JPH107955A - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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JPH107955A
JPH107955A JP9079371A JP7937197A JPH107955A JP H107955 A JPH107955 A JP H107955A JP 9079371 A JP9079371 A JP 9079371A JP 7937197 A JP7937197 A JP 7937197A JP H107955 A JPH107955 A JP H107955A
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ink
pigment
water
poly
styrene
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JP9079371A
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A Risutegabaazu Nancy
エー リステガバーズ ナンシー
M Mayer Fatima
エム メイヤー ファティマ
P Breton Marcel
ピー ブレトン マーセル
K Hammer Gordon
ケー ハマー ゴードン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/324Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black
    • C09D11/326Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black characterised by the pigment dispersant
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F297/00Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
    • C08F297/02Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
    • C08F297/026Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type polymerising acrylic acid, methacrylic acid or derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/12Hydrolysis

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタ用のインク組成物を
提供する。 【解決手段】 顔料、水、(An−Bm)ブロック共重
合体からなり、nはAの重合度、mはBの重合度を表
し、Aはスチレン、Bはアクリル酸であることを特徴と
するインクジェット用水性インク組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に水性インク
組成物に関し、特にインクジェットプリンティング方
式、とりわけサーマルインクジェット方式に適した着色
水性インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット用インクの別の重要な測
定特性に、待機時間(latency)すなわち脱キャ
ップ時間(decap time)がある。これは、空
気に暴露されたときにプリントヘッドの開口部もしくは
ノズル内でインクが液体の状態でいる時間の長さのこと
であり、それゆえに標的にインク滴を吐出することが可
能となる。待機時間はインクがプリンタから5m/s以
上の速度(インクが100μs未満の時間で0.5mm
の距離を移動する速度に相当する)で間違いなく吐出さ
れるために与えられた最大のアイドリング時間である。
【0003】インクジェット用インク、特にカーボンブ
ラックなどの顔料ベースのインクのまた別の重要な要件
は、インクがインクジェットカートリッジにある間、顔
料が安定して分散していることである。
【0004】顔料および/または染料の装荷量が多く、
満足のいく待機時間と安定性のあるインクジェット用イ
ンクを提供するためにこれまで相当の努力が払われてき
た。しかしながら、上記のような望ましい特性を備えた
インクは知られていない。
【0005】さらに、インクジェットプリンタによって
は、シングルパス方式、すなわち基板や紙にインクを追
加しない方式で、十分な光学濃度を得るために顔料をよ
り多く装荷したインクが必要となる。また、インクジェ
ットプリンタによっては、現在使用されている1インチ
当たり300スポット パー インチ(spi)のプリ
ンタと比べて600spiの解像度を提供できるプリン
タなど、高い解像度を提供できるように設計されたプリ
ンタもある。このようなプリンタでは、300spiプ
リンタのノズルよりもインクジェットノズルがかなり細
いため、目詰まりを起こさないように精製されたインク
が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、高解像度のイ
ンクジェットプリンタで使用できる水性のインク組成物
が求められている。さらに、待機時間が長く、インクジ
ェットカートリッジにある間安定した着色インクも求め
られている。さらにまた、シングルパス方式で高い光学
濃度を提供できる着色インクも求められている。
【0007】そこで本発明の目的はこのような要件を満
