JPH1078853A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH1078853A
JPH1078853A JP8235219A JP23521996A JPH1078853A JP H1078853 A JPH1078853 A JP H1078853A JP 8235219 A JP8235219 A JP 8235219A JP 23521996 A JP23521996 A JP 23521996A JP H1078853 A JPH1078853 A JP H1078853A
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crc
buffer memory
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JP8235219A
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Inventor
Kosuke Nakai
康介 中井
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Hitoshi Ogawa
仁 小川
Hideto Takahashi
英人 高橋
Katsumi Yamamoto
克己 山本
Masatoshi Nishina
昌俊 仁科
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置内でバッファメモリを介して転送さ
れるデータの誤りを充分に高い精度で検出する。 【解決手段】 本発明に係る磁気ディスク装置では、生
成および検査する冗長データの長さが異なる複数のCR
C回路112,141,110,142と、CRCマネージャ109を有
し、CRCマネージャ109が、バッファメモリ116で
格納または読み出されるデータを、そのデータの種類や
磁気ディスク装置の動作状態により定まるCRC回路で
処理させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自装置内で転送さ
れるデータをバッファメモリに一旦格納する記憶装置に
関するものであり、特に、バッファメモリから読み出さ
れたデータの誤りを検出する手法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、一般的な磁気ディスク装置の構
成例を示す図である。
【0003】図4に示す磁気ディスク装置302は、磁
気ディスクである記憶媒体108と、記憶媒体108の
回転やヘッドの位置を制御するサーボ機構107と、記
憶媒体108に書き込む信号の生成および記憶媒体10
8より読み出された信号のデータ化を行う信号処理回路
118と、サーボ機構107および信号処理回路118
を制御して、ホスト101と記憶媒体108間でユーザ
データを転送する磁気ディスクコントローラ303とを
有する。磁気ディスクコントローラ303がホスト10
1との間で転送するデータの速度は、信号処理回路11
8との間で転送するデータの速度よりも速い。この速度
差を吸収するため、磁気ディスクコントローラ303で
は、転送するデータを一旦バッファメモリ116に格納
する。しかし、バッファメモリ116として一般的に使
用されるDRAMやSRAMには、ある確率で、読み出
すデータに誤りが生じるという特徴がある。このため、
磁気ディスク装置302では、バッファメモリ116と
して、パリティ検査機能を持つDRAMやSRAMを使
用して、転送するデータの誤りを検出できるようにして
いる。このバッファメモリ116では、格納されるデー
タにパリティビットを付加し、読み出し時にはパリティ
検査により、読み出されるデータの誤りを検出する。
【0004】なお、バッファメモリ116には、ホスト
101のユーザデータの他に、磁気ディスクコントロー
ラ303内の処理に使用されるデータも格納されること
がある。例えば磁気ディスクコントローラ303内のサ
ーボ制御部106は、IDレスフォーマットを採用して
いる場合、記憶媒体108に記憶されたヘッドの位置決
め情報(SSA情報)を検出し、検出したSSA情報と
所定のテーブル情報を基に、記憶媒体108上のヘッド
の位置を特定する。バッファメモリ116はそのテーブ
ル情報の格納領域として使用されることがある。また、
バッファメモリ116は、磁気ディスクコントローラ3
