JPH1077975A - ベーン機械 - Google Patents

ベーン機械

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JPH1077975A
JPH1077975A JP9212858A JP21285897A JPH1077975A JP H1077975 A JPH1077975 A JP H1077975A JP 9212858 A JP9212858 A JP 9212858A JP 21285897 A JP21285897 A JP 21285897A JP H1077975 A JPH1077975 A JP H1077975A
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pressure
vane machine
blade
rotor
casing
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JP9212858A
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English (en)
Inventor
Allan W Key
キー オール
Gregory Lemke
レムケ グレゴリー
Charles W Meinke
ダブリュ マインケ チャールズ
Ronald J Schilling
ジェー シリング ロナルド
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/08Rotary pistons
    • F01C21/0809Construction of vanes or vane holders
    • F01C21/0818Vane tracking; control therefor
    • F01C21/0854Vane tracking; control therefor by fluid means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプまたはモータとしてのベーン機械にお
いて、高い運転圧と共に、僅かな摩耗と長い耐用寿命と
を有するようにし、しかも構造を簡単にする。 【解決手段】 圧力室17内に位置する圧力媒体が、羽
根15が少なくとも1つの切換制御段階を行ったとき
に、これらの羽根15の内側の第1の端部16を中間圧
で負荷するように、少なくとも1つのケーシング側の補
償通路が配置されており、中間圧の高さがシステム圧の
高さに関連していて、ベーン機械のケーシング内に組み
込まれたスプール弁によって制御されるようになってお
り、スプール弁がシステム圧と中間圧との一定の圧力比
を調整するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプまたはモー
タとしてのベーン機械であって、ケーシングが設けられ
ており、該ケーシングの内室には、回転可能に支承され
たロータを備えた駆動機構が配置されており、ロータが
その周面に半径方向スリットを有しており、該半径方向
スリットにおいて羽根が運動可能に案内されていて、該
羽根の、半径方向スリットの内側に位置する第1の端部
が、半径方向スリットの壁と一緒に圧力室を仕切ってお
り、該圧力室が、ケーシング側に延びる少なくとも1つ
の第1の補償通路によって圧力を供給されるようになっ
ていて、圧力室の、半径方向スリットから突出する第2
の端部が、壁に支持されており、該壁が、ロータの1回
転中に羽根に1往復動を強制し、各羽根の間に形成され
た作業室に同時に容積変化を強制するようになってお
り、該容積変化によって、圧力媒体がベーン機械の第1
の接続部から第2の接続部に流れるようになっている形
式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このように形成されたベーン機械は、往
復動を発生させる壁からの羽根の持ち上がりを、システ
ム圧で内側の羽根端部を負荷することにより回避可能で
あるという認識と相まって、既に一般に公知である。
【0003】しかしながらシステム圧で羽根を負荷する
ことは、羽根に対するハイドロリック的な作用力がベー
ン機械のための最大限に可能なシステム圧を制限してし
まうという欠点を有している。比較的高いシステム圧
は、羽根の外縁部と往復動を発生させる壁との間に摩擦
を生ぜしめる。この摩擦は、両構成部分の材料の対負荷
限界を超えてしまう。その結果摩耗が生じ、ひいてはベ
