JPH1085147A - 浴槽水の循環浄化装置 - Google Patents

浴槽水の循環浄化装置

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JPH1085147A
JPH1085147A JP8248390A JP24839096A JPH1085147A JP H1085147 A JPH1085147 A JP H1085147A JP 8248390 A JP8248390 A JP 8248390A JP 24839096 A JP24839096 A JP 24839096A JP H1085147 A JPH1085147 A JP H1085147A
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bathtub
water
bathtub water
bath
circulation
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JP8248390A
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Teruo Kinugasa
輝夫 衣笠
Minoru Ishizawa
稔 石沢
Toshiaki Enomoto
利明 榎本
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴者が浴槽内にいる場合にも、ポンプ等の
浴槽水の循環機能に負担をかけず、また浴槽水の循環を
浴槽内部全体にわたって良好に行うことができ、その結
果、浴槽水中の汚れを効率よく除去することを可能とす
るような浴槽水の循環浄化装置を提供する。 【解決手段】 浴槽水噴出部21に、浴槽水Wを浴槽1
1の壁面11b側に噴出させる第一の噴出口24を設け
た構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水を循環させ
ながら浄化することにより、浴槽水を長期間にわたって
有効に再利用することを可能とする浴槽水の循環浄化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、例えば、図7に
示すようなものが知られている。図7に示す循環濾過装
置1は、浴槽水Wを循環させながら浄化する装置本体2
と、装置本体2に接続された取水部3および排水部4と
を備えた構成とされている。装置本体2には図示しない
浄化材が内蔵されている。
【0003】この循環濾過装置1を使用する際には、図
中に示すように、装置本体2を浴槽5の周縁部上面5a
に載置し、取水部3および排水部4を浴槽水W中に埋没
させる。この状態において、循環濾過装置1は、取水部
3から浴槽水Wを取水し、装置本体2に収納された図示
しない浄化部において浴槽水Wを浄化した後、この浄化
された浴槽水Wを排出部4から浴槽5内に排出するよう
に機能する。さらに、上記作用が連続的に行われること
によって浴槽5と循環濾過装置1との間で浴槽水Wが循
環され、浴槽水Wが連続的に浄化されることとなる。
【0004】図8は、循環濾過装置1の排水部4の断面
構造を拡大して図示したものである。このように、排水
部4は、排水ホース4aから供給された浄化水が排水孔
4bを通じて外部に排出される構造とされており、この
ときの水の流れは図中において矢印で示したような方向
となる。特に、排出孔4bからは、図中に示したよう
に、浄化された浴槽水Wが水平方向に噴出されるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の循環濾過装置1
においては、排出部4から排出された浴槽水が、再度取
水部3から吸引されることによって、浴槽5内における
浴槽水Wの循環が行われるようになっている。したがっ
て、循環濾過装置1が、浴槽水を浄化するという、その
本来の機能を発揮するためには、浴槽5内において浴槽
水Wの循環が適切に行われる必要がある。
【0006】しかしながら、図8において示したよう
に、排出部4には、単に浄化された浴槽水Wを浴槽5中
央に向けて噴出するだけの機能が備えられているのみで
あり、そのため、排出部4の前面に入浴者がいる場合に
は、排出部4からの浴槽水Wの吐出が妨げられ、浴槽5
内の浴槽水Wの良好な循環が阻害されてしまうという問
題が生じていた。また、このような場合、浴槽水Wの循
環が妨げられるだけでなく、ポンプ等に負担がかかるこ
ととなり、したがって、循環濾過装置1における浴槽水
の循環機能に悪影響を与えてしまうことが懸念されてい
た。
【0007】さらに、上記の循環濾過装置1において
は、排出部4が上記のような構成とされているため、浴
槽5内部における浴槽水Wの循環は、図7中において矢
