JPH1077958A - ハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械 - Google Patents
ハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K7/00—Disposition of motor in, or adjacent to, traction wheel
- B60K7/0015—Disposition of motor in, or adjacent to, traction wheel the motor being hydraulic
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F03—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F03C1/00—Reciprocating-piston liquid engines
- F03C1/02—Reciprocating-piston liquid engines with multiple-cylinders, characterised by the number or arrangement of cylinders
- F03C1/06—Reciprocating-piston liquid engines with multiple-cylinders, characterised by the number or arrangement of cylinders with cylinder axes generally coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F03C1/0636—Reciprocating-piston liquid engines with multiple-cylinders, characterised by the number or arrangement of cylinders with cylinder axes generally coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16H—GEARING
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- F16H23/04—Wobble-plate gearings; Oblique-crank gearings with non-rotary wobble-members
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 斜板構造のハイドロスタティック式のアキシ
ャルピストン機械を改良して、構造がコンパクトで高い
出力が得られるようにする。 【解決手段】 複数のシリンダ孔４ａ，４ｂを有する、
軸方向間隔を保って同期回転する２つのシリンダドラム
２，３を有し、これらの間に、傾斜して配置された偏心
板６が回動不能に配置され、これに対して、前記シリン
ダ孔内で可動にガイドされた、両ピストン端部に形成さ
れたピストン５が支えられ、このピストンが、２つのピ
ストン区分５ａ，５ｂより成り、これらのピストン区分
が、互いに向き合うシリンダ孔内に侵入し、ブリッジ区
分５ｃによって結合され、各ブリッジ区分５ｃ内で偏心
板６の両側に、走行軌道に沿って偏心板６上で直接的又
は間接的に運動する２つの支持体７ａ，７ｂが配置され
ており、ブリッジ区分５ｃが、回転軸線Ｄに向かって半
径方向内方に向けられている。
ャルピストン機械を改良して、構造がコンパクトで高い
出力が得られるようにする。 【解決手段】 複数のシリンダ孔４ａ，４ｂを有する、
軸方向間隔を保って同期回転する２つのシリンダドラム
２，３を有し、これらの間に、傾斜して配置された偏心
板６が回動不能に配置され、これに対して、前記シリン
ダ孔内で可動にガイドされた、両ピストン端部に形成さ
れたピストン５が支えられ、このピストンが、２つのピ
ストン区分５ａ，５ｂより成り、これらのピストン区分
が、互いに向き合うシリンダ孔内に侵入し、ブリッジ区
分５ｃによって結合され、各ブリッジ区分５ｃ内で偏心
板６の両側に、走行軌道に沿って偏心板６上で直接的又
は間接的に運動する２つの支持体７ａ，７ｂが配置され
ており、ブリッジ区分５ｃが、回転軸線Ｄに向かって半
径方向内方に向けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜板構造のハイド
ロスタティック式のアキシャルピストン機械に関する。
ロスタティック式のアキシャルピストン機械に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の機械は、ポンプ又はモ
ータとして多くの異なる構造のものが公知である。
ータとして多くの異なる構造のものが公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式のアキシャルピストン機械で、構造がコン
パクトで簡単であってしかも高い出力が得られるような
ものを提供することである。
に述べた形式のアキシャルピストン機械で、構造がコン
パクトで簡単であってしかも高い出力が得られるような
ものを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の構成によれば、１つのグループを成す同心的な複数
のシリンダ孔をそれぞれ有する、互いに軸方向で間隔を
保って配置された同期回転する２つのシリンダドラムが
設けられており、これらのシリンダドラムの間に、アキ
シャルピストン機械の回転軸線に対して傾斜して配置さ
れた円環状の偏心板(Hubcheibe）が回動不能に配置され
ており、この偏心板に対して、前記シリンダ孔内で可動
にガイドされた、圧力媒体を押しのけるか又は圧力媒体
によって負荷される、両ピストン端部に形成されたピス
トンが支えられており、これらのピストンが、互いに同
軸的に間隔を保って配置された、同じ直径を有する２つ
のピストン区分より成っていて、これらのピストン区分
が、互いに向き合うシリンダ孔内に侵入し、ブリッジ区
分によって互いに結合されており、各ブリッジ区分内で
