JPH1081369A - 精密基板の収納容器および該収納容器を用いた収納方法 - Google Patents

精密基板の収納容器および該収納容器を用いた収納方法

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JPH1081369A
JPH1081369A JP8253983A JP25398396A JPH1081369A JP H1081369 A JPH1081369 A JP H1081369A JP 8253983 A JP8253983 A JP 8253983A JP 25398396 A JP25398396 A JP 25398396A JP H1081369 A JPH1081369 A JP H1081369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部材の寸法精度や構成部材の経時的な劣
化の影響を受けること無く、長期にわたって精密基板を
安定的に保持できる収納容器を提供する。 【解決手段】 容器本体30内に複数の半導体ウェーハ
Wをカセット10により整列保持して収納し、容器本体
30の上部開口を蓋体50により閉止する収納容器であ
って、蓋体50の内面に溝53aが形成された押さえ部
材53を袋体52により取り付けて蓋体50内面と押さ
え部材53との間に袋体52によって空間Cを画成し、
蓋体50に空間Cに開口する通孔55aを形成するとと
もに通孔55aを開閉可能な弁体56を取り付け、通孔
55aから加圧気体を注入して容器本体30内の半導体
ウェーハWの周縁に押さえ部材53の溝53aを当接さ
せ、空間C内の気体のばね作用で半導体ウェーハWを押
さえるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウェー
ハ、磁気ハードディスク基板、フォトマスク用石英ガラ
ス等の精密基板を収納する収納容器に関する。
【0002】上述した半導体ウェーハ等の精密基板は脆
弱であり、輸送時等の衝撃や振動等で破損しやすい。こ
のため、半導体ウェーハ等の精密基板は、図8に示すよ
うな収納容器に収容して輸送等が行われる。図8におい
て、10はカセット、30は容器本体、50は蓋体、7
0は抑え部材、90はシール部材であり、カセット10
には複数の半導体ウェーハW(精密基板)を整列保持す
る複数の溝11が形成される。抑え部材70は、ポリエ
チレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のオレフィ
ン系樹脂、あるいは、ポリエステル系熱可塑性エラスト
マーの射出成形で成形され、櫛歯状弾性片71が形成さ
れる。
【0003】この収納容器への半導体ウェーハWの収納
は、カセット10に複数の半導体ウェーハWを整列状態
で保持して本体30内に収容し、カセット10上に蓋体
50に嵌合した抑え部材70を被せ、蓋体50をシール
部材90を介して本体30に取り付けて行う。そして、
抑え部材70の櫛歯状弾性片71により半導体ウェーハ
Wを上方から押圧する。すなわち、この収納容器は、抑
え部材70を半導体ウェーハWの位置関係が一定となる
ように本体30に組み付け、この組立状態で抑え部材7
0の櫛歯状弾性片71が半導体ウェーハWを弾性的に抑
えて保持する。そして、抑え部材70の弾性片71は、
輸送時等において3G程度の振動や衝撃が作用した場合
の半導体ウェーハWのガタ付きを抑える保持力を生じる
ように形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た収納容器にあっては、抑え部材70を本体30等に組
み付けて半導体ウェーハWに対して一定の位置関係に保
持しなければならず、櫛歯状弾性片71の保持力が抑え
部材70と蓋体50等との組付け状態によって影響を受
け、抑え部材や蓋体50の寸法精度でバラツキを生じる
のみならず、個々の櫛歯状弾性片71が生じる保持力も
その位置(端と中央等)で差を生じ、半導体ウェーハW
の安定保持が困難であるという問題があった。
【0005】また、上述した収納容器は、抑え部材70
がクリープ変形(応力弛緩)と称せられる経時変化を生
じ、櫛歯状弾性片71の保持力が指数関数的に減少する
という問題もあった。この問題の対策としては、抑え部