ーン機械の耐用寿命が短くなる。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1728
268号明細書に開示されたベーン機械の場合、羽根が
吸込位相に入るやいなや、羽根に作用する圧力を圧力調
整弁によって、運転条件とは無関係な一定の中間圧に低
下させることが提案されている。弁ばねと協働する、従
って圧力事情の変化に対して比較的緩慢に反応する弁ス
プールを有する圧力調整弁は、ベーン機械のケーシング
内に組み込まれている。これにより、ベーン機械の運転
条件はより高いシステム圧に向かって拡大される。しか
しながら、規定された中間圧は、ベーン機械の1つの運
転点だけに調和される。従ってこのような運転点が変動
する(streuen)と、多くの場合、摩擦や摩耗や効率に関
する不都合がもたらされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のベーン機械を改良して、高い運転圧と共
に、僅かな摩耗と長い耐用寿命とを有するような、簡単
な構造を備えたベーン機械を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、圧力室内に位置する圧力媒体が、
羽根が少なくとも1つの切換制御段階を行ったときに、
これらの羽根の内側の第1の端部を中間圧で負荷するよ
うに、少なくとも1つのケーシング側の補償通路が配置
されており、中間圧の高さがシステム圧の高さに関連し
ていて、ベーン機械のケーシング内に組み込まれたスプ
ール弁によって制御されるようになっており、スプール
弁がシステム圧と中間圧との一定の圧力比を調整するよ
うになっているようにした。
【0007】
【発明の効果】前記従来の技術に対して本発明は、外側
の羽根端部と往復動を発生させる壁との間の摩耗現象
が、羽根の両端部の間に特に切換制御段階中に生じる圧
力差に起因するという見地に基づいている。これらの切
換制御段階において、外側の羽根端部にはハイドロリッ
ク的な力は作用しない。これに対して往復動を発生させ
る壁に羽根を確実に当て付けるために、羽根の内側の端
部は高圧で負荷されている。
【0008】本発明によるベーン機械は、このような圧
力差ができる限り小さいように、すなわち、羽根が常に
ほぼ圧力平衡(Druckgleichgewicht)状態にあるように構
成されている。
【0009】このことは、特にベーン機械のケーシング
内に組み込まれたスプール弁によって達成される。この
ようなスプール弁は、羽根の内側の端部に作用する圧力
を切換制御段階において短時間、ベーン機械の目下のシ
ステム圧に関連した値に減じる。
【0010】システム圧と減じられた圧力との比は、ス
プール弁の面積事情(Flaechenverhaeltnisse)に基づき
一定に保たれ、この一定の比は比較的長い一連の試験中
に検出された。このような一定の比率は、ベーン機械の
広い運転範囲にわたって、外側の羽根端部もしくは往復
動を発生させる壁に摩耗もしくはシールの問題をもたら
すことなく、往復動を発生させる壁に羽根を当て付ける
ことを保証する。
【0011】運転状態の変動はスプール弁によって比較
的迅速に調整される。これにより、ベーン機械は、極め
て高い圧力範囲内で運転することができる。
【0012】羽根の吸込段階もしくは吐出段階におい
て、圧力平衡は、内側の羽根端部に接続されたロータ側
の圧力室と、外側の羽根端部に接続されたケーシング側
の圧力室とが連通通路によって互いに接続されているこ
とにより保証される。
【0013】従って、1つの羽根の両端部の圧力平衡
は、比較的簡単なかつ低廉に形成可能な手段により、公
知のベーン機械の既存の構成部分において達成される。
さらにこのような手段の作用は、圧力媒体の粘性とは無
関係であり、調整を必要とせず、疲労現象または汚染に
よる影響を受けることはない。
【0014】本発明の別の利点または有利な構成は請求
項2以下から得られる。
【0015】すなわち例えば、スプール弁が内側の羽根
端部を、両切換制御段階のうちの一方においてのみ、減
じられたシステム圧で負荷するようなベーン機械が考え
られる。内側の羽根端部に対して、他方の切換制御段階
においては、引き続き全システム圧が作用する。このこ
とは、ベーン機械の構成を付加的に簡単にする。
【0016】羽根端部における圧力平衡は前記他方の切
換制御段階においては、外側の羽根端部の特別な羽根の
ジオメトリつまり幾何学的形状により達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に示した実施の
