JPH1084727A - 肥料注入器 - Google Patents
肥料注入器Info
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- JPH1084727A JPH1084727A JP24497796A JP24497796A JPH1084727A JP H1084727 A JPH1084727 A JP H1084727A JP 24497796 A JP24497796 A JP 24497796A JP 24497796 A JP24497796 A JP 24497796A JP H1084727 A JPH1084727 A JP H1084727A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 穴掘り、肥料の注入及び穴埋めの各作業を能
率良く行うこと。 【解決手段】 地面に差し込まれるビーク１と該ビーク
１の後部に形成したチャンバー室１０に連通可能な肥料
貯留用ホッパー２とが注入器本体３に設けられ、前記ビ
ーク１は、注入器本体３に固定された固定ビーク部５
と、該固定ビーク部５に回転可能に枢支され、ばね２２
により先端部が固定ビーク部５に向けて付勢された回転
ビーク部６とを有し、該回転ビーク部６を回転操作する
ための操作レバー１３が前記注入器本体３に設けられて
おり、前記操作レバー１３により前記ばね２２に抗して
前記回転ビーク部６を回転させることにより、前記チャ
ンバー室１０が前記ホッパー２から遮断され、その遮断
したチャンバー室１０内の肥料Ｐが前記両ビーク部５，
６の先端部間を通って排出されるように構成した。
率良く行うこと。 【解決手段】 地面に差し込まれるビーク１と該ビーク
１の後部に形成したチャンバー室１０に連通可能な肥料
貯留用ホッパー２とが注入器本体３に設けられ、前記ビ
ーク１は、注入器本体３に固定された固定ビーク部５
と、該固定ビーク部５に回転可能に枢支され、ばね２２
により先端部が固定ビーク部５に向けて付勢された回転
ビーク部６とを有し、該回転ビーク部６を回転操作する
ための操作レバー１３が前記注入器本体３に設けられて
おり、前記操作レバー１３により前記ばね２２に抗して
前記回転ビーク部６を回転させることにより、前記チャ
ンバー室１０が前記ホッパー２から遮断され、その遮断
したチャンバー室１０内の肥料Ｐが前記両ビーク部５，
６の先端部間を通って排出されるように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、花壇や畑などに例
えば油粕などの肥料を少量ずつ能率的に施肥するための
肥料注入器に関する。
えば油粕などの肥料を少量ずつ能率的に施肥するための
肥料注入器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、花壇や畑などに施肥する場合に
は、鍬やスコップで穴を掘り、肥料袋から肥料を所要量
取り出して前記穴に注入した後、その穴に土をかけて埋
め戻すことが行われている。
は、鍬やスコップで穴を掘り、肥料袋から肥料を所要量
取り出して前記穴に注入した後、その穴に土をかけて埋
め戻すことが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の施肥方法で
は、穴掘り作業、肥料の注入作業及び穴埋め作業に過大
な労力と時間とを必要とし、非能率である。
は、穴掘り作業、肥料の注入作業及び穴埋め作業に過大
な労力と時間とを必要とし、非能率である。
【０００４】本発明は、上記欠点に鑑み、穴掘り作業、
肥料の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間で能率
良く行うことができる肥料注入器を提供することを目的
としている。
肥料の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間で能率
良く行うことができる肥料注入器を提供することを目的
としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を実施の形態に対応する図面に基づいて
説明すると、請求項１記載の発明は、地面Ｇに差し込ま
れるビーク１と該ビーク１の後部に形成したチャンバー
