JPH1087249A - 可変速型乗客コンベヤ - Google Patents

可変速型乗客コンベヤ

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Publication number
JPH1087249A
JPH1087249A JP14634097A JP14634097A JPH1087249A JP H1087249 A JPH1087249 A JP H1087249A JP 14634097 A JP14634097 A JP 14634097A JP 14634097 A JP14634097 A JP 14634097A JP H1087249 A JPH1087249 A JP H1087249A
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JP
Japan
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pallet
speed
zone
guide
acceleration
Prior art date
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Pending
Application number
JP14634097A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Aoe
信一郎 青江
Ryuichi Okuno
隆一 奥野
Tomoaki Sato
友章 佐藤
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ラインの運転がスムーズに行え、構造が
簡単な可変速型乗客コンベヤを提供する。 【解決手段】 搬送ラインにループ状に対で設けられ乗
り口から高速ゾーンの始まりにかけて徐々に幅間隔を縮
小させ高速ゾーンの終わりから降り口にかけて徐々に幅
間隔を拡大させたガイドレール7と、前記高速ゾーンで
パレット3と係合して高速駆動させるチエーン1と、下
部に前記チエーン1と係合する係合金具3aと前記対の
ガイドレール7に案内されるガイドローラ4bとが設け
られ該ガイドローラ4bを搬送方向とは直角方向にスラ
イドさせるスプライン軸31とが設けられたパレット3
と、前記ガイドローラ4bと隣接するパレット3のガイ
ドローラ4bとを中間係合部5を介して平面菱形に連結
したリンク体4と、からなる可変速型乗客コンベヤであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動く歩道またはエ
スカレータ等の乗客コンベヤに関し、特に、乗り口と降
り口との間でパレット(踏面)の移動速度が変化する可
変速型乗客コンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】乗客を歩くことなしに搬送する乗客コン
ベヤは、最近、空港、駅または観光地施設等で数多く設
置されている。
【0003】前記、従来の乗客コンベヤの速度は、乗り
口から降り口まで一定速度のものが主流である。乗り口
および降り口は乗客の乗移り時の安全を図るため約40
m/分以下の速度とする必要があり、この速度で乗り口
から降り口まで一定速度となっている。
【0004】しかし、都市交通機関へのアクセスとして
設置された乗客コンベヤは、長距離型が出現し、中間部
での搬送速度をスピードアップすることへの要望が強
い。
【0005】そこで、乗り口では前記速度とし、次第に
加速し中間ではそれより高速とし、降り口では徐々に減
速して前記乗り口での速度と同じにして乗客の乗移りの
安全性を確保した可変速型乗客コンベヤが提案されてい
るが、パレットの間隔を変化させて可変速としたものが
主流である。
【0006】前述の可変速型乗客コンベヤの一つの提案
として、特開昭49ー43371号公報に開示された
「可変速度駆動装置」は、進行方向に高さが変化するレ
ールに沿って走行するキャリッジと2ケのパレットに連
結された三角形状のベルトリンクがレールの高さで変化
し、パレット間隔を変化させる方式である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公開公報に開示された技術は、以下の課題を有する。 (1)レールの高さが急峻に変わりパレットの加速度が
一時的に非常に大きくなるために、パレット上の乗客に
違和感を与える。 (2)構造が複雑であり、パレット下部の構造体の占有
スペースが大きくなり設備コストが高い問題がある。 (3)可撓性のベルトリンクであるため、パレット間隔
を精度良く設定することが困難であり、運転中にはベル
