JPH1084435A - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

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JPH1084435A
JPH1084435A JP25531196A JP25531196A JPH1084435A JP H1084435 A JPH1084435 A JP H1084435A JP 25531196 A JP25531196 A JP 25531196A JP 25531196 A JP25531196 A JP 25531196A JP H1084435 A JPH1084435 A JP H1084435A
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慎一 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話料金を携帯電話機に表示する従来の携帯
電話システムでは、通話料金が日本円でのみ表示される
ため、外国人ユーザーにとってその料金の把握が容易で
ない。この課題を解決する。 【解決手段】 交換機から基地局を経由して適宜送られ
てくる各国通貨の為替レート情報を受信する手段と、前
記為替レート情報を利用しユーザーが選択した通貨単位
に換算して前記通話料金を表示する手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通話料金を携帯電話
機で表示する携帯電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通話料金を表示する電話機に関する従来
の技術としては、例えば特開昭56−50655号公
報,特開昭60−117958号公報,実開昭62−1
88854号公報,特開平1−223869号公報等が
存在するが、例えばタクシー内で乗客に自動車電話を貸
し出すサービスを行い、その通話料の清算等に使用され
ている。
【0003】従来のこの種の携帯電話システムは、例え
ば実開昭62−188854号のように、電話を使用し
た後で通話時間と通話料金とを知るために、ユーザー等
が特定の操作を行い、通話時間を交換機から受信した1
0円あたりの時間で割り、表示部に通話料金を表示する
ようなシステムとなっている。然しながら従来のこの種
のシステムは何れも、日本国内で使用する場合には通話
料金が日本円で表示されるため、例えばユーザーが外国
人旅行者等であった場合、自国の通貨に換算しなければ
料金を把握できず、そのためには頭で計算するか別の通
貨換算機を利用して計算しなければならない。
【0004】また携帯電話機によっては計算機能を備え
たものもあるが、為替レートが変動するので、逐次最新
の為替レートを覚えておくか、計算機能にユーザーがメ
モリして適宜更新する必要があり、この手間が煩わしく
面倒になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の通
話料金を携帯電話機で表示する携帯電話システムでは、
使用している国の通貨単位でしか(1通貨単位でしか)
通話料金が表示されないため、外国人にとって使いずら
いシステムとなっている。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、外国人であっても自分の国の通貨で
通話料金が表示され、すなわちユーザーが希望する通貨
単位で通話料金が表示される携帯電話システムを提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる携帯電話
システムは、通話料金を携帯電話機に表示する携帯電話
システムにおいて、交換機から基地局を経由して適宜送
られてくる各国通貨の為替レート情報を受信する手段
と、前記為替レート情報を利用しユーザーが選択した通
貨単位に換算して前記通話料金を表示する手段とを備え
たことを特徴とする。
【0008】また、計算機能を有する携帯電話機で構成
される携帯電話システムにおいて、この計算機能と前記
為替レート情報とを利用し、各携帯電話機を通貨換算機
としても利用できるようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明の携帯電話システムは以上のように
構成することにより、携帯電話機にユーザーが所望する
通貨単位で通話料金が自動的に表示されるシステムとで
きる。この場合、通話料金を携帯電話機に表示する携帯
電話システムでは、従来のスステムであっても通話料金
を表示するために、交換機からのチャージレートを受信
する手段を備えているので、携帯電話機に為替レート情
報も受信できる手段と、簡単な演算手段を付加するだけ
で実施できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の携帯電話システムの
システム構成の一実施形態を示す図であり、図1におい
て、100は携帯電話機、110−a〜110−nはそ
れぞれ基地局、120は交換機である。また図2は携帯
電話機100の外観構成を示す図であり、図2におい
て、101はアンテナ、102はLED発光報知装置、
103は受話器(スピーカ)、104はLCD表示装
置、105は機能キー、106はダイヤルキー、107
はマイクである。
