JPH1083259A - アレイ型ディスク制御装置 - Google Patents

アレイ型ディスク制御装置

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JPH1083259A
JPH1083259A JP9285752A JP28575297A JPH1083259A JP H1083259 A JPH1083259 A JP H1083259A JP 9285752 A JP9285752 A JP 9285752A JP 28575297 A JP28575297 A JP 28575297A JP H1083259 A JPH1083259 A JP H1083259A
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Tatsuo Matoba
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Keiichi Yorimitsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備入出力装置に電源を投入しておき、上位
からの命令を処理していない処理空き時間を利用して予
備入出力装置を含めた装置の異常判定が行えるようにす
る。 【解決手段】 下位装置インタフェース制御部(63)
を介して選択された論理デバイス中のデータディスク装
置、パリティ用ディスク装置及び予備用ディスク装置の
夫々に対して電源を投入し、常時該予備用ディスク装置
(709)をレディ状態とする電力供給手段を有する構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入出力装置を上位
装置からの命令に基づいて制御する入出力制御装置に関
し、特に入出力装置の異常発生時には異常のある入出力
装置に代えて使用される予備用入出力装置の制御を含む
監視制御の改善に関する。近年の計算機システムにおけ
る高信頼化の要求に伴い、入出力サブシステムでの高信
頼化が要求されている。このため、予備用入出力装置を
有する入出力サブシステムが提供されている。この入出
力サブシステムでは予備用入出力装置は通常時には使用
されず、他の現用の入出力装置に読み取りエラーや故障
等の異常が発生したときに初めて使用される。
【0002】このとき予備用入出力装置が正常に動作し
て予備用入出力装置としての役割を果たすためには、事
前に予備用入出力装置の正常/異常を監視し、ハードエ
ラーや読み取りエラー等の予防保守情報を上位装置に提
供する手段を入出力サブシステムにおいて持つ必要があ
る。
【0003】
【従来の技術】異常のある入出力装置に代えて予備用入
出力装置を予防保守情報を上位装置に提供する入出力制
御装置として、従来よりアレー形記憶装置であるアレー
型磁気ディスク制御装置が知られている。このアレー型
磁気ディスク制御装置は、上位装置とのインタフェース
制御部、下位装置とのインタフェース制御部、プロセッ
サ及び各種レジスタを有し、下位装置として複数台のデ
ータディスク装置、1台のパリティ用ディスク装置及び
1台の予備用ディスク装置が接続され、これらを同期回
転制御している。
【0004】アレー型磁気ディスク制御装置は複数台の
データディスク装置及びパリティ用ディスク装置の各々
からデータ及びパリティを並行して読み出し、データの
異常の有無を検査する。データに異常がない通常時はデ
ータはこのまま上位装置に転送される。しかし、データ
に異常有りと検出されたときは、アレー型磁気ディスク
装置は異常のあるデータを読み出した1台のディスク装
置以外の、残りの正常なデータディスク装置とパリティ
ディスク装置から読み出されたデータ及びパリティに基
づいて、正しいデータを復元して上位装置に転送する。
【0005】現用の入出力装置であるデータディスク装
置の1台又はパリティ用ディスク装置に何らかの理由で
読み取りエラーや故障等の異常が規定回数以上発生した
ときは、その段階で残りの正常なデータディスク装置と
パリティ用ディスク装置から、異常なデータディスク装
置又は異常なパリティ用ディスク装置に書かれている全
てのデータを自動的に予備用ディスク装置に復元し、こ
の後は現用入出力装置として異常発生ディスク装置に代
えて使用することにより、所要の処理動作を続行させ、
システムダウンを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、予備用ディス
ク装置自体にハードエラーや読み取りエラーがあって
も、そのことが上位装置には全くわからず、異常発生デ
ィスク装置に代えて初めて予備用ディスク装置を入出力
装置として使用するときに、予備用ディスク装置自体の
ハードエラーや読み取りエラー等が発見され、予備用デ
ィスク装置としての役割を果たせないことがある。
【0007】そこで、従来複数のユニットからなる通常
系と、通常系のユニットの予備ユニットを有する装置に
おいて、予備ユニットに対し通常系の任意のユニットと
同一の入力信号を与え、予備ユニットと上記任意のユニ
ットの両出力信号を比較することにより、予備ユニット
を監視する方式が知られている(特開昭56−7235
9号公報)。しかし、この監視方式は通常系の現用ユニ