03内のMPU104がプログラムの実行中に生成およ
び処理するワークデータの格納領域としても使用される
ことがある。
【0005】一方、磁気ディスクコントローラ303内
のECC部117は、書き込み時に信号処理回路118
に送るユーザデータに対し、そのデータの誤りの訂正を
可能とする冗長データ(ECCバイト)を付加する。そ
して、読み出し時に信号処理回路118より送られたデ
ータの誤りを、そのデータに付加されたECCバイトを
用いて訂正する。ただし、この誤り訂正の処理でもデー
タを正常に復元できないことがあるため、誤り訂正後の
データの誤り(誤訂正)をCRC処理により検出する手
法が提案されている。この手法では、図5に示すよう
に、記憶媒体へ書き込むユーザデータに対し、そのデー
タの誤りの検出を可能とする冗長データ(CRCバイ
ト)を付加し、CRCバイトを付加したユーザデータに
さらにECCバイトを付加する。そして、記憶媒体から
読み出されたデータ(ユーザデータ+CRCバイト+E
CCバイト)の、ユーザデータ+CRCバイトに含まれ
る誤りをECCバイトを用いて訂正し、誤り訂正が正し
く行われたかどうかをCRCバイトを用いて検証する。
【0006】図6に、記憶装置におけるデータの誤り検
出に用いられるCRC回路の一例として4BytesCRC回
路の典型的な構成例を示す。また、その4BytesCRC回
路のCRCバイトの生成時の動作例と、誤り検出時の動
作例の各フローチャートを、図7、図8にそれぞれ示
す。
【0007】図7において、CRCバイトの生成時の4B
ytesCRC回路501では、まず、CRC_Initialize信号
502により、4BytesDFF回路521の格納値が
“0”にリセットされる。そして、CRC_Enable信号50
3のアサートに伴い、16ビット毎に並列化されたユー
ザデータがData_In信号507により順次入力され剰余
算を施される。これにより、演算終了時の4BytesDFF
回路521には、その演算結果(剰余)であるCRCバ
イトが格納される。このCRCバイトは、Write_Enable
信号505のアサートに伴い、Data_Out信号506によ
り16ビットずつ出力されユーザデータに付加される。
【0008】誤り検出時の4BytesCRC回路501で
は、図8に示すように、まず、CRC_Initialize信号50
2により、4BytesDFF回路521の値が“0”にリセ
ットされる。そして、CRC_Enable信号503のアサート
に伴い、Data_In信号507によりユーザデータ+CR
Cバイトが順次入力され剰余算を施される。これによ
り、演算終了時の4BytesDFF回路521には、その演
算結果(剰余)が格納される。全ゼロ検出器510で
は、4BytesDFF521の格納値が全て“0”であるか
どうかを調べ、全て“0”でない時(すなわち、ユーザ
データ+CRCバイトに誤りがある場合)はZero_Detec
t信号504をアサートして、誤りを検出したことを報
告する。なお、この例に示したような誤り検出法につい
ては、例えば、特開昭60−25066号公報に記載さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パリテ
ィ検査機能を持つRAMをバッファメモリとして使用す
る従来の技術では、パリティ検査による誤りの検出精度
が小さいことから、データの種類によってはこの誤りの
検出精度では充分でない場合がある。
【0010】そこで、本発明は、記憶装置内でバッファ
メモリを介して転送されるデータの誤りを充分に高い精
度で検出することで、記憶装置の信頼性を向上させるこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の記憶装置は、データが格納される記憶部
と、自装置内で転送されるデータが一時的に格納される
バッファメモリと、当該バッファメモリに接続され当該
バッファメモリのデータが転送される、前記記憶部およ
びバッファメモリ間の経路を含む自装置内の複数の転送
経路とを有する記憶装置であって、前記各転送経路で転
送されるデータに処理を施し、前記バッファメモリから
読み出され前記各転送経路で転送されるデータの誤り
を、異なる精度で検出する複数の誤り検出手段を有する
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係る磁気デ
