JPH1084573A - 無線チャネルの検索/割り当て方法 - Google Patents

無線チャネルの検索/割り当て方法

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JPH1084573A
JPH1084573A JP8236592A JP23659296A JPH1084573A JP H1084573 A JPH1084573 A JP H1084573A JP 8236592 A JP8236592 A JP 8236592A JP 23659296 A JP23659296 A JP 23659296A JP H1084573 A JPH1084573 A JP H1084573A
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JP
Japan
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channel
radio
time
communication
wireless
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Application number
JP8236592A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Imai
裕之 今井
Kazuhiro Ando
和弘 安道
Shinichiro Omi
慎一郎 近江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャリアTDMA方式の通信システム
において、複数の無線チャネルを同時に使用した高速通
信を実現するための、無線チャネルの検索/割り当て方
法を提供することである。 【解決手段】 無線基地局は、移動機からの発呼に備え
て予め空きチャネルテーブルを作成する。この空きチャ
ネルテーブルには、通信処理が可能となる組み合わせで
あって、かつそれぞれが通信に適するチャネル品質を有
する2つの無線チャネルの組み合わせを登録する。無線
基地局は、移動機からの発呼に応答して、作成した空き
チャネルテーブルに基づいて、2つ以上の無線チャネル
を割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(Tim
e Division Multiple Acces
s)通信において、呼の発生に応じて、通信に使用する
無線チャネルを検索して割り当てる無線チャネルの検索
/割り当て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる、マルチキャリアTDMA通信
方式では、複数あるキャリア周波数において、予め定め
られた単位TDMAフレームを複数のタイムスロットに
分割し、このタイムスロットを無線チャネルとして用い
る。図5は、マルチキャリアTDMA通信方式におけ
る、一般的な無線チャネル配置を示す図である。図5に
おいて、かかるTDMA通信方式を採用したシステムで
は、互いに周波数の異なるn波のキャリアが準備され、
各キャリアの1TDMAフレームがm個のタイムスロッ
トに分割され、これによって、無線チャネル配置が定め
られる。したがって、無線チャネルは、キャリア周波数
と、タイムスロットの時間位置とで特定される。
【0003】ところで、近年、サービスが開始されたP
HS(Personal Handyphone Sy
stem)は、現在、屋外での公衆サービスとして、1
つの無線チャネルを使用して32kbpsの音声通話ま
たはデータ通信を行っている。PHSは、4チャネルの
マルチキャリアTDMA/TDD(Time Divi
sion Multiple Access/Time
DivisionDuplex)方式を採用してい
る。より詳細には、図6に示すように、互いに周波数の
異なる77波のキャリア(F1〜F77)が準備され、
各キャリアにおける1TDMAフレームが8個のタイム
スロット(TS1〜TS8)に分割される。しかも、P
HSはTDD方式を採用しているため、1つの無線チャ
ネルは、送信用および受信用のタイムスロットで構成さ
れており、1TDMAフレームには、4つの無線チャネ
ル(CH1〜CH4)が存在する。
【0004】図7は、PHSの無線基地局のハードウェ
ア構成を示すブロック図である。図7において、無線基
地局は、送受信部71と、レベル測定部72と、制御部
73と、メモリ部73と、周波数シンセサイザ部74