偏心板の両側に２つの支持体が配置されていて、これら
の支持体は、偏心板上で直接的又は間接的に走行軌道に
沿って運動するために設けられており、ブリッジ区分
が、アキシャルピストン機械の回転軸線に向かって半径
方向内方に向けられている。
明の構成によれば、１つのグループを成す同心的な複数
のシリンダ孔をそれぞれ有する、互いに軸方向で間隔を
保って配置された同期回転する２つのシリンダドラムが
設けられており、これらのシリンダドラムの間に、アキ
シャルピストン機械の回転軸線に対して傾斜して配置さ
れた円環状の偏心板(Hubcheibe）が回動不能に配置され
ており、この偏心板に対して、前記シリンダ孔内で可動
にガイドされた、圧力媒体を押しのけるか又は圧力媒体
によって負荷される、両ピストン端部に形成されたピス
トンが支えられており、これらのピストンが、互いに同
軸的に間隔を保って配置された、同じ直径を有する２つ
のピストン区分より成っていて、これらのピストン区分
が、互いに向き合うシリンダ孔内に侵入し、ブリッジ区
分によって互いに結合されており、各ブリッジ区分内で
偏心板の両側に２つの支持体が配置されていて、これら
の支持体は、偏心板上で直接的又は間接的に走行軌道に
沿って運動するために設けられており、ブリッジ区分
が、アキシャルピストン機械の回転軸線に向かって半径
方向内方に向けられている。
【０００５】
【発明の効果】本発明にとって重要なことは、シリンダ
室及びひいては有効なピストン区分を２倍にすることの
他に、円環状の円板の形状を有する偏心板の構成、及
び、該偏心板が半径方向で侵入する、ピストンのブリッ
ジ区分を回転軸線に向かって半径方向内方に整列させる
ことである。
室及びひいては有効なピストン区分を２倍にすることの
他に、円環状の円板の形状を有する偏心板の構成、及
び、該偏心板が半径方向で侵入する、ピストンのブリッ
ジ区分を回転軸線に向かって半径方向内方に整列させる
ことである。
【０００６】これによって一方では、スペースが非常に
節約された構造形式が得られ、他方では、本発明に従っ
て構成されたアキシャルピストン機械が、公知の斜板駆
動装置に対して２倍のストローク容積を有し、ひいては
２倍の出力を有している。ピストン区分はすべて同じ直
径を有しているので、１つのピストンの２つのピストン
区分を同軸的に配置することによって、共通の平面内に
配置された２つのピストンを対角線方向で反対側に配置
することによって、軸方向で力のバランスが得られる。
節約された構造形式が得られ、他方では、本発明に従っ
て構成されたアキシャルピストン機械が、公知の斜板駆
動装置に対して２倍のストローク容積を有し、ひいては
２倍の出力を有している。ピストン区分はすべて同じ直
径を有しているので、１つのピストンの２つのピストン
区分を同軸的に配置することによって、共通の平面内に
配置された２つのピストンを対角線方向で反対側に配置
することによって、軸方向で力のバランスが得られる。
【０００７】シリンダ孔内でのピストンのガイド長さ
は、従来一般的な寸法（ピストン直径の約１．５倍から
２．５倍に相当する）に対して、シリンダ孔をシールす
るために十分な程度まで短縮できる。何故ならば、偏心
板と協働して偏心板の領域内でのピストンに作用する横
方向力は、従来技術による斜板駆動機構とは異なり、自
由なピストン端部に作用しないからである。
は、従来一般的な寸法（ピストン直径の約１．５倍から
２．５倍に相当する）に対して、シリンダ孔をシールす
るために十分な程度まで短縮できる。何故ならば、偏心
板と協働して偏心板の領域内でのピストンに作用する横
方向力は、従来技術による斜板駆動機構とは異なり、自
由なピストン端部に作用しないからである。
【０００８】その結果、ピストンのデットストロークが
減少される。従って本発明によるアキシャルピストン機
械の軸方向での寸法は、ストローク容積に関連して非常
に小さい。本発明による構成は、公知の斜板構造のアキ
シャルピストン機械におけるよりも著しく大きい調節角
度を可能にするので、ストローク容積をさらに拡大する
ことができる。従って全体として非常に大きいストロー
ク容積が得られ、ひいては、本発明によるアキシャルピ
ストン機械を低速ロータとして使用するのに適したもの
にすることができる。
減少される。従って本発明によるアキシャルピストン機
械の軸方向での寸法は、ストローク容積に関連して非常
に小さい。本発明による構成は、公知の斜板構造のアキ
シャルピストン機械におけるよりも著しく大きい調節角
度を可能にするので、ストローク容積をさらに拡大する
ことができる。従って全体として非常に大きいストロー
ク容積が得られ、ひいては、本発明によるアキシャルピ
ストン機械を低速ロータとして使用するのに適したもの
にすることができる。
【０００９】本発明によるアキシャルピストン機械は、
特に自動吸込み式のポンプとして構成された公知の斜板
機械において必要であるような特別なピストン戻し装置
を必要とすることはない。何故ならばブリッジ区分の領
域内におけるピストンの特別な形状が、ピストン戻し装
置として働くからである。従ってピストンは、吸込みス
トローク時においても偏心板と常に作用接続を維持す
る。これに対して従来公知のピストン戻し装置は、軸方
向での構造スペースを拡大し、製造及び組立を高価なも
のにする。
特に自動吸込み式のポンプとして構成された公知の斜板
機械において必要であるような特別なピストン戻し装置
を必要とすることはない。何故ならばブリッジ区分の領
域内におけるピストンの特別な形状が、ピストン戻し装
置として働くからである。従ってピストンは、吸込みス
トローク時においても偏心板と常に作用接続を維持す
る。これに対して従来公知のピストン戻し装置は、軸方
向での構造スペースを拡大し、製造及び組立を高価なも
のにする。
【００１０】本発明の別の実施例に従って、偏心板が旋
回可能に支承されている場合は、運転中にストローク容
積を調節することができる。これによって調節可能な低
速ロータが可能である。これに対して、通常の場合ラジ
アルピストンモータとして構成されている公知の低速ロ
ータは、調節することができない。さらに、本発明によ
るアキシャルピストンモータは、その構造に基づいて、
公知の低速ロータよりも著しく高い限界回転数を有して
