JPH1083735A - 位置検出スイッチ - Google Patents

位置検出スイッチ

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Publication number
JPH1083735A
JPH1083735A JP23636096A JP23636096A JPH1083735A JP H1083735 A JPH1083735 A JP H1083735A JP 23636096 A JP23636096 A JP 23636096A JP 23636096 A JP23636096 A JP 23636096A JP H1083735 A JPH1083735 A JP H1083735A
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JP
Japan
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range
contact
movable contact
detection switch
position detection
Prior art date
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Pending
Application number
JP23636096A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Miki
三木修昭
Takemasu Kano
加納威倍
Takuo Shimizu
清水卓夫
Takuji Akiyama
秋山卓司
Munetaka Torii
鳥居宗高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1083735A publication Critical patent/JPH1083735A/ja
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】他のレンジに比べて重要度の高い所定のレンジ
のみにおいて、可動接点と固定接点との間の接点荷重を
増加させることができるようにして、他のレンジに影響
を及ぼすことなしに、両接点間の導通を確実に行う。 【解決手段】ケースカバー3の、摺動体5のPレンジ位
置に対応する位置に、突起25が設けられ、摺動体5が
Pレンジ位置に設定されたときには、この突起25によ
り、摺動体5が第1、第2固定接点6,7の方へ押圧さ
れて所定量aだけ移動される。これにより、第1スプリ
ング22のばね力が増加するので、第1可動接点19と
第1、第2固定接点6,7との間の接点荷重fが増加し
て、これら接点19,6,7間が十分に導通し、エンジン
が確実に始動する。Pレンジ以外の各レンジでは、接点
荷重fが従来と同じに設定されるので、第1可動接点1
9と第1ないし第4固定接点6,7,8,9との間の摺動
摩耗は従来と同様に生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部材のレンジ
切替操作により選択的に設定されるように設けられた複
数のレンジのうち、設定されたレンジを示すレンジ位置
を検出するための位置検出スイッチの技術分野に属し、
特に、操作部材のレンジ切替操作に連動して移動する可
動接点が、設定されたレンジに対応する固定接点に当接
することにより、設定されたレンジのレンジ位置を検出
する位置検出スイッチの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の自動変速機においては、
運転者によるシフトレバーのレンジ切替操作により設定
され、例えばパーキングレンジ(以下、Pレンジともい
う)、リバースレンジ(以下、Rレンジという)、ニュ
ートラルレンジ(以下、Nレンジという)、ドライブレ
ンジ(以下、Dレンジという)、2速レンジ、1速レン
ジ(以下、Lレンジという)等といったおよそ6〜7種
類の複数のレンジがそれぞれ自動車の運転状態に対応し
て設けられている。
【0003】また自動車の自動変速機においては、、自
動変速機が運転者によって設定されたレンジとなるよう
に制御されるために、この設定されたレンジのレンジ位
置を検出するために位置検出スイッチが設けられてい
る。この位置検出スイッチは、各レンジに対応するレン
ジ位置がそれぞれ設定されており、運転者によって設定
されたレンジに対応するレンジ位置を検出して位置検出
信号を出力するようになっている。そして、この位置検
出スイッチからの位置検出信号に基づいて、例えばマイ
クロコンピュータからなる電子制御装置が、自動変速機
を運転者によって設定されたレンジとなるように制御す
る。
【0004】従来の位置検出スイッチは、例えば特開平