トの伸び出しが発生し、乗り心地が悪化する。 (4)可撓性のベルトリンクであるため、常に、引張り
負荷を与えて運転しなければならず、引張り力が小さか
ったり、圧縮負荷となっては構造系が機能しない構造で
ある。
【0008】本発明は、パレットの加速度をできるだけ
低く抑え、構造的に簡単であり、調整が自動的に行える
可変速型乗客コンベヤを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決する第
一の手段は、乗り口から降り口までの区間でパレットの
間隔を変化させて搬送速度を変化させる可変速型乗客コ
ンベヤにおいて、搬送ラインにループ状に対で設けられ
乗り口から高速ゾーンの始まりにかけて徐々に幅間隔を
縮小させ高速ゾーンの終わりから降り口にかけて徐々に
幅間隔を拡大させたガイドレールと、前記高速ゾーンで
パレットと係合して高速駆動させるチエーンと、下部に
前記チエーンと係合する係合金具と前記対のガイドレー
ルに案内されるガイドローラと、該ガイドローラを搬送
方向とは直角方向にスライドさせるスプライン軸とが設
けられたパレットと、前記ガイドローラと隣接するパレ
ットのガイドローラとを中間枢着部を介して平面菱形に
連結したリンク体と、からなる可変速型乗客コンベヤで
ある。
【0010】前記第一の手段によれば、高速ゾーンでは
ガイドレールが無く、チエーンによりパレットを離間さ
せて高速状態を形成するので、リンクの軋みが防止さ
れ、該リンクは平面菱形の配置であるので、反転部にお
いてスムーズである。
【0011】乗り口および降り口は、ガイドレールの幅
変化によりパレットの移動速度が変化するので加速およ
び減速がスムーズに行われ安全である。
【0012】前述の課題を解決する第二の手段は、搬送
ラインにループ状に対で設けられ乗り口から高速ゾーン
の始まりにかけて徐々にかつ滑らかに幅間隔を縮小させ
高速ゾーンの終わりから降り口にかけて徐々にかつ滑ら
かに幅間隔を拡大させたガイドレールを有する前記第一
の手段に記載の可変速型乗客コンベヤである。
【0013】前記第二の手段によれば、ガイドレールの
幅間隔が滑らかな曲線で変化するので、パレットの加速
度を低く抑え、加・減速時におけるパレット上の乗客に
違和感を与えることがない。
【0014】前述の課題を解決する第三の手段は、搬送
ラインおよび戻りライン全域にループ状に形成された走
行レール上を連結状態で走行する複数のパレットと、該
各パレットの側部に枢着され隣接するパレットと橋渡し
の機能を有するクシ歯と、該クシ歯基部と所定角度で一
体に形成され先端にローラが設けられたガイドアーム
と、前記ガイドアーム先端のローラを搬送ラインの反転
部で規制するガードレールとが設けられている可変速型
乗客コンベヤである。
【0015】前記第三の手段によれば、パレットの反転
部において、クシ歯と一体になったガイドアーム先端の
ローラがコンベヤ架台に設けられたガードレールにより
規制されるので、クシ歯の飛び出しがない。
【0016】前述の課題を解決する第四の手段は、搬送
ラインおよび戻りライン全域にループ状に形成された走
行レール上を連結状態で走行する複数のパレットと、該
各パレットの側部に枢着され隣接するパレットと橋渡し
の機能を有するクシ歯と、該クシ歯基部と所定角度で一
体に形成され先端にローラが設けられたガイドアーム
と、隣接するパレットの後端部に設けられ前記ガイドア
ーム先端のローラが搬送ラインの反転部で係合するスト
ッパとが設けられている可変速型乗客コンベヤである。
【0017】前記の第四の手段によれば、パレットの反
転部において、クシ歯と一体になったガイドアーム先端
のローラが隣接する先行パレットのストッパに係合し
て、クシ歯の飛び出しが防止される。
【0018】前述の課題を解決する第五の手段は、戻り
ラインにおいて低速ゾーンから高速ゾーンに移行する加
速ゾーンおよび高速ゾーンから低速ゾーンに移行する減
速ゾーンにおいて、ガイドローラの直角方向の動きを規
制するガイドレールの壁の間隔が他のゾーンの間隔より
広く形成されていることを特徴とする前記第一の手段に
記載の可変速型乗客コンベヤである。
【0019】例えば、リンク体であるチエーンが、円形
のスプロケットに巻きついた状態では、チエーンが正多
角形となり、スプロケットが一定角速度で回転する場
合、チエーンの回転半径が周期的に変化し、その結果、
チエーンが脈動することが公知であり、本発明の可変速
型乗客コンベヤにおけるパレットは、搬送ラインの高速
ゾーンにおいては駆動用チエーンに係合し搬送され、減
速ゾーンの手前でチエーンから離脱し、減速ゾーン、降
り口、反転部および戻りラインの加速ゾーンを経て再び
チエーンと係合する。よって、パレットの係合金具とチ
エーンの係合位置は、搬送ラインと戻りラインのチエー
