JPH1076725A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH1076725A
JPH1076725A JP23456996A JP23456996A JPH1076725A JP H1076725 A JPH1076725 A JP H1076725A JP 23456996 A JP23456996 A JP 23456996A JP 23456996 A JP23456996 A JP 23456996A JP H1076725 A JPH1076725 A JP H1076725A
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JP
Japan
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paper
guide
roll
low
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JP23456996A
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Kohei Osawa
光平 大沢
Hisayuki Koike
久幸 小池
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Seiko Epson Corp
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】紙送りにおいてロール紙と紙案内の接触部で生
じる摺動による摩擦負荷を低減し、紙送り力を下げるこ
とにより、低コストで効率的な紙送り装置を備えたプリ
ンタを提供する。 【解決手段】紙案内上ユニット2の本体部20の少なく
ともロール紙80と接触し、摺動負荷を生じる曲面部2
0d、20eを摩擦係数の低い材質により構成した。ま
たは曲面部20d、20eに低摩擦部材28を配置し
た。その際、本体部20の平坦な紙案内部20a、20
bに凹部20fを形成し、低摩擦部材28の端部を凹部
20fに落とし込む構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS、ECRプ
リンタの紙送りに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、円筒状の活字シート受けに巻
装された活字シートに対し、その内部に設けられた印字
ハンマによって衝撃を与えてロール状の記録紙(以下
「ロール紙」という。)上に印字を行うプリンタが提案
されている(例えば、実公平5−13571号公報参
照)。
【0003】図9は、従来のプリンタの要部を示す斜視
図である。
【0004】図9に示すように、プリンタ61において
は、本体フレーム62の前方側の下側部分に活字ロール
63が設けられている。この活字ロール63は、円筒状
の活字シート受け64の周囲に、ゴム製の活字シート6
5が巻装され、活字シート受け64の内部から図示しな
いハンマによって印字パターン65aに衝撃を与えて記
録紙をプラテンに押し付けることにより、記録紙上に所
望の印字を行うものである。この活字ロール63は、例
えば、ステッピングモータによって駆動され、インクロ
ール66からインクが供給される。この場合、ロール紙
は紙挿入口67a、67bから挿入され、活字ロールと
プラテン(図示せず)間にて印字が行われた後に紙排出
口68a、68bから排出される。
【0005】上記のプリンタにおいては、オペレータが
ロール紙をプリンタに挿入するとき、入口を確認し易い
ように、紙挿入口67a、67bが上方にありロール紙
は上から下方向に向けて挿入され、挿入されたロール紙
は、断面が略U字形状の紙経路を有した紙案内を経て、
活字ロール63とプラテンが配置された印字部を経て、
その下流に配置された紙送り装置(図示せず)により、
ロール紙を紙排出口68a、68bから上方向に向けて
排出される構成としている場合が多い。上記の紙送り装
置は印字部での紙詰まりを避け、紙ジャム時の回復性を
向上させるために、印字部の下流に配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におい
ては、オペレータによるロール紙交換の操作性を良くす
るために、紙挿入口67a、67bが上方にありロール
紙は上から下方向に向けて挿入され、印字部を経てその
下流に配置された紙送り装置によって紙排出口68a、
68bから上方向に向けて排出される構成になってい
る。ここで、断面が略U字形状の紙経路を有した紙案内
とロール紙との接触部において摺動摩擦による紙経路負
荷が発生する。紙案内は一般に流動性の良い樹脂からな
る成形品の場合が多く、摩擦係数が高い。よってロール
紙と紙案内の接触部における摺動摩擦により大きな紙経
路負荷が発生する。また、紙送り装置は、ロール紙の紙
経路負荷よりも大きな紙送り力を発生させることが必要
であり、ロール紙と紙案内の接触部における摺動摩擦に