印で示したように取水部3と排出部4との間の狭い空間
で行われることになりがちであった。特に、浴槽水中の
汚れは通常その水面付近に滞留すること、および、上記
のように排出部4より上の位置においては浴槽水Wの循
環が生じにくいことから、排出部4上方の水面Ws付近
には汚れが滞留しやすく、この汚れを効率よく除去する
ような対策も求められていた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、入浴者が浴槽内にいる場合にも、ポンプ等の浴槽水
の循環機能に負担をかけず、また浴槽水の循環を浴槽内
部全体にわたって良好に行うことができ、その結果、浴
槽水中の汚れを効率よく除去することを可能とするよう
な浴槽水の循環浄化装置を提供することをその目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するために以下の手段を採用した。すなわ
ち、請求項1記載の浴槽水の循環浄化装置は、浴槽内に
開口する吸入口を有し、該吸入口から浴槽内の浴槽水を
吸入する浴槽水吸入部と、該浴槽水吸入部により吸入さ
れた水を浄化する浄化部と、浴槽の壁面近傍に配設さ
れ、前記浄化部により浄化された浴槽水を浴槽内に噴出
させる浴槽水噴出部と、浴槽水を前記浴槽水吸入部、前
記浄化部、前記浴槽水噴出部を通じて浴槽との間で循環
させるポンプとを備えた浴槽水の循環浄化装置におい
て、前記浴槽水噴出部には、浴槽水を前記浴槽の壁面側
に噴出させる第一の噴出口が設けられていることを特徴
とする。
【0010】この浴槽水の循環浄化装置においては、第
一の噴出口が浴槽水噴出部の浴槽壁面側に設けられてい
ることから、浴槽の中央に入浴者がいる場合にも、浴槽
水の噴出が妨げられることがなく、したがって、そのよ
うな場合においても、浴槽内における浴槽水の循環が妨
げられたり、ポンプ等に負担がかかったりすることがな
い。
【0011】請求項2記載の浴槽水の循環浄化装置は、
請求項1記載の浴槽水の循環浄化装置において、前記浴
槽水噴出部には、浴槽水を前記浴槽の中央部側に噴出さ
せる第二の噴出口が設けられていることを特徴とする。
この浴槽水の循環浄化装置においては、上記のような構
成とされているために浴槽内全域に渡って浴槽水の良好
な循環が実現されることとなる。
【0012】請求項3記載の浴槽水の循環浄化装置は、
請求項2記載の浴槽水の循環浄化装置において、前記第
一の噴出口および第二の噴出口は、前記吸入口より上方
に位置していることを特徴とする。第一、第二の噴出口
から噴出される浄化された浴槽水がヒータ等によって加
温されている場合には、当該浴槽水は浴槽内に噴出され
た後、上方に向かって移動することになるが、この浴槽
水の循環浄化装置においては、上記のように第一、第二
の噴出口が吸入口よりも上部に位置しているために、第
一、第二の噴出口から噴出された浴槽水がすぐさま吸入
口から吸入されることがなく、浴槽内全域に渡って浴槽
水の良好な循環が形成されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施の形態
を示す図であり、図中、符号10は、浴槽水の浄化装置
である。浴槽水の浄化装置10は、図に示すように、そ
の内部に浴槽水Wが貯留された浴槽11の角部上縁11
aに対して設置されるものであり、また、本体ユニット
12と、浄化ユニット13と、浴槽水吸入部15とを備
えた構成とされている。
【0014】この浴槽水の循環浄化装置10を正面から
図示したものが図3である。図3に示すように、本体ユ
ニット12は、ケーシング16およびフランジ17を備
えて構成されている。また、ケーシング16の内部に
は、図示しないポンプおよびヒータが内蔵されている。
さらに、フランジ17の底面には、吸盤18が設けられ
ている。また、浄化ユニット13はその内部に図示しな
い浄化材が収納された浄化部19と、その下部に位置し
第二の噴出口20を有する浴槽水噴出部21とを備えて
構成されている。第二の噴出口20は、中央部に位置す
る中央部噴出口20aおよび端部に位置する端部噴出口
20bから構成されている。さらに、図から明らかなよ
うに、吸入口14は第二の噴出口20よりも下方に配置
されている。
【0015】図4は、浴槽水の循環浄化装置10を上方
から図示したものである。図に示すように、フランジ1
7は略三角形状に形成されており、図2に示すように浴
槽11の角部上縁11aに載置するのに適した形状とさ
れている。また、ケーシング16はフランジ17よりも
一回り小さな略三角形状に形成されている。
【0016】図1は、浴槽水の循環浄化装置10を浴槽
11に設置した際の状況を側方から示した図である。図
に示すように、浴槽水の循環浄化装置10は、浴槽11
の角部上縁11aに対して吸盤18を介して設置され
る。また、浴槽水吸入部15の吸入口14とは反対側の
