JPH1076755A - 追記型光ディスクおよび光記録媒体 - Google Patents

追記型光ディスクおよび光記録媒体

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JPH1076755A
JPH1076755A JP8274809A JP27480996A JPH1076755A JP H1076755 A JPH1076755 A JP H1076755A JP 8274809 A JP8274809 A JP 8274809A JP 27480996 A JP27480996 A JP 27480996A JP H1076755 A JPH1076755 A JP H1076755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広領域の波長の光を吸収できかつ短波長の光
によって記録して高密度で高容量の光ディスクを形成す
るのに適し、しかも使用する染料を取り替えたり製造プ
ロセスを再設計する必要がない追記型光ディスク用およ
び光記録媒体用の材料を提供する。 【解決手段】 追記型光ディスクには少なくとも基板1
0、反応層20および反射層30が含まれる。反応層2
0は基板10上に形成され、反射層30は反応層20上
に形成される。反応層20は100Åを超える厚さをも
ち、かつ金属接触誘発型結晶化半導体から作られ、記録
前は高反射率を持ちかつ記録後は低反射率を持つ。反射
層30はAl、Au、Cu、In、GaおよびSnの少
なくとも1つからなりかつ100Åを超える厚さを持っ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクに関し、
更に詳しくは追記型光ディスクおよび光記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に言って、追記型光ディスクはオ
ーディオCDまたはCD−ROMの形で電子出版物およ
びマルチメデアデータを記録するために使用できる。こ
の光ディスクの便利さと用途の広さから追記型光ディス
クに対する需要は益々増えてきている。
【0003】図1を参照すると、代表的な追記型光ディ
スクの構造は、基板10、反応層20、反射層30およ
び保護層40を含み、この構造では、信号を記録するた
めの主要部は反応層20および反射層30である。光デ
ィスクが信号を読み取ると、反応層20の厚さのよう
な、様々な光学特性によって、反応層20に照射される
レーザー光線は反射層30で反射した後は識別可能な別
の信号を発する。
【0004】現在、追記型光ディスクの反応層20は大
抵、有機染料から作られている。反応層20は光ディス
クを記録する一方で、レーザー光線によって照射される
と照射された部分に熱反応が起こり、光学特性は照射さ
れない部分とは別のもとになるので、光ディスクが変調
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録媒
体として有機染料を使用すると、次の諸点を欠点として
持つことになる。
【0006】1.有機染料は、その材料の性質から、熱
伝導が良くなくて、変化点(即ち、加熱される間に起こ
る溶解のような変化点)が低い。従って、有機染料は極
めて感度がよく、低パワーのレーザーに反応する。この
ようにして有機染料は光が照射されると簡単に劣化す
る。従って、光ディスクの信頼性を制御することが難し
い。
【0007】2.更に、有機染料材料の特性から、この
染料が吸収できる波長の領域が狭いので、光ディスクは
短波長のレーザー光線では使用できない。従って、レー
ザーの短波長に適合する別の有機染料を使用しなければ
ならず、製造プロセスを再設計しなければならない。こ
れは費用と時間の無駄使いになる。逆に、無機材料は広
範囲の波長を吸収できる。従って、レーザー光線の波長
を変化させても製造プロセスを変える必要はないので、
研究時間と初期費用は極めて少なくて済む。
【0008】3.有機染料は、環境汚染の原因となるこ
とがある有機溶剤を使用しなければならない。例えば、
有機染料、シアニン(Cyanine)は一般的にセロ
ソルブまたはクロルヒドリンを使用する。これらの有機
溶剤は環境を汚染する。従って、有機染料の使用量を減
らすか、或いは全く使用しないことが光ディスク加工に
とっては重大なことである。
【0009】4.有機染料は狭い領域の波長しか吸収で
きないので、反応層20の変化は明瞭でなく、光ディス
クの信号の識別は難しい。従って、識別プロセスを向上
させて光ディスクに受け入れ可能なトラッキング信号を
付与するためには、光ディスクの基板上のピットを深く