材70を経時後においても保持力が上記3G程度の振動
等の作用時のガタツキを抑えるように成形することが行
われるが、使用開始時の保持力が過大となりやすく、半
導体ウェーハWを安定的に保持することが困難であっ
た。この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、精
密基板を安定的に保持できる収納容器を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、複数の精密基板を整列し
て収納する収納容器において、前記整列された複数の精
密基板の縁部に係止可能な複数の係合溝が形成された押
さえ部材を略袋状の可撓性部材により容器内面に取り付
け、該容器内面、可撓性部材および押さえ部材により空
間を気密的に画成するとともに、該空間に容器壁を貫通
して連通する通路を設け、該通路に開閉弁を設けた。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、複数の精
密基板を整列して収納する収納容器において、前記整列
された複数の精密基板の縁部に係止可能な複数の係合溝
が形成された押さえ部材を略袋状の可撓性部材により対
向する内壁面にそれぞれ取り付け、これら内壁面と前記
押さえ部材との間に前記可撓性部材によりそれぞれ空間
を気密的に画成するとともに、これら空間にそれぞれ容
器壁を貫通して連通する通路を設け、これら通路にそれ
ぞれ開閉弁を設けた。
【0008】そして、この発明にかかる収納容器は、容
器本体と蓋体とを備え、該蓋体の内面に前記押さえ部材
を前記可撓性部材により取り付けて前記空間を画成する
態様(請求項3)に、また、前記開閉弁が前記通路の前
記空間側開口に該開口を弾性的に閉止可能に取り付けら
れた弁体を備える逆止弁として構成する態様(請求項
4)に、さらに、前記可撓性部材が弾性的に伸縮可能な
弾性ゴムシートからなる態様(請求項5)に構成するこ
とができる。
【0009】またさらに、請求項6記載の発明は、上記
請求項1から請求項4に記載の収納容器を用いた精密基
板の収納方法であって、容器内に精密基板を整列して収
納した後、前記空間内に加圧気体を注入して前記押さえ
部材の係合溝を精密基板の周縁に当接させるように構成
した。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明は、容器内に複数の精密
基板を収容し、次いで、空間内に通路から加圧気体を注
入して押さえ部材の係合溝を精密基板の周縁部に当接さ
せた後、通路を開閉弁により閉じて空間を気密的に封止
する。このため、押さえ部材は、空間内の気体圧力で付
勢され、この気体のばね作用により弾性的に精密基板を
保持する。したがって、全ての精密基板を均等な保持力
で保持でき、また、押さえ部材の保持力が経時的な変動
を生じることもなく、精密基板を安定的に保持できる。
特に、請求項2に記載の発明は、対向する内壁面にそれ
ぞれ押さえ部材を設けるため、精密基板をより確実に保
持でき、また、精密基板の浮動保持も可能で磨耗粉等に
起因した汚染等も防止できる。
【0011】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図6はこの発明の一の実施の
形態にかかる精密基板の収納容器を示し、図1が要部の
断面図、図2が図1の主要部を拡大した図、図3が同主
要部の異なる状態の断面図、図4が同主要部の異なる状
態の断面図、図5が全体縦断面図、図6が図5と異なる
状態の全体縦断面図である。なお、前述した図8と同一
の部分には同一の番号を付して説明と図示を一部割愛す
る。
【0012】図5,6,7に示すように、容器本体30
は、上部が開口し、この上部開口がシール部材90を介
し取り付けられた蓋体50により閉止される。詳細な説
明および図5,6,7中の図示は割愛するが、容器本体
30には対向した側部外面に係止リブ31が、蓋体50
には容器本体30の係止リブ31と対応したフック部5
1が形成され、蓋体50はフック部51を係止リブ31
に掛止させて容器本体30の開口に取り付けられる。
【0013】容器本体30内には略直方体形状のカセッ
ト10が着脱自在に収容され、このカセット10に複数