いるので、高い回転数範囲を無段階で通過することがで
きる。偏心板は有利な形式で、偏心板がアキシャルピス
トン機械の回転軸線に対して直角に整列されている零位
置から、両側に旋回可能であるので、逆転が可能であ
る。
回可能に支承されている場合は、運転中にストローク容
積を調節することができる。これによって調節可能な低
速ロータが可能である。これに対して、通常の場合ラジ
アルピストンモータとして構成されている公知の低速ロ
ータは、調節することができない。さらに、本発明によ
るアキシャルピストンモータは、その構造に基づいて、
公知の低速ロータよりも著しく高い限界回転数を有して
いるので、高い回転数範囲を無段階で通過することがで
きる。偏心板は有利な形式で、偏心板がアキシャルピス
トン機械の回転軸線に対して直角に整列されている零位
置から、両側に旋回可能であるので、逆転が可能であ
る。
【００１１】偏心板の旋回可能性は、偏心板が、外周部
に配置された互いに同軸的な２つのピンによって旋回可
能に支承されていることによって有利に達成される。
に配置された互いに同軸的な２つのピンによって旋回可
能に支承されていることによって有利に達成される。
【００１２】本発明の構成においては、幾何学的に限定
されて、ピストンを不都合な形式でそれぞれそのピスト
ン中心軸線を中心にして回転させる力の分力が形成され
るので、ピストンを、このピストンがピストン軸線を中
心にして相対回動不能に固定すれば有利である。このた
めに、ピストンのブリッジ区分が、周方向に働くガイド
区分を備えており、これらのガイド区分が、隣接するピ
ストンのブリッジ区分の対応するガイド区分に当接する
ように構成されていれば、有利である。
されて、ピストンを不都合な形式でそれぞれそのピスト
ン中心軸線を中心にして回転させる力の分力が形成され
るので、ピストンを、このピストンがピストン軸線を中
心にして相対回動不能に固定すれば有利である。このた
めに、ピストンのブリッジ区分が、周方向に働くガイド
区分を備えており、これらのガイド区分が、隣接するピ
ストンのブリッジ区分の対応するガイド区分に当接する
ように構成されていれば、有利である。
【００１３】従って、ピストンは、隣接するピストンに
支えられている。この場合、偏心板の一方側に配置され
た、高圧下にあるピストン区分のために、次のような回
転方向つまり、偏心板の反対側に１８０゜ずらして配置
された、同様に高圧下にあるピストン区分の回転方向と
は逆方向である回転方向が得られる。従って回転力は、
互いに作用し合い、その結果相殺されるので、シリンダ
ドラムに対する特別な支持部は必要ない。
支えられている。この場合、偏心板の一方側に配置され
た、高圧下にあるピストン区分のために、次のような回
転方向つまり、偏心板の反対側に１８０゜ずらして配置
された、同様に高圧下にあるピストン区分の回転方向と
は逆方向である回転方向が得られる。従って回転力は、
互いに作用し合い、その結果相殺されるので、シリンダ
ドラムに対する特別な支持部は必要ない。
【００１４】互いに隣接し合うピストンのブリッジ区分
間には、運転中に、互いに隣接し合うピストンの運動が
早めに若しくは遅めに行われることによって形成される
わずかな相対運動だけが生じるので、回動防止装置は大
きい耐摩耗性を有している。
間には、運転中に、互いに隣接し合うピストンの運動が
早めに若しくは遅めに行われることによって形成される
わずかな相対運動だけが生じるので、回動防止装置は大
きい耐摩耗性を有している。
【００１５】ピストンの取付けを可能にするために、横
断面で見て、少なくとも１つのピストンのブリッジ区分
がサイド区分を有しており、該サイド区分の、アキシャ
ルピストン機械の回転軸線とピストン中心軸線との間の
想定線からの間隔が、ガイド区分からピストン中心軸線
に向かって同じであるか又は減少している。
断面で見て、少なくとも１つのピストンのブリッジ区分
がサイド区分を有しており、該サイド区分の、アキシャ
ルピストン機械の回転軸線とピストン中心軸線との間の
想定線からの間隔が、ガイド区分からピストン中心軸線
に向かって同じであるか又は減少している。
【００１６】構成部材の数ができるだけ少ないことに関
連した利点及びひいては取付けに関する利点は、本発明
の構成によれば、２つのシリンダドラムのうちの一方と
一体的に構成された機械軸が設けられており、他方のシ
リンダドラムが機械軸に解除可能に固定されていること
によって得られる。
連した利点及びひいては取付けに関する利点は、本発明
の構成によれば、２つのシリンダドラムのうちの一方と
一体的に構成された機械軸が設けられており、他方のシ
リンダドラムが機械軸に解除可能に固定されていること
によって得られる。
【００１７】この構成においては、一体的な機械ケーシ
ングが設けられていれば有利である。
ングが設けられていれば有利である。
【００１８】搬送流を生ぜしめる目的で回転運動を行う
ために、または回転運動を取り出す（Abgriff)ために、
機械軸及び／又は、この機械軸に一体的に形成されたシ
リンダドラムは、トルク伝達手段を備えている。
ために、または回転運動を取り出す（Abgriff)ために、
機械軸及び／又は、この機械軸に一体的に形成されたシ
リンダドラムは、トルク伝達手段を備えている。
【００１９】本発明の有利な実施例では、アキシャルピ
ストン機械が車輪モータ(Radmotor)として構成されてい
る。本発明によるアキシャルピストン機械のストローク
容積が大きいことによって、このアキシャルピストン機
械を、いわゆる低速ロータとして使用することが可能で
ある。これは直接駆動を可能にする。従って、車輪駆動
装置として使用された、従来公知の高速回転するアキシ
ャルピストンモータにおいて回転数減少のために必要な
伝動装置は省くことができる。車輪モータは、後置接続
された伝動装置なしで低速で回転するラジアルピストン
モータとして構成されていて、本発明によるアキシャル
ピストン機械は、両側でガイドされたピストン区分を備
えたその構成に基づいて、車輪モータとして使用する際
に、非常に高い限界回転数を有している。従ってこのよ
うな機械は、ラジアルピストン機械よりも著しく高速で
回転する。従って、車輪モータとして本発明によるアキ
シャルピストンモータによって駆動される車両は、高い
