JPH108135A - 高周波焼入方法及び高周波焼入装置 - Google Patents
高周波焼入方法及び高周波焼入装置Info
- Publication number
- JPH108135A JPH108135A JP8181258A JP18125896A JPH108135A JP H108135 A JPH108135 A JP H108135A JP 8181258 A JP8181258 A JP 8181258A JP 18125896 A JP18125896 A JP 18125896A JP H108135 A JPH108135 A JP H108135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- shaft
- shaft portion
- cooling
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 略お碗状のカップ部と、カップ部の外面から
延設されたシャフト部と、カップ部からシャフト部にか
けての外面の段部とを有するワークの段部の硬化層の有
効深さをより大きくする。 【解決手段】 略お碗状のカップ部WCと、その外面か
ら延設されたシャフト部WSとを有し、カップ部WCか
らシャフト部WSにかけての外面に段部が形成されてい
るワークWの前記段部に硬化層WMを形成する高周波焼
入方法であって、シャフト部WSと段部とを同時に加熱
する工程と、この工程の後にシャフト部WSと段部とに
同時に冷却液を噴射しつつ、カップ部WCの内面側に冷
却液を噴射する工程とを具備しており、前記シャフト部
WSと段部とを同時に加熱する工程では、カップ部WC
の内面側には冷却液を噴射しない、高周波焼入方法。
延設されたシャフト部と、カップ部からシャフト部にか
けての外面の段部とを有するワークの段部の硬化層の有
効深さをより大きくする。 【解決手段】 略お碗状のカップ部WCと、その外面か
ら延設されたシャフト部WSとを有し、カップ部WCか
らシャフト部WSにかけての外面に段部が形成されてい
るワークWの前記段部に硬化層WMを形成する高周波焼
入方法であって、シャフト部WSと段部とを同時に加熱
する工程と、この工程の後にシャフト部WSと段部とに
同時に冷却液を噴射しつつ、カップ部WCの内面側に冷
却液を噴射する工程とを具備しており、前記シャフト部
WSと段部とを同時に加熱する工程では、カップ部WC
の内面側には冷却液を噴射しない、高周波焼入方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略お碗状のカップ
部と、このカップ部の外面から延設されたシャフト部と
を有し、カップ部からシャフト部にかけての外面に段部
が形成されているワークの前記段部に硬化層を形成する
高周波焼入方法と、このようなワークの段部に硬化層を
形成する高周波焼入装置とに関する。
部と、このカップ部の外面から延設されたシャフト部と
を有し、カップ部からシャフト部にかけての外面に段部
が形成されているワークの前記段部に硬化層を形成する
高周波焼入方法と、このようなワークの段部に硬化層を
形成する高周波焼入装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】以下の説明では、略お碗状のカップ部
と、このカップ部の外面から延設されたシャフト部とを
有し、カップ部からシャフト部にかけての外面に段部が
形成されているワークとして等速ジョイントを挙げる。
と、このカップ部の外面から延設されたシャフト部とを
有し、カップ部からシャフト部にかけての外面に段部が
形成されているワークとして等速ジョイントを挙げる。
【0003】等速ジョイントでは、図4に示すように、
略お碗状に形成されたカップ部WCの内面側に形成され
た複数の溝部WC1に硬化層WMを形成するとともに、
シャフト部WSから段部WDにかけて硬化層WMを形成
する必要がある。カップ部WCの内面の溝部WC1に硬
化層WMを形成する工程と、シャフト部WSから段部W
Dにかけて硬化層WMを形成する工程とは異なる箇所で
行われるが、シャフト部WSから段部WDにかけての硬
化層WMの形成は以下のようにして行われる。
略お碗状に形成されたカップ部WCの内面側に形成され
た複数の溝部WC1に硬化層WMを形成するとともに、
シャフト部WSから段部WDにかけて硬化層WMを形成
する必要がある。カップ部WCの内面の溝部WC1に硬
化層WMを形成する工程と、シャフト部WSから段部W
Dにかけて硬化層WMを形成する工程とは異なる箇所で
行われるが、シャフト部WSから段部WDにかけての硬
化層WMの形成は以下のようにして行われる。
【0004】まず、シャフト部WSから段部WDにかけ
て高周波加熱コイルで加熱した後、加熱箇所であるシャ