8ー64055号公報や特開平8ー64077号公報等
に開示されているように、一般に、シフトレバーのレン
ジ切替操作に連動して移動する可動接点と、この可動接
点が当接可能に設けられている固定接点とを備えてい
る。そして、位置検出スイッチの各レンジ位置が可動接
点と固定接点との接続状態に基づいてそれぞれ設定され
ていて、これら両接点の接続状態から、レンジの位置す
なわち設定されたレンジが検出されるようになってい
る。
【0005】ところで、前述のように各レンジは自動車
の運転状態に対応して設けられていることから、位置検
出スイッチの各レンジ位置はそれらの機能および重要性
などがそれぞれ異なっている。特に、Pレンジにおいて
は、エンジンのスタータ回路としてエンジンを確実に作
動させる役割も果たしているため、他のレンジに比べ
て、その重要性がきわめて高いものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の位置検出スイッチにおいては、このように各レン
ジ位置の機能および重要性などがそれぞれ異なっている
にもかかわらず、いずれのレンジ位置においても、同一
の構造が採られている。このため、固定接点と可動接点
との導通が、Pレンジ以外の他のレンジでは十分に達成
されるとしても、エンジンのスタータ回路としての役割
をも果たし、その重要性がきわめて高いPレンジにおい
ては十分ではない場合が考えられる。
【0007】そこで、Pレンジにおける固定接点と可動
接点との導通をより一層十分に達成させるために、可動
接点を固定接点へ積極的に押さえつけるコイルスプリン
グの荷重を単に増加させることが考えられる。しかし、
このようにコイルスプリングの荷重を単に増加させたの
では、Pレンジ以外の他のレンジにおいても、可動接点
と固定接点との間の摺動抵抗が増加してしまうので、両
接点間の摩耗などの他の新たな問題が生じてしまうこと
が考えられる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、他のレンジに比べて重要
度の高い、例えばPレンジ等の所定のレンジのみ、可動
接点と固定接点との間の接点荷重を増加させることがで
きるようにして、他のレンジに影響を及ぼすことなし
に、両接点間の導通を十分に行うことのできる位置検出
スイッチを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、複数のレンジ位置が設けられ
ているとともに、ケース内にこれらのレンジ位置に対応
してそれぞれ固定接点が設けられ、更に前記ケース内
に、前記固定接点間を移動可能で、かつ前記レンジ位置
の1つが選択的に設定されたときその選択されたレンジ
位置に対応する固定接点と導通可能な可動接点が設けら
れている位置検出スイッチにおいて、前記複数のレンジ
位置のうち所定のレンジ位置においてのみ、前記可動接
点と前記固定接点との間の接点荷重を増加させる接点荷
重増加手段が設けられていることを特徴としている。
【0010】また請求項2の発明は、前記複数のレンジ
位置は自動変速機のレンジ位置であるとともに、エンジ
ンのスタータ回路をも構成するパーキングレンジ位置が
少なくとも設けられており、前記所定のレンジ位置は前
記パーキングレンジ位置であることを特徴としている。
【0011】更に請求項3の発明は、前記接点荷重増加
手段が、前記ケースの、前記所定のレンジ位置に対応す
る位置に設けられて、前記可動接点を前記所定のレンジ
位置に対応する前記固定接点側に押圧する突起により構
成されていることを特徴としている。
【0012】更に請求項4の発明は、前記接点荷重増加
手段が、前記所定のレンジ位置に対応する前記固定接点
に設けられて、前記可動接点を押圧する押圧力を発生さ
せる突起により構成されていることを特徴としている。
【0013】更に請求項5の発明は、前記接点荷重増加
手段が、前記所定のレンジ位置に対応する前記固定接点
を前記可動接点側に押圧する弾性手段により構成されて
いることを特徴としている。
【0014】
【作用および効果】このように構成された請求項1の発
明の位置検出スイッチにおいては、複数のレンジ位置の
うち所定のレンジ位置が選択的に設定されると、接点荷
重増加手段により、可動接点と固定接点との間の接点荷
重が増加する。これにより、可動接点と固定接点とが確
実に接触するので、これら接点間を十分に導通させるこ
とができるようになる。
【0015】しかも、複数のレンジ位置のうち所定のレ
ンジ位置以外のレンジ位置では、接点荷重増加手段によ
り両接点間の接点荷重が増加することはない。したがっ
て、このように接点荷重増加手段を設けても、接点荷重
増加手段による接点荷重の増加が、所定のレンジ位置以
外のレンジ位置での両接点間の接点荷重に影響を及ぼす
ことはなく、所定のレンジ位置以外のレンジ位置で両接