室１０に連通可能な肥料貯留用ホッパー２とが注入器本
体３に設けられ、前記ビーク１は、注入器本体３に固定
された固定ビーク部５と、該固定ビーク部５に回転可能
に枢支され、ばね２２により先端部が固定ビーク部５に
向けて付勢された回転ビーク部６とを有し、該回転ビー
ク部６を回転操作するための操作レバー１３が前記注入
器本体３に設けられており、前記操作レバー１３により
前記ばね２２に抗して前記回転ビーク部６を回転させる
ことにより、前記チャンバー室１０が前記ホッパー２か
ら遮断され、その遮断したチャンバー室１０内の肥料Ｐ
が前記両ビーク部５，６の先端部間を通って排出される
ように構成したことを特徴としている。
の本発明の構成を実施の形態に対応する図面に基づいて
説明すると、請求項１記載の発明は、地面Ｇに差し込ま
れるビーク１と該ビーク１の後部に形成したチャンバー
室１０に連通可能な肥料貯留用ホッパー２とが注入器本
体３に設けられ、前記ビーク１は、注入器本体３に固定
された固定ビーク部５と、該固定ビーク部５に回転可能
に枢支され、ばね２２により先端部が固定ビーク部５に
向けて付勢された回転ビーク部６とを有し、該回転ビー
ク部６を回転操作するための操作レバー１３が前記注入
器本体３に設けられており、前記操作レバー１３により
前記ばね２２に抗して前記回転ビーク部６を回転させる
ことにより、前記チャンバー室１０が前記ホッパー２か
ら遮断され、その遮断したチャンバー室１０内の肥料Ｐ
が前記両ビーク部５，６の先端部間を通って排出される
ように構成したことを特徴としている。
【０００６】上記構成において、花壇や畑などに施肥す
る場合には、ホッパー２内に油粕などの肥料Ｐを投入す
る。これにより、ビーク１のチャンバー室１０内に肥料
Ｐが供給される。次に、注入器本体３を把持してビーク
１を地面Ｇに差し込み、操作レバー１３を操作して回転
ビーク部６をばね２２に抗して回転させる。これによ
り、該回転ビーク部６の先端部により土が持ち上げら
れ、地中に穴が形成されると共に、その回転ビーク部６
の後部により前記チャンバー室１０が前記ホッパー２か
ら遮断され、その遮断したチャンバー室１０内の肥料Ｐ
が回転ビーク部６及び固定ビーク部５の先端部間を通っ
て穴内に注入される。続いて、ビーク１を地中から引き
抜く。これにより、回転ビーク部６により持ち上げられ
た土が穴に埋め戻される。その後、前記操作レバー１３
の操作を解除すると、ばね２２の付勢力により回転ビー
ク部６が元の位置に戻り、ホッパー２からチャンバー室
１０内に肥料Ｐが自動的に供給される。以後、同様の手
順で施肥作業を行うことができる。
る場合には、ホッパー２内に油粕などの肥料Ｐを投入す
る。これにより、ビーク１のチャンバー室１０内に肥料
Ｐが供給される。次に、注入器本体３を把持してビーク
１を地面Ｇに差し込み、操作レバー１３を操作して回転
ビーク部６をばね２２に抗して回転させる。これによ
り、該回転ビーク部６の先端部により土が持ち上げら
れ、地中に穴が形成されると共に、その回転ビーク部６
の後部により前記チャンバー室１０が前記ホッパー２か
ら遮断され、その遮断したチャンバー室１０内の肥料Ｐ
が回転ビーク部６及び固定ビーク部５の先端部間を通っ
て穴内に注入される。続いて、ビーク１を地中から引き
抜く。これにより、回転ビーク部６により持ち上げられ
た土が穴に埋め戻される。その後、前記操作レバー１３
の操作を解除すると、ばね２２の付勢力により回転ビー
ク部６が元の位置に戻り、ホッパー２からチャンバー室
１０内に肥料Ｐが自動的に供給される。以後、同様の手
順で施肥作業を行うことができる。
【０００７】この場合、注入器本体３を把持してビーク
１を地面Ｇに差し込み、操作レバー１３を操作した後、
ビーク１を地中から引き抜くだけで、穴掘り作業、肥料
の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間で能率良く
行うことができる。
１を地面Ｇに差し込み、操作レバー１３を操作した後、
ビーク１を地中から引き抜くだけで、穴掘り作業、肥料
の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間で能率良く
行うことができる。
【０００８】また、草木が繁っていたり、地中に根が張
