JPH1085208A - X線骨密度測定装置 - Google Patents

X線骨密度測定装置

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JPH1085208A
JPH1085208A JP8243269A JP24326996A JPH1085208A JP H1085208 A JPH1085208 A JP H1085208A JP 8243269 A JP8243269 A JP 8243269A JP 24326996 A JP24326996 A JP 24326996A JP H1085208 A JPH1085208 A JP H1085208A
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JP
Japan
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collimator
ray
filter
filters
types
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JP8243269A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Munakata
廣好 宗形
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Publication of JPH1085208A publication Critical patent/JPH1085208A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線管と管電圧切換手段と2種のフィルタと
フィルタ切換手段とコリメータとを備えた二重エネルギ
X線吸収法を用いたX線骨密度測定装置において、コリ
メータと2種のフィルタ、焦点位置、検出位置との間の
位置調整を簡易化して位置精度の向上を図り、また被検
体とX線管側ユニットとの間隔を広げて被検体の測定位
置に対する出入りを容易にする。 【解決手段】 2種のフィルタ5,6のうちのいずれか
一方のフィルタを、コリメータ9のX線通過方向に交差
する面に積層してコリメータ9とで積層体11を構成
し、他方のフィルタ6を、フィルタ切換手段8により積
層体11のフィルタ5側又はコリメータ9側に重合/非
重合交互切換可能にその積層体11と一体に構成し、か
つ2種のフィルタ5,6とコリメータ9とを、それら相
互間において所定の位置調整の完了した単一の組立体1
3として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨塩量を定量する
ためのX線骨密度測定装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開平7−3601号公報で開示されて
いるように、二重エネルギX線吸収法(DEXA法)を
利用したX線骨密度測定装置は、各々X線の連続スペク
トルを単色化する2種のフィルタを、高低2種のエネル
ギのX線の出力切換周期に合わせて切換え使用する必要
がある。また、このようなX線骨密度測定装置におい
て、X線ビームにファンビームを用いる場合には、被検
体の骨の位置を想定してX線ビーム幅(スライス幅)を
規定するためにコリメータが用いられるが、このコリメ
ータは上記2種のフィルタとは別体でその2種のフィル
タの上方又は下方に挿入,配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では、コリメータは切換使用される2種のフィルタとは
別体でその2種のフィルタの上方又は下方に挿入,配置
されるもので、このため次のような問題点があった。す
なわちコリメータは、X線管の焦点位置及びX線検出器
の検出位置とで精度の高い位置調整が要求されるが、上
記2種のフィルタとは別体であることから、例えば、ま
ず2種のフィルタとの間で位置調整を行った上で、更に
これらと上記焦点位置及び検出位置との位置調整を行う
か、最初に上記焦点位置及び検出位置との間で位置調整
を行った上で、その後に2種のフィルタとの位置調整を
行う必要がある。このため位置調整に手間がかかり、し
かも調整誤差が生じやすく、位置精度が低くなるという
問題点があった。
【0004】また、コリメータが2種のフィルタとは別
体でその2種のフィルタの上方又は下方に挿入,配置さ