と、タイミング制御部75とを備え、4チャネルのマル
チキャリアTDMA/TDD方式による、つまり、4つ
の無線チャネルを用いた同時通信を行うことできる。具
体的には、周波数シンセサイザ部74は、各タイムスロ
ット間のガードバンド期間(約30μs)での周波数切
り換えが困難であることから、1タイムスロット(62
5μs)以内で周波数切り換えが可能な周波数シンセサ
イザを2系統含んでおり、1タイムスロット毎に用いる
周波数シンセサイザを切り換えることによって、上述し
た同時通信を可能にしている。
【0005】図8は、PHSの移動機のハードウエア構
成を示すブロック図である。図8において、移動機は、
現在、主に1つの無線チャネルを用いての通信である音
声通話用に設計されており、送受信部81と、レベル測
定部82と、制御部83と、メモリ部84と、周波数シ
ンセサイザ部85と、タイミング制御部86とを備え
る。周波数シンセサイザ部85は、コストや消費電力を
抑えるために、上述した無線基地局における周波数シン
セサイザ部74の構成とは異なり、周波数シンセサイザ
を1系統しか含まない。
【0006】上述したようなマルチキャリアTDMA/
TDD方式において、無線基地局は、以下に説明する無
線チャネルの検索/割り当て処理を実行し、発呼した移
動機に無線チャネルを割り当てる。一般的に、無線基地
局は、無線チャネルを高速に割り当てることができるよ
うに、図9に示すような空きチャネル管理テーブルを、
移動機からの発呼に備えて予め作成しておく。具体的に
は、制御部73は、送信用および受信用からなるタイム
スロットの組別に(つまり、無線チャネル別に)、すべ
てのキャリアの中から、チャネル品質の良いp(pは1
≦p≦77を満たす自然数)個のキャリアを選択する。
ここで、チャネル品質とは、無線チャネルが通信に適し
ているか否かを示す品質である。制御部73は、このチ
ャネル品質を、レベル測定部72によって測定される受
信電界強度等に基づいて、無線チャネルが通信に適して
いるか否かを判断する。
【0007】制御部73は、p個のキャリアを選択する
と、チャネル品質の良い順序(図9における検索/割当
順序iに相当,iは1≦i≦pを満たす自然数)で、メ
モリ73にキャリア周波数を格納し、これによって、空
きチャネル管理テーブルが作成される。また、制御部7
3は、タイムスロットの時間位置において、いずれかの
キャリアが他の移動機によって使用中であると判断した
場合には、無線チャネルが使用中であることを示す情報
を格納する。図9に示した空きチャネル管理テーブルに
おいては、TS1およびTS5(無線チャネル)は、キ
ャリア周波数F1が最も良いチャネル品質を有してお
り、以下、F8→F2…の順にチャネル品質が悪くなっ
ていく。CH2および3では、キャリア周波数F9→F
7→F3…、および、F4→F2→F1…の順にチャネ
ル品質が悪くなる。また、CH4は、他の移動機が使用
中である。
【0008】無線基地局の制御部72は、作成した空き
チャネルテーブルを参照して、発呼した移動機に対し
て、割り当てる無線チャネルを決定する。制御部72
は、まず最初に、移動機に割り当てる無線チャネルのタ
イムスロットをランダムに選択する。次に、制御部72
は、選択したタイムスロットの時間位置において、最も
チャネル品質が良いキャリアを、メモり部73に格納さ
れている空きチャネル管理テーブルを参照して選択す
る。今、仮に、制御部は、タイムスロットTS1を選択
したとすると、当該タイムスロットTS1において最も
チャネル品質が良いキャリアであるキャリアF1(図
9;検索/割当順序1)を選択する。これによって、無
線基地局は、発呼した移動機に、タイムスロットTS1
およびキャリア周波数F1で特定される無線チャネルを
割り当てる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】PHSでは将来的に、
より高速なデータ通信や、音声通話とデータ通信との同
時通信の実現するために、複数の無線チャネルを同時に
使用することも考慮されている。具体的には、移動機
は、2つの無線チャネルの同時使用が認められている。
そのためには、無線基地局は、上述した無線チャネルの
検索/割り当て方法を2回実行する必要がある。しかし
ながら、図8に示す移動機は、図6に示すチャネル配置
の中から選択される無線チャネルの組み合わせによって
は通信を行えない場合があるという問題点があった。よ
り詳細に説明すると、上述したように、移動機の周波数
