JPH1084657A - 電動機のカーボン摩耗粉排出装置 - Google Patents

電動機のカーボン摩耗粉排出装置

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JPH1084657A
JPH1084657A JP25782896A JP25782896A JPH1084657A JP H1084657 A JPH1084657 A JP H1084657A JP 25782896 A JP25782896 A JP 25782896A JP 25782896 A JP25782896 A JP 25782896A JP H1084657 A JPH1084657 A JP H1084657A
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JP
Japan
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brush chamber
brush
duct
carbon
air cooler
Prior art date
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Pending
Application number
JP25782896A
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English (en)
Inventor
Koichi Kawabe
好一 河辺
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシ室内にカーボン摩耗粉が溜らないよう
にしてブラシ室内の保守の改善性を図る。 【解決手段】 フレーム5から突出する軸1の一端部を
ブラシ室7内に配置してカーボンブラシ9を接触配置
し、軸1の他端部に配置した吸引ダクト11をエアーク
ーラー12の入口12aに接続する。ブラシ室7と吸引
ファンの入口10aとの間に導流ダクト14を接続す
る。ブラシ室7とエアークーラー12の出口12bとの
間に、フィルター16を備えた戻しダクト15を接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻線形誘導電動機や
直流電動機で用いる電動機のカーボン摩耗粉排出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気エネルギーを機械エネルギーに変換
する回転電気機械としての電動機は、図3に巻線形誘導
電動機の一例を示す如く、軸1の一端部にスリップリン
グ2を取り付けると共に、中間部に、回転子コイル3を
組み付けて、回転子4を構成し、且つ該回転子4の回転
子コイル3の部分を、フレーム5内に収納してフレーム
5側に固定してある固定子6に対峙させ、一方、上記ス
リップリング2の部分を、フレーム5の外側部に固定支
持させたブラシ室7内に収容して、ブラシホルダー8に
保持されたカーボンブラシ9をスリップリング2の表面
に接触配置するようにしてある。又、上記軸1の他端部
に吸引ファン10を取り付け、該吸引ファン10による
吸引力を作用させる吸引ダクト11を、フレーム5の上
部位置に並設したエアークーラー12の入口12aに連
結し、フレーム5内で発生した熱をエアークーラー12
で冷却できるようにしてある。10aは吸引ファン10
の入口、12bはエアークーラー12の出口、13は回
転子4の回転軸受を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記電動機
の場合、回転子4に電力を与えるためにカーボンブラシ
9を用いているため、ブラシ室7内にカーボン摩耗粉が
発生する問題があるが、これまでは、カーボン摩耗粉の
除去のための対策は特にとられていないのが実情であ
る。
【0004】従来、ブラシ室7内の保守作業は機械停止
時に行うようにしており、カーボン摩耗粉の除去作業に
は、圧縮空気、真空掃除機、ドライエアーファン等が用
いられているが、カーボン摩耗粉は飛散し易いため、除
去作業は容易ではなかった。
【0005】因に、カーボンブラシ9の摩耗量は、一般
に、高速機では1000時間当り5〜12mm、中速機で
は2〜7mmであり、摩耗粉の発生は避けられるものでは
なく、如何に容易に除去できるかが課題である。
【0006】そこで、本発明は、ブラシ室内でブラシか
ら発生したカーボン摩耗粉を、運転中にブラシ室内より
自動的に排出することができるようにしてブラシ室内の
保守の改善性を図ることができるようにした電動機のカ
ーボン摩耗粉排出装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、フレームから突出させた軸の一端部を、
フレームに固定支持させたブラシ室内に配置してカーボ
ンブラシを接触配置し、フレームから突出させた軸の他
端部に吸引ファンを取り付けて、フレームに並設したエ
アークーラーの入口に吸引ファン用の吸引ダクトが連結
してある電動機における上記ブラシ室と吸引ファンの入
口との間に導流ダクトを接続し、且つ上記ブラシ室とエ
アークーラーの出口との間に、フィルターを備えた戻し
ダクトを接続した構成とする。
【0008】吸引ファンの吸引作用により、ブラシ室内
のカーボン摩耗粉を含む空気が導流ダクト、吸引ダクト
を通り、エアークーラーへ送られ、戻しダクトを経てブ
ラシ室内へ強制循環されるときに、戻しダクトのフィル
ターにてカーボン摩耗粉が捕集される。
【0009】又、ブラシ室とエアークーラーの出口との
間にフィルターを備えた戻しダクトを接続することに代
えて、ブラシ室の軸貫通用開口部にフィルターを取り付
けた構成とすると、ブラシ室内のカーボン摩耗粉を含む
空気はエアークーラーの出口から直接大気へ排出される
ことになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、回転子4を構成する軸1の両端部をフレーム5から
突出させ、軸1の一端部を、フレーム5に固定支持させ
たブラシ室7内に配置してカーボンブラシ9を接触配置
し、軸1の他端部に吸引ファン10を取り付け、且つ該
吸引ファン10による吸引力を作用させるようにしてあ
る吸引ダクト11を、フレーム5に並設したエアークー
ラー12の入口12aに連結してある電動機において、
上記ブラシ室7の側部位置と吸引ファン10の入口10
