JPH10845A - 印刷装置 - Google Patents
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- JPH10845A JPH10845A JP17847296A JP17847296A JPH10845A JP H10845 A JPH10845 A JP H10845A JP 17847296 A JP17847296 A JP 17847296A JP 17847296 A JP17847296 A JP 17847296A JP H10845 A JPH10845 A JP H10845A
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- printing
- roller
- plate
- medium
- ink
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ローラによる被印刷媒体への印版の押し付け
力を一定に保つことで、被印刷媒体に印刷される印像の
インクムラを低減することをが可能な印刷装置を提供す
ること。 【解決手段】 印刷台30に、印刷方向Aに延びる一対
のガイド部材65Aを設ける。各ガイド部材65Aに
は、上記印刷方向Aに延びるガイド孔66を形成する。
そして、ローラ41のローラ軸48をガイド孔66に挿
入して、このローラ軸48の両端を各ガイド部材65A
で保持する。次いで、ローラ41を、各ガイド部材65
Aで印刷台30との間隔を一定に保って、上記印刷方向
Aに転動させつつ印版シート39を被印刷媒体51に押
し付けるて印刷するものである。また、ローラ41の各
ガイド部材65Aへの出入れを容易とするためにガイド
孔66の開口端に広がり面取部67を形成する。
力を一定に保つことで、被印刷媒体に印刷される印像の
インクムラを低減することをが可能な印刷装置を提供す
ること。 【解決手段】 印刷台30に、印刷方向Aに延びる一対
のガイド部材65Aを設ける。各ガイド部材65Aに
は、上記印刷方向Aに延びるガイド孔66を形成する。
そして、ローラ41のローラ軸48をガイド孔66に挿
入して、このローラ軸48の両端を各ガイド部材65A
で保持する。次いで、ローラ41を、各ガイド部材65
Aで印刷台30との間隔を一定に保って、上記印刷方向
Aに転動させつつ印版シート39を被印刷媒体51に押
し付けるて印刷するものである。また、ローラ41の各
ガイド部材65Aへの出入れを容易とするためにガイド
孔66の開口端に広がり面取部67を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷方向にローラ
を転動させつつ、所望印像に対応するインク滲出部と所
望印像以外のインク非滲出部とが形成された印版シート
を、被印刷媒体に押し付けて印刷を行う印刷装置に関す
るものである。
を転動させつつ、所望印像に対応するインク滲出部と所
望印像以外のインク非滲出部とが形成された印版シート
を、被印刷媒体に押し付けて印刷を行う印刷装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハガキ等の被印刷媒体に対し
て、文字や図形等の所望の印像を印刷する印刷装置とし
ては、インク含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹脂シ
ートに対して所望印像に対応するインク滲出部と所望印
像以外のインク非滲出部とを形成して製版された印版シ
ートを用いて印刷するものがある。このように、インク
含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹脂シートにインク
滲出部とインク非滲出部とを形成して製版された印版シ
ートを用いるのは、各色のインクをインク滲出部に含浸
させることにより、長時間インクを補給することなく、
くり返し被印刷媒体に対して印刷できるからである。
て、文字や図形等の所望の印像を印刷する印刷装置とし
ては、インク含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹脂シ
ートに対して所望印像に対応するインク滲出部と所望印
像以外のインク非滲出部とを形成して製版された印版シ
ートを用いて印刷するものがある。このように、インク
含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹脂シートにインク
滲出部とインク非滲出部とを形成して製版された印版シ
ートを用いるのは、各色のインクをインク滲出部に含浸
させることにより、長時間インクを補給することなく、
くり返し被印刷媒体に対して印刷できるからである。
【0003】そして、この印刷装置による印刷は、イン
ク滲出部の連続気泡に各色のインクを含浸した印版シー
トを、被印刷媒体上に重ね合わせた後に、印刷ローラを
印刷方向に転動することで印版シートを被印刷媒体に押
し付けて行うものや、印版シートが表面に粘着された印
刷ローラを、上記印刷方向に転動することで被印刷媒体
に印版シートを押し付けて行うものである。
ク滲出部の連続気泡に各色のインクを含浸した印版シー
トを、被印刷媒体上に重ね合わせた後に、印刷ローラを
印刷方向に転動することで印版シートを被印刷媒体に押
し付けて行うものや、印版シートが表面に粘着された印
刷ローラを、上記印刷方向に転動することで被印刷媒体