っていても、その草木や根を避けて容易に施肥作業を行
うことができる。
っていても、その草木や根を避けて容易に施肥作業を行
うことができる。
【０００９】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記ホッパー２内にブリッジ解消杆２３が
移動可能に配置されると共に、該ブリッジ解消杆２３が
前記操作レバー１３に連動連結されていることを特徴と
している。
明において、前記ホッパー２内にブリッジ解消杆２３が
移動可能に配置されると共に、該ブリッジ解消杆２３が
前記操作レバー１３に連動連結されていることを特徴と
している。
【００１０】上記構成によれば、ホッパー２内の肥料Ｐ
がブリッジを形成しようとしても、操作レバー１３に連
動して移動するブリッジ解消杆２３によりそのブリッジ
を崩すため、ホッパー２からチャンバー室１０内に肥料
Ｐを確実に供給することができる。
がブリッジを形成しようとしても、操作レバー１３に連
動して移動するブリッジ解消杆２３によりそのブリッジ
を崩すため、ホッパー２からチャンバー室１０内に肥料
Ｐを確実に供給することができる。
【００１１】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明において、前記固定ビーク部５の先端部が回
転ビーク部６の先端部よりも前方に突出されていること
を特徴としている。
記載の発明において、前記固定ビーク部５の先端部が回
転ビーク部６の先端部よりも前方に突出されていること
を特徴としている。
【００１２】上記構成によれば、固定ビーク部５の先端
部が回転ビーク部６の先端部よりも地中に深く差し込ま
れるため、その固定ビーク部５を基準（支持点）として
回転ビーク部６を容易に回転させて土を持ち上げ、穴を
確実に掘ることができる。
部が回転ビーク部６の先端部よりも地中に深く差し込ま
れるため、その固定ビーク部５を基準（支持点）として
回転ビーク部６を容易に回転させて土を持ち上げ、穴を
確実に掘ることができる。
【００１３】請求項４記載の発明は、請求項１から３の
いずれかに記載の発明において、前記固定ビーク部５の
先端部に、回転ビーク部６の先端部に対面して開口部２
６が開設されていることを特徴としている。
いずれかに記載の発明において、前記固定ビーク部５の
先端部に、回転ビーク部６の先端部に対面して開口部２
６が開設されていることを特徴としている。
【００１４】上記構成によれば、ビークを地中から引き
抜いた後、操作レバー１３の操作を解除して、ばね２２
の付勢力により回転ビーク部６を元の位置に戻す際に、
固定ビーク部５の先端部に土が付着していても、その付
着した土が回転ビーク部６の先端部により固定ビーク部
５の開口部２６から押し出されるため、両ビーク部５，
６の先端部間に土が挟まれることがなく、回転ビーク部
６を元の位置に確実に戻すことができる。
抜いた後、操作レバー１３の操作を解除して、ばね２２
の付勢力により回転ビーク部６を元の位置に戻す際に、
固定ビーク部５の先端部に土が付着していても、その付
着した土が回転ビーク部６の先端部により固定ビーク部
５の開口部２６から押し出されるため、両ビーク部５，
６の先端部間に土が挟まれることがなく、回転ビーク部
６を元の位置に確実に戻すことができる。
【００１５】請求項５記載の発明は、請求項１から４の
いずれかに記載の発明において、前記回転ビーク部６
が、固定ビーク部５及び操作レバー１３から取り外し可
能に構成されていることを特徴としている。
いずれかに記載の発明において、前記回転ビーク部６
が、固定ビーク部５及び操作レバー１３から取り外し可
能に構成されていることを特徴としている。
【００１６】上記構成によれば、チャンバー室１０の大
きさが異なる複数種類の回転ビーク部６を予め用意し、
用途に応じて適当な大きさのチャンバー室１０を有する
回転ビーク部６を固定ビーク部５及び操作レバー１３に
取り付けることにより、土中に所要量の肥料Ｐを注入す
ることができる。
きさが異なる複数種類の回転ビーク部６を予め用意し、
用途に応じて適当な大きさのチャンバー室１０を有する
回転ビーク部６を固定ビーク部５及び操作レバー１３に
取り付けることにより、土中に所要量の肥料Ｐを注入す
ることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１〜図３は本発明の実施の一形
態である肥料注入器を示すものであって、地面に差し込
まれるビーク１と肥料貯留用ホッパー２とが注入器本体
３に設けられている。
に基づいて説明する。図１〜図３は本発明の実施の一形
態である肥料注入器を示すものであって、地面に差し込
まれるビーク１と肥料貯留用ホッパー２とが注入器本体
３に設けられている。
【００１８】前記ホッパー２は、下すぼまり状のホッパ
ー本体２ａと、該ホッパー本体２ａの下部に一体形成さ
れた横断面略コ字状で前後方向に細長く延びるホッパー
下部２ｂとを有し、ホッパー本体２ａの開口部４からホ
ッパー２内に油粕などの肥料Ｐを投入するようになって
いる。
ー本体２ａと、該ホッパー本体２ａの下部に一体形成さ
れた横断面略コ字状で前後方向に細長く延びるホッパー
下部２ｂとを有し、ホッパー本体２ａの開口部４からホ
ッパー２内に油粕などの肥料Ｐを投入するようになって
いる。
【００１９】前記ビーク１は、超高張力鋼などの硬質材
からなり、ホッパー下部２ｂの前端に一体形成された側
面視略三角形状の固定ビーク部５と、該固定ビーク部５
の両側壁部５ａ，５ａ間に挿入された側面視略三角形状
の回転ビーク部６とを有し、該回転ビーク部６は、該回
転ビーク部６の中央部及び固定ビーク部５の両側壁部５
ａ，５ａを貫通する枢支軸７を中心に回転可能に構成さ
れている。なお、図４に示すように、枢支軸７の先端雄
ねじ部に抜け止め用蝶ナット７ａが螺着されている。
からなり、ホッパー下部２ｂの前端に一体形成された側
面視略三角形状の固定ビーク部５と、該固定ビーク部５
の両側壁部５ａ，５ａ間に挿入された側面視略三角形状
の回転ビーク部６とを有し、該回転ビーク部６は、該回
転ビーク部６の中央部及び固定ビーク部５の両側壁部５
ａ，５ａを貫通する枢支軸７を中心に回転可能に構成さ
れている。なお、図４に示すように、枢支軸７の先端雄
ねじ部に抜け止め用蝶ナット７ａが螺着されている。
【００２０】前記回転ビーク部６の円弧状後面６ａがホ
ッパー下部２ｂの前端縁８に当接されると共に、該回転
ビーク部６の後部に凹部９が形成されており、その凹部
９と固定ビーク部９との間にホッパー２内に連通可能な
チャンバー室１０が形成されている。
ッパー下部２ｂの前端縁８に当接されると共に、該回転
ビーク部６の後部に凹部９が形成されており、その凹部
９と固定ビーク部９との間にホッパー２内に連通可能な
チャンバー室１０が形成されている。
【００２１】前記注入器本体３は、図１及び図２に示す
ように、横断面略コ字状に形成されており、その前端部
がホッパー下部２ｂに固着されている。
ように、横断面略コ字状に形成されており、その前端部
がホッパー下部２ｂに固着されている。
【００２２】前記注入器本体３内の後部にグリップ１２
が固着され、該グリップ１２とホッパー２との間の注入
器本体３内に操作レバー１３が配置され、該操作レバー
１３の下端部が枢着軸１４を介して注入器本体３に前後
方向に揺動可能に枢着されている。
が固着され、該グリップ１２とホッパー２との間の注入
器本体３内に操作レバー１３が配置され、該操作レバー
１３の下端部が枢着軸１４を介して注入器本体３に前後
方向に揺動可能に枢着されている。
【００２３】前記回転ビーク部６の上面に形成したねじ
孔１５にねじ軸１６の下端部がねじ込まれると共に、該
ねじ軸１６に螺合する蝶ナット１７が回転ビーク部６に
圧接されることにより、そのねじ軸１６が回転ビーク部
６に固定されている。
孔１５にねじ軸１６の下端部がねじ込まれると共に、該
ねじ軸１６に螺合する蝶ナット１７が回転ビーク部６に
圧接されることにより、そのねじ軸１６が回転ビーク部
６に固定されている。
【００２４】前記ホッパー本体２ａに貫通固着した貫通
パイプ１８に挿通した連結杆１９の後端部が操作レバー
１３の中央部に連結されると共に、該連結杆１９の前端
部が前記ねじ軸１６の上端部に取り付けた連結金具２０
に連結されており、回転ビーク部６を操作レバー１３に
より回転操作することができる。
パイプ１８に挿通した連結杆１９の後端部が操作レバー
１３の中央部に連結されると共に、該連結杆１９の前端
部が前記ねじ軸１６の上端部に取り付けた連結金具２０
