の該発泡システ
ム用の炭酸水素アルカリ粒子を製造する方法とに関す
る。この種の発泡システムは米国特許第 A-3 105 792号
により公知となり、その内容は本説明の範囲内で開示さ
れたものと見なす。該特許によればアルカリ金属の炭酸
水素塩を高めの温度で短時間、又はそれより低い温度で
はそれより長い時間 − 例えば大きな容器に広げた状
態で空気を通しながら − 加熱する。
に記載の、一種の可食固体有機酸の粒子と少なくとも一
種のアルカリ金属の炭酸水素塩の、炭酸アルカリ層で被
覆された粒子とを含む発泡錠剤及び発泡顆粒剤用の発泡
システムと、請求項5の上位概念に記載の該発泡システ
ム用の炭酸水素アルカリ粒子を製造する方法とに関す
る。この種の発泡システムは米国特許第 A-3 105 792号
により公知となり、その内容は本説明の範囲内で開示さ
れたものと見なす。該特許によればアルカリ金属の炭酸
水素塩を高めの温度で短時間、又はそれより低い温度で
はそれより長い時間 − 例えば大きな容器に広げた状
態で空気を通しながら − 加熱する。
【0002】
【従来の技術】公知のように炭酸水素ナトリウムの安定
性は、一方では有機酸例えばクエン酸又は酒石酸に対し
て、特に対策を講じなかった場合、常に残存する湿気に
よる炭酸水素ナトリウムと酸との反応により低下する。
他方では炭酸水素ナトリウム自体が僅か温度を高くした
だけで次の反応式により熱分解する。 2NaHCO3 =Na2 CO3 +CO2 +H2 O
性は、一方では有機酸例えばクエン酸又は酒石酸に対し
て、特に対策を講じなかった場合、常に残存する湿気に
よる炭酸水素ナトリウムと酸との反応により低下する。
他方では炭酸水素ナトリウム自体が僅か温度を高くした
だけで次の反応式により熱分解する。 2NaHCO3 =Na2 CO3 +CO2 +H2 O
【0003】酸との反応は、酸を不活性化する、即ち酸
の表面を炭酸塩又は炭酸水素塩と部分的に反応させるこ
とにより − いくらかではあるが − 阻止すること
ができる。更に米国特許第 A-3 105 792号に記載のよう
に、炭酸水素ナトリウム粒子自体の表面を部分的に炭酸
ナトリウムに変えることにより更にその安定性が向上す
る。但し、その際生ずる水分は少なくともその一部が直
ちに結晶水として炭酸ナトリウムに結合するので、その
本質からしてこれは再び反応性となる。
の表面を炭酸塩又は炭酸水素塩と部分的に反応させるこ
とにより − いくらかではあるが − 阻止すること
ができる。更に米国特許第 A-3 105 792号に記載のよう
に、炭酸水素ナトリウム粒子自体の表面を部分的に炭酸
ナトリウムに変えることにより更にその安定性が向上す
る。但し、その際生ずる水分は少なくともその一部が直
ちに結晶水として炭酸ナトリウムに結合するので、その
本質からしてこれは再び反応性となる。
【0004】米国特許第 A-3 105 792号に記載された方
法の詳細な検討の結果、炭酸アルカリで被覆した炭酸水
素アルカリの粒子を使用すれば、発泡システムの安定性
と場合によっては添加される作用物質例えばアセチルサ
リチル酸の安定性とに関しては、市販の炭酸水素アルカ
リの粒子に比べて優れた結果が得られたが,しかし改善
の程度、特に長期の保管及び/又は高温の地方では当然
起こり得るような高い温度に於ける改善の程度は未だ満
足すべきものではなかった。
法の詳細な検討の結果、炭酸アルカリで被覆した炭酸水
素アルカリの粒子を使用すれば、発泡システムの安定性
と場合によっては添加される作用物質例えばアセチルサ
リチル酸の安定性とに関しては、市販の炭酸水素アルカ
リの粒子に比べて優れた結果が得られたが,しかし改善
の程度、特に長期の保管及び/又は高温の地方では当然
起こり得るような高い温度に於ける改善の程度は未だ満
足すべきものではなかった。
【0005】この不満足な状況の原因を検討した際に、
炭酸水素アルカリの加熱の際に遊離する水分が少なくと
も完全には除去されず、これが粒子の表面に形成された
炭酸アルカリ層に結晶水として結合し、これは上記の反
応温度又は反応時間では除去されずにその後の二次反応
の原因となることが確認された。更に炭酸水素アルカリ