ィスク装置の構成図である。図1に示す磁気ディスク装
置102は、磁気ディスクコントローラ103、サーボ
機構107、磁気ディスクである記憶媒体108、およ
び、信号処理回路118により構成される。サーボ機構
107は、記憶媒体108の回転スピードの制御と、記
憶媒体108にアクセスするヘッドの位置決めの制御を
行う。記憶媒体108から読み出された信号は、信号処
理回路118で波形整形や2値化処理などを施されてデ
ータに復号され、データバス138を介して磁気ディス
クコントローラ103に転送される。逆に、磁気ディス
クコントローラ103から信号処理回路118に転送さ
れたデータは、信号に変換された後、記憶媒体108に
書き込まれる。
【0014】磁気ディスクコントローラ103は、MP
U104、MPUI/F部105、サーボ制御部10
6、CRC処理部111、ホストI/F部113、バッ
ファマネージャ114、バッファメモリ100、ドライ
ブI/F部115、ECC部117により構成される。
この磁気ディスクコントローラ103が図4に示す従来
の磁気ディスクコントローラ303と異なる点は、バッ
ファメモリ100としてパリティ検査機能を持たない安
価なRAM(DRAMやSRAM)を使用する点と、複
数のCRC回路を有するCRC処理部111が配置され
ている点である。
【0015】CRC処理部111は、4BytesCRC回路
(1)112、4BytesCRC回路(2)141、2BytesCRC
回路(1)110、2BytesCRC回路(2)142、および、
CRCマネージャ109により構成される。4BytesCR
C回路112,141は共に、冗長数(冗長データの長
さ)が4バイトのCRCバイトの生成および検査(CR
C処理)を行う。2BytesCRC回路110,142も共
に、冗長数が2バイトのCRCバイトの生成および検査
を行う。なお、これらのCRC回路は、図5に示した従
来のCRC回路と同様の構成を有する。CRCマネージ
ャ109は、ホストI/F部113、MPUI/F部1
05、サーボ制御部106、ドライブI/F部115が
発行する処理要求に応じて、処理するデータの種類に適
した冗長数のCRC回路を、処理要求の発行元に割り当
てる。また、CRCマネージャ109は、磁気ディスク
装置102の動作状態に応じて、CRC回路の割り当て
を変化させる。ここで、CRCマネージャ109に発行
される処理要求には、その発行元を示す情報と、CRC
バイトの生成または検査(誤り検出)を示すCRCモー
ドと、CRC回路の特定に用いられる冗長数などを示す
情報が含まれる。
【0016】なお、サーボ制御部106は、記憶媒体1
08より検出したSSA(サーボセクタアドレス)と、
変換テーブルを基に、DSA(データセクタアドレ
ス)、SCTP(セクタパルス)情報、SPLIT(ス
プリット)を求めることで、記憶媒体108におけるヘ
ッドの位置を特定する。
【0017】
【表1】
【0018】表1は、バッファメモリ100に格納され
るデータの種類毎に、そのデータのブロック単位長、E
CC(誤り訂正)処理の有無、目標とされるCRC誤検
出率、選択されるCRC冗長数、および、実際のCRC
誤検出率をまとめたものである。表1に示すように、E
CC処理の対象となるデータブロックについては、誤訂
正を高精度に検出する必要があるため、誤検出率(誤り
の有無を誤って検出する割合)を1E−9(=10-9
以下に制限している。そして、これを満足するため、ユ
ーザデータなどのECC処理がなされるデータブロック
に対しては、4BytesCRC回路を用いて冗長数が4バイ
トのCRC処理を行う。一方、ECC処理の対象となら
ないデータブロックの誤検出率は、パリティ検査機能を
持つ従来のバッファメモリと同等でよく、1E−2もあ
れば十分である。そこで、これらのデータブロックに対
しては、2BytesCRC回路を用いて冗長数が2バイトの
CRC処理を行う。このように、本磁気ディスク装置1
02では、充分高い検出精度が得られ、かつ、できるだ
け小さい冗長数のCRC処理を施すことで、バッファメ
モリ100に格納されるCRCバイトの総量を抑えてい
る。
【0019】ところで、記憶媒体108には、ユーザデ
ータの他にMPU104用のプログラムやその他の初期
設定値も記憶される。磁気ディスクコントローラ103
は、ホスト101との間で転送するユーザデータのブロ
ック単位に合わせて、信号処理回路118との間のユー