シンセサイザ部85は、内部にシンセサイザを1系統し
か含んでいない。移動機の周波数シンセサイザは周波数
の切り換えのためにある程度の時間を要するが(以下、
この周波数切り換えに要する時間を切換時間と称す
る)、上述したガードバンド期間(約30μs)内でキ
ャリア周波数の切り換えることは困難である。
【0010】しかしながら、無線基地局は、移動機にお
ける切換時間を考慮しないため、キャリア周波数の切り
換えが間に合わないような時間位置を有する2つの無線
チャネル、例えば、キャリア周波数が互いに異なり、な
おかつ、それらのキャリア上におけるタイムスロットが
連続する時間位置にあるという組み合わせを有する2つ
の無線チャネルを割り当てることがある。具体例とし
て、移動機における切換時間が625μs〜1250μ
sであって、無線基地局が、空きチャネル管理テーブル
を参照して、当該移動機に2つの無線チャネルを割り当
てる場合、まず、1つめの無線チャネルとして、タイム
スロットTS1(およびTS5)と、その時間位置にお
ける検索/割当順序が1であるキャリア周波数F1とで
特定されるものを選択し、2つ目の無線チャネルとし
て、タイムスロットTS2(およびTS6)とキャリア
周波数F9(検索/割当順序1)とで特定されるものを
選択するとする。このような組み合わせを有する2つの
無線チャネルを割り当てられた移動機は、ガードバンド
期間内(30μs以内)で、キャリア周波数をF1から
F9に切り換えなければならない。しかし、上述したよ
うに、移動機は、切換時間が625μs〜1250μs
であるため、かかる2つの無線チャネルを用いて通信を
行えない。
【0011】また、たとえ、無線基地局が、移動機にお
ける切換時間を満足するような2つの無線チャネルを割
り当てたとしても、両方がチャネル品質を満足していな
い場合がある。上述した具体例においては、2つ目の無
線チャネルとして、タイムスロットTS2(およびTS
6)とキャリア周波数F1とで特定される無線チャネル
が選択されると、この2つの無線チャネルは、キャリア
周波数の切り換えの必要がないので、すべての移動機
は、当該無線チャネルを用いて通信を行うことができ
る。ところが、図9からも明らかなように、タイムスロ
ットTS2(およびTS6)とキャリア周波数F1とで
特定される無線チャネルは、検索割当順序がかなり下位
であるか、もしくは、チャネル品質を満たしていない。
したがって、2つの無線チャネルが、たとえ、移動機に
おける切換時間を満足していたとしても、両方がチャネ
ル品質を満たさず、2つの無線チャネルを同時に使用し
た高速通信が不可能となる場合がある。
【0012】それゆえに、本発明は、マルチキャリアT
DMA方式の通信システムにおいて、複数の無線チャネ
ルを同時に使用した高速通信を実現するための、無線チ
ャネルの検索/割り当て方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数のキ
ャリアにおいて、単位フレームの時間を定め、当該単位
フレームを複数のタイムスロットに分割し、当該キャリ
アの周波数と当該タイムスロットの時間位置とで無線チ
ャネルが特定されるTDMA通信システムにおいて、移
動機と無線基地局との間の通信に使用する無線チャネル
を検索して割り当てるための方法であって、TDMA通
信システムで使用可能な無線チャネルの中から、通信処
理が可能となる組み合わせに属し、かつそれぞれが通信
に適するチャネル品質を有する2つ以上の無線チャネル
を検索し、移動機からの発呼に応答して、検索により得
られた2つ以上の無線チャネルを割り当てることを特徴
とする。
【0014】第1の発明では、移動機に対して、通信処
理が可能となる組み合わせであって、かつそれぞれが通
信に適するチャネル品質を有する2つ以上の無線チャネ
ルを割り当てる。これによって、割り当てられる無線チ
ャネルによっては、通信処理が間に合わなくなるという
ことや、それぞれの無線チャネルが所要のチャネル品質
を満足していないということがなくなる。
【0015】第2の発明は、第1の発明において、検索
は、予め実行されることを特徴とする。
【0016】第2の発明では、検索が予め実行されてい
るため、移動機からの発呼に応答して、すぐに無線チャ
ネルを割り当てることが可能となる。
【0017】第3の発明は、第1の発明において、検索
は、移動機からの発呼に応答して実行されることを特徴
とする。
【0018】無線チャネルの品質は、時間的に変動しう
るものである。第2の発明では、予め検索が行われてい