【0011】また図3は携帯電話機100の本願発明に
関する機能行わせるための装置構成部分を示すブロック
図である。図3において、1は入力装置(図2の105
および106に相当する)であり、この携帯電話機10
0にユーザーが必要とする料金単位を選択させる機能お
よび選択された料金単位で通話料金表示を行う機能を呼
び出すFキー7と、通話終了を行う終了キー8と、ダイ
ヤル番号キー(ユーザーが希望する機能を指定したり、
ユーザーが入力する料金単位コードを記憶させる指定も
これで行う)9とを有する。
【0012】2は携帯電話機100全体の動作を制御す
るCPU、3はCPU2を動作させる各プログラム
(1)〜(3)を格納しているROM、4はCPU2が
動作するために必要な情報を一時的に格納するRAM、
5は通話料金,為替レートおよびユーザーが選択した料
金単位を記憶しておく通話料金用メモリ、6は表示装置
(図2の104に相当する)で、入力装置1から入力さ
れた機能の表示や通話料金用メモリ5から読み出された
通話料金を表示する(この実施形態では30文字タイプ
が使用される)。
【0013】次に動作について説明する。先ず入力装置
1のキーボードから、ユーザーが必要とする料金単位を
選択する機能(この機能を機能aと称する)を呼び出す
ために、ユーザーがFキー7と番号キーを押すことによ
り、ROM3内の通話料金外貨変換プログラム10の
(1)でCPU2が動作し、表示装置6に料金単位を選
択する旨と、選択される料金単位Tとが表示される(初
期値は日本円「¥」マークである)。そしてユーザーが
所望する料金単位の番号を入力装置1で入力すると、そ
の番号が通話料金用メモリ5内のユーザー選択料金単位
記憶領域13に格納される。
【0014】次に、当該携帯電話機100が着信待ち状
態にある時に、CPU2はROM3内の為替レート受信
記憶プログラム10の(2)で動作を行い、基地局11
0−bから受信した報知信号130の為替レート情報
を、その単位番号別に通話料金用メモリ5内の為替レー
ト記憶領域12に格納する。なお為替レートの確認は、
通常1日に1回行えば十分であるので、この動作も1日
1回所定時間に行われる。
【0015】また、当該携帯電話機100が着信待ち状
態にある時に、選択された料金単位で通話料金表示を行
う機能(この機能を機能bと称する)を呼び出すため
に、入力装置1のキーボードからユーザーがFキー7と
番号キーを押すことにより、ROM3内の通話料金表示
プログラム10の(3)でCPU2がその動作を開始
し、通話料金用メモリ5のユーザー選択料金単位記憶領
域13に格納されている番号に該当する、為替レート記
憶領域12の為替レートと、日本円通話料金記憶領域1
1に格納されている日本円通話料金とを掛算し、その結
果をユーザー選択料金単位記憶領域13に格納されてい
る番号に該当する料金単位Tを付して表示装置6に表示
する。なお日本円通話料金記憶領域11に格納される日
本円通話料金は、従来のシステムと同様に、例えば交換
機120を介して送られてくるチャージレートと通話時
間とから算出されるものである。
【0016】図4は上述のユーザーが必要とする料金単
位を選択する機能aの動作ステップを示すフローチャー
トである。ステップ301において入力装置1からのキ
ー入力を待ち、「F」キーおよび機能aの「番号(x
x)」が入力された場合、ステップ302に移り、機能
aの説明と既に選択されている料金単位を通話料金用メ
モリ5内の記憶領域13から読み出し、これらを表示装
置6に表示してステップ303に移る。次のステップ3
03では、入力装置1からのキー入力を待ち、「↑
(*)」または「↓(#)」キーが入力された場合はス
テップ304またはステップ394にそれぞれ移る。ま
たステップ303で、これ以外のキーが入力された場合
は、ステップ305に移る。
【0017】ステップ304では、機能aの説明と老番
方向の選択可能な料金単位を通話料金用メモリ5内の記
憶領域13から読み出し、表示装置6に表示してステッ
プ305に移る。またステップ394では、機能aの説
明と若番方向の選択可能な料金単位を通話料金用メモリ
5内の記憶領域13から読み出し、表示装置6に表示し
てステップ305に移る。次のステップ305では、入
力装置1からのキー入力を待ち、ユーザーが選択した
「番号」キーの入力があった場合はステップ306へ、
それ以外の入力の場合はステップ303に戻る。
【0018】ステップ306では、ステップ305で入
力された「番号」に該当する為替レートの料金単位Tを
通話料金用メモリ5内の記憶領域12から読み出し、そ
の内容が選択可能な状態である場合はステップ307に
移る。またその内容が選択不可能な状態である場合に
は、ステップ303に戻る。すなわち為替レート情報
は、世界全部の国を対象とすることは現実的でないの
で、主要国のみとする。従って主要国以外の国の人は、
自国の料金単位を呼び出せないので、このような場合に
当該外国人に馴染みの深い料金単位を選択させる動作を
行わせる構成としている。ステップ307では、ステッ
プ305で入力された「番号」(=単位番号)を通話料
金用メモリ5内の記憶領域13に書き込み、機能aの説
明とステップ305で入力された「番号」およびステッ
プ306で読み出した料金単位Tを表示装置6に表示
し、ステップ308に移る。ステップ308では表示を
行うために約2秒間のWait(処理待ち)を行い、そ
