JPH107658A - スルホニルウレイドピラゾール誘導体 - Google Patents

スルホニルウレイドピラゾール誘導体

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Publication number
JPH107658A
JPH107658A JP5688397A JP5688397A JPH107658A JP H107658 A JPH107658 A JP H107658A JP 5688397 A JP5688397 A JP 5688397A JP 5688397 A JP5688397 A JP 5688397A JP H107658 A JPH107658 A JP H107658A
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JP
Japan
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group
substituted
pyrazole
alkyl
cyano
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Pending
Application number
JP5688397A
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English (en)
Inventor
Yoshiyo Matsushita
佳代 松下
Hirohiko Hasegawa
浩彦 長谷川
Yoshikazu Kuribayashi
義和 栗林
Naohito Ohashi
尚仁 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication of JPH107658A publication Critical patent/JPH107658A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】循環器系の疾患、気管収縮、神経性障害、分泌
系不全、血管障害、潰瘍、胃粘膜障害、エンドトキシン
ショック、敗血症、腎障害などの治療薬および予防薬と
して有用なエンドセリン変換酵素阻害剤を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される5−スルホニル
ウレイド−(1H)−ピラゾール誘導体およびそれらの塩。 [式中、A は酸素原子または硫黄原子を表し、R1 はア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
ル基等を表し、R2 およびR3 はそれぞれ同一または異
なっていてもよく、水素原子、アルキル基等を表し、R
4 はハロゲン原子、アルデヒド基、カルボキシル基、シ
アノ基等を表し、R5 は、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基等を
表し、R6 は水素原子、ハロゲン原子等を表す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は新規なスルホニルウレイ
ドピラゾ−ル誘導体またはその薬理学的に許容される塩
からなるエンドセリン変換酵素阻害剤、およびこのエン
ドセリン変換酵素阻害剤を有効成分とする循環器系疾患
などの各種疾患の治療薬、および予防薬に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】エンドセリン(以下、ETと略す)は血
管内皮細胞の培養上清から単離された21アミノ酸残基
からなる強力な血管収縮ペプチドである(Yanagisawa
ら、Nature,322,411-415,1988 )。ETは生体内で強い
血管収縮作用、細胞増殖作用を有し、血管など各種臓器
で生産され生理的に重要な役割をはたしていると考えら
れている。またETはその作用から高血圧、クモ膜下出
血後の脳血管れん縮、心筋梗塞、動脈硬化、腎不全、心
不全、喘息等の疾患の成立に関わっていると考えられて
いる。また、レイノー患者、バージャー病患者、高安病
患者、川崎病患者、シスプラチン投与時の腎障害患者の
血中などにおいてET濃度が正常人に比して有為に高い
ことが知られている。ETはその生合成において、活性
の低い前駆体であるビッグエンドセリン;(以下、big
ETと略す)から特異的プロテアーゼであるET変換酵
素(ECEと略す)により生成される。従って、ECE
を阻害しETの生合成を抑えることは上記の各種疾患の
治療をよび予防に有効であると考えられる。これまでに
ECEを阻害する化合物としてはストレプトマイセス・
タナシエンシス等の放線菌によって生産されるホスホラ
ミドンが知られていた。学術報告名城大学農学部(199
2),第28巻,49-59頁 、特開平1−47757、特開昭6
2−148482、Indian J.Chem.,sect.B(1986),25B
(9) 934-938、Pol.J.Pharmacol.Pharm.(1974),26(4),47
9-482、WO92/10480にはスルホニルウレイドピラゾール
誘導体が記載されているが、そのエンドセリン変換酵素
阻害剤としての作用は全く不明であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記理由から、ECE
を阻害する物質の解明が求められるところであり、そし
てこのECEを阻害する物質の解明によって、ETに起
因する、または起因すると考えられる各種疾患、例えば
循環器系の疾患(例えば心筋虚血、うっ血性心不全、不
整脈、不安定狭心症、心肥大、高血圧)、気管収縮(肺
性高血圧、喘息)、神経性障害(脳血管れん縮、くも膜
下出血、脳卒中、脳梗塞、アルツハイマー病)、分泌系
不全(子癇症)、血管障害(動脈硬化、バージャー病、
高安動脈炎、レイノー病、糖尿病の合併症)、潰瘍(胃
潰瘍)、腫瘍(肺ガン)、胃粘膜障害、、エンドトキシ
ンショック、敗血症、腎障害(急性および慢性腎不全)
などの治療薬および予防薬の新たな開発の可能性が開か
れることになる。すなわち本発明は、ECEを阻害する
物質の解明と、このECEの阻害作用に基づいた上記各
種疾患の治療剤および予防剤の開発とを課題とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ET変換
酵素阻害剤について鋭意研究を試みた結果、下記一般式
で示される化合物が上記の公知化合物よりも格段に優れ
た阻害活性を有することを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明は、 一般式(1)もしくは(2)
【化32】
【化33】 [式中、Aは酸素原子または硫黄原子を表す。R1 はア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
ル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘテロアリー
ルアルキル基、ヘテロ環基、−OR7,−SR7 、−N
(R7)R7 1、置換アルキル基、置換アルケニル基、置
換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロア
ルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シク
ロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラル
キル基、置換ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘ
テロ環基を表すか、または式(a)
【化34】 もしくは式(b)
【化35】 を表す。R2 およびR3 はそれぞれ同一または異なって
いてもよく、各々水素原子、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基、アリール基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキ
ル基、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
ニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、
置換ヘテロ環基、もしくは置換ヘテロアリールアルキル
基を表すか、または前記式(a)もしくは(b)を表
す。R4およびR6 はそれぞれ同一または異なっていて
もよく、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニト
ロ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘテ
ロ環基、ヘテロアリールアルキル基、−OR12,−N
(R12)R13,−CO−R12,−CS−R12,−CO2
−R12,−CO−S−R12,−CS2 −R12,−CS−
O−R12,−O−CO−R12,−O−CS−R12,−S
−CO−R12,−S−CS−R12,−CON(R12)R
13,−CSN(R12)R13,−S(O)l −R12,−S
2 −N(R12)R13,−N(R12)−CO−R13、−