ンの着脱時において、それぞれ、同期しなければならな
い。しかしながら、反転部における走行レールおよび加
・減速ゾンでのガイドレールは、ともに一定の曲率を有
し、それに対するパレットは、前記チエーン同様にリン
ク体である。また、パレットのリンク長と駆動用チエー
ンのリンク長は、長さが異なるため、搬送時に駆動用チ
エーン側からみたパレットリンク体は脈動する。よっ
て、チエーンとパレットを同期させるための、パレット
のリンク周長を調整するための「遊び」が必要となる。
これは、戻りラインから搬送ラインに至る区間にも必要
である。
【0020】また、パレットのリンク体の脈動だけでな
く、ガイドレールの設置誤差によるリンクの菱形形状の
歪みによるパレット間隔の変化に伴うリンク周長の変化
にも対応する必要がある。
【0021】これに対し、前記第五の手段によれば、加
速ゾーンガイドローラの直角方向の動きを規制するガイ
ドレールの壁の間隔が他のゾーンの間隔より広く形成さ
れていることにより、リンクの菱形形状に遊びが生じ、
リンク設置時のリンク周長の初期調整が容易となる他、
長期運転中にリンク長が伸縮しても、区間で長さ調整が
自動的に行われ、安定した運転が可能となり、特別な保
守作業が不要となる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる可変速型
乗客コンベヤの搬送形態の概略側面図である。
【0023】図1において、S1は乗り口から高速ゾー
ンに至る加速ゾーンで、S2は高速ゾーン、S3は高速
ゾーンS2から降り口に至る減速ゾーンであり、さら
に、戻りラインでは、S4は反転部、S5は加速ゾー
ン、S6は前記と同様の高速ゾーンであり、S7は減速
ゾーン、S8は反転部である。
【0024】前記加速ゾーンS1、S5および減速ゾー
ンS3、S7には、後述する幅間隔が変化するガイドレ
ールが搬送方向に対で設けられている。尚、反転部S4
およびS8のガイドレールの幅間隔は一定である。
【0025】また、高速ゾーンS2,S6にはガイドレ
ールは設けられておらず、チエーン1が設けられ、駆動
力を得る。パレットの駆動機構は、前記チエーン1と、
該チエーン1を駆動する複数のチエーンスプロケット2
から構成されており、該チエーンスプロケット2の何れ
かにモータ(図示せず)からの動力の伝達により行われ
る。
【0026】図2は、本発明にかかる可変速型乗客コン
ベヤの減速ゾーンS3およびS7の減速状態を示した概
略平面図である。
【0027】図2において、3はパレットで、パレット
3は隣接するパレット3と互いに枢着された4本のリン
ク4で菱形に連結されており、5は前後のパレット3、
3からのリンク4を枢着した中間枢着部であり、両側部
の枢着部6、6はガイドレール7、7の幅変化に追従す
る構造となっている。
【0028】従って、高速ゾーンS2から降り口への減
速ゾーンS3または戻りラインの高速ゾーンS6から反
転部S4に至る減速ゾーンS7ではガイドレール7、7
の幅が徐々に広く形成されており、リンク4は両側部の
枢着部6、6が外方に移動され、リンク4は閉じ型の菱
形となり図示のごとくパレット3、3の間隔は狭まり減
速状態となる。
【0029】また、乗り口から高速ゾーンへの加速ゾー
ンS1または戻りラインの加速ゾーンS5にもガイドレ
ール7、7が対で設けられており、該加速ゾーンS1,
S5では、ガイドレール7、7の幅は前述とは逆に狭ま
る構造に形成されており、リンク4は両側部の枢着部
6、6が内方に移動され、リンク4は広がり型の菱形と
なりパレット3、3の間隔は広がり、加速状態となる。
【0030】可変速型乗客コンベヤにおいては、従来の
一定速型の乗客コンベヤと異なり、乗り口、降り口では
低速となり、中間部では高速となる。従って、低速から
高速にかけて速度が変化する加・減速ゾーンでは、必然
的に加速度が発生する。加速度はコンベヤ上の乗客の乗
り心地に影響を与え、加速度が大きいほど乗客の乗り心
地は悪くなる。できるだけ、加速・減速ゾーンで発生す
る最大の加速度が小さいほど、即ち、加速・減速ゾーン
で可能なかぎり、一定の加速度となることが望ましい。
【0031】本発明の可変速型乗客コンベヤでは、加速
度を制御する要素は、ガイドレール7の形状である。ガ
イドレール7の形状変化に伴うパレットの加速度の変化
を解析することは、パレットの加速度の最適設計を行う
うえにおいて、非常に重要である。
【0032】ガイドレール7の形状に対するパレット3
の速度および加速度について考察する。
【0033】本発明にかかる可変速型乗客コンベヤの減
速ゾーンS3でのパレット3の減速状態を示した図2に
おいて、3はパレット、4はリンク、5は中間枢着部、
6はガイドレール7における枢着部、7、7はガイドレ
