JPH1086870A - 自動二輪車のリヤフェンダー構造 - Google Patents

自動二輪車のリヤフェンダー構造

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JPH1086870A
JPH1086870A JP8267674A JP26767496A JPH1086870A JP H1086870 A JPH1086870 A JP H1086870A JP 8267674 A JP8267674 A JP 8267674A JP 26767496 A JP26767496 A JP 26767496A JP H1086870 A JPH1086870 A JP H1086870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車のリヤフェンダー構造を、リヤフ
ェンダーの剛性を強化し、その泥除け機能を向上させる
ことができると共に、車体フレームが邪魔になって車両
の取回しや同乗者の乗車姿勢を悪化させるようなことを
回避することができ、リヤフェンダー周りの流線的形状
を阻害するようなこともなく、また、スタンディングハ
ンドル部分の車体フレームを特に外方に突出させること
なくスタンディング操作を容易に行うことができるもの
とする。 【解決手段】 シート8下方の車体両側に配設された左
右一対の車体フレーム17に対してリヤフェンダー51
が固定されている自動二輪車において、リヤフェンダー
51の下縁部を、該リヤフェンダー51のタイヤハウス
部51aよりも一段幅の広がったスカート部51bとし
て形成すると共に、該リヤフェンダー51のスカート部
51bより上方で、該スカート部51bの外側縁よりも
車体内側に、上記の左右一対の車体フレーム17のそれ
ぞれを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車に後輪
の上方を覆うように配置されているリヤフェンダーの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】シートの下方にまで延ばされた左右一対
の車体フレームに対して、シート下方で左右の車体フレ
ームの間に挟まれた状態で、後輪の上方を覆うリヤフェ
ンダーが固定されているような自動二輪車において、セ
ンタースタンドにより車体をスタンドする時に、上記の
シート下方に延ばされた車体フレームを、車体の持ち上
げ操作時に手で握るスタンディングハンドルとして利用
するということが従来から行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の自動二輪車では、リヤフェンダーの泥除け機能
を向上させるためにその幅を広げた場合、シート下方の
車体フレームやその外側に設置されるステーなどが、シ
ートとリヤフェンダーのそれぞれの外側面から大きく外
方に突出してしまうため、当該突出部分が、車両の取回
し時に身体に接触して邪魔になったり、同乗者の乗車姿
勢を悪化させたりすることとなり、また、リヤフェンダ
ー周りの流線的形状を阻害することともなる。
【0004】また、リヤフェンダーの幅を広げると共
に、シート下方の左右の車体フレームをできるだけ外方
に突出させないようにすると、車体フレームをスタンデ
ィングハンドルとして使用するときに、当該部分に指を
入れ難いものとなって、スタンディング操作を行うこと
が困難なものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、上記の請求項1に記載したよう
に、シート下方の車体両側に配設された左右一対の車体
フレームに対してリヤフェンダーが固定されている自動
二輪車において、リヤフェンダーの下縁部が、該リヤフ
ェンダーのタイヤハウス部よりも一段幅の広がったスカ
ート部として形成されていると共に、該リヤフェンダー
のスカート部より上方で、該スカート部の外側縁よりも
車体内側に、上記の左右一対の車体フレームのそれぞれ
が配置されていることを特徴とするものである。
【0006】また、上記の請求項1に記載した自動二輪
車のリヤフェンダー構造において、上記の請求項2に記
載したように、シート下方で車体フレームをスタンディ
ングハンドルとして使用する位置に対応して、リヤフェ
ンダーのタイヤハウス部に、車体内側に凹む凹部が形成
されていることを特徴とするものである。
【0007】また、上記の請求項1に記載した自動二輪
車のリヤフェンダー構造において、上記の請求項3に記
載したように、シート下方で左右一対の車体フレームの
それぞれに対して、その外側にそれぞれリヤステーが設
置されており、少なくともリヤフェンダーの前部で、シ
ートとリヤステーとリヤフェンダーのスカート部のそれ
ぞれの外側面が、略凹凸のない連続した面上に位置して
いることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動二輪車のリヤ
フェンダー構造の実施形態について図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は、本発明のリヤフェンダー構造が適
用されている自動二輪車について、側方から見た全体の
外観を示すもので、自動二輪車1は、ヘッドライト2や
スピードメーター3が配置されたステアリングの上部前
面がカウリングで覆われることなく、前輪4を操作する
ステアリングハンドル5が上方に大きく延ばされている
と共に、車体フレームに跨がるように設置された水滴型
の燃料タンク6の後方に、後輪7の上方にまで延びる段
付きのタンデムシート8が設置され、燃料タンク6の下
方に、エンジン本体9がカウリングで覆われることなく
設置されている、所謂アメリカンタイプに属する自動二
輪車である。
【0010】図2および図3は、そのような自動二輪車
1の車体フレームを示すもので、車体フレーム10はセ
ミクレードルタイプのフレームであって、フレームの各
構成部材を溶接により連結して一体化したものである。
【0011】すなわち、車体フレーム10の前部では、
ステアリングを枢支するヘッドパイプ11に対して、後
方に延ばされて途中で下方に屈曲した一本のメインパイ
プ12の前端部と、下方に延ばされた一本の大径のダウ
ンチューブ13aの前端部とが、フレーム連結用ガセッ
ト14によって補強された状態で、それぞれ連結されて
いて、メインパイプ12とダウンチューブ13aとに渡
ってテンションパイプ15が連結されている。
【0012】一本の大径ダウンチューブ13aの下端に
は、左右に別れて後方に延びる小径のダウンチューブ1
3bが連結されており、メインパイプ12の下端と各ダ
ウンチューブ13bの後端は、図4に示すように、何れ
も、車体の幅方向に延びるフレーム連結用のクロスパイ
プ16にそれぞれ連結されていて、該クロスパイプ16
の両端には、斜上後方に延びる左右の各バックステー1
7がそれぞれ連結されている。
【0013】メインパイプ12の途中屈曲部の前方に
は、左右に別れて後方に延びる各シートレール18がそ
れぞれ連結されており、各シートレール18の後端は、
各バックステー17の途中にそれぞれ連結されていて、
左右の各バックステー17のそれぞれには、その途中
に、同乗者用フットレストの取付ブラケット21を溶接
したチューブ19がそれぞれ連結されている。
【0014】上記のようにフレームの各構成部材が一体
的に連結された車体フレーム10には、メインパイプ1
2の上部に、燃料タンクの前部を係止するためのタンク
係止ブラケット22が設けられており、シートレール1
8の前部に、燃料タンクの後端を固定すると共にシート
の前端を係止するためのタンク固定ブラケット23が、
左右のシートレール18に渡って設けられている。
【0015】また、左右それぞれのシートレール18と
バックステー17の連結部には、両者に渡って、板金の
中空構造からなる中空ガセット24がそれぞれ溶接で一
体的に付設されていると共に、該左右の中空ガセット2
4に渡って、前後二本のクロスチューブ25が溶接で一
体的に固着され、該二本のクロスチューブ25に渡っ
て、リヤクッションの上端を取り付けるための取付ブラ
ケット26が設けられている。
【0016】また、中空ガセット24の後方には、リヤ
フェンダーを上方から支持したり、シートの後部を載置
して固定したりするリヤブラケット27が、左右のバッ
クステー17の後端部に渡って設けられている。
【0017】また、メインパイプ12の下端近傍には、
フレーム連結用クロスパイプ16よりも上方で、リヤア
ーム取付用の中空管状のピボットボス28が、車体の幅
方向でメインパイプ12を串刺しにした状態で一体的に
固着されており、該ピボットボス28の取付けの補強を
兼ねて、ピボットボス28とその下方のメインパイプ1
2に渡って、エンジン取付用ブラケット29が溶接され
ている。
【0018】さらに、車体フレーム10には、上記のよ
うな各ブラケット以外にも、リヤアームのピボット軸固
定用ブラケット31、レギュレーター取付用ブラケット
32、エンジン取付用ブラケット33、サイドスタンド
取付用ブラケット34、サイドカバー取付用ブラケット
35,36、エアクリーナー取付用ブラケット37、メ
インスタンド取付用ブラケット38等の各種の部品取付
用ブラケットが、車体フレーム10の適所に溶接で一体
的に固着されている。
【0019】上記のように形成された車体フレーム10
に対して、図1に示すように、上方にステアリングハン
ドル5を備え、下方にフロントフォーク41を備えたス
テアリング部分が、メインパイプの上端に固設されたス
テアリングヘッドパイプ11によって一定の範囲で左右
に回動可能に枢支されており、クッション部を有するフ
