JPH10767A - プリント方法およびプリントシステム - Google Patents

プリント方法およびプリントシステム

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JPH10767A
JPH10767A JP8156803A JP15680396A JPH10767A JP H10767 A JPH10767 A JP H10767A JP 8156803 A JP8156803 A JP 8156803A JP 15680396 A JP15680396 A JP 15680396A JP H10767 A JPH10767 A JP H10767A
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Satoru Yamada
哲 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置に選択的に接続されるプリンタを識
別し、そのプリンタを専用の補正データを用いて制御す
ることによって、プリント画像の品位を向上させるこ
と。 【解決手段】 コンピュータ端末装置に接続されたプリ
ンタの識別データとしてのプリンタIDを調べ、それを
記憶装置内にて検索して、そのプリンタIDに対応する
補正データを読み出してから、その補正データを用い
て、コンピュータ端末装置に接続されたプリンタに対し
てのヘッドシェーディング処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置によっ
て、それに選択的に接続されるプリンタを制御して、プ
リント媒体に画像をプリントするプリント方法およびプ
リントシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数個のノズルを形成するイン
ク流路からインクを吐出するプリントヘッドを用いたプ
リント装置においては、ノズルを形成するインク流路の
形状の微妙なばらつきによる影響と、記録剤としてのイ
ンクの吐出量の変化等の原因により、印字等のプリント
結果に濃度斑が現れることがある。このような濃度斑を
目立たなくさせる補正方法はヘッドシェーディング(H
S)と称されている。
【0003】図8は、実際にヘッドシェーディングを行
っている装置の概略的なブロック図を示し、以下におい
ては、まず、読み取り、画像処理、プリントの3つの系
が1つの装置内で構成されている場合における従来のヘ
ッドシェーディング技術について説明する。
【0004】図8において、原稿露光系801は原稿の
読み取りを行う部分であり、ヘッドシェーディングを行
う際に必要な印字等のプリント濃度パターンのプリント
結果を読み取る部分に当たる。画像処理部802は、原
稿露光系801によって読み取られた画像に対しての演
算等を行う部分にあたり、色処理、二値化処理、ヘッド
シェーディングの機能も含まれる。作像部803は、原
稿露光系801によって読み取られかつ画像処理部80
2によって処理された画像をプリントする部分であり、
画像をプリントするためのプリントヘッド804〜80
7を有する。804はブラックインク吐出用のヘッド、
805はシアンインク吐出用のヘッド、806はマゼン
タインク吐出用のヘッド、807はイエローインク吐出
用のヘッドである。
【0005】このような構成のプリント装置において
は、作像部803の各プリントヘッド804〜807の
出力特性を調べるために、まず、各プリントヘッド80
4〜807によって一定濃度の画像を形成するように、
それらを用いて所定のテストパターン画像をプリント
し、そのプリント結果を原稿露光系801で読み取る。
その原稿露光系801で読み取った読み取りデータは、
画像処理部802にて、HSデータ808を作成するた
めに用いられる。そのHSデータ808は、各プリント
ヘッド804〜807のそれぞれにおいて複数個のノズ
ルを形成するインク流路からのインクの出力濃度を補正
するためのデータである。そして、このHSデータ80
8は、以後、前述した濃度斑を目立たなくすべく、原稿
露光系801から入力される画像データに対する補正デ
ータとして用いられ、その濃度斑が解消された画像を作
像部803がプリントすることになる。
【0006】このような構成のプリント装置内において
は、原稿露光系801、画像処理部802、作像部80
3は個々に分離されることはなく、作像部803のプリ
ントヘッド804〜807の特性と、HSデータ808
との間には、後述するような矛盾が生じることがない。
【0007】一方、図1に示すように、読み取り装置3
と、画像処理、転送が行えるコンピュータ端末装置2
と、プリント装置1が独立し、これらが接続ケーブル5
で接続されたプリントシステム構成においては、プリン
ト装置1が交換して接続されることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図1に示す
ようなシステム構成において、ヘッドシェーディングを
行う場合には、コンピュータ端末装置2に接続されるプ
リント装置1が変更されると、そのプリント装置1の特
性と、コンピュータ端末装置2で管理しているHSデー
タの間に矛盾が生じ、適正なデータ補正ができなくなっ
てしまう。そのため、従来では、図1のようなプリント