ール、である。
【0034】図2に示すように、ガイドレール7、7に
より形成される平面上に座標系(X,Y)をおき、Xを
コンベヤの搬送方向、Yをコンベヤの幅方向とする。
【0035】ガイドレール7、7間の中心線をゼロと
し、Y方向における中心線から枢着部6と直交する幅の
値からガイドレール7の中間枢着部5の幅の半分を差し
引いた値の関数(ガイド形状関数)をG(X)とする。
【0036】図2に示すリンク・ガイドレール系を流体
系とみなすと、次式(数1)の関係式が成り立つ。
【0037】
【数1】
【0038】ここで、 VL ,VH :低速、高速ゾーンにおけるパレット3の速
度 GL ,GH :低速、高速ゾーンにおけるガイド形状関数
G(X)の値 L :リンク4の長さ K :枢着部6の幅
【0039】図1に示すパレット駆動系から、高速ゾー
ンS2あるいは6ではチエーンでパレットを牽引してお
り、高速ゾーンでのパレット速度VH は一定となる。こ
のパレット速度VH を基準として、(数1)を全てのゾ
ーンに適用できるように一般化すると、パレット3の速
度V(x)の近似式は、次式(数2)となる。
【0040】
【数2】
【0041】加速度a(x)の近似式は、(数2)を時
間微分することで得られ、次式(数3)となる。
【0042】
【数3】
【0043】(数1)を用いて、ある所定の変速比(=
高速ゾーンの速度/低速ゾーンの速度)が与えられた場
合に、パレットのリンク・ガイド系の形状設計変数L,
K,GL , H の間の関係式を求めることができる。
(数2)、(数3)を用いてパレット3の速度、加速度
の近似値を求めることができる。
【0044】(数2)、(数3)を用いて求められるパ
レット3の速度、加速度はあくまで近似値であり、実際
のパレットのリンク・ガイド系に、より近いモデルを用
いて、パレットの速度、加速度を求める必要がある。
【0045】パレット3の中心位置のX座標(パレット
位置)をXi とする。i+1番目のパレット位置Xi+1
とi番目のパレット位置Xi の間には次式(数4)の関
係式が成り立つ。
【0046】
【数4】
【0047】(数4)において、Gii+1はG((Xi+1
+Xi )/2)を表している。(数4)を時間で微分す
ると次式(数5)が成り立つ。
【0048】
【数5】
【0049】(数5)において、Vi はi番目のパレッ
ト速度を表している。(数5)を時間で微分すると次式
(数6)が成り立つ。
【0050】
【数6】
【0051】(数6)において、ai はi番目のパレッ
ト加速度を表している。(数4)を用いて、パレット位
置xi を漸化的に求める。(数5)とパレット位置xi
を用いて、パレット速度vi を漸化的に求める。
【0052】(数6)、パレット位置xi およびパレッ
ト速度vi を用いて、パレット速度ai を漸化的に求め
る。
【0053】ガイド形状関数G(X)は、パレット加速
度を表す(数6)の式中にd2 G(X)/dX2 の項が
あることから、少なくともガイド形状関数G(X)の2
階微分値を持つ、即ち、少なくともC1 級連続な関数で
なければならない。
【0054】図3は、本発明にかかるガイド形状関数の
説明図であり、図3にC1 級連続なガイド形状関数を示
す。破線は線分により構成されたガイド基本設計線であ
り、実線はガイド形状関数G(X)である。GH領域は
設計線の高速ゾーン、GC領域は設計線の加減速ゾー
ン、GL領域は設計線の低速ゾーンである。
【0055】ガイド基本設計線に領域境界点GP1,G
P2に、ある所定の曲率半径を持つ円弧を挿入すること
で、ガイド形状関数G(X)が形成される。GL1、G
L2、GL3領域では、ガイド形状関数G(X)は直線
であり、GC1,GC2領域では、ガイド形状関数G
(X)は半径Rの円弧である。
【0056】図4、図5、図6は、パレットの加速度を
示すグラフである。高速ゾーンでのパレットの速度VH
は、1200mm/sである。
【0057】実線は(数6)を用いて求めたパレットの
加速度(数値解)、破線は(数3)を用いて求めたパレ
ットの加速度(近似解)を表している。
【0058】ガイド・リンク系の寸法は、加・減速ゾー
ンの長さGC=3400mm、高速ゾーンのガイド形状
関数値GH =54.3mm、低速ゾーンのガイド形状関
数値GL =275.5mm、リンク長L=312.5m
mである。
【0059】図4、図5、図6は、それぞれRが100
00mm、20000mm、30000mmのときのパ
レットの加速度を表している。数値解は近似解をオフセ
ットとして振動(揺動)している。Rが小さくなるほ
ど、数値解の揺動は大きくなっている。Rを大きくする
ほどパレットの最大加速度は、小さくなるが、ガイドは