面には吸盤22が設置され、浴槽水吸入部15を吸盤2
2を介して浴槽11内部の壁面11bに固定することが
可能とされている。浴槽水吸入部15の上部には、吸入
した浴槽水Wを本体ユニット12に向けて送水すること
が可能な吸水管23が設けられている。さらに、浴槽水
吸入部15は吸水管23に対して、回動することが可能
とされており、吸盤22の吸着面22aが浴槽11内部
の壁面11bに対して平行な状態で吸着し、その結果、
良好な固定効果が得られるように構成されている。ま
た、浴槽水噴出部21における第二の噴出口20とは反
対側の、浴槽11の壁面11b側には、第一の噴出口2
4が設けられている。
【0017】図5は、浴槽水噴出部21近傍の浄化ユニ
ット13の断面図を示したものである。浴槽水噴出部2
1は、前壁部25と後壁部26を備えて構成されてお
り、前壁部25には第二の噴出口20が形成されてい
る。前壁部25は、第二の噴出口20の上側に位置する
上壁部25aと、同下側に位置する下壁部25bを有し
ており、上壁部25aおよび下壁部25bには、図に示
すような下方から上方に向けて凸状に湾曲する上部浴槽
水案内面27、および下方から上方へ向けて凹状に湾曲
する下部浴槽水案内面28が形成されている。一方、後
壁部26には、図に示すような第一の噴出口24が形成
されている。
【0018】浴槽水噴出部21上部の浄化ユニット13
内側は、仕切板29によって仕切られ、仕切板29の上
側には浄化材30が収納されている。浄化材30を透過
して仕切板29下面に排出された浴槽水Wは、第一の噴
出口24および第二の噴出口20から噴出されることと
なる。第二の噴出口20を形成する上壁部25aおよび
下壁部25bには、上部浴槽水案内面27および下部浴
槽水案内面28が設けられているため、第二の噴出口2
0から噴出される浴槽水のうち、図3に示した中央部噴
出口20aから噴出されるものは、上部浴槽水案内面2
7および下部浴槽水案内面28によって斜め上方へ向け
て導かれ、図4中において矢印Aで示すように、斜め上
方へ向かって噴出することとなる。また、図3に示した
端部噴出口20bから噴出されるものについては、図4
中に矢印Bによって示すように水平方向に噴出するよう
な構成とされている。また、第一の噴出口24から噴出
される浴槽水は、図4中において矢印Cとして示したよ
うに、浄化ユニット13の後側面13a側に噴出し、そ
の一部は、浄化ユニット13および浴槽11の壁面11
bによって囲まれ浴槽水が滞留しがちな滞留域Wdに流
出するようになっている。
【0019】以上が、本実施の形態における浴槽水の循
環浄化装置10の主要な構成である。次に、浴槽水の循
環浄化装置10を実際に使用する際の手順およびその作
用について説明する。まず、図1、図2に示すように浴
槽水の循環浄化装置10を、浴槽11の角部上縁11a
に設置する。このとき、浴槽水吸入部15および浴槽水
噴出部21は、図に示すように、浴槽水Wに埋没させら
れることとなる。さらに、浴槽水吸入部15は図1に示
した吸盤22を介して浴槽11の壁面11bに固定され
る。
【0020】次に、浴槽水の循環浄化装置10の運転を
開始する。この際には、まず、本体ユニット12内部に
収納された図示しないポンプを始動することによって、
本体ユニット12と接続された浴槽水吸引部15におけ
る吸入口14から浴槽水Wの吸入が開始される。吸入口
14から吸入された浴槽水Wは、吸水管23を通ってポ
ンプに送り込まれ、さらにポンプの下流側に設置された
図示しないヒータによって適当な温度に加温される。
【0021】このように吸引、加温された浴槽水Wは、
今度は浄化ユニット13に送り込まれ、浄化ユニット1
3における浄化部19に収納された浄化材30によって
浄化される。浄化材30によって浄化された浴槽水W
は、仕切板29の下方に排出され、さらに第一の噴出口
24および第二の噴出口20から浴槽11内部に再び噴
出されることとなるが、このとき、第一の噴出口24か
ら噴出される浴槽水Wは、図1、図5中に矢印Cで示す
ように噴出され、その一部は、浄化ユニット13と浴槽
11の壁面11bとに囲まれた浴槽水Wの滞留域Wdに
流出し、滞留域Wdにおける浴槽水Wの循環を促進する
作用を果たす。
【0022】一方、第二の噴出口20から噴出する浴槽
水Wは、第二の噴出口20を構成する前壁部25が図5
に示したような構成とされているために、中央部噴出口
20aから噴出される浴槽水Wについては、上部浴槽水
案内面27および下部浴槽水案内面28によって、上方
へ導かれ、図1、図5において矢印Aで示すように斜め
上方へ向けて噴出されることとなる。また、第二の噴出
口20の端部20bにおいては、浴槽水Wは、図1、図
5において矢印Bで示すように、水平方向に噴出される
こととなる。
【0023】このときの浴槽11内部における浴槽水W