に連結されており、回転ビーク部６を操作レバー１３に
より回転操作することができる。
【００２５】前記操作レバー１３と注入器本体３の下部
に設けた連結ピン２１との間に張設したばね２２により
連結杆１９及びねじ軸１６を介して回転ビーク部６の先
端部が固定ビーク部５に向けて付勢されている。
に設けた連結ピン２１との間に張設したばね２２により
連結杆１９及びねじ軸１６を介して回転ビーク部６の先
端部が固定ビーク部５に向けて付勢されている。
【００２６】図４に示すように、前記ホッパー下部２ｂ
内にブリッジ解消杆２３が移動可能に配置されており、
その略コ字状に折曲した先端部が２３ａがチャンバー室
１０近くまで延びると共に、その後端部がホッパー下部
２ｂの後端壁の貫通孔に取り付けたシールリング２４を
通って操作レバー１３に連結されている。
内にブリッジ解消杆２３が移動可能に配置されており、
その略コ字状に折曲した先端部が２３ａがチャンバー室
１０近くまで延びると共に、その後端部がホッパー下部
２ｂの後端壁の貫通孔に取り付けたシールリング２４を
通って操作レバー１３に連結されている。
【００２７】上記構成において、花壇や畑などに施肥す
る場合には、図２に示すように、ホッパー２内に油粕な
どの肥料Ｐを投入する。これにより、ビーク１のチャン
バー室１０内に肥料Ｐが供給される。次に、図５及び図
６（ａ）に示すように、グリップ１２及び操作レバー１
３の把手部１３ａを把持してビーク１を地面Ｇに若干斜
めに差し込み、操作レバー１３をばね２２に抗して引っ
張る。これにより、連結杆１９及びねじ軸１６を介して
回転ビーク部６が回転され、図６（ｂ）に示すように、
回転ビーク部６の先端部により土が持ち上げられ、地中
に穴が形成されると共に、その回転ビーク部６の後部に
よりチャンバー室１０がホッパー２から遮断され、その
遮断したチャンバー室１０内の肥料Ｐが回転ビーク部６
及び固定ビーク部５の先端部間を通って穴内に注入され
る。続いて、図６（ｃ）に示すように、ビーク１を地中
から引き抜く。これにより、回転ビーク部６により持ち
上げられた土が自重で穴に埋め戻される。その後、操作
レバー１３の引っ張りを解除すると、ばね２２の付勢力
により回転ビーク部６が元の位置に戻り（図２実線参
照）、ホッパー２からチャンバー室１０内に肥料Ｐが自
動的に供給される。以後、同様の手順で施肥作業を行う
ことができる。
る場合には、図２に示すように、ホッパー２内に油粕な
どの肥料Ｐを投入する。これにより、ビーク１のチャン
バー室１０内に肥料Ｐが供給される。次に、図５及び図
６（ａ）に示すように、グリップ１２及び操作レバー１
３の把手部１３ａを把持してビーク１を地面Ｇに若干斜
めに差し込み、操作レバー１３をばね２２に抗して引っ
張る。これにより、連結杆１９及びねじ軸１６を介して
回転ビーク部６が回転され、図６（ｂ）に示すように、
回転ビーク部６の先端部により土が持ち上げられ、地中
に穴が形成されると共に、その回転ビーク部６の後部に
よりチャンバー室１０がホッパー２から遮断され、その
遮断したチャンバー室１０内の肥料Ｐが回転ビーク部６
及び固定ビーク部５の先端部間を通って穴内に注入され
る。続いて、図６（ｃ）に示すように、ビーク１を地中
から引き抜く。これにより、回転ビーク部６により持ち
上げられた土が自重で穴に埋め戻される。その後、操作
レバー１３の引っ張りを解除すると、ばね２２の付勢力
により回転ビーク部６が元の位置に戻り（図２実線参
照）、ホッパー２からチャンバー室１０内に肥料Ｐが自
動的に供給される。以後、同様の手順で施肥作業を行う
ことができる。
【００２８】この場合、グリップ１２及び操作レバー１
３を把持してビーク１を地面Ｇに差し込み、操作レバー
１３を引っ張るだけで、穴を掘って肥料Ｐを土中に注入
することができ、この状態からビーク１を地中から引き
抜くだけで、回転ビーク部６により持ち上げられた土を
自重で穴に埋め戻すことができるものであって、穴掘り
作業、肥料の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間
で能率良く行うことができる。
３を把持してビーク１を地面Ｇに差し込み、操作レバー
１３を引っ張るだけで、穴を掘って肥料Ｐを土中に注入
することができ、この状態からビーク１を地中から引き