たすインク組成物を提供することにあり、それは、本発
明の実施の形態に示されているインクおよびプロセスを
用いて達成可能である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインクジェット用水性インク組成物は、水
と、実施の形態では分散液中の粒子は少なくとも70%
が直径約0.1ミクロン未満で残りの粒子直径は約1ミ
クロン以下の粒子サイズ分布を有する顔料粒子を含む顔
料分散液と、あるジブロック共重合体からなる。さらに
詳しくは、本発明のインクは、主要な量を占める水と、
顔料粒子、特にカーボンブラックと、A−Bジブロック
共重合体からなり、Aブロックは顔料表面に結合し、B
ブロックは顔料が分散後再凝集するのを防ぐための電気
立体安定剤として機能する。また、本発明はインク組成
物を基板に画像通り正確にのせることからなる高解像度
のプリンティング法にも関する。本発明のインクは、相
対湿度15%のとき、10から約40ミクロンの範囲の
チャネル幅もしくは直径のノズルを少なくとも1つ有す
るプリンタ内で、少なくとも20秒の待機時間を有す
る。
【0009】本発明の実施の形態にあるインクジェット
用水性インク組成物は、顔料と、水と、(An−Bm)ブ
ロック共重合体からなり、nはAの重合度、mはBの重
合度を表し、Aはスチレン、Bはアクリル酸である。A
の重合度は約5から約50、好ましくは10から20
で、Bの重合度は約70から約800、好ましくは15
0から300である。nの数は約5から約50で、Aは
前記顔料の固定用ブロックを表し、Bは主として立体安
定剤として機能するブロックを表し、mの数は約70か
ら約800である。
【0010】本発明は、実施の形態の中で、インク用に
選ばれたカーボンブラックなどの顔料の分散剤および安
定剤として、ある共重合体を含有するインクジェット用
のインクについて述べている。本発明のインク組成物を
もってすれば、インクの安定性が向上し、また、インク
成分の沈澱が回避できるか最小限に抑えられる。さら
に、本発明の実施の形態のインクは、優れた解像度、満
足のいく濃度、優れた耐水性、最小限または非常に少な
い透き通し、および、優れたMFLEN(mid−fr
equency line edge noise、中
周波数のラインエッジノイズまたはエッジの鮮鋭度)を
備えたインクジェットプリントを可能にする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の水性インク組成物は次の
ような数々の利点を有する。すなわち、優れた耐水性、
耐光性、安価な生産コスト、高解像度、基板の種類を選
ばない優れた印刷品質、液滴速度の速い優れた吐出性
能、長い待機時間、シングルパス方式で最適の光学濃度
を提供する大きな液滴、高速印刷が可能となる高い周波
数応答性、プリントヘッドの優れた回復性と保全性、優
れたインク安定性、最小限に抑えられたインクおよび顔
料の沈澱、ヒータ上に固形物を生じるプリントヘッドの
コゲ(kogation)を起こさないことなどであ
る。
【0012】本発明のインクに適した液体ビヒクルの例
は、水、又はエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、ジプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、アミド、エーテル、カルボン酸、エステ
ル、アルコール、有機硫化物、有機スルホキシド、スル
ホン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、アルコール
誘導体、カルビトール、ブチルカルビトール、セロソル
ブ、エーテル誘導体、アミノアルコール、ケトンまたは
その他の水混和性成分などの混和性有機成分と水との混
合物、およびそれらの混合物などである。
【0013】水と水混和性有機液体の混合物を液体ビヒ
クルとして使用する場合、水と有機物の比率は有効範囲
であればいずれでもよく、一般的には約100:0から
約30:70、好ましくは約97:3から約50:50
であるが、この範囲外の比率でもよい。液体ビヒクルの
非水成分は一般的には湿潤剤として働き、その沸点は水
(100℃)よりも高い。顔料分散液は、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、炭素原子約2個から約10個のジオ
ールおよびトリオール類、ジメチルスルホキシドやアル
キルフェニルスルホキシドなどのスルホキシド類、スル
ホランやジアルキルスルホンやアルキルフェニルスルホ
ンなどのスルホン類、N,N−ジアルキルアミドやN,
N−アルキルフェニルアミドやN−メチルピロリジノン
やN−シクロヘキシルピロリジノンやN,N−ジエチル
トルアミドなどのアミド類、アルコールのアルキルエー
テル誘導体やエーテルジオールやエーテルトリオール類
などのエーテルでブチルカルビトールやアルキルポリエ
チレングリコールなど、尿素、ベタイン、および上記成
分のチオ(硫黄)誘導体でチオエチレングリコールやト
リチオエチレングリコールなどの別の湿潤剤または溶媒
と混合することもできる。適切な公知の浸透液、界面活
性剤、水溶性ポリマー、pH緩衝液、殺生物剤、EDT
Aなどのキレート剤、および任意の添加物も本発明のイ
ンクに加えてよい。液体ビヒクルの量は一般的に約50
から約99.5重量%、好ましくは約85から約98重
量%、さらに好ましくは約90から約96重量%である
が、この範囲外の量でもよい。
【0014】本発明によると、実施の形態においてA−
Bジブロック共重合体は主としてインクを安定化させる
ためのものである。この共重合体は、顔料、特にカーボ
ンブラックと親和性のあるAセグメントを含む。ここ
で、Aブロックは、例えば重合度が約3から約15単位