Rが大きくなるほど製作コストが高くなるので、パレッ
トの最大加速度と製作コストの両面から、R20000
mm程度が適当であると判断される。
【0060】パレットの最大加速度を最も小さくするガ
イド最適形状関数値G* (X)を考察すると、変速ゾー
ンでのパレットの加速度を一定とするようなガイド形状
関数が、ガイド最適形状関数G* (X)であることを定
義すると、次式(数7)、(数8)の微分方程式、境界
条件で表される。
【0061】
【数7】
【0062】
【数8】
【0063】(数7)、(数8)から得られるG
* (X)は、境界点GP1a、GP2aで低速ゾーンの
ガイドおよび高速ゾーンのガイドとC0 級連続で接続さ
れるが、C 1 級連続で接続されない。このガイド最適形
状関数G* (X)では、(数6)のパレットの加速度の
数値解を解くことができない。
【0064】また、パレットの加速度のオフセット成分
は、確かに小さくなるが、揺動成分が非常に大きくな
り、結果的にパレットの最大加速度の最小値は非常に大
きくなってしまう。
【0065】そこで、ガイド最適形状関数G* (X)を
表すのに、(数7)、(数8)のような強形式微分方程
式表現でなく、弱形式微分方程式表現を用いると、次式
(数9)、(数10)の汎関数最小化問題、境界条件と
なる。
【0066】
【数9】
【0067】
【数10】
【0068】(数9)のa(x)に(数3)を代入する
と。次式(数11)となる。
【0069】
【数11】
【0070】(数11)は3次スプライン関数と同じ定
義式であるから、次式(数12)が成り立ち、G
* (X)が求まる。
【0071】
【数12】
【0072】(数12)において、第一式の右辺は3次
スプライン関数を、x(i) はガイド最適関数の制御点の
X座標を、Nは制御点数を表している。(数10)の境
界条件の式数が4個であるから、制御点数Nは4個で十
分であるが、パレットの最大加速度をより最小にするた
めに、制御点数Nを6個とし、次式(数13)の条件を
加えて、3次スプライン関数を求める。
【0073】
【数13】
【0074】また、制御点の値は、次式(数14)とな
る。
【0075】
【数14】
【0076】図7はパレットの加速度を示すグラフであ
る。高速ゾーンでのパレットの速度VH は、1200m
m/sである。
【0077】図7において、実線は(数6)を用いて求
めたパレットの加速度(数値解)、破線は(数3)を用
いて求めたパレットの加速度(近似解)を表している。
【0078】ガイド・リンク系の寸法は、GP1a=−
500、GP1=0、GPIb=500、GP2b=2
900、GP2=3400、GP2a=3900、高速
ゾーンのガイド形状関数値GH =54.3mm、低速ゾ
ーンのガイド形状関数値GL=275.5mm、リンク
長L=312.75mmである。
【0079】近似解は、加・減速ゾーンの中間域で一定
となっている。数値解は近似解をオフセットとして振動
(揺動)している。
【0080】ガイド形状の寸法からみて、図7のパレッ
トの加速度と対応するのは、図5のパレットの加速度の
グラフ(R20000)であり、図5と図7のグラフを
比較すると、図5の方がパレットの加速度が小さくなっ
ていることがわかる。
【0081】図8は、本発明の高速ゾーンS2における
パレット3の駆動機構の詳細を示す部分拡大側面図であ
る。尚、パレット3は1ケのみ図示してあり、また、戻
りラインの高速ゾーンS6は、上下逆となる。
【0082】図8において、パレット3の係合金具3a
の端部に設けた凹部3bにチエーン1の金物1aが下方
から順次、係合して、パレット3を搬送方向へ駆動させ
る。従って、高速ゾーンS2、S6では前述のガイドレ
ール7、7は無く、パレット3の搬送方向の間隔(搬送
速度)は、前記チエーン1の金物1aの間隔により決定
され、パレット3の全体の駆動力もこの位置で与えられ
る。
【0083】尚、3cはパレット3の端部に枢着された
クシ歯であり、パレット3の間隔が開いた時の橋渡し踏
面を形成する。
【0084】図9は、図8のA矢視図であり、パレット
3は踏面3dとフレーム3eとからなり、フレーム3e
の両端部に走行ローラ30が設けられている。
【0085】また、コンベヤ架台8には、搬送ラインお
よび戻りラインの全域にループ状に形成された走行レー
ル8aが取付けられ、走行レール8a上を、前記走行ロ
ーラ30が転動して乗客その他の荷重を支持する。
【0086】パレット3の裏面には搬送方向と直交する
幅方向にスプライン軸31が取付けられており、該スプ
ライン軸31にリンク4を枢着するボール軸受等からな
るスライドブロック4a,4aがあり、スプライン軸3
1上をスライドし、リンク4の開き角度を形成する。