速度範囲で無段階に走行することができる。
ストン機械が車輪モータ(Radmotor)として構成されてい
る。本発明によるアキシャルピストン機械のストローク
容積が大きいことによって、このアキシャルピストン機
械を、いわゆる低速ロータとして使用することが可能で
ある。これは直接駆動を可能にする。従って、車輪駆動
装置として使用された、従来公知の高速回転するアキシ
ャルピストンモータにおいて回転数減少のために必要な
伝動装置は省くことができる。車輪モータは、後置接続
された伝動装置なしで低速で回転するラジアルピストン
モータとして構成されていて、本発明によるアキシャル
ピストン機械は、両側でガイドされたピストン区分を備
えたその構成に基づいて、車輪モータとして使用する際
に、非常に高い限界回転数を有している。従ってこのよ
うな機械は、ラジアルピストン機械よりも著しく高速で
回転する。従って、車輪モータとして本発明によるアキ
シャルピストンモータによって駆動される車両は、高い
速度範囲で無段階に走行することができる。
【００２０】このような車輪駆動装置のためには、機械
軸に一体的に形成されたシリンダドラムが、少なくとも
１つの車輪リムを備えた受容部のためのセンタリングを
有していて、車輪リムを固定するためのねじ山付き孔を
備えていれば、有利である。
軸に一体的に形成されたシリンダドラムが、少なくとも
１つの車輪リムを備えた受容部のためのセンタリングを
有していて、車輪リムを固定するためのねじ山付き孔を
備えていれば、有利である。
【００２１】さらに本発明の有利な構成によれば、機械
軸の軸受が、車輪軸受として構成されている。従って機
械軸の軸受と車軸とは、組み合わされており、これは構
成部材の数をさらに減少させることになる。
軸の軸受が、車輪軸受として構成されている。従って機
械軸の軸受と車軸とは、組み合わされており、これは構
成部材の数をさらに減少させることになる。
【００２２】軸受が、２つの傾斜転がり軸受特に円すい
ころ軸受を有していれば、大きい車輪負荷及び駆動力を
受容することができる。
ころ軸受を有していれば、大きい車輪負荷及び駆動力を
受容することができる。
【００２３】偏心板が、支持体の領域内でにおいて両側
でそれぞれ１つの制御面を備えていて、これらの制御面
に腎臓形の制御スリットが配置されており、これらの制
御スリットは、供給通路に接続されていて、シリンダ孔
を周期的に供給通路に接続するようになっており、ピス
トン区分及び支持体内に、シリンダ孔に通じる接続通路
が配置されていれば、本発明によるアキシャルピストン
機械の制御に関連して有利であることが分かった。
でそれぞれ１つの制御面を備えていて、これらの制御面
に腎臓形の制御スリットが配置されており、これらの制
御スリットは、供給通路に接続されていて、シリンダ孔
を周期的に供給通路に接続するようになっており、ピス
トン区分及び支持体内に、シリンダ孔に通じる接続通路
が配置されていれば、本発明によるアキシャルピストン
機械の制御に関連して有利であることが分かった。
【００２４】このような構成によって、最小のコスト
で、構造的に簡単に組み立てることができる機能的な制
御が得られる。しかも、製造技術的に容易に制御可能な
制御面が得られる。
で、構造的に簡単に組み立てることができる機能的な制
御が得られる。しかも、製造技術的に容易に制御可能な
制御面が得られる。
【００２５】有利には、供給通路が、外周部に配置され
た互いに同軸的な、偏心板の２つのピン内に開口してい
て、これらのピンによって偏心板が支承されている。こ
のような構成によって、簡単な形式で圧力媒体の流入及
び流出が可能である。
た互いに同軸的な、偏心板の２つのピン内に開口してい
て、これらのピンによって偏心板が支承されている。こ
のような構成によって、簡単な形式で圧力媒体の流入及
び流出が可能である。
【００２６】それぞれ支持体と、この支持体と協働する
制御面との間にリング円板が配置されており、これらの
リング円板が、ピストン及び／又は支持体に対して相対
的に回動不能に固定されていて、孔を備えており、これ
らの孔が、支持体の接続通路に対応している。つまり制
御面は、支持体には直接当接していない。回転するリン
グ円板は、制御面を覆っていて、形成された孔を通って
シリンダ孔への供給が可能である。
制御面との間にリング円板が配置されており、これらの
リング円板が、ピストン及び／又は支持体に対して相対
的に回動不能に固定されていて、孔を備えており、これ
らの孔が、支持体の接続通路に対応している。つまり制
御面は、支持体には直接当接していない。回転するリン
グ円板は、制御面を覆っていて、形成された孔を通って
シリンダ孔への供給が可能である。
【００２７】有利には、少なくとも１つのピストンのブ
リッジ区分内にリング円板用の回動防止装置が配置され
ている。
リッジ区分内にリング円板用の回動防止装置が配置され
ている。
【００２８】支持体が球欠部材として構成されていれ
ば、特に有利である。球欠部材の形状の支持体は、シリ
ンダドラムに作用する著しく減少された遠心力を生ぜし
める、質量の小さい構成部を形成する。別の利点とし
て、始動特性の改良が得られた。
ば、特に有利である。球欠部材の形状の支持体は、シリ
ンダドラムに作用する著しく減少された遠心力を生ぜし
める、質量の小さい構成部を形成する。別の利点とし
て、始動特性の改良が得られた。
【００２９】さらにまた、この領域内において、本発明
によるアキシャルピストン機械の構造長さは、後置の駆
動装置に対して短縮されている。何故ならば、ピストン
の支持部は、球欠部材の形状の支持体によって、球継手
滑りシューによる従来技術による支持部に対して、軸方
向で非常にわずかなスペースしか必要としないからであ
る。
によるアキシャルピストン機械の構造長さは、後置の駆
動装置に対して短縮されている。何故ならば、ピストン
の支持部は、球欠部材の形状の支持体によって、球継手
滑りシューによる従来技術による支持部に対して、軸方
向で非常にわずかなスペースしか必要としないからであ
る。
【００３０】球欠部材に属す球の中心点が、２つのピス
トン区分の中心軸線に配置されていれば、ピストン力を
分割することに関して非常に良好な関係が得られる。
トン区分の中心軸線に配置されていれば、ピストン力を
