JPH1083563A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH1083563A
JPH1083563A JP9203641A JP20364197A JPH1083563A JP H1083563 A JPH1083563 A JP H1083563A JP 9203641 A JP9203641 A JP 9203641A JP 20364197 A JP20364197 A JP 20364197A JP H1083563 A JPH1083563 A JP H1083563A
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JP
Japan
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light
hologram element
light source
optical pickup
pickup device
Prior art date
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Pending
Application number
JP9203641A
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English (en)
Inventor
Tetsuu Ri
哲雨 李
Shozo Tei
鍾三 鄭
Kenko Cho
虔皓 趙
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1365Separate or integrated refractive elements, e.g. wave plates
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1353Diffractive elements, e.g. holograms or gratings

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重コーティングされている偏光ホログラム
素子を採用する光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 光源120と、光源120から出射され
た光を記録媒体10に集束させる対物レンズ170と、
光源120と対物レンズ170との光経路上に配置さ
れ、入射光の進行を変換するホログラム素子150、及
び入射光の偏光方向を変える位相遅延板160と、記録
媒体10で反射された光を受光する光検出器180とを
含む。ホログラム素子180は、入射光中の一偏光成分
の光は透過させ、他の偏光成分の光は反射させる偏光ビ
ームスプリッタ151と、偏光ビームスプリッタ151
を通過した光を回折させるホログラムパターンが形成さ
れ、入射光を反射させる反射部材152とを含め、ホロ
グラム素子150は光源と位相遅延板との間に斜めに配
置されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ピックアップ装置
に係り、詳細には多重コーティングされている偏光ホロ
グラム素子を採用する光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ピックアップ装置は光記録媒
体に対して非接触式で影像、音響、データなどの情報を
記録及び/又は再生する。図9は、一般のホログラム素
子を採用する従来の光ピックアップ装置の概略図であ
る。この光ピックアップ装置は、光源20と、入射光の
進行経路を変換するホログラム素子50と、入射光の偏
光方向を変える位相遅延板60と、光源20側から入射
する光が記録媒体10の記録面に形成されるように収斂
させる対物レンズ70と、情報信号と誤差信号とを検出
する光検出器80とを備える。
【0003】前記対物レンズ70はアクチュエータ(図
示せず)により光検出器80から検出された誤差信号に
基づきトラック誤差とフォーカス誤差を補正するように
駆動される。前記ホログラム素子50は前記対物レンズ
70と前記光源20との光経路上に配置され、入射光の
偏光方向に応じて回折特性が異なるように基板上にホロ
グラムパターンの食刻により形成される。通常、前記位
相遅延板60は前記光源20側から入射する直線偏光を
円偏光に変え、前記記録媒体10側から入射する円偏光
を直線偏光に変えるλ/4波長板を含む。前記光源20
と前記ホログラム素子50との間には、光ピックアップ
装置の光学的な配置を考慮して前記光源20から出射さ
れた光の進行経路を変える全反射ミラー40が斜めに配
置される。かつ、前記光源20と全反射ミラー40との
光経路上に前記光源20から出射された発散光を平行光