システムにおいてはヘッドシェーディングを行うことが
できなかった。
【0009】本発明の目的は、制御装置に選択的に接続
されるプリンタを識別し、そのプリンタを専用の補正デ
ータを用いて制御することによって、プリント画像の品
位を向上させることができるプリント方法およびプリン
トシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント方法
は、制御装置に、プリント素子を複数備える複数のプリ
ンタを選択的に接続し、前記制御装置によって、該制御
装置に接続されるプリンタを制御してプリント媒体に画
像をプリントするプリント方法において、前記制御装置
に接続されるプリンタ毎の制御に関する補正データを記
憶装置に記憶しておき、前記プリンタに付された識別コ
ードから前記制御装置に接続された制御対象のプリンタ
を識別し、前記識別した制御対象のプリンタに対応する
補正データを前記記憶装置から読み出し、前記読み出し
た補正データを用いて前記制御対象のプリンタを制御す
ることを特徴とする。
【0011】本発明のプリントシステムは、制御装置
に、プリント素子を複数備える複数のプリンタを選択的
に接続し、前記制御装置によって、該制御装置に接続さ
れるプリンタを制御してプリント媒体に画像をプリント
するプリントシステムにおいて、前記制御装置に接続さ
れるプリンタ毎の制御に関する補正データを記憶する記
憶装置と、前記プリンタに付された識別コードから前記
制御装置に接続された制御対象のプリンタを識別する識
別手段と、前記識別した制御対象のプリンタに対応する
補正データを前記記憶装置から検索して読み出す検索手
段と、前記読み出した補正データを用いて前記制御対象
のプリンタの制御内容を補正する補正手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、制御装置に選択的に接続
されるプリンタを識別して、そのプリンタの制御に関す
る補正データを読み出し、そして、その補正データを用
いて対応するプリンタを制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】(第1の実施形態)図1は、本発明が適用
可能なプリンタシステムの概略斜視図であり、本システ
ムで使用するプリント装置としてのカラーバーコードプ
リンタ1は、複数個のノズルを形成するインク流路を有
するプリントヘッドを用いており、その構成を図7
(a),(b)に示す。そのプリントヘッドとしては、
ブラックインク吐出用のヘッド704、シアンインク吐
出用のヘッド703、マゼンタインク吐出用のヘッド7
02、イエローインク吐出用のヘッド701の4種類が
備えられている。図7(b)に、ヘッド701の斜視図
を代表して示す。同図7(b)中の706は、インクを
吐出するための複数の吐出口である。
【0015】図1において、バーコードプリンタ1と、
画像処理、転送を行えるコンピュータ端末装置2と、読
み取り装置としてのイメージスキャナー3と、出力画像
を補正するための前述した補正用のHSデータを記憶す
る記憶装置4が接続ケーブル5によって接続されてい
る。
【0016】図3は、プリント装置としてのバーコード
プリンタ1のプリントヘッドの出力特性を測定して、画
像補正を行うために必要なHSデータを作成するまでの
動作を説明するためのフローチャートであり、まず、プ
リント画像の濃度斑を検知するために、所定の濃度パタ
ーンを各プリントヘッド701〜704によってプリン
トする(ステップS301)。
【0017】その濃度パターンとは、印字等のプリント
領域に対して、各プリントヘッド701〜704が単位
面積当たり一定濃度の画像を形成するプリントパターン
であり、本例においては、各プリントヘッド701〜7
04によるプリントの濃度を50%とするパターンを使
用した。その後、その濃度パターンのプリント結果を、
コンピュータ端末装置2に接続されている読み取り装置
3によって読み取り(ステップS302)、各プリント
ヘッド701〜704によるプリント画像の濃度斑を検
知し、そのデータに基づいてHSデータを作成する(ス
テップS303)。
【0018】図2(a),(b)は、プリンタ1と記憶
装置4の記憶内容との関係の説明図である。ここで、プ
リンタ1としては、バーコードプリンタの他、種々の形
式のものが接続可能となっており、図2(a)では、そ
れらのプリンタをプリンタ1,2,…nとして表し、ま
た、それらのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックイ
ンク用のプリントヘッドをHC,HM,HY,HBと表
している。
【0019】記憶装置4には、コンピュータ端末装置2
に接続されるプリンタ1,2…n毎の各プリントヘッド
HC,HM,HY,HB用のHSデータ207,20
8,209,210を格納するHSデータ部204と、
コンピュータ端末装置2に接続されているプリンタ1,
2…nを識別するための記号や数字で構成された情報を
格納するプリンタ識別部206を設ける。プリンタ認識
部206には、プリンタ1,2…n毎に登録されたプリ
ンタIDに対応するプリンタIDが登録されており、こ
れらのプリンタIDを照合することにより、コンピュー
タ端末装置2に接続されているプリンタ1,2…nを識
別する。データ部204とプリンタ識別部206を総称