るため、移動機からの発呼時には、無線チャネルの品質
が変わっている可能性がある。しかしながら、第3の発
明では、検索が移動機からの発呼に応答して実行される
ため、発呼時において品質の良い無線チャネルを割り当
てることが可能となる。
【0019】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、通信処理が可能となる組み合わせとは、2つ以上の
無線チャネルが同一のキャリア周波数を有する組み合わ
せである。
【0020】第4の発明では、通信処理が可能となる組
み合わせとは、2つ以上の無線チャネルが同一のキャリ
ア周波数を有する組み合わせである。かかる場合、キャ
リア周波数の切り換えが必要ないので、通信処理が間に
合わないということが起こらない。
【0021】第5の発明は、第1〜第3のいずれかの発
明において、通信処理が可能となる組み合わせとは、相
互のタイムスロット間隔が、移動機におけるキャリア周
波数の切り換え処理に要する時間よりも長い時間間隔を
有する組み合わせである。
【0022】第5の発明では、通信処理が可能となる組
み合わせとは、相互のタイムスロット間隔が、移動機に
おけるキャリア周波数の切り換え処理に要する時間より
も長い時間間隔を有する組み合わせである。そのため、
従来のように、キャリア周波数の切り換えが間に合わな
いような時間位置を有する2つの無線チャネルや、所要
のチャネル品質を満足していない2つの無線チャネルが
割り当てられるということがなくなる。
【0023】第6の発明は、第1〜第5のいずれかの発
明において、TDMA通信システム内で用いられる周波
数範囲よりも狭い制限された周波数範囲を予め設定し、
割り当てにおいて、検索により得られた2つ以上の無線
チャネルの中から、2つ以上の無線チャネルの周波数の
範囲が、制限された周波数範囲以下のものを割り当てる
ことを特徴とする。
【0024】一般的に、移動機においては、キャリア周
波数の範囲、すなわち、切り換える周波数の範囲(間
隔)を制限し狭くすると、その切り換えに要する時間が
短縮する。第7の発明では、制限された周波数範囲を予
め設定しておき、検索により得られた2つ以上の無線チ
ャネルの中から、制限された周波数範囲以下の周波数範
囲を有する2つ以上の無線チャネルを移動機に対して割
り当てる。かかる組み合わせを有する2つ以上の無線チ
ャネルを割り当てられる移動機では、キャリア周波数の
切り換えに要する時間が短縮し、これによって、従来と
比較して、呼損率が低下する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1〜図4を用いて説明する。図1は 本発明の一
実施形態に係る無線チャネル検索/割り当て方法におい
て用いられる空きチャネル管理テーブルの構成例を示す
図である。図1において、空きチャネル管理テーブルに
は、2つ以上の無線チャネルを割り当てることが可能な
キャリア周波数のみが登録され(図中、p個のキャリア
を登録している)、さらに、登録された各キャリアにお
けるタイムスロットのチャネル品質が登録される。図
中、「OK」/「NG」は、その無線チャネルがチャネ
ル品質を満たす/満たさないを表し、「使用中」は、こ
れが設定されているタイムスロットを他の移動機が使用
していることを表す。また、図中、同一キャリア周波数
上で、〇で囲まれたタイムスロットの組み合わせが、割
り当て可能な2つの無線チャネルを表す。例えば、キャ
リア周波数F6では、タイムスロットTS1とTS2と
の組み合わせ、および、タイムスロットTS2とTS3
との組み合わせが、また、キャリア周波数F1では、タ
イムスロットTS1とTS3との組み合わせが、割り当
て可能な無線チャネルである。
【0026】図2は、PHSの無線基地局のハードウェ
ア構成を示すブロック図である。図2において、無線基
地局は、送受信部21と、レベル測定部22と、制御部
23と、メモリ部24と、周波数シンセサイザ部25
と、タイミング制御部26とを備える。送受信部21
は、TDMA/TDD方式における信号の送受信処理を
行う。レベル測定部22は、受信信号の受信電界強度等
によって規定されるチャネル品質を測定する。制御部2
3は、後述する手順にて、他の構成各部を制御する。メ
モリ部24は、空きチャネル管理テーブル等を格納す
る。周波数シンセサイザ部25は、内部に周波数シンセ
サイザを2系統含んでおり、それぞれが交互に動作する
ことによって、1TDMAフレーム内の各タイムスロッ