点間の摺動摩耗の弊害が生じることはない。
【0016】特に請求項2の発明においては、自動変速
機の複数のレンジ位置のうち、パーキングレンジ位置が
設定されると、接点荷重増加手段により、パーキングレ
ンジ位置での可動接点と固定接点との間の接点荷重が増
加する。これにより、可動接点と固定接点とが確実に接
触し、これら接点間が十分に導通するようになるので、
パーキングレンジ位置でエンジンのスタータ回路が確実
にオンし、その結果エンジンを確実に始動させることが
できる。
【0017】またパーキングレンジ位置以外の各レンジ
位置においては、両接点間の接点荷重は従来と同じ大き
さに設定されるので、可動接点の摺動抵抗が大きくなる
ことはなく、このようにパーキングレンジ位置で接点荷
重を増加させても、パーキングレンジ位置以外の各レン
ジ位置では両接点間の摺動摩耗の弊害は生じない。その
うえ、パーキングレンジ位置は自動車の運転中には設定
されることがないので、パーキングレンジ位置の使用頻
度が少なく、これによっても両接点間の摺動摩耗の弊害
は更に一層生じることはない。
【0018】更に請求項3の発明においては、接点荷重
増加手段がケースに設けられた突起により構成されるの
で、部品点数が従来のままで増加することはなく、しか
も突起はケースに簡単に形成することができるので、前
述の目的を達成することができるばかりでなく、従来の
位置検出スイッチと同様に本発明の位置検出スイッチを
簡単にかつ安価に製造することができる。
【0019】更に請求項4の発明においては、接点荷重
増加手段が固定手段に設けられた突起により構成される
ので、部品点数が増加することはなく、請求項3の発明
と同様の作用効果が得られる。
【0020】更に請求項5の発明においては、所定のレ
ンジで固定接点が弾性手段により可動接点側へ積極的に
押されるので、両接点間の導通が更に一層十分なものと
なる。したがって、本発明の位置検出スイッチを自動変
速機の位置検出スイッチに適用した場合には、エンジン
のスタータ回路をも構成するパーキングレンジ位置でエ
ンジンを確実に始動させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1ないし図3は、本発明の位置検
出スイッチを自動変速機のレンジ位置を検出する位置検
出スイッチに適用した場合の実施の形態の一例を示し、
図1はその縦断面図、図2は図1におけるII−II線に沿
う断面図、図3は図1におけるIII−III線に沿う断面図
である。
【0022】図1に示すように、本例の位置検出スイッ
チ1は、ケース本体2と、このケース本体2に着脱可能
に取り付けられるケースカバー3と、これらのケース本
体2とケースカバー3とに回転可能に支持され、図示し
ないシフトレバーのシフト操作に連動して一体に回転す
る回転軸4と、回転軸4に取り付けられ、この回転軸4
と一体に回転するレバー状の摺動体5とを備えている。
【0023】図2に示すようにケース本体2は扇形状に
形成されており、このケース本体2には、エンジンのス
タータ回路の一対の第1および第2固定接点6,7と、
リバース回路の一対の第3および第4固定接点8,9
と、レンジ位置を検出するポジション回路の第5固定接
点10と、ポジション回路の第6固定接点11と、ポジ
ション回路の第7固定接点12と、ポジション回路の第
8固定接点13とが設けられている。これらの各固定接
点6,7,8,9,10,11,12,13は、それぞれケー
ス本体2の扇形状のかなめ位置に穿設された回転軸4が
回転可能に嵌合する貫通孔14の中心をその中心とする
同心円の円弧として形成されている。また、本例の位置
検出スイッチ1においては、このケース本体2がポジシ
ョン回路のアースとして構成されている。そして、P、
R、N、D、2、およびLの各レンジ位置がそれぞれ設
定されている。
【0024】図3に示すように、ケースカバー3も扇形
状に形成されており、このケースカバー3の内部には、
扇形状の空間15が形成されている。そして、摺動体5
が、この扇形状の空間15内で回転軸4を中心に回転可
能となっている。
【0025】図1に示すように摺動体5には、3個の第
1ないし第3穴16,17,18が径方向に沿って配列さ
れて穿設されており、これらの第1ないし第3穴16,
17,18には、それぞれ第1ないし第3可動接点19,
20,21が摺動自在に嵌合されている。更に、これら
の第1ないし第3可動接点19,20,21は、それぞれ
第1ないし第3スプリング22,23,24によって第1
ないし第3穴16,17,18から脱出する方向に常時付
勢されている。
【0026】そして、摺動体5がPレンジ位置に設定さ
れたときは、第1可動接点19が第1および第2固定接
点6,7にともに当接してこれら第1および第2固定接
点6,7を導通し、これによりスタータ回路がオンして