といったある長さを有し、また、Aブロックが顔料表面
に結合できるようなある組成を有している。Bブロック
はここに示されているとおりである。Aブロックは例え
ばポリスチレンであるが、実施の形態ではブロック共重
合体の約5から約15重量%を構成し、残りはBブロッ
クである。Bブロックは水溶性でポリ(カルボン酸)で
ある。
【0015】本発明のインクに適切なA−Bブロック共
重合体の例は、Aブロックがポリスチレン、ポリ(アル
キルスチレン)、ポリブタジエンで、Bブロックがポリ
スルホナート、ポリホスファート、ポリ(第四アンモニ
ウム塩)、ポリ(ピリジニウム塩)、ポリカルボキシラ
ート、ポリフェノキシドである。ブロック共重合体の例
は、(An−Bm)の式で表されるポリスチレン−b−
ポリ(アクリル酸)などで、Aは固定用ブロック、Bは
立体安定化用ブロックである。nとmは重合度でポリマ
ーチェーンに含まれるモノマー単位の数を表す。チェー
ンによって変動があるので、通常は平均の重合度が引用
されるが、これは数平均分子量に直接関係し、単純な算
術平均で求められる。重合度とMnは関係しており、次
の式に従って計算できる。
【0016】
【数1】 DP=モノマーのモル数÷イニシエータのモル数 Mn=モノマーのグラム数÷イニシエータのモル数 =DP×モノマーの化学式量 Aの重合度は例えば約5から約50で、Aの例は、ポリ
スチレン、ポリブタジエン、ポリビニルピリジン、ポリ
イソプレン、ポリ(アルキルスチレン)およびそれらの
共重合体などである。A−Bについては、mがBの重合
度を表しており、その数は約70から約800で、Bは
ポリ(アクリル酸)などである。ポリスチレン対ポリ
(アクリル酸)の組成比は約2/98から約30/7
0、好ましくは約8/92から約20/80の範囲であ
る。実施の形態ではこれらの共重合体の数平均分子量
(Mn)は約5,000から約100,000、好まし
くは約8,000から約50,000の範囲である。ブ
ロック共重合体の具体例はポリスチレン−b−ポリ(ア
クリル酸)で、さらに具体的には、ポリスチレン−b−
ポリ(アクリル酸)であって重合度が実施の形態では好
ましくは約100から400、さらに好ましくは約15
0から約300のものである。ポリスチレンに代わる固
定用ブロックは、ポリ(アルキルスチレン)、ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、ポリ(4−ビニルビフェニ
ル)およびそれらの共重合体などである。ポリ(アクリ
ル酸)に代わる立体安定化ブロックは、ポリ(メタクリ
ル酸)、ポリ(4−ビニル安息香酸)、ポリ(4−ビニ
ルピリジニウム)、ポリ(2−ビニルピリジニウム)、
ポリ(スチレンスルホン酸)、ポリ(4−ビニルフェノ
キシド)、ポリ[2−(トリメチルアンモニウム)エチ
ルアクリラート]などである。用いられるABブロック
共重合体の有効量はさまざまで、例えばカーボンブラッ
クに対して約5から約50、好ましくは約15から約4
0重量%である。
【0017】当該ブロック共重合体はアニオン重合によ
って合成できる。製造方法は、Macromolecu
les、Vol.20、No.6の1442−1444
ページ(1987)、著者R.Fayt、R.Fort
e、C.Jacobs、R.Jerome、T.Ouh
adi、Ph.Teyssie、S.K.Varshn
eyに示されている。例えば、ポリスチレン−b−ポリ
(アクリル酸t−ブチル)のアニオン重合は、約−10
℃から約−78℃の温度で、テトラヒドロフラン(TH
F)などの溶媒中で、スチレンモノマーをα−メチルス
チレンから発生したα−メチルスチリルアニオンとn−
ブチルリチウム(n−BuLi)などの成分で重合開始
することによって達成できる。
【0018】本発明のインク組成物の着色剤は、好まし
くは顔料、または1つ以上の顔料の混合物である。顔料
はブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、ブ
ルー、グリーン、ブラウン、それらの混合物などで、好
ましくはColumbiaChemicals Com
panyのRaven 5750カーボンブラックなど
のカーボンブラックである。適切なブラック顔料の例と
しては、チャネルブラック、ファーネスブラック、ラン
プブラックなどの種々のカーボンブラックがある。着色
顔料は、レッド、グリーン、ブルー、ブラウン、マゼン
タ、シアン、イエロー粒子、およびそれらの混合物であ
る。
【0019】適切な顔料分散液は、顔料とABジブロッ
ク共重合体を水およびその他の任意の添加物と混合する
ことによって製造できる。顔料はここに示してあるよう
なもので、例えば、Hostapermピンク、CI
Pigmentレッド9、146および184フタロシ
アニン(CI Pigmentブルー15、15:4な
ど)、金属フタロシアニン誘導体(銅フタロシアニンお
よびその誘導体、バナジルフタロシアニンなど)、CI
Pigmentイエロー13、17、83、85な
ど、ダイレクトイエロー157など、Raven 52
50、Raven5000、Black Pearl
L、Black Pearl 1300、REGAL
330(登録商標)、Vulcan XC−72Cなど
のカーボンブラックなどである。本発明にかかる好まし
い顔料はColumbian Chemical Co
rporationのカーボンブラックRaven 5
250である。
【0020】顔料粒子の大きさは、好ましくは、液体ビ
ヒクル中で顔料粒子の安定したコロイド懸濁液ができ、
また、インクがサーマルインクジェットプリンタで使用
される際にインク流路の目詰まりが起きないようになる
べく小さくする。好ましい粒子の平均直径は一般的に約
0.001から約5ミクロン、さらに好ましくは約0.
