JPH1080807A - ざぐり用カッター - Google Patents

ざぐり用カッター

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JPH1080807A
JPH1080807A JP23811796A JP23811796A JPH1080807A JP H1080807 A JPH1080807 A JP H1080807A JP 23811796 A JP23811796 A JP 23811796A JP 23811796 A JP23811796 A JP 23811796A JP H1080807 A JPH1080807 A JP H1080807A
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JP
Japan
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cutting
cutting blades
main shaft
cutting blade
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP23811796A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Tsuchida
義弘 土田
Nobuaki Tsuchida
信昭 土田
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ざぐりを形成する切刃の刃長を調整し、径の
異なるざぐりを形成できるようにする。 【解決手段】 主軸1の案内溝8に二枚の切刃7,7を
スライド自在に嵌め入れる。切刃7,7には、それぞれ
対向した位置に凹部が形成され、この凹部の内側に操作
軸16を組み付ける。操作軸16は、主軸1に貫通した抜止
めピンによって主軸1に対して位置決めされている。ま
た、操作軸16の両端には右螺子部と左螺子部が形成さ
れ、この左右の螺子部と噛み合う螺子部が凹部の内側に
形成されている。そして、操作軸16を回転すると、各螺
子の噛み合いによって切刃7,7が相互に反対方向にス
ライドし、切刃7,7の刃長Wを調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに穿孔され
た孔の開口部周縁を径大に切削するざぐり用カッターに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルト孔の周縁部分に径大に切削
してざぐりを形成するざぐり用カッターとして、図8に
示すように主軸Aの先端にボルト孔に嵌合する筒部Bを
有し、その筒部Bの上部に切削刃Cを一体形成したざぐ
り用カッターが知られている。この種のざぐり用カッタ
ーは、主軸Aの先端に設けた筒部Bをボルト孔Dに嵌合
させてボルト孔Dに対して主軸Aのセンターを合わせた
状態で主軸Aを回転させ、主軸Aに一体形成する切削刃
Cによって、ボルト孔Dの周縁にざぐりD1を形成して
いた。すなわち、ボルト孔DのざぐりD1の内径は、切
削刃Cの外径によって決まってしまい径の異なるざぐり
D1を形成するには、その径に応じた複数種のざぐり用
カッターを用意する必要があり、極めて不経済であっ
た。
【0003】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、切刃の刃長を可変して単一のカッターで
径の異なるざぐりを形成することができるざぐり用カッ
ターを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ワークに穿孔した孔の開口部周縁を切削
する切刃と、主軸の先端側に前記切刃を重ね合わせた状
態でスライド自在に案内するために設けた案内溝と、前
記主軸に保持される回動自在な操作軸と、この操作軸の
外周面両端部に形成される螺子部と、前記切刃に形成さ
れる前記螺子部と係合する係合部とからなり、前記切刃
の刃長を可変できるように構成したものである。
【0005】上記構成により、操作軸を回転すると操作
軸の両端部に形成する螺子部と切刃に形成する係合部と
の係合によって、切刃が主軸の案内溝に沿って相互に反
対方向に向かってスライドし、切刃の刃長を変えること
ができる。
【0006】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1〜図6は、本発明の第1実施例
を示し、同図において、1はざぐり用カッターの主軸で
あり、先端に径小部2が形成され、その径小部2に筒状
のカラー3が着脱自在に取り付けられている。このカラ
ー3には、セットスクリュー4を螺子込む螺子孔5が形
成され、一方、径小部2の先端側には前記セットスクリ
ュー4の先端部を突き付き当てる平坦状の切欠き面6が
形成されている。
【0007】7,7は主軸1に装着する二枚一組の切刃
であり、これら切刃7,7を重ね合わせた状態で主軸1
の先端寄りに形成する案内溝8に組付けている。また、
切刃7,7の上端側には外側に突出した段部9がそれぞ
れ形成され、さらに、両切刃7,7の下部には、切刃