形態について説明する。
【0018】図1はベーン機械(Fluegelzellenmaschin
e)の駆動機構10を示している。ただし駆動機構を取り
囲むケーシングは図面の見やすさのために省略した。こ
の駆動機構は一般に公知の形式で、図示していないケー
シングの切欠き内に組み付けられている。この駆動機構
10はロータ12を有している。このロータはトルクを
伝達する軸13に回動不能に配置されていて、この軸と
一緒に時計回り方向に回転する。ロータ12はその周面
に沿って、均一な角度間隔で配置された半径方向スリッ
ト14を有している。これらの半径方向スリットには羽
根15が運動可能に案内されている。ロータ12の内部
に位置する、羽根15の第1の端部16は半径方向スリ
ット14の壁と一緒に圧力室17を形成している。羽根
15の第1の端部16に対向して位置していて羽根15
の前記半径方向スリット14から突出した第2の端部1
8は、往復動用リング20の内壁19に支持されてい
る。この往復動用リングはロータ12を周面側で取り囲
んでいる。羽根の第2の端部18は、ロータ12の回転
方向で下り勾配を備えた端面を有しており、ひいては狭
幅の密な接触線22に沿って往復動用リング20に当て
付けられている。この往復動用リング20はロータ12
に対して軸方向に変位可能であって、この往復動用リン
グ20とロータ12との間で偏心量23が無段階に調整
できるようになっている。偏心量23に基づき生じる、
ロータ12と往復動用リング20との間の鎌形のギャッ
プ24が、ロータ12の羽根15によって分割され、個
々の作業室25が形成される。ロータ12の1回転中、
これらの作業室25は、偏心的な往復動用リング20に
よって羽根15に強制的にもたらされる往復運動によ
り、容積を変化させられる。このような容積変化は作業
室25において負圧もしくは正圧を生ぜしめる。このよ
うな圧力によって、圧力媒体は、ベーン機械の第1の接
続部から第2の接続部(図示せず)に流れる。ベーン機
械の第1および第2の接続部は、クレセント形(nierenf
oermig)の流れ溝26,27に開口する、看取できない
圧力媒体接続通路を介して、各羽根15の間の作業室2
5に接続されている。流れ溝26,27はロータ12に
向いた、カバー28の内面に形成されている。カバー2
8は作業室25と、図示していないケーシングの切欠き
とを端面側で閉鎖している。互いに無関係な流れ溝2
6,27が長手方向において、ロータ12の中心軸線を
中心にした共通の1円軌道に沿って延びている。このよ
うな円軌道の半径は、往復動用リング20とロータ12
との間のギャップ24の位置に調和されている。両流れ
溝26,27はこれらの長手方向においてそれぞれ約4
つの作業室25にわたって延びている。
【0019】図2が示すように、ロータ12に向いた、
カバー28の内面には、両流れ溝26,27の他に3つ
の補償溝30,31,32が形成されている。これらの
補償溝30,31,32は空間的に互いに分離されてい
て、共通の円弧に沿って延びている。この円弧は、流れ
溝26,27の円弧に対して同心的に配置されている。
補償溝30,31,32の円弧の半径は、流れ溝26,
27の円弧の半径よりも小さく、補償溝30,31,3
2がロータ12の圧力室17に作用結合できるように選
択されている。
【0020】流れ溝26,27の大きさと補償溝30,
31,32の大きさ、ならびにこれらの相互位置は、往
復動用リング20がロータ12に対して相対摺動可能で
あるような方向によって、ならびに、ロータ12の回転
方向によって規定されている。ロータ12の1回転は羽
根15にとって、吸込段階、吐出段階、ならびにこれら
の段階の間に位置する2つの切換制御段階(Umsteuerpha
sen)から構成される。各段階に応じて、羽根15に、異
なる機械的およびハイドロリック的な力が形成される。
【0021】流れ溝26,27もしくは補償溝30,3
1,32の配置および構成は、ロータ12の1回転中に
おける羽根15の力釣り合いを目的としている。これに
より、ベーン機械の運転範囲をより高いシステム圧に向
かって拡大することができる。
【0022】このために、羽根15が先ずその内側の方
向転換点に位置して、この場所から外側の方向転換点に
向かう吸込段階においては、ベーン機械の吸込側の接続
部に接続された流れ溝27が作用する。この流れ溝27
は羽根15の内側の方向転換点の後の約30度のところ
で始まり、その外側の方向転換点の前の約20度のとこ
ろで終わっている。