01から約3ミクロンであるが、この範囲外の粒子サイ
ズでもよい。さらに好ましい顔料粒子サイズとしては、
粒子の少なくとも70%が0.1ミクロン未満で、1.
0ミクロンを越える粒子は全くないものがよい(測定は
HodakaCAPA 700 粒子サイズ分析器によ
る)。またさらに好ましくは、顔料粒子サイズは、粒子
の少なくとも90%が0.1ミクロン未満で、1.0ミ
クロンを越える粒子は全くないものがよい。
【0021】顔料はインク組成物中に適当な有効量存在
し、一般的には約1から約20重量%、好ましくは約3
から約10重量%、さらに好ましくは約4から約9重量
%、最も好ましくは約5から約8重量%であるが、この
範囲外の量でもよい。
【0022】本発明のインクにさらに添加する任意の添
加物としては、DOWICIL 150、200、7
5、安息香酸塩、ソルビン酸塩などの殺生物剤があり、
その量は0から約10重量%、好ましくは約0.001
から約8重量%、さらに好ましくは約0.01から約
4.0重量%であるが、この範囲外の量でもよい。浸透
調節添加剤は、例えば、N−メチルピロリジノン、スル
ホキシド類、ケトン類、ラクトン類、エステル類、アル
コール類、ブチルカルビトール、ベンジルアルコール、
シクロヘキシルピロリジノン、1,2−ヘキサンジオー
ルなどで、その量は0から約50重量%、好ましくは約
5から約40重量%であるが、この範囲外の量でもよ
い。pH調節剤は、例えば、酸、塩基、リン酸塩、カル
ボン酸塩、亜硫酸塩、アミン塩などで、その量は0から
約1重量%、好ましくは約0.001から約1重量%、
さらに好ましくは約0.01から約1重量%であるが、
この範囲外の量でもよい。他に適切なインク添加物の例
としては、米国特許第5,223,026号および5,
207,825号に開示されているものなどがある。
【0023】本発明の実施の形態によると、顔料分散液
は、ABジブロック共重合体、顔料、水をミキサーで混
合して製造する。使用するミキサーは、円板粉砕機、サ
ンドミル、ホモジェナイザー、フリュイダイザー、高速
ミキサーなどであり、ステンレススチールボールやセラ
ミックチップなどの任意の粉砕媒体は使用してもよい
し、しなくてもよい。粉砕時間は一般的に約10分から
約24時間、好ましくは約20分から約8時間、最も好
ましくは約30分から約3時間である。こうして得られ
た顔料分散液は、均一な粒子分布を得るため、および、
大きな顔料粒子を除去するために遠心分離機にかけてろ
過される。この遠心分離の工程は任意で、インクは顔料
分散液とその他のインク成分を混合した後ろ過してもよ
い。
【0024】水性インク組成物は、生成したインクに湿
潤剤やその他のインク添加物をミキシングしてもよい。
ミキシングは、ホモジェナイジング、超音波処理、マイ
クロ流動化、機械的ミキシング、磁気攪拌、高速噴射な
どの種々の方法で実施できる。超音波処理法が好ましい
が、それは、この方法であれば分散物が顔料分散液全体
に均等に分散して均一な分散液ができるからである。
【0025】分散した顔料はそのままでインクとして適
切であるが、好ましくは完全に混合した顔料インク混合
物をまず市販の装置を利用してバッチ操作または連続操
作による遠心分離機にかける。つまり、ボトル型遠心分
離機、予備用超遠心分離機、分析用超遠心分離機、ゾー
ン遠心分離機、管状遠心分離機、分離板型遠心分離機、
連続式コンベヤ−ディスチャージ遠心分離機、バスケッ
ト型遠心分離機、液体サイクロンなどを利用してインク
から大きな顔料粒子を除去する。遠心分離は大きい顔料
粒子を除去できるだけの時間をかけて、約4,000か
ら約8,000rpmの速度で実施されるべきである。
連続操作の遠心分離工程は、大量に商業生産される顔料
インクから大きな顔料粒子を除去するのに非常に便利な
方法である。また、インクはろ過されるのが好ましく、
この工程には市販の種々のろ過媒体が利用される。例え
ば、ナイロン、ポリエステル、TEFLON(登録商
標)、ポリスルホン、およびその他の適切な高分子材料
から作られたカートリッジ;膜;多孔性セラミック媒
体;布などである。フィルタは、3μmより大きい粒
子、好ましくは1.2μmより大きい粒子、最も好まし
くは1μmより大きい粒子を除去できるようなものでな
ければならない。ろ過法は適切であればどの様な方法で
