JPH1083486A - 消火器の盗難防止装置 - Google Patents

消火器の盗難防止装置

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JPH1083486A
JPH1083486A JP25783696A JP25783696A JPH1083486A JP H1083486 A JPH1083486 A JP H1083486A JP 25783696 A JP25783696 A JP 25783696A JP 25783696 A JP25783696 A JP 25783696A JP H1083486 A JPH1083486 A JP H1083486A
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JP
Japan
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fire extinguisher
alarm
shaft
mainspring
fire
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Withdrawn
Application number
JP25783696A
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English (en)
Inventor
Akiji Ichimura
旭二 市村
Motohisa Isawa
幹久 石和
Kenji Kobayashi
賢治 小林
Kazuharu Seki
和治 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO BELL SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TOKYO BELL SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by TOKYO BELL SEISAKUSHO KK filed Critical TOKYO BELL SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 消火器1の設置箇所に警報器4が設けら
れており、この警報器は、該警報器と消火器とが予め定
めたセット位置に位置された際に警報を停止し、かつ警
報器と消火器とが上記セット位置から相対的に移動され
た際に警報を発するようになっている。上記警報器を消
火器に一体に設け、警報器が消火器とともに持上げられ
た際に警報を発するようにしてもよい。 【効果】 消火器の盗難やいたずらを防止することがで
きる。また実際の火災の場合には、警報器は周囲に火災
を知らせる警報器として利用できるので、消火器の操作
者は消火活動に専念することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消火器の盗難防止装置に
関し、より詳しくは、消火器を盗もうとしたり、いたず
らしようとした際に警報を発するようにした消火器の盗
難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公共空間に設置されている消火器
は、一般的には収容箱内に収容されているが、そのドア
には鍵は掛けられておらず、万一の火災の場合には直ち
に使用できる状態となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】消火器は、直ちに使用
できる状態となっていることが必要であるが、その反
面、消火器が盗まれたりいたずらされたりする危険性が
あり、実際の火災の際に消火器が無かったり、或いは使
用不能となっていることがあった。本発明はそのような
事情に鑑み、消火器を盗もうとしたりいたずらしようと
して消火器を移動させたり、或いは収容箱のドアを開け
た際に警報を発するようにした消火器の盗難防止装置を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち第1発明は、消
火器の設置箇所に警報器が設けられており、この警報器
は、該警報器と消火器とが予め定めたセット位置に位置
された際に警報を停止し、かつ警報器と消火器とが上記
セット位置から相対的に移動された際に警報を発するこ