れることから、フィルタ,コリメータ部分の占有空間が
大きくなる。一方、X線焦点(X線管)及びX線検出器
相互間距離は一定である。したがって、上記フィルタ,
コリメータ部分の占有空間が大きくなることは、X線管
及びX線検出器相互間に位置付けられる被検体と、フィ
ルタ,コリメータを備えたX線管側ユニットとの間隔を
狭めることを意味する。すなわち従来技術では、被検体
とX線管側ユニットとの間隔を狭め、被検体の測定位置
に対する出入りが窮屈になるという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、コリメータと2種のフィ
ルタ、焦点位置、検出位置との間の位置調整が簡単で誤
差なく行えて位置精度の向上が図れ、また、被検体とX
線管側ユニットとの間隔が広がり、被検体の測定位置に
対する出入りが容易になるX線骨密度測定装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、X線管と、
高,低2種のX線エネルギを得るために前記X線管の管
電圧を切り換える管電圧切換手段と、前記X線管より発
せられるX線の連続スペクトルを単色化する2種のフィ
ルタと、この2種のフィルタを前記管電圧切換手段によ
り得られる高,低のX線出力周期に合わせ切換使用する
ためのフィルタ切換手段と、前記X線管からのX線のビ
ーム幅を規定するコリメータとを備えた二重エネルギX
線吸収法を適用してなるX線骨密度測定装置において、
前記2種のフィルタのうちのいずれか一方のフィルタは
前記コリメータのX線通過方向に交差する面に積層され
て当該コリメータとで積層体を構成し、他方のフィルタ
は前記フィルタ切換手段により前記積層体の少なくとも
前記一方のフィルタ側又はコリメータ側に重合/非重合
交互切換可能にその積層体と一体に構成され、かつ、前
記2種のフィルタとコリメータとがそれら相互間におい
て所定の位置調整の完了した単一の組立体として構成さ
れることにより達成される。
【0007】積層体は一方のフィルタとコリメータとか
らなり、他方のフィルタはフィルタ切換手段により積層
体の少なくとも一方のフィルタ側又はコリメータ側に重
合/非重合交互切換可能に積層体と一体構成されてい
る。そして両フィルタとコリメータとはそれら相互間に
おいて所定の位置調整の完了した単一の組立体として構
成されている。これによれば、2種のフィルタ及びコリ
メータは、X線管及びX線検出器間に位置決めする際、
単一の組立体としてX線管の焦点位置及びX線検出器の
検出位置に対して位置決めすればよいので、コリメータ
と2種のフィルタ、焦点位置、検出位置との間の位置調
整が簡単で誤差なく行えて位置精度が向上する。また、
コリメータは一方のフィルタの固定部材として機能し、
それらは積層体として構成されている。すなわち、コリ
メータと一方のフィルタとの取付間隔は最小の0であ
り、したがってその分、被検体とX線管側ユニットとの
間隔が広がり、被検体の測定位置に対する出入りが容易
になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明によるX線骨密度測
定装置の一実施形態の要部を示す側面図、図2は同装置
の一部省略正面図である。これら図1,図2において、
1はX線管、2は被検体3を挟んでX線管1と対向配置
されたX線検出器、4は高,低2種のX線エネルギを得
るためにX線管1の管電圧を切り換える管電圧切換手
段、5,6(6a,6b)はX線管1より発せられるX
線ファンビーム7の連続スペクトルを単色化する2種の
フィルタ、8はこの2種のフィルタ5,6を管電圧切換
手段4により得られる高,低のX線出力周期に合わせ切
換使用するためのフィルタ切換手段、9はX線管1から
のX線ファンビーム7のビーム幅(スライス幅)Sを規
定する1枚又は2枚のコリメータ板からなるコリメータ
である。
【0009】上記2種のフィルタ5,6のうちのいずれ
か一方のフィルタ、ここではフィルタ(固定フィルタ)
5は、コリメータ9のX線通過方向に交差する面、ここ
では上面に積層されて当該コリメータ9とで積層体11
を構成している。また、他方のフィルタ(移動フィル
タ)6は、上記フィルタ切換手段8により上記積層体1
1の少なくともフィルタ5側又はコリメータ9側に重合
/非重合交互切換可能に積層体11と一体に構成されて
いる。
【0010】ここでフィルタ6は、図示例ではフィルタ
6aと6bに2分割され、上記積層体11を内方に位置
させた円筒体12の円周上の180゜離れた位置に各々