【0023】流れ溝27には、連通通路33を介して補
償溝31が接続されている。これにより、流れ溝27に
も補償溝31にも共通の吸込側の圧力レベルが形成され
る。補償溝31は、ロータ12の回転方向で見て流れ溝
27の始端部の後の約15度のところで始まり、流れ溝
27の終端部の前の約15度のところで終わっている。
【0024】吸込段階に引き続き行われる切換制御段階
においては、羽根15は、流れ溝27と、この溝に接続
された補償溝31とを超えて、さらに外側の方向転換点
の方向に運動する。
【0025】このような外側の方向切換点を超えること
により、引き続き行われる吐出段階が始まる。ロータ1
2の圧力室17が先ず補償溝30に連通する。この補償
溝においては、ベーン機械の吐出側の接続部の高い圧力
レベルが形成される。これにより羽根15は、往復動用
リング20に当て付けられる。
【0026】往復動用リング20とロータ12との間の
偏心量に基づき、羽根はさらに内側の方向転換点の方向
に運動する。このとき、ベーン機械の吐出接続部に接続
された流れ溝26が有効になる。この流れ溝26はロー
タ12の回転方向で見て、補償溝30の後、約30度の
ところで始まっている。この流れ溝26の終端部と補償
溝30の終端部とは、回転方向において同一高さで、羽
根15の内側の方向変換点の前の約15度のところに位
置している。
【0027】この補償溝30には、閉じられた環状溝2
9が接続されている。このような環状溝29における高
い圧力レベルは、ベーン機械の図示していないケーシン
グにロータ12を圧着し、これにより作業室25を端面
側でシールする。環状溝29は補償溝30,31,32
に対して同心的に形成されており、これらの補償溝より
も小さな半径を有している。
【0028】吐出段階には、羽根15のための第2の切
換制御段階が続く。この第2の切換制御段階において
は、羽根15の外側の端部18が、流れ溝26の端部も
しくは補償溝30の端部を超え、内側の方向転換点の直
前に位置する。今や補償溝32が有効になる。この補償
溝32は、ロータ12の回転方向で見て、僅かな間隔を
置いて補償溝30に続いて設けられており、概略的に示
した接続通路34を介してスプール弁35から圧力媒体
を供給される。補償溝32内に形成された圧力レベルを
調整するために規定されたスプール弁35は、簡単に示
した供給通路36を介して流れ溝26に接続されてい
る。
【0029】図3に詳細に示したスプール弁35は、円
筒形のケーシング体40を有している。このケーシング
体は、偏心的に配置された貫通孔41を有している。ス
プール弁10の長手方向軸線に対して平行に延びるこの
貫通孔41は全体的に、それぞれ異なる内径を有する3
つの区分(42,43,44)から成っている。ケーシ
ング体40の第1の端部に位置する始端区分42は、最
も小さな内径を有しており、スプール弁35のための流
入部46を形成している。この始端区分42に続いて、
最も大きな内径を有する短い中央区分43が設けられて
いる。この中央区分は終端区分44に移行している。こ
のような終端区分44は、スプール弁35の第2の端部
47にまで延びており、始端区分42と中間区分43と
の中間の内径を有している。
【0030】ケーシング体40の周面には、環状通路が
設けられている。これらの環状通路は、スプール弁35
のための戻し通路50もしくは制御通路51として作用
し、半径方向孔49によって貫通孔41に接続されてい
る。戻し通路50と制御通路51とは、貫通孔41に対
してそれぞれ直角に延びる互いに異なる平面内に配置さ
れている。制御通路51の平面は、貫通孔41の始端区
分42の領域に位置しており、これに対して、戻し通路
50の平面は、貫通孔41の終端区分44の領域に位置
している。制御通路51は、貫通孔41に対して平行に
形成された長手方向通路52を介して、スプール弁35
の基部側の第2の端部47で貫通孔41に接続されてい
る。
【0031】外方に向かって、かつ互いに、戻し通路5
0と制御通路51とは、成形シール部材53によってシ
ールされている。これらの成形シール部材は周面側のシ
ール溝54に挿入されている。
【0032】スプール弁35の流入部46内の圧力レベ
ルと制御通路51内の圧力レベルとの間の圧力比を調整
するために、スプール弁の貫通孔41内で弁スプール5
5が運動可能に案内されている。弁スプール55は調整
スプール56と押圧ピストン57とから成っている。こ
れらの調整スプールおよび押圧ピストンの外径は、これ
らが案内されている貫通孔41の始端区分42もしくは
終端区分44の直径に調和されている。