の結晶の表面に生成した炭酸アルカリの一様な分布も重
要であるように思われるが、前記の容器での加熱の方法
では、撹拌を何回か繰り返してみても明らかに完全な均
一性は得られそうにない。
炭酸水素アルカリの加熱の際に遊離する水分が少なくと
も完全には除去されず、これが粒子の表面に形成された
炭酸アルカリ層に結晶水として結合し、これは上記の反
応温度又は反応時間では除去されずにその後の二次反応
の原因となることが確認された。更に炭酸水素アルカリ
の結晶の表面に生成した炭酸アルカリの一様な分布も重
要であるように思われるが、前記の容器での加熱の方法
では、撹拌を何回か繰り返してみても明らかに完全な均
一性は得られそうにない。
【0006】安定性の測定を二つの異なる観点により実
施した。その一つは熱の作用による二酸化炭素の発生の
測定、もう一つは熱に敏感な発泡システム例えばアセチ
ルサリチル酸を含む発泡システムを選び、熱と残留湿度
との影響によりアセチルサリチル酸から生成した遊離の
サリチル酸をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)
により定量する方法である。即ちアセチルサリチル酸自
体も又炭酸水素ナトリウムと反応するので、不安定なシ
ステムが比較的速やかに認めることができる。熱の作用
による二酸化炭素の発生は次のように測定する。
施した。その一つは熱の作用による二酸化炭素の発生の
測定、もう一つは熱に敏感な発泡システム例えばアセチ
ルサリチル酸を含む発泡システムを選び、熱と残留湿度
との影響によりアセチルサリチル酸から生成した遊離の
サリチル酸をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)
により定量する方法である。即ちアセチルサリチル酸自
体も又炭酸水素ナトリウムと反応するので、不安定なシ
ステムが比較的速やかに認めることができる。熱の作用
による二酸化炭素の発生は次のように測定する。
【0007】気密の測定装置の中で温度を加えて発泡シ
ステムから発生した二酸化炭素を断熱的に測定する。そ
の結果から室温でかなりの期間保管したときの配合組成
の安定性についての知見が得られる。その測定は発泡ベ
ースに残存した水分と、作用物質 (例えばアセチルサリ
チル酸) の分解反応の経過との両方に対する尺度とな
る。この分解反応の際水が生成し、その結果更に二酸化
炭素が遊離する。
ステムから発生した二酸化炭素を断熱的に測定する。そ
の結果から室温でかなりの期間保管したときの配合組成
の安定性についての知見が得られる。その測定は発泡ベ
ースに残存した水分と、作用物質 (例えばアセチルサリ
チル酸) の分解反応の経過との両方に対する尺度とな
る。この分解反応の際水が生成し、その結果更に二酸化
炭素が遊離する。
【0008】試料 (約 200g の錠剤又は発泡顆粒剤) を
密封した黄銅製ボンベの中で水浴により20分、45℃に維
持する。この時間の経過後、ボンベを測定装置に接続す
る。測定装置はシリコーン油を満たしたU字管から成
り、これに電磁弁が気密に接続してある。生成した気相
の二酸化炭素により遮断液体の液面が変化する。これが
予め設定したレベルを下回ると直ちに光バリヤーが電磁
弁を切り換えて、測定過程が新たに開始される(=1パ
ルス、パルス当たりの測定される気体の容積は選定した
調整により10乃至50μL の間である) 。バルブの切換パ
ルス数が記録される。
密封した黄銅製ボンベの中で水浴により20分、45℃に維
持する。この時間の経過後、ボンベを測定装置に接続す
る。測定装置はシリコーン油を満たしたU字管から成
り、これに電磁弁が気密に接続してある。生成した気相
の二酸化炭素により遮断液体の液面が変化する。これが
予め設定したレベルを下回ると直ちに光バリヤーが電磁
弁を切り換えて、測定過程が新たに開始される(=1パ
ルス、パルス当たりの測定される気体の容積は選定した
調整により10乃至50μL の間である) 。バルブの切換パ
ルス数が記録される。
【0009】測定期間の間の全パルス数が生成した二酸
化炭素の全量に相当し、パルス間の時間の間隔又は単位
時間 (例えば10分) 当たりのパルス数が測定したシステ
