JPH02188144A - ダスト除去装置付集電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は発電機、電動機等回転電機の集電装置に関する
。

（従来の技術） 一般に大型の発電機及び電動機等回転電機には、その回
転子巻線へ固定部から電力の授受を行うための集電装置
が装備されており、この集電装置はブラシ、コレクタリ
ング等の発熱部の冷却をするために第３図の要部断面図
に示すように、回転機軸１に取付けたコレクタファン２
を回転することにより、流れを矢印３で示すように強制
的に外部から冷却空気を吸込み、内部を循環させて冷却
した上で外部へ排出している。即ち集電装置４の側面に
金網を取付けた吸気口５から冷却空気を取込んで、ブラ
シ６やコレクタリング７を冷却してコレクタファン２に
吸込み、排気口８である上部の金網部より外部に排出し
ている。これは単にコレクタリング７廻りにおける熱を
除去するだけではなく、カーボンを主成分とするブラシ
６が摩耗することにより生ずるカーボンダストが内部に
集積するのを防ぐためのものである。

（発明が解決しようとする課８） 上記構造においては、回転電機のブラシ６の材質により
多量のカーボンダストが生じた場合、排気中にカーボン
ダストが多く含まれ、これが飛散して周囲を汚損するほ
か、このカーボンダストは周辺の電気品等に付着して、
絶縁不良等の悪影響を与える問題があった。

本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、集電装置に一部に排気口を備えた排気路と、
フィルタと排気ファンからなるダスト除去装置を設けて
、ブラシより発生するカーボンダストを捕捉除去すると
共に、例えダスト除去装置の機能不十分の時においても
冷却効果の低下しないダスト除去装置付集電装置を提供
することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 回転電機の集電装置で、ブラシ廻りに冷却空気の通路を
形成すると共に、側面の一部に排気口を設けた排気路と
、これに連結してフィルタと排気ファンからなるダスト
除去装置を設置する。

（作　用） 集電装置の吸気口より吸込まれた冷却空気は、バーリヤ
及び防風板により形成された通路によりブラシ及びコレ
クタリングの周囲に沿って通過し、発熱部の冷却を行う
と共に摩耗により発生したカーボンダストをコレクタフ
ァンを介してダスト除去装置にて捕捉除去する。またダ
スト除去装置のフィルタ目詰りや故障の際には、排気路
側面の排気口より排気を行って、冷却効果の低下を防止
する。

（実施例） 本発明の一実施例について図面を参照して説明する。な
お上記した従来技術と同じ構成部分については同一符号
を付して、詳細な説明は省略する。

第１図は全体構成図で、第２図は集電装置の要部断面図
である。集電装置４の下部側面の冷却空気の吸気口９に
は異物の侵入を阻止するよろい窓を設ける。また集電装
置４内部のブラシ６及びコレクタリング７の間をバーリ
ヤ１０で仕切ると共に、周囲とコレクタファン２との間
に防風板１１を配設して冷却空気の通路を形成する。さ
らにコレクタファン２の下流には排気路１２を設け、こ
の排気路１２は側面の一部に異物侵入防止のよろい窓を
取付けた排気口１３を配する。前記排気路１２にはダク
ト１４を介して連結した、フィルタ１５と排気ファン１
Ｂよりなるダスト除去装置１７を設置して構成する。

次に上記構成による作用について説明する。集電装置４
のコレクタファン２とダスト除去装置１７の排気ファン
１６の運転により、冷却空気は吸気口９より集電装置４
内に吸込まれ、バーリヤｌＯと防風板１１に沿ってブラ
シ６及びコレクタリング７の表面近くを通過して、これ
等を冷却すると共にブ・ラシ６の摩耗により生じたカー
ボンダストをコレクタファン２、排気路１２及びダクト
１４を経由してダスト除去装置１７に搬送し、これをフ
ィルタ１５において捕捉する。またカーボンダストが除
去された冷却済みで温度が上昇した空気は、排気ファン
１８により外部に排出されるが周囲を汚損することはな
い。なおこの時排気経路の通風抵抗は低いため、排気路
１２における排気口１３からは排気されず、若干の吸気
が行われるが吸気口９からの吸込みを妨げることはない
。

さらに万一フィルタ１５の目詰りや排気ファン１６の故
障により、ダスト除去装置１７からの排気が困難となっ
た場合には、ダスト除去装置１７における通風抵抗が高
くなるので、コレクタファン２により送られる冷却済み
の空気は排気路１２の側面にある排気口１３より外部に
排出されるので、冷却効果の低下は生じず、集電装置４
内の冷却、換気は支障なく行なえる。またこの排気口１
３からの排気は前記コレクタファン２の能力に対し、フ
ィルタ１５の目詰りの程度に応じた割合で行われる。

［発明の効果］ 以上本発明によれば、回転電機の集電装置におけるブラ
シの摩耗から生ずるカーボンダストが容易に除去される
ことは勿論、タラシ及びコレクタリング廻り等の発熱を
効率良く除去するので、採用した回転電機の長期にわた
る安定運転と保守が簡便となり、その信頼性を向上する
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全体構成図、第２図は集電装置の要部
断面図、第３図は従来の集電装置の要部断面図である。 １・・・回転機軸、　　　　２・・・コレクタファン、
３・・・冷却空気の流れ、（矢印） ４・・・集電装置、　　　６・・・ブラシ、７・・・コ
レクタリング、 ９・・・吸気口、　　　　ｌＧ・・・バーリヤ、１１・
・・防風板、　　　　１２・・・排気路、１３・・・排
気口、１４・・・ダクト、１５・・・フィルタ、１Ｂ・
・・排気ファン、１７・・・ダスト回収装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転子巻線に電力の授受を行う回転電機の集電装置にお
   いて、集電装置の外側に冷却空気の吸込口を、内部のブ
   ラシとコレクタリングの間及び周囲に冷却空気の通路を
   形成すると共に、回転電機の回転軸に結合したコレクタ
   ファンの下流で側面に排気口を設けた排気路と、この排
   気路に連結してフィルタと排気ファンからなるダスト除
   去装置を設置したことを特徴とするダスト除去装置付集
   電装置。