して信号を識別しやすくしなければならない。しかしな
がら、基板上のピットを深くすると基板の射出成形が難
しくなり、しかも製造プロセスの複雑さが増すことにな
る。
【0010】従来の技術、即ち日本国特開平6−171
236号は、反射層としてAuまたはAlを使用しかつ
反応層としてGeを使用して、製造プロセス中にこの2
つの層が加熱される間に互いに拡散して光ディスク上の
反射率を変化させることを開示している。Geの反射率
が加熱前は小さく加熱後は大きくなるため、この反応層
の光特性は変わり、その結果、反応層20の光学特性が
変化する。この技術により反射率を70%まで高めるこ
とができるが、今日、市場に出ているCDの変調プロセ
スに適合するものではない。即ち、オーディオCDまた
はCD−ROMのような広く普及している光ディスクの
変調プロセスは、記録のための加熱によって反射率を高
から低へ変化させることを含んでいて、これは前記の従
来の技術とは逆である。
【0011】米国特許第5,238,722号および第
4,899,168号のような他の従来技術は、反応層
として光学感度を持つ硫化物を使用し、かつ反射層とし
てAuまたはAlを使用している。この様な技術では、
硫化物の吸収特性は加熱によって変化する。この様な技
術による反射率の変化は、広く普及している光ディスク
の変調プロセスと適合する。しかしながら、硫化物には
有機染料と同じような欠点がある。硫化物は狭い領域の
レーザー光線しか吸収することができないので信頼性を
制御することが難しい。しかも硫化物は毒物なので環境
汚染を引き起こす可能性がある。
【0012】従って、本発明の1つの目的は、広領域の
波長の光を吸収できかつ短波長の光によって記録して高
密度で高容量の光ディスクを形成するのに適し、しかも
使用する染料を取り替えたり製造プロセスを再設計する
必要がない追記型光ディスク用および光記録媒体用の材
料を提供することである。
【0013】本発明のもう1つの目的は、有機染料およ
び溶剤を使用する必要がないので環境汚染をしない、追
記型光ディスク用および光記録媒体用に一般的な材料を
提供することである。
【0014】本発明の更なる目的は、広い領域にわたる
光を吸収することができ、しかも光ディスクの信号識別
性能を高めることができるので光ディスクのトラッキン
グおよび製造が容易である、追記型光ディスク用および
光記録媒体用の材料を提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、低い光学感度を持つ
無機材料であり、この材料から作られる光ディスクは劣
化し難く、従って信頼性が高い、追記型光ディスク用お
よび光記録媒体用の材料を提供することである。
【0016】本発明の尚もう1つの目的は、広く普及し
ている光ディスクの変調と適合性がある、即ち光ディス
クが未記録状態での反射率はより高く、反対に光ディス
クが記録された状態での反射率はより低い、追記型光デ
ィスク用および光記録媒体用の材料を提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の追記型光ディスクは、少なくとも基板、
反応層および反射層を含み、この場合、この反応層はS
iから作られて100Åを超える厚さがあり、基板上に
形成される。この反射層もまた、100Åを超える厚さ
があり、反応層上に形成される。Siから作られる反応
層と、Au、Au合金、AlもしくはAl合金等のよう
な光を反射できる金属類または合金から作られた反射層
とによって形成される界面で拡散と偏析は起こるので、
光ディスクの或る個所の反射率を下げることにより変調
が達成できる。反応前の反射率は70%を超えることが
可能であるが、反応後は30%未満である。従って、S
iを反応層として使用して、もはや有機染料は使用しな
いので広領域の照射を吸収できる。本発明の材料は、短
波長ビームによって高密度でかつ高容量の光ディスクを
作るのに適している。従って、本発明は、製造プロセス
の再設計および使用する染料の変更の必要はなく、有機
染料および溶剤を使用しなくて済むので環境汚染を少な
くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明では、Siから作られる反
応層と、Au、Au合金、AlもしくはAl合金等のよ
うな金属類または合金から作られて光を反射できる反射
層とによって形成される界面において拡散および偏析が
起こるので、本発明は、光ディスクの或る個所の反射率
を下げることによって変調を達成できる。反応層が金属
接触誘起型結晶化(MCIC)材料、即ち金属と接触す
る間に結晶化する半導体からなっているからである。詳