7,7の下端縁に先鋭状の刃部11を形成するためのテー
パ面10が形成されている。この両切刃7,7を組み付け
る前記案内溝8は、重ね合せた前記両切刃7,7の外形
に対応してほぼT字型に形成され、上端側に前記段部9
と嵌合する嵌合部12が形成されている。また、前記両切
刃7,7に形成する段部9の内面側には半円状の凹部1
5,15が形成されている。この凹部15,15は両切刃7,
7を重ね合せると相互に対向し、その対向する凹部15,
15の内側に前記切刃7,7の操作軸16を軸支する。この
操作軸16の両端部には、中央部の溝17を介して相互に逆
方向に向かう右螺子部18と左螺子部19が形成され、一
方、前記凹部15の内面側には、これら右螺子部18と左螺
子部19と噛み合う係合部たる螺子部20,21がそれぞれ形
成されている。
【0008】22は前記操作軸16の溝17に挿入されるキー
22Aを有する抜止めピンであり、前記主軸1に形成する
貫通孔23に嵌入され、貫通孔23の両端部に螺子込んだセ
ットスクリュー24によって主軸1に固定されている。そ
して、前記両切刃7,7に形成する段部9の上面には前
記抜止めピン22のキー22Aと係止して両切刃7,7の移
動範囲を規制するための切欠き凹部25が形成されてい
る。また、前記貫通孔23の下部に位置して前記主軸1の
外周面には、前記両切刃7,7を固定するセットスクリ
ュー26の螺子孔27が形成されている。
【0009】以上のように構成される本実施例の作用に
ついて説明する。
【0010】まず、ボルト孔30の径に応じたカラー3を
主軸1の径小部2の先端に装着し、カラー3の螺子孔5
に六角レンチ(図示せず)によりセットスクリュー4を
締め付ける。このセットスクリュー4の締め付けにより
セットスクリュー4の先端が径小部2の切欠き面6に突
き当たりカラー3が回り止め状態で主軸1に固定され
る。このようにしてカラー3を主軸1に固定した後、図
2に示すように操作軸16の外端面に形成する六角状の係
合凹部16Aに六角レンチRを挿入し、六角レンチRによ
って操作軸16を回転させる。この操作軸16の両端部に形
成する右螺子18と左螺子19には両切刃7,7の両螺子部
20,21が噛み合い、かつ、主軸1の貫通孔23に挿入した
抜止めピン22のキー22Aが操作軸16の溝17に嵌合して操
作軸16が主軸1に対して左右方向の移動が規制されてい
るため、操作軸16を回転すると操作軸16に形成する右螺
子18及び左螺子19と両切刃7,7に形成する螺子部20,
21との噛み合いによって、切刃7,7が相互に反対方向
に移動し、所望するざぐり31の径に合せて二枚の切刃
7,7の刃長Wを調整できる。なお、切刃7,7は、切
欠き凹部25と主軸1に貫通した抜止めピン22のキー22A
とが突き当たるまで移動可能であり、キー22Aと切欠き
凹部25の端部とが突き当たった段階で切刃7,7の移動
が規制される。つまり、キー22Aと切欠き凹部25の端部
とが突き当るまでの範囲内で切刃7,7の刃長Wを調整
でき、また、キー22Aと切欠き凹部25の端部とが突き当
ると切刃7,7のスライド移動が規制され、操作軸16を
必要以上に回し過ぎたとしても主軸1から切刃7,7が
外れることはない。そして、このように操作軸16を回転
して切刃7,7の刃長Wを任意に調整してから、螺子孔
27にセットスクリュー26を締め付けて切刃7,7を主軸
1に固定する。この後、ざぐり用カッターを図示しない
ボール盤などの工作機に取り付け、ワーク32に形成する
ボルト孔30に主軸1の先端に装着したカラー3を挿入す
る。こうしてワーク32と主軸1とのセンターを合せて主
軸1を回転させることによって、切刃7,7の刃部11で
ボルト孔30の周縁部に切刃7,7の刃長Wに応じたざぐ
り31を形成することができる。
【0011】以上のように、本実施例では、切刃7,7
の凹部15に軸支した操作軸16を回転させることによっ
て、操作軸16と各切刃7,7に形成する各螺子部18,1
9,20,21の噛み合いにより各切刃7,7が主軸1の案
内溝8に沿って相互に反対方向に向かってスライドし、
切刃7,7の刃長Wを任意に調整できる。しかも、ワー
ク32と主軸1とのセンターを合せるカラー3もボルト孔
30の径に応じて着脱することができるので、各種サイズ
のボルト孔30の周縁に種々異なる径のざぐり31を形成す
ることができる。このため、ざぐり31の径に応じた複数
のざぐり用カッターを種々用意する必要がなく、単一の
ざぐり用カッターで異なる径のざぐり31を形成すること
ができるため極めて経済的である。
【0012】図7は本発明の第2実施例を示し、前記第
1実施例と同一部分には同一符号を付し重複する部分の
説明を省略して説明する。この例では、操作軸16の両端
部にボール螺子からなる右螺子部40と左螺子部41を形成
し、各切刃7,7の凹部15の内面側に係合たるボール4
2,42を埋め込み、このボール42,42を右螺子部40と左
螺子部41に係合させている以外、前記第1実施例と同一
の構成である。
【0013】したがって本実施例では、前記第1実施例
と同様、操作軸16を回転すると、操作軸16の両端部に形
成する右螺子部40,左螺子部41と切刃7,7の凹部15に