よる紙経路負荷が大きければ、紙送り装置にはその分大
きな紙送り力を設定しなければならない。また、ロール
紙との摺動により紙案内の磨耗が進行すると、紙案内と
ロール紙の接触部の摩擦係数がより高くなり、ロール紙
に対する摺動負荷がさらに増加し、紙送り装置の紙送り
力よりロール紙の紙経路負荷の方が大きくなり、紙送り
できなくなるという問題があった。前記問題において紙
送り力を増やすことにより対応した場合、紙送り装置
が、例えば紙送りローラと前記紙送りローラを押圧する
押圧部材からなる摩擦力により紙送り力を発生している
構成においては、押圧部材の押圧を高めてロール紙との
摩擦力を上げることにより紙送り力を増やす必要があ
る。これによって、紙送りローラ駆動用モータのトルク
アップや、紙送りローラおよび押圧部材の支持部の応力
増大による支持部の材料破壊を防ぐために支持部の剛性
を高くしなければならないという弊害を生じ、コストア
ップとなり非効率的である。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、ロール紙と紙案内との接触部で発生
する摺動摩擦による紙経路負荷を低減して、紙送り装置
の紙送り力を下げることにより、紙送り用モータを低ト
ルク化したり、また、紙送り装置の剛性を下げることを
可能にし、低コストでより効率的な紙送り装置を備えた
プリンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、挿
入口から挿入された記録紙を、略U字形状の紙経路内を
搬送し、印字部へ案内し、該印字部下流の排出口より排
出するプリンタにおいて、前記印字部より下流に設けら
れた紙送り手段と、少なくとも略U字形状の紙経路の曲
折部が、他の部分よりも摩擦係数の低い材質で構成され
た紙案内とを有することを特徴とする。本発明によれ
ば、記録紙が前記曲折部(以下、接触部ともいう)に摺
動することにより生じる摩擦負荷を減らすことができ、
したがって、紙送り装置の紙送り力を下げることが可能
となり、紙送り用モータの低トルク化や、紙送り駆動部
の低剛性化により、低コストで効率的な紙送り装置を構
成することができる。
【0009】この場合において、更に前記紙案内の少な
くとも前記略U字形状の紙経路と記録紙との接触部に摩
擦係数の低い材質からなる低摩擦部材が配置されていて
もよく、この場合には更にロール紙と紙案内との接触部
に低摩擦部材を別部材で配置するため、紙案内自体は摩
擦係数を考慮する必要無く、成形性や強度等を重視した
材質を自由に選ぶことができ、ロール紙に対する摺動負
荷を低減することができる効果を奏する。
【0010】更に、前記低摩擦部材がシート状の低摩擦
フィルムからなることが望ましく、これにより更に、略
U字形状の紙案内形状に倣って両面テープ等の粘着材に
より低摩擦部材をロール紙と紙案内との接触部に簡単に
配置することができ、紙案内形状に柔軟に対応して紙案
内の摩擦係数を低くすることができ、ロール紙との摺動
負荷を低減できる効果を奏する。
【0011】この場合において、更に紙案内は前記低摩
擦部材の端部を紙経路から逃がすための凹部を有し、前
記低摩擦部材の端部が前記紙案内の凹部に落とし込まれ
るように設置されていることが望ましく、これにより更
にロール紙の挿入時に、ロール紙の先端が低摩擦部材の
端部の段差に突き当たりロール紙が入りにくくなること
が防止され、スムースにロール紙の交換を行うことがで
きる効果を奏する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0013】図1は、本実施の形態のプリンタの要部を
示す側面図であり、図2及び図3は、同実施の形態の要
部を示す斜視図である。
【0014】同図に示すように、本実施の形態のプリン
タ1は、概略、紙案内上ユニット2と、紙案内下ユニッ
ト3と、活字ユニット4とから構成される。これら紙案
内上ユニット2、紙案内下ユニット3及び活字ユニット
4は、それぞれ金属製の本体フレーム5に取り付けられ
ている。
【0015】図3に示すように、紙案内上ユニット2
は、ほぼ三角柱形状の本体部20を有し、本体部20
は、その両端部に設けた支軸21を中心にして回動自在
となるように本体フレーム5の側部に取り付けられる。
すなわち、紙案内上ユニット2は、クラムシェル機構に
より開閉自在となるように構成されている。ここで、紙
案内上ユニット2を閉じた状態で本体部20の紙案内下
ユニット3に対向する部分には、平坦な紙案内部20
a、20bが形成され、また、本体部20の活字ユニッ
ト4と対向する部分には、印字部であるプラテン20c
が形成されている。また、図1に示すように、プラテン
20cの記録紙搬送方向下流には紙送りローラ22が回
動自在に本体部20に組み付けられ、紙送りモータ(図
示せず)により回転駆動される。さらに、紙送りローラ
22に対向して配置された中空円筒状の紙押さえローラ
23が紙押さえローラ軸24により回動自在に支持さ
れ、紙押さえローラ23は紙押さえローラ軸24と本体