フト部WSから段部WDにかけて冷却ジャケットで冷却
液を噴射することにより、シャフト部WSから段部WD
にかけて硬化層WMを形成する第1の方法がある。
て高周波加熱コイルで加熱した後、加熱箇所であるシャ
フト部WSから段部WDにかけて冷却ジャケットで冷却
液を噴射することにより、シャフト部WSから段部WD
にかけて硬化層WMを形成する第1の方法がある。
【0005】また、シャフト部WSから段部WDにかけ
て高周波加熱コイルで加熱しつつ、カップ部WCの内側
には冷却液を噴射し、加熱終了後にシャフト部WSかち
段部WDにかけて冷却液を噴射するとともに、カップ部
WCの内側にも冷却液を噴射する第2の方法がある。
て高周波加熱コイルで加熱しつつ、カップ部WCの内側
には冷却液を噴射し、加熱終了後にシャフト部WSかち
段部WDにかけて冷却液を噴射するとともに、カップ部
WCの内側にも冷却液を噴射する第2の方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の高周波焼入方法には、以下のような問題点があ
る。まず、第1の方法では、シャフト部WSから段部W
Dにかけて冷却液を噴射する際に、段部WDが冷却され
にくいため、段部WDに形成される硬化層WMの有効深
さDは、約1.8〜2.0ミリであり、硬化層WMの有
効深さDを大きくするには一定の限界があったのであ
る。これは、段部WDには表面側からのみ冷却液が噴射
されていることに起因していると考えられる。
た従来の高周波焼入方法には、以下のような問題点があ
る。まず、第1の方法では、シャフト部WSから段部W
Dにかけて冷却液を噴射する際に、段部WDが冷却され
にくいため、段部WDに形成される硬化層WMの有効深
さDは、約1.8〜2.0ミリであり、硬化層WMの有
効深さDを大きくするには一定の限界があったのであ
る。これは、段部WDには表面側からのみ冷却液が噴射
されていることに起因していると考えられる。
【0007】また、第2の方法では、段部WDが加熱さ
れにくいため、第1の方法と同様に硬化層WMの有効深
さDは約1.8〜2.0ミリであり、大きくするには一
定の限界があった。
れにくいため、第1の方法と同様に硬化層WMの有効深
さDは約1.8〜2.0ミリであり、大きくするには一
定の限界があった。
【0008】この硬化層WMはワークWの寿命、精度等
に対する大きな影響を及ぼすので、できるだけ深く、か
つ正確に形成する必要がある。
に対する大きな影響を及ぼすので、できるだけ深く、か
つ正確に形成する必要がある。
【0009】本発明は、従来ではなかなか硬化層の有効
深さが大きくすることができなかった段部においても、
より硬化層の有効深さをより大きくすることが可能な高
周波焼入方法及び高周波焼入装置を提供することを目的
としている。
深さが大きくすることができなかった段部においても、
より硬化層の有効深さをより大きくすることが可能な高
周波焼入方法及び高周波焼入装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高周波焼入
方法は、略お碗状のカップ部と、このカップ部の外面か
ら延設されたシャフト部とを有し、カップ部からシャフ
ト部にかけての外面に段部が形成されているワークの前
記段部に硬化層を形成する高周波焼入方法であって、シ
ャフト部と段部とを同時に加熱する工程と、この工程の
後にシャフト部と段部とに同時に冷却液を噴射しつつ、
カップ部の内面側に冷却液を噴射する工程とを具備して
おり、前記シャフト部と段部とを同時に加熱する工程で
は、カップ部の内面側には冷却液を噴射しないようにな
っている。
方法は、略お碗状のカップ部と、このカップ部の外面か
ら延設されたシャフト部とを有し、カップ部からシャフ
ト部にかけての外面に段部が形成されているワークの前
記段部に硬化層を形成する高周波焼入方法であって、シ
ャフト部と段部とを同時に加熱する工程と、この工程の
後にシャフト部と段部とに同時に冷却液を噴射しつつ、
カップ部の内面側に冷却液を噴射する工程とを具備して
おり、前記シャフト部と段部とを同時に加熱する工程で
は、カップ部の内面側には冷却液を噴射しないようにな
っている。
【0011】また、本発明に係る高周波焼入装置は、略
お碗状のカップ部と、このカップ部の外面から延設され
たシャフト部とを有し、カップ部からシャフト部にかけ
ての外面に段部が形成されているワークの前記段部に硬
化層を形成する高周波焼入装置であって、シャフト部と
段部とを同時に加熱する加熱コイルと、この加熱コイル
で加熱されたシャフト部と段部とを同時に冷却する第1
の冷却ジャケットと、カップ部の内面側を冷却する第2
の冷却ジャケットとを備えており、加熱コイルでシャフ
ト部と段部とを同時に加熱した後に、第1の冷却ジャケ
ットと第2の冷却ジャケットから同時に冷却液を噴射さ