ムの挙動を示す。関数n=f(Δt)は安定した製品の
場合ゼロに収斂する。
化炭素の全量に相当し、パルス間の時間の間隔又は単位
時間 (例えば10分) 当たりのパルス数が測定したシステ
ムの挙動を示す。関数n=f(Δt)は安定した製品の
場合ゼロに収斂する。
【0010】この測定から、アセチルサリチル酸を含む
発泡錠剤では、未処理の炭酸水素ナトリウムを使用した
場合、45℃で既に数時間後に5〜10重量%のアセチルサ
リチル酸が遊離のサリチル酸に変化したことが判明し
た。冒頭に述べた米国特許に従って処理した炭酸水素ナ
トリウムの場合にも尚分解率は1重量%を超え、大部分
が約5重量%!であった。
発泡錠剤では、未処理の炭酸水素ナトリウムを使用した
場合、45℃で既に数時間後に5〜10重量%のアセチルサ
リチル酸が遊離のサリチル酸に変化したことが判明し
た。冒頭に述べた米国特許に従って処理した炭酸水素ナ
トリウムの場合にも尚分解率は1重量%を超え、大部分
が約5重量%!であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、請求項1の特徴部に記載した、実質的に連結した炭
酸アルカリ層の被覆を備え、結晶水を含まない乾燥した
発泡システムにより、公知の発泡システムに比べて二酸
化炭素の発生とアセチルサリチル酸の分解とに関する安
定性ができるだけ大幅に改善された発泡システムを提供
することである。
は、請求項1の特徴部に記載した、実質的に連結した炭
酸アルカリ層の被覆を備え、結晶水を含まない乾燥した
発泡システムにより、公知の発泡システムに比べて二酸
化炭素の発生とアセチルサリチル酸の分解とに関する安
定性ができるだけ大幅に改善された発泡システムを提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのような改善を、結晶
水を含まない炭酸アルカリ層により実現することは本発
明により始めて提案された。又そのようなシステムの製
造は、請求項5の特徴部に示すように、意外にも真空の
応用により、特に強力なポンプを使用して、熱処理の間
に又は炭酸水素アルカリから炭酸アルカリに変化する際
に発生する反応水を、それが結晶水として生成した炭酸
アルカリ層に取り入れられる前に、蒸気の状態にして直
ちに吸引除去することにより、始めて可能になった。こ
のように処理した炭酸水素アルカリの粒子は実質的に連
結した炭酸アルカリ層を有し、上述の測定条件に於ける
遊離のサリチル酸の発生率は 0.5重量%未満、大部分は
約0.1乃至 0.2重量%であった。
水を含まない炭酸アルカリ層により実現することは本発
明により始めて提案された。又そのようなシステムの製
造は、請求項5の特徴部に示すように、意外にも真空の
応用により、特に強力なポンプを使用して、熱処理の間
に又は炭酸水素アルカリから炭酸アルカリに変化する際
に発生する反応水を、それが結晶水として生成した炭酸
アルカリ層に取り入れられる前に、蒸気の状態にして直
ちに吸引除去することにより、始めて可能になった。こ
のように処理した炭酸水素アルカリの粒子は実質的に連
結した炭酸アルカリ層を有し、上述の測定条件に於ける
遊離のサリチル酸の発生率は 0.5重量%未満、大部分は
約0.1乃至 0.2重量%であった。
【0013】本発明の有利な具体的対策は従属請求項の
特徴部に記載してある。
特徴部に記載してある。
【0014】
【発明の実施の形態】高度の真空では対流による熱の伝
達が極めて困難であるから、約 100℃乃至約120℃の温
度のジャケットによる加熱方式を使用するのがよい。炭
酸水素ナトリウムの表面に80℃乃至 100℃の間で炭酸ナ
トリウムの被覆が始まり、その際時々激しい熱分解を生
ずることがあり、生成した二酸化炭素と水蒸気で真空が
−強力なポンプの場合にも − 20 乃至 30 mbar 上
昇することもあり得る。
達が極めて困難であるから、約 100℃乃至約120℃の温
度のジャケットによる加熱方式を使用するのがよい。炭
酸水素ナトリウムの表面に80℃乃至 100℃の間で炭酸ナ
トリウムの被覆が始まり、その際時々激しい熱分解を生
ずることがあり、生成した二酸化炭素と水蒸気で真空が