ザデータの転送も512バイト単位で行う。そして、同
一の制御で簡易に記憶媒体108へアクセスできるよう
に、信号処理回路118との間で行うMPU用のプログ
ラムや初期設定値の転送も同じ512バイト単位で行
う。しかし、MPUI/F部105とバッファメモリ1
00との間で転送されるデータのブロック単位は12バ
イトであるため、本磁気ディスク装置102では、図2
に示すように、この12バイトのデータブロックを複数
用いて512バイトのデータを形成する。すなわち、図
2で、各12バイトのデータブロック901のそれぞれ
には、2バイトのCRCバイト902が付加される。記
憶媒体108にこのデータを記録する際には、データブ
ロック901とCRCバイト902の組を複数結合し、
ダミーデータ904を付加して512バイトのデータブ
ロック903を形成する。そして、512バイトのデー
タブロック903に対して4バイトのCRCバイト90
5を付加し、さらに、ECCバイト906を付加するこ
とで、読みだし時のECC処理の誤訂正の検出を可能と
する。
【0020】次に、図1のCRCマネージャ109が4
つのCRC回路をどのように割り当てるかについて説明
する。
【0021】
【表2】
【0022】表2は、ホスト101と信号処理回路11
8との間でユーザデータを転送する通常動作時のCRC
回路の割り当て形態を示す。この通常動作時にバッファ
メモリ100で格納または読み出されるデータには3種
類のデータがある。すなわち、ホスト101と信号処理
回路118の間で転送するユーザデータと、ヘッド位置
の検出に利用される変換テーブルのデータと、MPU1
04がプログラム実行時に扱うワークデータとがある。
これらのデータを転送するホストI/F部113、ドラ
イブI/F部115、MPUI/F部105、サーボ制
御部106の各部は、転送時にCRCマネージャ109
に処理要求を発行する。CRCマネージャ109は、表
2に示すように、同時に発行される可能性のある処理要
求には、異なるCRC回路を割り当てる。すなわち、ホ
ストI/F部113に4BytesCRC回路(1)112、ド
ライブI/F部115に4BytesCRC回路(2)141、
MPUI/F部105に2BytesCRC回路(1)110、
サーボ制御部106に2BytesCRC回路(2)142をそ
れぞれ割り当てる。
【0023】以上のように、本磁気ディスク装置102
では、通常動作時にCRC回路を表2に示すように割り
当てることで、バッファメモリ100を介して転送され
る全てのデータの誤りを充分高い精度で検出でき、転送
されるデータに対し並行して滞りなくCRC処理を施す
ことができる。
【0024】
【表3】
【0025】表3に、磁気ディスク装置102のシステ
ム起動時におけるCRC回路の割り当て形態を示す。シ
ステム起動時にバッファメモリ100で格納または読み
出されるデータは3種類ある。すなわち、記憶媒体10
8に格納されていたMPU用のプログラムや初期設定デ
ータと、MPU104のワークデータと、ヘッド位置の
検出に利用される変換テーブルのデータである。表1に
示したように、これらの3種のデータは全て、冗長数が
2バイトのCRC処理を要求する(すなわち、2BytesC
RC回路において処理される必要がある)。CRCマネ
ージャ109は、表3に示すように、ドライブI/F部
115に2BytesCRC回路(1)110を割り当て、MP
UI/F部105とサーボ制御部106の両方に2Bytes
CRC回路(2)142を割り当る。
【0026】本磁気ディスク装置102では、MPUI
/F部105とサーボ制御部106が処理要求を同時期
に発行しないため、CRC処理が滞ることはない。すな
わち、システム起動時には、まず、MPU104が変換
テーブルのデータを生成し、その変換テーブルのデータ
に2BytesCRC回路(2)142がCRCバイトを付加し
て、バッファメモリ100に格納する。その後に、サー
ボ制御部106が変換テーブルのデータをバッファマネ
ージャ114を介して読み込んでヘッド位置を検出す
る。そして、その検出結果に応じて記憶媒体108に記
録してあるMPU用のプログラムや初期設定データが読
み出される。このように、同じ検出精度が要求され、同
一時期に転送されることのないデータは、1つのCRC
回路で処理することが可能である。
【0027】以上のように、本磁気ディスク装置102
では、システム起動時の動作時に表3に示すようにCR