配置されており、円筒体12が90゜回転する度に積層
体11と重合/非重合が交互に繰り返されるようになさ
れている。またフィルタ5とフィルタ6とコリメータ9
とは、それら相互間において所定の位置調整が完了した
単一の組立体13として構成されている。この組立体1
3はX線管1及び被検体3相互間に位置する。
【0011】上記フィルタ切換手段8は、ここではモー
タ8aと、このモータ8aの回転により回転する歯車8
bと、この歯車8bに噛合し上記円筒体12と一体かつ
同軸的に設けられた歯車8cと、上記モータ8aの制御
回路8dとからなる。そして、モータ制御回路8dによ
ってモータ8aを制御することにより、上記円筒体12
を、図示状態を基準として90゜単位で回転するように
なされている。この場合、モータ制御回路8dは、これ
よる円筒体12の回転動作が上記管電圧切換手段4の管
電圧(X線エネルギ)切換動作に、図3に示すように同
期するようになされている。
【0012】なお、14はコリメータ9に連結する回転
軸、15は回転軸14及び円筒体12相互間に介在して
円筒体12を回転軸14に回転自在に支持するベアリン
グ、16は回転軸14の、換言すれば組立体13の回転
支持部材である。
【0013】次に上述本発明装置の動作について説明す
る。X線管1からのX線ファンビーム7はX線連続スペ
クトルを単色化するフィルタ5,6(6a,6b)の双
方、又はフィルタ5のみを介して単色化され、かつコリ
メータ9を介してビーム幅SのX線ファンビーム17に
なされ、被検体3を透過してX線検出器2に入射され
る。この際、モータ制御回路8dは、これよる円筒体1
2、すなわちフィルタ5,6の回転動作が管電圧切換手
段4の管電圧(X線エネルギ)切換動作に、図3に示す
よう同期している。すなわち、X線管1及び被検体3相
互間に、高管電圧(高X線エネルギ)動作時(図3中の
H期間)においてはフィルタ5,6の双方が、低管電圧
(低X線エネルギ)動作時(図3中のL期間)において
はフィルタ5のみが、各々介在するように、X線管1及
び円筒体12が駆動されている。ここでは、フィルタ5
はコリメータ9上に固定されていてX線管1及び被検体
3相互間に常に介在することになるので、高X線エネル
ギ動作時(H期間)のみフィルタ5に重ねてフィルタ6
もX線管1及び被検体3相互間に介在するよう円筒体1
2が回転駆動されている。
【0014】このようにフィルタ5,6、コリメータ9
を介したX線ファンビーム17は被検体3を透過してX
線検出器2に入射される。この時、2種のX線エネルギ
におけるX線検出器2の出力信号を差分して骨密度値を
算出する。図3において、H期間及びL期間が時間軸t
上に繰り返されているのは、ここでは被検体3の体軸に
沿って連続的に骨密度値を算出している場合を例示して
いるからである。
【0015】ここで上述したように、積層体11はフィ
ルタ5とコリメータ9とからなり、フィルタ6(6a,
6b)はフィルタ切換手段8により上記積層体11の少
なくともフィルタ5側又はコリメータ9側に重合/非重
合交互切換可能にその積層体11と一体構成されてい
る。そして両フィルタ5,6とコリメータ9とはそれら
相互間において所定の位置調整の完了した単一の組立体
13として構成されている。したがって、フィルタ5,
6及びコリメータ9は、X線管1及びX線検出器2間に
位置決めする際、単一の組立体13としてX線管1の焦
点位置及びX線検出器2の検出位置に対して位置決めす
ればよいので、コリメータ9とフィルタ5,6、焦点位
置、検出位置との間の位置調整が簡単で誤差なく行えて
位置精度が向上する。
【0016】また、コリメータ9はフィルタ5の固定部
材として機能し、それらは積層体11として構成されて
いる。すなわち、コリメータ9とフィルタ5との取付間
隔は最小の0であり、したがってその分、被検体2とX
線管側ユニット(組立体13)との間隔が広がり、被検
体2の測定位置に対する出入りが容易になる。
【0017】図4は、本発明装置の他の実施形態の要部
を示す側面図である。この図4において、1〜5、7、
9、11及び17は各々図1,図2と同様である。6及
び8も各々図1,図2と同様に、他方のフィルタ(移動
フィルタ)及びフィルタ切換手段を示すが、ここでは以
下のように構成されている。
【0018】すなわち、他方のフィルタ6は、ここでは
2分割されず単一のフィルタからなり、また上述実施形
態のような回転移動ではなく反復直線移動により、積層
体11の一方のフィルタ5側又はコリメータ9側、ここ
