JPH1080434A - 歯科用印象用トレー - Google Patents

歯科用印象用トレー

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JPH1080434A
JPH1080434A JP27680396A JP27680396A JPH1080434A JP H1080434 A JPH1080434 A JP H1080434A JP 27680396 A JP27680396 A JP 27680396A JP 27680396 A JP27680396 A JP 27680396A JP H1080434 A JPH1080434 A JP H1080434A
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JP
Japan
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tray
impression material
film
impression
trays
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JP27680396A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tasaka
正博 田坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のものより機能を向上させ、使いやす
く、なおかつ安価な、歯科用トレーを作る。使い捨ての
トレーとして使うことによって、感染を予防することが
できる。 【解決手段】 プラスチックの薄いトレー本体(1)の
内側(2)に接着剤(3)を塗り、表面の多数の糸
(4)が輪になった布状のフィルム(5)を内側にあわ
せてカットし、それを(2)にはりつける。輪になった
多数の糸に練和した粘土状の印象材が入り込んで硬化す
るとトレーと印象材はしっかりと接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯科医療の臨床
において、口腔内の印象採得時に使用される歯科用印象
用トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】板状の金属製やプラスチック製の穴開き
トレー、金属製の網トレーなどが一般的に使われる。こ
れらの再使用タイプのトレーは、頑丈だが無骨で、高価
である。また各個人にあわせてプラスチックで自製した
トレーなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(イ)従来の一般的なトレーは、くり返し使用するタイ
プが多いが、硬化した印象材をトレーから除去しにく
い。 (ロ)トレーの消毒の際に、穴や網目に残留した汚染さ
れた印象材の滅菌は困難である。したがって、感染の危
険がある。 (ハ)高価なトレーを多数そろえねばならない。 (ニ)患者さんにあわせて製作した自家製のトレーは、
製作に手間がかかり、また接着剤を塗布するため、手指
や器具が汚染されやすい。 (ホ)印象材が固まると、トレーを口からとりだすが、
かなりの力を要する。従来のトレーはその時に印象材が
はずれやすい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの要望に応え
るためにされたもので、これを図において説明すれば
【図1】から
【図2】のトレー本体(1)の内側(2)に、接着剤
(3)にて、表面に多数の輪になった糸(4)をもっ
た、布状のフィルム(5)を貼る。以上の構成からなる
歯科用印象用トレー。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。練和した粘土状の印象材を、本発明のトレ
ーに盛って、口腔内に挿入する。ループ状の糸(4)の
間に印象材が入り込み、印象材が弾力性をもって固まる
と、糸と印象材は強固にからみあって離れない。それに
よって、トレーを口から取り出す際に、印象材がトレー
から離れない。
【0006】
【実施例】
(イ)
【図1】のようにプラスチックの一体成型で、片顎用ト
レーの本体(1)を製作した。厚さは薄く作っている。
ただし歯科用トレーには、色々な形態の部位別のトレー
があるが、片顎用トレーを例としている。 (ロ)トレー本体の内側(2)に、接着剤(3)を塗布
する。 (ハ)表面の多数の糸(4)がループ状になった布、つ
まりパイル織りのようなナイロン等で、できている不織
布(5)、(市販品としてはマジックテープの片方のテ
ープ)をトレーの内側にあわせてカットし、それをトレ
ー内側(2)に貼る。
【図2】
【図3】を参照のこと。 (ニ)
【図4】のように表面の糸が鍵状になった糸(7)の布
でも同様の効果があるが保持力はおとる。 (ホ)
【図5】のように表面の糸の先端が玉(8)になった布
でも同様の効果がある。本発明は以上のような構造で、
これを使用するときは、まずトレーを消毒して、印象の
準備ができたら、歯科用印象材を練和する。適度な軟ら
かさに粘土状に練和した印象材を本発明のトレーに盛
り、これを患者さんの口中に挿入する。印象材が固まる
まではそのまま動かさないようにする。印象材が固まれ
ばトレーの柄(6)をもってトレーを歯からはずし、口
の外にとりだす。この時、微小な多数の輪になった糸
(4)が印象材としっかりとくっついてはなれない。そ
れによって印象材はトレーに保持されている。もし印象
材がトレーからはずれたら正確な印象はできない。
【0007】
【発明の効果】
(イ)このトレーは工業的に量産しやすい。 (ロ)安価にできるので使い捨てのトレーにできる。 (ハ)繰り返し使用すればフィルムが傷むために再使用
されにくい。したがって感染予防効果がある。 (ニ)使用法が簡単である。 (ホ)使い捨てにした場合はトレーの清掃、消毒の手間
がいらない。 (ヘ)口腔内の、歯肉にあたる感触が優しい。 (ト)清潔なデザインにできる。患者さんにいやな感じ
をあたえない。 (チ)いままでのトレーにない印象材の保持力がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の片顎用トレーの分解斜視図である。
【図2】本発明の断面図である。
【図3】本発明に張り付ける表面の糸が輪になったフィ
ルムの拡大した斜視図である。
【図4】表面の糸が鍵状になったフィルムの拡大した斜
視図である。
【図5】表面の糸の先に玉のついたフィルムの拡大した
斜視図である。
【符号の説明】
1 トレー本体 2 トレー内側 3 接着剤 4 輪になった糸 5 布状のフィルム 6 柄 7 鍵状の糸 8 先端が玉になった糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレー本体(1)の内側(2)に接着剤
    (3)にて、表面に多数の輪になった糸(4)をもった
    布状のフィルム(5)を貼って、硬化した歯科用印象材
    を保持するようにした歯科用印象用トレー。
JP27680396A 1996-09-10 1996-09-10 歯科用印象用トレー Pending JPH1080434A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057591A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Yasuhiro Fukuhara 歯科印象用フィルム及び歯科印象用フィルムの製造方法
JP2010120889A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Yasuhiro Fukuhara 歯科印象用フィルム

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WO2009057591A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Yasuhiro Fukuhara 歯科印象用フィルム及び歯科印象用フィルムの製造方法
JP2010120889A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Yasuhiro Fukuhara 歯科印象用フィルム
JP4500357B2 (ja) * 2008-11-20 2010-07-14 康弘 福原 歯科印象用フィルム

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