ットと同時に常時予備ユニットを稼動する必要があるた
め、前記した入出力制御装置では制御する入出力装置が
実質的に1台増えることと等価であり、上位装置の負荷
が大きい。
【0008】また、入出力制御装置の異常を時間監視タ
イムテーブルに従って監視する方式(特開昭62−21
2856号公報)も知られているが、このものは予備用
入出力装置に対しての異常を監視するものではなく、ま
た処理の空き時間を利用したものでもない。更に、従来
より中央処理装置(CPU)が現用と予備用の二重化構
成された装置において、予備系のCPUでもソフトウェ
アを走行させて実動作に近い形態で診断を行なう監視方
式(特開平2−93953号公報)及び予備系のCPU
を一定周期で診断を行なう監視方式(特開昭62−90
068号公報)なども従来より知られている。しかし、
上記のCPUが二重化された装置の各監視方式はいずれ
も処理の空き時間を利用して予備CPUの監視を行なう
ものではない。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、予備用入出力装置及び/又は現用の入出力装置の状
態を監視する際、上位装置からの命令の処理実行を行な
っていない処理空き時間を利用し、特に予備用ディスク
装置(入出力装置)を使用しないときであっても、電源
を常時投入して予備用ディスク装置を常時レディ状態に
しておき、予備用ディスク装置を含めた各装置の異常判
定が行えるアレイ型ディスク制御装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上位装置との間で転送されるデータと当該データか
ら作成した冗長データとがそれぞれ格納される複数台の
ディスク装置(30)と、一台の予備用ディスク装置
(31)とを含んで成る論理デバイスが接続される下位
装置インタフェース制御部(26)を有し、該下位装置
インタフェース制御部は、上位装置(10)に接続さ
れ、前記上位装置(10)から発行される前記複数台の
ディスク装置(30)及び前記予備用ディスク装置(3
1)への動作命令を受けるチャネルインタフェース制御
部(21)と、該チャネルインタフェース制御部を介し
て上位装置から入力されたコマンドに基づき、前記デー
タを格納する複数台のディスク装置の読み出し及び書き
込み動作を制御するとともに、前記データを格納する論
理テバイスに含まれる複数台のディスク装置が正常な場
合には前記データを格納する複数台のディスク装置を制
御し、前記データを格納する論理デバイスに含まれる複
数台のディスク装置のいずれかにエラーが発見された場
合には正常なディスク装置及び予備用ディスク装置を制
御する動作制御部と、前記論理デバイス中の複数のディ
スク装置及び予備用ディスク装置のそれぞれに対し電力
を供給する電力供給手段と、を備え、当該論理デバイス
中の全てのディスク装置を、リードライトコマンド及び
シークコマンドの実行が可能な状態に常に保持しておく
こと、を特徴とするアレイ型ディスク制御装置である。
【0011】上記構成によれば、全てのディスク装置に
電力を供給するのみならず、上位装置からアクセスがあ
った時には直ちに応答して動作できるレディ状態、すな
わちリードライトコマンド及びシークコマンドの実行が
可能な状態に常に保持しておくことで、冗長性のある、
すなわち、予備ディスク装置を常に正常な状態にしてお
くアレイ型ディスク制御装置が実現できる。この点で、
待機中の予備装置に常に電源を供給するのみで予備装置
をレディ状態に保持することをしない公知のホットスタ
ート方式とは異なるものである。すなわち、単に予備装
置は、通電されているだけでは動作不可能であり、正常
に動作するためにはレディ状態になっている必要があ
る。本発明は予備ディスク装置を含めた各装置をレディ
状態とすることで、これらの異常判定が行えるようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明をより詳細に説明するため
に、以下添付図面に従って説明する。図1は本発明の原
理構成図を示す。図1において、入出力制御装置20は
上位装置インタフェース制御部21、検査手段22、制
御手段23、判定手段24、予防保守情報格納用レジス
タ25、下位装置インタフェース制御部26及びパトロ
ール用タイマレジスタ27を有する。上位装置インタフ
ェース制御部21は上位装置10から発行された命令を
受信する。下位装置インタフェース制御部26は複数台
の入出力装置30と1台の予備用入出力装置31に夫々
接続されている。検査手段22は入出力装置30よりデ
ータ及び誤り検出符号を並行して読み出し、読み出した
データと誤り検出符号とを用いて誤り検査を行ない、入
出力装置30のデータの正常性を検査する。
【0013】制御手段23は、検査手段22の検査結果
がすべての入出力装置30の読み出しデータが正常であ
ることを示しているときは、入出力装置30のみを選択
し、上位装置10からの命令に従い、入出力制御装置3
0の動作を制御する。従って、このときは予備用入出力
装置31は使用されない。一方、検査手段22の検査結
果が複数台の入出力装置30のうち1台の入出力装置の
読み出しデータに異常があり、これが規定回数を越えた