もよく、例えば連続および/またはバッチ式ろ過法を使
う。連続ろ過法は大量生産された顔料インクをろ過する
のに適した方法である。遠心分離機にかけられろ過され
て好ましくは1μmより大きい粒子を除去されたインク
は、インクジェットを目詰まりさせない性能、長い待機
時間(long latency)、吐出安定性を有しており、インク
ジェット用のインクとして使用するのにふさわしいもの
である。
【0026】顔料分散液の表面張力は、Wilhelm
y Plate法による測定では、実施の形態では約4
0から72ダイン/cm2、好ましくは45ダイン/c
2より大きく、さらに好ましくは50ダイン/cm2
り大きい。本発明のインク組成物の表面張力は30ダイ
ン/cm2より大きく、好ましくは35ダイン/cm2
り大きく、さらに好ましくは45ダイン/cm2よりも
大きく、例えば約50から約100である。Brook
field粘度計で測定されたインク組成物の粘度は、
例えば、8.0cps未満で約1.2cpsより大き
く、好ましくは6.0cps未満、さらに好ましくは
4.0cps未満である。
【0027】本発明のインクは優れた待機時間を有して
おり、これはプリンタが所定時間の間アイドリング状態
になった後、液滴を吐出する噴射口の性能で判断され
る。一般的に、インクは最低10秒、さらに一般的には
約20秒から1,000秒を越える待機時間を有してお
り、最小の待機時間は少なくとも約30秒であるのが好
ましい。
【0028】インクは適切な基板に画像通り正確に印刷
される。基板への印刷は、水性インクに適合した適切な
方法を使って行われる。例えば、フレキソ印刷、ペンプ
ロッタ、連続噴射方式のインクジェットプリンティン
グ、ドロップオンデマンド方式のインクジェットプリン
ティング(ピエゾ圧電素子を用いる方式およびサーマル
インクジェット方式の両方を含む)などである。使用す
る基板は水性インクに適合したものであればどの様なも
のでもよく、例えば、Xerox(登録商標)シリーズ
10紙、Xerox(登録商標)4024紙などの普通
紙、Jujo社のコート紙、水性インクやインクジェッ
トプリンティング方式に適した透明素材などである。
【0029】ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸t−
ブチル)共重合体の合成 一般な実験: シリンジとシリンジニードルはすべて12
5℃のオーブンで乾燥し、塩化カルシウム入りのデシケ
ータ内で放冷した。テトラヒドロフランはアルゴン大気
下でナトリウム/ベンゾフェノンから蒸留精製した。ス
チレン、α−メチルスチレン、1,1−ジフェニルエチ
レンは水素化ナトリウムから減圧蒸留して、使用するま
でアルゴンのブランケット下で10℃で保存した。アク
リル酸t−ブチルは最初に水素化カルシウムから、次に
トリエチルアルミニウムから減圧蒸留して、使用するま
でアルゴンのブランケット下で10℃で保存した。シク
ロヘキサンに入ったn−ブチルリチウムはAldric
h Chemicalから入手した通りに扱い、使用直
前にジフェニル酢酸で滴定した。反応はすべて1リット
ルのケトルに取り付けたBuchi 1型オートクレー
ブを使って行った。反応ケトルはアルゴンガスで洗浄
し、n−ブチルリチウム溶液を用いて乾燥した。共重合
体の合成中、アルゴンは反応ケトル内で正圧に保たれ
た。
【0030】ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸t−
ブチル)共重合体の製造:乾燥テトラヒドロフラン(2
00ミリリットル)を反応ケトルに入れ、次いでNes
lab ULT−80冷却浴を用いて−50℃に冷却し
た。開始溶液は別のポットに、n−ブチルリチウム
(1.5ミリリットル、1.85モル、2.8ミリモ
ル)をテトラヒドロフラン(10ミリリットル)中のα
−メチルスチレン(0.45ミリリットル、3.5ミリ
モル)に1滴ずつ添加して製造した。すぐに、濃赤色の
開始溶液の一部(7ミリリットル、1.6ミリモル)を
反応ケトルに移し、次いでスチレンモノマー(2.08
グラム、20ミリモル)を加えた。色が直ちに赤からオ
レンジ色に変化した。10分後、1,1−ジフェニルエ
チレン(0.4ミリリットル、2.3ミリモル)を加え
た。1,1−ジフェニルエチレンはアニオン的には単独