に変えるコリメーティングレンズ30をさらに含むこと
もできる。
【0004】上述したように、ホログラム素子50を採
用する光ピックアップ装置はビームスプリッタを採用す
る光ピックアップ装置に比べ、その光学的な構成がより
簡単であるという長所がある。一方、図10に示したよ
うに、前記光ピックアップ装置に採用された従来のホロ
グラム素子50は、食刻により多数のグルーブ52の形
成されている複屈折の大きいLiNb3からなる基板5
1を用いる。前記ホログラム素子50に入射される光
は、グルーブ52が形成されている領域では位相の遅延
なしに透過される。
【0005】他方、前記グルーブ52が形成されていな
い領域では、P偏光成分又はS偏光成分はその位相が1
80°ほど反転される。したがって、前記ホログラム素
子50を通過した光のうち一偏光成分、例えばP偏光成
分の光54は直進透過されるが、他の偏光成分、例えば
S偏光成分の光55は回折透過される。前記ホログラム
素子50は入射光の偏光成分に応じて直進透過又は回折
透過させる特性に優れるが、基板の材料であるLiNb
3は高価である。したがって、前記ホログラム素子を採
用する従来の光ピックアップ装置を製造するときは高コ
ストになるという短所がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した短
所を克服するために案出されたものであり、多重薄膜層
の積層により製造されたホログラム素子を採用する光ピ
ックアップ装置を提供することを目的とする。かつ、本
発明は、多重薄膜層の積層により製造された反射型のホ
ログラム素子を採用する光ピックアップ装置を提供する
ことを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、光源と、前記光源から出射された光を記録
媒体に集束させる対物レンズと、前記光源と前記対物レ
ンズとの光経路上に配置されて入射光の進行を変換する
ホログラム素子と、前記ホログラム素子と前記記録媒体
との光経路上に配置されて入射光の偏光方向を変える位
相遅延板と、前記記録媒体で反射され、前記ホログラム
素子を経由した光を受光する光検出器とを含めてなる光
ピックアップ装置において、前記ホログラム素子は、入
射光のうち一偏光成分の光は透過させ、他の偏光成分の
光は反射させる偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビー
ムスプリッタを透過した光を回折させるホログラムパタ
ーンが形成され、入射光を反射させる反射部材とを含
め、前記ホログラム素子は前記光源と位相遅延板との間
に斜めに配置されることを特徴とする。前記他の目的を
達成するために本発明は、光源と、前記光源から出射さ
れた光を記録媒体に集束させる対物レンズと、前記光源
と前記対物レンズとの光経路上に配置されて入射光の進
行を変換するホログラム素子と、前記ホログラム素子と
前記記録媒体との光経路上に配置されて入射光の偏光方
向を変える位相遅延板と、前記記録媒体で反射され、前
記ホログラム素子を経由した光を受光する光検出器とを
含めてなる光ピックアップ装置において、前記ホログラ
ム素子は入射光を透過させる透明基板と、前記透明基板
上に屈折率の相異なる第1薄膜層と第2薄膜層を交代に
積層することにより形成される多重薄膜層と、前記透明
基板と前記多層薄膜層の一側面にコーティングされて入
射光を全反射させる反射層とを含めてなることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の実施の形態を詳しく説明する。本発明の一実施形態
による光ピックアップ装置は、図1に示したように、光
源120と、ホログラム素子150と、位相遅延板16
0と、対物レンズ170と、光検出器180とを含む。
ここで、前記光源120、対物レンズ170、及び光検
出器180は図9を参照して説明した光源20、対物レ
ンズ70、及び光検出器80と同様乃至類似しているの
で、その詳細は省略する。かつ、前記光源120とホロ
グラム素子150との光経路上には、前記光源120か
ら出射された発散光を平行光に変えるコリメーティング
レンズ130をさらに含むことが望ましい。
【0009】前記ホログラム素子150は、前記コリメ
ーティングレンズ130と前記対物レンズ170との光
経路上に斜めに配置される。反射型としての前記ホログ
ラム素子150は、前記光源120側から入射される光
を記録媒体10に向けるようにし、前記記録媒体10側
から入射される光を前記光源120の周辺に配置されて
いる前記光検出器180に向けるようにする。
【0010】前記ホログラム素子150の一実施形態に
よれば、図2に示したホログラム素子は、入射光のうち
一偏光成分、例えばP偏光成分の光は透過させ、他の偏
光成分、例えばS偏光成分の光は反射させる偏光ビーム
スプリッタ151と、前記偏光ビームスプリッタ151