抜くだけで、回転ビーク部６により持ち上げられた土を
自重で穴に埋め戻すことができるものであって、穴掘り
作業、肥料の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間
で能率良く行うことができる。
【００２９】また、ホッパー２内の肥料Ｐがブリッジを
形成しようとしても、操作レバー１３に連動して移動す
るブリッジ解消杆２３によりそのブリッジを崩すため、
ホッパー２からチャンバー室１０内に肥料Ｐを確実に供
給することができる。
形成しようとしても、操作レバー１３に連動して移動す
るブリッジ解消杆２３によりそのブリッジを崩すため、
ホッパー２からチャンバー室１０内に肥料Ｐを確実に供
給することができる。
【００３０】図１に示すように、固定ビーク部５の先端
部が回転ビーク部６の先端部よりも前方に所定長さα突
出されている。
部が回転ビーク部６の先端部よりも前方に所定長さα突
出されている。
【００３１】上記構成によれば、固定ビーク部５の先端
部が回転ビーク部６の先端部よりも地中に深く差し込ま
れるため、その固定ビーク部５を基準として、即ち、固
定ビーク部５が地中で支持されているため、その固定ビ
ーク部５を支持点として回転ビーク部６を容易に回転さ
せて土を持ち上げ、穴を確実に掘ることができる。
部が回転ビーク部６の先端部よりも地中に深く差し込ま
れるため、その固定ビーク部５を基準として、即ち、固
定ビーク部５が地中で支持されているため、その固定ビ
ーク部５を支持点として回転ビーク部６を容易に回転さ
せて土を持ち上げ、穴を確実に掘ることができる。
【００３２】図２に示すように、固定ビーク部５の先端
部に、回転ビーク部６の先端部に対面して開口部２６が
開設されている。
部に、回転ビーク部６の先端部に対面して開口部２６が
開設されている。
【００３３】上記構成によれば、図６（ｃ）に示すよう
に、ビーク１を地中から引き抜いた後、操作レバー１３
の引っ張りを解除して、ばね２２の付勢力により回転ビ
ーク部６を元の位置に戻す際に、固定ビーク部５の先端
部に土が付着していても、その付着した土が回転ビーク
部６の先端部により固定ビーク部５の開口部２６から押
し出されるため、両ビーク部５，６の先端部間に土が挟
まれることがなく、回転ビーク部６を元の位置に確実に
戻すことができる。
に、ビーク１を地中から引き抜いた後、操作レバー１３
の引っ張りを解除して、ばね２２の付勢力により回転ビ
ーク部６を元の位置に戻す際に、固定ビーク部５の先端
部に土が付着していても、その付着した土が回転ビーク
部６の先端部により固定ビーク部５の開口部２６から押
し出されるため、両ビーク部５，６の先端部間に土が挟
まれることがなく、回転ビーク部６を元の位置に確実に
戻すことができる。
【００３４】前記蝶ナット７ａを外して枢支軸７を抜き
取ると共に、蝶ナット１７を弛めてねじ軸１６をねじ孔
１５から外すことにより、回転ビーク部６を固定ビーク
部５及び操作レバー１３から取り外すことができるか
ら、図７（ａ）〜（ｃ）に示すように、凹部９（チャン
バー室１０）の大きさが異なる複数種類の回転ビーク部
６を予め用意しておき、用途に応じて適当な大きさの凹
部９を有する回転ビーク部６を固定ビーク部５及び操作
レバー１３に取り付けることにより、土中に所要量の肥
料Ｐを注入することができる。
取ると共に、蝶ナット１７を弛めてねじ軸１６をねじ孔
１５から外すことにより、回転ビーク部６を固定ビーク
部５及び操作レバー１３から取り外すことができるか
ら、図７（ａ）〜（ｃ）に示すように、凹部９（チャン
バー室１０）の大きさが異なる複数種類の回転ビーク部
６を予め用意しておき、用途に応じて適当な大きさの凹
部９を有する回転ビーク部６を固定ビーク部５及び操作
レバー１３に取り付けることにより、土中に所要量の肥
料Ｐを注入することができる。
【００３５】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、注入器本
体を把持してビークを地面に差し込み、操作レバーを操
作した後、ビークを地中から引き抜くだけで、穴掘り作
業、肥料の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間で
能率良く行うことができる。