−強力なポンプの場合にも − 20 乃至 30 mbar 上
昇することもあり得る。
【0015】この方法に於いて特に重要な点は、所要の
変化率が得られたらジャケットを直ちに冷却して、生成
した混晶を同様に高度の真空の下での冷却により、本過
程を終了する時の製品の温度が60℃、好ましくは50℃を
決して超えないようにすることである。その後で始めて
塊状の生成物を真空容器から取り出す。
変化率が得られたらジャケットを直ちに冷却して、生成
した混晶を同様に高度の真空の下での冷却により、本過
程を終了する時の製品の温度が60℃、好ましくは50℃を
決して超えないようにすることである。その後で始めて
塊状の生成物を真空容器から取り出す。
【0016】変化の状態は顕微鏡を使用して(上方から
の)照射光と(下方からの)透視光の両方で観察すれ
ば、生成した結晶が照射光では一様に濁って見え、透視
光では不透明になるので容易に確認できる。
の)照射光と(下方からの)透視光の両方で観察すれ
ば、生成した結晶が照射光では一様に濁って見え、透視
光では不透明になるので容易に確認できる。
【0017】そのような炭酸水素ナトリウムを発泡錠剤
の配合の中に、例えばアスピリン (アセチルサリチル
酸) と一緒に加えれば、場合によれば未処理のクエン酸
を −特に不活性化処理なしで − 使用して、安定な
錠剤を得ることも可能である。
の配合の中に、例えばアスピリン (アセチルサリチル
酸) と一緒に加えれば、場合によれば未処理のクエン酸
を −特に不活性化処理なしで − 使用して、安定な
錠剤を得ることも可能である。
【0018】この種の変性炭酸水素ナトリウムのもう一
つの特徴として、結晶構造の格子欠陥により強い電気的
結合力が生成し、従って圧縮すれば固い錠剤が得られ
る。
つの特徴として、結晶構造の格子欠陥により強い電気的
結合力が生成し、従って圧縮すれば固い錠剤が得られ
る。
【0019】本発明の効果は理論的には次のように説明
することができる。米国特許第 A-3 105 792 号の炭酸
水素ナトリウムの真空を使用しない炭酸ナトリウムへの
部分的変化方法は本来実質的には単に炭酸ナトリウムを
添加したに過ぎない。
することができる。米国特許第 A-3 105 792 号の炭酸
水素ナトリウムの真空を使用しない炭酸ナトリウムへの
部分的変化方法は本来実質的には単に炭酸ナトリウムを
添加したに過ぎない。
【0020】本発明により炭酸水素アルカリの結晶の外
層が無水の炭酸ナトリウムに変化していれば、炭酸水素
ナトリウムの熱反応の際に錠剤の保存の間に内部で生成
した水と二酸化炭素が直ちに隣接する炭酸ナトリウム層
の一部を元の炭酸水素ナトリウムに変える。但し、乾燥
した炭酸水素塩は、僅かでも水分が存在している場合に
比べて熱分解を遙かに受けにくい。
層が無水の炭酸ナトリウムに変化していれば、炭酸水素
ナトリウムの熱反応の際に錠剤の保存の間に内部で生成
した水と二酸化炭素が直ちに隣接する炭酸ナトリウム層
の一部を元の炭酸水素ナトリウムに変える。但し、乾燥
した炭酸水素塩は、僅かでも水分が存在している場合に
比べて熱分解を遙かに受けにくい。
【0021】このプロセスが両方向に繰り返され、全シ
ステムを安定した状態にもたらす。この状況は、炭酸ナ
トリウムの溶液に二酸化炭素を導入した際の難溶性の炭
酸水素ナトリウムの沈殿、或いは自然界で鹹水湖の中で
炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムとの間で (2分子
の結晶水!を含む)安定な形を作るセスキ炭酸塩(重炭
酸ソーダ石、Trona, NaHCO3 ・Na2 CO3 ・2H2 O)の生成
に類似している。同様なプロセスが、この場合には炭酸
水素アルカリの結晶の内層と外層との間で両方向に繰り
返され、トロナ類似のプロセスが反応平衡の最終段階と
して生ずる。
ステムを安定した状態にもたらす。この状況は、炭酸ナ
トリウムの溶液に二酸化炭素を導入した際の難溶性の炭
酸水素ナトリウムの沈殿、或いは自然界で鹹水湖の中で
炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムとの間で (2分子