場合、下位装置インタフェース制御部26は異常発生し
た入出力装置以外の残りの正常な入出力装置から読み出
されるデータ及び誤り検出符号から、異常発生入出力装
置に書き込まれている全てのデータを復元し、復元した
データを予備用入出力装置31に書き込む。従って、以
後、予備用入出力装置31は異常発生入出力装置の代わ
りに現用の入出力装置として使用される。
【0014】判定手段24は上位装置10から上位装置
インタフェース制御部21を介して入力される命令の処
理実行を制御手段23が行なっていない処理空き時間
に、下位装置インタフェース制御部26を介して入出力
装置及び予備用入出力装置31又は予備用入出力装置3
1を選択し、選択した入出力装置30及び予備用入出力
装置31又は予備用入出力装置31が正常動作するか否
か判定する。
【0015】判定手段24により異常と判定された時
は、その異常に関する情報が予防保守情報格納用レジス
タ25に格納される。予防保守情報として後に上位装置
10へ通知するためである。また、前記判定手段24が
判定を行なう処理空き時間は、パトロール用タイマレジ
スタ27の計数値から判定される。上記の判定手段24
は予備用入出力装置31に対してデータの書き込み、あ
るいはシーク動作終了後に予備用入出力装置31から送
出される信号がハードエラーを示しているときは異常と
判定する。また、判定手段24は予備用入出力装置31
に対してデータの読み出しを実行し、その読み出しデー
タに読み取りエラーがあるときは異常と判定する。
【0016】かかる構成の入出力制御装置20によれ
ば、予備用入出力装置31が使用されないときであって
も、処理空き時間を利用して予備用入出力装置31の異
常の有無を検出できる。また、予備用入出力装置31に
異常があるときは予防保守情報格納用レジスタ25から
の予防保守情報が上位装置10に通知されるので、上位
装置10はその予防保守情報に基づき予防用入出力装置
31自体のハードエラーや読み取りエラーを確認でき
る。
【0017】また、入出力制御装置20によれば、予備
用入出力装置31に限らず、入出力装置30の異常の有
無も検出できる。この場合、判定手段24は入出力装置
30に対してシーク動作を実行した後、入出力装置30
からハードエラー信号が入力されたとき異常と判定す
る。この入出力制御装置20は例えば図2に201 ,2
2 で示す如く2組設け、上位装置10を共有し、か
つ、複数の論理デバイス400 〜40N を共有するよう
にしてもよい。ここで、論理デバイス400 〜40N
各々は複数台の入出力装置30と1台の予備用入出力装
置31とからなる。
【0018】かかる構成によれば、入出力制御装置20
1 と202 が、上位装置10よりの命令に基づき夫々異
なる論理デバイスを同時に選択して制御することができ
る。次に図3の一実施例について説明する。同図中、ア
レー型磁気ディスク制御装置60は前記入出力制御装置
20に相当する。アレー型磁気ディスク制御装置60は
上位装置インタフェース制御部21に相当するチャネル
インタフェース制御部61、動作制御部62a、判定制
御部62b、下位装置インタフェース制御部26に相当
する下位装置インタフェース制御部63、予防保守情報
格納用レジスタ64、パトロール用タイマレジスタ65
及び回転同期制御部66を有する。
【0019】動作制御部62aは前記した検査手段2
2、制御手段23を構成する回路部で、判定制御部62
bは前記した判定手段24を構成する回路部で、いずれ
もプロセッサ621、コントロールストレージ622、
システムリセットタイマレジスタ623、動作時間監視
タイマレジスタ624、シークアドレスレジスタ62
5、論理デバイスアドレスレジスタ626、エラー検出
フラグレジスタ627及びデータ転送制御部628から
なる。
【0020】プロセッサ621はマイクロプログラム制
御方式のアレー型磁気ディスク制御装置60全体を制御
する。また、コントロールストレージ622はプロセッ
サ621のインストラクションコードが格納されてお
り、またファームウェア制御用テーブルとしても使われ
る。データ転送制御部628はチャネルインタフェース
制御部61と下位装置インタフェース制御部63との間
のデータ転送を制御し、また転送データのパリティを生
成し、それを下位装置インタフェース制御部63へ転送
する。
【0021】下位装置インタフェース制御部63は♯0
〜♯9のディスク制御部630〜639を有する。ま
た、チャネルインタフェース制御部61は制御レジスタ
群を有しており、上位装置50との間で双方向のデータ
通信を行なう。上位装置50は中央処理装置(CPU)
で構成されている。また、回転同期制御部66は後述の
論理デバイス700 〜70N 内の各10台の磁気ディス
ク装置の磁気ディスクを同期回転させている。
【0022】一方、ディスク制御部630〜639はN
+1個の論理デバイス700 〜70 N に夫々接続されて
いる。論理デバイス700 〜70N は夫々同一構成で、
10台の磁気ディスク装置700〜709からなる。こ
のうち、磁気ディスク装置700〜707はデータディ
スク装置で、磁気ディスクにデータが予め書き込まれて
おり、また任意に書き込み、読み出し可能な構成とされ
ている。
【0023】また、磁気ディスク装置708はパリティ