してHSテーブルと称する。また図2(b)は、同図
(a)のプリンタ識別部206、データ部204の1つ
を代表して表わしている。
【0020】前述したように、各プリントヘッドHC,
HM,HY,HBは、複数個のノズルを形成するインク
流路が設けられていることから、各ノズル毎に対応する
プリント濃度の程度を知る必要がある。そのため、読み
取り装置3から取得した読み取りデータ、つまり前述し
た所定の濃度パターンのプリント結果の読み取りデータ
を解析し、一定濃度でプリントされるべき所定の濃度パ
ターンに対して、実際のプリント濃度にどの程度の変化
があるかを検知する。
【0021】次に、図4のフローチャートを用いて、H
Sデータ及びHSテーブルの作成動作について説明す
る。
【0022】まず、読み取り装置3から得られた読み取
りデータ、つまり前述した所定の濃度パターンのプリン
ト結果の読み取り濃度データを各プリントヘッドのノズ
ル毎に対応付けるためには、その読み取り濃度データの
解像度と、プリンタの解像度とを同等にしなければなら
ない。そこで、その読み取り濃度データの解像度をプリ
ンタの解像度に変換する。ここでは、読み取り装置3の
1ライン分の読み取り濃度データを各プリントヘッドの
ノズルと対応付けることとする。
【0023】そこで、各プリントヘッドのノズルに対応
するプリント濃度と、読み取り装置3の読み取り濃度デ
ータとを対応付けるために、ノズル位置の切り出し(ス
テップS401)処理を行う。ここで、読み取り装置3
から得られた読み取り濃度データは、印字等のプリント
領域と非プリント領域の境界における読み取り濃度変化
の立ち上がりと立ち下がりがなだらかになるため、各プ
リントヘッドの1ノズル目から最終ノズルまでの間隔を
読み取り濃度データに割り当てることは困難である。よ
って、そのような読み取り濃度変化の立ち上がりと、立
ち下がりの部分に注目し、統計的に、その読み取り濃度
データから1ノズル目を検出し、それを基準として他の
ノズルを順次対応させるようにする。
【0024】次に、各プリントヘッド単位において、各
ノズルに対応する読み取り濃度データの平均値を求め
(ステップS402)、それを後における補正値の算出
時に使用する。次のデータシフト処理(ステップS40
3)は、各プリントヘッドから吐出される記録剤の異差
によって、読み取り装置3からの読み取り濃度データが
変化することに対応する処理である。すなわち、プリン
トヘッド毎における読み込み濃度データの平均値に大き
な差があった場合には、後述するような補正効果がプリ
ントヘッド毎に大きく変化してしまうことから、各プリ
ントヘッドの読み取り濃度データの平均値を同じ値に変
更する。これにより、補正効果が各プリントヘッドによ
って変化することを抑えることができる。
【0025】次の重み付け処理(ステップS404)で
は、先の切り出し処理(ステップS401)で行ったデ
ータ、つまり各ノズルとの対応付けした読み取り濃度デ
ータに対して、そのデータの値自体の信頼度を向上させ
るための処理であり、注目データ値に対して前後にある
周囲データ値にウエイト付けを行うことによって、各ノ
ズルに対応するデータ値のより正確な処理を可能とす
る。このようにして得られた各ノズル毎の読み取り濃度
データは、先に求めたプリントヘッド毎の読み取り濃度
データの平均値と比較され、それらの差が演算される。
そして、その結果から各プリントヘッド毎のHSデータ
を作成する(ステップS406)。
【0026】さらに、そのHSデータに、そのHSデー
タがどのプリンタのものであるのかを判別するためのプ
リンタIDを付加して(ステップS407)、HSテー
ブルを作成する(ステップS408)。このHSテーブ
ルは、コンピュータ端末装置2に接続された記憶装置4
内に格納され、そして、そのプリンタ認識部206を参
照、検索を行うことによりヘッドシェーディングを実行
する。
【0027】次に、このようなHSテーブルを用いての
ヘッドシェーディング処理動作の一例を図5により説明
する。
【0028】まず、コンピュータ端末装置2から出力要
求の出た画像データをヘッドシェーディングが実行でき
る形態の画像データに変換し(ステップS501)、次
に、現在コンピュータ端末装置2に接続されているプリ
ンタのプリンタIDを調べる(ステップS502)。そ
れから、そのプリンタIDを記憶装置4内に登録されて
いる全てのHSテーブル内のプリンタ認識部206から
検索する(ステップS503)。そして、そのプリンタ
IDが検索できた場合には、現在コンピュータ端末装置
2に接続されているプリンタに関するHSデータ等の情
報が存在することになるため、そのHSデータを用いて
ヘッドシェーディングを実行する(ステップS50
5)。一方、そのプリンタIDが検索できない場合に
は、その検索を繰り返し、記憶装置4内に格納されてい
るHSテーブルを全て確認してもプリンタIDが検索で
きなかった場合には、現在コンピュータ端末装置2に接
続されているプリンタに関するHSデータ等の情報は存
在しないと判断し、警告を発してエラー処理(ステップ
S506)を行い、一連の処理を中断する(ステップS
507)。
【0029】ヘッドシェーディング(ステップS50
5)の実行に際しては、各プリントヘッド毎に分割され
た画像データに対して、それらに対応する画像のプリン
ト濃度を均一化させるため演算処理を行う。つまり、H
