JPH1085262A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JPH1085262A
JPH1085262A JP8241779A JP24177996A JPH1085262A JP H1085262 A JPH1085262 A JP H1085262A JP 8241779 A JP8241779 A JP 8241779A JP 24177996 A JP24177996 A JP 24177996A JP H1085262 A JPH1085262 A JP H1085262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper frame
column
wheelchair
supports
frame
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8241779A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Hatanaka
薫 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH1085262A publication Critical patent/JPH1085262A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解式車椅子の取扱性を向上する。 【解決手段】 下フレーム1と上フレーム2を支柱8と
取付部20で着脱自在に連結する。支柱8及び取付部2
0はそれぞれ左右一対で設ける。支柱8は緩衝機構を備
え、左右のメインフレーム3の中間部へ取付ける。取付
部20はシートレール10の座席部10a上を前後へ移
動自在とし、かつ支柱8の上端部を着脱自在にするロッ
ク部材を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は分解式の車椅子に
関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭57−20117号には、分解式
の車椅子が示されている。この車椅子は前後に車輪を有
する下フレームと、シートを支持する上フレームとを備
え、下フレームの四隅に上方へ延びる柱体を設け、この
柱体へ上フレームの底部四隅を着脱自在に連結するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように、
下フレームと上フレームを四隅で連結すると、これら各
連結部全てにおいて位置合せが必要であるから、着脱作
業が面倒であり、また、高い精度出しが必要なため製造
も難しくなる。特に、電動式の場合は、バッテリやモー
ター等の電動装置により重量が増加するので、それだけ
取り扱いが難しくなる。
【0004】また、下フレームは四輪の接地性を確保す
るため、ある程度の柔軟性を要求されるが、このような
四隅の柱体を設けると下フレーム全体の剛性が増すの
で、それだけ柔軟性を得にくくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1の発明に係る車椅子は、前後に車輪を有する下
フレームと、シートを支持する上フレームとを備え、下
フレームから上方へ延びる左右一対の柱体を設け、この
柱体により上フレームを支持したことを特徴とする。
【0006】 請求項2の発明は、請求項1の柱体に軸
方向へ圧縮可能な緩衝機構を備えたことを特徴とする。
【0007】 請求項3の発明は、請求項1の柱体の上
端部と上フレームとが脱着可能にしたことを特徴とす
る。
【0008】 請求項4の発明は、請求項3において、
柱体の上端部外周に溝を設け、上フレーム側の取付部に
設けたロック部材がこの溝を係合することにより柱体と
上フレームの連結部をロックするようにしたことを特徴
とする。
【0009】 請求項5の発明は、請求項4のロック部
材を、取付部を摺動するロック部スライダとその摺動に
伴って内周側のボールを前記柱体の溝へ係合させるよう
に構成したことを特徴とする。
【0010】 請求項6の発明は、請求項1の柱体への
上フレームの取付位置を前後方向へ移動可能にしたこと
を特徴とする。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、柱体を左
右一対とすることにより、着脱が容易、かつ迅速にな
り、かつ製造も容易になる。特に、上フレームの取付部
を重心近傍位置に設定すれば、重量が大きくなっても取
り扱いが容易になる。
【0012】 また、柱体の数が少なくなるので、それ
だけ下フレームの柔軟性に与える影響が少なくて、必要
な程度の柔軟性を容易に確保できる。しかも製造及び組
立工数、重量、コストの各面において有利であり、かつ
フレーム全体の構成がスッキリして車両全体の軽快感が