【0033】調整スプール56は骨状に形成されてお
り、外径を拡大された2つの端部58,59、ならび
に、外径を減じられた中央領域60を有している。これ
らの両端部58,59は貫通孔41内で調整スプール5
6を案内するために役立ち、環状の潤滑溝61を備えて
いる。調整スプール56の両端部58,59に設けられ
た連通通路62もしくは平らな面取り部63は、貫通孔
41の壁と調整スプール56の中央領域60とによって
仕切られた間隙64内への圧力媒体の流入、もしくはこ
の間隙64からの圧力媒体の流出のために役立つ。調整
スプール56の中央領域60には、2つの鍔65,66
が形成されている。これらの鍔は間隙64を複数の室に
分割する。鍔65,66の相互配置関係および相互間隔
は、このような領域内でケーシング体40の貫通孔41
内に開口する制御通路51の位置もしくは直径に調和さ
れている。調整スプール56の両端部に向けられた、鍔
65,66の外縁部67,68は、制御通路51の半径
方向孔の前記貫通孔41内への開口部に生じる縁部69
と一緒に、流入側の制御絞り72、ならびに、この制御
絞り72に接続された戻し側の制御絞り73を形成す
る。弁スプール55のニュートラル位置においては、両
制御絞り72,73は閉じられている。
【0034】押圧ピストン57は、貫通孔41の大きめ
の内径にその外径を調和されたガイド手段部分75を有
している。ガイド手段部分は、貫通孔41における押圧
ピストン57のスライド特性を改善するために、環状の
潤滑溝74を備えている。ガイド手段部分75に続い
て、その長手方向の両側に、外径が一層小さなロッド7
6が設けられている。押圧ピストン57の両ロッド76
のうちの一方の端面が調整スプール56に支持されてい
る。この場合支持個所は、貫通孔41の中央区分43の
領域においてこの貫通孔に対して直角に延びる1平面内
に位置している。ロッド76の長さもしくはスプール弁
35の戻し通路50の位置が互いに調和されて、貫通孔
41の中央区分43とケーシング体40の戻し通路50
との間に、弁スプール55の各調整位置において、貫通
部77が形成されるようになっている。
【0035】このように形成されたスプール弁35は1
ハイドロリック回路において、流入部46内の圧力と制
御通路51内の圧力との間で、一定の、つまり流入部4
6内の圧力の高さとは無関係な圧力比を調整する。
【0036】スプール弁の作用形式を次に説明する。先
ず、ハイドロリック的な圧力発生器から供給されたシス
テム圧が一層高い圧力レベルの方向に変化していること
から出発する。
【0037】高められたシステム圧はスプール弁35の
流入部46を介して、外方に向かって突出する、弁スプ
ール55の第1の受圧面に作用し、一層高い押圧力に基
づきこの弁スプールをそのニュートラル位置から離れる
ように動かす。このニュートラル位置において閉じられ
ていた流入側の制御絞り72が開かれる。このような制
御絞りの開放は、圧力媒体が調整スプール56の外方に
向かって突出する端部58において、連通通路62を通
って間隙64内に流れ、この場所から絞られた状態で、
つまり減じられた圧力で制御通路51もしくは長手方向
通路52に向かって流出可能であることによって行われ
る。長手方向通路52はスプール弁35の基部側の第2
の端部47で貫通孔41に接続されているので、長手方
向通路52内の圧力は、外方に向かって突出した、弁ス
プール55の第2の受圧面にも作用する。異なる外径に
基づき形成された、弁スプール55の第1および第2の
受圧面の面積差によって生じる押圧力差が弁スプール5
5の位置を変化させ、ひいては流入側の制御絞り72の
横断面を、弁スプール55に再び力の釣り合いが生じる
まで変化させる。このような力釣り合い状態において
は、弁スプール55はニュートラル位置に位置してい
る、つまり制御絞り72,73は再び閉じられており、
流入部46の圧力と制御通路51の圧力との圧力比が形
成されている。この圧力比は弁スプール55の第1の受
圧面積と第2の受圧面積との比に対して反比例する。シ
ステム圧、ひいては制御圧が今や以前よりも高い圧力レ
ベルを有しているにもかかわらず、システム圧と制御圧
との比は不変のままである。
【0038】圧力発生器から供給されたシステム圧が減
じられた場合には、弁スプール55の第1の受圧面に対
する押圧力も、それに応じて減じられる。これにより損
なわれた、弁スプール55における力の釣り合いは、こ
の弁スプールをケーシング体40の第1の端部45の方
向に位置変化させる。これにより戻し側の制御絞り73
