JPH108480A - 植栽用擁壁ブロックと植栽用ブロック移動体 - Google Patents

植栽用擁壁ブロックと植栽用ブロック移動体

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JPH108480A
JPH108480A JP16797396A JP16797396A JPH108480A JP H108480 A JPH108480 A JP H108480A JP 16797396 A JP16797396 A JP 16797396A JP 16797396 A JP16797396 A JP 16797396A JP H108480 A JPH108480 A JP H108480A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性に優れ、植物の根の張りが良好な植栽
用擁壁ブロックを提供する。 【解決手段】 底板部2の左右両側に縦方向の側板部
3,3を設ける。これら側板部3,3の前側に、縦方向
の前縁5と前後方向の上縁6とを有する段部4を階段状
に複数段に形成する。それら横方向に隣合う前縁5,5
間を略縦方向の前板部7により塞ぐ。工場で成型した擁
壁ブロック1を現場に据え付け、後部を埋め戻しすると
共に、各段の前板部7,7,7の後部に土を充填し、こ
の土において植物を栽培することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物を植えること
ができる植栽用擁壁ブロックと、植物を植えて移動する
ことができる植栽用ブロック移動体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の植栽用
擁壁ブロックとして、擁壁ブロックの前面に凹部を形成
し、この凹部に土を充填したものが知られており、例え
ば、実開昭57−193740号公報には、複数の擁壁
ブロックを法面に沿って上下に組み積みし、この組み積
みした擁壁ブロックの後部に裏込めを行い、また、前記
擁壁ブロックの底板の前部に鉄柵を立設し、この鉄柵と
擁壁ブロックとの間に形成した凹部に土を充填して、植
栽を施した植栽壇つき擁壁ブロックが提案されている。
また、特開平2−178422号公報には、基礎部と斜
壁部とを一体に形成する擁壁が提案されているが、この
擁壁は現場で型枠を組んで形成するものであると共に、
植栽を行うことができない。
【0003】そして、上記擁壁ブロックでは、現場にお
いて、下部のブロックを据え付け、この下部ブロックの
上部にブロックを位置決めして組み積みし、その後部に
裏込めを行うといった現場施工が主となるため、現場で
の施工工程を削減することが難しかった。また、擁壁ブ
ロックの前側に凹部を形成するものであるため、その凹
部の大きさに制限を受け、比較的大きな木等を植えるこ
とは困難であり、さらに、凹部の大きさにより植物の根
も制限を受けると共に、植物の根が擁壁ブロック後部か
ら水分や養分を吸収することができなかった。
【0004】そこで、本発明は、現場施工性の向上を図
ることができ、植物の根の張りが良好な植栽用擁壁ブロ
ックを提供することを目的とし、さらにその植栽用擁壁
ブロックを用いて移動可能な植栽用ブロック移動体を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底板
部の左右両側に縦方向の側板部を設け、これら側板部の
前側に、縦方向の前縁と前後方向の上縁とを有する段部
を複数段に形成し、それら横方向に隣合う前縁間を略縦
方向の前板部により塞ぎ、上下段の前記前板部の後部を
縦方向の控え壁部により連結すると共に、この控え壁部
を前記底板部に連結してなるものであり、工場で成型し
た擁壁ブロックを現場に据え付け、後部を埋め戻しする
と共に、各段の前板部の後部に土を充填し、この土にお
いて植物を栽培することができる。
【0006】請求項2の発明は、前記側板部と控え壁部
とを平行に設けると共に、下段の前板部の上縁と上段の
前板部の下縁とをほぼ同一高さに形成したものであり、
擁壁ブロックの前側と後側を形成する前後の型枠が重な
り合うことがなく、その前後の型枠を前後方向に比較的
簡便に脱型することができる。また、前板部の後部空間