の半導体ウェーハWが整列した状態で装着される。カセ
ット10は、前述した図8にも示すように、対向する内
面にそれぞれ断面略V字状の複数の溝11が略J字状に
平行に形成され、半導体ウェーハWが溝11に周縁を嵌
合させて装着される。
【0014】図1に示すように、蓋体50には、天部
(上部)内面に略円筒状(略袋状)の袋体52により押
さえ部材53が取り付けられる。袋体52は、伸縮弾性
変形可能でかつ可撓性を有するシート状の樹脂や薄肉の
ゴム等の適度な弾性を有する材料から、具体的には、ポ
リエステル系またはポリウレタン系のエラストマ、若し
くは、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィ
ン系熱可塑性樹脂から構成される。この袋体52は、一
端が蓋体50の内面に、他端が押さえ部材53に熱融着
や接着により気密的に固着され、蓋体50の内面および
押さえ部材53とともに空間Cを拡縮可能に画成する。
【0015】押さえ部材53は、略矩形平板状の部材か
ら構成され、下面に前述したカセット10の溝11と対
応した断面V字状の複数の溝53aが平行に形成され
る。この押さえ部材53は、空間C内に加圧気体が注入
されると容器本体30内部に向かい移動し、その溝53
aを容器本体30内のカセット10に装着された半導体
ウェーハWの周縁に当接させて半導体ウェーハWを保持
する。この押さえ部材53は、ポリカーボネート、ポリ
エチレンテレフタレート若しくはポリブチレンテレフタ
レート等のポリエステル系熱可塑性樹脂、または、ポリ
エチレンやポリプロピレン等のオレフィン系熱可塑性樹
脂等の硬質で汚染性の少ない樹脂から構成される。
【0016】また、図2に詳示するように、蓋体50に
は、天部中央に通孔55aを有するボス部55が内外に
突出形成され、内面にボス部55と隣接してリブ59が
突設され、ボス部55とリブ59の間に通孔55aの開
口を開閉可能な弁体56が取り付けられる。後述する
が、ボス部55には、空間Cへの加圧気体の注入時にお
いて外側の突出部分に図外の加圧気体源と連絡したホー
ス57が接続され(図3参照)、また、空間C内の加圧
気体を排出する場合に通孔55aに外側からロッド58
が挿入される(図4参照)。
【0017】弁体56は、接合部56aと弁部56bを
ゴム等の弾性材料から一体に成形して構成される。この
弁体56は、接合部56aがボス部55とリブ59の間
に嵌着され、弁部56bの周縁にボス部55が嵌合可能
な環状突起56cを有する。この弁体56は、その弾性
で弁部56bがボス部55の通孔55a開口面に弾着
し、ボス部55の通孔55a開口端を閉塞する。
【0018】なお、上述した実施の形態においては、押
さえ部材53を案内するガイド機構を空間C内あるいは
空間C外に付加することも可能である。このガイド機構
としては、蓋体50の内面あるいは押さえ部材53の一
方にガイドロッドを、他方にガイドロッドが摺動自在に
挿通するブッシュを設けること等で構成される。また、
上述した蓋体50には空間C内の気体圧力が過大となる
ことを防止するためリリーフバルブ等を設けることも可
能である。
【0019】この実施の形態においては、半導体ウェー
ハWを収容する場合、容器本体30の開口周縁に予めシ
ール部材90を取り付けておき、容器本体30内に複数
の半導体ウェーハWが装着されたカセット10を収容す
る。ここで、カセット10には、前述した図8と同様
に、複数の半導体ウェーハWが周縁部を溝11に係合さ
せて整列状態で装着されている。
【0020】次に、蓋体50を容器本体30の上部開口
に被せ、蓋体50の天面を押圧してフック部51を容器
本体30の係止リブ37に掛止させる。ここで、図5に
示すように、蓋体50の内面の押さえ部材53は自重に
より袋体52を若干伸長させて垂下するが、押さえ部材
53の溝53aは半導体ウェーハWの上方に半導体ウェ
ーハWの周縁から離間して位置する。
【0021】この後、図6に示すように、ボス部55の
外部突出端に加圧気体供給源と連絡したホース57を接
続し、空間C内に加圧気体を注入する。ここで、弁体5
6はホース57内に加圧気体が供給されると、弁部56
bがホース57内と空間C内の圧力差により空間C内側
に変形して通孔55aの開口を開く。このため、空間C