トで異なるキャリア周波数を合成し、4チャネルの同時
通信を可能にする。タイミング制御部26は、TDMA
通信におけるタイムスロット等のタイミングを決定す
る。
【0027】図3は、PHSの移動機のハードウェア構
成を示すブロック図である。図3において、移動機は、
送受信部31と、レベル測定部32と、制御部33と、
メモリ部34と、周波数シンセサイザ部35と、タイミ
ング制御部36とを備える。移動機の構成各部は、以下
に説明する点を除いて、図2に示す無線基地局において
相当する部分と同様の機能を有しているため、それらの
説明を省略する。移動機の構成が、無線基地局のそれと
異なる点は、コストや消費電力を抑えるため、周波数シ
ンセサイザ部35の内部には、周波数シンセサイザが1
系統しかない点である。移動機の周波数シンセサイザ
は、周波数の切り換えのためにある程度の時間を要する
ので(以下、この周波数切り換えのために要する時間を
切換時間と称する)、2つの無線チャネルを用いた通信
を行う際、割り当てられる無線チャネルの組み合わせに
よっては通信を行えない場合がある。
【0028】図4は、無線基地局(図2参照)による、
無線チャネルの割り当てパターンを示す図である。図4
において、かかる割り当てパターンには、2つのパター
ンがあり、そのひとつは、同一キャリア周波数Fnを有
し、かつ、時間位置が連続するタイムスロットからなる
2つの無線チャネルを有する(図中、パターンA〜
C)。もう一つは、互いに異なるキャリア周波数Fn、
Fmを有しているが、1タイムスロット(625μs)
隔てた次隣接のタイムスロットからなる2つの無線チャ
ネルを有する(図中、パターンD、E)。移動機におけ
る切換時間が低速(625μs〜1250μs以内)の
場合には、パターンA〜Cを有する2つの無線チャネル
のみ割り当て可能である。一方、移動機における切換時
間が高速(625μs以内)の場合には、パターンA〜
Cに加えて、パターンDおよびEを有する2つの無線チ
ャネルを割り当てることが可能である。かかるパターン
D、Eで示される2つの無線チャネルは、異なるキャリ
ア周波数を有しており、かつ、1タイムスロット隔てた
次隣接のタイムスロットからなるが、他のマルチキャリ
アTDMAシステムからの非同期干渉を抑えるために、
Fn=Fmであるキャリア周波数を有することが好まし
い。
【0029】以上のように構成された無線基地局、移動
機、空きチャネル管理テーブルおよびチャネル割り当て
パターンを用いて、以下、無線チャネルの検索/割り当
て方法の処理手順を説明する。まず、無線基地局は、移
動機からの発呼に備えて予め、または移動機からの発呼
に応答して、図1に示す空きチャネル管理テーブルを、
以下に説明するようにして作成するが、2つ以上の無線
チャネルを高速に割り当てるためには、当該空きチャネ
ルテーブルを移動機からの発呼に備えて予め作成してお
くことが好ましい。制御部23は、すべてのキャリアか
ら1つのキャリアを選択し、選択したキャリアの受信電
界強度等を一定時間(1TDMAフレームに相当する時
間)測定するようにレベル測定部22に通知する。レベ
ル測定部22は、この通知に応答して、制御部23によ
って選択されたキャリアの受信電界強度等を測定し、そ
の測定結果を制御部23に出力する。制御部23は、受
け取った測定結果に基づいて、選択したキャリア上のタ
イムスロットが使用中か否かを判断し、使用中でない場
合は、そのタイムスロットが所要のチャネル品質を満た
すか否かを判断する。
【0030】制御部23は、かかる判断により、1TD
MAフレーム内で、2つ以上のタイムスロットが所要品
質を満たすと判断した場合、つまり、図5に示すパター
ンA〜Eのいずれかに該当する場合、選択したキャリア
の周波数と、そのキャリア上における各タイムスロット
のチャネル品質(「OK」または「NG」)を、メモリ
部24内の空きチャネル管理テーブルに登録する。かか
る登録が終了するか、同一キャリア上において、2つ以
上のタイムスロットが所要品質を満たさないと判断する
と、制御部23は、キャリアの周波数を更新し、更新し
たキャリアの周波数について、上述した処理を実行す
る。制御部23は、すべてのキャリアの周波数に対して
上述した処理を繰り返し実行し、空きチャネル管理テー
ブルを作成しても良いが、空きチャネル管理テーブルに
登録されたキャリア周波数の数が、予め定められた規定
数pに達した時、空きチャネル管理テーブルの作成を一
旦終了し、空きチャネル管理テーブルを更新することが
好ましい。なぜなら、無線チャネルのチャネル品質は、