重合しないので、一個のモノマー単位が濃赤色を生ずる
ポリスチリルリチウム各鎖の末端に蓋をするということ
が知られている。さらに15分してから、アクリル酸t
−ブチル(26.3グラム、205ミリモル)を添加し
て、淡黄色の溶液を得た。生じた混合物を30分間攪拌
し、反応を脱ガスメタノールで急冷した。反応混合物を
3リットルのメタノール/脱イオン水(5:1)中にゆ
っくり添加することによってポリスチレン−b−ポリ
(アクリル酸t−ブチル)ブロック共重合体を析出させ
た。生成物はろ過して単離し、60℃の真空オーブン中
で恒量になるまで乾燥して96%の収量を得た。
【0031】ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸t−
ブチル)共重合体の同定:ブロック共重合体のポリスチ
レンとポリ(アクリル酸t−ブチル)の含量は、1
NMRによって容易に測定された。上述の共重合体に関
して、ポリ(アクリル酸t−ブチル)とポリスチレンの
含量はそれぞれ91モル%と9モル%であることがわか
った。ポリスチレンブロックの数平均分子量は、ポリス
チレンスタンダードを用いてゲル浸透クロマトグラフィ
ーによって測定されたが、1,640であることがわか
った。このことは、重合度がAブロックについては約1
6単位であることを意味する。この数と2つのブロック
のモル比からすると、ポリ(アクリル酸t−ブチル)ブ
ロックの重合度は約164単位である。
【0032】ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸t−
ブチル)共重合体のポリスチレン−b−ポリ(アクリル
酸)共重合体への転換:上述のポリスチレン−b−ポリ
(アクリル酸t−ブチル)共重合体(3グラム)をジク
ロロメタン(100ミリリットル)に溶解した。トリフ
ルオル酢酸(4ミリリットル)をゆっくり加えて混合物
を一晩、約18時間攪拌した。溶媒は回転蒸発器で除去
し、残留物はテトラヒドロフラン(20ミリリットル)
に溶解した後ヘキサン(600ミリリットル)中に析出
させた。ポリ(アクリル酸)含有共重合体をろ過によっ
て単離し、60℃の真空オーブンで乾燥して1.46グ
ラムの白色固体を得た。ポリスチレン−b−ポリ(アク
リル酸)共重合体はpH調整をしなくても完全に水溶性
であることがわかった。
【0033】ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸)共
重合体の同定:ポリ(アクリル酸)とポリスチレンの含
量は1Hおよび13C NMRによって容易に確認され
た。また、ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸)を製
造する元となったポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸
t−ブチル)について測定した組成と実質的に一致して
いた。
【0034】ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸)を
安定剤として用いた水性カーボンブラック分散液の製
造:安定したカーボンブラック分散液は次のようにして
製造した。ポリスチレン−b−ポリ(アクリル酸)(P
S−b−PAA)(2.02グラム)を計量してボトル
に入れ、脱イオン水(100グラム)中で一晩、約18
時間溶解させた。次にColumbia Chemic
als CompanyのRaven 5750カーボ
ンブラック(12.116グラム)をこのポリマー溶液
に添加した。その結果生じたカーボンブラック分散液を
10分間超音波処理して、15分間放冷し、その後さら
にまた25分間超音波処理した。使用機器はUltra
sonic Inc.の350型超音波処理装置で、セ
ッティング6で実施した。この分散液を、3/8インチ
(0.9525cm)のステンレススチール製ビーズ1
キログラムの入ったUnion Processの01
型スタンダード円板粉砕機に入れて、水(20グラム)
も加えた。粉砕は25℃、pH=2から3で110分間
実施した。粉砕のミキシング速度は容器中央部に小さな
渦が形成できるような速度にした。セッティングは約5
5であった。この後、PS−b−PAA共重合体(1.