ロントフォーク41の下端に前輪4が軸架されている。
【0020】この前輪4に対しては、その一側には、フ
ロントフォーク41側に取り付けられたキャリパー42
aと、前輪のホイール側に取り付けられたディスク42
bとからなるディスクブレーキ42が配置されており、
また、前輪4の上部を上方から覆うように、フロントフ
ェンダー43がフロントフォーク41に対して取り付け
られている。
【0021】一方、メインパイプ12の下端近傍に車体
の幅方向で串刺し状態に固着されたピボットボス28に
は、図5に示すように、それよりも長いピボット軸30
が挿通されており、このピボット軸30によって、ピボ
ットボス28の両端外側で、リヤアーム45の左右の前
端部45aが、該軸30と前端部45aの間にそれぞれ
グリースを塗布したブッシュとその内端側のオイルシー
ル(何れも図示せず)を介在させた状態で、それぞれ回
動自在に軸支されている。
【0022】そして、リヤアーム前端部45aから外側
に突出したピボット軸30の両端部は、左右のバックス
テー17に固着された各ピボット軸支持用ブラケット3
1によって支持されており、ピボット軸30(ボルト)
は該ブラケット31に対してナット締めにより固定され
ていて、ピボット軸30に嵌挿された各リヤアーム前端
部45aの外端側は、各ピボット軸支持用ブラケット3
1の内側に設けられたカバー状のシール部材31aによ
ってそれぞれオイルシールされている。
【0023】リヤアーム45は、複数の構成部材を溶接
により一体的に連結したものであって、図6および図7
に示すように、ピボット軸30に嵌挿される前端部45
aを有する左右のリヤアーム本体45bに対して、両者
を一体化するように、その後端部にU字状パイプ45c
の両端部がそれぞれ連結され、その途中にクロス部材4
5dが連結されていて、U字状パイプ45cとクロス部
材45dに渡って、左右にそれぞれ連結パイプ45eが
連結され、更に、左右それぞれの連結パイプ45eとリ
ヤアーム本体45bとに渡って、補強パイプ45fがそ
れぞれ連結されている。
【0024】また、リヤアーム45には、クロス部材4
5dに対して、リヤクッションの下端を取り付けるため
の取付ブラケット46が溶接で一体的に固着されてお
り、チェーンカバーを取り付けるための取付ブラケット
47が適当な箇所に溶接で一体的に固着されていると共
に、左右のリヤアーム本体45bの後端部には、後輪の
車軸を調整可能に固定するための長孔部45gがそれぞ
れ開設されていて、図1に示すように、リヤアーム45
の後端部に後輪7が軸架される。
【0025】そのようなリヤアーム45のリヤクッショ
ン下端取付ブラケット46に対応して、図2および図3
で既に示したように、左右の中空ガセット24に、前後
二本のクロスチューブ25がそれぞれ溶接で一体的に固
着され、該二本のクロスチューブ25に渡ってリヤクッ
ション上端取付ブラケット26が設けられていて、それ
によって、図8に示すように、車体フレーム10とリヤ
アーム45との間に介装されるリヤクッション50は、
車体フレーム側(クロスチューブ25)の上端取付ブラ
ケット26とリヤアーム45側の下端取付ブラケット4
6とに渡って取り付けられる。
【0026】上記のように車体フレーム10に対して前
輪4と後輪7がそれぞれ設置される自動二輪車1には、
図1〜図3で示すように、燃料タンク6が、メインパイ
プ12とシートレール13に跨がって、タンク係止ブラ
ケット22とタンク固定ブラケット23により位置決め
されるように設置されており、タンデムシート8が、燃
料タンク6の後方で中空ガセット24の上方に、タンク
固定ブラケット23とリヤブラケット27により位置決
めされるように設置されている。
【0027】また、後輪7の上部を上方から覆うリヤフ
ェンダー51が、バックステー17とリヤブラケット2
7により固定されていると共に、リヤフェンダー51の
外側には、車体の左右にそれぞれリヤステー52が、該
リヤフェンダー51と共締めされるように設置されてい
て、左右両側のリヤステー52の後部には、両者を連結
するように、タンデムシート8のバックレスト54を取
り付けるためのバックレスト取付ステー53が立設され
ている。
【0028】そして、リヤステー52の後部下方には、
左右それぞれにウインカー55が設置されており、リヤ
フェンダー51には、その後部上面にテールライト56
が設置され、その後部下面に、ライセンスプレートを取
り付けるためのライセンスブラケット57と、ライセン
スプレートを照射するためのライセンスランプ58とが
それぞれ設置されている。
【0029】なお、リヤステー52の後部に立設された
バックレスト取付ステー53には、本実施形態では、図
11に示すように、該ステー53に一体的に溶接された
バックレスト取付ブラケット53aに対して、ロック付