が開かれる。制御通路51内に位置する圧力媒体は、制
御絞り73を通って、戻し側の鍔66と第1の弁スプー
ル部分(調整スプール)56の第2の端部59との間の
室に流入し、この場所から平らな面取り部63に沿って
貫通孔41の中央区分43内に流入する。この場所から
は、圧力媒体は第2の弁スプール部分(押圧ピストン)
57のロッド76と、貫通孔41の壁との間の貫通部7
7に沿って戻し通路50に達する。流出する圧力媒体に
よって、制御通路51内の圧力と、ひいてはスプール弁
35の長手方向通路内の圧力とが減じられる。これによ
り、同時に弁スプール55の第2の受圧面に対する押圧
力とが減じられる。この調整運動は、弁スプール55に
おける力釣り合い状態に達すると終了する。このような
状態においては、両制御絞り72,73は第1の弁スプ
ール部分56の鍔65,66によって再び閉鎖されてい
る。システム圧と同様に制御圧も、今や以前よりも低い
レベルにあるが、しかし両圧力の間の圧力比は不変に一
定のままである。
【0039】本発明によるベーン機械においてこのよう
なスプール弁35を使用すると、ベーン機械の補償溝3
2における前述の調整特性が生ぜしめる制御圧の高さ
は、システム圧に関連するが、しかし同時にこのシステ
ム圧に対して、規定の比で比例する。このような比は弁
スプール55における面積事情に基づき制御圧:システ
ム圧=0.6:1〜0.8:1の範囲内、有利には0.
7:1の値をとる。従って制御圧は有利な構成では、常
にシステム圧よりも30%だけ小さい。
【0040】このような構成のための背景となるもの
は、従来技術に基づき公知のベーン機械の羽根15にお
ける力特性を、この特性が切換制御段階から吐出段階へ
の羽根15の移行時点もしくはその逆の移行時点にどの
ように生じるかを観察することから得られる。
【0041】先ず、切換制御段階から吐出段階への移行
について説明する。
【0042】このような状態において、羽根15の第1
の端部16はこれらの端部を往復動用リング20に確実
に当て付けるために、既にシステム圧で負荷されてい
る。ロータ12の回転方向において先行する、羽根15
の前側の側面は流れ溝26への進入時に、その場所で形
成された高い圧力で負荷される。これに対して、後続の
後側の側面には圧力は作用しない。これらの羽根15は
押圧力作用に基づき、半径方向スリット14において、
ロータ12の回転方向とは逆方向に傾動運動する。この
ような傾動運動によって生ぜしめられる羽根15の摩擦
力は往復動用リング20の偏心量23によって強制的に
もたらされる羽根の内方への運動を阻むか、または極端
な場合にはこの運動を完全に止めてしまう。従って、往
復動用リング20には、羽根15の後側の側面もシステ
ム圧によって負荷されるまで長く延びる摩耗マークが形
成される。羽根15は横方向力なしの状態で半径方向ス
リット14内でセンタリングされている。
【0043】高圧の吐出段階から切換制御段階への移行
時には、ロータ12の回転方向において先行する、羽根
15の前側の側面はその第2の端部18の領域におい
て、すでにもはや圧力は形成されていない。これに対し
て、回転方向において後続の後側の側面はまだシステム
圧で負荷されている。このことは再び、ロータ12の半
径方向スリット14における羽根15の傾動をもたら
す。このような切換制御段階においてロータ12の回転
方向に生ぜしめられる傾動は、羽根15の両側面に再び
摩擦力を形成する。この摩擦力は、ロータ12の回転運
動により引き起こされた遠心力に抗して羽根15に作用
し、ひいては羽根の外方への運動を阻む。それにもかか
わらず羽根15の外側の端部18を往復動用リング20
に当て付けるのを保証するために、切換制御する羽根1
5の第1の端部16がシステム圧で負荷されている。し
かしながらベーン機械は、羽根15の第1の端部16に
加えられるシステム圧が、往復動用リング20における
羽根15の圧着力が両構成部分の間の望ましくない摩耗
をもたらす程大きいような作動状態に位置するおそれが
ある。
【0044】羽根15の外端面を斜め面取りすることに
より、往復動用リング20における摩耗を少なくとも両
切換制御段階のうちの一方において回避することができ
る。斜め面取り部により、羽根15がシステム圧下の流
れ溝26内に進入し、もしくはこの流れ溝26から進出
するやいなや、羽根15の端面は安定化作用を有する横
方向力で負荷される。このような横方向力は、羽根15
の第1の端部16に対する力にも羽根15に対する傾動
運動にも抗するように作用し、ひいては、往復動用リン