とを特徴とするものである。また第2発明は、消火器に
警報器が一体に設けられており、この警報器は、消火器
が置かれた際に警報を停止し、かつ消火器が持上げられ
た際に警報を発することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】第1発明の構成によれば、消火器が予め定めた
セット位置から移動されたり、或いは警報器がドアの内
面に設けられいる場合にはそのドアが開かれて警報器が
予め定めたセット位置から移動されたりした場合に、警
報器が警報を発するようになるので、それによって消火
器の盗難やいたずらを防止することができる。また第2
発明の構成によれば、消火器が持上げられた際に警報器
が警報を発するようになるので、それによって消火器の
盗難やいたずらを防止することができる。そしていずれ
の構成でも、実際の火災の場合には、警報器は周囲に火
災を知らせる警報器として働くので、消火器の操作者は
消火活動に専念することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、消火器の盗難防止装置は、消火器1
を収容する収容箱2を備えており、この収容箱2の内壁
面である底壁面3に警報器4を固定している。そしてこ
の警報器4上に上記消火器1を載置してあり、その状態
では、つまり消火器1を予め定めた警報器上のセット位
置にセットした状態では警報器4はその警報を停止する
ようになっており、他方、消火器1を警報器4上から取
外すと、警報器4が警報を発するようになっている。ま
た上記収容箱2はドア5を備えており、通常はこのドア
5は閉じられている。
【0007】図2は上記警報器4の一例を示したもの
で、この警報器4は渦巻状に巻回したぜんまい11を動
力源としてベル12を鳴らすようになっている。上記底
壁面3に固定した円柱状フレーム13はその上端部を半
径方向内方に折返してあり、その折返し部の内側に一体
に筒状部材14を固定して、該筒状部材14の下端部に
円盤状の基盤15を固定している。そして上記基盤15
の中央に軸16を回転自在に軸支し、この軸16の上端
部に上記ぜんまい11の内側端部を連結するとともに、
軸16の下端部に上記ベル12を固定している。また、
ぜんまい11の外側端部は基盤15に立設した支柱17
に連結している。したがって軸16を回転させることに
よって、ぜんまい11を巻き上げることができる。図
2、図3に示すように、上記軸16には駆動ギヤ21を
設けてあり、この駆動ギヤ21に、上記基盤15に立設
した軸22に回転自在に軸支した第1減速ギヤ23の小
径ピニオン23aを噛合させている。また上記第1減速
ギヤ23の大径ギヤ23bは、上記基盤15に立設した
軸24に回転自在に軸支した第2減速ギヤ25の小径ピ
ニオン25aに噛合しており、この第2減速ギヤ25の
大径ギヤ25bは、軸26を中心として揺動自在に設け
た打子レバー27の一端部の二股状係合部27aに係合
して該打子レバー27を往復揺動させ、打子レバー27
の他端部に設けた打子27bをベル12の内面に衝突さ
せて該ベル12を鳴らすことができるようになってい
る。
【0008】さらに、図2に示すように、上記ぜんまい
11の上部に消火器1を載置するためのストッパプレー
ト31を設けてあり、このストッパプレート31上に消
火器1を載置した状態では上記ベル12が鳴るのを阻止
し、ストッパプレート31上から消火器1を取外した際
にはベル12が鳴るようにしている。すなわち、上記ス
トッパプレート31の中央部下面には中空軸32を固定
してあり、この中空軸32は上記軸16の上端面に形成
した段付孔33の大径丸孔33a内に相対回転可能に、
かつ上下動可能に嵌合している。そして上記軸16の上
端面に載置したワッシャー34とストッパプレート31
の下面との間にばね35を弾装して、消火器1がストッ
パプレート31上に載置されていない状態では、上記ば
ね35の弾撥力によりストッパプレート31を上方に付
勢して、上記円柱状フレーム13の折返し部の下端面に
当接させている。また上記ストッパプレート31の下面
に、消火器1がストッパプレート31上に載置されてい
る際に上記ベル12が鳴るのを阻止するストッパロッド
36を設けている。このストッパロッド36はストッパ
プレート31の下面から軸16と平行に下方に伸び、上
記基盤15を摺動自在に貫通して、上記打子レバー27
のレバー部分に当接可能となっている(図3参照)。上