分割することに関して非常に良好な関係が得られる。
【００３１】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図示の
実施例を用いて具体的に説明する。
実施例を用いて具体的に説明する。
【００３２】図１及び図２に示した、斜板構造のアキシ
ャルピストン機械は、閉じた環状経路のための車輪モー
タとして構成されており、この車輪モータは、両方向
（逆転可能性）でのストローク容積調節可能性によっ
て、４象限駆動(Vier-Quatranten-Betrieb）に使用する
のに適している。
ャルピストン機械は、閉じた環状経路のための車輪モー
タとして構成されており、この車輪モータは、両方向
（逆転可能性）でのストローク容積調節可能性によっ
て、４象限駆動(Vier-Quatranten-Betrieb）に使用する
のに適している。
【００３３】機械軸１には第１のシリンダドラム２が一
体的に結合されており、この第１のシリンダドラム２
は、図面で機械軸１の左側の端部に配置されている。機
械軸１の右側の端部に配置された第２のシリンダドラム
３は、第１のシリンダドラム２から軸方向で間隔を保っ
て配置されていて、キー歯列又はその他の適当な手段に
よって機械軸１に相対回動不能に結合されている。
体的に結合されており、この第１のシリンダドラム２
は、図面で機械軸１の左側の端部に配置されている。機
械軸１の右側の端部に配置された第２のシリンダドラム
３は、第１のシリンダドラム２から軸方向で間隔を保っ
て配置されていて、キー歯列又はその他の適当な手段に
よって機械軸１に相対回動不能に結合されている。
【００３４】第２のシリンダドラム３は、軸つば１ａ及
び軸ナット１ｂによって機械軸１に軸方向で摺動不能に
固定されている。
び軸ナット１ｂによって機械軸１に軸方向で摺動不能に
固定されている。
【００３５】２つのシリンダドラム２，３は、それぞれ
同心的なシリンダ孔４ａ，４ｂを有している。２つのシ
リンダドラム２，３の互いに向き合うシリンダ孔４ａ，
４ｂは、それぞれ一対形式で同軸的に配置されていて、
同じ直径を有している。
同心的なシリンダ孔４ａ，４ｂを有している。２つのシ
リンダドラム２，３の互いに向き合うシリンダ孔４ａ，
４ｂは、それぞれ一対形式で同軸的に配置されていて、
同じ直径を有している。
【００３６】シリンダ孔４ａ，４ｂ内にピストン５が長
手方向可動にガイドされており、このピストン５は、２
つのピストン端部で圧力媒体によって負荷されるように
構成されていて、それぞれ互いに同軸的に配置され互い
に間隔を保って配置された、同じ直径の２つのピストン
区分５ａ，５ｂより成っている。
手方向可動にガイドされており、このピストン５は、２
つのピストン端部で圧力媒体によって負荷されるように
構成されていて、それぞれ互いに同軸的に配置され互い
に間隔を保って配置された、同じ直径の２つのピストン
区分５ａ，５ｂより成っている。
【００３７】ピストン区分５ａは、第１のシリンダドラ
ム２のシリンダ孔４ａ内に侵入する。この際に、各ピス
トン５に属するシリンダ孔４ａ及び４ｂが互いに向き合
って位置する。２つのピストン区分５ａ及び５ｂは、ブ
リッジ区分５ｃによって互いに相互に結合されている。
ム２のシリンダ孔４ａ内に侵入する。この際に、各ピス
トン５に属するシリンダ孔４ａ及び４ｂが互いに向き合
って位置する。２つのピストン区分５ａ及び５ｂは、ブ
リッジ区分５ｃによって互いに相互に結合されている。
【００３８】シリンダドラム２，３の間には、アキシャ
ルピストン機械の回転軸線Ｄに対して斜めに、偏心板６
が相対回動不能に配置されており、この偏心板６は、ピ
ストン５と作用接続している。この場合、各ピストン５
の各ブリッジ区分５ｃには、偏心板６の両側に２つの支
持体７ａ，７ｂが配置されている。
ルピストン機械の回転軸線Ｄに対して斜めに、偏心板６
が相対回動不能に配置されており、この偏心板６は、ピ
ストン５と作用接続している。この場合、各ピストン５
の各ブリッジ区分５ｃには、偏心板６の両側に２つの支
持体７ａ，７ｂが配置されている。
【００３９】支持体７ａ，７ｂは、図示の実施例では球
欠状に構成されていて、偏心板６上で走行軌道に沿って
滑動する。しかしながらこれは勿論直接ではない。この
ことについては後述されている。球欠部材に配属された
球の中心点は、２つのピストン区分５ａ、５ｂの中心軸
線に配置されている。
欠状に構成されていて、偏心板６上で走行軌道に沿って
滑動する。しかしながらこれは勿論直接ではない。この
ことについては後述されている。球欠部材に配属された
球の中心点は、２つのピストン区分５ａ、５ｂの中心軸
線に配置されている。
【００４０】ピストン５のブリッジ区分５ｃは、アキシ
ャルピストン機械の回転軸線に向かって半径方向内方に
向けられているので、ブリッジ区分５ｃと回転軸線Ｄと
の間に最小可能な間隔が得られる。
ャルピストン機械の回転軸線に向かって半径方向内方に
向けられているので、ブリッジ区分５ｃと回転軸線Ｄと
の間に最小可能な間隔が得られる。
【００４１】偏心板６は、旋回軸線Ｓを中心にして旋回
可能であるので、これによって本発明によるアキシャル
ピストン機械のストローク容積は、運転中に、互いに逆
の値を有する２つの最大値の間で調節され、これによっ
て駆動装置を逆転させることができる。
可能であるので、これによって本発明によるアキシャル
ピストン機械のストローク容積は、運転中に、互いに逆
の値を有する２つの最大値の間で調節され、これによっ
て駆動装置を逆転させることができる。
【００４２】図２に示されているように、偏心板６の旋
回可能性は、偏心板６の外周部配置された、互いに同軸
的な２つのピン６ａ及び６ｂによって得られる。これら
のピン６ａ及び６ｂは、有利には一体的な機械ケーシン
グ８の、ねじかぶせられたそれぞれ１つの軸受カバー８
ａ，８ｂに支承されている。
回可能性は、偏心板６の外周部配置された、互いに同軸
的な２つのピン６ａ及び６ｂによって得られる。これら
のピン６ａ及び６ｂは、有利には一体的な機械ケーシン
グ８の、ねじかぶせられたそれぞれ１つの軸受カバー８
ａ，８ｂに支承されている。
【００４３】偏心板６の調節は、調節シリンダ−調節ピ
ストン装置９によって行われる。この装置の調節シリン
ダ９ａは、図示の実施例では機械ケーシング８内に形成