グ20における摩耗をもたらすこのような力作用を弱化
する。
【0045】羽根15の外端面の斜め面取り部の方向
は、このような手段が作用するような切換制御段階を規
定する。羽根15の側面における圧力特性が逆になるよ
うな逆方向の切換制御段階においては、成果は得られな
い。それどころか、斜め面取り部はこの逆方向の切換制
御段階においては、往復動用リング20と羽根15との
間の摩耗を増幅しさえする。それというのは、羽根15
は狭幅の支持面だけで往復動用リング20に当て付けら
れ、これに応じて高い面圧を受けるからである。
【0046】従って、このような逆の移行段階において
は、羽根15の第1の端部16に作用する圧力をシステ
ム圧に対して減じることが提案される。システム圧が変
動する場合に、システム圧の減小が異なった強さで生ぜ
しめられるのを回避するために、制御圧とシステム圧と
の比が常に維持され続けることが望ましい。このことは
上述のスプール弁35によって可能になる。
【0047】勿論、上記実施例の変更または改善を本発
明の思想を変えずに行うことができる。
【0048】つまり例えば、吸込段階もしくは吐出段階
において羽根15の圧力平衡のために役立つ補償溝3
0,31を有していないベーン機械が考えられる。この
場合圧力補償通路30,31の機能は切欠きによって引
き受けられる。これらの切欠きは羽根15自体またはロ
ータ12の半径方向スリット14に形成されていて、流
れ溝26,27と圧力室17とを接続しているので、羽
根15の第2の端部18の圧力レベルが、羽根の第1の
端部16にも加えられる。
【0049】さらに、羽根15の吸込段階から吐出段階
への切換制御時には、羽根の第1の端部16と第2の端
部18とにおける圧力補償が、カバー28に第2の補償
溝32が形成されており、この第2の補償溝32がシス
テム圧に関連した、減じられた制御通路51内の圧力で
負荷されていることにより達成される。このような場合
には、システム圧により負荷された既存の補償溝30は
相応に短くされなければならない。しかしながらこの場
合、羽根15の外側の端面の斜め面取り部は省くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作用形式を示すためにベーン機械の駆動機構を
示す正面図である。
【図2】ベーン機械の内部のハイドロリック回路を概略
的に示す図である。
【図3】図2のスプール弁をニュートラル位置で別個の
構成ユニットとして示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 駆動機構、 12 ロータ、 13 軸、 14
半径方向スリット、15 羽根、 16 第1の端
部、 17 圧力室、 18 第2の端部、19 内
壁、 20 往復動用リング、 22 接触線、 23
偏心量、 24 ギャップ、 25 作業室、 2
6,27 流れ溝、 28 カバー、 29 環状溝、
30,31,32 補償溝、 33 連通通路、 3
4 接続通路、 35 スプール弁、 36 供給通
路、 40 ケーシング体、 41貫通孔、 42 始
端区分、 43 中央区分、 44 終端区分、 45
第1の端部、 46 流入部、 47 第2の端部、
49 半径方向孔、 50戻し通路、 51 制御通
路、 52 長手方向通路、 53 成形シール部材、
54 シール溝、 55 弁スプール、 56 調整
スプール、 57押圧ピストン、 58,59 端部、
60 中央領域、 61 潤滑溝、 62 連通通
路、 63 面取り部、 64 間隙、 65,66
鍔、 67,68 外縁部、 69 縁部、 72,7
3 制御絞り、 74 潤滑溝、 75 ガイド手段部
分、 76 ロッド、 77 貫通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー レムケ アメリカ合衆国 ウイスコンシン ユニオ ン グローヴ エレヴンス アヴェニュー 275 (72)発明者 チャールズ ダブリュ マインケ アメリカ合衆国 ウイスコンシン バーリ ントン プランク ロード 29202 (72)発明者 ロナルド ジェー シリング アメリカ合衆国 ウイスコンシン ウォー ターフォード オーク ドライヴ 606

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプまたはモータとしてのベーン機械
    であって、ケーシングが設けられており、該ケーシング
    の内室には、回転可能に支承されたロータ(12)を備
    えた駆動機構(10)が配置されており、ロータがその