0グラム)を粉砕機に追加し、1NのNaOH水溶液
(5.53グラム)を加えてpHを6から7に調整し
た。粉砕は25℃で24時間行い、その後60℃で2時
間行った。生成した分散液は室温まで冷まして水で希釈
し、8.83重量%のカーボンブラックを含有する最終
の分散液(“分散液A”)を得た。“分散液A”は、以
下の実施例に示されているように、普通紙への印刷に適
した一連のカーボンブラックインクを製造するのに使用
した。
【0035】スメア測定:スメアは、所定の条件下でこ
すったときに黒い画像に隣接した白紙のバックに移動し
た光学濃度のことである。スメアのレベルは、カーボン
ブラックの画像(1インチ平方)を、画像を印刷するの
に使用した紙のワイヤサイド(紙の裏)にこすりつける
ことによって得た。これは、“インクこすりテスター
(Ink Rub Tester)”(Testing
Machine Inc.)を使用して、4ポンド
(1812グラム)の重量をかけて85サイクル/分で
50回こすって実施した。印刷画像に隣接したバックに
移動した光学濃度はMacbeth TR927濃度計
で測定し、これをスメア値とした。
【0036】耐水性測定:画像を水道水に5分間浸し
て、浸漬前後の画像の光学濃度を測定した。耐水性は、
元の光学濃度の何%を浸漬後の画像が保持していたかで
表される。
【0037】
【実施例】実施例I インク組成物を以下のように製造した。ボトルに脱イオ
ン水(3.61グラム)、上述のように製造された“分
散液A”(20.425グラム)、Caledon L
aboratories Ltd.のエチレングリコー
ル(6.0グラム)を混ぜ合わせた。次に、pHを1N
のNaOH水溶液を用いて7.03に調整した。このイ
ンクを空のブラックHP1600Cカートリッジに移
し、HP1600Cプリンタで印刷した。プリンタの乾
燥機構は印刷前に使用できないようにした。当該インク
の乾燥時間はXerox 4024 DP紙で1分であ
った。耐水性は97%で優れており、スメア値は0.2
1であった。
【0038】実施例II 実施例Iのインク組成物に、Air Products
and Chemicals Inc.のSurfy
nol 485(1.0グラム)を添加して表面張力4
2.7mN/mのインクにした。このインクを空のブラ
ックHP1600Cカートリッジに移し、HP1600
Cプリンタで印刷した。プリンタの乾燥機構は印刷前に
使用できないようにした。当該インクの乾燥時間はイメ
ージシリーズLX紙で14秒、Xerox 4024
DP紙で30秒であった。紙上画像の光学濃度は1.4
1、耐水性は92%、スメア値は0.16であった。S
urfynolを添加したことによって乾燥時間が減少
し、耐スメア性が向上した。
【0039】実施例III インク組成物を以下のように製造した。ボトルに脱イオ
ン水(3.61グラム)、上述のように製造された“分
散液A”(20.425グラム)、AldrichのN
−メチルピロリジノン(6.0グラム)を混ぜ合わせ
た。次に、pHを1NのNaOH水溶液を用いて6.9
9に調整した。Air Productsand Ch
emicals Inc.のSurfynol 485
(1.0グラム)をその中に溶かして表面張力45.8
mN/mのインクにした。このインクを空のブラックH
P1600Cカートリッジに移し、HP1600Cプリ
ンタで印刷した。プリンタの乾燥機構は印刷前に使用で
きないようにした。当該インクの乾燥時間はXerox
4024 DP紙で1分であった。耐水性、スメア値
ともに優れており、その値はそれぞれ92%と0.15
であった。
【0040】実施例IV インク組成物を以下のように製造した。ボトルに脱イオ
ン水(7.13グラム)、上述のように製造された“分
散液A”(15.643グラム)、SigmaのN−ラ
ウリルサルコシン(0.064グラム)、1−シクロヘ
キシル−2−ピロリジノン(0.52グラム)、トリエ
タノールアミン(0.048グラム)、ISP Tec
hnologies Inc.のSurfadone
LP−300(0.06グラム)、Philips C
hemicalのスルホラン(6.028グラム)を混
合した。得られたインクは、Ultrasonic I
nc.の350型超音波処理装置を使用してセッティン
グ6で10分間超音波に当て、1ミクロンのGAF前置
フィルタでろ過した。このインクを空のブラックHP1
600Cカートリッジに移し、HP1600Cプリンタ
で印刷した。プリンタの乾燥機構は印刷前に使用できな
いようにした。イメージLX紙上の光学濃度は1.42
で、スメア値は0.07と非常に低かった。耐水性にも
優れており、その値は95%であった。
【0041】実施例V 実施例IVで製造したインクの一部(16.03グラム)
に2−ピロリジノン(1.94グラム)を添加してイン