記消火器1がストッパプレート31上に載置されてスト
ッパプレート31がばね35に抗して下方に移動されて
いる際には、上記ストッパロッド36は打子レバー27
のレバー部分に当接してその揺動を阻止するようになっ
ており、他方、消火器1がストッパプレート31上から
取外されてストッパプレート31がばね35によって上
方に移動された際には、上記ストッパロッド36は打子
レバー27のレバー部分よりも上方に移動して、該打子
レバー27の揺動を許容するようになっている。なお、
上記ストッパロッド36は渦巻状のぜんまい11の内周
側を貫通しているが、このぜんまい11は内周側を疎
に、外周側を密に巻回してあり、ストッパロッド36を
ぜんまい11の内周側に貫通させてもぜんまい11の巻
き上げ作動とその解放作動とに悪影響を与えないように
してある。
【0009】次に、上記軸16を回転させてぜんまい1
1を巻き上げるために、上記段付孔33の奥側に小径六
角孔33bを形成し、ストッパプレート31の上方から
ぜんまい巻き41の断面六角部を上記小径六角孔33b
内に挿入することができるようにしている。したがっ
て、ぜんまい巻き41の断面六角部を上記小径六角孔3
3b内に挿入して該ぜんまい巻き41を回転させれば、
それに伴って軸16を回転させることができるので、ぜ
んまい11を巻き上げることができる。このとき、上記
軸16をぜんまい11の巻き上げ方向に回転させても駆
動ギヤ21が回転しないようにラチェット機構42を設
けている。すなわち、上記駆動ギヤ21は軸16に回転
自在に取付けてあり、ラチェット機構42を構成するラ
チェットギヤ43は軸16に一体に固定している。そし
て駆動ギヤ21に軸44を介してラチェット爪45を揺
動自在に軸支し、該ラチェット爪45を図示しないばね
の弾撥力によって上記ラチェットギヤ43に噛合させて
いる。上記駆動ギヤ21に設けたラチェット爪45は、
軸16と一体にラチェットギヤ43がぜんまい11を巻
き上げる方向に回転された際には、ラチェットギヤ43
に対してそれに噛合することなく相対的に移動できるよ
うになっており、それによってぜんまい11を巻き上げ
る際には駆動ギヤ21が回転しないようにしている。他
方、上記ストッパロッド36が上昇されて打子レバー2
7が揺動可能な状態となり、かつぜんまい11の弾撥力
により軸16およびラチェットギヤ43がぜんまい11
の巻き上げ方向と逆方向に回転された際には、上記駆動
ギヤ21に設けたラチェット爪45がラチェットギヤ4
3に噛合するので、駆動ギヤ21は軸16と一体に回転
するようになる。すると、第1減速ギヤ23および第2
減速ギヤ25が回転されて打子レバー27が往復揺動さ
れるようになるので、打子レバー27の打子27bをベ
ル12の内面に衝突させて該ベル12を鳴らすことが可
能となる。
【0010】以上の構成において、収容箱2内に消火器
1をセットする際には、先ず手によってストッパプレー
ト31をばね35に抗して下方に押下げ、上記ストッパ
ロッド36を打子レバー27のレバー部分に係合させ
る。そしてその状態のまま、ぜんまい巻き41の断面六
角部を小径六角孔33b内に挿入し、該ぜんまい巻き4
1を回転させてぜんまい11を巻き上げる。この状態で
は、ストッパロッド36が打子レバー27のレバー部分
に係合しているので、該打子レバー27が揺動してベル
12が鳴ることはない。このようにしてぜんまい11を
巻き上げたら、消火器1をストッパプレート31上のセ
ット位置に載置すれば、該ストッパプレート31は消火
器1の重量によって下方に押下げられたままとなるの
で、やはりベル12が鳴ることはない。この後、ドア5
を閉めればよい。この状態において、消火器1が上記セ
ット位置から持上げられると、ストッパプレート31が
ばね35によって押し上げられてストッパロッド36が
打子レバー27のレバー部分よりも上方に移動するの
で、打子レバー27は揺動することができるようにな
り、それによってベル12が鳴らされることになる。し
たがってこれにより、消火器1の盗難やいたずらを防止
することができる。他方、実際に消火器1を使用する必
要が生じた場合にも、該消火器1を上記セット位置から
持上げることによってベル12が鳴ることになるが、こ
の場合にはそのベル12は周囲に火災を知らせることに
なるので、消火器1の操作者は消火活動に専念すること
ができる。また、ぜんまい11を用いた警報器4は故障