に印版シートを押し付けて行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように印刷ローラを印刷方向に転動して印刷を行うと、
その押し付け力の加減によっては、印版シートを被印刷
媒体に一定の力で押し付けることができず、被印刷媒体
に印刷される印像にインクムラが生じてしまう。特に、
人の手で印刷ローラを印刷方向に転動して印刷すると、
印版シートを被印刷媒体に押し付ける力を一定に保つこ
とが難しく、被印刷媒体に印刷される印像のインクムラ
は顕著なものとなる。
ように印刷ローラを印刷方向に転動して印刷を行うと、
その押し付け力の加減によっては、印版シートを被印刷
媒体に一定の力で押し付けることができず、被印刷媒体
に印刷される印像にインクムラが生じてしまう。特に、
人の手で印刷ローラを印刷方向に転動して印刷すると、
印版シートを被印刷媒体に押し付ける力を一定に保つこ
とが難しく、被印刷媒体に印刷される印像のインクムラ
は顕著なものとなる。
【0005】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、ローラによる被印刷媒体への印版の押し付
け力を一定に保つことで、被印刷媒体に印刷される印像
のインクムラを低減することが可能な印刷装置を提供す
ることを目的とする。
れたもので、ローラによる被印刷媒体への印版の押し付
け力を一定に保つことで、被印刷媒体に印刷される印像
のインクムラを低減することが可能な印刷装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1の印刷装置では、被印刷媒体が
載置される印刷台と、連続気泡を有する多孔性樹脂シー
トに、所望の印像に対するインク滲出部と印像以外のイ
ンク非滲出部とが形成された印版と、前記印版と前記被
印刷媒体との間に押し付け力を作用させつつ、前記被印
刷媒体に対する印刷方向に転動自在とされたローラと、
前記印刷台に設けられ、前記ローラと前記印刷台との間
隔を一定に保つ案内部とを備えてなるものである。これ
により、被印刷媒体に印像を印刷する際には、ローラが
案内部材により印刷台との間隔を一定に保たれつつ印刷
方向に転動されるので、例え、ローラに作用される押し
付け力に変動をきたしても、案内部でローラの被印刷媒
体に対する移動を規制して、印版を被印刷媒体に一定力
で押し付けることができる。
め、本発明は、請求項1の印刷装置では、被印刷媒体が
載置される印刷台と、連続気泡を有する多孔性樹脂シー
トに、所望の印像に対するインク滲出部と印像以外のイ
ンク非滲出部とが形成された印版と、前記印版と前記被
印刷媒体との間に押し付け力を作用させつつ、前記被印
刷媒体に対する印刷方向に転動自在とされたローラと、
前記印刷台に設けられ、前記ローラと前記印刷台との間
隔を一定に保つ案内部とを備えてなるものである。これ
により、被印刷媒体に印像を印刷する際には、ローラが
案内部材により印刷台との間隔を一定に保たれつつ印刷
方向に転動されるので、例え、ローラに作用される押し
付け力に変動をきたしても、案内部でローラの被印刷媒
体に対する移動を規制して、印版を被印刷媒体に一定力
で押し付けることができる。
【0007】請求項2では、請求項1の印刷装置におい
て、前記案内部は、前記ローラの回転軸の両端を印刷台
側に押し付けた状態で案内することが可能で、前記被印
刷媒体に対する印刷方向に延びる一対のガイド部材で構
成されているものである。これにより、ローラの被印刷
媒体に対する移動の規制を、ローラの回転軸に対する一
対のガイド部材という簡単な構造で実現できる。
て、前記案内部は、前記ローラの回転軸の両端を印刷台
側に押し付けた状態で案内することが可能で、前記被印
刷媒体に対する印刷方向に延びる一対のガイド部材で構
成されているものである。これにより、ローラの被印刷
媒体に対する移動の規制を、ローラの回転軸に対する一
対のガイド部材という簡単な構造で実現できる。
【0008】請求項3では、請求項2記載の印刷装置に
おいて、前記各ガイド部材の少なくとも一端側は、前記
ローラの回転軸の両端を受け入れ易くするように広がっ
て形成されているものである。これにより、ローラを各
ガイド部に形成された広り形状でガイドされながら、ガ
イド部材に対して容易に出入できる。
おいて、前記各ガイド部材の少なくとも一端側は、前記
ローラの回転軸の両端を受け入れ易くするように広がっ
て形成されているものである。これにより、ローラを各
ガイド部に形成された広り形状でガイドされながら、ガ
イド部材に対して容易に出入できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印刷装置を具体化
した実施形態について、印版シートを製版する製版装置
と一体化された製版印刷ユニットにおいて、図面を参照
して説明する。
した実施形態について、印版シートを製版する製版装置
と一体化された製版印刷ユニットにおいて、図面を参照
して説明する。
【0010】図1および図2において、製版印刷ユニッ
ト1は、後述する多孔性樹脂シートを用いて印版シート
を製版する製版装置2と、製版された上記印版シートで
被印刷媒体(ハガキ等)に印刷する印刷装置3とを相互
に分割可能にユニット化したものである。
ト1は、後述する多孔性樹脂シートを用いて印版シート
を製版する製版装置2と、製版された上記印版シートで
被印刷媒体(ハガキ等)に印刷する印刷装置3とを相互
に分割可能にユニット化したものである。
【0011】製版装置2には、そのカバー4の下部両端
側にロック爪5が支持されており、このロック爪5はバ