に土を充填しても、下の段に漏ることがない。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の植栽用擁壁
ブロックの後側開口部を後板部により塞いでなるもので
あり、後板部により後側開口部が塞がれているため、内
部の土が漏れることがなく、植栽を施したコンクリート
構造物をそのまま移動展示したり、あるいは擁壁以外の
場所に設置することができる。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図5は本発明の第1実施
例を示し、同図において、プレキャストコンクリート製
の植栽用擁壁ブロック1は、左右方向に長い底板部2を
有し、この底板部2の左右両側に縦方向の側板部3,3
が一体に設けられており、この側板部3の後縁3Bは、
略く字状に切り欠かれている。この側板部3は、その前
側に階段状の段部4,4,4が三段設けられ、この段部
4は、縦方向の前縁5と、前後方向で前記底板部2の底
面と略平行な上縁6とを有している。横方向に隣あう各
段の前縁5,5間の開口を、縦方向の前板部7により塞
ぎ、この前板部7の後面両側を前記前縁5,5に一体に
設け、上段の前板部7の下端7Dと、下段の前板部7の
上端7Uと、左右の側板部3,3の上縁6,6との間に
植栽用開口部Sを形成すると共に、上段の前板部7の下
端7Dと、下段の前板部7の上端7Uとの高さをほぼ同
一に形成している。尚、実際には、図2に示すように、
上段の前板部7の下縁7Dを僅かに低く形成している。
また、各段の前記植栽用開口部S,S,Sと前記擁壁ブ
ロック1の後側開口部1Kとは連通している。前記前板
部7の内面7Nは、前記下縁7Dが後向きになるように
傾斜すると共に、下側に屈曲部7Kを有し、この屈曲部
7Kの下部側を略45度程度の傾斜としている。また、
最下段の前板部7の前面7Gはほぼ垂直に形成し、さら
に、底板部2の上面2Uは後方に向かって下がる緩やか
な傾斜面に形成されている。前記左右の側板部3,3の
間には、該側板部3とほぼ同形で平行な控え壁部8が複
数等間隔で設けられ、この控え壁部8は、各段の前板部
7,7,7の内面に一体に設けられると共に、前記底板
部2に一体に設けられ、該控え壁部8の各段の上縁8U
は、前記上縁7Uより僅かに低く形成され、また、その
後縁8Bは、前記側板部3の後縁3Bと同様に、略く字
状に切欠き形成されている。さらに、図3に示すよう
に、前記控え壁部8は後方に向かって僅かに幅が狭まる
ようにテーパ状に形成されており、また、前記側板部3
の内面も後方に向かって該側板部4が幅狭になるように
傾斜している。また、前記底板部2には、側板部3と控
え壁部8との間、及び控え壁部8,8の間に、平面略方
形の孔9が形成されている。さらに、前記側板部3の上
下には、連結孔10,10が穿設されている。
【0009】図4は前記擁壁ブロック1を形成するため
の型枠を示し、この型枠は、前記擁壁ブロック1の対応
する箇所に倣ってそれぞれ形成された前面成型部11と、
後面成型部12と、上面成型部13と、底面成型部と14と、
左右の側板部3,3の外面を成型する側板成型部(図示
しない)からなり、前記上面成型部13には、前記上縁8
Uを成型するための上縁成型部13Aが設けられ、前記底
面成型部14には、前記孔9を成型するための孔成型部14
Aが設けられている。そして、前記型枠を組んで、内部
にコンクリートを充填し、このコンクリートが硬化した
ら、後面成型部11を底板部2の上面2Uの方向に脱型
し、前面成型部11をやや斜め上方向きに脱型する。尚、
前面成型部11を分割成型したり、上縁7U,8Uを成型
する移動板を別個に設けたりしてもよい。
【0010】次に前記擁壁ブロック1の施工方法につき
説明すると、工場で製作した複数の擁壁ブロック1を現
場に搬入し、図5に示すように、基礎栗石21などの上部
に基礎コンクリート22を現場打ちにより施工し、この基
礎コンクリート22上に前記擁壁ブロック1を据え付ける
と共に、隣合う擁壁ブロック1,1相互は、連結孔10に
挿通したボルト・ナットなどの連結具23により連結す
る。この場合、底板部2には、複数の孔9が形成されて
いるため、これら孔9に基礎コンクリート22を形成する
コンクリートを充填することにより、基礎コンクリート