せ、かつ加熱コイルでシャフト部と段部とを同時に加熱
している間には、カップ部の内面側には第2の冷却ジャ
ケットから冷却液が噴射しないようになっている。
お碗状のカップ部と、このカップ部の外面から延設され
たシャフト部とを有し、カップ部からシャフト部にかけ
ての外面に段部が形成されているワークの前記段部に硬
化層を形成する高周波焼入装置であって、シャフト部と
段部とを同時に加熱する加熱コイルと、この加熱コイル
で加熱されたシャフト部と段部とを同時に冷却する第1
の冷却ジャケットと、カップ部の内面側を冷却する第2
の冷却ジャケットとを備えており、加熱コイルでシャフ
ト部と段部とを同時に加熱した後に、第1の冷却ジャケ
ットと第2の冷却ジャケットから同時に冷却液を噴射さ
せ、かつ加熱コイルでシャフト部と段部とを同時に加熱
している間には、カップ部の内面側には第2の冷却ジャ
ケットから冷却液が噴射しないようになっている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
高周波焼入装置の概略的構成図、図2は本発明の実施の
形態に係る高周波焼入装置に用いられる加熱コイルの概
略的斜視図、図3は本発明の実施の形態に係る高周波焼
入装置の各部の動作を示す概略的タイミング図、図4は
本発明の実施の形態に係る高周波焼入方法によって高周
波焼入が施されるワークとしての等速ジョイントの概略
的断面図である。
高周波焼入装置の概略的構成図、図2は本発明の実施の
形態に係る高周波焼入装置に用いられる加熱コイルの概
略的斜視図、図3は本発明の実施の形態に係る高周波焼
入装置の各部の動作を示す概略的タイミング図、図4は
本発明の実施の形態に係る高周波焼入方法によって高周
波焼入が施されるワークとしての等速ジョイントの概略
的断面図である。
【0013】本発明に係る高周波焼入装置は、略お碗状
で内面側に複数の溝部WC1を有するカップ部WCと、
このカップ部WCの外面から延設されたシャフト部WS
とを有し、カップ部WCからシャフト部WSにかけての
外面に段部WDが形成されているワークWの前記段部W
Dに硬化層WMを形成する高周波焼入装置であって、シ
ャフト部WSと段部段部WDとを同時に加熱する加熱コ
イル100と、この加熱コイル100で加熱されたシャ
フト部WSと段部WDとを同時に冷却する第1の冷却ジ
ャケット170と、カップ部WCの溝部WC1を冷却す
る第2の冷却ジャケット250とを備えており、加熱コ
イル100でシャフト部WSと段部WDとを同時に加熱
した後に、第1の冷却ジャケット170と第2の冷却ジ
ャケット250から同時に冷却液Lを噴射させ、かつ加
熱コイル100でシャフト部WSと段部WDとを同時に
加熱している間には、カップ部WCの内面側には第2の
冷却ジャケット250から冷却液Lが噴射されないよう
に構成されている。
で内面側に複数の溝部WC1を有するカップ部WCと、
このカップ部WCの外面から延設されたシャフト部WS
とを有し、カップ部WCからシャフト部WSにかけての
外面に段部WDが形成されているワークWの前記段部W
Dに硬化層WMを形成する高周波焼入装置であって、シ
ャフト部WSと段部段部WDとを同時に加熱する加熱コ
イル100と、この加熱コイル100で加熱されたシャ
フト部WSと段部WDとを同時に冷却する第1の冷却ジ
ャケット170と、カップ部WCの溝部WC1を冷却す
る第2の冷却ジャケット250とを備えており、加熱コ
イル100でシャフト部WSと段部WDとを同時に加熱
した後に、第1の冷却ジャケット170と第2の冷却ジ
ャケット250から同時に冷却液Lを噴射させ、かつ加
熱コイル100でシャフト部WSと段部WDとを同時に
加熱している間には、カップ部WCの内面側には第2の
冷却ジャケット250から冷却液Lが噴射されないよう
に構成されている。
【0014】まず、ワークWとしての等速ジョイント
は、図4に示すように、略お碗状のカップ部WCの内面
側に6つの溝部WC1が等間隔で設けられたいわゆる6
溝タイプの等速ジョイントである。
は、図4に示すように、略お碗状のカップ部WCの内面
側に6つの溝部WC1が等間隔で設けられたいわゆる6
溝タイプの等速ジョイントである。
【0015】シャフト部WSとカップ部WCとの境目に
は、水平部WD1と垂直部WD2とからなる段部WDが
形成されている。この段部WDに沿った硬化層WMを形
成するのである。
は、水平部WD1と垂直部WD2とからなる段部WDが
形成されている。この段部WDに沿った硬化層WMを形
成するのである。
【0016】まず、シャフト部WSと段部WDとに対す
る同時の加熱は、図2に示すような加熱コイル100で
行われる。この加熱コイル100は、図2に示すよう
に、半開放鞍型の加熱コイルである。すなわち、一対の
給電導体110と、この給電導体110に接続された略