を透過した光を回折させるホログラムパターン152a
を有し、入射光を全反射させるようにする反射部材15
2とを含む。
【0011】かつ、前記偏光ビームスプリッタ151と
前記反射部材152との間には、前記偏光ビームスプリ
ッタ151から反射された光と透過された光との光軸の
差をもたらす透明部材153がさらに含まれる。前記偏
光ビームスプリッタ151は一偏光性分の光を透過させ
るように多数の薄膜層が積層されている多重薄膜構造か
らなる。
【0012】前記ホログラム素子150に入射されるP
偏光成分の光とS偏光成分の光のうち、S偏光成分の光
は前記偏光ビームスプリッタ151で全反射され、前記
P偏光成分の光のみが前記偏光ビームスプリッタ151
を透過する。前記偏光ビームスプリッタ151を透過し
た光は前記反射部材152で全反射され、前記偏光ビー
ムスプリッタ151を透過する。もちろん、前記偏光ビ
ームスプリッタ151はP偏光成分の光を全反射させ、
S偏光成分の光を透過させることもできる。
【0013】したがって、同一の位相に入射されるP偏
光成分の光とS偏光成分の光は前記ホログラム素子15
0で反射され、相異なる位相に変わる。すなわち、前記
偏光ビームスプリッタ151で反射された光と前記反射
部材152で反射された光とに分けられるが、前記反射
部材152で反射された光はホログラムパターン152
aにより回折反射される。
【0014】上述したように、反射型のホログラム素子
150を斜めに配置することにより、前記光源120か
ら出射して前記記録媒体10に入射した後、前記記録媒
体10で反射されて前記ホログラム素子150に再び入
射された光はホログラムパターン152aにより回折反
射される。このような回折により前記光検出器180に
前記記録媒体10の情報信号、フォーカス誤差信号、及
びトラック誤差信号が受光される。
【0015】前記ホログラム素子150の他の実施形態
を図3を参照して説明する。図3に示したように、ホロ
グラム素子150は、透明基板154と、前記透明基板
154上の一部分に積層形成されている多重薄膜層15
5と、前記透明基板154と前記多重薄膜層155の一
部の面にコーティングにより形成された反射層158と
を含む。前記反射層158は金属コーティング又は全反
射コーティングにより形成される。
【0016】前記透明基板154は入射光を直進透過さ
せる。したがって、この透明基板154に向けるP偏光
成分の光とS偏光成分の光は位相遅延なしに透過され
る。前記多重薄膜層155は、nlの屈折率を有する第
1薄膜層156と、nhの屈折率を有する第2薄膜層1
57を交代に積層することにより形成される。この多重
薄膜層155は、前記透明基板154上に第1薄膜層1
56と第2薄膜層157を交代にコーティングすること
により多層構造を形成し、食刻によりその一部を取り除
くことにより製造される。前記第1薄膜層156の屈折
率nlと第2薄膜層157の屈折率nhは相異なる。
【0017】上述したように、積層形成されている多重
薄膜層155は入射光を全て透過させるとともに、入射
光のS偏光成分の光又はP偏光成分の光を180°ほど
位相遅延させる。入射光を透過させるために、前記多重
薄膜層155を交代に積層してなる前記第1薄膜層15
6と第2薄膜層157の光学的な深さ(Λ)が、前記光
源120から出射される光波長λに対してλ/4の整数
倍とならないようにする。
【0018】前記反射層158は前記透明基板154と
前記多重薄膜層155の表面に全反射コーティングによ
り形成され、入射光は全反射させる。ここで、前記多重
薄膜層155は入射光のP偏光成分またはS偏光成分の
位相を90°ほど遅延させる。したがって、前記多重薄
膜層155に入射された後、前記反射層158で反射さ
れたP偏光成分の光又はS偏光成分の光は入射光に対し
て180°の位相遅延を有する。したがって、前記ホロ
グラム素子150の一実施形態と同様の機能を有する。
【0019】前記位相遅延板160は、前記ホログラム
素子150と対物レンズ170との光経路上に配置され
て透過光の位相を遅延させることにより、直線偏光を円
偏光に変え、円偏光を直線偏光に変える。このため、前
記位相遅延板160は、図4に示したように、屈折率の
相異なる第1コーティング層161と、第2コーティン
グ層162を交代に積層することにより形成される。こ
の位相遅延板160は前記二つのコーティング層16
1,162の積層数を調節することにより、位相差を調
節することができる。この際、前記位相遅延板160は
入射光を前記光源120から出射された光波長の1/4
ほど、すなわち90°ほど位相遅延させることが望まし
い。
【0020】図5を参照して本発明の他の実施形態によ
る光ピックアップ装置を説明する。図5に示したよう
に、光源220と、ホログラム素子250と、位相遅延