しい説明については、1982年に表面科学(Surf
ace Science)から発行されたG.リレイ
(G.Lelay)の論文、およびA.ヒラキ(A.H
iraki)著の「半導体工学」(“Semicond
uctor Technology”)の題名の書籍を
参照されたい。大ざっぱに言って、もし半導体が2.5
eV未満のバンドギャップエネルギーを持つか或いは比
較的大きい誘電率を持つ場合、この半導体はAuまたは
Alのような金属と接触すると、界面において結晶化し
やすい。例えば、スパッタリングされたSi膜は普通、
無定形構造物である。このスパッタリングされたSi層
を結晶化させるためには基板の温度を600℃まで高め
る必要がある。しかし、もしSi膜がAl膜で被覆され
ていれば、Si膜は、Al膜との界面において約180
ないし200℃で結晶化する。同じことがAu、Cu、
Ni等についても当てはまる。反応層用にはSi、G
e、InSb、GaAs、InPまたはGaPが選ば
れ、一方、反射層はAl、Au、Cu、In、Gaもし
くはSnのような金属類もしくは合金か前記金属を少な
くとも1つ含む合金から作られる。
【0019】図1において、反応層20と反射層30と
の位置は、反射層として何の材料を使用するかによって
入れ替え可能である。本発明の製造方法には、光ディス
ク用の基板を提供すること;スパッタリングによって金
属または合金を被覆して反射層を形成することおよびS
iを被覆して反応層を形成すること;次にスピンオン法
(spin−on)により保護層を形成することが含ま
れる。反射層も反応層も100Åを超える厚さである。
保護層は3ないし10μmの厚さである。使用する材料
の特性により、反応温度は余り高くする必要はなく、通
常は200℃未満である。適用する波長領域は5000
Åを超えることが好ましく、適当な反射変調によるが5
500Åを超えれば最良である。
【0020】後記の2つの好ましい実施態様で本発明を
詳細に説明する: (実態の形態1)図1において、本発明の光ディスク
は、基板10と、この基板10上に形成された反応層2
0と、この反応層20上に形成された反射層30と、反
射層30上に形成された保護層40とを含む。このディ
スクでは、反応層20は、1kWの電力で8分間印加す
ることにより基板上にSiを被覆して100Åを超える
厚さの層を形成することにより作られる。反射層30は
AuまたはAlとSiまたはTbとの合金であり、その
層ではAuは0.6kWの電力で被覆され、Siは1k
Wの電力で2分間スパッタリングを用いて被覆されて1
00Åを超える厚さのAuとSiの合金が生成される。
約3ないし10μmの厚さの層にするために、保護層4
0は、2000rpmでスピンオン法で被覆される。反
射層30の好ましい厚さは約1000Åであり、そして
反応層20の好ましい厚さは約600ないし800Åで
ある。
【0021】反応点周りの反射率の変化に関する静的試
験を透明なガラス板で実施する。記録光の波長と反射率
との関係を図2に示している。その図では曲線Aは反応
前の反射率を、曲線Bは反応後の反射率を表している。
780nmの波長では反射率は反応前では72.5%で
あるが、反応後では11.3%である。図2と同じ条件
下で行った動的試験の結果を図3に示してあるが、その
図では搬送波対雑音比(CNR、これは光ディスク上に
記録された信号の質を評価するのに使われる)と、記録
に使用されるレーザー光線のパワーとの関係を表してい
る。記録条件は次の通りである。光ディスクの半径は4
4mm、光ディスクの回転速度は10rps、記録され
る記録トラックは720kHzの半周期である。前記の
条件によると、9mWで約47dB、12mWで約53
dBの信号品質を得ることができるが、この品質は有機
溶剤中に溶かしたシアニンのような有機染料を用いて作
った光ディスクの47〜50dBに近い。
【0022】(実施の形態2)反応層20と反射層30
との位置を入れ替えて本発明の別の好ましい実施態様に
よる光ディスクを形成することができる。即ち、この光
ディスクは、基板10と、この基板10上に形成された
反射層30と、この反射層30上に形成された反応層2
0と、反応層20上に形成された保護層40とを含む。
更に、この実施態様では、反射層30の好ましい厚さは
約700ないし1000Åであり、反応層20の好まし
い厚さは約400ないし800Åである。
【0023】反応点周りの反射率の変化に関する静的試
験を透明なガラス板で実施する。記録光の波長と反射率
との関係を図4に示している。その図では曲線A’は反
応前の反射率を、曲線B’は反応後の反射率を表してい
る。780nmの波長では、反射率は反応前では65.