C回路の割り当てを行うことで、充分高い精度のCRC
処理を各データに滞りなく施すことができ、かつ、CR
C回路の数を抑えることができる。
【0028】
【表4】
【0029】表4は、外部から送られるMPU用のプロ
グラムや初期設定データを記憶媒体108へ格納する動
作時のCRC回路の割当を示す。この動作で、外部から
送られたMPU用のプログラムや初期設定データは、ホ
ストI/F部113、バッファメモリ100、ドライブ
I/F部115を介して記憶媒体108へ格納される。
この動作時に、バッファメモリ100で格納または読み
出されるデータには2種類のデータがある。すなわち、
ヘッド位置の検出に利用される変換テーブルのデータ
と、記憶媒体108に格納する上記MPU用のプログラ
ムや初期設定データである。表1に示すように、これら
2種類のデータには共に、冗長数が2バイトのCRC処
理を要求する。また、記憶媒体108に格納するMPU
用のプログラムや初期設定データは、前述したように、
冗長数が4バイトのCRC処理も要求する。すなわち、
ホスト101から転送される12バイト単位のデータ
は、2BytesCRC回路(1)110により2バイトのCR
Cバイトを付加された後、バッファメモリ100に格納
される。そして、図2に示したように、12バイトのデ
ータと2バイトのCRCバイトからなる各データブロッ
クは、512バイト分連結されてバッファメモリ100
から記憶媒体108に転送される。この転送の際、連結
された512バイトのデータは、2BytesCRC回路(2)
142によりデータブロック毎に誤りを検出された後、
4Bytes CRC回路(2)141により4バイトのCRCバ
イトを付加され、さらにECC回路177でECCバイ
トを付加される。
【0030】表4に示すように、本動作時にCRCマネ
ージャ109は、MPUI/F部105とホストI/F
部113に2BytesCRC回路(1)110を割り当て、生
成時のドライブI/F部115に4BytesCRC回路(2)
141を割り当て、サーボ制御部106と検査時のドラ
イブI/F部115には2BytesCRC回路(2)142を
割り当てる。このように、2BytesCRC回路(2)142
を重複して割り当てても、前述のシステム起動時の動作
と同様に、同一時期に2BytesCRC回路(2)142には
処理要求が発行されないため問題はない。すなわち、サ
ーボ制御部106が変換テーブルのデータをバッファメ
モリ100より読み込みんでヘッド位置を検出し、その
検出結果に応じてMPU104用のプラグラムや初期設
定データは媒体108に記録される。
【0031】以上のように、本磁気ディスク装置102
では、外部から送られるMPU用プログラムを記憶媒体
108へ格納する動作時に、表4に示すようにCRC回
路の割り当てを行うことで、充分高い精度のCRC処理
を各データに滞りなく施すことができ、かつ、CRC回
路の数を抑えることができる。
【0032】なお、発行された処理要求からCRCモー
ドや冗長数を解読して、割り当てるCRC回路を決定す
るような機能をCRCマネージャ109に設け、発行さ
れる処理要求の内容を単純化してもよい。また、CRC
回路の数や検出精度の種類を増やしたり、処理要求の発
行元に個別に専用のCRC回路を設けてもよい。この場
合、CRC回路の割り当てをより柔軟に行えるようにな
る。
【0033】次に、本磁気ディスク装置102の具体的
な動作を、図1を用いて説明する。
【0034】CRCマネージャ109は、MPUI/F
部105、ホストI/F部113、サーボ制御部10
6、ドライブI/F部115が発行した処理要求を、そ
れぞれコントロールバス125,134,128,13
2を介して受け付ける。そして、受け付けた処理要求の
内容を調べて、処理要求の発行元に割り当てるCRC回
路(4BytesCRC回路(1)112、4BytesCRC回路(2)
141、2BytesCRC回路(1)110、2BytesCRC回
路(2)142の内の1つ)と、CRCモードを選択す
る。
【0035】MPUI/F部105から処理要求を受け
付けた場合、CRCマネージャ109は、データバス1
26を介してMPUI/F部105から転送されるデー
タに対し、選択したCRCモードの処理を選択したCR
C回路で行わせる。そして、CRCモードが「生成」の
場合、生成されたCRCバイトをデータバス126を介