Sデータ内の各プリントヘッド毎の濃度データの平均値
と各ノズルの濃度データとの差を求め、それらの差に基
づいてヘッドシェーディングを実行し、注目ノズルの濃
度データが平均値よりも薄かった場合にはそのノズルの
プリント濃度を濃くし、一方、それが平均値よりも濃い
場合にはそのノズルのプリント濃度を薄くする処理を行
う。
【0030】以上のような、ヘッドシェーディング処理
(ステップS505)の後に、色処理部にて出力γ補
正、マスキング処理、グレー処理等の処理を加え(ステ
ップS509)、さらに現在接続されているプリンタが
二値プリンタである場合には、ディザ法、誤差拡散法に
代表される二値化処理(ステップS510)を行ってか
ら、プリンタにデータを転送し(ステップS511)、
プリントを行う(ステップS512)。
【0031】(第2の実施形態)次に、図6により、H
Sテーブルを用いてのヘッドシェーディング処理動作の
他の例について説明する。
【0032】まず、コンピュータ端末装置2から出力要
求の出た画像をヘッドシェーディングが実行できる画像
形態に変換し(ステップS601)、次に、現在コンピ
ュータ端末装置2に接続されているプリント装置のプリ
ンタIDを調べる(ステップS602)。それから、そ
のプリンタIDを記憶装置4内に登録されている全ての
HSテーブル内のプリンタ認識部206から検索する
(ステップS603)。そして、そのプリンタIDが検
索できた場合には、現在コンピュータ端末装置2に接続
されているプリンタに関するHSデータ等の情報が存在
することになるため、そのHSデータを用いてヘッドシ
ェーディングを実行する(ステップS605)。一方、
そのプリンタIDが検索できない場合には、その検索を
繰り返し(ステップS603,S604)、記憶装置4
内に格納されているHSテーブルを全て確認してもプリ
ンタIDが検索できなかった場合には、ヘッドシェーデ
ィング処理を省略し、後述する色処理(ステップS60
8)に進む。
【0033】ヘッドシェーディング(ステップS60
5)の実行に際しては、各プリントヘッド毎に分割され
た画像データに対して、それらに対応する画像のプリン
ト濃度を均一化させるための演算処理を行う。つまり、
HSデータ内のプリントヘッド毎の濃度データの平均値
と各ノズルの濃度データとの差を求め、それらの差に基
づいてヘッドシェーディングを実行し、注目ノズルの濃
度データが平均値よりも薄かった場合にはそのノズルの
プリント濃度を濃くし、一方、それが平均値よりも濃い
場合にはそのノズルのプリント濃度を薄くする処理を行
う。
【0034】以上のような、ヘッドシェーディング処理
(ステップS605)の後に、色処理部にて出力γ補
正、マスキング処理、グレー処理等の処理を加え(ステ
ップS608)、さらに現在接続されているプリンタが
二値プリンタである場合には、ディザ法、誤差拡散法に
代表される二値化処理(ステップS609)を行ってか
ら、プリンタにデータを転送し(ステップS610)、
プリントを行う(ステップS611)。
【0035】なお、図2のような接続可能なプリンタ
1,2…nとしては、カラーバーコードプリンタのみに
限定されることはなく、複数個のノズルが形成されたプ
リントヘッドを備えた種々のプリンタを用いることがで
きる。また、本発明は、プリンタに転送されるプリント
データを編集可能なコンピュータ端末装置2を備えたプ
リントシステムに対して広く適用することができ、プリ
ンタ、コンピュータ端末装置2、および読み取り装置3
に関しては特に限定されるものではない。
【0036】また、HSデータの決定方法、コンピュー
タ端末装置2によってプリンタにプリント動作させる過
程における色処理(ステップS509,S608)や二
値化処理部(ステップS510,S609)としては、
従来から公知の手法を用いることができるため、それら
の詳細な説明は省略した。勿論、それらの処理に関して
の手法や手順は何ら限定されるものではない。
【0037】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0038】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0039】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0040】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0041】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0042】また、記録ヘッドの吐出回復手段、予備的
な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層安定
できるので、好ましいものである。これらを具体的に挙
げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリ
ーニング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこ
れとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加
熱を行う予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