ネ6を介して外側に向かって付勢されている。また、印
刷装置3には、そのカバー7の上端縁に係止部7Aが形
成されており、係止部7Aには上記ロック爪5のロック
部5Aが係止されるようになっている。そして、製版装
置2と印刷装置3とは、カバー4に設けられたロック爪
5のロック部5Aとカバー7の係止部7Aとを係止する
ことにより相互に一体化して製版印刷ユニット1を構成
し、また、ロック爪5の押圧部5Bをバネ6の付勢力に
抗してケース4の内側に押圧することにより相互に分割
自在とされている。
側にロック爪5が支持されており、このロック爪5はバ
ネ6を介して外側に向かって付勢されている。また、印
刷装置3には、そのカバー7の上端縁に係止部7Aが形
成されており、係止部7Aには上記ロック爪5のロック
部5Aが係止されるようになっている。そして、製版装
置2と印刷装置3とは、カバー4に設けられたロック爪
5のロック部5Aとカバー7の係止部7Aとを係止する
ことにより相互に一体化して製版印刷ユニット1を構成
し、また、ロック爪5の押圧部5Bをバネ6の付勢力に
抗してケース4の内側に押圧することにより相互に分割
自在とされている。
【0012】上記のように製版印刷ユニット1を構成す
る製版装置2は、カバー4の上に開閉自在に設けられた
3つの可動蓋8,9,10を有している。カバー4に
は、その内部に各可動蓋8,9,10側に開口する段差
部24を有する逆四角台形状の凹部26が形成され、段
差部24には凹部26の開口側を閉塞するように透明ア
クリル板25が配置されている。また、凹部26の底壁
26Aには2つのフラッシュバルブ15が取付けられて
いる。各フラッシュバルブ15は底壁26Aの下側に設
けられた取付部27に取り外し可能に支持されており、
ケース4に設けられたスイッチ14を介して図示しない
乾電池等の電源に接続されている。
る製版装置2は、カバー4の上に開閉自在に設けられた
3つの可動蓋8,9,10を有している。カバー4に
は、その内部に各可動蓋8,9,10側に開口する段差
部24を有する逆四角台形状の凹部26が形成され、段
差部24には凹部26の開口側を閉塞するように透明ア
クリル板25が配置されている。また、凹部26の底壁
26Aには2つのフラッシュバルブ15が取付けられて
いる。各フラッシュバルブ15は底壁26Aの下側に設
けられた取付部27に取り外し可能に支持されており、
ケース4に設けられたスイッチ14を介して図示しない
乾電池等の電源に接続されている。
【0013】各可動蓋8,9,10は、カバー4の透明
アクリル板25側を開放、又は閉鎖可能として可動蓋1
0,9,8の順で折り畳み自在に設けられている。可動
蓋8の一端は、図1に示す閉鎖時にカバー4の透明アク
リル板25との間に各可動蓋9,10を折り畳み可能な
空間を有して、カバー4の側壁の上側から突出する一対
の支持壁11に回動自在に軸支されている。可動蓋8の
他端には、バネ12を介して外側に付勢されるロック爪
13が設けられている。ロック爪13には、カバー4の
透明アクリル板25側に形成された係止部4Aに係止可
能なロック部13Aが形成されており、ロック部13A
と係止部4Aとの係止で可動蓋8をカバー4にロックす
ると共に、上記スイッチ14をオンさせて、各フラッシ
ュバルブ15に電力供給して発光させるものである。ま
た、可動蓋8には、その上面に形成された2つの支持部
16に対して引き出し、又は収納自在にされた取っ手1
7が設けられ、その下面(閉鎖時に透明アクリル板25
と対向する面)に2つの押圧部18,19がカバー4側
に突出して形成されている。各押圧部18,19は、上
記印版シートを製版する際に、可動蓋9,10を介して
多孔性樹脂シートに均等な押圧荷重をかけるためのもの
である。
アクリル板25側を開放、又は閉鎖可能として可動蓋1
0,9,8の順で折り畳み自在に設けられている。可動
蓋8の一端は、図1に示す閉鎖時にカバー4の透明アク
リル板25との間に各可動蓋9,10を折り畳み可能な
空間を有して、カバー4の側壁の上側から突出する一対
の支持壁11に回動自在に軸支されている。可動蓋8の
他端には、バネ12を介して外側に付勢されるロック爪
13が設けられている。ロック爪13には、カバー4の
透明アクリル板25側に形成された係止部4Aに係止可
能なロック部13Aが形成されており、ロック部13A
と係止部4Aとの係止で可動蓋8をカバー4にロックす
ると共に、上記スイッチ14をオンさせて、各フラッシ
ュバルブ15に電力供給して発光させるものである。ま
た、可動蓋8には、その上面に形成された2つの支持部
16に対して引き出し、又は収納自在にされた取っ手1
7が設けられ、その下面(閉鎖時に透明アクリル板25
と対向する面)に2つの押圧部18,19がカバー4側
に突出して形成されている。各押圧部18,19は、上
記印版シートを製版する際に、可動蓋9,10を介して
多孔性樹脂シートに均等な押圧荷重をかけるためのもの
である。
【0014】可動蓋9の一端は、上記支持壁11の反対
側のカバー4の側壁の上側から突出する支持壁20に回
転自在に軸支されており、図1の閉鎖時に可動蓋9の上
面は可動蓋8の各押圧部18,19に当接するように構
成されている。また、可動蓋9の下面(閉鎖時に透明ア
クリル板25と対向する面)には、その長さ方向に亘っ
て複数の押圧部21がカバー4の透明アクリル板25側
に突出して形成されている。各押圧部21は、上記押圧
部18,19と同様に、上記印版シートを製版する際
に、可動蓋10を介して多孔性樹脂シートに均等な押圧