部20の両端に設けた突起25の間に係止された紙押え
ばね26により紙送りローラ22に付勢されている。
【0016】本体部20の上側部分には、金属製のカバ
ー部27が取り付けられている。そして、図2に示すよ
うに、カバー部27には、2つのロール紙の排出口27
a、27bが設けられている。
【0017】一方、紙案内下ユニット3は、ABS(ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン)等の樹脂から
なる本体部30を有している。この本体部30は、平板
状の部材からなり、図3に示すように、傾斜させた状態
で本体フレーム5に固定される。この本体部30の前方
側の面は2つのガイド30a、30bが形成され、一方
のガイド30aには印字スタンプ31が設けられてい
る。また、図2に示すように、本体部30の後方側の端
部には、ロール紙80を案内するための2つのガイドロ
ーラ32a、32bが設けられる。
【0018】ロ−ル紙80は図1に示すように、ガイド
ローラ32a、32bを介して紙案内上ユニット2の本
体部20の平坦な紙案内部20a、20bと紙案内下ユ
ニット3のガイド30a、30bの間に挿入され、紙案
内上ユニット2の本体部20のU字形状の曲面部20
d、20e、さらに印字部であるプラテン20cを経て
紙送りローラ22と紙押さえローラ23の間に挟まれ、
紙送りローラ22の回転により排出口27a、27bか
ら排出される。このとき、ロール紙80は紙案内上ユニ
ット2の本体部20の曲面部20d、20eと接触し、
摺動摩擦による負荷を常に受けている。また、曲面部2
0d、20eはロ−ル紙80の進行方向が下方向から上
方向に曲げられる部分のため巻き付き負荷により特に大
きな摺動摩擦が作用しロール紙80の受ける負荷も大き
い。ここで、本体部20は少なくともロール紙80と摺
動する曲面部20d、20eがポリアセタール(PO
M)等の摩擦係数の低い樹脂からなる部材を用いてい
る。これにより、ロ−ル紙80と本体部20の曲面部2
0d、20eの間に発生する摺動摩擦による負荷を少な
くすることができ、ロール紙80の経路負荷が減るた
め、紙送り装置の紙送り力を下げることができる。すな
わち、紙押さえローラ23を紙送りローラ22に付勢し
ている紙押さえばね26のばね力を下げることができ、
紙送りローラの駆動用モータを低トルクのモータで構成
できたり、また紙押さえローラ22および紙押えばね2
6の支持部の剛性を下げることができ、コスト的にも有
利で効率的な紙送り装置を構成することができる。
【0019】図6は、活字ユニット4の概略構成を示す
ものである。
【0020】図6に示すように、活字ユニット4は、A
BS等からなる活字フレーム40を有し、この活字フレ
ーム40に活字ロール41が設けられている。活字ロー
ル41は、円筒状の活字シート受け42の周囲にゴム等
からなる活字シート43が巻装されている。活字シート
43には、数字や記号等からなる活字パターン43aが
形成されている。この活字ロール41はそれ自体でスッ
テピングモータを構成しており、所定の速度で回転する
ように構成されている。
【0021】活字ロール41の前方側には印字用のイン
クを含浸させたインクロール44が設けられ、このイン
クロール44が活字シート43に対して押し付けられて
いる。 活字ロール41の上方には、認証用の記録紙を
案内するためのガイド部材45が設けられている。そし
て、このガイド部材45には活字カバー46が取り付け
られている。
【0022】図7は、ガイド部材45と活字カバー46
の外観を示す斜視図であり、また、図8は、ガイド部材
45を活字フレーム40に取り付けた状態を示す正面図
である。
【0023】ガイド部材45は、ステンレス等の金属製
の平板状の部材からなり、活字ロール42の形状に合う
ように数箇所において折曲形成されている。ここで、ガ
イド部材45は、少なくとも活字シート43とほぼ同等
の幅を有し、印字を行うため2つの四角形状の窓部45
a、45bが形成されている。
【0024】そして、図8に示すように、ガイド部材4
5の一方の側のほぼ中央部に取付部45cが突出形成さ
れ、その取付部45cにコイルばね47が係止されてい
る。また、取付部45cには位置決め用の孔部45dが
形成されている。さらに、取付部45cと同じ側には、
取付部45cを挟むように一対のギャップ調整部45
e、45fが突出形成されている。
【0025】図8に示すように、ガイド部材45は、活
字フレーム40の前方側に設けた突起40aと取付部4
5cに形成した孔部45dとを係合するとともに、活字
フレームに設けた突起40bにコイルばね47を係止す
ることによって位置決めされる。また、図6及び図8に
示すように、活字フレーム40には、ガイド部材45と
活字シート43とのギャップを調整するためのねじ48
(48a、48b)が設けられている。これらのねじ4
8a、48bは、活字フレーム40において鉛直方向に
向けてねじ止めされ、各ねじ48a、48bの先端部が
ガイド部材45のギャップ調整部45e、45fの下面