してMPUI/F部105に転送し、CRCモードが
「検出」の場合には、誤り検出の結果をコントロールバ
ス125を介してMPUI/F部105に報告する。
【0036】同様に、ホストI/F部113から処理要
求を受け付けた場合、CRCマネージャ109は、デー
タバス135を介して転送されるデータに対し、選択し
たCRCモードの処理を選択したCRC回路で行わせ
る。そして、CRCモードが「生成」の場合、CRC回
路で生成されたCRCバイトをデータバス135を介し
てホストI/F部113に転送し、CRCモードが「検
出」の場合には、その検出結果をコントロールバス13
4を介してホストI/F部113に報告する。
【0037】また、サーボ制御部106から処理要求を
受け付けた場合、CRCマネージャ109は、データバ
ス129を介して転送されるデータに対し、選択したC
RCモードの処理を選択したCRC回路で行わせる。そ
して、CRCモードが「生成」の場合、CRC回路で生
成されたCRCバイトをデータバス129を介してサー
ボ制御部106に転送し、CRCモードが「検出」の場
合には、その検出結果をコントロールバス128を介し
てサーボ制御部106に報告する。
【0038】また、ドライブI/F部115から処理要
求を受け付けた場合、CRCマネージャ109は、デー
タバス131を介して転送されるデータに対し、選択し
たCRCモードの処理を選択したCRC回路で行わせ
る。そして、CRCモードが「生成」の場合、CRC回
路で生成されたCRCバイトをデータバス131を介し
てドライブI/F部115に転送し、CRCモードが
「検出」の場合には、その検出結果をコントロールバス
132を介してドライブI/F部115に報告する。
【0039】図3に、CRCマネージャ109と各CR
C回路(4BytesCRC回路(1)112、4BytesCRC回
路(2)141、2BytesCRC回路(1)110、2BytesCR
C回路(2)142)とのインターフェースを示す。図6
で説明しように、各CRC回路は3つのコントロールバ
ス(CRC_Initialize信号、CRC_Enable信号、Write_Enab
le信号)で制御され、データ入力バス(Data_In信号)で
送られるデータのCRCバイトの生成および誤り検出を
行う。そして、その結果を2つのバス(Zero_Detect信
号、Data_Out信号)により返送する。このように一般的
なCRC回路は計6つのインターフェースバスを有す
る。図3において、CRCマネージャ109はコントロ
ールバスにより4個のCRC回路を制御し、各CRC回
路の処理結果を得る。そして、処理結果をデータバス1
26,135,129,131と、コントロールバス1
25,134,128,132を介して、処理要求の発
行元に返送する。このようにCRCマネージャ109は
各部からの処理要求に応じて各CRC回路を制御する。
【0040】以上で説明したように、本磁気ディスク装
置102では、バッファメモリ100で格納および読み
出される全てのデータに対し、充分な検出精度を実現す
るCRC処理を滞りなく施すことができる。また、これ
により、バッファメモリ100には、パリティ検査機能
を持たない安価なDRAMやSRAMを使用することが
できる。
【0041】また、本磁気ディスク装置102では、バ
ッファメモリ100に格納される各データに対して、必
要十分で最小のCRCバイトを生成および付加するた
め、バッファメモリ100に必要とされる容量を抑える
ことができる。この点からも、バッファメモリ100を
安価にすることが可能である。
【0042】さらに、生成するCRC回路の冗長数が大
きくなるほど、CRC回路の回路規模は一般的に大きく
なる。本磁気ディスク装置102では、充分な検出精度
が得られる範囲でCRC回路の台数と冗長数を低減して
いるため、安価かつ小型軽量に実現することが可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、記憶装置内でバッファ
メモリを介して転送されるデータの誤りを充分に高い精
度で検出することで、記憶装置の信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成例。
【図2】 記憶媒体に格納されるMPU用のプログラム
のデータ構成例。
【図3】 CRCマネージャとCRC回路のインタフェ
ース例。
【図4】 従来の磁気ディスク装置の構成例。