体を把持してビークを地面に差し込み、操作レバーを操
作した後、ビークを地中から引き抜くだけで、穴掘り作
業、肥料の注入作業及び穴埋め作業を連続的に短時間で
能率良く行うことができる。
【００３６】また、草木が繁っていたり、地中に根が張
っていても、その草木や根を避けて容易に施肥作業を行
うことができる。
っていても、その草木や根を避けて容易に施肥作業を行
うことができる。
【００３７】請求項２記載の発明によれば、ホッパー内
の肥料がブリッジを形成しようとしても、操作レバーに
連動して移動するブリッジ解消杆によりそのブリッジを
崩すため、ホッパーからチャンバー室内に肥料を確実に
供給することができる。
の肥料がブリッジを形成しようとしても、操作レバーに
連動して移動するブリッジ解消杆によりそのブリッジを
崩すため、ホッパーからチャンバー室内に肥料を確実に
供給することができる。
【００３８】請求項３記載の発明によれば、固定ビーク
部の先端部が回転ビーク部の先端部よりも地中に深く差
し込まれるため、その固定ビーク部を基準（支持点）と
して回転ビーク部を容易に回転させて土を持ち上げ、穴
を確実に掘ることができる。
部の先端部が回転ビーク部の先端部よりも地中に深く差
し込まれるため、その固定ビーク部を基準（支持点）と
して回転ビーク部を容易に回転させて土を持ち上げ、穴
を確実に掘ることができる。
【００３９】請求項４記載の発明によれば、ビークを地
中から引き抜いた後、操作レバーの操作を解除して、ば
ねの付勢力により回転ビーク部を元の位置に戻す際に、
固定ビーク部の先端部に土が付着していても、その付着
した土が回転ビーク部の先端部により固定ビーク部の開
口部から押し出されるため、両ビーク部の先端部間に土
が挟まれることがなく、回転ビーク部を元の位置に確実
に戻すことができる。
中から引き抜いた後、操作レバーの操作を解除して、ば
ねの付勢力により回転ビーク部を元の位置に戻す際に、
固定ビーク部の先端部に土が付着していても、その付着
した土が回転ビーク部の先端部により固定ビーク部の開
口部から押し出されるため、両ビーク部の先端部間に土
が挟まれることがなく、回転ビーク部を元の位置に確実
に戻すことができる。
【００４０】請求項５記載の発明によれば、チャンバー
室の大きさが異なる複数種類の回転ビーク部を予め用意
し、用途に応じて適当な大きさのチャンバー室を有する
回転ビーク部を固定ビーク部及び操作レバーに取り付け
ることにより、土中に所要量の肥料を注入することがで
きる。
室の大きさが異なる複数種類の回転ビーク部を予め用意
し、用途に応じて適当な大きさのチャンバー室を有する
回転ビーク部を固定ビーク部及び操作レバーに取り付け
ることにより、土中に所要量の肥料を注入することがで
きる。
【図１】本発明の実施の一形態である肥料注入器の斜視
図である。
図である。
【図２】同縦断面図である。
【図３】同平面図である。
【図４】同水平断面図である。
【図５】同施肥状態を示す側面図である。
【図６】（ａ）〜（ｃ）は同施肥手順を示す要部の縦断
面図である。
面図である。
【図７】（ａ）〜（ｃ）は同回転ビーク部の変形例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
１ ビーク ２ ホッパー ３ 注入器本体 ５ 固定ビーク部 ６ 回転ビーク部 １０ チャンバー室 １３ 操作レバー ２２ ばね ２３ ブリッジ解消杆 ２６ 開口部 Ｇ 地面 Ｐ 肥料 α 固定ビーク部の先端部の突出長さ
Claims (5)
- 【請求項１】 地面に差し込まれるビークと該ビークの
後部に形成したチャンバー室に連通可能な肥料貯留用ホ
ッパーとが注入器本体に設けられ、前記ビークは、注入
器本体に固定された固定ビーク部と、該固定ビーク部に
回転可能に枢支され、ばねにより先端部が固定ビーク部
に向けて付勢された回転ビーク部とを有し、該回転ビー
ク部を回転操作するための操作レバーが前記注入器本体
に設けられており、前記操作レバーにより前記ばねに抗
して前記回転ビーク部を回転させることにより、前記チ
ャンバー室が前記ホッパーから遮断され、その遮断した
チャンバー室内の肥料が前記両ビーク部の先端部間を通
って排出されるように構成したことを特徴とする肥料注
入器。 - 【請求項２】 前記ホッパー内にブリッジ解消杆が移動