に突き当たるように配置される。そして、各ねじ48
a、48bをドライバー等で回転させることにより、ガ
イド部材45を両側においてそれぞれ上下させることが
できる。
【0026】一方、図6及び図7に示すように、ガイド
部材45の取付部45cと反対側には、ABS等からな
る長尺の活字カバー46が装着される。この場合、ガイ
ド部材45と活字カバー46とは、ガイド部材45が活
字カバー46の支軸46aを中心として回動自在となる
ように構成される。また、図1〜図3に示すように、活
字カバー46は、ねじ49によって活字フレーム40に
固定される。そして、このような構成により、上述の各
ねじ48a、48bを回転させることによって、ガイド
部材45と活字シート43との間のギャップを左右両側
においてそれぞれ別個に調整することができる。
【0027】また、図1に示すように、この活字カバー
46は、紙挿入口Iから認証用の記録紙を印字部へ挿入
しやすくするため、その上面がプラテンに向かうように
装着される。さらに、図7に示すように、この活字カバ
ー46には、複数の凹部46bが形成され、落下物の受
部としての役割をも担っている。
【0028】図1及び図2に示すように、活字ユニット
40は、ねじ50(50a、50b)によって活字フレ
ーム40のスライド部40cを本体フレーム5の取付部
5aに取り付けることにより本体フレームに固定され
る。ここで、本体フレーム5の取付部5aの取付面が紙
案内上ユニット2のプラテン20cの印字面に対して直
交するように形成される。
【0029】一方、図8に示すように、活字フレーム4
0のスライド部40cには、ねじ止め用の2つの切り欠
き部40d,40eが形成されている。そして、このよ
うな構成により、活字ユニット4は、プラテン20cの
印字面に対して直交する方向に移動可能となり、活字ロ
ール43とプラテン20cとのギャップを調整すること
ができる。
【0030】以上述べたように本実施の形態によれば、
紙案内上ユニット2の本体部20は少なくともロール紙
80と摺動する曲面部20d、20eがポリアセタール
(POM)等の摩擦係数の低い樹脂からなる部材を用い
ているため、ロ−ル紙80と本体部20の曲面部20
d、20eの間に発生する摺動摩擦による負荷を少なく
することができる。したがって、ロール紙80の経路負
荷を減少させることができ、紙送り装置の紙送り力を下
げることができるため、紙送りローラの駆動用モータを
低トルクのモータで構成できたり、また紙押さえローラ
22および紙押えばね26の支持部の剛性を下げること
ができ、コスト的にも有利で効率的な紙送り装置を構成
することができる。
【0031】また、上記の実施形態においては、紙案内
上ユニット2の本体部20を摩擦係数の低い樹脂により
構成したが、図4に示すように、紙案内上ユニット2の
本体部20の曲面部20d、20eにSUS板等の摩擦
係数の低い材質からなる低摩擦部材28を両面テープ等
の粘着材(図示せず)により配置することによっても同
様にロール紙に対する摺動負荷を低減できる効果があ
り、さらにこの場合には、前記の本体部20の全部また
は部分的に低摩擦係数の樹脂にするより、本体部20の
ロ−ル紙と摺動する部分にのみ摩擦係数の低い別部材を
配置することで技術的に簡単に本体部20の曲面部20
d、20eの摩擦係数を下げることができる。つまり、
本体部20には摩擦係数を考慮する必要なく、ABS等
の安価で成形性の良い樹脂を使うことができるため前記
構成より効果的である。
【0032】また、前記の低摩擦部材28がテフロン樹
脂やポリオレフィン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂
等の材質によるシート状の低摩擦フィルムからなり、前
記低摩擦フィルムを前記と同様に両面テープ等の粘着材
によって本体部20の曲面部20d、20eに配置する
ことによっても同様の効果があり、この場合にはさら
に、低摩擦フィルムは本体部20の曲面部20d、20
eのような曲面形状に倣って自由に変形できるため、前
記のように摩擦係数の低い材質からなる低摩擦部材を曲
面部20d、20eの形状に合致するように加工する必
要が無く、より簡単に本体部20の曲面部20d、20
eとロ−ル紙との摺動部分の摩擦係数を下げることがで
きる効果がある。
【0033】さらに、図5に示すように、本体部20の
平坦な紙案内部20a、20bには前記の低摩擦部材2
8の端部が紙案内部20a、20bより引っ込むように
凹部20fが形成されており、低摩擦部材28の端部が
前記の凹部20fに落とし込まれている構成にすること
が望ましい。この構成によればさらに、ロ−ル紙の挿入
時にロール紙の先端が低摩擦部材28の端部の段差に突
き当たってロ−ル紙が入りにくくなることを防止し、ロ
−ル紙の交換作業をスムースに行うことができる効果が
ある。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、略U
字形状の紙経路を有した紙案内の少なくともロール紙と
接触する摺動部分を摩擦係数の低い材質により構成した