【0087】前記スライドブロック4a,4aの下部に
は、前述のガイドレール7、7と嵌合するガイドローラ
4b,4bが設けられているが、高速ゾーンS2,S6
では機能しない。
【0088】また、前記チーエンスプロケット2は軸2
0に取付けられ、軸20はコンベヤ架台8の軸受8b,
8bに支持されている。
【0089】尚、21はモータ(図示せず)からの動力
伝達用スプロケットであり、22は欄干23内の可変速
型手すり(図示せず)への動力伝達用スプロケットであ
り、図9の下方は、パレット3の戻り側を示している。
【0090】図10は、本発明の前記パレット3とリン
ク4との取付け構造をパレット4の裏面から見た底面図
である。
【0091】図10において、3はパレットであり、3
0は走行ローラである。右半分は、図1における加速ゾ
ーンS1、S5および減速ゾーンS3、S7において、
ガイドローラ4bがガイドレール7の規制によりスプラ
イン軸31をスライドして外側へ移動され、リンク4の
開き角が鋭角となりパレット4が接近している状態であ
る。
【0092】また、左半分は、図1における高速ゾーン
S2、S6において、図8のチエーン1および金物1a
でパレット3の係合金具3aの凹部3bと係合して駆動
され、パレット3が離間することにより、ガイドローラ
4bがスプライン軸31をスライドして内側へ移動し、
リンク4の開き角が鈍角となっている状態である。
【0093】32はスプライン軸31の軸受であり、3
cは、パレット3、3の間の踏面を形成するクシ歯であ
る。
【0094】尚、高速ゾーンS2、S6では、ガイドロ
ーラ4bの外側への誤差移動を防止するため別途、幅決
め材(図示せず)を設けてもよい。
【0095】図11は、本発明の図1の加速ゾーンS
1、S5および減速ゾーンS3、S7部分における乗客
コンベヤの片側を示す部分横断面図で、踏面3dとフレ
ーム3eからなるパレット3の側部に走行ローラ30が
コンベヤ架台8に形成された走行レール8a上を転動す
る構造となっており、コンベヤ架台8上にはガイドレー
ル7が配設され、該ガイドレール7にガイドローラ4b
が遊嵌合されており、ガイドローラ4bはパレット3の
幅方向に配置されたスプライン軸31をスライドするス
ライドブロック4aと一体となっている。
【0096】尚、32はスプライン軸31の軸受であ
り、パレット3の裏面のフレーム3eに固着されてい
る。4は縦軸4cで軸支されたリンクである。
【0097】図12は、図11のBーB断面図で、スラ
イドブロック4aの側部にリンク4、4が枢着部6で水
平回動可能に軸支され、リンク4の他端は隣接するパレ
ット3から延出したリンク4と中間枢着部5で軸支され
ている。
【0098】尚、スライドブロック4aの下部にガイド
ローラ4bが軸支されている。図13は、図12のC−
C断面図で、パレット3の幅方向に設けられたスプライ
ン軸31にスライドブロック4aが嵌合され、スライド
ブロック4aはボール軸受4dが設けられ、スプライン
軸31に対し円滑な移動が行われる構造である。
【0099】図14は、本発明にかかるパレット3の部
分側面図である。図14において、3cはクシ歯、3d
は踏面であり、下部の両側部および前後に走行ローラ3
0、30が設けられ、走行レール8a上を転動する。さ
らに、パレット3の上部後部にはローラ34が設けら
れ、パレット3の反転部において隣接する後方のパレッ
トのクシ歯が踏面3dの固定クシ歯にスムーズに係合す
るように設けてある。
【0100】また、前記クシ歯3cは両側面にガイドア
ーム35が所定の角度θを形成して一体に設けられ、軸
36を軸心として回動する構造であり、さらに前記ガイ
ドアーム35の先端にはローラ37が設けてある。
【0101】前記ガイドアーム35およびローラ37
は、パレット3が反転する場合のクシ歯3cの飛び出し
を防止するものである。
【0102】図15は、本発明にかかるパレット3が反
転する際の作動状況を示した側面図である。
【0103】図15において、パレット3が矢印の方向
に移動している場合、下方のパレット3は上方に向かう
に従い、クシ歯3cが外方に飛び出そうとするが、ガー
ドレール9が設けられているので、前記ガイドアーム3
5の先端のローラ37が当接して規制され、一定値以上
飛び出すことがない。
【0104】図16は、本発明にかかる前記クシ歯3c
の飛び出し防止手段の他の実施の形態の作動状況を示し
た側面図であり、この実施の形態においては、各パレッ
ト3の後部側面に、ストッパ38を設け、該ストッパ3
8にクシ歯3cと一体になった前記ガイドアーム35の
先端のローラ37が当接して規制され、クシ歯3cの飛
び出しを防止する構造である。
【0105】尚、前述の図15および図16の実施の形