22と擁壁ブロック1との一体化が図られる。そして、擁
壁ブロック1の後部の地山24を埋め戻し、擁壁ブロック
1内に土25を充填すると共に、この土25を前記植栽用開
口部Sとほぼ同一高さに仕上げ、各段の植栽用開口部S
の土25により植物26を栽培する。
【0011】このように本実施例では、請求項1に対応
して、底板部2の左右両側に縦方向の側板部3,3を設
け、これら側板部3,3の前側に、縦方向の前縁5と前
後方向の上縁6とを有する段部4を複数段に形成し、そ
れら横方向に隣合う前縁6,6間を略縦方向の前板部7
により塞ぎ、上下段の前板部7,7の後方を縦方向の控
え壁部8により連結すると共に、この控え壁部8を底板
部2に連結してなるものであるから、工場で成型した擁
壁ブロック1を現場に据え付け、後部を埋め戻しすると
共に、各段の前板部7,7,7の後部に土25を充填し、
この土25において植物26を栽培することができ、植栽用
開口部Sの底部は地山24と連通しているから、植物26の
根が広く張ることができると共に、地山24側から水分と
養分を吸収することができる。また、擁壁ブロック1の
底部には、底板部2を一体に形成したから、埋め戻しを
行うことにより、前記底板部2の地山24の荷重が加わ
り、擁壁ブロック1が安定性に優れたものとなる。ま
た、側板部3,3間に設けた控え壁部8により、擁壁ブ
ロック1の強度及び安定性が向上する。
【0012】このように本実施例では、請求項2に対応
して、側板部3と控え壁部8とを平行に設けると共に、
下段の前板部7の上縁7Uと上段の前板部7の下縁Dと
をほぼ同一高さに形成したものであるから、擁壁ブロッ
ク1の前側と後側を形成する前面成型部11と後面成型部
12が重なり合うことがなく、それら前面成型部11と後面
成型部12を前後方向に比較的簡便に脱型することができ
る。また、現場においては、前板部7の後部空間に土25
を充填しても、下の段に漏ることがない。
【0013】また、実施例上の効果として、控え壁部8
の上縁8Uを側板部3の上縁3Uより低く形成したか
ら、土25を充填すれば、側板部3,3間に控え壁部8が
現れず、外観上連続した植栽を行うことができる。さら
に、側板部3及び控え壁部8の後縁3B,8Bを略く字
状に切り欠いたから、擁壁ブロック1の軽量化を図るこ
とができる。また、底板部2には複数の孔9を形成した
から、孔9に基礎コンクリート22を充填することにより
両者の一体化が図られ、擁壁ブロック1の前後及び左右
方向の移動が規制される。また、側板部3には、連結孔
10,10を上下に形成したから、隣合う擁壁ブロック1,
1を連結具23により簡便に連結することができる。ま
た、前板部7の後部は、控え壁部8により仕切られてい
るから、木などの植物26を整列して植栽するのに便利で
ある。さらに、底板部2の後部は、最上段の前板部7の
後方まで延設されているため、擁壁ブロック1の安定性
が増す。しかも、上段側の前板部7は、屈曲部7Kの下
部側が後ろ向きに形成されているから、土25を安定して
保持することができる。
【0014】図6及び図7は、本発明の第2実施例を示
し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第1実
施例の擁壁ブロック1の後側開口部1Kを塞いで植栽用
ブロック移動体31を形成したものを示し、この植栽用ブ
ロック移動体31では、前記側板部3には前記後縁3Bを
垂直に形成し、また、前記連結孔10及び孔9は形成せ
ず、図7に示すように、後側開口部1Kに、プレキャス
トコンクリート製の後板部32を、ボルトなどの固定部材
33により固定する。そして、例えば高さ1.5メートル
程度のブロック移動体31の中に土25を充填し、植栽用開
口部Sにて植物26を栽培し、これをそのまま運搬して展
示したり、あるいは土が乏しい箇所の道路などの脇に設
け、展示などが終了したら、他の場所に移動して使用す
る。
【0015】このように本実施例では、請求項3に対応
して、底板部2の左右両側に縦方向の側板部3,3を設
け、これら側板部3,3の前側に、縦方向の前縁5と前
後方向の上縁6とを有する段部4を複数段に形成し、そ
れら横方向に隣合う前縁6,6間を略縦方向の前板部7
により塞ぎ、上下段の前板部7,7の後方を縦方向の控
え壁部8により連結すると共に、この控え壁部8を底板