の結晶水!を含む)安定な形を作るセスキ炭酸塩(重炭
酸ソーダ石、Trona, NaHCO3 ・Na2 CO3 ・2H2 O)の生成
に類似している。同様なプロセスが、この場合には炭酸
水素アルカリの結晶の内層と外層との間で両方向に繰り
返され、トロナ類似のプロセスが反応平衡の最終段階と
して生ずる。
【0022】炭酸ナトリウムが乾燥していないか及び/
又は既に結晶水を有する場合には、既に結晶水を含む炭
酸ナトリウムはこの反応に関与できないため、前記のプ
ロセスは起こらないか、起こっても部分的である。従っ
てこの様な形態の安定な構造の前提条件は水分と特に結
晶水が完全に存在しないことである。
又は既に結晶水を有する場合には、既に結晶水を含む炭
酸ナトリウムはこの反応に関与できないため、前記のプ
ロセスは起こらないか、起こっても部分的である。従っ
てこの様な形態の安定な構造の前提条件は水分と特に結
晶水が完全に存在しないことである。
【0023】
【実施例】本発明を図面により例を挙げて詳細に説明す
る。図1は従来の技術として米国特許第 A-3 105 792号
による一つの製品の二酸化炭素の発生を示す。
る。図1は従来の技術として米国特許第 A-3 105 792号
による一つの製品の二酸化炭素の発生を示す。
【0024】〔例1〕ジャケットの温度が 110℃の顆粒
化容器に 8 kg の炭酸水素ナトリウムの中程度の粗さの
粒子 (粒径 0.1-0.2 mm の間の粒子が約 60-65重量%)
を充填し、空気を送って3時間、製品温度が 100℃を超
えるまで加熱する。次に2時間の間に55℃まで冷却し、
その冷却を一部 (×と◆) は室内の空気中で、一部 (▲
と■)は空気を送った容器の中で僅か減圧にして実施す
る。変化率は6%である。
化容器に 8 kg の炭酸水素ナトリウムの中程度の粗さの
粒子 (粒径 0.1-0.2 mm の間の粒子が約 60-65重量%)
を充填し、空気を送って3時間、製品温度が 100℃を超
えるまで加熱する。次に2時間の間に55℃まで冷却し、
その冷却を一部 (×と◆) は室内の空気中で、一部 (▲
と■)は空気を送った容器の中で僅か減圧にして実施す
る。変化率は6%である。
【0025】このように処理した炭酸水素ナトリウム10
00重量部、クエン酸 750重量部、アセチルサリチル酸 5
50重量部、及びカフェイン50重量部から1個の重量が
2.3 gの錠剤を作り、これを前述の試験に供して二酸化
炭素の発生を測定した。二酸化炭素の発生の曲線を図1
に示す。ここで冷却を室内の空気中 (×と◆) 及び空気
を送った容器の中で僅か減圧にして (▲と■) 実施し
た。遊離のサリチル酸は前者では 5.27 %、後者では
1.88 %で、幾らかの改善が認められる。
00重量部、クエン酸 750重量部、アセチルサリチル酸 5
50重量部、及びカフェイン50重量部から1個の重量が
2.3 gの錠剤を作り、これを前述の試験に供して二酸化
炭素の発生を測定した。二酸化炭素の発生の曲線を図1
に示す。ここで冷却を室内の空気中 (×と◆) 及び空気
を送った容器の中で僅か減圧にして (▲と■) 実施し
た。遊離のサリチル酸は前者では 5.27 %、後者では
1.88 %で、幾らかの改善が認められる。
【0026】〔例2〕例1の顆粒化容器の代わりに、公
称排気量が100 m3 /hの一基の真空ポンプを接続した
真空容器を使用して例1のプロセスを実施する。5 mbar
に排気し、処理と冷却の間真空を常に 20 mbar未満に維
持する。
称排気量が100 m3 /hの一基の真空ポンプを接続した
真空容器を使用して例1のプロセスを実施する。5 mbar
に排気し、処理と冷却の間真空を常に 20 mbar未満に維
持する。
【0027】乾燥しているが表面を不活性化していない
クエン酸を加えた場合でも、遊離のサリチル酸の測定値
は0.25%、表面を不活性化したクエン酸ではこの値が0.
16%であった。二酸化炭素の発生量は図2に示すように
いずれの場合も例1より1桁近く少なかった。
クエン酸を加えた場合でも、遊離のサリチル酸の測定値
は0.25%、表面を不活性化したクエン酸ではこの値が0.