【図5】 記憶媒体に格納されるユーザデータの構成
例。
【図6】 CRC回路の構成例。
【図7】 CRCデータ生成動作時の入出力信号のタイ
ミングチャート例。
【図8】 CRCエラー検出動作時の入出力信号のタイ
ミングチャート例。
【符号の説明】
102・・・磁気ディスク装置、103・・・磁気ディスクコ
ントローラ、111・・・CRC処理部、109・・・CRC
マネージャ、112・・・4BytesCRC回路(1)、141・・
・4BytesCRC回路(2)、110・・・2BytesCRC回路
(1)、142・・・2BytesCRC回路(2)、100・・・バッフ
ァメモリ、105・・・MPUI/F部、106・・・サーボ
制御部、113・・・ホストI/F部、115・・・ドライブ
I/F部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 520 G11B 20/18 520E 544 544Z (72)発明者 高橋 英人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 山本 克己 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 仁科 昌俊 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データが格納される記憶部と、自装置内で
    転送されるデータが一時的に格納されるバッファメモリ
    と、当該バッファメモリに接続され当該バッファメモリ
    のデータが転送される、前記記憶部およびバッファメモ
    リ間の経路を含む自装置内の複数の転送経路とを有する
    記憶装置であって、 前記各転送経路で転送されるデータに処理を施し、前記
    バッファメモリから読み出され前記各転送経路で転送さ
    れるデータの誤りを、異なる精度で検出する複数の誤り
    検出手段を有することを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記憶装置であって、 前記自装置内で転送されるデータは、当該データの内容
    に応じて複数の種類に分類され、 前記各転送経路で転送されるデータを、当該データの種
    類に対応する精度で誤りを検出する誤り検出手段で処理
    させる管理手段を有することを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の記憶装置であって、 前記誤り検出手段は、前記各転送経路で並行して転送さ
    れる全てのデータを並行して処理できる数だけ設けられ
    ることを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の記憶装置であって、 前記誤り検出手段は、前記各転送経路で転送され前記バ
    ッファメモリに格納されるデータに、当該データの内容
    を反映した冗長データを付加すると共に、前記バッファ
    メモリから読み出され前記各転送経路で転送されるデー
    タの誤りを、当該データに付加された冗長データを用い
    て検出することを特徴とする記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の記憶装置であって、 前記記憶部およびバッファメモリ間の転送経路におい
    て、前記記憶部からバッファメモリへ転送されるデータ
    の誤りを訂正する誤り訂正手段を有し、 前記誤り検出手段は、前記誤り訂正手段により誤り訂正
    のなされたデータの誤りも検出することを特徴とする記
    憶装置。
  6. 【請求項6】磁気ディスクにデータを格納する記憶部
    と、自装置内で転送されるデータが一時的に格納される
    バッファメモリと、当該バッファメモリに接続され当該
    バッファメモリのデータが転送される、前記記憶部およ
    びバッファメモリ間の経路を含む複数の転送経路とを有
    する磁気ディスク装置であって、 前記各転送経路で転送されるデータに処理を施し、前記
    バッファメモリから読み出され前記各転送経路で転送さ
    れるデータの誤りを、異なる精度で検出する複数の誤り
    検出手段を有することを特徴とする磁気ディスク装置。
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