得られる。そのうえ、上フレームの支持点が左右に一つ
づつだけあるから、車両の前後方向の振動は,上フレー
ムの前後方向への揺動により衝撃吸収できる。
【0013】 請求項2の発明によれば、柱体に緩衝機
構を設けたので、下フレームから上フレームへの振動に
対するサスペンション機構を簡単な構造で形成できる。
【0014】 請求項3の発明によれば、柱体と上フレ
ームの取付部を着脱可能にすることにより、車椅子を下
フレーム側と上フレーム側に2分割自在となる。
【0015】 請求項4の発明によれば、この際に、柱
体の上端部外周に溝を設け、これに係脱するロック部材
を取付部に設ければ、簡単に柱体と取付部をロックでき
る。
【0016】 請求項5の発明によれば、ロック部スラ
イダを摺動させることにより、柱体の溝へボールを入れ
たままの状態にすればロックでき、溝から出せばアンロ
ックできるので、簡単なロック機構を得られる。
【0017】 請求項6の発明によれば、取付部を前後
方向へ移動自在とすることにより、その前後位置を調整
し、重心に最も近づける等、取付に有利な位置を調節で
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に基づいて電動式車
椅子に適用された一実施の形態を説明する。図1は車椅
子の骨格部を分解して示す斜視図であり、車体フレーム
は、下フレーム1と上フレーム2に上下2分割されてい
る。
【0019】 下フレーム1には前後方向へ延びる左右
一対のメインフレーム3が設けられ、それぞれの前端部
にキャスター輪である前輪4が設けられ、後端部に駆動
輪5が支持され、左右前後に計4輪が備えられ、それぞ
れの接地性を良好にするため、全体としてある程度の柔
軟性が得られるように設定されている。
【0020】 駆動輪5は概略表示したモータ6により
駆動され、このモータ6に給電するバッテリーや制御装
置(図示省略)を適当位置に配設してある。左右のメイ
ンフレーム3の前端部間には、クロスパイプ7が架け渡
され、中間部に上方へ延びるように設けられた支柱8を
支持するための基部をなす外筒30間にもクロスパイプ
9が架け渡されている。
【0021】 上フレーム2は側面視略L字形をなす左
右一対のシートレール10を備え、座席部10aと背も
たれ部10bが連続している。各シートレール10の上
方には逆向きの手すりパイプ11が取付られ、左右間は
複数のクロスパイプ12〜15が架け渡されている。
【0022】 座席側のクロスパイプ12と背もたれ側
の同15との間には、布製のシート16が架け渡され
る。このシート16上に厚みのあるクッション材を重ね
ることは任意であり、またある程度の剛性を有する底板
とその上に重ねたクッション材で構成することもでき
る。
【0023】 左右の座席部10aには、取付部20が
設けられている。取付部20はパイプ部材をT字型に組
み合わせたものであり、スライド部21は座席部10a
上を前後方向へ摺動自在であり、ネジ等の調節部材22
により、その調節位置を固定できる。
【0024】 スライド部21から下方へ突出する連結
筒23は支柱8を嵌合可能にするため、その外径より大
きな内径を有する。連結筒23の外周には、リング状を
なすロック部スライダ24が軸方向へ摺動自在であり、
メインフレーム3の端部へネジ止めされたストッパ25
により抜け止めされている。
【0025】 ロック部スライダ24の内周には、ボー
ル26が入り込むことのできる半円形断面の環状溝27
が形成され、支柱8の上端部外周にも同様の溝28が形
成されている。この溝28と対応する位置には、ボール
26が出入り可能な穴29が形成され、これらによりロ
ック部材が構成される。
【0026】 図3に示すように、ボール26が穴29
から溝28内へ入り、ロック部スライダ24の環状溝2
7が形成されていない内周面で抜け出しを阻止された状
態が連結筒23と支柱8のロック状態となる。一方、ロ
ック部スライダ24を上方へ移動させて穴29と環状溝
27を一致させると、ボール26が環状溝27内へ入り
込み、溝28から抜け出ることができるので、アンロッ
ク状態になる。
【0027】 支柱8は図2に明らかなように、下半部
が外筒30内へ進退自在に挿入され、その下端部はスプ
リング31の一端部により支持され、スプリング31の
他端部は栓部材32により支持されている。従って、支
柱8は外筒30に対してスプリング31を圧縮して下方
へ移動可能であり、下フレーム1と上フレーム2の間で
緩衝機構をなしている。
【0028】 次に、本実施形態の作用を説明する。下
フレーム1と上フレーム2を組み立てるには、左右の支
柱8の上端部へ左右の連結筒23の下端部を一致させ、
ロック部材をアンロック状態にして押し込む。その後、
ロック部スライダ24を下方へ移動するだけで、連結筒
23と支柱8がロック状態で連結される。逆にすると下
フレーム1と上フレーム2へ2分割される。