16%であった。二酸化炭素の発生量は図2に示すように
いずれの場合も例1より1桁近く少なかった。
【0028】炭酸水素ナトリウムの炭酸ナトリウムへの
反応率(変化率)は近似的には1%水溶液の pH-値の測
定により非常に簡単に測定できる (図3)。
反応率(変化率)は近似的には1%水溶液の pH-値の測
定により非常に簡単に測定できる (図3)。
【0029】本発明によれば炭酸水素ナトリウムの代わ
りに炭酸水素カリウムを使用しても同様に有効な効果が
得られる。
りに炭酸水素カリウムを使用しても同様に有効な効果が
得られる。
【0030】両方の場合粒子の大きさはあまり影響しな
い。反応率を少なくとも1重量%、好ましくは2〜4重
量%、最高でも10、好ましくは最高8重量%まで進めた
場合には、微粒子から例えば粒径 0.3 mm までの粗目の
粒子までを有効に処理することができた。反応率が1%
未満では保護作用が少なすぎる。10%を超えると −炭
酸ナトリウムがアルカリ性であるから − アルカリと
反応し易い作用物質の場合に問題となるおそれがある。
細かい粒径の場合には、細かいほど重量当たりの表面積
が大きいので、上述の範囲内で却って反応率の高い均一
な厚さの層を得ることができる。
い。反応率を少なくとも1重量%、好ましくは2〜4重
量%、最高でも10、好ましくは最高8重量%まで進めた
場合には、微粒子から例えば粒径 0.3 mm までの粗目の
粒子までを有効に処理することができた。反応率が1%
未満では保護作用が少なすぎる。10%を超えると −炭
酸ナトリウムがアルカリ性であるから − アルカリと
反応し易い作用物質の場合に問題となるおそれがある。
細かい粒径の場合には、細かいほど重量当たりの表面積
が大きいので、上述の範囲内で却って反応率の高い均一
な厚さの層を得ることができる。
【0031】真空ポンプの排気量は少なくとも 50 m3
/h、好ましくは少なくとも100 m 3 /hは必要であ
る。
/h、好ましくは少なくとも100 m 3 /hは必要であ
る。
【0032】〔例3〕(図4〜8) 図4〜7は、本発明の例2に準じて製造した発泡システ
ムの二酸化炭素の発生曲線(横軸は時間、分、縦軸はパ
ルス数)である。各図表には生成した遊離のサリチル酸
(fSA) の量が記載してある。図4は変化率 3.5%の微粒
子の炭酸水素ナトリウムと乾燥クエン酸の場合、図5は
変化率 3.4%の中程度の粒径の炭酸水素ナトリウムと不
活性化クエン酸の場合である。変化率を8%まで(図
6、3例)又は 9.5%まで (図7)進めた場合には、二
酸化炭素の発生と遊離のサリチル酸の生成の両方が更に
少なくなる。
ムの二酸化炭素の発生曲線(横軸は時間、分、縦軸はパ
ルス数)である。各図表には生成した遊離のサリチル酸
(fSA) の量が記載してある。図4は変化率 3.5%の微粒
子の炭酸水素ナトリウムと乾燥クエン酸の場合、図5は
変化率 3.4%の中程度の粒径の炭酸水素ナトリウムと不
活性化クエン酸の場合である。変化率を8%まで(図
6、3例)又は 9.5%まで (図7)進めた場合には、二
酸化炭素の発生と遊離のサリチル酸の生成の両方が更に
少なくなる。
【0033】これに対して真空を使用せずに6%まで変
化させた中程度の粒径の炭酸水素ナトリウムの場合の二
酸化炭素の発生量は2倍以上である(図8)。
化させた中程度の粒径の炭酸水素ナトリウムの場合の二
酸化炭素の発生量は2倍以上である(図8)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、真空の使用により
炭酸水素アルカリの粒子の表面に、結晶水を含まない実
質的に連結した乾燥した炭酸アルカリ層を形成したの
で、これを使用した発泡システムは極めて安定であり、
高い温度で保管しても二酸化炭素を僅かしか発生せず、
又場合によって発泡システムに混合したアセチルサリチ
ル酸からの遊離のサリチル酸(fSA) の生成も極めて僅か
である。
炭酸水素アルカリの粒子の表面に、結晶水を含まない実
質的に連結した乾燥した炭酸アルカリ層を形成したの
で、これを使用した発泡システムは極めて安定であり、
高い温度で保管しても二酸化炭素を僅かしか発生せず、
又場合によって発泡システムに混合したアセチルサリチ
ル酸からの遊離のサリチル酸(fSA) の生成も極めて僅か
である。
【0035】本発明は引用した例に限定されるものでは
ない。前述のように、それぞれの場合に適した、この分
野の専門家には周知の方法で本発明を使用すれば、発泡
システムの成分と反応し易い他の作用物質に対する対
策、特に残留水分に対する対策としても本発明は最適で
ある。
ない。前述のように、それぞれの場合に適した、この分
野の専門家には周知の方法で本発明を使用すれば、発泡
システムの成分と反応し易い他の作用物質に対する対
策、特に残留水分に対する対策としても本発明は最適で
ある。
【図1】従来の技術による製品からの二酸化炭素の発生
曲線の図である。
曲線の図である。
【図2】本発明により処理した炭酸水素ナトリウムを含
む発泡錠剤からの二酸化炭素の発生曲線の図である。
む発泡錠剤からの二酸化炭素の発生曲線の図である。
【図3】炭酸水素ナトリウムの水溶液中での炭酸ナトリ
ウムへの変化率と pH-値との関係を示す図である。
ウムへの変化率と pH-値との関係を示す図である。
【図4】本発明により製造した発泡システム例の二酸化
炭素の発生曲線の図である。
炭素の発生曲線の図である。
【図5】本発明により製造した発泡システム例の二酸化
炭素の発生曲線の図である。
炭素の発生曲線の図である。
【図6】本発明により製造した発泡システム例の二酸化
炭素の発生曲線の図である。
炭素の発生曲線の図である。
【図7】本発明により製造した発泡システム例の二酸化
炭素の発生曲線の図である。
炭素の発生曲線の図である。
【図8】真空を使用せずに処理した炭酸水素ナトリウム
を含む発泡錠剤からの二酸化炭素の発生曲線の図であ
る。
を含む発泡錠剤からの二酸化炭素の発生曲線の図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ゲルゲリイ オーストリア国 エー1050 ウイーン、ガ ルテンガッセ 8 (72)発明者 シュテファン ゲルゲリイ オーストリア国 エー1050 ウイーン、ガ ルテンガッセ 8
Claims (7)
- 【請求項1】 一種の可食固体有機酸の粒子と、少なく
とも一種のアルカリ金属の炭酸水素塩の、炭酸アルカリ
層で被覆された粒子とを含む、発泡錠剤及び/又は発泡
顆粒剤用の発泡システムに於いて、前記炭酸アルカリ層