の流れかたを上方から図示したのが図6である。このよ
うに、第二の噴出口20から噴出された浴槽水Wは、浴
槽11中央に向けて噴出されることとなり、また、第一
の噴出口24から噴出された浴槽水Wは、滞留域Wdを
通った後、浴槽11の側壁から回り込むようにして浴槽
11の中央部へ向けて移動することとなる。
【0024】したがって、浴槽水の循環浄化装置10に
おいては、第二の噴出口20の前面に入浴者がいる場合
でも、第一の噴出口24から噴出された浴槽水Wによっ
て、浴槽11中の浴槽水の循環が保たれることとなり、
そのため、このような場合においても、良好な浴槽水の
循環浄化機能が発揮されることとなる。また、この場
合、第二の噴出口20が入浴者によって塞がれることに
なっても、第一の噴出口24から浴槽水Wが噴出される
ため、浴槽水の循環浄化装置10の循環機能に支障がき
たされることがなく、したがってポンプ等に過度の負担
がかかる懸念が無くなる。また、第一の噴出口24から
噴出した浴槽水Wは、浄化ユニット13と浴槽11の壁
面11bに挟まれた滞留域Wdに移動し、ここでの浴槽
水Wの循環を促進するように作用する。従来の装置にお
いては、浴槽水の排出部上方の空間における浴槽水W
は、循環されにくく、この付近において汚れが滞留しが
ちであったのに対して、本実施の形態における浴槽水の
循環浄化装置10によれば、滞留域Wdにおいても浴槽
水W循環が促進され、したがって浴槽11内全域に渡る
浴槽水Wの良好な循環を実現することができる。
【0025】また、第二の噴出口20によれば、浴槽水
Wが浴槽中央に向けて、斜め上方および水平方向に噴出
されることになり、浴槽11中央部における浴槽水Wの
良好な循環が実現されることとなる。特に、浴槽水Wが
斜め上方に向けて噴出されることにより、浴槽水Wの浴
槽11内部における循環が、第二の噴出口20と吸入口
14との間の狭い範囲にとどまることなく、全体的にか
つ良好に実現される。さらに、浴槽水Wの汚れは、通常
その水面付近に滞留しがちであるのに対して、本実施の
形態における浴槽水の循環浄化装置10は、浄化された
浴槽水Wが第二の噴出口20から斜め上方へ向けて噴出
されるために、水表面付近の浴槽水Wの循環が促進さ
れ、その結果、水表面付近に滞留する汚れを効率よく吸
入口14から取り込み浄化を行うことができる。このよ
うに、本実施の形態における浴槽水の循環浄化装置10
は、水浄化作用の高性能化を実現するものである。
【0026】さらに、第二の噴出口20から斜め上方へ
向けて噴出された浴槽水Wは、その水表面を波立たせる
ことになるため、入浴者がこの波立った浴槽水Wの水面
を上方から目視した場合に、そこにあたかも湧水が存在
するかのような印象を与えることになる。本実施の形態
におけるこのような作用は、入浴者に温泉のイメージを
連想させ、その結果、当該入浴者に対して快適な入浴感
をもたらすという、好効果を奏することになる。
【0027】また、本実施の形態においては、第一の噴
出口24および第二の噴出口20が吸入口14よりも上
方に位置している。本実施の形態の浴槽水の循環浄化装
置10においては、ヒータによって浴槽水Wの加温を行
う構成とされているが、このような場合には、第一の噴
出口24および第二の噴出口20から噴出された浴槽水
Wは、加温されたことにより浴槽11内の浴槽水Wにく
らべて比重が小さいため、上方に移動することとなる。
したがって、噴出された浴槽水Wは、水表面付近を循環
したのち第一、第二の噴出口24、20より下方の吸入
口14において吸入されることとなり、そのため、浴槽
11内部において上下に渡る大きな循環経路が形成され
ることとなる。このように、従来、浴槽水Wの循環が比
較的狭い範囲において行われ、その結果、浴槽内部の汚
れを効率よく除去することができなかったのに対して、
本実施の形態においては、従来に比べ浴槽水Wの除去の
高効率化を図ることができる。また、上記のような循環
経路が形成されるため、浴槽水Wにおける比較的低温の
部分を効率よく取水して加温することが可能である。こ
のように、本実施の形態における第一の噴出口24およ
び第二の噴出口20が吸入口14よりも上方に位置して
いるという構成は、浴槽水Wをヒータ等によって適温に
加温する構成を採用する場合に好適なものである。
【0028】以上が本発明の一実施の形態であるが、本
発明は上記実施の形態に限定される性質のものではな
く、形態的な変更などが可能である。例えば、第二の噴
出口20は、上記実施の形態に示したようなものである
必要は無く、上壁部25に斜め上方に向いた円形の噴出
口を複数配列させて形成するようにしてもよい。また、
上記実施の形態においては、第二の噴出口20の端部噴
出口20bから、浴槽水Wが水平方向に噴出する構成と
されており、したがって、上壁部24のうち端部噴出口