1/4円弧状の一対の第1の円弧状導体120と、この
第1の円弧状導体120に接続された一対の加熱導体1
30と、この加熱導体130を接続するとともに段部W
Dを加熱する段部加熱導体部140とを有している。
る同時の加熱は、図2に示すような加熱コイル100で
行われる。この加熱コイル100は、図2に示すよう
に、半開放鞍型の加熱コイルである。すなわち、一対の
給電導体110と、この給電導体110に接続された略
1/4円弧状の一対の第1の円弧状導体120と、この
第1の円弧状導体120に接続された一対の加熱導体1
30と、この加熱導体130を接続するとともに段部W
Dを加熱する段部加熱導体部140とを有している。
【0017】前記給電導体110は、カレントトランス
410の2次側コイルの出力端子420に接続されてい
る。この給電導体110に接続される第1の円弧状導体
120は、シャフト部WSに沿うような寸法等に設定さ
れている。
410の2次側コイルの出力端子420に接続されてい
る。この給電導体110に接続される第1の円弧状導体
120は、シャフト部WSに沿うような寸法等に設定さ
れている。
【0018】前記加熱導体130は、シャフト部WSを
加熱するようにシャフト部WSの周面に沿うように設定
されている。
加熱するようにシャフト部WSの周面に沿うように設定
されている。
【0019】前記段部加熱導体部140は、段部WDの
水平部WD1を加熱する水平導体部141と、段部WD
の水平導体WD1及び垂直部WD2を加熱する垂直導体
142と、両導体部141、142を連結する連結導体
部143とから構成されている。
水平部WD1を加熱する水平導体部141と、段部WD
の水平導体WD1及び垂直部WD2を加熱する垂直導体
142と、両導体部141、142を連結する連結導体
部143とから構成されている。
【0020】前記水平導体部141は、加熱導体130
の下端から外側に段部WDの水平部WD1に沿って延設
されるとともに、水平部WD1の円周の1/4をカバー
するように円弧状に形成されている。
の下端から外側に段部WDの水平部WD1に沿って延設
されるとともに、水平部WD1の円周の1/4をカバー
するように円弧状に形成されている。
【0021】また、前記垂直導体部142は、加熱導体
130の下端から外側に段部WDの水平部WD1に沿っ
て延設されるとともに、垂直部WD2に沿うように垂下
され、垂直部WD2の円周の1/4をカバーするように
円弧状に形成されている。
130の下端から外側に段部WDの水平部WD1に沿っ
て延設されるとともに、垂直部WD2に沿うように垂下
され、垂直部WD2の円周の1/4をカバーするように
円弧状に形成されている。
【0022】この加熱コイル100を構成する各導体1
10、120等は、中空パイプから構成され、その内部
に冷却水が流通するようになっている。
10、120等は、中空パイプから構成され、その内部
に冷却水が流通するようになっている。
【0023】シャフト部WSと段部WDとに冷却液Lを
噴射する第1の冷却ジャケット170は、図1に示すよ
うに、シャフト部WSから段部WDにかけて加熱コイル
100のより外方に設けられている。
噴射する第1の冷却ジャケット170は、図1に示すよ
うに、シャフト部WSから段部WDにかけて加熱コイル
100のより外方に設けられている。
【0024】カップ部WCの内面側には、冷却液Lを噴
射する第2の冷却ジャケット250が配置されている。
この第2の冷却ジャケット250は、先端の噴射孔から
冷却液Lを噴射するようになっている。かかる第2の冷
却ジャケット250は、噴射孔がカップ部WCの底部に
対向するようにカップ部WCに挿入されるので、ここか
ら噴射された冷却液Lは、カップ部WCの内面側に万遍
なく注がれることになる。
射する第2の冷却ジャケット250が配置されている。
この第2の冷却ジャケット250は、先端の噴射孔から
冷却液Lを噴射するようになっている。かかる第2の冷
却ジャケット250は、噴射孔がカップ部WCの底部に
対向するようにカップ部WCに挿入されるので、ここか
ら噴射された冷却液Lは、カップ部WCの内面側に万遍
なく注がれることになる。
【0025】ワークWは図外のワーク回転支持機構によ
って回転自在に支持されており、ワーク回転支持機構の
回転駆動部によってシャフト部WSの軸心を中心として
回転駆動される。
って回転自在に支持されており、ワーク回転支持機構の
回転駆動部によってシャフト部WSの軸心を中心として
回転駆動される。
【0026】次に、上述したような高周波焼入装置によ
るワークWの高周波焼入方法について説明する。この高
周波焼入方法は、内面側に6つの溝部WC1を有するカ
ップ部WCと、このシャフト部WSの外面から延設され
たシャフト部WSとを有し、カップ部WCからシャフト