では一方のフィルタ5側に重合/非重合交互切換可能に
その積層体11と一体に構成されている。
【0019】またフィルタ切換手段8は、フィルタ6を
反復直線移動させるべく、モータ8aと、このモータ8
aの回転により回転するピニオン8eと、このピニオン
8eに噛合し上記フィルタ6が固着されたラック8f
と、上記モータ8aの制御回路8dとからなる。そし
て、モータ制御回路8dによってモータ8aを制御する
ことにより、上記ラック8fを、図示状態を基準として
所定距離、反復直線移動するようになされている。この
場合、モータ制御回路8dは、これよるラック8fの反
復直線移動動作が管電圧切換手段4の管電圧(X線エネ
ルギ)切換動作に、図3に示すように同期するようにな
されている。
【0020】フィルタ5とフィルタ6とコリメータ9と
は、図示省略されているが、それら相互間において所定
の位置調整が完了した単一の組立体13として構成され
ており、この組立体13がX線管1及び被検体3相互間
に位置することは上述実施形態と同様である。
【0021】この実施形態による動作は、フィルタ6
が、上述実施形態では回転移動であるのに対して反復直
線移動である点を除けば、上述実施形態とほぼ同様であ
る。この実施形態によれば、上述実施形態と同様に、コ
リメータ9とフィルタ5,6、焦点位置、検出位置との
間の位置調整が簡単で誤差なく行えて位置精度が向上す
る。組立体13としては、この実施形態のようにフィル
タ(移動フィルタ)6の移動形式を直線移動形式とした
ほうが、上述実施形態のような回転移動形式とするより
も図中上下方向寸法を容易に短縮できる。したがって、
被検体2とX線管側ユニット(組立体13)との間隔を
より広げることができ、被検体2の測定位置に対する出
入りがより容易になる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
リメータと2種のフィルタ、焦点位置、検出位置との間
の位置調整が簡単で誤差なく行えて位置精度の向上が図
れ、また、被検体とX線管側ユニットとの間隔が広が
り、被検体の測定位置に対する出入りが容易になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態の要部を示す側面図で
ある。
【図2】同装置の一部省略正面図である。
【図3】本発明装置の動作説明図である。
【図4】本発明装置の他の実施形態の要部を示す側面図
である。
【符号の説明】
1…X線管、2…X線検出器、3…被検体、4…管電圧
切換手段、5…一方のフィルタ(固定フィルタ)、6,
6a,6b…他方のフィルタ(移動フィルタ)、7…X
線管からのX線ファンビーム、8…フィルタ切換手段、
9…コリメータ、11…積層体、12…円筒体、13…
単一の組立体、14…回転軸、15…ベアリング、16
…組立体回転支持部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管と、高,低2種のX線エネルギを
    得るために前記X線管の管電圧を切り換える管電圧切換
    手段と、前記X線管より発せられるX線の連続スペクト
    ルを単色化する2種のフィルタと、この2種のフィルタ
    を前記管電圧切換手段により得られる高,低のX線出力
    周期に合わせ切換使用するためのフィルタ切換手段と、
    前記X線管からのX線のビーム幅を規定するコリメータ
    とを備えた二重エネルギX線吸収法を適用してなるX線
    骨密度測定装置において、 前記2種のフィルタのうちのいずれか一方のフィルタは
    前記コリメータのX線通過方向に交差する面に積層され
    て当該コリメータとで積層体を構成し、 他方のフィルタは前記フィルタ切換手段により前記積層
    体の少なくとも前記一方のフィルタ側又はコリメータ側
    に重合/非重合交互切換可能にその積層体と一体に構成
    され、 かつ、前記2種のフィルタとコリメータとがそれら相互
    間において所定の位置調整の完了した単一の組立体とし
    て構成されてなるX線骨密度測定装置。
JP8243269A 1996-09-13 1996-09-13 X線骨密度測定装置 Pending JPH1085208A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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