荷重をかけるためのものである。また、可動蓋10の一
端は、上記支持壁11の下方に形成された支持部22に
回転自在に軸支されており、図1に示す閉鎖時に可動蓋
10の上面は可動蓋9の各押圧部21に当接するように
構成されている。可動蓋10の下面(閉鎖時に透明アク
リル板25と対向する面)には、上記印版シートを製版
する際に、多孔性樹脂シートに均等な押圧荷重を付与す
るゴム等の弾性シート23が貼付されている。
側のカバー4の側壁の上側から突出する支持壁20に回
転自在に軸支されており、図1の閉鎖時に可動蓋9の上
面は可動蓋8の各押圧部18,19に当接するように構
成されている。また、可動蓋9の下面(閉鎖時に透明ア
クリル板25と対向する面)には、その長さ方向に亘っ
て複数の押圧部21がカバー4の透明アクリル板25側
に突出して形成されている。各押圧部21は、上記押圧
部18,19と同様に、上記印版シートを製版する際
に、可動蓋10を介して多孔性樹脂シートに均等な押圧
荷重をかけるためのものである。また、可動蓋10の一
端は、上記支持壁11の下方に形成された支持部22に
回転自在に軸支されており、図1に示す閉鎖時に可動蓋
10の上面は可動蓋9の各押圧部21に当接するように
構成されている。可動蓋10の下面(閉鎖時に透明アク
リル板25と対向する面)には、上記印版シートを製版
する際に、多孔性樹脂シートに均等な押圧荷重を付与す
るゴム等の弾性シート23が貼付されている。
【0015】続いて、製版印刷ユニット1を構成する印
刷装置3には、カバー7内にハガキ等の被印刷媒体を載
せる印刷台30が一体に設けられており、印刷台30の
上側には、印刷ローラ体31の印刷方向Aへの転動で被
印刷媒体に対する印刷が行われる印刷面32が形成され
ている。また、カバー7内には、印刷台30に隣接し
て、ローラ載置台35が形成されており、このローラ載
置台35上に印刷ローラ体31を載置した状態で収納し
ている。
刷装置3には、カバー7内にハガキ等の被印刷媒体を載
せる印刷台30が一体に設けられており、印刷台30の
上側には、印刷ローラ体31の印刷方向Aへの転動で被
印刷媒体に対する印刷が行われる印刷面32が形成され
ている。また、カバー7内には、印刷台30に隣接し
て、ローラ載置台35が形成されており、このローラ載
置台35上に印刷ローラ体31を載置した状態で収納し
ている。
【0016】そして、印刷ローラ体31は、図5に示す
ように、ローラカバー40とローラカバー40内に回動
自在に配置されたローラ41とで構成されている。ロー
ラカバー40は断面かまぼこ形状に形成されており、そ
の両端側に円弧状上壁から内部に延びる一対のローラ支
持部42が一体に設けられている。ローラ41は、上記
印版シートや被印刷媒体の幅サイズより大きな幅を有す
るローラ本体45を有し、ローラ本体45の両軸端から
突出するローラ軸48は各ローラ支持部42の軸嵌合部
47に回動自在に嵌め込まれて、ローラカバー40の両
端からそれぞれ外側に突出している。
ように、ローラカバー40とローラカバー40内に回動
自在に配置されたローラ41とで構成されている。ロー
ラカバー40は断面かまぼこ形状に形成されており、そ
の両端側に円弧状上壁から内部に延びる一対のローラ支
持部42が一体に設けられている。ローラ41は、上記
印版シートや被印刷媒体の幅サイズより大きな幅を有す
るローラ本体45を有し、ローラ本体45の両軸端から
突出するローラ軸48は各ローラ支持部42の軸嵌合部
47に回動自在に嵌め込まれて、ローラカバー40の両
端からそれぞれ外側に突出している。
【0017】図6に示すように、上記の印刷面32上に
は、ハガキ等の被印刷媒体51の位置決めを行う一対の
ストッパ部材34を有し、各ストッパ部材34は上記印
刷方向Aに被印刷媒体の縦サイズの間隔を有して相対す
るように設けられいる。また、印刷面32には、印刷ロ
ーラ体31のローラ軸48をガイドする案内部65が設
けられている。
は、ハガキ等の被印刷媒体51の位置決めを行う一対の
ストッパ部材34を有し、各ストッパ部材34は上記印
刷方向Aに被印刷媒体の縦サイズの間隔を有して相対す
るように設けられいる。また、印刷面32には、印刷ロ
ーラ体31のローラ軸48をガイドする案内部65が設
けられている。
【0018】次に、印刷面32上に設けられた案内部6
5について説明すると、案内部65は、図6および図7
に示すように、上記印刷方向Aに直交する両端側に設け
られた一対のガイド部65Aから構成されている。各ガ
イド部65Aは、相互に上記印刷ローラ体31の幅サイ
ズより多少大きな間隔を有して、印刷面32上に立設さ
れて、上記印刷方向Aに亘って延びている。また、各ガ
イド部材65Aには、印刷ローラ体31のローラ軸48
をガイドするためのガイド孔66が形成されている。ガ
イド孔66は上記印刷方向Aの一端側に開口してこの印
刷方向Aに亘って延びており、その開口側に印刷ローラ
体31のローラ軸48の出入を容易とするための広がり
面取部67が形成されている。
5について説明すると、案内部65は、図6および図7
に示すように、上記印刷方向Aに直交する両端側に設け
られた一対のガイド部65Aから構成されている。各ガ
イド部65Aは、相互に上記印刷ローラ体31の幅サイ
ズより多少大きな間隔を有して、印刷面32上に立設さ
れて、上記印刷方向Aに亘って延びている。また、各ガ
イド部材65Aには、印刷ローラ体31のローラ軸48
をガイドするためのガイド孔66が形成されている。ガ
イド孔66は上記印刷方向Aの一端側に開口してこの印