エンジン始動可能な状態となるとともに、第2可動接点
20が第5固定接点10と当接し、かつ第3可動接点2
1が第8固定接点13と当接することで、これら第5お
よび第8固定接点10,13がケース本体2と導通する
ことにより、ポジション回路のPレンジの位置検出信号
が出力されるようになっている。
【0027】また、摺動体5がRレンジ位置に設定され
たときは、第1可動接点19が第3および第4固定接点
8,9にともに当接してこれら第3および第4固定接点
8,9を導通し、これによりリバース回路がオンされる
とともに、第2可動接点20が第5および第6固定接点
10,11にともに当接することで、これら第5および
第6固定接点10,11がケース本体2と導通すること
により、ポジション回路のRレンジの位置検出信号が出
力されるようになっている。
【0028】更に、摺動体5がNレンジ位置に設定され
たときは、Pレンジ位置の場合と同様に第1可動接点1
9が第1および第2固定接点6,7にともに当接してこ
れら第1および第2固定接点6,7を導通し、これによ
りスタータ回路がオンしてエンジン始動可能となるとと
もに、第2可動接点20が第6固定接点11と当接し、
かつ第3可動接点21が第8固定接点13と当接するこ
とで、これら第6および第8固定接点11,13がケー
ス本体2と導通することにより、ポジション回路のNレ
ンジの位置検出信号が出力されるようになっている。
【0029】更に、摺動体5がDレンジ位置に設定され
たときは、第2可動接点20が第6固定接点11と当接
し、かつ第3可動接点21が第7固定接点12と当接す
ることで、これら第6および第7固定接点11,12が
ケース本体2と導通することにより、ポジション回路の
Dレンジの位置検出信号が出力されるようになってい
る。
【0030】更に、摺動体5が2速レンジ位置に設定さ
れたときは、第2可動接点20が第5および第6固定接
点10,11にともに当接し、かつ第3可動接点21が
第7および第8固定接点12,13と当接することで、
これら第5、第6、第7、および第8固定接点10,1
1,12,13がケース本体2と導通することにより、ポ
ジション回路の2速レンジの位置検出信号が出力される
ようになっている。
【0031】更に、摺動体5がLレンジ位置に設定され
たときは、第2可動接点20が第5固定接点10と当接
し、かつ第3可動接点21が第7固定接点12と当接す
ることで、これら第5および第7固定接点10,12が
ケース本体2と導通することにより、ポジション回路の
Lレンジの位置検出信号が出力されるようになってい
る。
【0032】ところで、本例の位置検出スプリング1に
おいては、更に図4に示すようにケースカバー3の、摺
動体5のPレンジ位置に対応する位置に、摺動体5の方
へ突出する突起25が設けられている。そして、摺動体
5がPレンジ位置に設定されたときには、この突起25
により摺動体5が第1および第2固定接点6,7の方へ
押圧されて所定量aだけ移動されるようになっている。
これにより、第1スプリング22は同量aだけ縮んでそ
のばね力が増加するので、このばね力の増加分、第1可
動接点19と第1および第2固定接点6,7との間の接
点荷重fが増加する。したがって、第1可動接点19と
第1および第2固定接点6,7とが確実に接触するよう
になり、この突起25は本発明の接点荷重増加手段を構
成している。
【0033】このように構成された本例の位置検出スイ
ッチ1においては、運転者がシフトレバーを回動して所
望のレンジにレンジ切替操作を行うと、摺動体5が回転
軸4を介してこのシフトレバーの回動と一体に回転し、
この所望のレンジのレンジ位置に設定される。そして、
第1ないし第3可動接点19,20,21が設定されたレ
ンジに対応する固定電極を導通させるので、位置検出ス
イッチ1は設定されたレンジ位置を検出し位置検出信号
を出力する。この位置検出信号に基づいて、電子制御装
置は自動変速機を設定された所望のレンジとなるように
制御する。
【0034】また、エンジンのスタータ回路をも構成す
る重要度の高いPレンジ位置において、突起25によ
り、第1可動接点19と第1および第2固定接点6,7
との間の接点荷重fが増加されて、第1可動接点19と
第1および第2固定接点6,7とが確実に接触し、これ
ら接点19,6,7間が十分に導通するようになるので、
スタータ回路を確実にオンさせてエンジン始動可能状態
にすることができ、その結果エンジンを確実に始動させ
ることができる。
【0035】しかも、Pレンジ位置以外の各レンジ位置
においては、第1可動接点19と第1および第2固定接
点6,7との間の接点荷重fは増加されなく、従来と同
じ大きさに設定されるので、第1可動接点19の摺動抵
抗が大きくなることはない。したがって、このようにP
レンジ位置で第1可動接点19と第1および第2固定接
点6,7との間の接点荷重fを増加させても、第1可動
接点19と第1ないし第4固定接点6,7,8,9との間
の摺動摩耗は従来と同じでほとんど生じない。そのう
え、Pレンジは自動車の運転中には設定されることがな
いので、その使用頻度が少なく、これによっても第1可
動接点19と第1ないし第4固定接点6,7,8,9との
間の摺動摩耗が更に一層生じることはない。
【0036】更に、突起25はケースカバー3に設ける
だけで済むので、部品点数が従来のままで増加すること
はなく、しかも突起25はケースカバー3に簡単に形成
することができるので、従来の位置検出スイッチと同様
に本例の位置検出スイッチ1を簡単にかつ安価に製造す
ることができる。
【0037】図5は、本発明の位置検出スイッチの実施
の形態の他の例を模式的に示す、図4と同様の図であ
る。なお、前述の図1ないし図4に示す例の位置検出ス
イッチと同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、
その詳細な説明は省略する。
【0038】前述の例の位置検出スイッチ1では、突起
25がケースカバー3に設けられているが、本例の位置
検出スイッチ1においては、図5に示すように第1およ
び第2固定接点6,7の、Pレンジ位置に対応する位置
に設けられている。本例の位置検出スイッチ1の他の構
成は、前述の例の位置検出スイッチ1と同じである。
【0039】このように構成された本例の位置検出スイ
ッチ1においては、シフトレバーがPレンジに設定され
ると、第1可動接点19は、第1および第2固定接点
6,7の各突起25により摺動体5の方へ押圧されて所
定量aだけ移動される。これにより、前述の例と同様に
第1スプリング22のばね力が大きくなり、接点荷重f
が大きくなる。本例の位置検出スプリング1の他の作用
および効果は前述の例と同じである。
【0040】図6は、本発明の位置検出スイッチの実施
の形態の他の例を模式的に示す、図4と同様の図であ
る。なお、前述の図1ないし図5に示す各例の位置検出
スイッチと同じ構成要素には同じ符号を付すことによ
り、その詳細な説明は省略する。
【0041】前述の各例の位置検出スイッチ1では、突
起25によりPレンジ位置での接点荷重fを大きくして
いるが、本例の位置検出スイッチ1においては、図6に
示すようにPレンジ位置に配設される第1および第2固
定接点6,7が、それぞれケース本体2に第1可動接点
19の方向に往復摺動可能に設けられているとともに、
それぞれ第4および第5スプリング26,27のばね力
により、常時第1可動接点19の方向に付勢されてい
る。なお、前述のように本例のPレンジ位置に対応する
第1および第2固定接点6,7は可動となっているが、
これらの両固定接点6,7は各レンジ位置にわたって移
動するものではないので、ここでは、便宜上固定接点と
いうことにする。これらの第4および第5スプリング2
6,27が本発明の接点荷重増加手段を構成している。
【0042】ケース本体2の、第1および第2固定接点
6,7の摺動部分には、それぞれストッパ2a,2bが設
けられており、第1および第2固定接点6,7にそれぞ
れ形成された係止部6a,7aがそれぞれこれらのスト
ッパ2a,2bに係止することにより、第1および第2
固定接点6,7はともに第1可動接点19方向への突出
量が規制されている。この突出量は他の固定接点の突出
量より若干大きいが、第1可動接点19がPレンジ位置
にシフトされる際にスムーズに第1および第2固定接点
6,7に乗り移れる程度の大きさに設定されている。本
例の位置検出スイッチ1の他の構成は、前述の各例の位
置検出スイッチ1と同じである。
【0043】このように構成された本例の位置検出スイ
ッチ1においては、シフトレバーがPレンジに設定され
ると、第1可動接点19が第1および第2固定接点6,
7に乗り移るが、このとき第1および第2固定接点6,
7は若干ケース本体2側に沈み、その結果各第4および
第5スプリング26,27のばね力が第1および第2固
定接点6,7を介して第1可動接点19を押圧するの
で、接点荷重fが大きくなる。
【0044】このように、第1および第2固定接点6,
7がそれぞれ第4および第5スプリング26,27のば
ね力により第1可動接点19側へ積極的に押されるの
で、第1および第2固定接点6,7と第1可動接点19
との間の導通が更に一層十分なものとなる。したがっ
て、エンジンを確実に始動させることができる。また、
本例の位置検出スイッチ1の他の作用および効果は、部
品点数が若干増加する以外は前述の各例と同じである。
【0045】なお、前述の各例では、Pレンジ位置にお
いてのみ、接点荷重fを増加させるようにしているが、
Nレンジ位置でもエンジンスタータ回路が構成されてい
るので、このNレンジ位置でも、接点荷重fを、前述と
同様の方法で増加させるようにすることもできる。
【0046】また前述の各例は、本発明を自動変速機の
レンジ位置を検出する位置検出スイッチに適用した場合
について説明しているが、これに限定されるものではな
く、複数のレンジ位置が設定されている位置検出スイッ
チであれば、どのような位置検出スイッチにも、本発明
を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位置検出スイッチを自動変速機のレ
ンジ位置を検出する位置検出スイッチに適用した場合の
実施の形態の一例を示す縦断面図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図1におけるIII−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】 図1に示す例の位置検出スイッチを部分的に
かつ模式的に示す図である。
【図5】 本発明の位置検出スイッチの実施の形態の他
の例を示す、図4と同様の図である。
【図6】 本発明の位置検出スイッチの実施の形態の更
に他の例を部分的に示す断面図である。
【符号の説明】
1…位置検出スイッチ、2…ケース本体、3…ケースカ
バー、4…回転軸、5…摺動体、6…第1固定接点、7
…第2固定接点、8…第3固定接点、9…第4固定接
点、10…第5固定接点、11…第6固定接点、12…
第7固定接点、13…第8固定接点、19…第1可動接
点、20…第2可動接点、21…第3可動接点、22…
第1スプリング、23…第2スプリング、24…第3ス
プリング、25…突起、26…第4スプリング、27…
第5スプリング、f…接点荷重
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山卓司 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 鳥居宗高 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレンジ位置が設けられているとと
    もに、ケース内にこれらのレンジ位置に対応してそれぞ
    れ固定接点が設けられ、更に前記ケース内に、前記固定
    接点間を移動可能で、かつ前記レンジ位置の1つが選択
    的に設定されたときその選択されたレンジ位置に対応す
    る固定接点と導通可能な可動接点が設けられている位置
    検出スイッチにおいて、 前記複数のレンジ位置のうち所定のレンジ位置において
    のみ、前記可動接点と前記固定接点との間の接点荷重を
    増加させる接点荷重増加手段が設けられていることを特
    徴とする位置検出スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記複数のレンジ位置は自動変速機のレ
    ンジ位置であるとともに、エンジンのスタータ回路をも
    構成するパーキングレンジ位置が少なくとも設けられて
    おり、前記所定のレンジ位置は前記パーキングレンジ位
    置であることを特徴とする請求項1記載の位置検出スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 前記接点荷重増加手段は、前記ケース
    の、前記所定のレンジ位置に対応する位置に設けられ
    て、前記可動接点を前記所定のレンジ位置に対応する前
    記固定接点側に押圧する突起により構成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の位置検出スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 前記接点荷重増加手段は、前記所定のレ
    ンジ位置に対応する前記固定接点に設けられて、前記可
    動接点を押圧する押圧力を発生させる突起により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の位置
    検出スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記接点荷重増加手段は、前記所定のレ
    ンジ位置に対応する前記固定接点を前記可動接点側に押
    圧する弾性手段により構成されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の位置検出スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015103495A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 株式会社ユーシン イグニッションスイッチ

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