板260と、対物レンズ270と、前記光源220の周
囲に配置されている光検出器280とを含む。前記光源
220、対物レンズ270、及び光検出器280は、図
9を参照して説明した光源20、対物レンズ70、及び
光検出器80と実質的に同様乃至類似しているので、そ
の詳細は省略する。前記光源220と前記ホログラム素
子250との光経路上には、前記光源220から出射さ
れた発散光を平行光に変換するコリメーティングレンズ
230がさらに含まれることが望ましい。
【0021】前記ホログラム素子250は、図6に示し
たように、透明基板251と、この透明基板251上の
一部分に多重コーティングにより形成された多重薄膜層
255とを含む。前記透明基板251は入射する光を直
進透過させる。したがって、この透明基板251に向け
るP偏光成分の光とS偏光成分の光は位相遅延なしに透
過される。前記多重薄膜層255は、nlの屈折率を有
する第1薄膜層256、nhの屈折率を有する第2薄膜
層257を透明基板251上に交代に積層することによ
り多層構造を形成し、食刻によりその一部を取り除くこ
とにより製造される。前記第1薄膜層256の屈折率n
lと第2薄膜層257の屈折率nhは相異なる。このよう
に積層形成されている多重薄膜層255は入射光を全て
透過させるとともに、入射光のS偏光成分とP偏光成分
を180°ほど位相遅延させる。
【0022】ここで、前記S偏光成分の位相を反転させ
るホログラム素子250をS型のホログラム素子と定義
し、P偏光成分の位相を反転させるホログラム素子25
0をP型のホログラム素子と定義する。S型のホログラ
ム素子を採用すると、前記多重薄膜層255は入射され
るP偏光成分の光は位相遅延なしに直進透過させ、入射
されるS偏光成分の光は180°ほど位相を反転透過さ
せる。したがって、透明基板251上の前記多重薄膜層
255が形成されていない部分に入射される光と比べる
とき、S偏光成分に対してホログラムが作用する。
【0023】一方、P型のホログラム素子を採用すると
き、前記多重薄膜層255は入射されるS偏光成分の光
は位相遅延なしに直進透過し、入射されるP偏光成分の
光は180°ほど位相を反転透過させる。したがって、
透明基板251上の前記多重薄膜層255が形成されて
いない部分に入射される光と比べるとき、P偏光成分に
対してホログラムが作用する。
【0024】前記位相遅延板260は前記ホログラム素
子250と前記対物レンズ270との光経路上に斜めに
配置され、入射する円偏光を直線偏光に変え、入射する
直線偏光を円偏光に変える。前記位相遅延板260は、
図7に示したように、相互交代に積層されている屈折率
の相異なる第1コーティング層261及び第2コーティ
ング層262を含む多重コーティング層263と、前記
多重コーティング層263の一面にコーティング形成さ
れた反射層264とを含む。このような構造の位相遅延
板260では、入射光が前記反射層264で全反射され
るので、前記多重コーティング層263を透過した光の
位相差は45°である。
【0025】ここで、前記光源220側から入射する光
のうち、一偏光成分の光は前記多重コーティング層26
3で反射され、他の偏光成分の光は透過されて前記反射
層264で反射される。例えば、前記多重コーティング
層263に向かう同一の位相のP偏光成分の光とS偏光
成分の光のうち、前記S偏光成分の光は前記多重コーテ
ィング層263で反射され、前記P偏光成分の光は透過
した後、前記反射層264で全反射される。したがっ
て、位相遅延板260で反射された前記P偏光成分の光
とS偏光成分の光は位相が相異なる。この際、上述した
ように、入射光に対して直線偏光を円偏光に変え、円偏
光を直線偏光に変換するように、P偏光成分の光とS偏
光成分の光には90°の位相遅延がある。
【0026】図8を参照して本発明のさらに他の実施形
態による光ピックアップ装置を説明する。図8に示した
ように、光源320と、全反射ミラー340と、ホログ
ラム素子350と、位相遅延板360と、対物レンズ3
70と、前記光源320の周囲に配置されている光検出
器380とを含む。前記光源320、全反射ミラー34
0、対物レンズ370、及び光検出器380は、図9を
参照して説明した光源20、全反射ミラー40、対物レ
ンズ70、及び光検出器80と実質的に同様乃至類似し
ているので、その詳細は省略する。前記光源320と前
記ホログラム素子350との光経路上には前記光源32
0から出射された発散光を平行光に変換するコリメーテ
ィングレンズ330がさらに含まれることが望ましい。
【0027】前記ホログラム素子350は、図6に示し
たように、透明基板251と、前記透明基板251の一
部分に多重コーティングにより形成された多重薄膜層2
55とを含めて前記記録媒体10側から入射される光を
回折透過させる。そして、前記位相遅延板360は、図