9%であるが、反応後では27%である。図4と同じ条
件下で行った動的試験の結果を図5に示してあるが、そ
の図では搬送波対雑音比と、記録に使用されるレーザー
光線のパワーとの関係を表している。記録条件は次の通
りである。光ディスクの半径は44mm、光ディスクの
回転速度は10rps、記録される記録トラックは72
0kHzの半周期である。前記の条件によると、17m
Wで約51dBの信号品質を得ることができる。
【0024】本発明は、追記型光ディスクに限定される
ことなく、他の加熱型記録デバイスまたは光カードもし
くは光ディスクのような広く周知の光記録媒体に適用す
るために各種の変更および変態が当業者には可能であ
る。
【0025】従って、本発明によって次の諸効果が示さ
れる。 1.本発明の材料は、広範囲にわたる照射を吸収でき、
従来の技術で使用される有機染料または硫化物とは異な
る。このことは、短波長の光で記録することにより高密
度でかつ高容量の光ディスクを形成するのに適していて
しかも使用している染料を変更する必要がなく、製造プ
ロセスを再設計する必要もない。
【0026】2.本発明では薄膜合金を使用するため、
薄膜の熱伝導率を小さくして熱効率を上げることがで
き、しかも偏析反応の速度を速くできるので高温やハイ
パワーのレーザー光線を必要とすることなく光ディスク
の記録が実施できる。
【0027】3.本発明は、従来の技術で使用される有
機材料よりも安価な、しかも有機材料のような環境汚染
の原因とならない無機材料を使用する。
【0028】4.本発明で使用される無機材料は光学感
度が低いので、前記材料から作られる光ディスクは安定
していて劣化し難い。このことにより信頼性が保証され
る。
【0029】5.本発明で使用される材料は広く普及し
ている光ディスクの変調プロセスと適合性がある。すな
わち、光ディスクの記録個所の反射率が未記録個所の反
射率よりも小さいことである。
【0030】本発明を好ましい実施態様と関連して詳細
に図示および説明してきたが、反応層または反射層と保
護層との間に他の膜を挿入して機能を高めるなどの様
に、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、各種の変
更および変形を実施できることが当業者には容易に理解
されるであろう。特許請求の範囲は、開示された実施態
様、前述の特許請求の範囲の代替事項およびそれと等価
の全ての事項を包含すると解釈されねばならない。
【0031】以下の詳細な説明は、例示として提供する
のであって、本発明をここに説明する実施態様にのみ限
定するつもりではなく、付図と関連して理解されると最
良であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光ディスクの構造を模式的に図示する断面図
である。
【図2】 本発明に依る第1の好ましい実施態様の反応
点の近傍における反射率と波長との関係を示すグラフで
ある。
【図3】 本発明に依る第1の好ましい実施態様の光デ
ィスクの動的試験を示すグラフである。
【図4】 本発明に依る第2の好ましい実施態様の反応
点の近傍における反射率と波長との関係を示すグラフで
ある。
【図5】 本発明に依る第2の好ましい実施態様の光デ
ィスクの動的試験を示すグラフである。
【符号の説明】
10 基板 20 反応層 30 反射層 40 保護層

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板、反応層、および反射層から成る追
    記型光ディスクにおいて、前記反応層は100Åを超え
    る厚さを持ちかつ金属接触誘発型結晶化半導体から作ら
    れ、記録前は高反射率を持ちかつ記録後は低反射率を持
    ち、前記反射層はAl、Au、Cu、In、Gaおよび
    Snの少なくとも1つから成りかつ100Åを超える厚
    さを持つことを特徴とする追記型光ディスク。
  2. 【請求項2】 金属接触誘発型結晶化半導体が、Si、
    Ge、InSb、GaAs、InPおよびGaPの1つ
    から成ることを特徴とする請求項1に記載の追記型光デ
    ィスク。
  3. 【請求項3】 前記反応層がSiから作られかつ前記基
    板上に形成され、前記反射層がAu合金から作られかつ
    前記反応層上に形成されることを特徴とする請求項1に
    記載の追記型光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記反射層が、Al、Au、Cu、I