可能に配置されると共に、該ブリッジ解消杆が前記操作
レバーに連動連結されていることを特徴とする請求項１
記載の肥料注入器。 - 【請求項３】 前記固定ビーク部の先端部が回転ビーク
部の先端部よりも前方に突出されていることを特徴とす
る請求項１または２記載の肥料注入器。 - 【請求項４】 前記固定ビーク部の先端部に、回転ビー
ク部の先端部に対面して開口部が開設されていることを
特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の肥料注入
器。 - 【請求項５】 前記回転ビーク部は、固定ビーク部及び
操作レバーから取り外し可能に構成されていることを特
徴とする請求項１から４のいずれかに記載の肥料注入
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24497796A JPH1084727A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 肥料注入器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24497796A JPH1084727A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 肥料注入器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084727A true JPH1084727A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17126769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24497796A Withdrawn JPH1084727A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 肥料注入器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084727A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009291099A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Hideki Sakai | 肥料供給具 |
| JP2016136874A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 株式会社Ｋａｈｕｋａ２１ | 肥料供給具 |
| CN107509425A (zh) * | 2017-09-29 | 2017-12-26 | 安顺市平坝区下坝绿色食品种植专业合作社 | 一种梨树种植的根部施肥装置 |
| KR102130625B1 (ko) * | 2019-10-04 | 2020-07-06 | 주식회사 아폴로 | 비료주입량 조절이 가능한 비료주입장치 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24497796A patent/JPH1084727A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009291099A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Hideki Sakai | 肥料供給具 |
| JP2016136874A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 株式会社Ｋａｈｕｋａ２１ | 肥料供給具 |
| CN107509425A (zh) * | 2017-09-29 | 2017-12-26 | 安顺市平坝区下坝绿色食品种植专业合作社 | 一种梨树种植的根部施肥装置 |
| KR102130625B1 (ko) * | 2019-10-04 | 2020-07-06 | 주식회사 아폴로 | 비료주입량 조절이 가능한 비료주입장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |