JPH1082431A - 変速機の同期装置 - Google Patents
変速機の同期装置Info
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- JPH1082431A JPH1082431A JP25536296A JP25536296A JPH1082431A JP H1082431 A JPH1082431 A JP H1082431A JP 25536296 A JP25536296 A JP 25536296A JP 25536296 A JP25536296 A JP 25536296A JP H1082431 A JPH1082431 A JP H1082431A
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- JP
- Japan
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- outer ring
- clutch hub
- ring
- index
- transmission
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0681—Double cone synchromesh clutches
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変速機の同期装置において、クラッチハブに
対するアウタリングの誤った位置への組み込みを防止す
る。 【解決手段】 この変速機の同期装置において、アウタ
リング4にはクラッチハブ2に形成された油溝29にク
リアランスを持って嵌合する位置決め用の凸部30が形
成されている。アウタリング4の凸部3をクラッチハブ
2の油溝29に嵌合させて組み立てることによって、ク
ラッチハブ2に配置された主軸1の軸方向に長い幅を持
つインデックスブロックはアウタリング4の切欠き段部
の低い面に対向し、且つ、短い幅を持つインデックスブ
ロックは切り欠かれていない高い面に対向するように配
置される。
対するアウタリングの誤った位置への組み込みを防止す
る。 【解決手段】 この変速機の同期装置において、アウタ
リング4にはクラッチハブ2に形成された油溝29にク
リアランスを持って嵌合する位置決め用の凸部30が形
成されている。アウタリング4の凸部3をクラッチハブ
2の油溝29に嵌合させて組み立てることによって、ク
ラッチハブ2に配置された主軸1の軸方向に長い幅を持
つインデックスブロックはアウタリング4の切欠き段部
の低い面に対向し、且つ、短い幅を持つインデックスブ
ロックは切り欠かれていない高い面に対向するように配
置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に用いられ
る同期装置を備えた歯車変速機に用いられる変速機の同
期装置に関する。
る同期装置を備えた歯車変速機に用いられる変速機の同
期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両等に用いられる変速機の同期
装置は、変速機ケース内で相対回転する主軸と変速ギヤ
との間に配置されている。変速機の同期装置としては、
例えば、図7及び図8に示すような変速機のデュアル式
同期装置が知られている。
装置は、変速機ケース内で相対回転する主軸と変速ギヤ
との間に配置されている。変速機の同期装置としては、
例えば、図7及び図8に示すような変速機のデュアル式
同期装置が知られている。
【0003】従来の変速機の同期装置では、主軸1に変
速ギヤ8,9が軸受31,32を介して回転可能に取り
付けられている。変速ギヤ8と9との間には、クラッチ
ハブ2が主軸1にスプライン14で嵌合して同一に回転
するように取り付けられている。変速ギヤ8と9には、
ドグ歯10がそれぞれ固定されている。ドグ歯10に形
成された係止孔20には中間リング6の軸方向に延びる
係止爪13が係合している。クラッチハブ2の両側面に
は、外周部に軸方向に延び出したフランジ部15が形成
され、フランジ部15の半径方向内方側に環状溝21が
それぞれ形成されている。クラッチハブ2の環状溝21
には、アウタリング4、インナリング5及び中間リング
6が配置されている。また、クラッチハブ2の周方向の
所定の位置には、インデックスブロック7が主軸1の軸
方向に移動可能に装着されるように、フランジ部15と
環状溝21の一部が切り欠かれた切欠き部22が形成さ
れている。
速ギヤ8,9が軸受31,32を介して回転可能に取り
付けられている。変速ギヤ8と9との間には、クラッチ
ハブ2が主軸1にスプライン14で嵌合して同一に回転
するように取り付けられている。変速ギヤ8と9には、
ドグ歯10がそれぞれ固定されている。ドグ歯10に形
成された係止孔20には中間リング6の軸方向に延びる
係止爪13が係合している。クラッチハブ2の両側面に
は、外周部に軸方向に延び出したフランジ部15が形成
され、フランジ部15の半径方向内方側に環状溝21が
それぞれ形成されている。クラッチハブ2の環状溝21
には、アウタリング4、インナリング5及び中間リング
6が配置されている。また、クラッチハブ2の周方向の
所定の位置には、インデックスブロック7が主軸1の軸
方向に移動可能に装着されるように、フランジ部15と
環状溝21の一部が切り欠かれた切欠き部22が形成さ
れている。
【0004】上記変速機の同期装置は、主軸1に取り付
けたクラッチハブ2の所定の位置に取り付けられたイン
デックスブロック7、クラッチハブ2と共に回転し且つ
インデックスブロック7を介して主軸1の軸方向に移動
されるアウタリング4、アウタリング4の半径方向内向
きに延びるつば部12を介してアウタリング4に係止さ
れたインナリング5、アウタリング4とインナリング5
との間に介在された中間リング6、中間リング6の係止
爪13を介して回転方向に係合するドグ歯10を備えた
変速ギヤ8,9、及びクラッチハブ2の外周に位置して
アウタリング4の係合歯11とドグ歯10とに係合可能
なスリーブ3を有する。更に、アウタリング4にはクラ
ッチハブ2の切欠き部27に係止するインデックス凸部
17が形成され、アウタリング4のインデックス凸部1
7がクラッチハブ2の切欠き部27に係止することによ
って、クラッチハブ2とアウタリング4とが一体に回転
するように構成されている。
けたクラッチハブ2の所定の位置に取り付けられたイン
デックスブロック7、クラッチハブ2と共に回転し且つ
インデックスブロック7を介して主軸1の軸方向に移動
されるアウタリング4、アウタリング4の半径方向内向
きに延びるつば部12を介してアウタリング4に係止さ
れたインナリング5、アウタリング4とインナリング5
との間に介在された中間リング6、中間リング6の係止
爪13を介して回転方向に係合するドグ歯10を備えた
変速ギヤ8,9、及びクラッチハブ2の外周に位置して
アウタリング4の係合歯11とドグ歯10とに係合可能
なスリーブ3を有する。更に、アウタリング4にはクラ
ッチハブ2の切欠き部27に係止するインデックス凸部
17が形成され、アウタリング4のインデックス凸部1
7がクラッチハブ2の切欠き部27に係止することによ
って、クラッチハブ2とアウタリング4とが一体に回転
するように構成されている。
【0005】変速機の同期装置では、クラッチハブ2の
切欠き部27とアウタリング4のインデックス凸部17
との隙間は、インデックス量に設定されることになる。
また、中間リング6は、その内外面に、アウタリング4
とインナリング5とのコーン面23,24に摩擦係合す
るコーン面25,26を有している。スリーブ3は、イ
ンデックスブロック7の弾性力に抗して軸方向に摺動移
動することによって、アウタリング4の係合歯11とド
グ歯10とが係合するように構成されている。また、ア
ウタリング4と中間リング6はスチール等の金属で形成
され、また、インナリング5は真鍮等の別の金属で作製
されている。そこで、アウタリング4と中間リング6と
の間には、焼付きを防止するため、軟質材が介在するよ
うに、中間リング6の外周面には別部材27が固着され
ている。
切欠き部27とアウタリング4のインデックス凸部17
との隙間は、インデックス量に設定されることになる。
また、中間リング6は、その内外面に、アウタリング4
とインナリング5とのコーン面23,24に摩擦係合す
るコーン面25,26を有している。スリーブ3は、イ
ンデックスブロック7の弾性力に抗して軸方向に摺動移
動することによって、アウタリング4の係合歯11とド
グ歯10とが係合するように構成されている。また、ア
ウタリング4と中間リング6はスチール等の金属で形成
され、また、インナリング5は真鍮等の別の金属で作製
されている。そこで、アウタリング4と中間リング6と
の間には、焼付きを防止するため、軟質材が介在するよ
うに、中間リング6の外周面には別部材27が固着され
ている。
【0006】従来の変速機の同期装置は、例えば、実開
平4−127427号公報に開示したものが知られてい
る。該変速機の同期装置は、ダブルシンクロ機構におけ
るコーン面に潤滑油を効率良く導くことにより耐久性を
向上するものであり、インナリングのアウタリングとの
連結側端部に連結用凹溝を形成し、アウタリングのイン
ナリングとの連結側端部に前記連結用凹溝に挿入される
連結用爪部を形成する。インナリングの内周面には、周
方向に環状に連なり連結用凹溝と連通する潤滑油溝を形
成する。潤滑油溝を形成したことによって、ギヤのスラ
スト側端面から導かれる潤滑油を効率良く、コーン面に
取り入れることができ、コーン面の潤滑が効果的に行え
る。
平4−127427号公報に開示したものが知られてい
る。該変速機の同期装置は、ダブルシンクロ機構におけ
るコーン面に潤滑油を効率良く導くことにより耐久性を
向上するものであり、インナリングのアウタリングとの
連結側端部に連結用凹溝を形成し、アウタリングのイン
ナリングとの連結側端部に前記連結用凹溝に挿入される
連結用爪部を形成する。インナリングの内周面には、周
方向に環状に連なり連結用凹溝と連通する潤滑油溝を形
成する。潤滑油溝を形成したことによって、ギヤのスラ
スト側端面から導かれる潤滑油を効率良く、コーン面に
取り入れることができ、コーン面の潤滑が効果的に行え
る。
【0007】また、特開平2−283919号公報に開
示されている変速機の同期装置は、外周に円錐摩擦面を
備えた内方リング、前記円錐摩擦面に対して同心の内周
円錐摩擦面を備えた外方リング、内方リングと外方リン
グとの間に介装されて各円錐摩擦面に当接する同心の内
外周摩擦面を備えた中間リングを有し、外方リングの軸
線方向の一端部分に半径方向内向きに突設された複数の
つめ腕が、内方リングの軸線方向の一端部分に形成され
た複数の係合溝にそれぞれ嵌合されることによって、内
方リングと外方リングとが連動して回転するように構成
され、つめ腕の根部付近の板厚がそれより半径方向内方
の部分の板厚より厚く形成されているものである。ま
た、前記変速機の同期装置では、シンクロナイザハブの
外周部分には、円周方向に適宜間隔を存して複数個の軸
線方向に延存する摺動溝が設けられ、前記摺動溝内にシ
フティングキーは軸線方向に摺動し得るように挿入され
ている。
示されている変速機の同期装置は、外周に円錐摩擦面を
備えた内方リング、前記円錐摩擦面に対して同心の内周
円錐摩擦面を備えた外方リング、内方リングと外方リン
グとの間に介装されて各円錐摩擦面に当接する同心の内
外周摩擦面を備えた中間リングを有し、外方リングの軸
線方向の一端部分に半径方向内向きに突設された複数の
つめ腕が、内方リングの軸線方向の一端部分に形成され
た複数の係合溝にそれぞれ嵌合されることによって、内
方リングと外方リングとが連動して回転するように構成
され、つめ腕の根部付近の板厚がそれより半径方向内方
の部分の板厚より厚く形成されているものである。ま
た、前記変速機の同期装置では、シンクロナイザハブの
外周部分には、円周方向に適宜間隔を存して複数個の軸
線方向に延存する摺動溝が設けられ、前記摺動溝内にシ
フティングキーは軸線方向に摺動し得るように挿入され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なデュアル式同期装置において、図7及び図8に示すよ
うに、アウタリング4に形成した半径方向内向きに延び
るつば部16は、アウタリング4とインナリング5とが
同時に同一回転するために設けられている。アウタリン
グ4に形成された半径方向外向きに延びる凸部17を設
けた平らな面Aは、軸方向寸法や軽量化或いは要求加工
精度のため、つば部16を設けた部分の平らな面Bの高
さより切り欠いた低い面に形成されている。
なデュアル式同期装置において、図7及び図8に示すよ
うに、アウタリング4に形成した半径方向内向きに延び
るつば部16は、アウタリング4とインナリング5とが
同時に同一回転するために設けられている。アウタリン
グ4に形成された半径方向外向きに延びる凸部17を設
けた平らな面Aは、軸方向寸法や軽量化或いは要求加工
精度のため、つば部16を設けた部分の平らな面Bの高
さより切り欠いた低い面に形成されている。
【0009】一方、デュアル式同期装置では、キーブロ
ックであるインデックスブロック7は、例えば、図9に
示すように形成されている。インデックスブロック7
は、中空穴43と空気穴44が形成されたブロック本体
40,45、ブロック本体40,45の中空穴43に嵌
合した係止部材41、及びブロック本体40,45の中
空穴43に配置されて係止部材41を弾性的にブロック
本体40,45から突出させるスプリングから構成され
ている。また、インデックスブロック7(総称では符号
7で示す)には、図10及び図11に示すように、主軸
1の軸方向に寸法が異なる2種類の幅H1 ,H2 、即
ち、主軸1の軸方向の寸法が大きい幅H1 を持つブロッ
ク本体40から成るインデックスブロック7Aと、小さ
い幅H2 を持つブロック本体45から成るインデックス
ブロック7Bとが組み込まれている。しかも、クラッチ
ハブ2とアウタリング4との同心を出すため、インデッ
クスブロック7Aと7Bがクラッチハブ2の円周方向に
それぞれ3個ずつ等分の位相(図2参照)で配置されて
いる。
ックであるインデックスブロック7は、例えば、図9に
示すように形成されている。インデックスブロック7
は、中空穴43と空気穴44が形成されたブロック本体
40,45、ブロック本体40,45の中空穴43に嵌
合した係止部材41、及びブロック本体40,45の中
空穴43に配置されて係止部材41を弾性的にブロック
本体40,45から突出させるスプリングから構成され
ている。また、インデックスブロック7(総称では符号
7で示す)には、図10及び図11に示すように、主軸
1の軸方向に寸法が異なる2種類の幅H1 ,H2 、即
ち、主軸1の軸方向の寸法が大きい幅H1 を持つブロッ
ク本体40から成るインデックスブロック7Aと、小さ
い幅H2 を持つブロック本体45から成るインデックス
ブロック7Bとが組み込まれている。しかも、クラッチ
ハブ2とアウタリング4との同心を出すため、インデッ
クスブロック7Aと7Bがクラッチハブ2の円周方向に
それぞれ3個ずつ等分の位相(図2参照)で配置されて
いる。
【0010】そこで、変速機の同期装置では、スリーブ
3がクラッチハブ2上を摺動移動するシフト時に、クラ
ッチハブ2に設けたインデックスブロック7Aがアウタ
リング4の切り欠かれた段部19の平らな面A即ち低い
面に当接し、クラッチハブ2に設けたインデックスブロ
ック7Bがアウタリング4の高い面の平らな面Bに当接
し、更に、スリーブ3が摺動移動することによって、ス
リーブ3の乗り越し荷重がインデックスブロック7A,
7Bに働いてインデックスブロック7A,7Bがアウタ
リング4に当接し、アウタリング4を若干軸方向に移動
してアウタリング4とインナリング5とのコーン摩擦面
が中間リング6のコーン摩擦面に摩擦係合し、アウタリ
ング4及びインナリング5と中間リング6とが同期して
アウタリング4とドグ歯10とが同期し、スリーブ3が
インデックスブロック7を乗り越えてスリーブ3がアウ
タリング4の係合歯11とドグ歯10とに係合してクラ
ッチハブ2の回転が変速ギヤ8又は9に伝達される。
3がクラッチハブ2上を摺動移動するシフト時に、クラ
ッチハブ2に設けたインデックスブロック7Aがアウタ
リング4の切り欠かれた段部19の平らな面A即ち低い
面に当接し、クラッチハブ2に設けたインデックスブロ
ック7Bがアウタリング4の高い面の平らな面Bに当接
し、更に、スリーブ3が摺動移動することによって、ス
リーブ3の乗り越し荷重がインデックスブロック7A,
7Bに働いてインデックスブロック7A,7Bがアウタ
リング4に当接し、アウタリング4を若干軸方向に移動
してアウタリング4とインナリング5とのコーン摩擦面
が中間リング6のコーン摩擦面に摩擦係合し、アウタリ
ング4及びインナリング5と中間リング6とが同期して
アウタリング4とドグ歯10とが同期し、スリーブ3が
インデックスブロック7を乗り越えてスリーブ3がアウ
タリング4の係合歯11とドグ歯10とに係合してクラ
ッチハブ2の回転が変速ギヤ8又は9に伝達される。
【0011】しかしながら、変速機の同期装置におい
て、図12及び図13に示すように、クラッチハブ2に
対するアウタリング4の組み込み位置を間違って、クラ
ッチハブ2に設けたインデックスブロック7Aをアウタ
リング4の高い面の平らな面Aに対応させて当接させ、
インデックスブロック7Bをアウタリング4の低い面の
平らな面Bに対応させて当接させて組み込む可能性があ
り、このような誤った組み立てを行ったとしても、アウ
タリング4がクラッチハブ2を覆っているため外部から
は検出できないものである。このような誤った組み立て
状態の変速機の同期装置を使用すると、シンクロ時に焼
付きやギヤ鳴りの要因となる。
て、図12及び図13に示すように、クラッチハブ2に
対するアウタリング4の組み込み位置を間違って、クラ
ッチハブ2に設けたインデックスブロック7Aをアウタ
リング4の高い面の平らな面Aに対応させて当接させ、
インデックスブロック7Bをアウタリング4の低い面の
平らな面Bに対応させて当接させて組み込む可能性があ
り、このような誤った組み立てを行ったとしても、アウ
タリング4がクラッチハブ2を覆っているため外部から
は検出できないものである。このような誤った組み立て
状態の変速機の同期装置を使用すると、シンクロ時に焼
付きやギヤ鳴りの要因となる。
【0012】
【課題を解決するため手段】この発明の目的は、上記の
問題を解決することであり、クラッチハブに対するアウ
タリングの組み付けを誤ることがないように、クラッチ
ハブに設けた油溝を利用して、該油溝にのみに係合でき
る凸部をアウタリングに設け、クラッチハブに対するア
ウタリングの位置決めを行い、クラッチハブに対するア
ウタリングの誤組を防止する変速機の同期装置を提供す
ることである。
問題を解決することであり、クラッチハブに対するアウ
タリングの組み付けを誤ることがないように、クラッチ
ハブに設けた油溝を利用して、該油溝にのみに係合でき
る凸部をアウタリングに設け、クラッチハブに対するア
ウタリングの位置決めを行い、クラッチハブに対するア
ウタリングの誤組を防止する変速機の同期装置を提供す
ることである。
【0013】この発明は、主軸に取り付けられたクラッ
チハブ、前記クラッチハブの所定の位置に配置されたイ
ンデックスブロック、前記クラッチハブと共に回転し且
つ前記インデックスブロックを介して前記主軸の軸方向
に移動されるアウタリング、前記アウタリングの半径方
向内向きに延びるつば部を介して前記アウタリングに係
止されたインナリング、前記アウタリングと前記インナ
リングの間に介在された中間リング、前記中間リングの
係止部を介して係止されるドグ歯を備えた変速ギヤ、及
び前記クラッチハブの外周に位置して前記アウタリング
の係合歯と前記ドグ歯とに係合可能なスリーブを具備
し、前記クラッチハブに設けた油溝に前記アウタリング
に設けた位置決め用凸部がクリアランスを持って嵌合し
て組み込まれることによって、前記主軸の軸方向に長い
インデックスブロックが前記アウタリングの側面の切り
欠かれた段部の平らな面に設定され、前記主軸の軸方向
に短いインデックスブロックが前記アウタリングの側面
の切り欠かれていない平らな面に設定されることから成
る変速機の同期装置に関する。
チハブ、前記クラッチハブの所定の位置に配置されたイ
ンデックスブロック、前記クラッチハブと共に回転し且
つ前記インデックスブロックを介して前記主軸の軸方向
に移動されるアウタリング、前記アウタリングの半径方
向内向きに延びるつば部を介して前記アウタリングに係
止されたインナリング、前記アウタリングと前記インナ
リングの間に介在された中間リング、前記中間リングの
係止部を介して係止されるドグ歯を備えた変速ギヤ、及
び前記クラッチハブの外周に位置して前記アウタリング
の係合歯と前記ドグ歯とに係合可能なスリーブを具備
し、前記クラッチハブに設けた油溝に前記アウタリング
に設けた位置決め用凸部がクリアランスを持って嵌合し
て組み込まれることによって、前記主軸の軸方向に長い
インデックスブロックが前記アウタリングの側面の切り
欠かれた段部の平らな面に設定され、前記主軸の軸方向
に短いインデックスブロックが前記アウタリングの側面
の切り欠かれていない平らな面に設定されることから成
る変速機の同期装置に関する。
【0014】また、前記中間リングはその内外面に前記
アウタリングと前記インナリングとのコーン面で摩擦係
合するコーン面を有し、前記スリーブは前記インデック
スブロックの弾性力に抗して軸方向に摺動移動すること
によって前記アウタリングの前記係合歯と前記ドグ歯と
が係合するものである。
アウタリングと前記インナリングとのコーン面で摩擦係
合するコーン面を有し、前記スリーブは前記インデック
スブロックの弾性力に抗して軸方向に摺動移動すること
によって前記アウタリングの前記係合歯と前記ドグ歯と
が係合するものである。
【0015】また、前記アウタリングには前記クラッチ
ハブの切欠き部に係止するインデックス凸部が形成さ
れ、前記切欠き部と前記インデックス凸部との隙間がイ
ンデックス量に設定されている。前記アウタリングに形
成された前記凸部と前記クラッチハブの前記油溝とのク
リアランスは、インデックス量より大きい値に設定され
ている。従って、この変速機の同期装置のインデックス
作動において、前記凸部と前記油溝との当接による干渉
が発生せず、スムースなインデックスを達成できる。
ハブの切欠き部に係止するインデックス凸部が形成さ
れ、前記切欠き部と前記インデックス凸部との隙間がイ
ンデックス量に設定されている。前記アウタリングに形
成された前記凸部と前記クラッチハブの前記油溝とのク
リアランスは、インデックス量より大きい値に設定され
ている。従って、この変速機の同期装置のインデックス
作動において、前記凸部と前記油溝との当接による干渉
が発生せず、スムースなインデックスを達成できる。
【0016】この変速機の同期装置は、以上のように構
成されているので、クラッチハブにアウタリングを組み
込む場合には、アウタリングの位置決め用の凸部をクラ
ッチハブの油溝に挿入して組み立てることによって確実
に適正に組み立てることができ、それによって、幅の大
きいインデックスブロックはアウタリングの低い平らな
面に対応し、幅の小さいインデックスブロックはアウタ
リングの高い平らな面に対応して組み立てられ、クラッ
チハブへのアウタリングの誤組が発生することがなく、
焼付きやギヤ鳴りが発生することがない。
成されているので、クラッチハブにアウタリングを組み
込む場合には、アウタリングの位置決め用の凸部をクラ
ッチハブの油溝に挿入して組み立てることによって確実
に適正に組み立てることができ、それによって、幅の大
きいインデックスブロックはアウタリングの低い平らな
面に対応し、幅の小さいインデックスブロックはアウタ
リングの高い平らな面に対応して組み立てられ、クラッ
チハブへのアウタリングの誤組が発生することがなく、
焼付きやギヤ鳴りが発生することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明による変速機の同期装置の実施例について説明す
る。図1はこの発明による変速機の同期装置の一実施例
を示す断面図、図2は図1の変速機の同期装置における
クラッチハブへのアウタリングの組み付け状態を説明す
る分解断面図、図3は図1の変速機の同期装置のクラッ
チハブを示す平面図、図4は図1の変速機の同期装置の
アウタリングを示す平面図、図5はクラッチハブとアウ
タリングとのインデックスクリアランスを示す説明図、
及び図6はクラッチハブの油溝とアウタリングの凸部と
の間のクリアランスを示す説明図である。図1〜図6で
は、図7及び図8で示した部品と同一の部品には同一の
符号を付している。
発明による変速機の同期装置の実施例について説明す
る。図1はこの発明による変速機の同期装置の一実施例
を示す断面図、図2は図1の変速機の同期装置における
クラッチハブへのアウタリングの組み付け状態を説明す
る分解断面図、図3は図1の変速機の同期装置のクラッ
チハブを示す平面図、図4は図1の変速機の同期装置の
アウタリングを示す平面図、図5はクラッチハブとアウ
タリングとのインデックスクリアランスを示す説明図、
及び図6はクラッチハブの油溝とアウタリングの凸部と
の間のクリアランスを示す説明図である。図1〜図6で
は、図7及び図8で示した部品と同一の部品には同一の
符号を付している。
【0018】この変速機の同期装置は、歯車式変速機に
適用されるものである。歯車式変速機は、例えば、フロ
ントカバーにボルトで取り付けた変速機ケース、変速機
ケースに転がり軸受を介して回転可能に支持されている
インプットシャフト即ちトップギヤシャフト、トップギ
ヤシャフトの凹部に一端部が嵌合して回転自在に支持さ
れているアウトプットシャフト即ちメインシャフトの主
軸1、主軸1に平行に配設されたカウンタシャフト(図
示せず)、主軸1にスプライン嵌合14したクラッチハ
ブ2、主軸1にニードルベアリング等の軸受31,32
を介して回転可能にそれぞれ配置された変速ギヤ8,
9、クラッチハブ2を通じて主軸1と変速ギヤ8,9と
をトルク伝達する各同期装置を有している。
適用されるものである。歯車式変速機は、例えば、フロ
ントカバーにボルトで取り付けた変速機ケース、変速機
ケースに転がり軸受を介して回転可能に支持されている
インプットシャフト即ちトップギヤシャフト、トップギ
ヤシャフトの凹部に一端部が嵌合して回転自在に支持さ
れているアウトプットシャフト即ちメインシャフトの主
軸1、主軸1に平行に配設されたカウンタシャフト(図
示せず)、主軸1にスプライン嵌合14したクラッチハ
ブ2、主軸1にニードルベアリング等の軸受31,32
を介して回転可能にそれぞれ配置された変速ギヤ8,
9、クラッチハブ2を通じて主軸1と変速ギヤ8,9と
をトルク伝達する各同期装置を有している。
【0019】この変速機の同期装置では、インデックス
ブロック7は、例えば、図9に概略図で示すように、ブ
ロック本体40,45の中空穴43内に係止部材41が
配置され、係止部材41がスプリング42によってブロ
ック本体40,45から弾性的に突出したものである
が、インデックスブロック7は、図10に示すように、
クラッチハブ2の側面の切欠き部22に配置された主軸
1の軸方向に長い幅を持つブロック本体40から成るイ
ンデックスブロック7Aと、図11に示すように、クラ
ッチハブ2の側面の切欠き部22に配置された主軸1の
軸方向に短い幅を持つブロック本体45から成るインデ
ックスブロック7Bとから構成されている。クラッチハ
ブ2の所定の位置にアウタリング4を固定することによ
って、長い幅を持つインデックスブロック7Aは、アウ
タリング4の切欠き段部の低い面Aに対向し、また、短
い幅を持つインデックスブロック7Bは、切り欠かれて
いない高い面Bに対向することになる。
ブロック7は、例えば、図9に概略図で示すように、ブ
ロック本体40,45の中空穴43内に係止部材41が
配置され、係止部材41がスプリング42によってブロ
ック本体40,45から弾性的に突出したものである
が、インデックスブロック7は、図10に示すように、
クラッチハブ2の側面の切欠き部22に配置された主軸
1の軸方向に長い幅を持つブロック本体40から成るイ
ンデックスブロック7Aと、図11に示すように、クラ
ッチハブ2の側面の切欠き部22に配置された主軸1の
軸方向に短い幅を持つブロック本体45から成るインデ
ックスブロック7Bとから構成されている。クラッチハ
ブ2の所定の位置にアウタリング4を固定することによ
って、長い幅を持つインデックスブロック7Aは、アウ
タリング4の切欠き段部の低い面Aに対向し、また、短
い幅を持つインデックスブロック7Bは、切り欠かれて
いない高い面Bに対向することになる。
【0020】この変速機の同期装置は、特に、アウタリ
ング4の外周面には、クラッチハブ2に形成された油溝
29に対応する位置に、油溝29に嵌合する位置決め用
の凸部30が設けられていることである。アウタリング
4に凸部30を設けることによって、凸部30がクラッ
チハブ2の油溝29に位置しない場合には、凸部30が
干渉してクラッチハブ2にアウタリング4を組み込むこ
とができない。そこで、同期装置の組み立て作業者は、
クラッチハブ2とアウタリング4とが整合していないこ
とを直ちに認識できて誤組を検出することができ、クラ
ッチハブ2の油溝29にアウタリング4の凸部30が配
置されるように位置調整することになり、アウタリング
4はクラッチハブ2に対して適正に位置決めされること
になる。従って、クラッチハブ2にアウタリング4を組
み込んだ状態で、主軸1の軸方向の寸法が所定の許容範
囲に収まり、シンクロ作動で焼付きやギヤ鳴りが発生す
ることがない。
ング4の外周面には、クラッチハブ2に形成された油溝
29に対応する位置に、油溝29に嵌合する位置決め用
の凸部30が設けられていることである。アウタリング
4に凸部30を設けることによって、凸部30がクラッ
チハブ2の油溝29に位置しない場合には、凸部30が
干渉してクラッチハブ2にアウタリング4を組み込むこ
とができない。そこで、同期装置の組み立て作業者は、
クラッチハブ2とアウタリング4とが整合していないこ
とを直ちに認識できて誤組を検出することができ、クラ
ッチハブ2の油溝29にアウタリング4の凸部30が配
置されるように位置調整することになり、アウタリング
4はクラッチハブ2に対して適正に位置決めされること
になる。従って、クラッチハブ2にアウタリング4を組
み込んだ状態で、主軸1の軸方向の寸法が所定の許容範
囲に収まり、シンクロ作動で焼付きやギヤ鳴りが発生す
ることがない。
【0021】図5及び図6に示すように、アウタリング
4に設けられた凸部30とクラッチハブ2の油溝29と
のクリアランスは、インデックス量より大きい値に設定
されている。クラッチハブ2の切欠き部27の幅をIと
し、アウタリング4のインデックス凸部17の幅をJと
すると、インデックス量は、切欠き部27の幅とインデ
ックス凸部17の幅との間の隙間(I−J)である。ま
た、クラッチハブ2に形成された油溝29の幅をHと
し、アウタリング4に設けた凸部30をGとすれば、凸
部30と油溝29とのクリアランスは、H−Gである。
上記クリアランスがインデックス量より大きくならばけ
ればならないので、(H−G)≧(I−J)が条件にな
る。この条件の下では、アウタリング4に設けた凸部3
0をクラッチハブ2の油溝29内に配置しても、インデ
ックスの干渉とはならず、スムースに変速作動が行われ
る。
4に設けられた凸部30とクラッチハブ2の油溝29と
のクリアランスは、インデックス量より大きい値に設定
されている。クラッチハブ2の切欠き部27の幅をIと
し、アウタリング4のインデックス凸部17の幅をJと
すると、インデックス量は、切欠き部27の幅とインデ
ックス凸部17の幅との間の隙間(I−J)である。ま
た、クラッチハブ2に形成された油溝29の幅をHと
し、アウタリング4に設けた凸部30をGとすれば、凸
部30と油溝29とのクリアランスは、H−Gである。
上記クリアランスがインデックス量より大きくならばけ
ればならないので、(H−G)≧(I−J)が条件にな
る。この条件の下では、アウタリング4に設けた凸部3
0をクラッチハブ2の油溝29内に配置しても、インデ
ックスの干渉とはならず、スムースに変速作動が行われ
る。
【0022】この変速機の同期装置は、上記のように構
成されているので、まず、スリーブ3は、主軸1の軸方