ことから、紙送りにおいてロール紙と紙案内の接触部の
摺動による摩擦負荷が低減でき、紙送り装置の紙送り力
を下げることができ、紙送りローラ駆動用モータの低ト
ルク化や、紙送りローラおよび紙押さえばねの支持部の
剛性を下げることが可能になり、低コストで効率的な紙
送り装置を構成することができる。
【0035】また本発明によれば、前記紙案内の少なく
ともロール紙と接触する摺動部分に摩擦係数の低い材質
からなる低摩擦部材を配置したことから、前記のように
紙案内の全体または部分的に摩擦係数の低い材質を使用
するよりも、製造上に容易に紙案内の摺動部の摩擦係数
を下げることができる。
【0036】また本発明によれば、前記低摩擦部材をシ
ート状の低摩擦フィルムとし、前記低摩擦フィルムを紙
案内のロール紙と接触する摺動部分に両面テープ等の粘
着材によって貼り付けたことから、紙案内の曲面形状に
倣って低摩擦フィルムを紙案内に配置でき、前記のよう
に、低摩擦部材を紙案内の曲面形状に合致するように加
工する必要が無く、より簡単に紙案内のロール紙との接
触部の摩擦係数を下げることができ、ロール紙に対する
摺動負荷を低減し、紙送り負荷を減少させることが可能
である。
【0037】また本発明によれば、前記低摩擦部材の端
部を紙案内に設けた凹部に落とし込むようにしたことか
ら、ロール紙の挿入時に、ロール紙の先端が前記低摩擦
部材の端部の段差に突き当たり、ロール紙が入りにくく
なることが防止され、スムースにロール紙の交換を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプリンタの要部を示
す側面図。
【図2】同実施形態の要部を示す斜視図。
【図3】同実施形態の要部を示す斜視図。
【図4】同実施形態における低摩擦部材の配置状態を示
す斜視図。
【図5】同実施形態における低摩擦部材の配置状態を示
す側面図。
【図6】同実施形態における活字ユニットの概略構成
図。
【図7】同実施形態におけるガイド部材と活字カバーの
外観を示す斜視図。
【図8】同実施形態におけるガイド部材を活字フレーム
に取り付けた状態を示す正面図。
【図9】従来技術のプリンタの要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 紙案内上ユニット 3 紙案内下ユニット 4 活字ユニット 5 本体フレーム 20 紙案内上ユニットの本体部 20a、20b 平坦な紙案内部 20c プラテン 20d、20e 曲面部 20f 凹部 22 紙送りローラ 23 紙押さえローラ 24 紙押さえローラ軸 25 突起 26 紙押さえばね 27 カバー部 27a、27b 排出口 28 低摩擦部材 30 紙案内下ユニットの本体部 30a、30b ガイド 32a、32b ガイドローラ 40 活字フレーム 41 活字ロール 80 ロール紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入口から挿入された記録紙を、略U字
    形状の紙経路内を搬送し、印字部へ案内し、該印字部下
    流の排出口より排出するプリンタにおいて、 前記印字部より下流に設けられた紙送り手段と、少なく
    とも略U字形状の紙経路の曲折部が、他の部分よりも摩
    擦係数の低い材質で構成された紙案内とを有することを
    特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおいて、前記
    略U字形状の紙経路の曲折部には、摩擦係数の低い材質
    からなる低摩擦部材が固着された紙案内を有することを
    特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプリンタにおいて、前記
    低摩擦部材がシート状の低摩擦フィルムからなることを
    特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項2乃至3記載のプリンタにおい
    て、前記紙案内の一部に、前記低摩擦部材の端部が設置
    される凹部が設けられていることを特徴とするプリン
    タ。
JP23456996A 1996-09-04 1996-09-04 プリンタ Withdrawn JPH1076725A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019166745A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 サトーホールディングス株式会社 プリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019166745A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 サトーホールディングス株式会社 プリンタ

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