されており、調節ピストン９ｂは、中間ロッド１０によ
って、偏心板６のブラケット６ｃにヒンジ接続（枢着）
されている（図１参照）。
ストン装置９によって行われる。この装置の調節シリン
ダ９ａは、図示の実施例では機械ケーシング８内に形成
されており、調節ピストン９ｂは、中間ロッド１０によ
って、偏心板６のブラケット６ｃにヒンジ接続（枢着）
されている（図１参照）。
【００４４】ピストン５のブリッジ区分５ｃは、周方向
に作用するガイド区分５ｄを備えており、このガイド区
分５ｄは、隣接し合うピストンのブリッジ区分の対応し
合うガイド区分に当接している。これによってピストン
５は、ピストン中心軸線を中心にした回動が防止されて
いる。
に作用するガイド区分５ｄを備えており、このガイド区
分５ｄは、隣接し合うピストンのブリッジ区分の対応し
合うガイド区分に当接している。これによってピストン
５は、ピストン中心軸線を中心にした回動が防止されて
いる。
【００４５】ピストンを、ピストン中心軸線を中心にし
て不都合に回転させる傾向がある、幾何学的に規定され
た力の分力は、ピストンがそれぞれ隣接し合うピストン
で支持されていることによって補償される。この場合、
偏心板の一方側に配置された、高圧下にあるピストン区
分のために、次のような回動方向つまり、偏心板の互い
に向き合う側に１８０ずらして配置された、同様に高圧
下にあるピストン区分の回動方向とは逆方向の回転方向
が提供される。従って回動力は、互いに逆方向に作用
し、ひいては解除されるので、シリンダドラム２，３に
対する特別な支持は必要ない。
て不都合に回転させる傾向がある、幾何学的に規定され
た力の分力は、ピストンがそれぞれ隣接し合うピストン
で支持されていることによって補償される。この場合、
偏心板の一方側に配置された、高圧下にあるピストン区
分のために、次のような回動方向つまり、偏心板の互い
に向き合う側に１８０ずらして配置された、同様に高圧
下にあるピストン区分の回動方向とは逆方向の回転方向
が提供される。従って回動力は、互いに逆方向に作用
し、ひいては解除されるので、シリンダドラム２，３に
対する特別な支持は必要ない。
【００４６】互いに隣接し合うピストン５のブリッジ区
分５ｃの間には、運転中に、互いに隣接し合うピストン
５の運動が早めに若しくは遅めに行われることよって制
限された小さい相対速度しか生じないので、この回動防
止装置は大きい耐摩耗性を有している。
分５ｃの間には、運転中に、互いに隣接し合うピストン
５の運動が早めに若しくは遅めに行われることよって制
限された小さい相対速度しか生じないので、この回動防
止装置は大きい耐摩耗性を有している。
【００４７】ピストン５の組み付けを可能にするため
に、（横断面で見て）少なくとも１つのピストン５のブ
リッジ区分５ｃは、サイド区分５ｅを有しており、該サ
イド区分５ｅは、アキシャルピストン機械の回転軸線Ｄ
とピストン中心軸線Ｋとの想定線Ｌに対して、ガイド区
分５ｄを起点としてピストン中心軸線Ｋに向かって、同
じ間隔か又は減少する間隔を有している。図示の実施例
では、すべてのピストン５は同じ形状を有している。
に、（横断面で見て）少なくとも１つのピストン５のブ
リッジ区分５ｃは、サイド区分５ｅを有しており、該サ
イド区分５ｅは、アキシャルピストン機械の回転軸線Ｄ
とピストン中心軸線Ｋとの想定線Ｌに対して、ガイド区
分５ｄを起点としてピストン中心軸線Ｋに向かって、同
じ間隔か又は減少する間隔を有している。図示の実施例
では、すべてのピストン５は同じ形状を有している。
【００４８】軸方向で働く駆動力に関連して、共通の平
面内に配置された２つのピストン５が対角線方向で逆向
きに負荷される場合に力の補償が得られる。何故なら
ば、すべてのピストン５のピストン区分５ａ，５ｂは、
同じ直径を有しているからである。
面内に配置された２つのピストン５が対角線方向で逆向
きに負荷される場合に力の補償が得られる。何故なら
ば、すべてのピストン５のピストン区分５ａ，５ｂは、
同じ直径を有しているからである。
【００４９】機械軸１に一体的に形成されたシリンダド
ラム２は、トルク伝達手段を備えており、この手段は、
１つ又は多数の車輪リムを固定するためのねじ山付き孔
２ａとして構成されている。さらにまた、シリンダドラ
ム２は、少なくとも１つの車輪リムを受容するためのセ
ンタリング２ｂを有している。
ラム２は、トルク伝達手段を備えており、この手段は、
１つ又は多数の車輪リムを固定するためのねじ山付き孔
２ａとして構成されている。さらにまた、シリンダドラ
ム２は、少なくとも１つの車輪リムを受容するためのセ
ンタリング２ｂを有している。
【００５０】機械軸１は、２つの傾斜転がり軸受１２
ａ，１２ｂ特に円すいころ軸受によって機械ケーシング
８内で支承されている。この強く負荷される軸受は、同
時に車輪軸受としての機能も行う。図面で左側に示され
た傾斜ころがり軸受１２ａは、第１のシリンダドラム２
と機械ケーシング８との間に配置されている。図面で右
側の傾斜ころがり軸受１２ｂは、機械軸１と、機械ケー
シング８を閉鎖する軸受カバー８ｃとの間に配置されて
いる。
ａ，１２ｂ特に円すいころ軸受によって機械ケーシング
８内で支承されている。この強く負荷される軸受は、同
時に車輪軸受としての機能も行う。図面で左側に示され
た傾斜ころがり軸受１２ａは、第１のシリンダドラム２
と機械ケーシング８との間に配置されている。図面で右
側の傾斜ころがり軸受１２ｂは、機械軸１と、機械ケー
シング８を閉鎖する軸受カバー８ｃとの間に配置されて
いる。
【００５１】本発明に従って構成されたアキシャルピス
トン機械を制御するために、偏心板６は、支持体７ａ，
７ｂの領域内で両側で、それぞれ１つの制御面１３ａ，
１３ｂを備えており、この制御面１３ａ，１３ｂ内に
は、腎臓形の制御スリット１４ａ，１４ａａ，１４ｂ，
１４ｂｂが配置されており、これらの制御スリットは、
供給通路１５ａ，１５ｂに接続されている。この場合、
偏心板６に対角線状に向き合う制御スリット１４ａ及び
１４ｂｂは、一方の供給通路１５ａに接続されていて、
対角線状に向き合う制御スリット１４ｂ，１４ａａは他
方の供給通路１５ｂに接続されている。
トン機械を制御するために、偏心板６は、支持体７ａ，
７ｂの領域内で両側で、それぞれ１つの制御面１３ａ，