部2に連結してなる植栽用擁壁ブロック1の後側開口部
1Kを後板部32により塞いだものであり、後板部32によ
り後側開口部1Kが塞がれているため、内部の土25が漏
れることがなく、植栽を施したブロック移動体31をその
まま移動展示したり、あるいは擁壁以外の場所に設置す
ることができ、比較的大型な階段状移動花壇などとして
用いることができる。
【0016】また、実施例上の効果として、ブロック移
動体31の前側を成型した後、これに後面部32を固定する
ものであるから、その組立て作業が容易である。
【0017】尚、本発明の上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば、実施例においては、三段の擁
壁ブロックを示したが、最下方の前板部の段と、この上
の前板部の段があればよいから、その擁壁ブロックを、
二段、あるいは四段以上に形成することもできる。ま
た、控え壁部の数は、設置場所の土圧などにより適宜変
更可能である。さらに、底板部には複数の孔を形成した
から、複数の孔の内で、基礎コンクリートを充填するも
のと、充填しないものとに使い分け、この充填しない孔
を水抜き孔として使用することができる。また、植栽用
ブロック移動体は、少なくとも工場から使用場所まで移
動可能であるが、移動場所に固定的に据え付けてもよ
い。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明は、底板部の左右両側に
縦方向の側板部を設け、これら側板部の前側に、縦方向
の前縁と前後方向の上縁とを有する段部を複数段に形成
し、それら横方向に隣合う前縁間を略縦方向の前板部に
より塞ぎ、上下段の前記前板部の後部を縦方向の控え壁
部により連結すると共に、この控え壁部を前記底板部に
連結してなるものであり、現場施工性の向上を図ること
ができ、植物の根の張りが良好な植栽用擁壁ブロックを
提供することができる。
【0019】請求項2の発明は、前記側板部と控え壁部
とを平行に設けると共に、下段の前板部の上縁と上段の
前板部の下縁とをほぼ同一高さに形成したものであり、
現場施工性の向上を図ることができ、植物の根の張りが
良好な植栽用擁壁ブロックを提供することができる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1の植栽用擁壁
ブロックの後側開口部を後板部により塞いでなるもので
あり、植栽用擁壁ブロックを用いて移動可能な植栽用ブ
ロック移動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の背面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
を型枠を用いて成型する際の断面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の使用状態の断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す植栽用ブロック移動
体の斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す植栽用ブロック移動
体の断面図である。
【符号の説明】
1 植栽用擁壁ブロック 1K 後側開口部 2 底板部 3 側板部 4 段部 5 前縁 6 上縁 7 前板部 7U 上縁 7D 下縁 8 控え壁部 31 植栽用ブロック移動体 33 固定部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 植栽用擁壁ブロックと植栽用ブロック
移動体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物を植えること
ができる植栽用擁壁ブロックと、植物を植えて移動する
ことができる植栽用ブロック移動体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の植栽用
擁壁ブロックとして、擁壁ブロックの前面に凹部を形成
し、この凹部に土を充填したものが知られており、例え
ば、実開昭57−193740号公報には、複数の擁壁
ブロックを法面に沿って上下に組み積みし、この組み積
みした擁壁ブロックの後部に裏込めを行い、また、前記