内への加圧気体の注入はホース57を接続してホース5
7内に加圧気体を導くことで支障無く行える。
【0022】そして、図6に示すように、押さえ部材5
3は、空間C内の気体の圧力で半導体ウェーハW側へ移
動して溝53aを半導体ウェーハWの周縁と当接させ、
半導体ウェーハWを空間C内に圧力に応じた力(保持
力)で押圧する。このため、各半導体ウェーハWを均等
に適正な保持力で押圧保持でき、輸送時等の振動による
半導体ウェーハWの破損が防止される。すなわち、空間
C内の気体の圧力で半導体ウェーハWを押圧保持するた
め、空間C内の気密性を維持することで常に一定の保持
力を維持でき、また、保持力の調節も空間C内の圧力調
整で適宜の値に設定でき、半導体ウェーハWを適正に保
持できる。
【0023】また、半導体ウェーハWを取り出すには、
蓋体50を容器本体30から取り外した後、あるいは、
蓋体50が容器本体30に取り付けられた状態で空間C
内の加圧気体を排出する。ここで、加圧気体の排出は、
前述した図4に示すように、ボス部55の通孔55aに
外部からロッド58を差し込み、弁体56の弁部56b
を押圧して通孔55bを開口させることで行う。この
後、蓋体50を本体30の開口から取り外し、容器本体
30内からカセット10を取り出す。
【0024】図7はこの発明の他の実施の形態にかかる
収納容器を示す縦断面図である。なお、この実施の形態
においては、前述した実施の形態と同一の部分には同一
の符号を付して図示と説明を省略する。
【0025】この実施の形態は、前述した実施の形態に
おける蓋体50内面に押さえ部材53に加え、容器本体
30の内底面にも押さえ部材33を袋体32により取り
付け、押さえ部材33と容器本体30の内底面との間に
袋体32により空間Caを画成する。上記実施の形態の
袋体52と同様に、袋体32は薄肉のゴム等から構成さ
れ、押さえ部材33は上面に複数の溝33aを有する。
【0026】また、容器本体30の底部には内外に吐出
するボス部35が形成され、このボス部35に空間Ca
内に開口する通孔35aが形成される。ボス部35は、
外側の突出端に加圧気体供給源と連絡したホース37が
接続し、内側の突出端に通孔35aを開閉可能に弁体3
6が設けられる。この弁体36は、接合部36aと弁部
36bをゴム等の弾性材料から成形してなり、接合部3
6aがリブ39とボス部35との間に嵌着され、弁部3
6bが通孔35aを開閉可能に閉止する。
【0027】この実施の形態にあっても、半導体ウェー
ハWをカセット10内に装填し、半導体ウェーハWが装
填されたカセット10を容器本体10内に収容し、容器
本体10の上部開口にシール部材90を介して蓋体50
を取り付けて容器本体30の開口を閉止する。そして、
この後に、蓋体50の空間Cに加圧気体を、また、容器
本体30の底部の空間Caに加圧気体を注入し、半導体
ウェーハWを上下から押さえ部材53,33の溝53
a,33aにより押圧保持する。
【0028】したがって、半導体ウェーハWをカセット
10の溝11から持ち上げて保持、すなわち、半導体ウ
ェーハWをカセット10から浮き上がる浮動状態に保持
でき、半導体ウェーハ10とカセット10の擦れ等も防
止されて磨耗粉の発生が抑制され、半導体ウェーハWの
汚染を防止できる。
【0029】なお、上述した各実施の形態では、半導体
ウェーハWを整列保持したカセット10を収容して蓋体
50で閉止した後に空間C内に加圧気体を注入して半導
体ウェーハWを押さえるが、最初に蓋体50の空間C内
に加圧気体を注入し、この後に蓋体50を本体30の開
口に取り付けて半導体ウェーハWを押さえるようにする
ことも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
精密基板の収納容器によれば、溝を有する押さえ部材を
可撓性部材により容器内壁面(対向する一対の内壁面)
に取り付け、押さえ部材と容器内壁面との間に可撓性部
材により空間を画成するとともに、この空間に開口する
通路を容器壁を貫通形成して通路に開閉弁を設け、この
通路から空間内に加圧気体を注入して押さえ部材の溝を
容器内の精密基板の周縁部に当接させ、空間内の気体圧
力で精密基板を保持するため、経時的に変動しない一定