用ディスク装置で、記録再生する磁気ディスク(以下、
これをパリティディスクという)にデータディスク装置
700〜707に書き込まれたデータのパリティビット
が書き込まれている。更に、磁気ディスク装置709は
予備用ディスク装置で、記録再生する磁気ディスク(以
下、これを予備ディスクという)にデータ又はパリティ
は初期時には書き込まれていない。論理デバイス700
〜70N は同時刻では1台の論理デバイスのみアレー型
磁気ディスク制御装置60で制御される。
【0024】なお、図3に示すアレー型磁気ディスク制
御装置60は、図2に示したように2台並列に設けら
れ、上位装置50を共有し、かつ、論理デバイス700
〜70 N を夫々制御できるように接続されている。この
ような構成のアレー型磁気ディスク制御装置60は、上
位装置50からの命令に基づくデータを例えば8バイト
同時に、データディスク装置700〜707に書き込
み、かつ、それらのデータのパリティもパリティ用ディ
スク装置708に書き込み、またそれらを読み出すよう
にしているため、データの転送スピードを1台の磁気デ
ィスク装置を使用した場合に比し高速にできるという特
長がある。
【0025】しかも、上位装置50からの命令実行時に
上記の9台のディスク装置700〜708のいずれかで
読み取りエラーや故障の異常が発生したことがわかった
場合、その異常発生のあるディスク装置の内容を残りの
正常な8台のディスク装置のデータから磁気ディスクサ
ブシステム内で自動的に復元して予備用ディスク装置7
09に復元データを書き込むことができるため、信頼性
が高いという特長がある。
【0026】例えば、8台の磁気ディスクに書き込まれ
ているデータをD0 〜D7 、1台のパリティ用ディスク
装置708のパリティディスクに書き込まれているパリ
ティをP0 とし、このうちデータディスク装置702の
磁気ディスクで異常が発生した場合、読み取れないデー
タD2 を、正常に読み取りができた他のデータD0 ,D
1 ,D3 〜D7 及びパリティP0 から復元する。そし
て、データディスク装置702で規定回数以上の異常が
発生した場合、データディスク装置702に書き込まれ
ている全てのデータを残りの正常な8台のディスク装置
の中から磁気ディスクサブシステム内で自動的に復元し
て予備ディスクに書き込み、以後データディスク装置7
02の代りに予備用ディスク装置709が用いられる。
【0027】このようなアレー型磁気ディスク制御装置
60を用いた入出力サブシステムにおいて、主として上
位装置50からの命令の非実行時に行なう各実施例の動
作について説明する。まず、本発明の第1実施例の動作
について図4と共に説明する。本実施例は、図3中のシ
ステムリセットタイマレジスタ623、動作時間監視タ
イマレジスタ624、シークアドレスレジスタ625、
論理デバイスアドレスレジスタ626及びエラー検出フ
ラグレジスタ627は使用せず、予備用ディスク装置7
09のパトロール動作だけを実行する。図4において、
まずプロセッサ621は上位装置50からの命令が有る
かどうか判定する(ステップ81)。ここで、中央処理
装置(CPU)を含む上位装置50がアレー型磁気ディ
スク制御装置60を介して一つの論理デバイスにデータ
の書き込み、読み出し等の命令を発行すると、アレー型
磁気ディスク制御装置60はディスク制御部630〜6
39を介してディスク装置700〜708の9台の磁気
ディスクに同時にデータ及びパリティの書き込み、読み
出しを実行する。
【0028】すなわち、プロセッサ621は1つの命令
を実行する毎に図4に示すように上位装置50からの命
令が有るかどうかチェックし(ステップ81)、上記の
命令を検出すると、次にパトロール動作によりエラーを
検出した論理デバイスへの命令かどうか判定する(ステ
ップ82)。通常は否であるので、上位装置50からの
命令を実行し(ステップ83)ステップ81へ戻る。
【0029】ここで、データが例えば8バイトであるも
のとすると、書き込み時は各1バイトのデータがディス
ク制御部630〜637を介してデータディスク装置7
00〜707へ並列に出力され、また、これら8バイト
のデータからデータ転送制御部628で生成されたパリ
ティがディスク制御部638を介してパリティ用ディス
ク装置708へ出力される。読み出し時はディスク装置
700〜708で再生されたデータ及びパリティがディ
スク制御部630〜638を介してデータ制御転送部6
28へ入力される。
【0030】一方、ステップ81で上位装置50からの
命令が無いと判定されたときは、上位装置50に対し割
込み処理が必要か否か判定する(ステップ84)。例え
ばコマンドチェインのため、シーク終了後のデバイスか
らのデバイスエンド通知に基づく上位装置50に対する
割込み処理などの割込み処理が必要か否か判定する。割
り込みが必要な場合は上位装置50に対して割込み処理
を実行する(ステップ85)。割り込みが不要な場合は
パトロール用タイマレジスタ65の読み出し(ステップ
86)、インクリメント(ステップ87)、格納(ステ
ップ88)を順次行ない、パトロール用タイマレジスタ
65の上記インクリメント後の値が所定値を越えたか
(すなわち規定時間に相当する値を越えたか)否かの判
定を行なう(ステップ89)。ステップ89で所定値を
越えていないと判定された場合は再びステップ81へ戻
る。
【0031】一方、ステップ89で所定値を越えている
と判定されたときは、ステップ90へ進み、予備用ディ
スク装置709に対してパトロール動作を実行する(ス
テップ90)。具体的には、プロセッサ621が自分で
予め定めた特定パターンのデータを発生し、それをデー
タ転送制御部628を介してディスク制御部639に入
力し、ここでエラー検出コードを特定パターンのデータ
に基づいて生成して上記特定パターンのデータに付加す
る。そして、これらの特定パターンのデータ及びエラー
検出 コードを論理デバイスアドレスレジスタ626で
指定された論理デバイス中の予備用ディスク装置639
の1トラックに書き込み、それを読み出す。
【0032】予備用ディスク装置639は上記のパトロ
ール動作(リード、ライト動作)が正常に行なわれなか
ったときはハードエラー信号をディスク制御部639へ
送出する。また、リード動作により予備用ディスクから
読み出し出力されたデータ及びエラー検出コードはディ
スク制御部639を介してデータ転送制御部628へ入
力される。プロセッサ621は上記のハードエラー信号
の入力の有無及び上記読み出しデータ等の読み取りエラ
ーがあったか否かによりパトロール動作が正常終了した
か否か判定する(ステップ91)。エラーが無かったと
きはプロセッサ621は正常終了と判定して、コントロ
ールストレージ622内にあるパトロール動作によるエ
ラー検出フラグをリセットする(ステップ92)。
【0033】一方、ステップ91でエラー発生と判定し
たときは、プロセッサ621は例えばシークが正常に終
了しないなどのハードエラー、あるいは読み取りエラー
等のエラー状態の詳細情報を収集して予防保守情報格納
用レジスタ64へ格納し(ステップ93)、コントロー
ルストレージ622内にあるパトロール動作によるエラ
ー検出フラグをセットする(ステップ94)。
【0034】ステップ92又は94の処理が終了する
と、ステップ81に戻る。以下、上記と同様にして上位
装置50からの命令が無い処理空き時間に(ステップ8
1)、パトロール用タイマレジスタ65により判定され
る規定時間毎に(ステップ86〜89)、各論理デバイ
スの予備用ディスク装置709の予備ディスクの1トラ
ックに対して上記の特定パターンのデータ及びエラー検
出コードの書込みと読み出し及びエラー検出等が行なわ
れていく(ステップ90)。
【0035】論理デバイス70N の最初の1トラックへ
の上記の書込みと読み出しが終了すると、次に論理デバ
イス700 の予備用ディスク装置709の予備ディスク
の次の1トラックに対して上記の特定パターンのデータ
及びエラー検出コードの書き込みと読み出し及びエラー
検出等が行なわれる。以下、上記と同様の動作が繰り返
される。
【0036】その後、パトロール動作によりエラーが検
出された予備ディスクが属する論理デバイスに対して上
位装置50から命令が発行されたときに(ステップ8
1,82)、プロセッサ621は予防保守情報格納用レ
ジスタ64から格納してある予防保守情報を読み出し
て、それをチャネルインタフェース制御部61を介して
上位装置50に送出し、予備用ディスク装置のエラー情
報を通知した後(ステップ95)、ステップ81に戻
る。
【0037】これにより、本実施例によれば、予備用デ
ィスク装置709自体にハードエラーや読み取りエラー
等があった場合には、アレー型磁気ディスク制御装置6
0から通知される予防保守情報に基づき、事前に予備用
ディスク装置709自体のハードエラーや読み取りエラ
ー等に対する修理や交換が実施可能となる。これによ
り、予備用ディスク装置709を異常が発生したディス
ク装置の代わりとして使用する際に、予備用ディスク装
置709を直ちに使用できる。
【0038】次に本発明の第2実施例の動作について、
図5及び図6のフローチャートと共に説明する。本実施
例は予備用ディスク装置709に対するパトロール動作
だけでなく、現用の入出力装置であるデータディスク装
置700〜707及びパリティ用ディスク装置708に
対してもパトロール動作を実行するようにしたものであ
る。
【0039】図5において、まずアレー型磁気ディスク
制御装置60に電源が投入されると、図5のステップ1
01にてパワーオンシーケンスが実行される。このパワ
ーオンシーケンスにより前記した各種レジスタ64,6
5,623〜627の初期化などが行なわれる。また、
上記電源投入により、論理デバイス700 〜70N に電
源が投入され、予備用ディスク装置709も他のディス
ク装置700〜708と同様に電源が投入される。
【0040】続いて、プロセッサ621は上位装置50
からの命令が有るかどうか判定する(ステップ10
2)。ここで、中央処理装置(CPU)を含む上位装置
50がアレー型磁気ディスク制御装置60を介して一つ
の論理デバイスにデータの書き込み、読み出し等の命令
を発行すると、アレー型磁気ディスク制御装置60はデ
ィスク制御部630〜639を介してディスク装置70
0〜708の9台の磁気ディスクに同時にデータ及びパ
リティの書き込み、読み出しを実行する。
【0041】すなわち、プロセッサ621は1つの命令