刷方向Aに亘って延びており、その開口側に印刷ローラ
体31のローラ軸48の出入を容易とするための広がり
面取部67が形成されている。
【0019】以上のように製版印刷ユニット1は構成さ
れるが、次に、製版印刷ユニット1を構成する製版装置
2による印版シートの製版と、製版された印版シートを
用いて印刷装置3で印刷する手順について説明する。
れるが、次に、製版印刷ユニット1を構成する製版装置
2による印版シートの製版と、製版された印版シートを
用いて印刷装置3で印刷する手順について説明する。
【0020】先ず、製版装置2により、印版シートを製
版するには、図1の閉鎖状態にある各可動蓋8,9,1
0を透明アクリル板25から離れる方向に順々に回動さ
せて、図2に示すような開放状態にした後に、透明アク
リル板25上に、図3に示すように、文字や図形等の印
像36Aが描かれた原稿シート36を載せるとともに、
カーボン等をコーティングされた黒フィルム37、多孔
性樹脂シート38の順に原稿シート36上に重ね合わせ
る。ここで、多孔性樹脂シート38は、その内部に立方
体網目構造のインク含有可能な連続気泡が形成されたポ
リオレフィン系フォーム等の材料から成形されており、
その表面は加熱された場合に溶融されて連続気泡が閉塞
される特質を備えるものである。
版するには、図1の閉鎖状態にある各可動蓋8,9,1
0を透明アクリル板25から離れる方向に順々に回動さ
せて、図2に示すような開放状態にした後に、透明アク
リル板25上に、図3に示すように、文字や図形等の印
像36Aが描かれた原稿シート36を載せるとともに、
カーボン等をコーティングされた黒フィルム37、多孔
性樹脂シート38の順に原稿シート36上に重ね合わせ
る。ここで、多孔性樹脂シート38は、その内部に立方
体網目構造のインク含有可能な連続気泡が形成されたポ
リオレフィン系フォーム等の材料から成形されており、
その表面は加熱された場合に溶融されて連続気泡が閉塞
される特質を備えるものである。
【0021】次いで、透明アクリル板25上に各部材3
6〜38を載せた状態から、図1に示すように、可動蓋
10,9,8を透明アクリル板25に向けて順々に回動
させて、可動蓋10の弾性シート23を多孔性樹脂シー
ト38上に当接させるとともに、可動蓋9を可動蓋10
の上に、可動蓋8を可動蓋9の上に順々に載置する。そ
して、可動蓋8に適当な荷重をかけながら押圧して、ロ
ック爪13のロック部13Aを係止部4Aに係止する
と、スイッチ14がロック爪13を介してオンされ、こ
れにより上記電源を介して各フラッシュバルブ15が発
光される。
6〜38を載せた状態から、図1に示すように、可動蓋
10,9,8を透明アクリル板25に向けて順々に回動
させて、可動蓋10の弾性シート23を多孔性樹脂シー
ト38上に当接させるとともに、可動蓋9を可動蓋10
の上に、可動蓋8を可動蓋9の上に順々に載置する。そ
して、可動蓋8に適当な荷重をかけながら押圧して、ロ
ック爪13のロック部13Aを係止部4Aに係止する
と、スイッチ14がロック爪13を介してオンされ、こ
れにより上記電源を介して各フラッシュバルブ15が発
光される。
【0022】上記のようにフラッシュバルブ15が発光
されると、図3に示すように、その光成分中の赤外線R
は透明アクリル板25を通過し、原稿シート36の下面
に照射される。このとき、原稿シート36の印像36A
に照射された赤外線R1が印像36Aで遮断され、上記
印像36A以外に照射された赤外線R2が原稿シート3
6を通過する。これにより、黒フィルム37において、
原稿シート36の印像36Aに対応する部分が発熱する
ことなく、一方、上記印像36A以外に対応する部分に
ついては赤外線R2が照射されることからこの部分が発
熱する。この結果、多孔性樹脂シート38の黒フィルム
37に当接する表面において、原稿シート36の印像3
6Aに対応する部分は黒フィルム37が発熱されないこ
とから、連続気泡を有するそのままの状態のインク滲出
部38Aが形成され、一方、上記印像36A以外に対応
する部分は黒フィルム37が発熱されることに基づき、
その表面の加熱溶融により連続気泡が閉塞されてインク
非滲出部38Bが形成される。
されると、図3に示すように、その光成分中の赤外線R
は透明アクリル板25を通過し、原稿シート36の下面
に照射される。このとき、原稿シート36の印像36A
に照射された赤外線R1が印像36Aで遮断され、上記
印像36A以外に照射された赤外線R2が原稿シート3
6を通過する。これにより、黒フィルム37において、
原稿シート36の印像36Aに対応する部分が発熱する
ことなく、一方、上記印像36A以外に対応する部分に
ついては赤外線R2が照射されることからこの部分が発
熱する。この結果、多孔性樹脂シート38の黒フィルム
37に当接する表面において、原稿シート36の印像3
6Aに対応する部分は黒フィルム37が発熱されないこ
とから、連続気泡を有するそのままの状態のインク滲出
部38Aが形成され、一方、上記印像36A以外に対応
する部分は黒フィルム37が発熱されることに基づき、
その表面の加熱溶融により連続気泡が閉塞されてインク
非滲出部38Bが形成される。
【0023】このようにインク滲出部38Aとインク非
滲出部38Bとが形成された多孔性樹脂シート38が、
図4(A)および図4(B)に示すような、印版シート
39として使用される。印版シート39におけるインク
滲出部38Aは、その連続気泡に基づき各色のインク含
浸力に優れており、ハガキ等の被印刷媒体に印刷する際