擁壁ブロックの底板の前部に鉄柵を立設し、この鉄柵と
擁壁ブロックとの間に形成した凹部に土を充填して、植
栽を施した植栽壇つき擁壁ブロックが提案されている。
また、特開平2−178422号公報には、基礎部と斜
壁部とを一体に形成する擁壁が提案されているが、この
擁壁は現場で型枠を組んで形成するものであると共に、
植栽を行うことができない。
【0003】そして、上記擁壁ブロックでは、現場にお
いて、下部のブロックを据え付け、この下部ブロックの
上部にブロックを位置決めして組み積みし、その後部に
裏込めを行うといった現場施工が主となるため、現場で
の施工工程を削減することが難しかった。また、擁壁ブ
ロックの前側に凹部を形成するものであるため、その凹
部の大きさに制限を受け、比較的大きな木等を植えるこ
とは困難であり、さらに、凹部の大きさにより植物の根
も制限を受けると共に、植物の根が擁壁ブロック後部か
ら水分や養分を吸収することができなかった。
【0004】そこで、本発明は、現場施工性の向上を図
ることができ、植物の根の張りが良好な植栽用擁壁ブロ
ックを提供することを目的とし、さらにその植栽用擁壁
ブロックを用いて移動可能な植栽用ブロック移動体を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底板
部上に縦方向の控え壁部を複数横方向に間隔を置いて設
け、これら控え壁部の前側に、縦方向の前縁と前後方向
の上縁とを有する段部を複数段に形成し、それら横方向
に隣合う前縁間を略縦方向の前板部により塞ぎ、上下段
の前記前板部の後部を前記控え壁部により連結すると共
に、この控え壁部を前記底板部に連結してなるものであ
り、工場で成型した擁壁ブロックを現場に据え付け、後
部を埋め戻しすると共に、各段の前板部の後部に土を充
填し、この土において植物を栽培することができる。
【0006】請求項の発明は、底板部の左右両側に縦
方向の側板部を設け、これら側板部の前側に、縦方向の
前縁と前後方向の上縁とを有する段部を複数段に形成
し、それら横方向に隣合う前縁間を略縦方向の前板部に
より塞ぎ、上下段の前記前板部の後部を縦方向の控え壁
部により連結すると共に、この控え壁部を前記底板部に
連結してなるものであり、工場で成型した擁壁ブロック
を現場に据え付け、後部を埋め戻しすると共に、各段の
前板部の後部に土を充填し、この土において植物を栽培
することができる。
【0007】請求項の発明は、前記側板部と控え壁部
とを平行に設けると共に、下段の前板部の上縁と上段の
前板部の下縁とをほぼ同一高さに形成したものであり、
擁壁ブロックの前側と後側を形成する前後の型枠が重な
り合うことがなく、その前後の型枠を前後方向に比較的
簡便に脱型することができる。また、前板部の後部空間
に土を充填しても、下の段に漏ることがない。
【0008】請求項の発明は、請求項2記載の植栽用
擁壁ブロックの後側開口部を後板部により塞いでなるも
のであり、後板部により後側開口部が塞がれているた
め、内部の土が漏れることがなく、植栽を施したコンク
リート構造物をそのまま移動展示したり、あるいは擁壁
以外の場所に設置することができる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図5は本発明の第1実施
例を示し、同図において、プレキャストコンクリート製
の植栽用擁壁ブロック1は、左右方向に長い底板部2を
有し、この底板部2の左右両側に縦方向の側板部3,3
が一体に設けられており、この側板部3の後縁3Bは、
略く字状に切り欠かれている。この側板部3は、その前
側に階段状の段部4,4,4が三段設けられ、この段部
4は、縦方向の前縁5と、前後方向で前記底板部2の底
面と略平行な上縁6とを有している。横方向に隣う各
段の前縁5,5間の開口を、縦方向の前板部7により塞
ぎ、この前板部7の後面両側を前記前縁5,5に一体に
設け、上段の前板部7の下端7Dと、下段の前板部7の
上端7Uと、左右の側板部3,3の上縁6,6との間に
植栽用開口部Sを形成すると共に、上段の前板部7の下
端7Dと、下段の前板部7の上端7Uとの高さをほぼ同
一に形成している。尚、実際には、図2に示すように、
上段の前板部7の下縁7Dを僅かに低く形成している。
また、各段の前記植栽用開口部S,S,Sと前記擁壁ブ