を実行する毎に図5に示すように上位装置50からの命
令が有るかどうかチェックし(ステップ102)、上記
の命令を検出すると、次にパトロール動作によりエラー
を検出した論理デバイスへの命令かどうか判定する(ス
テップ103)。通常は否であるので、上位装置50か
らの命令を実行し(ステップ104)、動作時間監視タ
イマレジスタ624を初期化した後(ステップ10
5)、ステップ102へ戻る。
【0042】一方、ステップ102で上位装置50から
の命令が無いと判定されたときは、上位装置50に対
し、コントロールユニットエンド(CU End)、デ
バイスエンド等の割込み処理が必要か否か判定する(ス
テップ106)。割り込みが必要な場合は上位装置50
に対して割込み処理を実行する(ステップ107)。割
り込みが不要な場合はパトロール用タイマレジスタ65
のインクリメント(ステップ108)、システムリセッ
トタイマレジスタ623のインクリメント(ステップ1
09)を順次行ない、システムリセットタイマレジスタ
623の値が10分に相当する所定値を越えたか否かの
判定(ステップ110)と、パトロール用タイマレジス
タ65の値が所定値を越えたか(すなわち規定時間であ
る1秒に相当する値を越えたか)否かの判定(ステップ
111)とを順次行なう。ステップ110及び111の
いずれも所定値を越えていない場合は再びステップ10
2へ戻る。上記のパトロール用タイマレジスタ65によ
り定められる1秒は、後述する如く、論理デバイスの選
択周期であり、これは上位装置50からの命令処理に支
障をきたさないように、経験により定められた時間であ
る。
【0043】一方、ステップ110及び111のいずれ
の判定時も所定値を越えていると判定されたときは、ス
テップ112へ進み、保守パネル上に設けられたハード
ウェアスイッチの設定又は上位装置50からの命令によ
り、パトロール動作が禁止されているかの判定を行な
う。パトロール動作が禁止されている場合はステップ1
02へ戻り、他方、パトロール動作が禁止されていない
通常の場合は、上位装置50からの命令に対し、コント
ロールユニットビジー(Cu Busy)を返すモード
をセットし(ステップ113)、その後パトロール動作
実行用論理デバイスアドレスレジスタ626の内容を読
み出し(ステップ114)、当該論理デバイスを選択す
る(ステップ115)。
【0044】続いて、当該論理デバイスが使用可能状態
か判定する(ステップ116)。これは当該論理デバイ
スの電源が入っていなくても、ステップ115による論
理デバイスの選択は行なわれるので、当該論理デバイス
からのステータスをプロセッサ621が見て当該論理デ
バイスが使用可能状態かをチェックするのである。当該
論理デバイスが使用可能状態であるときは当該論理デバ
イスが他系から使用中か判定される(ステップ11
7)。すなわち、図2に示したようにアレー型磁気ディ
スク制御装置60が2台若しくはそれ以上同時に使用さ
れているような場合において、当該論理デバイスが他系
のアレー型磁気ディスク制御装置により既に使用中のと
きは使用できないからである。
【0045】当該論理デバイスが使用可能状態でないと
き(ステップ116)、又は当該論理デバイスが他系か
ら使用中のとき(ステップ117)は、当該論理デバイ
スの選択状態を解除し(ステップ118)、パトロール
動作実行用論理デバイスアドレスレジスタ626をイン
クリメントして格納する(ステップ119)。すなわ
ち、当該論理デバイスの選択をあきらめて、次の論理デ
バイスを選択するようにする。その後、パトロール用タ
イマレジスタ65及び動作時間監視タイマレジスタ62
4を夫々初期化して(ステップ120)、ステップ10
2へ戻る。
【0046】他方、当該論理デバイスが使用可能状態
で、かつ、他系から使用中でないとき(ステップ11
6,117)は、図6のステップ121へ進み、当該論
理デバイス内の物理デバイス(すなわち、データディス
ク装置700〜707、パリティ用ディスク装置708
及び予備用ディスク装置709)の状態を読み取る(ス
テップ121)。
【0047】続いて、当該論理デバイスに対して20秒
の間にコマンドが実行されたか否か判定される(ステッ
プ122)。「20秒」か否かは動作時間監視タイマレ
ジスタ624の値が、20秒に相当する値(回数)にな
ったか否かで判断する。また、「20秒」の値自体は経
験値で、必ずしもこの時間に限定されるものではない。
【0048】20秒間の間にコマンドが実行されないと
きは、パトロール動作モードを論理デバイスモードとす
る(ステップ123)。この論理デバイスモードは、現
用のデータディスク装置700〜707及びパリティ用
ディスク装置708及び予備用ディスク装置709を
使用するモードである。このモードに切換わると、次に
パトロール動作実行用シークアドレスレジスタ625を
インクリメントした後(ステップ124)、上記の論理
デバイス(すなわち、ディスク装置700〜708)の
夫々のヘッドを現在の位置から一旦一定距離移動して再
び元の位置に戻すシーク動作を実行する(ステップ12
5)。このシーク動作は、パトロールシーク動作であっ
て、ヘッドを長時間一定位置に静止しておくと、ヘッド
にゴミが付着し、記録再生動作に悪影響を与えるので、