aとの間に、導流ダクト14を連通接続して、ブラシ室
7内のカーボン摩耗粉を含む空気を導流ダクト14を通
して吸引ダクト11で吸引できるようにし、且つ上記ブ
ラシ室7の上部位置とエアークーラー12の出口12b
との間に、上流部にフィルター16を備えた戻しダクト
15を連通接続して、エアークーラー12を通った後の
空気を戻しダクト15を通してブラシ室7内に戻して強
制循環させられるようにすると共に、空気中含まれるカ
ーボン摩耗粉をフィルター16にて除去できるようにす
る。
【0012】なお、図1において、図3と同一部分には
同一符号が付してある。
【0013】ブラシ室7と吸引ファン10の入口10a
との間に導流ダクト14が、又、ブラシ室7とエアーク
ーラー12の出口12bとの間に戻しダクト15をそれ
ぞれ接続してあるので、運転中は、ブラシ室7内の空気
は導流ダクト14を通り吸引ダクト11に吸引され、該
吸引ダクト11を介しエアークーラー12に送られ、更
に、エアークーラー12の出口12bから戻しダクト1
5を経てブラシ室7内に戻されるように強制循環させら
れる。したがって、ブラシ室7内で発生したカーボンブ
ラシ9によるカーボン摩耗粉も強制循環させられる空気
に乗って排出されることになるが、この際、上記戻しダ
クト15に備えられているフィルター16によって捕集
されることになる。
【0014】このように、ブラシ室7内で発生したカー
ボン摩耗粉は、運転中にブラシ室7内から自動的に排出
されてブラシ室7内に溜ることがなくなるので、ブラシ
室7の保守性を改善することができる。
【0015】次に、図2は本発明の他の実施の形態を示
すもので、図1に示したと同様な構成において、ブラシ
室7とエアークーラー12の出口12bとの間にフィル
ター16を備えた戻しダクト15を接続することに代え
て、ブラシ室7の軸貫通用開口部7aにフィルター17
を取り付けたものである。
【0016】図2に示すようにすると、ブラシ室7内の
カーボン摩耗粉を含む空気は図1の場合と同様に導流ダ
クト14、吸引ダクト11を通りエアークーラー12に
送られた後、エアークーラー12の出口12bから大気
へ排出されることになる。この際、ブラシ室7には軸貫
通用開口部7aから空気が取り入れられるが、軸貫通用
開口部7aにはフィルター17が取り付けてあるため、
上記エアークーラー12の出口12bから排出された空
気が巻き込まれたとしても、カーボン摩耗粉はフィルタ
ー17に捕集されることになり、ブラシ室7への侵入が
防止される。
【0017】なお、上記実施の形態では巻線形誘導電動
機への採用例を示したが、直流電動機についても同様に
採用し得ること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更し得ることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の電動機のカー
ボン摩耗粉排出装置によれば、次の如き優れた効果を発
揮する。 (1) フレームから突出させた軸の一端部を、フレームに
固定支持させたブラシ室内に配置してカーボンブラシを
接触配置し、フレームから突出させた軸の他端部に吸引
ファンを取り付けて、フレームに並設したエアークーラ
ーの入口に吸引ファン用の吸引ダクトが連結してある電
動機における上記ブラシ室と吸引ファンの入口との間に
導流ダクトを接続し、且つ上記ブラシ室とエアークーラ
ーの出口との間に、フィルターを備えた戻しダクトを接
続した構成としてあるので、運転中の吸引ファンの吸引
作用により、ブラシ室内の空気を、導流ダクト、吸引ダ
クト、エアークーラー、戻しダクトを経てブラシ室内へ
強制循環させることができ、空気が戻しダクト内を通過
するときに、空気中に含まれるカーボン摩耗粉をフィル
ターにて捕集することができ、これによりブラシ室内に
カーボン摩耗粉を溜めることがなくて保守性を改善する
ことができる。 (2) ブラシ室とエアークーラーの出口との間にフィルタ
ーを備えた戻しダクトを接続することに代えて、ブラシ
室の軸貫通用開口部にフィルターを取り付けた構成とす
ることによりブラシ室内で発生したカーボン摩耗粉を含
む空気を、導流ダクト、吸引ダクトを経てエアークーラ
ーの出口から大気へ排出することができ、排出された空
気中カーボン摩耗粉の軸貫通用開口部からのブラシ室内
への侵入をフィルターにて遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機のカーボン摩耗粉排出装置の実
施の一形態を示す概略図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す概略図である。
【図3】直流電動機の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 軸 4 回転子 5 フレーム 7 ブラシ室 7a 軸貫通用開口部 9 カーボンブラシ 10 吸引ファン 10a 吸引ファン入口 11 吸引ダクト 12 エアークーラー 12a エアークーラー入口 12b エアークーラー出口 14 導流ダクト 15 戻しダクト 16,17 フィルター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームから突出させた軸の一端部を、
    フレームに固定支持させたブラシ室内に配置してカーボ
    ンブラシを接触配置し、フレームから突出させた軸の他
    端部に吸引ファンを取り付けて、フレームに並設したエ
    アークーラーの入口に吸引ファン用の吸引ダクトが連結
    してある電動機における上記ブラシ室と吸引ファンの入
    口との間に導流ダクトを接続し、且つ上記ブラシ室とエ
    アークーラーの出口との間に、フィルターを備えた戻し
    ダクトを接続した構成を有することを特徴とする電動機
    のカーボン摩耗粉排出装置。
  2. 【請求項2】 ブラシ室とエアークーラーの出口との間
    にフィルターを備えた戻しダクトを接続することに代え
    て、ブラシ室の軸貫通用開口部にフィルターを取り付け
    た請求項1記載の電動機のカーボン摩耗粉排出装置。
JP25782896A 1996-09-06 1996-09-06 電動機のカーボン摩耗粉排出装置 Pending JPH1084657A (ja)

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