の保持力で安定的に精密基板を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかる精密基板の
収納容器の要部の断面図である。
【図2】同要部の一部を拡大した示し、aが平面図、b
が正断面図である。
【図3】同一部の図2bと異なる状態の正断面図であ
る。
【図4】同一部の図3と異なる状態の正断面図である。
【図5】同収納容器の全体断面図である。
【図6】同収納容器の図5と異なる状態の断面図であ
る。
【図7】この発明の他の実施の形態にかかる精密基板の
収納容器の要部の断面図である。
【図8】従来の精密基板の収納容器の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
30 容器本体 32 袋体(可撓性部材) 33 押さえ部材 33a 溝 35 ボス部 36 弁体 39 リブ 50 蓋体 52 袋体(可撓性部材) 53 押さえ部材 53a 溝 55 ボス部 56 弁体 57 ホース 58 ロッド 59 リブ C 空間 W 半導体ウェーハ(精密基板)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の精密基板を整列して収納する収納
    容器において、前記整列された複数の精密基板の縁部に
    係止可能な複数の係合溝が形成された押さえ部材を略袋
    状の可撓性部材により内壁面に取り付け、該内壁面と前
    記押さえ部材との間に前記可撓性部材により空間を気密
    的に画成するとともに、該空間に容器壁を貫通して連通
    する通路を設け、該通路に開閉弁を設けたことを特徴と
    する精密基板の収納容器。
  2. 【請求項2】 複数の精密基板を整列して収納する収納
    容器において、前記整列された複数の精密基板の縁部に
    係止可能な複数の係合溝が形成された押さえ部材を略袋
    状の可撓性部材により対向する内壁面にそれぞれ取り付
    け、これら内壁面と前記押さえ部材との間に前記可撓性
    部材によりそれぞれ空間を気密的に画成するとともに、
    これら空間にそれぞれ容器壁を貫通して連通する通路を
    設け、これら通路にそれぞれ開閉弁を設けたことを特徴
    とする精密基板の収納容器。
  3. 【請求項3】 前記収納容器は容器本体と蓋体とを備
    え、該蓋体の内面に前記押さえ部材を前記可撓性部材に
    より取り付けて前記空間を画成する請求項1または請求
    項2に記載の精密基板の収納容器。
  4. 【請求項4】 前記開閉弁が前記通路の前記空間側開口
    に該開口を弾性的に閉止可能に取り付けられた弁体を備
    える逆止弁である請求項1、請求項2または請求項3に
    記載の精密基板の収納容器。
  5. 【請求項5】 前記可撓性部材が弾性的に伸縮可能な弾
    性ゴムシートからなる請求項1、請求項2、請求項3ま
    たは請求項4に記載の精密基板の収納容器。
  6. 【請求項6】 複数の係合溝が整列形成された押さえ部
    材を略袋状の可撓性部材により容器内壁面に取り付け、
    該容器内壁面、可撓性部材および押さえ部材により空間
    を気密的に画成するとともに、該空間に容器壁を貫通し
    て連通する通路を設け、該通路に開閉弁を設けた収納容
    器を用い、該容器内に精密基板を整列して収納した後、
    前記空間内に加圧気体を注入して前記押さえ部材の係合
    溝を精密基板の周縁に当接させることを特徴とする収納
    方法。
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JP2006341894A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Nikken Plant:Kk エアバッグ付きコンテナ
CN109367981A (zh) * 2018-09-14 2019-02-22 安徽建联木业有限公司 一种木板的减震运输箱
CN113548318A (zh) * 2021-07-12 2021-10-26 中国人民解放军联勤保障部队第九二〇医院 一种脐带间充质干细胞外泌体的储存设备

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