にはインク滲出部38Aに対して各色のインクが含浸さ
れる。
滲出部38Bとが形成された多孔性樹脂シート38が、
図4(A)および図4(B)に示すような、印版シート
39として使用される。印版シート39におけるインク
滲出部38Aは、その連続気泡に基づき各色のインク含
浸力に優れており、ハガキ等の被印刷媒体に印刷する際
にはインク滲出部38Aに対して各色のインクが含浸さ
れる。
【0024】続いて、製版された印版シート39を用い
て印刷装置3で印刷するには、図6に示すように、印版
シート39のインク滲出部38Aが形成されていない裏
面に両面接着シートを貼付した後、印刷ローラ体31を
転動させてローラ本体45の外周面に印版シート39を
粘着する。そして、印版シート39のインク滲出部38
Aに各色のインクを含浸させると共に、各ストッパ部材
34間の印刷面32上に各ストッパ部材34を介してハ
ガキ等の定形サイズを有する被印刷媒体51をセットす
る。
て印刷装置3で印刷するには、図6に示すように、印版
シート39のインク滲出部38Aが形成されていない裏
面に両面接着シートを貼付した後、印刷ローラ体31を
転動させてローラ本体45の外周面に印版シート39を
粘着する。そして、印版シート39のインク滲出部38
Aに各色のインクを含浸させると共に、各ストッパ部材
34間の印刷面32上に各ストッパ部材34を介してハ
ガキ等の定形サイズを有する被印刷媒体51をセットす
る。
【0025】次いで、ガイド部材65Aの広がり面取部
67が形成された開口側から印刷ローラ体31のローラ
軸48を、図6に示すように、各ガイド孔66内に挿入
して、その両端を各ガイド部材65A上に保持する。こ
のとき、印刷ローラ体31は、各ガイド部材65Aのガ
イド孔66の開口側に形成された広がり面取部67でガ
イドされながら容易にガイド孔66にローラ軸48を挿
入し、又はガイド孔66から取り出すことができる。
67が形成された開口側から印刷ローラ体31のローラ
軸48を、図6に示すように、各ガイド孔66内に挿入
して、その両端を各ガイド部材65A上に保持する。こ
のとき、印刷ローラ体31は、各ガイド部材65Aのガ
イド孔66の開口側に形成された広がり面取部67でガ
イドされながら容易にガイド孔66にローラ軸48を挿
入し、又はガイド孔66から取り出すことができる。
【0026】上記のように各ガイド部材65A上に印刷
ローラ体31を保持した後、印刷ローラ体31に対して
押し付け力を作用させて、印版シート39を被印刷媒体
51に接触させるとともに、図7に示すように、印刷ロ
ーラ体31のローラ41が被印刷媒体51を通過するま
で上記印刷方向Aに転動させる。これにより、印版シー
ト39のインク滲出部38Aから各色のインクが被印刷
媒体51上に滲み出し、インク滲出部38Aに対応する
印像が被印刷媒体51に印刷される。
ローラ体31を保持した後、印刷ローラ体31に対して
押し付け力を作用させて、印版シート39を被印刷媒体
51に接触させるとともに、図7に示すように、印刷ロ
ーラ体31のローラ41が被印刷媒体51を通過するま
で上記印刷方向Aに転動させる。これにより、印版シー
ト39のインク滲出部38Aから各色のインクが被印刷
媒体51上に滲み出し、インク滲出部38Aに対応する
印像が被印刷媒体51に印刷される。
【0027】このとき、印版シート39におけるインク
非滲出部38Bは、印像以外の部分に対応しており、イ
ンクが吸引等されることは全くない。また、印刷ローラ
体31のローラ41は、このローラ軸48の両端を各ガ
イド部材65Aで案内することで、印刷台30の印刷面
32との間隔を一定に保持されつつ上記印版方向Aに転
動される。従って、ローラ41の転動中に、作用される
押し付け力に変動をきたしても、各ガイド部材65Aで
ローラ41の被印刷媒体51に対する移動を規制するこ
とで、印版シート39を被印刷媒体51に一定力で押し
付られるので、印版シート39のインク滲出部38Aか
ら滲み出す各色のインクもほぼ一定量となり、被印刷媒
体51に印刷される印像にインクムラを生じることが低
減される。
非滲出部38Bは、印像以外の部分に対応しており、イ
ンクが吸引等されることは全くない。また、印刷ローラ
体31のローラ41は、このローラ軸48の両端を各ガ
イド部材65Aで案内することで、印刷台30の印刷面
32との間隔を一定に保持されつつ上記印版方向Aに転
動される。従って、ローラ41の転動中に、作用される
押し付け力に変動をきたしても、各ガイド部材65Aで
ローラ41の被印刷媒体51に対する移動を規制するこ
とで、印版シート39を被印刷媒体51に一定力で押し
付られるので、印版シート39のインク滲出部38Aか
ら滲み出す各色のインクもほぼ一定量となり、被印刷媒
体51に印刷される印像にインクムラを生じることが低
減される。
【0028】尚、本実施形態においては、印刷ローラ体
31のローラ41に印版シート39を粘着して被印刷媒
体51に印像を印刷することについて説明したが、本発
明は、これに限定されるものでなく、印刷面32にセッ
トされた被印刷媒体51上に、各色のインクを含浸した
印版シート39をこのインク滲出部38A側から上記被
印刷媒体51に重ね合わせた後に、各ガイド部材65A
で印刷ローラ体31のローラ軸48の両側を案内しつつ
転動することで、印版シート39を被印刷媒体51に一
定の押し付け力を作用させて印刷するようにしたもので
あってもよい。
31のローラ41に印版シート39を粘着して被印刷媒
体51に印像を印刷することについて説明したが、本発