が少ないので信頼性が高く、また電池を用いたもののよ
うに特別な管理を必要とせずに数10年程度は作動させ
ることができるという利点がある。なお、上記円柱状フ
レーム13を底壁面3に着脱自在に固定するとともに、
六角孔33bやぜんまい巻き41を省略して、ベル12
を直接把持してこれを回転させることにより、ぜんまい
11を巻き上げるようにしてもよい。
【0011】次に、図4は本発明の第2実施例を示した
もので、上記第1実施例が消火器1を所定のセット位置
から取外した状態でないとぜんまい11を巻き上げるこ
とができないのに対し、本実施例では消火器1をセット
位置にセットした状態のままぜんまい11を巻き上げる
ことができるようにしたものである。すなわち、本実施
例では軸16にギヤ51を固定してあり、このギヤ51
に、それぞれ基盤15に回転自在に軸支したギヤ52、
53を順次噛合させ、ギヤ53の軸54をフレーム13
に形成した段部13aから上部に突出させている。上記
軸54の上端部は断面六角形に形成してあり、これにぜ
んまい巻き41の六角孔を係合させることにより、軸5
4を回転させてぜんまい11を巻き上げることができる
ようにしている。上記構成に伴って上記第1実施例から
六角孔33bを省略してあるが、その他の構成は第1実
施例と同様に構成してあり、同一若しくは相当部分の主
要部に第1実施例と同一の符号を付して示してある。
【0012】図5は本発明の第3実施例を示したもの
で、本実施例では警報器4をドア5の内面に取付けてあ
り、ドア5が開かれた際に警報器4が鳴るようにしてい
る。他方、この警報器4は、消火器1を収容箱2内の所
定位置に位置させ、かつドア5を閉じた際に鳴るのが停
止されるようになっている。上記警報器4としては、例
えば図2のものを利用することができる。その場合に
は、ストッパプレート31が軸16から離脱しないよう
にするとともに、消火器1のない状態、すなわちドア5
が開かれた状態では該ストッパプレート31をばね35
によって突出した状態に保持させ、またドア5を閉じた
状態では該ストッパプレート31を消火器1によってば
ね35に抗して後退させるようにすればよい。なお、本
実施例における警報器4を収容箱2の側壁面や天井等の
内壁面に設けてもよいことは勿論である。
【0013】図6は本発明の第4実施例を示したもの
で、本実施例では警報器4を消火器1の底部に取付け、
消火器1を持上げた際に警報器4が鳴るようにしたもの
である。本実施例では、警報器4の逆カップ状フレーム
60を消火器1の底部にねじ61によって固定し、その
上壁面中央部に軸16を固定している。またぜんまい1
1とベル12との配置関係は上述した実施例とは逆にな
っており、かつ軸16を逆カップ状フレーム60に固定
する反面、上述の基盤15に相当するベベルギヤ62を
軸16に回転自在に軸支している。そしてこのベベルギ
ヤ62に支柱17を立設してこれにぜんまい11の外側
端部を連結し、またぜんまい11の内側端部は上記軸1
6に連結している。したがって本実施例では、ベベルギ
ヤ62を回転させることによって、ぜんまい11を巻き
上げることができるようにしている。また、上記軸16
には駆動ギヤ21を設けてあり、この駆動ギヤ21に、
上記ベベルギヤ62に立設した軸22に回転自在に軸支
した第1減速ギヤ23の小径ピニオン23aを噛合させ
ている。また上記第1減速ギヤ23の大径ギヤ23b
は、上記ベベルギヤ62に立設した軸24に回転自在に
軸支した第2減速ギヤ25の小径ピニオン25aを噛合
しており、この第2減速ギヤ25の大径ギヤ2b5は、
揺動自在に設けた打子レバー27の一端部の二股状係合
部27aに係合して該打子レバー27を往復揺動させ、
打子レバー27の他端部に設けた打子27bをベル12
の内面に衝突させて該ベル12を鳴らすことができるよ
うにしている。
【0014】さらに、ストッパプレート31はばね35
によって下方に付勢されて通常は逆カップ状フレーム6
0の下端面よりも下方に突出しており、その状態すなわ
ち消火器1が持上げられた状態ではベル12が鳴るよう
になっている。他方、消火器1と一体に警報器4が地面
や収容箱2の底壁面3や地面に置かれ、それによってス
トッパプレート31がばね35に抗して上昇された際に
は(図6の状態)、ストッパロッド36によって上記ベ
ル12が鳴るのが阻止できるようにしている。すなわ
ち、上記ストッパプレート31の中央部上面に軸63を