１３ｂを備えており、この制御面１３ａ，１３ｂ内に
は、腎臓形の制御スリット１４ａ，１４ａａ，１４ｂ，
１４ｂｂが配置されており、これらの制御スリットは、
供給通路１５ａ，１５ｂに接続されている。この場合、
偏心板６に対角線状に向き合う制御スリット１４ａ及び
１４ｂｂは、一方の供給通路１５ａに接続されていて、
対角線状に向き合う制御スリット１４ｂ，１４ａａは他
方の供給通路１５ｂに接続されている。
【００５２】シリンダ孔４ａ，４ｂを供給通路１５ａ，
１５ｂに周期的に接続するために、ピストン区分５ａ，
５ｂ及び支持体７ａ，７ｂ内には、シリンダ孔４ａ，４
ｂに通じる接続通路１６が配置されている。
１５ｂに周期的に接続するために、ピストン区分５ａ，
５ｂ及び支持体７ａ，７ｂ内には、シリンダ孔４ａ，４
ｂに通じる接続通路１６が配置されている。
【００５３】供給通路１５ａ，１５ｂは、外周部に配置
された、偏心板６のピン６ａ，６ｂ内に開口しており、
これらのピン６ａ，６ｂによって偏心板６は機械ケーシ
ング８内に支承されている。この場合、それぞれ１つの
供給通路１５ａ，１５ｂは、ピン６ａ，６ｂの１つの開
口している。
された、偏心板６のピン６ａ，６ｂ内に開口しており、
これらのピン６ａ，６ｂによって偏心板６は機械ケーシ
ング８内に支承されている。この場合、それぞれ１つの
供給通路１５ａ，１５ｂは、ピン６ａ，６ｂの１つの開
口している。
【００５４】支持体７ａと、この支持体７ａと協働する
制御面１３ａとの間にリング円板１７が配置されてお
り、このリング円板１７は、ピストン５及び／又は支持
体７ａに対して相対的に回動不能に固定されていて、孔
１７ａを備えており、これらの孔１７ａは、支持体７ａ
内の供給通路１６に対応している。
制御面１３ａとの間にリング円板１７が配置されてお
り、このリング円板１７は、ピストン５及び／又は支持
体７ａに対して相対的に回動不能に固定されていて、孔
１７ａを備えており、これらの孔１７ａは、支持体７ａ
内の供給通路１６に対応している。
【００５５】これと同様に、支持体７ｂと、この支持体
７ｂと協働する制御面１３ｂとの間にはリング円板１８
が配置されており、このリング円板１８は、ピストン５
及び／又は支持体７ｂに対して相対的に回動不能に固定
されいて、孔１８ａを備えており、これらの孔１８ａ
は、支持体７ｂ内の接続通路１６に対応している。
７ｂと協働する制御面１３ｂとの間にはリング円板１８
が配置されており、このリング円板１８は、ピストン５
及び／又は支持体７ｂに対して相対的に回動不能に固定
されいて、孔１８ａを備えており、これらの孔１８ａ
は、支持体７ｂ内の接続通路１６に対応している。
【図１】発明の１実施例によるアキシャルピストン機械
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図２】図１に示したアキシャルピストン機械の横断面
図である。
図である。
１ 機械軸、 １ａ 軸つば、 １ｂ 軸ナット、
２，３ シリンダドラム、 ２ａ ねじ山付き孔、 ２
ｂ センタリング、 ４ａ，４ｂ シリンダ孔、５ ピ
ストン、 ５ａ，５ｂ ピストン区分、 ５ｃ ブリッ
ジ区分、 ５ｄガイド区分、 ５ｅ サイド区分、 ６
偏心板、 ６ａ ピン、 ６ｃ ブラケット、 ７
ａ，７ｂ 支持体、 ８ 機械ケーシング、 ８ａ，８
ｂ，８ｃ軸受カバー、 ９ 調節シリンダ−調節ピスト
ン装置、 ９ａ 調節シリンダ、 １０ 中間路゜、
１２ａ，１２ｂ 傾斜転がり軸受、 １３ａ，１３ｂ制
御面、 １４ａ，１４ａａ，１４ｂ，１４ｂｂ 制御ス
リット、 １５ａ，１５ｂ 供給通路、 １６ 接続通
路、 １７ リング円板、 １７ａ 孔、 １８ リン
グ円板
２，３ シリンダドラム、 ２ａ ねじ山付き孔、 ２
ｂ センタリング、 ４ａ，４ｂ シリンダ孔、５ ピ
ストン、 ５ａ，５ｂ ピストン区分、 ５ｃ ブリッ
ジ区分、 ５ｄガイド区分、 ５ｅ サイド区分、 ６
偏心板、 ６ａ ピン、 ６ｃ ブラケット、 ７
ａ，７ｂ 支持体、 ８ 機械ケーシング、 ８ａ，８
ｂ，８ｃ軸受カバー、 ９ 調節シリンダ−調節ピスト
ン装置、 ９ａ 調節シリンダ、 １０ 中間路゜、
１２ａ，１２ｂ 傾斜転がり軸受、 １３ａ，１３ｂ制
御面、 １４ａ，１４ａａ，１４ｂ，１４ｂｂ 制御ス
リット、 １５ａ，１５ｂ 供給通路、 １６ 接続通
路、 １７ リング円板、 １７ａ 孔、 １８ リン
グ円板
Claims (18)
- 【請求項１】 斜板構造のハイドロスタティック式のア
キシャルピストン機械において、 １つのグループを成す同心的な複数のシリンダ孔（４
ａ，４ｂ）をそれぞれ有する、互いに軸方向で間隔を保
って配置された同期回転する２つのシリンダドラム
（２，３）が設けられており、これらのシリンダドラム
（２，３）の間に、アキシャルピストン機械の回転軸線
（Ｄ）に対して傾斜して配置された円環状の偏心板
（６）が回動不能に配置されており、この偏心板（６）
に対して、前記シリンダ孔（４ａ，４ｂ）内で可動にガ
イドされた、圧力媒体を押しのけるか又は圧力媒体によ
って負荷される、両ピストン端部に形成されたピストン
（５）が支えられており、これらのピストン（５）が、
互いに同軸的に間隔を保って配置された、同じ直径を有
する２つのピストン区分（５ａ，５ｂ）より成ってい
て、これらのピストン区分が、互いに向き合うシリンダ
孔（４ａ，４ｂ）内に侵入し、ブリッジ区分（５ｃ）に
よって互いに結合されており、各ブリッジ区分（５ｃ）
内で偏心板（６）の両側に２つの支持体（７ａ，７ｂ）
が配置されていて、これらの支持体は、偏心板（６）上
で直接的又は間接的に走行軌道に沿って運動するために
設けられており、前記ブリッジ区分（５ｃ）が、アキシ
ャルピストン機械の回転軸線（Ｄ）に向かって半径方向
内方に向けられていることを特徴とする、ハイドロスタ
ティック式のアキシャルピストン機械。 - 【請求項２】 偏心板（６）が旋回可能に支承されてい
る、請求項１記載のアキシャルピストン機械。 - 【請求項３】 偏心板（６）が、外周部に配置された互
いに同軸的な２つのピン（６ａ，６ｂ）によって旋回可
能に支承されている、請求項１記載のアキシャルピスト
ン機械。 - 【請求項４】 ピストン（５）のブリッジ区分（５ｃ）
が、周方向に働くガイド区分（５ｄ）を備えており、こ