が実質的に連結し、且つ乾燥し、結晶水を含まないこと
を特徴とする発泡システム。 - 【請求項2】 前記炭酸塩の層の量が、前記炭酸水素塩
粒子の少なくとも1重量%、好ましくは2乃至4、最高
でも10、好ましくは8重量%までであることを特徴とす
る請求項1に記載の発泡システム。 - 【請求項3】 前記酸の粒子、好ましくはクエン酸粒子
が、それ自体は公知の方法で、 − 好ましくは約20乃
至約40重量%の − 少なくとも一種の炭酸塩及び/又
は炭酸水素塩との反応により被覆されていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の発泡システム。 - 【請求項4】 前記発泡システムの少なくとも一種の含
有成分と分解して反応するような少なくとも一種の作用
物質、例えばアセチルサリチル酸を含む、前記請求項の
いずれか1項に記載の発泡システムに於いて、45℃に於
ける6時間の処理後に前記作用物質が、1%未満、好ま
しくは 0.5%未満、特に最高でも約 0.2%しか分解して
いないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の発泡システム。 - 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
発泡システム用の炭酸水素アルカリ粒子を製造する方法
に於いて、市販の炭酸水素アルカリ粒子を真空容器の中
で振動により混合しながら、40 mbar 未満、好ましくは
20 mbar未満、特に 10 mbar未満の真空下で、60℃以
上、好ましくは80℃乃至 120℃、特に 100℃付近の温度
で熱処理し、次に所要の層の厚さに対して予め設定した
時間の経過後に、真空を維持しながら60℃未満、好まし
くは50℃未満まで冷却することを特徴とする発泡システ
ムの製造方法。 - 【請求項6】 前記炭酸水素アルカリ粒子を前記真空容
器に充填する前に、該真空容器のジャケットを約 100℃
乃至 120℃の温度に予熱することを特徴とする請求項5
に記載の発泡システムの製造方法。 - 【請求項7】 前記真空を、公称排気量が少なくとも 5
0 m3 /h、好ましくは100 m3 /hの一基の真空ポン
プにより調節し、維持して、前記処理過程の間に真空が
40 mbar、好ましくは 20 mbarを決して超えないように
することを特徴とする請求項5又は6に記載の発泡シス
テムの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
CH154196 | 1996-06-20 | ||
CH19961541/96 | 1996-06-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1087479A true JPH1087479A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=4212832
Family Applications (1)
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JP9163918A Pending JPH1087479A (ja) | 1996-06-20 | 1997-06-20 | 発泡錠剤及び発泡顆粒剤用の発泡システム並びに該発泡システムの製造方法 |
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---|---|
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EP (1) | EP0813864B1 (ja) |
JP (1) | JPH1087479A (ja) |
AT (1) | ATE217189T1 (ja) |
CA (1) | CA2208298A1 (ja) |
DE (1) | DE59707189D1 (ja) |
DK (1) | DK0813864T3 (ja) |
ES (1) | ES2176558T3 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013542975A (ja) * | 2010-11-18 | 2013-11-28 | アドビセンヌ | クエン酸及び重炭酸塩を含んでなる医薬組成物、並びにシスチン尿症を治療するためのこれらの使用 |
CN103919233A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-07-16 | 中国科学院西北高原生物研究所 | 一种白刺果粉、菊糖泡腾片及其制备方法 |
CN103919232A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-07-16 | 中国科学院西北高原生物研究所 | 一种黑果枸杞泡腾片 |
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---|---|---|---|---|
US7638195B2 (en) * | 1999-08-04 | 2009-12-29 | Hybrid Plastics, Inc. | Surface modification with polyhedral oligomeric silsesquioxanes silanols |
US7723415B2 (en) | 1999-08-04 | 2010-05-25 | Hybrid Plastics, Inc. | POSS nanostructured chemicals as dispersion aids and friction reducing agents |
US20060194919A1 (en) * | 1999-08-04 | 2006-08-31 | Lichtenhan Joseph D | Porosity control with polyhedral oligomeric silsesquioxanes |
US6939841B2 (en) | 2002-11-21 | 2005-09-06 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Effervescent compositions |
US7001875B2 (en) * | 2002-11-21 | 2006-02-21 | S.C.Johnson & Son, Inc. | Dual colorants |