4に示したように、屈折率の相異なる第1コーティング
層161と第2コーティング層162が交代に積層され
てなり、この位相遅延板360は前記二つのコーティン
グ層161,162の積層数を調節することにより、位
相差を調節できる。この位相遅延板360は入射光を前
記光源120から出射された光波長の1/4ほど、すな
わち90°ほど位相遅延して透過させる。
【0028】
【発明の効果】上述したように、本発明による光ピック
アップ装置は、高コストのLiNb3からなる基板を多
重薄膜構造のホログラム素子と多重薄膜構造の位相遅延
板に取り替えることにより、低コストを具現できるとい
う効果がある。かつ、前記光源とホログラム素子との光
経路上に位置されている全反射ミラーの機能を反射型の
ホログラム素子又は位相遅延板が行うことにより、光ピ
ックアップ装置の光学的な構成を単純化して装置の小型
化が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による光ピックアップ装
置の光学的な配置を示す概略図である。
【図2】 図1のホログラム素子の一実施形態を示す概
略図である。
【図3】 図1のホログラム素子の他の実施形態を示す
概略図である。
【図4】 図1の位相遅延板の実施形態を示す概略図で
ある。
【図5】 本発明の他の実施形態による光ピックアップ
装置の光学的な配置を示す概略図である。
【図6】 図5のホログラム素子の実施形態を示す概略
図である。
【図7】 図5の位相遅延板の実施形態を示す概略図で
ある。
【図8】 本発明のさらに他の実施形態による光ピック
アップ装置の光学的な配置を示す概略図である。
【図9】 従来のホログラム素子を採用した光ピックア
ップ装置の光学的な配置を示す概略図である。
【図10】 従来のホログラム素子を示す概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 記録媒体 120,220,320 光源 130,230,330 コリメーティングレンス 150,250,350 ホログラム素子 160,260,360 位相遅延板 170,270,370 対物レンズ 180,280 光検出器 151 偏光ビームスプリッタ 152 反射部材 153 透明部材 161,261 第1コーティング層 162,262 第2コーティング層 154,251 透明基板 155,255 多重薄膜層 156,256 第1薄膜層 157,257 第2薄膜層 158 反射層 263 多重コーティング層 264 反射層 340 全反射ミラー

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 前記光源から出射された光を記録媒体に集束させる対物
    レンズと、 前記光源と前記対物レンズとの光経路上に配置されて入
    射光の進行を変換するホログラム素子と、 前記ホログラム素子と前記記録媒体との光経路上に配置
    されて入射光の偏光方向を変える位相遅延板と、 前記記録媒体で反射され、前記ホログラム素子を経由し
    た光を受光する光検出器とを含めてなる光ピックアップ
    装置において、 前記ホログラム素子は、入射光のうち一偏光成分の光は
    透過させ、他の偏光成分の光は反射させる偏光ビームス
    プリッタと、 前記偏光ビームスプリッタを透過した光を回折させるホ
    ログラムパターンが形成され、入射光を反射させる反射
    部材とを含み、 前記ホログラム素子は前記光源と位相遅延板との間に斜
    めに配置されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記偏光ビームスプリッタと前記反射部
    材との間には、前記偏光ビームスプリッタから反射され
    た光と透過された光と光軸長さの差をもたらす透明部材
    がさらに含まれることを特徴とする請求項1記載の光ピ
    ックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記偏光ビームスプリッタは、一偏光成
    分の光を透過させるように多数の薄膜層を積層すること
    により形成される多層薄膜層を含むことを特徴とする請
    求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記偏光ビームスプリッタにより反射さ
    れた光と、前記反射部材により反射された光とは、相互
    に90°の位相差を有することを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記位相遅延板は、屈折率の相異なる第
    1コーティング層と第2コーティング層とを交代に積層
    することにより形成され、入射光の位相を90°ほど遅