干渉やノイズ等の影響により、常に変化するからであ
る。
【0031】空きチャネル管理テーブルが図1に示す状
態の場合、同一キャリア周波数であって、時間的に連続
または次隣接である2つのタイムスロットを、無線チャ
ネルとして割り当てることとなる。具体的には、移動機
における切換時間が低速の場合、同一キャリア周波数を
有し、かつ、時間位置が連続する2つのタイムスロット
(図1のキャリア周波数F6、F8、F3、F5および
F9、つまり、図6のパターンA〜Cに相当)のみが当
該移動機に割り当てることができる。また、移動機にお
ける切換時間が高速の場合、切換時間が低速である移動
機に割り当て可能なタイムスロット(上述)に加えて、
同一キャリア周波数を有しているが、1タイムスロット
(625μs)隔てた次隣接のタイムスロット(図1の
キャリア周波数F1、F2およびFx、図6のパターン
D、Eに相当)が割り当て可能となる。
【0032】移動機は、所定の制御チャネルを用いて発
呼するが、同時に、2つ以上の無線チャネルを要求する
旨および自身の切換時間を無線基地局に通知する。無線
基地局の制御部23は、呼を送受信部24を介して受け
取り、当該呼と共に通知された要求と、移動局における
切換時間とに基づいて、メモリ部24に格納されている
空きチャネル管理テーブルから、当該切換時間を満足す
るチャネル割り当てパターンを検索し、検索した2つの
無線チャネルを割り当てる。制御局23は、上述したよ
うに、移動局における切換時間が低速の場合には、図1
に示すキャリア周波数F6、F8、F3、F5およびF
9のいずれかを割り当てる。また、制御部23は、かか
る切換時間が高速の場合には、図1に示すキャリア周波
数F6、F8、F3、F5、F9、F1、F2およびF
xのいずれかを割り当てる。これによって、移動機は、
無線基地局と2つの無線チャネルを使用して高速な通信
を行うことが可能となる。
【0033】以上、説明したように、本実施形態におい
ては、空きチャネル管理テーブルが、キャリアの周波数
毎に、全てのタイムスロットのチャネル品質を登録した
おくため、移動機における切換可能な時間を満足するチ
ャネル割り当てパターンを有する2つの無線チャネルを
容易に検索し割り当てることができる。これによって、
キャリア周波数の切り換えが間に合わないような時間位
置を有する2つの無線チャネルや、チャネル品質を満足
していない2つの無線チャネルが割り当てられるという
ことがなくなる
【0034】なお、無線基地局は、上述したように、無
線チャネルの品質を測定し、空きチャネル管理テーブル
を作成する。無線基地局は、作成した空きチャネル管理
テーブルを参照して、移動機に対して割り当てる2つの
無線チャネルを選択する。無線基地局は、このとき、割
り当てる2つの無線チャネルが有する周波数間隔を予め
制限しておく(以下、この制限された周波数間隔を制限
周波数間隔と称する)。そして、無線基地局は、選択し
た2つの無線チャネルのキャリア周波数の間隔が、制限
周波数間隔以下であれば、当該2つの無線チャネルを移
動機に対して割り当てる。一方、無線基地局は、そうで
ない場合は、空きチャネル管理テーブルを参照して、2
つの無線チャネルを再度選択する。一般に、移動機にお
いては、ある周波数から他の周波数へと切り換える際、
その周波数間隔が狭ければ、その切換時間が短縮する。
そのため、割り当てられる2つの無線チャネルの周波数
間隔が予め制限されていれば、当該2つの無線チャネル
を用いて通信を行える可能性が、かかる制限をしない場
合と比較して高くなる。つまり、呼損率が低下する。よ
り具体的には、全てのキャリア周波数において、あるキ
ャリア周波数から他のキャリア周波数へと切り換える場
合の切換時間が、低速(625μs〜1250μs)で
あれば、図4に示すパターンA〜Cを有する2つの無線
チャネルしか割り当てることができないが、上述したよ
うに周波数間隔(範囲)を制限することにより、移動機
における切換時間が625μs以内に短縮できれば、パ
ターンA〜Cに加えて、パターンD、Eを有する2つの
無線チャネルをも割り当てることができる。
【0035】なお、上述した実施形態においては、無線
基地局側で、発呼に備えて予め無線チャネルの品質を測
定し、空きチャネル管理テーブルを作成し、その空きチ
ャネル管理テーブルより無線チャネルを割り当てる例で
説明したが、移動機側で空きチャネル管理テーブルを作
成しても、また空きチャネル管理テーブルを作成せず
に、発呼時に無線チャネルの品質の測定を行い、所要の