部WSにかけての外面に段部WDが形成されているワー
クWのカップ部WDに硬化層WMを形成する高周波焼入
方法であって、シャフト部WSと段部WDとを同時に加
熱する工程と、この工程の後にシャフト部WSと段部W
Dとに同時に冷却液Lを噴射しつつ、カップ部WCの内
面側に冷却液を噴射する工程とを備えており、前記シャ
フト部WSと段部WDとを同時に加熱する工程では、カ
ップ部WCの内面側には冷却液Lを噴射しないようにな
っている。
るワークWの高周波焼入方法について説明する。この高
周波焼入方法は、内面側に6つの溝部WC1を有するカ
ップ部WCと、このシャフト部WSの外面から延設され
たシャフト部WSとを有し、カップ部WCからシャフト
部WSにかけての外面に段部WDが形成されているワー
クWのカップ部WDに硬化層WMを形成する高周波焼入
方法であって、シャフト部WSと段部WDとを同時に加
熱する工程と、この工程の後にシャフト部WSと段部W
Dとに同時に冷却液Lを噴射しつつ、カップ部WCの内
面側に冷却液を噴射する工程とを備えており、前記シャ
フト部WSと段部WDとを同時に加熱する工程では、カ
ップ部WCの内面側には冷却液Lを噴射しないようにな
っている。
【0027】まず、図示しないワーク回転支持機構にワ
ークWを支持させ、回転駆動させる。図3における時間
T1においてカレントトランス410から加熱コイル1
00に高周波電流を供給してワークWのシャフト部WS
と段部WDとを加熱する。このシャフト部WSと段部W
Dとを同時に加熱している最中には、第1の冷却ジャケ
ット170も第2の冷却ジャケット250も冷却液Lを
噴射しない、すなわちワークWを冷却しないようになっ
ている。
ークWを支持させ、回転駆動させる。図3における時間
T1においてカレントトランス410から加熱コイル1
00に高周波電流を供給してワークWのシャフト部WS
と段部WDとを加熱する。このシャフト部WSと段部W
Dとを同時に加熱している最中には、第1の冷却ジャケ
ット170も第2の冷却ジャケット250も冷却液Lを
噴射しない、すなわちワークWを冷却しないようになっ
ている。
【0028】予め設定された所定時間(図3における時
間T1〜T2)が経過したならば、加熱コイル100へ
の高周波電流の供給を停止する。その後、すなわち図3
における時間T2からシャフト部WSと段部WDとに第
1の冷却ジャケット170から冷却液Lを噴射する。こ
のシャフト部WSと段部WDとに対する冷却液Lの噴射
と同時に、第2の冷却ジャケット250からもカップ部
WCの内面側に向かって冷却液Lを噴射する。
間T1〜T2)が経過したならば、加熱コイル100へ
の高周波電流の供給を停止する。その後、すなわち図3
における時間T2からシャフト部WSと段部WDとに第
1の冷却ジャケット170から冷却液Lを噴射する。こ
のシャフト部WSと段部WDとに対する冷却液Lの噴射
と同時に、第2の冷却ジャケット250からもカップ部
WCの内面側に向かって冷却液Lを噴射する。
【0029】予め設定された所定時間(図3における時
間T2〜T3)が経過したならば、第1の冷却ジャケッ
ト170と第2の冷却ジャケット250との同時の冷却
液Lの噴射を停止する。これで、シャフト部WSと段部
WDとに硬化層WM(図1では点々で示している)が形
成される。
間T2〜T3)が経過したならば、第1の冷却ジャケッ
ト170と第2の冷却ジャケット250との同時の冷却
液Lの噴射を停止する。これで、シャフト部WSと段部
WDとに硬化層WM(図1では点々で示している)が形
成される。
【0030】ここで、段部WDにおける硬化層WMは、
冷却液Lの噴射以外の条件を同一にした従来例と比較す
ると、従来の硬化層WMの有効深さD(図4参照)は約
1.8〜2.0ミリであったのに対し、約2.5ミリと
大きくなった。これは、段部WDの加熱時にカップ部W
Cの内面側から冷却液Lを噴射しないようにしたため、
加熱コイル100に起因する熱がより深くまで達するよ
うになったとともに、冷却液Lの噴射が第1の冷却ジャ
ケット170と第2の冷却ジャケット250とから同時
に行われるためより急速に冷却されるためであると考え
られる。
冷却液Lの噴射以外の条件を同一にした従来例と比較す
ると、従来の硬化層WMの有効深さD(図4参照)は約
1.8〜2.0ミリであったのに対し、約2.5ミリと
大きくなった。これは、段部WDの加熱時にカップ部W
Cの内面側から冷却液Lを噴射しないようにしたため、
加熱コイル100に起因する熱がより深くまで達するよ
うになったとともに、冷却液Lの噴射が第1の冷却ジャ
ケット170と第2の冷却ジャケット250とから同時
に行われるためより急速に冷却されるためであると考え
られる。
【0031】なお、シャフト部WSと段部WDとの焼入
が完了したならば、別の焼入ステーションにおいて、カ