埋設したボール42,42との係合によって、各切刃7,7
が主軸1の案内溝8に沿って相互に反対方向に向かって
スライドし、前記第1実施例と同様、切刃7,7の刃長
Wを任意に調整できる。しかも、本実施例では、操作軸
16にボール螺子からなる右螺子部40と左螺子部41を形成
し、その各螺子40,41を凹部15に埋設したボール42,42
に係合しているので、操作軸16の操作がスムーズである
とともに、操作軸16を逆回転した際のバックラッシュも
少ないため、切刃7,7の位置決め精度も向上する。
【0014】以上、本発明の実施例について詳述した
が、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
る。例えば、主軸や切刃の形状あるいは切刃と操作軸と
の係合構造は適宜選定すればよいものである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ワークに穿孔した孔の
開口部周縁を切削する切刃と、主軸の先端側に前記切刃
を重ね合わせた状態でスライド自在に案内するために設
けた案内溝と、前記主軸に保持される回動自在な操作軸
と、この操作軸の外周面両端部に形成される螺子部と、
前記切刃に形成される前記螺子部と係合する係合部とか
らなり、前記切刃の刃長を可変できるように構成したも
のであるから、操作軸を回転して切刃の刃長を調整する
ことにより、単一のざぐり用カッターで径に異なる種々
のざぐりを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すざぐり用カッターの
分解斜視図である。
【図2】同上ざぐり用カッターの使用状態を示す断面図
である。
【図3】同上ざぐり用カッターの側面図である。
【図4】同上図3のA−A線断面図である。
【図5】同上切刃を組み付けた状態の斜視図である。
【図6】同上切刃の分解斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す切刃の分解斜視図で
ある。
【図8】従来例を示すざぐり用カッターの使用状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 7 切刃 8 案内溝 16 操作軸 18,40 右螺子部 19,41 左螺子部 20,21 螺子部(係合部) 30 ボルト孔 31 ざぐり 31 ワーク 42 ボール(係合部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに穿孔した孔の開口部周縁を切削
    する切刃と、主軸の先端側に前記切刃を重ね合わせた状
    態でスライド自在に案内するために設けた案内溝と、前
    記主軸に保持される回動自在な操作軸と、この操作軸の
    外周面両端部に形成される螺子部と、前記切刃に形成さ
    れる前記螺子部と係合する係合部とからなり、前記切刃
    の刃長を可変できるように構成したことを特徴とするざ
    ぐり用カッター。
JP23811796A 1996-09-09 1996-09-09 ざぐり用カッター Pending JPH1080807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23811796A JPH1080807A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 ざぐり用カッター

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23811796A JPH1080807A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 ざぐり用カッター

Publications (1)

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JPH1080807A true JPH1080807A (ja) 1998-03-31

Family

ID=17025440

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JP23811796A Pending JPH1080807A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 ざぐり用カッター

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JP (1) JPH1080807A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101804473A (zh) * 2010-04-15 2010-08-18 吉林大学 可调深度的锪孔工具
CN112589161A (zh) * 2020-11-10 2021-04-02 安徽机电职业技术学院 一种用于沉孔加工的钻孔装置和方法

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