向に摺動移動することによって、クラッチハブ2に配置
したインデックスブロック7(7A,7B)を移動さ
せ、インデックスブロック7(7A,7B)のブロック
本体40,45の側面がアウタリング4の高精度に加工
された低い面Aに当接し、アウタリング4とインナリン
グ5とを軸方向に摺動移動させる。アウタリング4とイ
ンナリング5との軸方向の摺動移動は、それらのコーン
面23,24が中間リング6のコーン面25,26に摩
擦接触し、中間リング6がアウタリング4及びインナリ
ング5に同期するようになる。更に、スリーブ3を主軸
1の軸方向に摺動移動させると、スリーブ3はインデッ
クスブロック7(7A,7B)の弾性力に抗してそれら
を乗り越えて主軸1の軸方向に摺動移動することにな
り、アウタリング4の係合歯11と変速ギヤ8,9のド
グ歯10とが係合し、そこで変速操作が終了する。
成されているので、まず、スリーブ3は、主軸1の軸方
向に摺動移動することによって、クラッチハブ2に配置
したインデックスブロック7(7A,7B)を移動さ
せ、インデックスブロック7(7A,7B)のブロック
本体40,45の側面がアウタリング4の高精度に加工
された低い面Aに当接し、アウタリング4とインナリン
グ5とを軸方向に摺動移動させる。アウタリング4とイ
ンナリング5との軸方向の摺動移動は、それらのコーン
面23,24が中間リング6のコーン面25,26に摩
擦接触し、中間リング6がアウタリング4及びインナリ
ング5に同期するようになる。更に、スリーブ3を主軸
1の軸方向に摺動移動させると、スリーブ3はインデッ
クスブロック7(7A,7B)の弾性力に抗してそれら
を乗り越えて主軸1の軸方向に摺動移動することにな
り、アウタリング4の係合歯11と変速ギヤ8,9のド
グ歯10とが係合し、そこで変速操作が終了する。
【0023】
【発明の効果】この発明による変速機の同期装置は、上
記のように構成されているので、クラッチハブに幅の異
なる二種類のインデックスブロックが取り付けられてい
るが、アウタリングの凸部をクラッチハブの油溝に嵌合
させることによってアウタリングをクラッチハブに対し
て適正に位置決めされて組み付けられ、位置ずれ等の誤
組が発生することなく、的確に幅の大きいインデックス
ブロックがアウタリングの低い当接面に位置し、幅の小
さいインデックスブロックがアウタリングの高い当接面
に位置でき、主軸の軸方向の寸法が適正になり、同期作
動時に焼付きやギヤ鳴りが発生することがない。
記のように構成されているので、クラッチハブに幅の異
なる二種類のインデックスブロックが取り付けられてい
るが、アウタリングの凸部をクラッチハブの油溝に嵌合
させることによってアウタリングをクラッチハブに対し
て適正に位置決めされて組み付けられ、位置ずれ等の誤
組が発生することなく、的確に幅の大きいインデックス
ブロックがアウタリングの低い当接面に位置し、幅の小
さいインデックスブロックがアウタリングの高い当接面
に位置でき、主軸の軸方向の寸法が適正になり、同期作
動時に焼付きやギヤ鳴りが発生することがない。
【図1】この発明による変速機の同期装置の一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1の変速機の同期装置におけるクラッチハブ
へのアウタリングの組み付け状態を説明する分解断面図
である。
へのアウタリングの組み付け状態を説明する分解断面図
である。
【図3】図1の変速機の同期装置のクラッチハブを示す
平面図である。
平面図である。
【図4】図1の変速機の同期装置のアウタリングを示す
平面図である。
平面図である。
【図5】この変速機の同期装置において、クラッチハブ
とアウタリングとの間のインデックス量のクリアランス
を示す説明図である。
とアウタリングとの間のインデックス量のクリアランス
を示す説明図である。
【図6】クラッチハブの油溝とアウタリングの凸部との
クリアランスを示す説明図である。
クリアランスを示す説明図である。
【図7】変速機の同期装置において、インデックスブロ
ックが無い位置を示す断面図である。
ックが無い位置を示す断面図である。
【図8】変速機の同期装置において、インデックスブロ
ックが存在する位置を示す断面図である。
ックが存在する位置を示す断面図である。
【図9】インデックスブロックを示す概略断面図であ
る。
る。
【図10】長い幅を持つブロック本体から成るインデッ
クスブロックの平面図である。
クスブロックの平面図である。
【図11】短い幅を持つブロック本体から成るインデッ
クスブロックの平面図である。
クスブロックの平面図である。
【図12】変速機の同期装置において、クラッチハブに
対するアウタリングの誤った位置での組み付けを説明す
る平面図である。
対するアウタリングの誤った位置での組み付けを説明す
る平面図である。
【図13】図12のクラッチハブに対応する位置でのア
ウタリングを示す平面図である。
ウタリングを示す平面図である。
1 主軸 2 クラッチハブ 3 スリーブ 4 アウタリング 5 インナリング 6 中間リング 7,7A,7B インデックスブロック 8,9 変速ギヤ 10 ドグ歯 11 係合歯 12 つば部 13 係合部 17 インデックス凸部 27 切欠き部 29 油溝 30 凸部
Claims (4)
- 【請求項1】 主軸に取り付けられたクラッチハブ、前
記クラッチハブの所定の位置に配置されたインデックス
ブロック、前記クラッチハブと共に回転し且つ前記イン