固定してあり、この軸63は上記軸16の下端面に形成
した孔64内に相対回転可能に、かつ上下動可能に嵌合
している。そして上記軸16の下端面に載置したワッシ
ャー34とストッパプレート31の上面との間に上記ば
ね35を弾装してストッパプレート31を下方に付勢し
ている。このとき、上記軸63の外周面に形成した環状
溝63a内に、軸16に固定したストッパ65を係合さ
せることにより、消火器1および警報器4が持上げられ
た際に、ストッパプレート31が軸16から脱落するこ
とがないようにしている。そして上記ストッパプレート
31の上面に、消火器1および警報器4が床面に置かれ
た際に上記ベル12が鳴るのを阻止するストッパロッド
36を設けている。このストッパロッド36はストッパ
プレート31の上面から軸16と平行に上方に伸び、上
記ベベルギヤ62を摺動自在に貫通して、上記打子レバ
ー27のレバー部分に当接可能となっている。
【0015】次に、上記ベベルギヤ62を回転させてぜ
んまい11を巻き上げるために、上記逆カップ状フレー
ム60の周面に巻き上げ用のベベルギヤ66を回転自在
に軸支してこれを上記ベベルギヤ62に噛合させてい
る。このベベルギヤ66の末端部は断面六角形に形成し
てあり、これに図4に示すぜんまい巻き41の六角孔を
係合させることにより、ベベルギヤ66およびベベルギ
ヤ62を回転させて、ぜんまい11を巻き上げることが
できるようにしている。このとき、上記ベベルギヤ62
をぜんまい11の巻き上げ方向に回転させた際に、駆動
ギヤ21もベベルギヤ62と一体に回転させることによ
りベル12が鳴らないように、ラチェット機構42を設
けている。すなわち、ベベルギヤ62がぜんまい11を
巻き上げる方向に回転され、それにより軸22に軸支し
た第1減速ギヤ23の小径ピニオン23aに噛合してい
る駆動ギヤ21が同一方向に回転された際には、該駆動
ギヤ21に設けたラチェット爪45は、軸16に固定さ
れたラチェットギヤ43に対してそれに噛合することな
く相対的に移動できるようになっている。その結果、駆
動ギヤ21もベベルギヤ62と一体に回転されるので、
ベル12が鳴ることがない。他方、上記ストッパロッド
36が下降して打子レバー27が揺動可能な状態とな
り、かつぜんまい11の弾撥力によりベベルギヤ62が
ぜんまい11の巻き上げ方向と逆方向に回転された際に
は、上記駆動ギヤ21に設けたラチェット爪45がラチ
ェットギヤ43に噛合するので、駆動ギヤ21は固定さ
れた状態となる。すると、第1減速ギヤ23および第2
減速ギヤ25が駆動ギヤ21の周囲を公転しながら自転
されるようになるので、打子レバー27が往復揺動され
てベル12を鳴らすようになる。
【0016】さらに、図7、図8は本発明の第5実施例
を示したもので、本実施例の警報器71はガスボンベ7
2内の圧縮ガス又は空気を駆動源としてエアホーン73
を鳴らすようになっている。上記ガスボンベ72は、収
容箱2の底壁面3に固定した警報器71の円柱状フレー
ム74内に固定してあり、またエアホーン73はガスボ
ンベ72のノズル75の先端に螺着してある。そして上
記ノズル75をエアホーン73とともにガスボンベ72
側に押し込むことによりガスボンベ72内の図示しない
バルブを開かせ、該ガスボンベ72内の圧縮ガスをエア
ホーン73に供給してこれを鳴らすことができるように
なっている。上記エアホーン73は、エアー通路73a
の開口部周囲に形成した弁座73bと、この弁座73b
に密着してこれを閉鎖するダイアフラム76を備えてお
り、上記ノズル75からダイアフラム76の閉鎖面側に
圧縮ガスを供給することにより、その圧力で上記ダイア
フラム76を弁座73bから離座させながら圧縮ガスを
エアー通路75に逃がすようにし、その際にダイアフラ
ム76と弁座73bとの間に圧縮ガスを高速で流通させ
ることにより、大きな音を発生させることができるよう
にしている。
【0017】また、上記エアホーン73をガスボンベ7
2側に押し込むために、上記フレーム74にピン78を
介してL字形レバー79を揺動自在に設けてあり、その
一端部79aを上記エアホーン73の頭部に当接させる
とともに、他端部79bにその部分を上方に付勢してL
字形レバー79を図7の反時計方向に回動させるばね8
0を設けている。このばね80は、消火器1がL字形レ
バー79の他端部79a上に載置されていない状態で
は、L字形レバー79を図7の反時計方向に回動させて
上記一端部79aでエアホーン73をガスボンベ72側