【0043】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0044】さらに加えて、以上説明した本発明の実施
形態においては、インクを液体として説明しているが、
室温やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化
もしくは液化するものを用いてもよく、あるいはインク
ジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用記録信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
の記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状
インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付
与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合
も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0045】さらに加えて、本発明の実施形態として
は、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末とし
て用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、
さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を
採るもの等であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、制御装
置に選択的に接続されるプリンタを識別して、そのプリ
ンタの制御に関する補正データを読み出し、そして、そ
の補正データを用いて対応するプリンタを制御するた
め、制御装置に選択的に接続されるプリンタを専用の補
正データを用いて適確に制御し、濃度斑等のない高品位
の画像をプリントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリントシステムの概略斜
視図である。
【図2】(a)は、本発明の第1の実施形態の概略構成
図、(b)は、そのHSテーブルの説明図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるHSデータの
作成動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるHSテーブル
の作成動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるプリント動作
を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるプリント動作
を説明するためのフローチャートである。
【図7】(a)は、本発明に適用可能なプリンタの側面
図、(b)は、そのプリントヘッドの拡大斜視図であ
る。
【図8】従来のプリントシステムを説明するための概略
構成図である。
【符号の説明】
1 バーコードプリンタ 2 コンピュータ端末装置 3 イメージスキャナー 4 記憶装置 5 接続ケーブル 204 HSテーブル 206 プリンタID(識別データ) 207 補正用HSデータ(シアン) 208 補正用HSデータ(マゼンタ) 209 補正用HSデータ(イエロー) 210 補正用HSデータ(ブラック) 701 プリントヘッド(イエロー) 702 プリントヘッド(マゼンタ) 703 プリントヘッド(シアン) 704 プリントヘッド(ブラック)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置に、プリント素子を複数備える
    複数のプリンタを選択的に接続し、前記制御装置によっ
    て、該制御装置に接続されるプリンタを制御してプリン
    ト媒体に画像をプリントするプリント方法において、 前記制御装置に接続されるプリンタ毎の制御に関する補
    正データを記憶装置に記憶しておき、 前記プリンタに付された識別コードから前記制御装置に
    接続された制御対象のプリンタを識別し、 前記識別した制御対象のプリンタに対応する補正データ
    を前記記憶装置から読み出し、 前記読み出した補正データを用いて前記制御対象のプリ
    ンタを制御することを特徴とするプリント方法。
  2. 【請求項2】 前記補正データは、前記プリンタのプリ
    ント素子毎の制御に関する補正データであることを特徴
    とする請求項1に記載のプリント方法。
  3. 【請求項3】 前記補正データは、前記プリンタのプリ
    ント素子毎のプリント濃度に関する補正データであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプリント方法。
  4. 【請求項4】 前記補正データは、前記プリンタのプリ
    ント素子毎のプリント濃度に関する補正データであり、 前記補正データは、前記プリンタがプリント媒体に所定
    の濃度パターンの画像をプリントしたときのプリント結