20bを構成する部分において、上部浴槽水案内面27
および下部浴槽水案内面28を省略するようにしてもよ
い。さらに、上記実施の形態においては、ヒータが設け
られているが、これを省略するようにしても差し支えな
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る浴
槽水の循環浄化装置によれば、浴槽水噴出部において、
浴槽水を浴槽の壁面側に噴出させる第一の噴出口が設け
られているため、入浴者が浴槽水の循環浄化装置の前面
にいるような場合にも、浴槽水噴出部からの浴槽水の噴
出が妨げられることがなく、そのような場合においても
浴槽中における浴槽水の循環が保たれ、当該装置による
浄化機能が発揮されることとなる。また、従来の装置に
おいては、入浴者が浴槽水の循環浄化装置の前面に位置
することによって、浴槽水の循環機能が妨げられ、その
ためにポンプなど装置を構成する機材に悪影響を与えて
しまう懸念があったが、本発明の浴槽水の循環浄化装置
によれば、そのような懸念が解消されるとともに、装置
の安全性を保つことが可能となる。請求項2に係る浴槽
水の循環浄化装置によれば、浴槽水噴出部に、浴槽水を
浴槽の中央部側に噴出させる第二の噴出口が設けられる
ことにより、浴槽内における浴槽水の循環作用がより一
層良好に実現され、したがって浴槽水の浄化機能の向上
が図られることとなる。請求項3に係る浴槽水の循環浄
化装置によれば、浴槽水を噴出する第一、第二の噴出口
が浴槽水を吸入する吸入口よりも上方に設けられること
により、従来に比べ浴槽内おいて上下方向に渡ってより
大きな浴槽水の循環経路が形成されることとなり、この
ため特に浴槽水上部に滞留する汚れを良好に吸引浄化す
ることが可能とされ、従来に比べ浄化機能の高性能化が
図られる。また特に、浴槽水の循環浄化装置が、浴槽水
をヒータで加温する構成とされている場合には、第一、
第二の噴出口から噴出された浴槽水は、上方に移動する
こととなるため、浴槽内において上下に渡る循環経路が
形成されやすくなることから、本発明は浴槽水をヒータ
で加温する構成を採用する場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す浴槽水の循環浄
化装置の側面図である。
【図2】 図1に示した浴槽水の循環浄化装置を浴槽に
設置した場合の状況を示した斜視図である。
【図3】 図1に示した浴槽水の循環浄化装置の正面図
である。
【図4】 図1に示した浴槽水の循環浄化装置を上方か
ら示した図である。
【図5】 図1に示した浴槽水の循環浄化装置における
浴槽水噴出部の断面図である。
【図6】 図1に示した浴槽水の循環浄化装置を運転し
た場合の浴槽水の流れを上方から示した図である。
【図7】 本発明の従来の技術を示す循環濾過装置の斜
視図である。
【図8】 図7に示した循環濾過装置における排水部の
拡大断面図である。
【符号の説明】
10 浴槽水の循環濾過装置 11 浴槽 11b 壁面 14 吸入口 15 浴槽水吸入部 19 浄化部 20 第二の噴出口 21 浴槽水噴出部 24 第一の噴出口 W 浴槽水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内に開口する吸入口を有し、該吸入
    口から浴槽内の浴槽水を吸入する浴槽水吸入部と、該浴
    槽水吸入部により吸入された水を浄化する浄化部と、浴
    槽の壁面近傍に配設され、前記浄化部により浄化された
    浴槽水を浴槽内に噴出させる浴槽水噴出部と、浴槽水を
    前記浴槽水吸入部、前記浄化部、前記浴槽水噴出部を通
    じて浴槽との間で循環させるポンプとを備えた浴槽水の
    循環浄化装置において、 前記浴槽水噴出部には、浴槽水を前記浴槽の壁面側に噴
    出させる第一の噴出口が設けられていることを特徴とす
    る浴槽水の循環浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の浴槽水の循環浄化装置に
    おいて、前記浴槽水噴出部には、浴槽水を前記浴槽の中
    央部側に噴出させる第二の噴出口が設けられていること
    を特徴とする浴槽水の循環浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の浴槽水の循環浄化装置に
    おいて、前記第一の噴出口および第二の噴出口は、前記
    吸入口より上方に位置していることを特徴とする浴槽水
    の循環浄化装置。
JP8248390A 1996-09-19 1996-09-19 浴槽水の循環浄化装置 Withdrawn JPH1085147A (ja)

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