ロック1の後側開口部1Kとは連通している。前記前板
部7の内面7Nは、前記下縁7Dが後向きになるように
傾斜すると共に、下側に屈曲部7Kを有し、この屈曲部
7Kの下部側を略45度程度の傾斜としている。また、
最下段の前板部7の前面7Gはほぼ垂直に形成し、さら
に、底板部2の上面2Uは後方に向かって下がる緩やか
な傾斜面に形成されている。前記左右の側板部3,3の
間には、該側板部3とほぼ同形で平行な控え壁部8が複
数等間隔で設けられ、この控え壁部8は、その前縁が
段の前板部7,7,7の内面に一体に設けられると共
に、その下部が前記底板部2に一体に設けられ、該控え
壁部8の各段の上縁8Uは、前記上縁7Uより僅かに低
く形成され、また、その後縁8Bは、前記側板部3の後
縁3Bと同様に、略く字状に切欠き形成されている。さ
らに、図3に示すように、前記控え壁部8は後方に向か
って僅かに幅が狭まるようにテーパ状に形成されてお
り、また、前記側板部3の内面も後方に向かって該側板
部4が幅狭になるように傾斜している。また、前記底板
部2には、側板部3と控え壁部8との間、及び控え壁部
8,8の間に、平面略方形の孔9が形成されている。さ
らに、前記側板部3の上下には、連結孔10,10が穿設さ
れている。
【0010】図4は前記擁壁ブロック1を形成するため
の型枠を示し、この型枠は、前記擁壁ブロック1の対応
する箇所に倣ってそれぞれ形成された前面成型部11と、
後面成型部12と、上面成型部13と、底面成型部と14と、
左右の側板部3,3の外面を成型する側板成型部(図示
しない)からなり、前記上面成型部13には、前記上縁8
Uを成型するための上縁成型部13Aが設けられ、前記底
面成型部14には、前記孔9を成型するための孔成型部14
Aが設けられている。そして、前記型枠を組んで、内部
にコンクリートを充填し、このコンクリートが硬化した
ら、後面成型部11を底板部2の上面2Uの方向に脱型
し、前面成型部11をやや斜め上方向きに脱型する。尚、
前面成型部11を分割成型したり、上縁7U,8Uを成型
する移動板を別個に設けたりしてもよい。
【0011】次に前記擁壁ブロック1の施工方法につき
説明すると、工場で製作した複数の擁壁ブロック1を現
場に搬入し、図5に示すように、基礎栗石21などの上部
に基礎コンクリート22を現場打ちにより施工し、この基
礎コンクリート22上に前記擁壁ブロック1を据え付ける
と共に、隣合う擁壁ブロック1,1相互は、連結孔10に
挿通したボルト・ナットなどの連結具23により連結す
る。この場合、底板部2には、複数の孔9が形成されて
いるため、これら孔9に基礎コンクリート22を形成する
コンクリートを充填することにより、基礎コンクリート
22と擁壁ブロック1との一体化が図られる。そして、擁
壁ブロック1の後部の地山24を埋め戻し、擁壁ブロック
1内に土25を充填すると共に、この土25を前記植栽用開
口部Sとほぼ同一高さに仕上げ、各段の植栽用開口部S
の土25により植物26を栽培する。
【0012】このように本実施例では、請求項1に対応
して、底板部2上に縦方向の控え壁部8を複数横方向に
間隔を置いて設け、これら控え壁部8,8の前側に、縦
方向の前縁と前後方向の上縁8Uとを有する段部を複数
段に形成し、それら横方向に隣合う前縁間を略縦方向の
前板部7により塞ぎ、上下段の前板部7,7の後部を控
え壁部8により連結すると共に、この控え壁部8を底板
部2に連結してなるものであり、また、このように本実
施例では、請求項に対応して、底板部2の左右両側に
縦方向の側板部3,3を設け、これら側板部3,3の前
側に、縦方向の前縁5と前後方向の上縁6とを有する段
部4を複数段に形成し、それら横方向に隣合う前縁5,
間を略縦方向の前板部7により塞ぎ、上下段の前板部
7,7の後方を縦方向の控え壁部8により連結すると共
に、この控え壁部8を底板部2に連結してなるものであ
るから、工場で成型した擁壁ブロック1を現場に据え付
け、後部を埋め戻しすると共に、各段の前板部7,7,
7の後部に土25を充填し、この土25において植物26を栽
培することができ、植栽用開口部Sの底部は地山24と連
通しているから、植物26の根が広く張ることができると
共に、地山24側から水分と養分を吸収することができ
る。また、擁壁ブロック1の底部には、底板部2を一体