ゴミのヘッドへの付着を防止するために行なわれる。
【0049】上記のパトロールシーク動作が正常に終了
しない場合は、正常終了しないディスク装置から対応す
るディスク制御部へハードエラー信号が送出される。そ
こで、プロセッサ621はこのハードエラー信号の入力
の有無からエラー発生の有無を検出し(ステップ12
6)、エラー検出時は後述のステップ138の処理を実
行し、エラー非検出時は後述のステップ140の処理を
実行する。
【0050】他方、20秒の間にコマンドが実行された
とステップ122で判定されたときは、予備用ディスク
装置709が動作可能状態(待機状態)かを確認した後
(ステップ127)、パトロール動作モードを物理デバ
イスモードとする(ステップ128)。この物理デバイ
スモードは予備用ディスク装置709のみを使用するモ
ードである。このモードに切換わると、次にパトロール
動作実行用シークアドレスレジスタ625をインクリメ
ントした後(ステップ129)、予備用ディスク装置7
09に対しシーク動作を実行する(ステップ130)。
【0051】このシーク動作はライト時に予め行なわれ
るシーク動作であって、本実施例の対象とする予備用デ
ィスク装置709がライト時及びリード時の夫々に先立
ってヘッドを一定距離移動させるシーク動作が構造的に
必要であるためである。しかし、このシーク動作によ
り、前記パトロールシークと同様にヘッドへのゴミの付
着も防止される。このシーク動作が正常に終了しなかっ
た場合は予備用ディスク装置709がディスク制御部6
39へハードエラー信号を送出する。そこで、次のステ
ップ131ではこのハードエラー信号が入力されるとき
はエラー発生と判断し、ハードエラー信号が入力されな
いときは正常と判定する。
【0052】正常の場合は予備用ディスク装置709に
対して前記した特定パターンのデータとエラー検出コー
ドのライト動作を実行する(ステップ132)。予備用
ディスク装置639は上記のライト動作が正常に行なわ
れなかったときはシーク動作と同様にハードエラー信号
をディスク制御部639へ送出するので、プロセッサ6
21はこのハードエラー信号の入力の有無からエラー発
生か否かをチェックする(ステップ133)。続いて、
エラーが無いときはリード動作に先立つシーク動作を予
備用ディスク装置134に対して実行し(ステップ13
4)、上記エラー検出コード及びデータを書き込んだ1
トラックの先頭位置にヘッドを移動した後、ハードエラ
ー信号の有無によりエラー発生か否かをチェックし(ス
テップ135)、エラーが無いときはリード動作を実行
し(ステップ136)、上記のデータ及びエラー検出コ
ードを再生する。
【0053】このリード動作終了時にハードエラーが有
るときはハードエラー信号がディスク制御部639に供
給される。また、リード動作により予備 ディスクから
読み出し出力されたデータ及びエラー検出コードはディ
スク制御部639を介してデータ転送制御部628へ入
力される。プロセッサ621は上記のハードエラー信号
の入力の有無及び読み取りエ ラーがあったか否か判定
する(ステップ137)。エラーが無かったときはプロ
セッサ621は正常終了と判定して、エラー検出フラグ
レジスタ627のエラー検出フラグをリセットする(ス
テップ140)。
【0054】一方、ステップ126,131,133,
135又は137でエラー発生と判定したときは、プロ
セッサ621は例えばシークが正常に終了しないなどの
ハードエラー、あるいは読み取りエラー等のエラー状態
の詳細情報を収集して予防保守情報格納用レジスタ64
へ格納し(ステップ138)、エラー検出フラグレジス
タ627のエラー検出フラグをセットする(ステップ1
39)。
【0055】ステップ139又は140の処理が終了す
ると、又はステップ127で予備用ディスク装置709
がパトロール動作可能な状態にないと判定されたとき
は、Cu Busy状態を解除した後(ステップ14
1)、図4のステップ118〜120により現在の論理
デバイスの選択状態を解除した後パトロール動作実行完
了用論理デバイスアドレスレジスタ626をインクリメ
ントして次の論理デバイスを指定し、またパトロール用
タイマレジスタ65及び動作時間監視タイマレジスタ1
20を夫々初期化した後ステップ102へ戻る。
【0056】以下、上記と同様にして上位装置50から
の命令が無い処理空き時間に(ステップ102)、パト
ロール用タイマレジスタ65により判定される規定時間
(通常1秒)毎に(ステップ111)、各論理デバイス
の予備用ディスク装置709の予備ディスクの1トラッ
クに対して上記の特定パターンのデータ及びエラー検出
コードの書込みと読み出し及びエラー検出等が行なわれ
ていく(ステップ129〜137)。
【0057】論理デバイス70N の予備用ディスク装置
709の最初の1トラックへの上記の書込みと読み出し
が終了すると、次に論理デバイス700 の予備用ディス
ク装置709の予備ディスクの次の1トラックに対して
上記の特定パターンのデータ及びエラー検出コードの書
き込みと読み出し及びエラー検出等が行なわれる。以
下、上記と同様の動作が繰り返される。
【0058】ここで、1秒後に論理デバイスが選択され
たときに予備ディスクにデータが書き込み及び読み出し