ップ部WCの内面側の溝部WC1に焼入を施す。
が完了したならば、別の焼入ステーションにおいて、カ
ップ部WCの内面側の溝部WC1に焼入を施す。
【0032】なお、上述した説明では、加熱コイル10
0、第1の冷却ジャケット170及び第2の冷却ジャケ
ット250の形状等をより具体的に説明したが、本発明
に係る高周波焼入方法及び高周波焼入装置がこれに限定
されるものではなく、ワークWの形状等に対応したもの
を適宜選択して使用するのは勿論である。
0、第1の冷却ジャケット170及び第2の冷却ジャケ
ット250の形状等をより具体的に説明したが、本発明
に係る高周波焼入方法及び高周波焼入装置がこれに限定
されるものではなく、ワークWの形状等に対応したもの
を適宜選択して使用するのは勿論である。
【0033】
【実施例】図4に示したような等速ジョイントをワーク
Wとし、加熱コイル100の通電時間(図3における時
間T1〜T2)を6秒とし、第1の冷却ジャケット17
0と第2の冷却ジャケット250とによる冷却時間(図
3における時間T2〜T3)を11秒とし、冷却液Lの
噴射量を250リットル/分とした場合、段部WDに形
成される硬化層WMの有効深さDは約2.5ミリであっ
た。
Wとし、加熱コイル100の通電時間(図3における時
間T1〜T2)を6秒とし、第1の冷却ジャケット17
0と第2の冷却ジャケット250とによる冷却時間(図
3における時間T2〜T3)を11秒とし、冷却液Lの
噴射量を250リットル/分とした場合、段部WDに形
成される硬化層WMの有効深さDは約2.5ミリであっ
た。
【0034】これに対して、同等の等速ジョイントをワ
ークWとし、カップ部WCを加熱した後に、カップ部W
Cの冷却と同時にシャフト部WSと段部WDと6秒加熱
し、カップ部WCの冷却を継続しながらシャフト部WS
と段部WDとを11秒にわたって冷却した場合には、段
部WDに形成された硬化層WMの有効深さDは約1.8
〜2.0ミリであった。
ークWとし、カップ部WCを加熱した後に、カップ部W
Cの冷却と同時にシャフト部WSと段部WDと6秒加熱
し、カップ部WCの冷却を継続しながらシャフト部WS
と段部WDとを11秒にわたって冷却した場合には、段
部WDに形成された硬化層WMの有効深さDは約1.8
〜2.0ミリであった。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る高周波焼入方法は、略お碗
状のカップ部と、このカップ部の外面から延設されたシ
ャフト部とを有し、カップ部からシャフト部にかけての
外面に段部が形成されているワークの前記段部に硬化層
を形成する高周波焼入方法であって、シャフト部と段部
とを同時に加熱する工程と、この工程の後にシャフト部
と段部とに同時に冷却液を噴射しつつ、カップ部の内面
側に冷却液を噴射する工程とを備えており、前記シャフ
ト部と段部とを同時に加熱する工程では、カップ部の内
面側には冷却液を噴射しないようになっている。
状のカップ部と、このカップ部の外面から延設されたシ
ャフト部とを有し、カップ部からシャフト部にかけての
外面に段部が形成されているワークの前記段部に硬化層
を形成する高周波焼入方法であって、シャフト部と段部
とを同時に加熱する工程と、この工程の後にシャフト部
と段部とに同時に冷却液を噴射しつつ、カップ部の内面
側に冷却液を噴射する工程とを備えており、前記シャフ
ト部と段部とを同時に加熱する工程では、カップ部の内
面側には冷却液を噴射しないようになっている。
【0036】このため、ワークの段部に形成される硬化
層の有効深さを、従来のものよりも大きく形成すること
が可能となる。これは、シャフト部と段部Wと同時に加
熱する際にカップ部の内面側から冷却液を噴射しないよ
うにしたため、段部に対する熱がより深くまで達するよ
うになったとともに、シャフト部と段部とに同時に冷却
液を噴射しつつ、カップ部の内面側に冷却液を噴射する
ので、段部の冷却がより急速に行われるためであると考
えられる。
層の有効深さを、従来のものよりも大きく形成すること
が可能となる。これは、シャフト部と段部Wと同時に加
熱する際にカップ部の内面側から冷却液を噴射しないよ
うにしたため、段部に対する熱がより深くまで達するよ
うになったとともに、シャフト部と段部とに同時に冷却
液を噴射しつつ、カップ部の内面側に冷却液を噴射する
ので、段部の冷却がより急速に行われるためであると考
えられる。
【0037】一方、本発明に係る高周波焼入装置は、略
お碗状のカップ部と、このカップ部の外面から延設され
たシャフト部とを有し、カップ部からシャフト部にかけ
ての外面に段部が形成されているワークの前記段部に硬
化層を形成する高周波焼入装置であって、シャフト部と
段部とを同時に加熱する加熱コイルと、この加熱コイル
で加熱されたシャフト部と段部とを同時に冷却する第1