態にかかるパレット3のクシ歯3cの飛び出し防止機構
は、可変速型の乗客コンベヤに限定されず、一定速度で
乗り口から降り口まで移動する従来型の乗客コンベヤに
適用可能であり、また、駆動手段も前述の実施の形態に
限定されないものである。
【0106】図17は、本発明におけるリンク調整機構
の一実施の形態を示し、パレット3の裏面から見た底面
図である。
【0107】リンク調整機構は、図1のS5(加速ゾー
ン)またはS7(減速ゾーン)に設置されるもので、S
5(加速ゾーン)におけるリンク4の系統の調整手段を
図示したものである。
【0108】即ち、ガイドローラ4bのガイドレール
7、7内で移動する間隔をL1 からL 2 に変化させるこ
とにより、ガイドローラ4bの幅方向の「遊び」を設け
る。これにより、ガイドレール7内でのガイドローラ4
bの通過経路が変化し、即ち、ガイドローラ4bの幅方
向の位置により制御されるパレット間隔が変化すること
により、リンク4系統のリンク長の調整を行うものであ
る。この手段により、S2(高速ゾーン)でチエーンを
離脱してから再びチエーンと係合されるS6(高速ゾー
ン)までのリンク4系統のリンク長の脈動に対し、S6
(高速ゾーン)でのパレット3との係合タイミングを調
整することが容易となり、また、稼働中のリンク系統の
リンク長が自動的に調整され、搬送がスムーズに行われ
る。
【0109】また、本発明にかかる可変速型コンベヤの
組立において、理想的なガイドレール位置を元に設計さ
れたリンク系統におけるリンク長と、実際の組立時に設
置されたガイドレール位置により決定されるリンク長の
誤差を吸収することが可能となる。
【0110】図17に示すように、ガイドレール7の溝
幅は、高速ゾーンS6から低速ゾーンS4にかけての減
速ーンS5で、幅L1 からL2 に拡大し、再びL1 とな
るような「遊び区間」を形成する。
【0111】この遊び区間の長さSa を求める計算方法
は、ゾーンS1,S2,S3,S4,S5,S6,S
7,S8で発生するパレット3の全周長誤差ΔL
12345678(但し、高速ゾーンでの全周長誤差として換
算)を、ガイドローラ4bとガイドレール7の幅L1
ガタ量を計算し、ガタ量から前記(数4)を用いて求め
る。
【0112】ある遊び区間の長さSa を決めておき、遊
び区間のS7,S5ゾーンで発生するパレット3の調整
代ΔLa (但し、高速ゾーンでの調整代として換算)を
ガイドローラ4bとガイドレール7の幅L2 のガタ量を
計算し、ガタ量から(数4)を用いて求める。
【0113】遊び区間の長さSa を変えながらパレット
3の調整代ΔLa を求め、遊び区間の長さSa とパレッ
ト3の調整代ΔLa の間の関係式を求める。パレット3
の全周長誤差ΔL12345678に安全率Sを掛けて、パレッ
ト3の全周長予想誤差ΔLとする。次式(数15)の関
係式が成り立つ。遊び区間の長さSa ならば、十分に遊
び区間の余裕があることになる。
【0114】
【数15】
【0115】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、以下
の効果がある。 (1)構造が簡単であり、パレットの反転時に、クシ歯
の床面への張出し量を小さくできるため、床下構造体の
占有スペースを小さくでき、また、床面とパレット面の
誤差を小さく設定でき、設備コストが安価である。 (2)菱形状の剛体リンクで構成されているため、リン
クに作用する負荷の大きさや方向が変化しても、パレッ
ト間隔を精度良く設定することができ、乗り心地が悪化
することがない。 (3)ガイドレールを滑らかな曲線とすることで、パレ
ットの加速度を低く抑え、加減速時におけるパレット上
の乗客に違和感を与えることがない。 (4)リンク長の調整手段を設けたので、リンク系の初
期調整が容易であり、また、長期運転時にリンク長が伸
縮しても、区間で長さ調整が自動的に行われるため、安
定した運転が可能であり、特別な保守作業は不要であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる可変速型乗客コンベヤの搬送形
態の概略側面図。
【図2】本発明にかかる可変速型乗客コンベヤの減速ゾ
ーンS3の減速状態を示した概略平面図。
【図3】本発明にかかるガイド形状関数の説明図。
【図4】本発明にかかるパレットの加速度のグラフ(R
10000)
【図5】本発明にかかるパレットの加速度のグラフ(R
20000)
【図6】本発明にかかるパレットの加速度のグラフ(R
30000)
【図7】本発明にかかるパレットの加速度のグラフ(3
次スプライン関数)
【図8】本発明にかかる高速ゾーンS2におけるパレッ
トの駆動機構の詳細を示す部分拡大側面図。
【図9】図8のA矢視図。