ク組成物を製造した。このインクを空のブラックHP1
600Cカートリッジに移し、HP1600Cプリンタ
で印刷した。プリンタの乾燥機構は印刷前に使用できな
いようにした。イメージLX紙上の光学濃度は1.2と
低かったが、スメア値と耐水性は両方とも優れていた。
【0042】実施例VI インク組成物を以下のように製造した。ボトルに脱イオ
ン水(3.61グラム)、上述のように製造された“分
散液A”(20.425グラム)、Aldrichの
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(6.0グラ
ム)を混合した。このインクのpHの測定値は7.08
で、調整はしなかった。Air Products a
nd Chemicals Inc.のSurfyno
l 485(1.0グラム)をその中に溶かして表面張
力46.8mN/mのインクにした。このインクを空の
ブラックHP1600Cカートリッジに移し、このプリ
ンタで印刷した。プリンタの乾燥機構は印刷前に使用で
きないようにした。上記実施例と同様、耐水性とスメア
値は両方とも優れていたが、光学濃度は実施例I、II、
IVのものよりも劣っていた。
【0043】上記実施例のインクは数週間棚に置いてお
いても沈澱の徴候を示さなかった。本インクは600s
piの印刷に適していることが実証されており、計量可
能な方法で製造された。
【0044】
【発明の効果】本発明のインクの利点に、92%以上の
値をもつ優れた耐水性がある。画像のスメア値も、紙上
でカーボンブラックの接着剤として主に機能するブロッ
ク共重合体が存在することにより減少した。ポリスチレ
ン−b−ポリ(アクリル酸)のような両親媒性のジブロ
ック共重合体が立体安定剤として機能するために、カー
ボンブラック粒子の凝集が長時間最小限に抑えられ、そ
のために非常に安定したインクができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】適切な顔料分散液は、顔料とABジブロッ
ク共重合体を水およびその他の任意の添加物と混合する
ことによって製造できる。顔料はここに示してあるよう
なもので、例えば、Hostapermピンク、CI
Pigmentレッド9、146および184フタロシ
アニン(CI Pigmentブルー15、15:4な
ど)、金属フタロシアニン誘導体(銅フタロシアニンお
よびその誘導体、バナジルフタロシアニンなど)、CI
Pigmentイエロー13、17、83、85な
ど、ダイレクトイエロー157など、Raven 52
50、Raven5000、Black Pearl
L、Black Pearl 1300、REGAL
330(登録商標)、Vulcan XC−72Cなど
のカーボンブラックなどである。本発明にかかる好まし
い顔料はColumbiChemical Co
rporationのカーボンブラックRaven 5
250である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーセル ピー ブレトン カナダ オンタリオ州 ミッシサウガ フ ォークウェイ ドライブ #94−2676 (72)発明者 ゴードン ケー ハマー カナダ オンタリオ州 ミッシサウガ サ ウス ミルウェイ #1−2280

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料と、水と、(An−Bm)ブロック
    共重合体と、からなり、nはAの重合度、mはBの重合
    度を表し、Aはスチレン、Bはアクリル酸であることを
    特徴とするインクジェット用の水性インク組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物において、Aの
    重合度は約5から約50、Bの重合度は約70から約8
    00であることを特徴とするインク組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の組成物において、前記
    (An−Bm)ジブロック共重合体は、(スチレン)15
    −b−(アクリル酸)150、(スチレン)10−b−(4
    −ビニルピリジウム)200、(スチレン−コ−ブタジエ
    ン)12−b−(スチレンスルホナート)160、(スチレ
    ン−コ−イソプレン)20−b−(4−ビニルベンゾアー
    ト)300、または(t−ブチルスチレン)5−b−(メタ
    クリル酸)120であることを特徴とするインク組成物。
JP9079371A 1996-06-17 1997-03-31 インク組成物 Withdrawn JPH107955A (ja)

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