の冷却ジャケットと、カップ部の内面側を冷却する第2
の冷却ジャケットとを備えており、加熱コイルでシャフ
ト部と段部とを同時に加熱した後に、第1の冷却ジャケ
ットと第2の冷却ジャケットから同時に冷却液を噴射さ
せ、かつ加熱コイルでシャフト部と段部とを同時に加熱
している間には、カップ部の内面側には第2の冷却ジャ
ケットから冷却液が噴射されないように構成されてい
る。
お碗状のカップ部と、このカップ部の外面から延設され
たシャフト部とを有し、カップ部からシャフト部にかけ
ての外面に段部が形成されているワークの前記段部に硬
化層を形成する高周波焼入装置であって、シャフト部と
段部とを同時に加熱する加熱コイルと、この加熱コイル
で加熱されたシャフト部と段部とを同時に冷却する第1
の冷却ジャケットと、カップ部の内面側を冷却する第2
の冷却ジャケットとを備えており、加熱コイルでシャフ
ト部と段部とを同時に加熱した後に、第1の冷却ジャケ
ットと第2の冷却ジャケットから同時に冷却液を噴射さ
せ、かつ加熱コイルでシャフト部と段部とを同時に加熱
している間には、カップ部の内面側には第2の冷却ジャ
ケットから冷却液が噴射されないように構成されてい
る。
【0038】このため、段部をシャフト部とともに加熱
する際には、カップ部の内面側に冷却液を噴射しない、
すなわちカップ部を内面側から冷却しないため、段部の
より深い部分まで熱が達するとともに、第1の冷却ジャ
ケットと第2の冷却ジャケットから同時に冷却液を噴射
させるため、加熱された段部がより急速に冷却されるこ
とになるので、段部に形成される硬化層の有効深さを従
来のものより大きくすることができる。
する際には、カップ部の内面側に冷却液を噴射しない、
すなわちカップ部を内面側から冷却しないため、段部の
より深い部分まで熱が達するとともに、第1の冷却ジャ
ケットと第2の冷却ジャケットから同時に冷却液を噴射
させるため、加熱された段部がより急速に冷却されるこ
とになるので、段部に形成される硬化層の有効深さを従
来のものより大きくすることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る高周波焼入装置の概
略的構成図である。
略的構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る高周波焼入装置に用
いられる加熱コイルの概略的斜視図である。
いられる加熱コイルの概略的斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る高周波焼入装置の各
部の動作を示す概略的タイミング図である。
部の動作を示す概略的タイミング図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る高周波焼入方法によ
って高周波焼入が施されるワークとしての等速ジョイン
トの概略的断面図である。
って高周波焼入が施されるワークとしての等速ジョイン
トの概略的断面図である。
100 加熱コイル 170 第1の冷却ジャケット 250 第2の冷却ジャケット W ワーク WS シャフト部 WC カップ部 WC1 溝部 WM 硬化層 L 冷却液
Claims (2)
- 【請求項1】 略お碗状のカップ部と、このカップ部の
外面から延設されたシャフト部とを有し、カップ部から
シャフト部にかけての外面に段部が形成されているワー
クの前記段部に硬化層を形成する高周波焼入方法であっ
て、シャフト部と段部とを同時に加熱する工程と、この
工程の後にシャフト部と段部とに同時に冷却液を噴射し
つつ、カップ部の内面側に冷却液を噴射する工程とを具
備しており、前記シャフト部と段部とを同時に加熱する
工程では、カップ部の内面側には冷却液を噴射しないこ
とを特徴とする高周波焼入方法。 - 【請求項2】 略お碗状のカップ部と、このカップ部の
外面から延設されたシャフト部とを有し、カップ部から
シャフト部にかけての外面に段部が形成されているワー
クの前記段部に硬化層を形成する高周波焼入装置であっ
て、シャフト部と段部とを同時に加熱する加熱コイル
と、この加熱コイルで加熱されたシャフト部と段部とを
同時に冷却する第1の冷却ジャケットと、カップ部の内
面側を冷却する第2の冷却ジャケットとを具備してお
り、加熱コイルでシャフト部と段部とを同時に加熱した
後に、第1の冷却ジャケットと第2の冷却ジャケットか
ら同時に冷却液を噴射させ、かつ加熱コイルでシャフト
部と段部とを同時に加熱している間には、カップ部の内
面側には第2の冷却ジャケットから冷却液が噴射されて