の後、機能aを動作させる前の状態(待ち受け状態Nま
たは通話中W)に戻る。
【0019】図5は、為替レート情報を通話料金用メモ
リ5内の為替レート記憶領域12に格納する動作ステッ
プを示すフローチャートである。ステップ401では当
該携帯電話機100が着信待ち受け状態Nであるか否か
を判定し、通話中でなく待ち受け状態Nであればステッ
プ402へ、通話中であればステップ401へ戻る。ス
テップ402では、基地局110−bからの報知信号1
30が正常に受信できる場合にのみステップ403へ移
り、それ以外の場合はステップ401へ戻る。
【0020】ステップ403では、受信した報知信号1
30に、適用可能な「為替レートと料金単位番号n」が
存在するかを判定し、存在する場合のみステップ404
へ移り、それ以外の場合はステップ401へ戻る。そし
て次のステップ404では、受信した報知信号130内
の「為替レート」を通話料金用メモリ5内の記憶領域1
2の該当する「料金単位番号n」の領域に書き込み、待
ち受け状態Nに戻る。
【0021】図6は、当該携帯電話機100が着信待ち
状態にある時に選択された料金単位で通話料金表示を行
う機能bの動作ステップを示すフローチャートである。
ステップ501では入力装置1からのキー入力を待ち、
「F」キーおよび機能bの「番号(yy)」が入力され
た場合はステップ502に移る。ステップ502では通
話料金用メモリ5内の記憶領域11からは日本円通話料
金、記憶領域13からは図4で選択された単位番号n、
記憶領域12からはこの単位番号nに該当する料金単位
Tと為替レートとを、それぞれ読み出し、日本円通話料
金と為替レートとを掛け合わせて表示料金の変換を行
い、ステップ503に移る。ステップ503では、機能
bの説明とステップ502で読み出した料金単位Tおよ
び変換した通話料金を表示装置6に表示し、ステップ5
04へ移る。ステップ504では、表示を行うために約
2秒間のWait(処理待ち)を行い、その後、機能b
が動作する前の状態(待ち受け状態Nまたは通話中W)
に戻る。
【0022】本実施形態の携帯電話システムでは、以上
のように構成され動作することで、ユーザーが希望する
通貨単位で通話料金を自動的に表示でき、ユーザーは煩
わしい通貨換算が必要なく、外国人ユーザーにとって使
い勝手の良いシステムが得られる。なお適宜最新の為替
レートが記憶される構成としているので、計算機能を備
えた携帯電話機にあっては、この計算機能を利用して通
貨換算機としても利用することができるようになる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯電話シ
ステムは、携帯電話機で通話料金をそのユーザーが所望
する通貨で自動的に表示することができ、特に外国人ユ
ーザーにとって使い勝手の良い携帯電話システムが得ら
れる。また適宜最新の為替レートを記憶更新する構成と
したので、計算機能を有する携帯電話機では、電話機能
とは別に通貨換算機として利用できるようになる等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話システムのシステム構成の一
実施形態を示す図である。
【図2】本実施形態で使用する携帯電話機100の外観
構成を示す図である。
【図3】携帯電話機100の本願発明に関する機能を行
わせる装置構成部分を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における機能aの動作ステップを示
すフローチャートである。
【図5】為替レート情報を記憶領域12に格納する動作
ステップを示すフローチャートである。
【図6】本実施形態における機能bの動作ステップを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力装置 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 通話料金用メモリ 6 表示装置 7 F(ファンクション)キー 8 終了キー 9 ダイヤル番号キー 10 プログラム 100 携帯電話機 101 アンテナ 102 LED発光報知装置 103 受話器(スピーカ) 104 LCD表示装置 105 機能キー 106 ダイヤルキー 107 マイク 110−a〜110−n 基地局 120 交換機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話料金を携帯電話機に表示する携帯電
    話システムにおいて、 交換機から基地局を経由して適宜送られてくる各国通貨
    の為替レート情報を受信する手段と、前記為替レート情
    報を利用しユーザーが選択した通貨単位に換算して前記
    通話料金を表示する手段とを備えたことを特徴とする携
    帯電話システム。
  2. 【請求項2】 計算機能を有する携帯電話機で構成され
    る携帯電話システムにおいて、 この計算機能と前記為替レート情報とを利用し、各携帯
    電話機を通貨換算機としても利用できるようにしたこと
    を特徴とする請求項第1項記載の携帯電話システム。
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Cited By (5)

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