れらのガイド区分（５ｄ）が、隣接するピストン（５）
のブリッジ区分の対応するガイド区分（５ｄ）に当接す
るように構成されている、請求項１から３までのいずれ
か１項記載のアキシャルピストン機械。 - 【請求項５】 横断面で見て、少なくとも１つのピスト
ン（５）のブリッジ区分（５ｃ）がサイド区分を有して
おり、該サイド区分と、アキシャルピストン機械の回転
軸線（Ｄ）とピストン中心軸線（Ｋ）との間の想定線
（Ｌ）との間隔が、ガイド区分（５ｄ）からピストン中
心軸線（Ｋ）に向かって同じであるか又は減少してい
る、請求項４記載のアキシャルピストン機械。 - 【請求項６】 ２つのシリンダドラムのうちの一方
（２）と一体的に構成された機械軸（１）が設けられて
おり、他方のシリンダドラム（３）が機械軸（１）に解
除可能に固定されている、請求項１から５までのいずれ
か１項記載のアキシャルピストン機械。 - 【請求項７】 一体的な機械ケーシング（８）が設けら
れている、請求項１から６までのいずれか１項記載のア
キシャルピストン機械。 - 【請求項８】 機械軸（１）及び／又はこの機械軸
（１）に一体的に形成されたシリンダドラム（２）が、
トルク伝達手段を備えている、請求項１から７までのい
ずれか１項記載のアキシャルピストン機械。 - 【請求項９】 アキシャルピストン機械が車輪モータと
して構成されている、請求項８記載のアキシャルピスト
ン機械。 - 【請求項１０】 機械軸（１）に一体的に形成されたシ
リンダドラム（２）が、少なくとも１つの車輪リムを備
えた受容部のためのセンタリング（２ｂ）を有してい
て、車輪リムを固定するためのねじ山付き孔（２ａ）を
備えている、請求項９記載のアキシャルピストン機械。 - 【請求項１１】 機械軸（１）の軸受が、車輪軸受とし
て構成されている、請求項９又は１０記載のアキシャル
ピストン機械。 - 【請求項１２】 軸受が、２つの傾斜転がり軸受（１２
ａ，１２ｂ）として構成されている、請求項１１記載の
アキシャルピストン軸受。 - 【請求項１３】 偏心板（６）が、支持体（７ａ，７
ｂ）の領域内でにおいて両側でそれぞれ１つの制御面
（１３ａ，１３ｂ）を備えていて、これらの制御面に腎
臓形の制御スリット（１４ａ，１４ａａ，１４ｂ，１４
ｂｂ）が配置されており、これらの制御スリットは、供
給通路（１５ａ，１５ｂ）に接続されていて、シリンダ
孔を周期的に供給通路（１５ａ，１５ｂ）に接続するよ
うになっており、ピストン区分（５ａ，５ｂ）及び支持
体（７ａ，７ｂ）内に、シリンダ孔（４ａ，４ｂ）に通
じる接続通路（１６）が配置されている、請求項１から
１２までのいずれか１項記載のアキシャルピストン機
械。 - 【請求項１４】 供給通路（１５ａ，１５ｂ）が、外周
部に配置された互いに同軸的な、偏心板（６）の２つの
ピン（６ａ，６ｂ）内に開口していて、これらのピンに
よって偏心板が支承されている、請求項１３記載のアキ
シャルピストン機械。 - 【請求項１５】 それぞれ支持体（７ａ，７ｂ）と、こ
の支持体と協働する制御面（１３ａ，１３ｂ）との間に
リング円板（１７，１８）が配置されており、これらの
リング円板（１７，１８）が、ピストン（５）及び／又
は支持体（７ａ，７ｂ）に対して相対的に回動不能に固
定されていて、孔（１７ａ，１７ｂ）を備えており、こ
れらの孔が、支持体の接続通路（１６）に対応してい
る、請求項１３又は１４記載のアキシャルピストン機
械。 - 【請求項１６】 少なくとも１つのピストン（５）のブ
リッジ区分（５ｃ）内にリング円板（１７，１８）用の
回動防止装置が配置されている、請求項１５記載のアキ
シャルピストン機械。 - 【請求項１７】 支持体（７ａ，７ｂ）が球欠部材とし
て構成されている、請求項１から１６までのいずれか１
項記載のアキシャルピストン機械。 - 【請求項１８】 球欠部材に属する球の中心点が、２つ
のピストン区分（５ａ，５ｂ）の中心軸線に配置されて
いる、請求項１７記載のアキシャルピストン機械。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19631334 | 1996-08-02 | ||
| DE19631334.1 | 1996-10-11 | ||
| DE19642021.0 | 1996-10-11 | ||
| DE19642021A DE19642021B4 (de) | 1996-08-02 | 1996-10-11 | Hydrostatische Axialkolbenmaschine |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1077958A true JPH1077958A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=26028071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9209379A Pending JPH1077958A (ja) | 1996-08-02 | 1997-08-04 | ハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5918529A (ja) |
| JP (1) | JPH1077958A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001132612A (ja) * | 1999-10-07 | 2001-05-18 | Linde Ag | 液圧式のハブ駆動装置 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000257555A (ja) * | 1999-03-08 | 2000-09-19 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 圧縮機 |
| DE10006460B4 (de) * | 2000-02-14 | 2010-06-24 | Linde Material Handling Gmbh | Nabenantrieb |
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