デックスブロックを介して前記主軸の軸方向に移動され
るアウタリング、前記アウタリングの半径方向内向きに
延びるつば部を介して前記アウタリングに係止されたイ
ンナリング、前記アウタリングと前記インナリングの間
に介在された中間リング、前記中間リングの係止部を介
して係止されるドグ歯を備えた変速ギヤ、及び前記クラ
ッチハブの外周に位置して前記アウタリングの係合歯と
前記ドグ歯とに係合可能なスリーブを具備し、前記クラ
ッチハブに設けた油溝に前記アウタリングに設けた位置
決め用凸部がクリアランスを持って嵌合して組み込まれ
ることによって、前記主軸の軸方向に長いインデックス
ブロックが前記アウタリングの側面の切り欠かれた段部
の平らな面に設定され、前記主軸の軸方向に短いインデ
ックスブロックが前記アウタリングの側面の切り欠かれ
ていない平らな面に設定されることから成る変速機の同
期装置。 - 【請求項2】 前記中間リングはその内外面に前記アウ
タリングと前記インナリングとのコーン面で摩擦係合す
るコーン面を有し、前記スリーブは前記インデックスブ
ロックの弾性力に抗して軸方向に摺動移動することによ
って前記アウタリングの前記係合歯と前記ドグ歯とが係
合する請求項1に記載の変速機の同期装置。 - 【請求項3】 前記アウタリングには前記クラッチハブ
の切欠き部に係止するインデックス凸部が形成され、前
記切欠き部と前記インデックス凸部との隙間がインデッ
クス量に設定されている請求項1又は2に記載の変速機
の同期装置。 - 【請求項4】 前記アウタリングに形成された前記凸部
と前記クラッチハブの前記油溝との間のクリアランス
は、前記インデックス量より大きい値に設定されている
請求項3に記載の変速機の同期装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25536296A JPH1082431A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 変速機の同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25536296A JPH1082431A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 変速機の同期装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1082431A true JPH1082431A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17277729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25536296A Pending JPH1082431A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 変速機の同期装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1082431A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2314894A2 (de) * | 2009-10-23 | 2011-04-27 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Synchronisiereinrichtung |
JP2014514987A (ja) * | 2011-04-28 | 2014-06-26 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッド | 自動車及び、自動車を制御する方法、動力伝達装置及び、動力伝達装置を制御する方法 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25536296A patent/JPH1082431A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2314894A2 (de) * | 2009-10-23 | 2011-04-27 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Synchronisiereinrichtung |
EP2314894A3 (de) * | 2009-10-23 | 2014-01-29 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Synchronisiereinrichtung |
JP2014514987A (ja) * | 2011-04-28 | 2014-06-26 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッド | 自動車及び、自動車を制御する方法、動力伝達装置及び、動力伝達装置を制御する方法 |
US9718355B2 (en) | 2011-04-28 | 2017-08-01 | Jaguar Land Rover Limited | Vehicle and method of controlling a vehicle |
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