に押し込んで該エアホーン73を鳴らすようになってい
る。他方、消火器1がL字形レバー79上に載置された
状態では、その重量によりばね80に抗してL字形レバ
ー79の他端部79bが時計方向に回動されるようにな
り、その他端部79bは円柱状フレーム74に設けたス
トッパ部74aに当接して水平状態となる。この状態で
は、上記エアホーン73はガスボンベ72側から突出さ
れて、エアホーン73が鳴るのが停止されている。この
ようなガスボンベ72とエアホーン73とを用いた警報
器71でも故障が少ないので信頼性が高く、また電池を
用いたもののように特別な管理を必要とせずに数10年
程度は作動するという利点がある。
【0018】なお、上記警報器71を消火器1に取付
け、該消火器1とともに警報器71が地面や収容箱2の
底壁面3上に載置された際にエアホーン73が鳴るのを
阻止し、消火器1が持上げられた際にエアホーン73を
鳴らせるようにできることは勿論である。また警報器7
1をドア5の内面に取付けることができることも、勿論
である。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、消火器
の盗難やいたずらを防止することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】図1の警報器4の拡大断面図。
【図3】図2の要部の底面図。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す斜視図。
【図6】本発明の第4実施例を示す断面図。
【図7】本発明の第5実施例を示す断面図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
【符合の説明】
1…消火器 2…収容箱 3…底壁
面 4、71…警報器 5…ドア 11…ぜ
んまい 12…ベル 72…ガスボンベ 73…エ
アホーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 和治 東京都世田谷区鎌田2−14−2

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火器の設置箇所に警報器が設けられて
    おり、この警報器は、該警報器と消火器とが予め定めた
    セット位置に位置された際に警報を停止し、かつ警報器
    と消火器とが上記セット位置から相対的に移動された際
    に警報を発することを特徴とする消火器の盗難防止装
    置。
  2. 【請求項2】 上記警報器は、消火器を収容する収容箱
    の内壁面に取付けられており、該警報器に対して、消火
    器が上記セット位置に位置された際に警報を停止するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の消火器の盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 上記警報器は、消火器を収容する収容箱
    のドアの内側に取付けられており、消火器が収容箱内の
    所定位置に位置され、かつドアが閉じられた際に消火器
    と警報器とが上記セット位置に位置されることを特徴と
    する請求項1に記載の消火器の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 消火器に警報器が一体に設けられてお
    り、この警報器は、消火器が置かれた際に警報を停止
    し、かつ消火器が持上げられた際に警報を発することを
    特徴とする消火器の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 上記警報器は、ぜんまいを動力源として
    ベルを鳴らすようになっていることを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれかに記載の消火器の盗難防止
    装置。
  6. 【請求項6】 上記警報器は、圧縮ガスを駆動源として
    エアホーンを鳴らすようになっていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の消火器の盗
    難防止装置。
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