    周面に半径方向スリット(14)を有しており、該半径
    方向スリットにおいて羽根(15)が運動可能に案内さ
    れていて、該羽根の、半径方向スリット(14)の内側
    に位置する第1の端部(16)が、半径方向スリット
    (14)の壁と一緒に圧力室(17)を仕切っており、
    該圧力室が、ケーシング側に延びる少なくとも1つの第
    1の補償通路(32)によって圧力を供給されるように
    なっていて、圧力室の、半径方向スリット(14)から
    突出する第2の端部(18)が、壁(19)に支持され
    ており、該壁が、ロータ(12)の1回転中に羽根(1
    5)に1往復動を強制し、各羽根(15)の間に形成さ
    れた作業室(25)に同時に容積変化を強制するように
    なっており、該容積変化によって、圧力媒体がベーン機
    械の第1の接続部から第2の接続部に流れるようになっ
    ている形式のものにおいて、 圧力室(17)内に位置する圧力媒体が、羽根(15)
    が少なくとも1つの切換制御段階を行ったときに、これ
    らの羽根(15)の内側の第1の端部(16)を中間圧
    で負荷するように、少なくとも1つのケーシング側の補
    償通路(32)が配置されており、中間圧の高さがシス
    テム圧の高さに関連していて、ベーン機械のケーシング
    内に組み込まれたスプール弁(35)によって制御され
    るようになっており、スプール弁(35)がシステム圧
    と中間圧との一定の圧力比を調整するようになっている
    ことを特徴とする、ベーン機械。
  2. 【請求項2】 羽根(15)に加えられる中間圧がシス
    テム圧よりも小さく、スプール弁(35)によって調整
    された圧力比が、中間圧:システム圧=0.6:1から
    0.8:1までの範囲内の値を有する、請求項1記載の
    ベーン機械。
  3. 【請求項3】 スプール弁(35)が弁ばねなしで作業
    するようになっており、スプール弁の有効受圧面積が、
    システム圧と中間圧との圧力比に応じて寸法設定されて
    いる、請求項1または2記載のベーン機械。
  4. 【請求項4】 補償通路(32)に加えて、少なくとも
    2つの付加的なケーシング側の補償通路(30,31)
    が形成されており、該補償通路が、連通通路(33)に
    よって、ベーン機械の両接続部のうちのそれぞれ一方に
    接続されており、羽根(15)が、往復動を発生させる
    壁(19)によって生ぜしめられる吸込段階もしくは吐
    出段階を実施すると、その羽根(15)の第1の端部
    (16)と第2の端部(18)との間にほぼ圧力平衡が
    生じるように、前記付加的な両補償通路(30,31)
    が互いに配置されている、請求項1から3までのいずれ
    か1項記載のベーン機械。
  5. 【請求項5】 ベーン機械の駆動機構(10)が半径方
    向に延びる切欠きを有しており、羽根(15)が、往復
    動を発生させる壁(19)によって生ぜしめられる吸込
    段階もしくは吐出段階を実施するとその羽根(15)が
    圧力平衡状態に位置するように、切欠きがその羽根(1
    5)の第1の端部(16)と第2の端部(18)との間
    で接続を制御するようになっている、請求項1から3ま
    でのいずれか1項記載のベーン機械。
  6. 【請求項6】 ロータ(12)から突出する、羽根(1
    5)の第2の端部(18)が斜め面取り部を有してお
    り、該斜め面取り部が、羽根(15)の一方の側面から
    反対側の側面に延びている、請求項1から5までのいず
    れか1項記載のベーン機械。
  7. 【請求項7】 斜め面取り部が、羽根(15)の回転方
    向に下り勾配を有しており、丸く面取りされたエッジを
    有している、請求項6記載のベーン機械。
  8. 【請求項8】 スプール弁(35)がケーシングのカバ
    ー(28)に配置されている、請求項1から7までのい
    ずれか1項記載のベーン機械。
  9. 【請求項9】 ベーン機械が調整可能であって、このた
    めに、ロータ(12)に対する偏心量(23)が可変で
    あるような往復動用リング(20)を有している、請求
    項1から8までのいずれか1項記載のベーン機械。
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