【0029】 従って、簡単かつ迅速に組み立て及び分
解ができ、取扱性が向上する。しかも、ロック部材を簡
単な構造で操作性のよいものにできる。また、取付部2
0の位置を上フレーム2の重心近傍となるように調節す
れば、重量が大きくなっても組立、分解時における取扱
性がよく、重量の大きな電動式の車椅子に好適となる。
【0030】 なお、この取付部20は、図4に示すよ
うに、前後方向へ移動して重心位置へ近づくよう随時調
節可能である。しかも、このように重心位置近傍で左右
2点支持することにより、前後方向の振動は,座席部1
0aの取付部20の前後部分のたわみで衝撃吸収でき
る。
【0031】 さらに、支柱8を下フレーム1の中間部
2ヶ所だけ設けるので、下フレーム1の柔軟性に与える
影響を少なくし、4輪全部の接地性確保を容易にすると
ともに、製造、重量、コストの各面で有利である。ま
た、支柱8内に緩衝機構を設けることにより、下フレー
ム1と上フレーム2間の振動を吸収できる。
【0032】 なお、本願発明は前記実施の形態に限定
されず種々に変形可能であり、たとえば、手動式の車椅
子に適用することもできる。緩衝機構はバネシリンダ装
置でなく、流体シリンダやゴムバネでもよい。
【0033】 ロック部材も公知の種々な構造が可能で
あり、例えば、支柱8と連結筒23を同時に半径方向へ
貫通する出入ピン式でもよい。取付部20の座席部10
aに対する移動構造も、座席部10a側に長溝のような
ガイドレールを設け、これを摺動するような公知の種々
な構造が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 組立型を示す斜視図
【図2】 要部の組立説明図
【図3】 ロック部材の拡大断面図
【図4】 作用の説明図
【符号の説明】
1:下フレーム、2:上フレーム、3:メインフレー
ム、4:前輪、5:駆動輪、8:支柱、10:シートレ
ール、20:取付部、28:溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後に車輪を有する下フレームと、シート
    を支持する上フレームとを備え、下フレームから上方へ
    延びる左右一対の柱体を設け、この柱体により上フレー
    ムを支持したことを特徴とする車椅子。
  2. 【請求項2】前記柱体が軸方向へ圧縮可能な緩衝機構を
    備えたことをことを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  3. 【請求項3】前記柱体の上端部と上フレームとが脱着可
    能であることを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  4. 【請求項4】前記柱体の上端部外周に溝を設け、上フレ
    ーム側の取付部に設けたロック部材がこの溝を係合する
    ことにより柱体と上フレームの連結部をロックすること
    を特徴とする請求項3記載の車椅子。
  5. 【請求項5】前記ロック部材は、取付部を摺動するロッ
    ク部スライダとその摺動に伴って内周側のボールを前記
    柱体の溝へ係合させるものであることを特徴とする請求
    項4記載の車椅子。
  6. 【請求項6】前記柱体への上フレームの取付位置が前後
    方向へ移動可能であることを特徴とする請求項1記載の
    車椅子。
JP8241779A 1996-09-12 1996-09-12 車椅子 Withdrawn JPH1085262A (ja)

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JP8241779A JPH1085262A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 車椅子

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JP8241779A Withdrawn JPH1085262A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 車椅子

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JP (1) JPH1085262A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002143225A (ja) * 2000-11-08 2002-05-21 Kawamura Cycle:Kk 車椅子の緩衝機構
WO2006087947A1 (ja) * 2005-02-15 2006-08-24 Eiko Furusho 車椅子

Cited By (3)

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20031202