きのヘルメットハンガー81が一体的に設けられてい
て、それによって、図12に示すように、不使用時のヘ
ルメット82は、該ヘルメットに設けられている顎紐の
リングをヘルメットハンガー81に引っ掛けてロックす
ることで、バックレスト取付ステー53を覆うように、
その頭頂部を上方にして取り付けられることとなる。
【0030】そのため、不使用時のヘルメット82を車
体に取り付けてロックした場合に、降雨時でもヘルメッ
ト82の内部が濡れるようなことがなく、また、ヘルメ
ット82が車体幅内で高い位置にあるため、ヘルメット
82が他物と接触することによる傷付きを回避すること
ができ、さらに、ヘルメット82がロック付きのヘルメ
ットハンガー81によりしっかりとロックされると共
に、ヘルメット82が見えやすい位置にあるため、該ヘ
ルメット82の盗難を防止することができる。
【0031】前輪4と後輪7の間で燃料タンク6の下方
には、メインパイプ12とダウンチューブ13a,13
bとバックステー17によって囲まれた空間に、エンジ
ン本体9およびキャブレター60やエアクリーナ(図示
せず)等の部品が設置されており、エンジン本体9の前
側からは、エキゾーストパイプ61が、図1に示すよう
に一旦下方に延ばされてから、図9に示すように車体の
右側を通って後方に延ばされていて、後輪7の右側に位
置するマフラー62にその後端が接続されている。
【0032】一方、マフラー62が配置されていない車
体の左側では、図1に示すように、エンジン本体9の下
部後方に続くトランスミッション部分から側方に突出さ
れた出力軸のスプロケット(図示せず)と、後輪7のハ
ブに固定されたスプロケット63とに渡って、エンジン
の回転駆動力を後輪7に伝達するためのチェーン64が
掛け渡されている。
【0033】なお、前輪4と後輪7の間の車体の下部に
は、図9に示すように、車体の両側に運転者用のフット
レスト65がそれぞれ設置され、車体の左側にチェンジ
ペダル68やサイドスタンド67が設置され、車体の右
側にブレーキレバー69やキックペダル70が設置され
ていると共に、図1に示すように、後輪7の前方には同
乗者用フットレスト66が車体の両側にそれぞれ設置さ
れ、サイドスタンド67の後方には、一つのセンタース
タンド71が車体の両側に渡って設置されている。
【0034】さらに、上記のように各部品が設置された
自動二輪車1には、燃料タンク6に対して、燃料メータ
ー73を取り付けたメーターカバー72がその上面に設
けられていると共に、ステアリングヘッドパイプ11の
後方から燃料タンク5の前側を覆うようなフレームカバ
ー74と、燃料タンク5の下方両側を覆うようなフレー
ムカバー75がそれぞれ設けられている。
【0035】また、タンデムシート8前部の下方両側に
は、エアクリーナ(図示せず)の両側を覆うように、そ
れぞれ二部材からなるサイドカバー76が設けられてい
ると共に、該サイドカバー76の下方を覆うカバー77
や、同乗者用フットレスト66の内側を覆うカバー78
等が車体両側にそれぞれ設けられていて、その後方に
は、エンジン出力軸のスプロケット(図示せず)と後輪
7のスプロケット63とに掛け渡されたチェーン64の
上半部を覆うためのチェーンケース79が、車体の左側
で、リヤアーム45に対して設けられている。
【0036】上記のような構成を有する自動二輪車1に
おいて、後輪7の上部を上方から覆うように設置されて
いるリヤフェンダー51は、シート8の下方で車体両側
に配設された左右一対のバックステー17およびリヤス
テー52に対して、図14に示すように、リヤステー5
2がバックステー17の外側を覆い隠すように、樹脂製
のリヤフェンダー51を裏側から二重状態で補強するた
めに設けられた板金製の補強部材84と共に、ボルト8
3によって共締めされている。
【0037】そして、本実施形態では、リヤフェンダー
51は、その下縁部が、図13および図14に示すよう
に、タイヤハウス部51aよりも一段幅の広がったスカ
ート部51bとして形成されており、それによって、シ
ート8の外側面とリヤフェンダー51のスカート部51
bの外側面を結ぶラインからリヤステー52の外側面が
大きく突出するようなことがなく、特に、同乗者の脚部
が位置するリヤフェンダー51の前部付近では、図13
に示すように、シート8とリヤステー52とリヤフェン
ダー51の外側面が、略凹凸のない連続した面上に位置
している。
【0038】そのため、スカート部51bの形成による
段部によってリヤフェンダー51の剛性が強化され、ま
た、リヤフェンダー51の幅がスカート部51bにより
広がって泥除け機能が向上すると共に、シート8とリヤ
ステー52とリヤフェンダー51の外側面を結ぶライン
が凹凸の少ない面となって、バックステー17やその外
側に取り付けられるリヤステー52などが邪魔になって