明は、これに限定されるものでなく、印刷面32にセッ
トされた被印刷媒体51上に、各色のインクを含浸した
印版シート39をこのインク滲出部38A側から上記被
印刷媒体51に重ね合わせた後に、各ガイド部材65A
で印刷ローラ体31のローラ軸48の両側を案内しつつ
転動することで、印版シート39を被印刷媒体51に一
定の押し付け力を作用させて印刷するようにしたもので
あってもよい。
【0029】また、図8(A)に示すように、各ガイド
部材65Aに、断面凹形状の案内溝68を上記印刷方向
Aに貫通形成するとともに、この各案内溝68の両端側
に広がり面取部67を形成し、各案内溝68を介して印
刷ローラ体31のローラ軸48の両端を各ガイド部材6
5Aに保持するようにして、被印刷媒体51に対して印
刷するようにしてもよい。また、図8(B)に示すよう
に、印刷ローラ体31のローラカバー40の両端に、外
側に突出する突起部69を形成し、この突起部69を各
ガイド孔66(各案内溝68)に挿入して、印刷ローラ
体31の両端を各ガイド部材65Aで保持して、被印刷
媒体51に対して印刷するようにしたものでもよい。
部材65Aに、断面凹形状の案内溝68を上記印刷方向
Aに貫通形成するとともに、この各案内溝68の両端側
に広がり面取部67を形成し、各案内溝68を介して印
刷ローラ体31のローラ軸48の両端を各ガイド部材6
5Aに保持するようにして、被印刷媒体51に対して印
刷するようにしてもよい。また、図8(B)に示すよう
に、印刷ローラ体31のローラカバー40の両端に、外
側に突出する突起部69を形成し、この突起部69を各
ガイド孔66(各案内溝68)に挿入して、印刷ローラ
体31の両端を各ガイド部材65Aで保持して、被印刷
媒体51に対して印刷するようにしたものでもよい。
【0030】更に、本実施形態においては、印刷ローラ
体31のローラ41を印刷台30側に押し付け力を作用
させて、印版シート39を被印刷媒体51に押し付けて
印刷するものについて説明したが、これに限定されるも
のでなく、図9に示すように、コ字形状の把手部70の
両端に、ローラ41のローラ軸48を回動自在に軸支し
て、そのローラ軸48の両端をガイド孔66に挿入して
各ガイド部材65Aに保持した後に、把手部70を引き
上げる状態で印刷方向Aにローラ41を転動させて印刷
するようにしたものであってもよい。そして、ローラ4
1の両端を各ガイド部材65Aで案内することで、ロー
ラ41と印刷台30の印刷面32との間隔を一定にされ
つつ上記印刷方向Aに転動される。従って、ローラ41
の転動中に、作用される引き上げ力に変動をきたして
も、各ガイド部材65Aでローラ41の被印刷媒体51
から離れようとする移動を規制して、印版シート39を
被印刷媒体51に一定力で押し付けられる。これによ
り、印版シート39を被印刷媒体51に対して一定の押
し付け力で押し付けることができ、被印刷媒体51に印
刷される印像にインクムラを生じることが低減される。
体31のローラ41を印刷台30側に押し付け力を作用
させて、印版シート39を被印刷媒体51に押し付けて
印刷するものについて説明したが、これに限定されるも
のでなく、図9に示すように、コ字形状の把手部70の
両端に、ローラ41のローラ軸48を回動自在に軸支し
て、そのローラ軸48の両端をガイド孔66に挿入して
各ガイド部材65Aに保持した後に、把手部70を引き
上げる状態で印刷方向Aにローラ41を転動させて印刷
するようにしたものであってもよい。そして、ローラ4
1の両端を各ガイド部材65Aで案内することで、ロー
ラ41と印刷台30の印刷面32との間隔を一定にされ
つつ上記印刷方向Aに転動される。従って、ローラ41
の転動中に、作用される引き上げ力に変動をきたして
も、各ガイド部材65Aでローラ41の被印刷媒体51
から離れようとする移動を規制して、印版シート39を
被印刷媒体51に一定力で押し付けられる。これによ
り、印版シート39を被印刷媒体51に対して一定の押
し付け力で押し付けることができ、被印刷媒体51に印
刷される印像にインクムラを生じることが低減される。
【0031】
【発明の効果】このように本発明によれば、請求項1の
印刷装置では、被印刷媒体に印像を印刷する際には、ロ
ーラが案内部材により印刷台との間隔を一定に保たれつ
つ印刷方向に転動されるので、例え、ローラに作用され
る押し付け力に変動をきたしても、案内部でローラの被
印刷媒体に対する移動を規制して、印版を被印刷媒体に
一定力で押し付けることができる。従って、ローラの転
動で印版を被印刷媒体に押し付けて印刷しても、被印刷
媒体に印刷される印像のインクムラをその印刷方向に亘
って低減できるので、被印刷媒体に対してコントラスト
の良好な印刷を行うことが可能となる。
印刷装置では、被印刷媒体に印像を印刷する際には、ロ
ーラが案内部材により印刷台との間隔を一定に保たれつ
つ印刷方向に転動されるので、例え、ローラに作用され
る押し付け力に変動をきたしても、案内部でローラの被
印刷媒体に対する移動を規制して、印版を被印刷媒体に
一定力で押し付けることができる。従って、ローラの転
動で印版を被印刷媒体に押し付けて印刷しても、被印刷
媒体に印刷される印像のインクムラをその印刷方向に亘
って低減できるので、被印刷媒体に対してコントラスト
の良好な印刷を行うことが可能となる。
【0032】請求項2では、請求項1の効果に加えて、
ローラの被印刷媒体に対する移動の規制を、ローラの回
転軸に対する一対のガイド部材という簡単な構造で実現
できる。従って、構造の複雑化を招くことなく、安価に