チャネル品質を満足する無線チャネルを指定し、この指
定した無線チャネルを無線基地局に割り当ててもらうこ
とも可能である。しかし、移動機側で無線チャネルの品
質を測定すると、消費電力が増加することにより、移動
機の待ち受け時間が減少し、また、空きチャネル管理テ
ーブルを作成せずに、発呼時に測定した品質に基づい
て、無線チャネルを指定すると、呼の接続処理時間が増
加する。
【0036】なお、上述した実施形態においては、4チ
ャネルのマルチキャリアTDMA/TDD方式への適用
例を説明したが、これに限らず、マルチキャリアTDM
A方式すべてに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線チャネル検索/
割り当て方法を適用した場合の空きチャネル管理テーブ
ルを示す図である。
【図2】PHSの無線基地局のハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図3】PHSの移動機のハードウェア構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図2に示す無線基地局による、無線チャネルの
割り当てパターンを示す図である。
【図5】マルチキャリアTDMA通信方式における、一
般的なチャネル配置を示す図である。
【図6】4チャネルのマルチキャリアTDMA/TDD
方式を採用するPHSにおけるチャネル配置を示す図で
ある。
【図7】PHSの無線基地局のハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図8】PHSの移動機のハードウエア構成を示すブロ
ック図である。
【図9】無線基地局が、移動機から発呼に応じて無線チ
ャネルを高速に割り当てるために作成する、空きチャネ
ルテーブルを示す図である。
【符号の説明】
21,31…送受信部 22,32…レベル測定部 23,33…制御部 24,34…メモリ部 25,35…周波数シンセサイザ部 26,36…タイミング制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャリアにおいて、単位フレーム
    の時間を定め、当該単位フレームを複数のタイムスロッ
    トに分割し、当該キャリアの周波数と当該タイムスロッ
    トの時間位置とで無線チャネルが特定されるTDMA通
    信システムにおいて、移動機と無線基地局との間の通信
    に使用する無線チャネルを検索して割り当てるための方
    法であって、 前記TDMA通信システムで使用可能な無線チャネルの
    中から、通信処理が可能となる組み合わせに属し、かつ
    それぞれが通信に適するチャネル品質を有する2つ以上
    の無線チャネルを検索し、 前記移動機からの発呼に応答して、前記検索により得ら
    れた2つ以上の無線チャネルを割り当てることを特徴と
    する、無線チャネルの検索/割り当て方法。
  2. 【請求項2】 前記検索は、予め実行されることを特徴
    とする、請求項1に記載の無線チャネルの検索/割り当
    て方法。
  3. 【請求項3】 前記検索は、移動機からの発呼に応答し
    て実行されることを特徴とする、請求項1に記載の無線
    チャネルの検索/割り当て方法。
  4. 【請求項4】 前記通信処理が可能となる組み合わせと
    は、2つ以上の無線チャネルが同一のキャリア周波数を
    有する組み合わせである、請求項1〜3のいずれかに記
    載の無線チャネルの検索/割り当て方法。
  5. 【請求項5】 前記通信処理が可能となる組み合わせと
    は、相互のタイムスロット間隔が、前記移動機における
    キャリア周波数の切り換え処理に要する時間よりも長い
    時間間隔を有する組み合わせである、請求項1〜3のい
    ずれかに記載の無線チャネルの検索/割り当て方法。
  6. 【請求項6】 前記TDMA通信システム内で用いられ
    る周波数範囲よりも狭い制限された周波数範囲を予め設
    定し、 前記割り当てにおいて、前記検索により得られた2つ以
    上の無線チャネルの中から、2つ以上の無線チャネルの
    周波数の範囲が、前記制限された周波数範囲以下のもの
    を割り当てることを特徴とする、請求項1〜5のいずれ
    かに記載の無線チャネルの検索/割り当て方法。
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