されるトラックは、前回のトラックの隣接トラックでは
なく、一定トラック数離れたトラックとされている。す
なわち、予備ディスクの記録面を複数のゾーンに分割
し、その各分割ゾーンの代表トラックにデータが書き込
まれるようにステップ129におけるシークアドレスレ
ジスタ625のインクリメント数が予め定められてい
る。これにより、短時間で予備ディスクの正常性の判定
ができる。
【0059】その後、パトロール動作によりエラーが検
出された予備ディスクが属する論理デバイスに対して上
位装置50から命令が発行されたときに(ステップ10
2,103)、プロセッサ621は予防保守情報格納用
レジスタ64から格納してある予防保守情報を読み出し
て、それをチャネルインタフェース制御部61を介して
上位装置50に送出し、予備用ディスク装置のエラー情
報を通知した後(ステップ142)、エラー検出フラグ
レジスタ627内のパトロール動作によるエラー検出フ
ラグをリセットし(ステップ143)、ステップ102
に戻る。
【0060】これにより、本実施例によれば、予備用デ
ィスク装置709自体にハードエラーや読み取りエラー
等があった場合は勿論のこと、現用の データディスク
装置700〜707、パリティ用ディスク装置にハード
エラーがあった場合もアレー型磁気ディスク制御装置6
0から通知される予防保守情報に基づき、事前にハード
エラーや読み取りエラー等に対する修理や交換が実施可
能となる。
【0061】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えばパトロール用タイマレジスタ65
及び予防保守情報格納用レジスタ64はハードウェアで
なくともよく、プロセッサ621がファームウェアによ
ってタイマ機能を実行したり、コントロールストレージ
622内に予防保守情報を格納してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るアレイ型デ
ィスク制御装置は、複数台の入出力装置と1台の予備用
入出力装置からなる論理デバイスに接続され、論理デバ
イス内の複数台の入出力装置と同時に制御して上位装置
からのデータの書き込みや読み出しを並行して行なうた
めに、高速のデータ転送に適しており、また異常発生の
ある1台の入出力装置の代りに使用される予備用入出力
装置を電源投入により常に監視してその予防保守情報を
上位装置に提供するようにしているため、高信頼性であ
り、高信頼化が特に要求される計算機システムに適用し
て好適である。
【0063】また、上記効果を有するアレー形記憶シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理構成を示す図である。
【図2】上位装置及び複数の論理デバイスを共有する2
台の入出力制御装置の構成図である。
【図3】本発明になる入出力制御装置の一実施例の構成
図である。
【図4】本発明の第1実施例の動作説明用フローチャー
トである。
【図5】本発明の第2実施例の動作説明用フローチャー
ト(その1)である。
【図6】本発明の第2実施例の動作説明用フローチャー
ト(その2)である。
【符号の説明】 10 上位装置 20 入出力制御装置 21 上位装置インタフェース制御部 22 検査手段 23 制御手段 24 判定手段 25 予防保守情報格納用レジスタ 26 下位装置インタフェース制御部 27 パトロール用タイマレジスタ 30 入出力装置 31 予備用入出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置との間で転送されるデータと当
    該データから作成した冗長データとがそれぞれ格納され
    る複数台のディスク装置(30)と、一台の予備用ディ
    スク装置(31)とを含んで成る論理デバイスが接続さ
    れる下位装置インタフェース制御部(26)を有し、 該下位装置インタフェース制御部は、 上位装置(10)に接続され、前記上位装置(10)か
    ら発行される前記複数台のディスク装置(30)及び前
    記予備用ディスク装置(31)への動作命令を受けるチ
    ャネルインタフェース制御部(21)と、 該チャネルインタフェース制御部を介して上位装置から
    入力されたコマンドに基づき、前記データを格納する複
    数台のディスク装置の読み出し及び書き込み動作を制御
    するとともに、 前記データを格納する論理テバイスに含まれる複数台の
    ディスク装置が正常な場合には前記データを格納する複
    数台のディスク装置を制御し、 前記データを格納する論理デバイスに含まれる複数台の
    ディスク装置のいずれかにエラーが発見された場合には
    正常なディスク装置及び予備用ディスク装置を制御する
    動作制御部と、 前記論理デバイス中の複数のディスク装置及び予備用デ
    ィスク装置のそれぞれに対し電力を供給する電力供給手
    段と、を備え、 当該論理デバイス中の全てのディスク装置を、リードラ
    イトコマンド及びシークコマンドの実行が可能な状態に
    常に保持しておくこと、 を特徴とするアレイ型ディスク制御装置。
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