被印刷媒体に印刷されるインクムラを低減できる。
ローラの被印刷媒体に対する移動の規制を、ローラの回
転軸に対する一対のガイド部材という簡単な構造で実現
できる。従って、構造の複雑化を招くことなく、安価に
被印刷媒体に印刷されるインクムラを低減できる。
【0033】請求項3では、請求項2の効果に加えて、
ローラを各ガイド部に形成された広り形状でガイドされ
ながら、ガイド部材に対して容易に出入できるので、ロ
ーラによる被印刷媒体の印像の印刷を迅速且つ容易に行
える。
ローラを各ガイド部に形成された広り形状でガイドされ
ながら、ガイド部材に対して容易に出入できるので、ロ
ーラによる被印刷媒体の印像の印刷を迅速且つ容易に行
える。
【図1】製版印刷ユニットを示す概略断面図である。
【図2】可動蓋を開放して示す製版印刷ユニットの概略
図である。
図である。
【図3】印版シートの製版原理を模式的に示す説明図で
ある。
ある。
【図4】印版シートを示すものであり、(A)は印版シ
ートの模式断面図、(B)は印版シートの斜視図であ
る。
ートの模式断面図、(B)は印版シートの斜視図であ
る。
【図5】印刷装置による印刷に用いられる印刷ローラ体
を示す模式側面図である。
を示す模式側面図である。
【図6】印像の印刷を開始する状態を模式的に示す説明
図である。
図である。
【図7】印像の印刷を終了した状態を模式的に示す説明
図である。
図である。
【図8】印刷装置を構成する部材の変形例を示すもので
あり、(A)は各ガイド部材に形成された案内溝を示す
模式斜視図、(B)は印刷ローラ体に形成された突起部
を示す模式側面図である。
あり、(A)は各ガイド部材に形成された案内溝を示す
模式斜視図、(B)は印刷ローラ体に形成された突起部
を示す模式側面図である。
【図9】印刷装置の変形例を示す模式斜視図である。
30 印刷台 38 多孔性樹脂シート 38A インク滲出部 38B インク非滲出部 39 印版シート 41 ローラ 51 被印刷媒体 65 案内部 65A ガイド部材
Claims (3)
- 【請求項1】 被印刷媒体が載置される印刷台と、 連続気泡を有する多孔性樹脂シートに、所望の印像に対
するインク滲出部と印像以外のインク非滲出部とが形成
された印版と、 前記印版と前記被印刷媒体との間に押し付け力を作用さ
せつつ、前記被印刷媒体に対する印刷方向に転動自在と
されたローラと、 前記印刷台に設けられ、前記ローラと前記印刷台との間
隔を一定に保つ案内部とを備えてなる印刷装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記案内部は、前記
ローラの回転軸の両端を印刷台側に押し付けた状態で案
内することが可能で、前記被印刷媒体に対する印刷方向
に延びる一対のガイド部材で構成されていることを特徴
とする印刷装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記各ガイド部材の
少なくとも一端側は、前記ローラの回転軸の両端を受け
入れ易くするように広がって形成されていることを特徴
とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17847296A JPH10845A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17847296A JPH10845A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10845A true JPH10845A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=16049108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17847296A Pending JPH10845A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10845A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104816557A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-08-05 | 国网山东平阴县供电公司 | 线缆标号打印装置 |
CN105922771A (zh) * | 2016-04-29 | 2016-09-07 | 芜湖顺成电子有限公司 | 电线表面印码装置 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP17847296A patent/JPH10845A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104816557A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-08-05 | 国网山东平阴县供电公司 | 线缆标号打印装置 |
CN104816557B (zh) * | 2015-05-27 | 2017-03-01 | 国网山东省电力公司平阴县供电公司 | 线缆标号打印装置 |
CN105922771A (zh) * | 2016-04-29 | 2016-09-07 | 芜湖顺成电子有限公司 | 电线表面印码装置 |
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