車両の取回しや同乗者の乗車姿勢を悪化させるようなこ
とがなく、また、リヤフェンダー51周りの流線的形状
が阻害されるようなことはない。
【0039】また、リヤフェンダー51全体としての幅
が広げられているにもかかわらず、タイヤハウス部51
aの幅が広がっていないため、バックステー17やリヤ
ステー52を特に外方に突出させることなく、タイヤハ
ウス部51aの外側面とスカート部51bの上面によっ
て形成される空間部に指を入れてスタンディング操作を
行うことができる。
【0040】さらに、本実施形態では、図15に示すよ
うに、バックステー17が車体を立てるときのスタンデ
ィングハンドルとして使用される位置に対応して、リヤ
フェンダー51のスカート部51bの上方(タイヤハウ
ス部51a)に、指を入れるのに適した凹部51cが形
成されているため、上記のようなスタンディング操作を
より一層容易に行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したような本発明の自動二輪車
のリヤフェンダー構造によれば、リヤフェンダーの剛性
を強化し、その泥除け機能を向上させることができると
共に、車体フレームが邪魔になって車両の取回しや同乗
者の乗車姿勢を悪化させるようなことを回避することが
でき、リヤフェンダー周りの流線的形状を阻害するよう
なこともなく、また、スタンディングハンドル部分の車
体フレームを特に外方に突出させることなくスタンディ
ング操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリヤフェンダー構造が適用されている
自動二輪車の外観を示す側面図。
【図2】図1に示した自動二輪車の車体フレームを示す
側面図。
【図3】図2に示した車体フレームの上面図。
【図4】図2に示した車体フレームにおけるメインパイ
プとダウンチューブとバックステーの連結部分を示す上
面図。
【図5】図1に示した自動二輪車におけるリヤアームの
枢支部を示す上面図。
【図6】図1に示した自動二輪車におけるリヤアームを
示す側面図。
【図7】図6に示したリヤアームの上面図。
【図8】図1に示した自動二輪車におけるリヤクッショ
ンの配置関係と取付状態を示す側面説明図。
【図9】図1に示した自動二輪車におけるマフラー,チ
ェーン,サイドスタンドのような車体の下部に設置され
る各部品の配置関係を示す上面説明図。
【図10】図1に示した自動二輪車におけるバックレス
ト付近を示す側面図。
【図11】図10に示したバックレスト付近の後面図。
【図12】本発明のリヤフェンダー構造の一実施形態を
示すリヤフェンダーおよびその近傍の側面図。
【図13】図12のA−A線に沿った断面図。
【図14】図12のB−B線に沿った断面図。
【図15】図12のC−C線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 8 シート 17 バックステー(車体フレーム) 51 リヤフェンダー 51a (リヤフェンダーの)タイヤハウス部 51b (リヤフェンダーの)スカート部 51c (リヤフェンダーの)凹部 52 リヤステー(車体フレーム)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート下方の車体両側に配設された左右
    一対の車体フレームに対してリヤフェンダーが固定され
    ている自動二輪車において、リヤフェンダーの下縁部
    が、該リヤフェンダーのタイヤハウス部よりも一段幅の
    広がったスカート部として形成されていると共に、該リ
    ヤフェンダーのスカート部より上方で、該スカート部の
    外側縁よりも車体内側に、上記の左右一対の車体フレー
    ムのそれぞれが配置されていることを特徴とする自動二
    輪車のリヤフェンダー構造。
  2. 【請求項2】 シート下方で車体フレームをスタンディ
    ングハンドルとして使用する位置に対応して、リヤフェ
    ンダーのタイヤハウス部に、車体内側に凹む凹部が形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪
    車のリヤフェンダー構造。
  3. 【請求項3】 シート下方で左右一対の車体フレームの
    それぞれに対して、その外側にそれぞれリヤステーが設
    置されており、少なくともリヤフェンダーの前部で、シ
    ートとリヤステーとリヤフェンダーのスカート部のそれ
    ぞれの外側面が、略凹凸のない連続した面上に位置して
    いることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のリ
    ヤフェンダー構造。
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