    果の読み取りデータに基づいて求めることを特徴とする
    請求項1に記載のプリント方法。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置に、前記補正データを前記
    識別コードと対応付けて記憶し、 前記識別コードを検索することによって、該識別コード
    に対応する前記補正データを前記記憶装置から読み出す
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプ
    リント方法。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置から前記識別コードが検索
    できなかったときに、その旨を表示すると共に、前記制
    御装置に接続された制御対象のプリンタの制御を中断す
    ることを特徴とする請求項5に記載のプリント方法。
  7. 【請求項7】 前記記憶装置から前記識別コードが検索
    できなかったときに、前記補正データを用いることな
    く、前記制御装置に接続された制御対象のプリンタの制
    御を継続することを特徴とする請求項5に記載のプリン
    ト方法。
  8. 【請求項8】 前記プリンタの複数のプリント素子はイ
    ンクを吐出するインクジェットヘッドを構成することを
    特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のプリント
    方法。
  9. 【請求項9】 前記インクジェットヘッドは、インクを
    吐出させるために該インクに膜沸騰を生じさせる電気熱
    変換体を有することを特徴とする請求項8に記載のプリ
    ント方法。
  10. 【請求項10】 制御装置に、プリント素子を複数備え
    る複数のプリンタを選択的に接続し、前記制御装置によ
    って、該制御装置に接続されるプリンタを制御してプリ
    ント媒体に画像をプリントするプリントシステムにおい
    て、 前記制御装置に接続されるプリンタ毎の制御に関する補
    正データを記憶する記憶装置と、 前記プリンタに付された識別コードから前記制御装置に
    接続された制御対象のプリンタを識別する識別手段と、 前記識別した制御対象のプリンタに対応する補正データ
    を前記記憶装置から検索して読み出す検索手段と、 前記読み出した補正データを用いて前記制御対象のプリ
    ンタの制御内容を補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とするプリントシステム。
  11. 【請求項11】 前記記憶装置は、前記補正データとし
    て、前記プリンタのプリント素子毎の制御に関する補正
    データを記憶することを特徴とする請求項10に記載の
    プリントシステム。
  12. 【請求項12】 前記記憶装置は、前記補正データとし
    て、前記プリンタのプリント素子毎のプリント濃度に関
    する補正データを記憶することを特徴とする請求項10
    に記載のプリントシステム。
  13. 【請求項13】 前記記憶装置は、前記補正データとし
    て、前記プリンタのプリント素子毎のプリント濃度に関
    する補正データを記憶し、かつ、 前記プリンタがプリント媒体に所定の濃度パターンの画
    像をプリントしたときのプリント結果を読み取る読み取
    り装置と、 前記読み取り装置の読み取りデータに基づいて、前記補
    正データを求める手段とを備えたことを特徴とする請求
    項10に記載のプリントシステム。
  14. 【請求項14】 前記記憶装置は、前記補正データを前
    記識別コードと対応付けて記憶し、 前記検索手段は、前記識別コードを検索することによっ
    て、該識別コードに対応する前記補正データを前記記憶
    装置から読み出すことを特徴とする請求項10から13
    のいずれかに記載のプリントシステム。
  15. 【請求項15】 前記検索手段が前記記憶装置から前記
    識別コードを検索できなかったときに、その旨を表示す
    る表示手段と、 前記検索手段が前記記憶装置から前記識別コードを検索
    できなかったときに、前記制御装置に接続された制御対
    象のプリンタの制御を中断する手段とを備えたことを特
    徴とする請求項14に記載のプリントシステム。
  16. 【請求項16】 前記検索手段が前記記憶装置から前記
    識別コードを検索できなかったときに、前記補正データ
    を用いることなく、前記制御装置に接続された制御対象
    のプリンタの制御を継続する手段を備えたことを特徴と
    する請求項14に記載のプリントシステム。
  17. 【請求項17】 前記プリンタの複数のプリント素子は
    インクを吐出するインクジェットヘッドを構成すること
    を特徴とする請求項10から16のいずれかに記載のプ
    リントシステム。
  18. 【請求項18】 前記インクジェットヘッドは、インク
    を吐出させるために該インクに膜沸騰を生じさせる電気
    熱変換体を有することを特徴とする請求項17に記載の
    プリントシステム。
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