US20090085011A1 (en) * | 2003-12-18 | 2009-04-02 | Lichtenhan Joseph D | Neutron shielding composition |
US8235939B2 (en) * | 2006-02-06 | 2012-08-07 | Kci Licensing, Inc. | System and method for purging a reduced pressure apparatus during the administration of reduced pressure treatment |
US9456860B2 (en) * | 2006-03-14 | 2016-10-04 | Kci Licensing, Inc. | Bioresorbable foaming tissue dressing |
US20080033324A1 (en) * | 2006-03-14 | 2008-02-07 | Cornet Douglas A | System for administering reduced pressure treatment having a manifold with a primary flow passage and a blockage prevention member |
US20070219585A1 (en) | 2006-03-14 | 2007-09-20 | Cornet Douglas A | System for administering reduced pressure treatment having a manifold with a primary flow passage and a blockage prevention member |
JP2012513839A (ja) * | 2008-12-31 | 2012-06-21 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 皮下組織部位に減圧を施すマニホールド、システムおよび方法 |
WO2013116112A1 (en) | 2012-02-01 | 2013-08-08 | Kraft Foods Global Brands Llc | Low calorie drink tablet |
US20140371174A1 (en) | 2013-06-12 | 2014-12-18 | The Procter & Gamble Company | Effervescent Dosage Form |
CN104363897A (zh) | 2012-06-12 | 2015-02-18 | 宝洁公司 | 泡腾剂型 |
US9914848B1 (en) | 2016-10-31 | 2018-03-13 | Ppg Architectural Finishes, Inc. | Refinish coating composition |
CN116754348B (zh) * | 2023-06-06 | 2024-03-08 | 华北理工大学 | 基于zif-8-90材料的泡腾片、其制备方法及其应用 |
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---|---|---|---|---|
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US3984527A (en) * | 1975-01-13 | 1976-10-05 | Allied Chemical Corporation | Production of low bulk density product from sodium bicarbonate by the use of an inert gas stream |
JPS557246A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-19 | Kanebo Ltd | Foamable bath salt having improved storage stability |
GB2174004B (en) * | 1985-04-23 | 1988-11-30 | American Cyanamid Co | Pharmaceutical tablet preparations |
-
1997
- 1997-06-02 US US08/867,446 patent/US5888544A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-11 DK DK97109461T patent/DK0813864T3/da active
- 1997-06-11 EP EP97109461A patent/EP0813864B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-11 ES ES97109461T patent/ES2176558T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-11 DE DE59707189T patent/DE59707189D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-11 AT AT97109461T patent/ATE217189T1/de active
- 1997-06-19 CA CA002208298A patent/CA2208298A1/en not_active Abandoned
- 1997-06-20 JP JP9163918A patent/JPH1087479A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
JP2013542975A (ja) * | 2010-11-18 | 2013-11-28 | アドビセンヌ | クエン酸及び重炭酸塩を含んでなる医薬組成物、並びにシスチン尿症を治療するためのこれらの使用 |
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---|---|
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CA2208298A1 (en) | 1997-12-20 |
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