    n、GaおよびSnの少なくとも1つの合金から成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の追記型光ディスク。
  5. 【請求項5】 前記反射層がAuおよびSiの合金であ
    ることを特徴とする請求項3に記載の追記型光ディス
    ク。
  6. 【請求項6】 前記反射層が約1000Åの厚さを持つ
    ことを特徴とする請求項5に記載の追記型光ディスク。
  7. 【請求項7】 前記反応層が約600Åないし800Å
    の厚さを持つことを特徴とする請求項3に記載の追記型
    光ディスク。
  8. 【請求項8】 前記保護層が前記反射層上に形成されか
    つ約3ないし10μmの厚さを持つことを特徴とする請
    求項3に記載の追記型光ディスク。
  9. 【請求項9】 前記反射層がAl合金から作られかつ前
    記基板上に形成され、前記反応層がSiから作られかつ
    前記反応層上に形成されることを特徴とする請求項1に
    記載の追記型光ディスク。
  10. 【請求項10】 前記反応層が約400Åないし800
    Åの厚さを持つことを特徴とする請求項9に記載の追記
    型光ディスク。
  11. 【請求項11】 前記反射層がAlおよびTbの合金か
    ら成ることを特徴とする請求項9に記載の追記型光ディ
    スク。
  12. 【請求項12】 前記反射層が約700Åないし100
    0Åの厚さを持つことを特徴とする請求項11に記載の
    追記型光ディスク。
  13. 【請求項13】 前記保護層が前記反応層上に形成され
    かつ約3ないし10μmの厚さを持つことを特徴とする
    請求項9に記載の追記型光ディスク。
  14. 【請求項14】 追記型光ディスクを記録するために使
    用される光の波長領域が少なくとも可視光線の波長領域
    よりも広いことを特徴とする請求項3に記載の追記型光
    ディスク。
  15. 【請求項15】 追記型光ディスクを記録するために使
    用される光の波長領域が3500Åを超えることを特徴
    とする請求項3に記載の追記型光ディスク。
  16. 【請求項16】 Si、Ge、InSb、GaAs、I
    nPおよびGaPの少なくとも1つから作られた基板
    と、記録前は高反射率を持ち、かつ記録後は低反射率を
    持つ反応層と、Al、Au、Cu、In、GaおよびS
    nの少なくとも1つから作られる反射層とから成ること
    を特徴とする光記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記反応層が100Åを超える厚さを
    持ちかつ前記反射層が100Åを超える厚さを持つこと
    を特徴とする請求項16に記載の光記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記反応層がSiから作られかつ前記
    基板上に形成され、前記反射層がAu合金から作られか
    つ前記反応層上に形成されることを特徴とする請求項1
    6に記載の光記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記反射層が約1000Åの厚さを持
    ちかつ前記反応層が約600Åないし800Åの厚さを
    持つことを特徴とする請求項16に記載の光記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記保護層が前記反射層上に形成され
    かつ約3ないし10μmの厚さを持つことを特徴とする
    請求項16に記載の光記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記反射層が、Al、Au、Cu、I
    n、GaおよびSnの少なくとも1つの合金から成るこ
    とを特徴とする請求項16に記載の光記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記反射層がAl合金から作られかつ
    前記基板上に形成され、前記反応層がSiから作られか
    つ前記反応層上に形成されることを特徴とする請求項1
    6に記載の光記録媒体。
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