    延させるようになることを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記光源と前記ホログラム素子との光経
    路上に前記光源から出射された発散光を平行光に変える
    コリメーティングレンズをさらに含むことを特徴とする
    請求項1記載の光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 光源と、 前記光源から出射された光を記録媒体に集束させる対物
    レンズと、 前記光源と前記対物レンズとの光経路上に配置されて入
    射光の進行を変換するホログラム素子と、 前記ホログラム素子と前記記録媒体との光経路上に配置
    されて入射光の偏光方向を変える位相遅延板と、 前記記録媒体で反射され、前記ホログラム素子を経由し
    た光を受光する光検出器とを含めてなる光ピックアップ
    装置において、 前記ホログラム素子は、入射光を透過させる透明基板
    と、前記透明基板上に屈折率の相異なる第1薄膜層と第
    2薄膜層を交代に積層することにより形成される多重薄
    膜層と、前記透明基板と前記多層薄膜層の一側面にコー
    ティングされて入射光を全反射させる反射層とを含めて
    なることを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 前記入射光のうち前記多重薄膜層を透過
    したP偏光成分の光とS偏光成分の光との位相差が90
    °であることを特徴とする請求項7記載の光ピックアッ
    プ装置。
  9. 【請求項9】 前記位相遅延板は、屈折率の相異なる第
    1コーティング層と第2コーティング層とを交代に積層
    することにより形成され、入射するP偏光成分の光とS
    偏光成分の光との位相差が90°となるように入射光を
    遅延させることを特徴とする請求項7記載の光ピックア
    ップ装置。
  10. 【請求項10】 前記光源と前記ホログラム素子との光
    経路上に前記光源から出射された発散光を平行光に変え
    るコリメーティングレンズがさらに含まれることを特徴
    とする請求項7記載の光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】 光源と、 前記光源から出射された光を記録媒体に集束させる対物
    レンズと、 前記光源と前記対物レンズとの光経路上に配置されて入
    射光の進行を変換するホログラム素子と、 前記ホログラム素子と前記記録媒体との光経路上に配置
    されて入射光の偏光方向を変える位相遅延板と、 前記記録媒体で反射され、前記ホログラム素子を経由し
    た光を受光する光検出器とを含めてなる光ピックアップ
    装置において、 前記ホログラム素子は、入射光を透過させる透明基板
    と、前記透明基板上に屈折率の相異なる第1薄膜層と第
    2薄膜層を交代に積層することにより形成される多重薄
    膜層とを含めてなることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記多重薄膜層を透過したP偏光成分
    の光とS偏光成分の光との位相差が180°であること
    を特徴とする請求項11記載の光ピックアップ装置。
  13. 【請求項13】 前記位相遅延板は、屈折率の相異なる
    第1コーティング層と第2コーティング層とを交代に積
    層することにより形成され、P偏光成分の光とS偏光成
    分の光との位相差が90°となるように入射光を遅延さ
    せることを特徴とする請求項11記載の光ピックアップ
    装置。
  14. 【請求項14】 前記光源と前記ホログラム素子との光
    経路上に入射光の進行経路を変えるミラーがさらに含ま
    れることを特徴とする請求項13記載の光ピックアップ
    装置。
  15. 【請求項15】 前記位相遅延板は、交代に積層されて
    いる屈折率の相異なる第1コーティング層及び第2コー
    ティング層を含み、入射光のうち一偏光成分の光は透過
    させ、他の偏光成分の光は反射させる多重コーティング
    層と、前記多重コーティング層の一面に形成されて入射
    光を全反射させる反射層とを備えて入射されるP偏光成
    分の光とS偏光成分の光との位相差が90°となるよう
    に遅延させることを特徴とする請求項11記載の光ピッ
    クアップ装置。
  16. 【請求項16】 前記光源と前記ホログラム素子との光
    経路上に前記光源から出射された発散光を平行光に変え
    るコリメーティングレンズがさらに含まれることを特徴
    とする請求項11記載の光ピックアップ装置。
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