【図10】本発明のパレットとリンクとの取付け構造を
パレットの裏面から見た底面図。
【図11】本発明の加速ゾーンS1および減速ゾーンS
2部分における乗客コンベヤの部分横断面図。
【図12】図11のBーB断面図。
【図13】図12のC−C断面図。
【図14】本発明にかかるパレットの側面図。
【図15】本発明にかかるパレットが反転する際の作動
状況を示した側面図。
【図16】本発明にかかるクシ歯の飛び出し防止手段の
他の実施の形態の作動状況を示した側面図。
【図17】本発明にかかるリンク調整機構の一実施の形
態を示すパレットの裏面から見た底面図。
【符号の説明】 1 チエーン 1a 金物 2 チエーンスプロケット 20 軸 21 動力伝達用スプロケット 22 動力伝達用スプロケット 23 欄干 3 パレット 3a 係合金具 3b 凹部 3c クシ歯 3d 踏面 3e フレーム 30 走行ローラ 31 スプライン軸 32 軸受 34 ローラ 35 ガイドアーム 36 軸 37 ローラ 38 ストッパ 4 リンク 4a スライドブロック 4b ガイドローラ 4c 縦軸 5 中間枢着部 6 枢着部 7 ガイドレール 8 コンベヤ架台 8a 走行レール 8b 軸受 S1,S5 加速ゾーン S2,S6 高速ゾーン S3,S7 減速ゾーン S4,S8 反転部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗り口から降り口までの区間でパレット
    の間隔を変化させて搬送速度を変化させる可変速型乗客
    コンベヤにおいて、搬送ラインにループ状に対で設けら
    れ乗り口から高速ゾーンの始まりにかけて徐々に幅間隔
    を縮小させ高速ゾーンの終わりから降り口にかけて徐々
    に幅間隔を拡大させたガイドレールと、前記高速ゾーン
    でパレットと係合して高速駆動させるチエーンと、下部
    に前記チエーンと係合する係合金具と前記対のガイドレ
    ールに案内されるガイドローラと、該ガイドローラを搬
    送方向とは直角方向にスライドさせるスプライン軸とが
    設けられたパレットと、前記ガイドローラと隣接するパ
    レットのガイドローラとを中間枢着部を介して平面菱形
    に連結したリンク体と、からなる可変速型乗客コンベ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 搬送ラインにループ状に対で設けられ乗
    り口から高速ゾーンの始まりにかけて徐々にかつ滑らか
    に幅間隔を縮小させ高速ゾーンの終わりから降り口にか
    けて徐々にかつ滑らかに幅間隔を拡大させたガイドレー
    ルを有する請求項1に記載の可変速型乗客コンベヤ。
  3. 【請求項3】 搬送ラインおよび戻りライン全域にルー
    プ状に形成された走行レール上を連結状態で走行する複
    数のパレットと、該各パレットの側部に枢着され隣接す
    るパレットと橋渡しの機能を有するクシ歯と、該クシ歯
    基部と所定角度で一体に形成され先端にローラが設けら
    れたガイドアームと、前記ガイドアーム先端のローラを
    搬送ラインの反転部で規制するガードレールとが設けら
    れている可変速型乗客コンベヤ。
  4. 【請求項4】 搬送ラインおよび戻りライン全域にルー
    プ状に形成された走行レール上を連結状態で走行する複
    数のパレットと、該各パレットの側部に枢着され隣接す
    るパレットと橋渡しの機能を有するクシ歯と、該クシ歯
    基部と所定角度で一体に形成され先端にローラが設けら
    れたガイドアームと、隣接するパレットの後端部に設け
    られ前記ガイドアーム先端のローラが搬送ラインの反転
    部で係合するストッパとが設けられている可変速型乗客
    コンベヤ。
  5. 【請求項5】 戻りラインにおいて低速ゾーンから高速
    ゾーンに移行する加速ゾーンおよび高速ゾーンから低速
    ゾーンに移行する減速ゾーンにおいて、ガイドローラの
    直角方向の動きを規制するガイドレールの壁の間隔が他
    のゾーンの間隔より広く形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の可変速型乗客コンベヤ。
JP14634097A 1996-07-24 1997-06-04 可変速型乗客コンベヤ Pending JPH1087249A (ja)

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JP19469196 1996-07-24
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