に形成したから、埋め戻しを行うことにより、前記底板
部2の地山24の荷重が加わり、擁壁ブロック1が安定性
に優れたものとなる。また、請求項2に対応して、側板
部3,3間に設けた控え壁部8により、擁壁ブロック1
の強度及び安定性が向上する。
【0013】このように本実施例では、請求項に対応
して、側板部3と控え壁部8とを平行に設けると共に、
下段の前板部7の上縁7Uと上段の前板部7の下縁Dと
をほぼ同一高さに形成したものであるから、擁壁ブロッ
ク1の前側と後側を形成する前面成型部11と後面成型部
12が重なり合うことがなく、それら前面成型部11と後面
成型部12を前後方向に比較的簡便に脱型することができ
る。また、現場においては、前板部7の後部空間に土25
を充填しても、下の段に漏ることがない。
【0014】また、実施例上の効果として、控え壁部8
の上縁8Uを側板部3の上縁3Uより低く形成したか
ら、土25を充填すれば、側板部3,3間に控え壁部8が
現れず、外観上連続した植栽を行うことができる。さら
に、側板部3及び控え壁部8の後縁3B,8Bを略く字
状に切り欠いたから、擁壁ブロック1の軽量化を図るこ
とができる。また、底板部2には複数の孔9を形成した
から、孔9に基礎コンクリート22を充填することにより
両者の一体化が図られ、擁壁ブロック1の前後及び左右
方向の移動が規制される。また、側板部3には、連結孔
10,10を上下に形成したから、隣合う擁壁ブロック1,
1を連結具23により簡便に連結することができる。ま
た、前板部7の後部は、控え壁部8により仕切られてい
るから、木などの植物26を整列して植栽するのに便利で
ある。さらに、底板部2の後部は、最上段の前板部7の
後方まで延設されているため、擁壁ブロック1の安定性
が増す。しかも、上段側の前板部7は、屈曲部7Kの下
部側が後ろ向きに形成されているから、土25を安定して
保持することができる。
【0015】図6及び図7は、本発明の第2実施例を示
し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第1実
施例の擁壁ブロック1の後側開口部1Kを塞いで植栽用
ブロック移動体31を形成したものを示し、この植栽用ブ
ロック移動体31では、前記側板部3には前記後縁3Bを
垂直に形成し、また、前記連結孔10及び孔9は形成せ
ず、図7に示すように、後側開口部1Kに、プレキャス
トコンクリート製の後板部32を、ボルトなどの固定部材
33により固定する。そして、例えば高さ1.5メートル
程度のブロック移動体31の中に土25を充填し、植栽用開
口部Sにて植物26を栽培し、これをそのまま運搬して展
示したり、あるいは土が乏しい箇所の道路などの脇に設
け、展示などが終了したら、他の場所に移動して使用す
る。
【0016】このように本実施例では、請求項に対応
して、底板部2の左右両側に縦方向の側板部3,3を設
け、これら側板部3,3の前側に、縦方向の前縁5と前
後方向の上縁6とを有する段部4を複数段に形成し、そ
れら横方向に隣合う前縁5,5間を略縦方向の前板部7
により塞ぎ、上下段の前板部7,7の後方を縦方向の控
え壁部8により連結すると共に、この控え壁部8を底板
部2に連結してなる植栽用擁壁ブロック1の後側開口部
1Kを後板部32により塞いだものであり、後板部32によ
り後側開口部1Kが塞がれているため、内部の土25が漏
れることがなく、植栽を施したブロック移動体31をその
まま移動展示したり、あるいは擁壁以外の場所に設置す
ることができ、比較的大型な階段状移動花壇などとして
用いることができる。
【0017】また、実施例上の効果として、ブロック移
動体31の前側を成型した後、これに後面部32を固定する
ものであるから、その組立て作業が容易である。
【0018】尚、本発明の上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば、実施例においては、三段の擁
壁ブロックを示したが、最下方の前板部の段と、この上
の前板部の段があればよいから、その擁壁ブロックを、
二段、あるいは四段以上に形成することもできる。ま
た、控え壁部の数は、設置場所の土圧などにより適宜変
更可能である。さらに、底板部には複数の孔を形成した
から、複数の孔の内で、基礎コンクリートを充填するも