いないことを特徴とする高周波焼入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08181258A JP3092093B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 高周波焼入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08181258A JP3092093B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 高周波焼入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108135A true JPH108135A (ja) | 1998-01-13 |
JP3092093B2 JP3092093B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=16097565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08181258A Expired - Lifetime JP3092093B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 高周波焼入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092093B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169133A (ja) * | 2002-11-20 | 2004-06-17 | Fuji Electronics Industry Co Ltd | 等速ジョイント用高周波焼入装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101441514B1 (ko) | 2014-04-30 | 2014-09-17 | 류준석 | 고주파 열처리장치 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP08181258A patent/JP3092093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169133A (ja) * | 2002-11-20 | 2004-06-17 | Fuji Electronics Industry Co Ltd | 等速ジョイント用高周波焼入装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3092093B2 (ja) | 2000-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016011446A (ja) | 熱処理システムおよび熱処理方法 | |
JP2001234245A (ja) | ラックバーの高周波焼入方法及びその高周波焼入装置 | |
JP3092093B2 (ja) | 高周波焼入装置 | |
JP3932809B2 (ja) | 低歪焼入装置と焼入方法 | |
JPS6050112A (ja) | 部材の高周波焼入方法 | |
JP2001064729A (ja) | シャフト状ワークの高周波焼入装置 | |
JPS633432B2 (ja) | ||
JPS58213828A (ja) | 有底筒状体内面の高周波焼入方法 | |
JPS5828333B2 (ja) | 環状体の誘導加熱・焼入方法および装置 | |
JP3164539B2 (ja) | 高周波焼入装置 | |
JPS60251222A (ja) | 薄肉円筒の硬化処理方法 | |
JP2709556B2 (ja) | 薄肉リング状ワークの高周波焼入方法 | |
JP2717355B2 (ja) | 高周波加熱コイル及びこの高周波加熱コイルを用いた大型ワークの高周波焼入装置 | |
JP3347030B2 (ja) | 高周波焼入装置及び方法 | |
JP2632106B2 (ja) | 高周波加熱コイル | |
JPH0143395Y2 (ja) | ||
JPH0553844B2 (ja) | ||
JPH10324914A (ja) | 有底筒状ワークの内面移動焼入方法及び内面移動焼入装置 | |
JP3059165B1 (ja) | 外周面に開口部を有する円筒体の高周波焼入用加熱コイルと焼入冷却方法 | |
JP2001294933A (ja) | 凹凸を有する軸状ワークの高周波焼入装置 | |
JP2002003935A (ja) | 焼入コイル体 | |
JPS6047326B2 (ja) | 等速度自在継手外輪の受口部内表面焼入れ方法 | |
JP3976178B2 (ja) | 焼入方法 | |
JPS61174319A (ja) | 歯形部材の焼入れ冷却方法 | |
JP4062594B2 (ja) | 芯金及び高周波焼入装置 |