のと、充填しないものとに使い分け、この充填しない孔
を水抜き孔として使用することができる。また、植栽用
ブロック移動体は、少なくとも工場から使用場所まで移
動可能であるが、移動場所に固定的に据え付けてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は、底板部上に縦方向の
控え壁部を複数横方向に間隔を置いて設け、これら控え
壁部の前側に、縦方向の前縁と前後方向の上縁とを有す
る段部を複数段に形成し、それら横方向に隣合う前縁間
を略縦方向の前板部により塞ぎ、上下段の前記前板部の
後部を前記控え壁部により連結すると共に、この控え壁
部を前記底板部に連結してなるものであり、現場施工性
の向上を図ることができ、植物の根の張りが良好な植栽
用擁壁ブロックを提供することができる。
【0020】請求項の発明は、底板部の左右両側に縦
方向の側板部を設け、これら側板部の前側に、縦方向の
前縁と前後方向の上縁とを有する段部を複数段に形成
し、それら横方向に隣合う前縁間を略縦方向の前板部に
より塞ぎ、上下段の前記前板部の後部を縦方向の控え壁
部により連結すると共に、この控え壁部を前記底板部に
連結してなるものであり、現場施工性の向上を図ること
ができ、植物の根の張りが良好な植栽用擁壁ブロックを
提供することができる。
【0021】請求項の発明は、前記側板部と控え壁部
とを平行に設けると共に、下段の前板部の上縁と上段の
前板部の下縁とをほぼ同一高さに形成したものであり、
現場施工性の向上を図ることができ、植物の根の張りが
良好な植栽用擁壁ブロックを提供することができる。
【0022】請求項の発明は、請求項2記載の植栽用
擁壁ブロックの後側開口部を後板部により塞いでなるも
のであり、植栽用擁壁ブロックを用いて移動可能な植栽
用ブロック移動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の背面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
を型枠を用いて成型する際の断面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す植栽用擁壁ブロック
の使用状態の断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す植栽用ブロック移動
体の斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す植栽用ブロック移動
体の断面図である。
【符号の説明】 1 植栽用擁壁ブロック 1K 後側開口部 2 底板部 3 側板部 4 段部 5 前縁 6 上縁 7 前板部 7U 上縁 7D 下縁 8 控え壁部8U 上縁 31 植栽用ブロック移動体 33 固定部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部の左右両側に縦方向の側板部を設
    け、これら側板部の前側に、縦方向の前縁と前後方向の
    上縁とを有する段部を複数段に形成し、それら横方向に
    隣合う前縁間を略縦方向の前板部により塞ぎ、上下段の
    前記前板部の後部を縦方向の控え壁部により連結すると
    共に、この控え壁部を前記底板部に連結してなることを
    特徴とする植栽用擁壁ブロック。
  2. 【請求項2】 前記側板部と控え壁部とを平行に設ける
    と共に、下段の前板部の上縁と上段の前板部の下縁とを
    ほぼ同一高さに形成したことを特徴とする請求項1記載
    の植栽用擁壁ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1の植栽用擁壁ブロックの後側開
    口部を後板部により塞いでなることを特徴とする植栽用
    ブロック移動体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100865518B1 (ko) * 2007-02-16 2008-10-27 박병찬 차량 충격 흡수를 위한 도로 옹벽의 친환경 조경물

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