OSO2 −R12、置換アルキル基、置換アルケニル基、
置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロ
アルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シ
クロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラ
ルキル基、置換ヘテロアリールアルキル基、もしくは置
換ヘテロ環基を表すか、または前記式(a)もしくは
(b)を表す。R5は、水素原子、アルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアル
ケニル基、アリール基、ヘテロ環基、ヘテロアリールア
ルキル基、 −CO−R12,−CS−R12,−CO2
12,−CO−S−R12,−CS2 −R12,−CS−O
−R12,−CON(R12)R13,−CSN(R12
13,−S(O)l −R12,もしくは−SO2 −N(R
12)R13、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換ア
ルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケ
ニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロア
ルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル
基、置換ヘテロ環基、もしくは置換ヘテロアリールアル
キル基を表すか、または前記式(a)もしくは(b)を
表す。前記及び後記の定義もしくは式において、 (1)R7及びR7 1は同一または互いに独立して水素原
子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘテロ
アリールアルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル基、置
換アルケニル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキ
ル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアルキルア
ルキル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリ
ール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環基、または置
換ヘテロアリールアルキル基を表す。ただし、−N(R
7)R7 1の場合に、R7及びR7 1が互いに結合して、それ
らが結合する窒素原子と共に、環中に他のヘテロ原子を
含んでもよい飽和3ないし8員環を表してもよい。 (2)A1、A2、A3、およびA4は同一または異なって
各々単結合もしくは、−CH2−を表すか、または隣り
合う二つが一緒になって−CH=CH−或いは−C≡C
−を表す。 (3)RXはなくてもよいが、1つまたは2以上あって
もよく、環構成炭素原子に結合する水素原子と置き換わ
る基であり、それぞれ同一または異なってハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、
アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアル
キル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキ
ル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリールアル
キル基、ヘテロ環基、または−A5−A6−A7−A8−R
Yを表す。 (4)oおよびpは独立して0または1から3の整数(た
だし、oとpは同時に0にならない)を表す。 (5)Jは酸素原子、または−S(O)q−(式中、q
は0、1、または2を表す)を表す。 (6)R11は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、
アリール基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基、
置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル基、
置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケニル
アルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換
ヘテロ環基、または置換ヘテロアリールアルキル基を表
す。 (7)A5、A6、A7およびA8は同一または異なって各
々単結合、もしくは−CH2−を表すか、または隣り合
う二つが一緒になって−CH=CH−或いは−C≡C−
を表す。 (8)RYは−OR8 ,−N(R8 )R9 ,−CO−R
8 ,−CS−R8 ,−CO2 −R8 ,−CO−S−
8 ,−CS2 −R8 ,−CS−O−R8 ,−O−CO
−R8 ,−O−CS−R8 ,−S−CO−R8 ,−S−
CS−R8 ,−CON(R8 )R9 ,−CSN(R8
9 ,−S(O)l −R8 ,−SO2 −N(R8
9 ,−O−CO2−R8 または−N(R8 )−CO−
9を表す。 (9)lは0、1または2を表す。 (10)R8 及びR9 は同一または互いに独立して水素
原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルア
ルキル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、
アラルキル基、ヘテロ環基、またはヘテロアリールアル
キル基を表す。ただし、−N(R8 )R9,−CON
(R8 )R9 ,−CSN(R8 )R9 ,−SO2 −N
(R8 )R9 ,または−N(R8 )−CO−R9の場合
はR8及びR9は互いに結合して、それらが結合する窒素
原子(及び炭素原子と)一緒になって、環中に他のヘテ
ロ原子を含んでもよい飽和3ないし8員環を表してもよ
い。ただし、−O−CO−R8 ,−O−CS−R8 ,−
S−CO−R8 ,−S−CS−R8,−SO−R8 また
は−SO2 −R8 のときは、R8 は水素原子でない。 (11)R12およびR13は同一または異なって、各々水
素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シ
クロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘ
テロアリールアルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル
基、置換アルケニル基、置換アルキニル基、置換シクロ
アルキル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シク
ロアルケニル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置
換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテロアリール
アルキル基、または置換ヘテロ環基を表す。ただし、R
4またはR6が−O−CO−R12,−O−CS−R12,−
S−CO−R12,−S−CS−R12,−SO−R12
たは−SO2 −R12 であるときは、R12は水素原子で
ない。 (12)置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アル
キニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルキル
アルキル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアル
ケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル
基、置換ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロ
環基における置換基は、同一または異なって1個または
2個以上あってもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
ロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアル
ケニル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、
アラルキル基、ヘテロアリールアルキル基、−A5−A6
−A7−A8−RY、または式(e)
【化36】 (式中、B環はシクロアルキル基、シクロアルケニル
基、アリール基またはヘテロ環基を表す)から選ばれ
る。ただし、当該置換基が置換シクロアルキル基、置換
シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
換アラルキル基、置換ヘテロ環基、もしくは置換ヘテロ
アリールアルキル基における置換基である場合には、隣
接する炭素原子に結合する置換基どうしが結合し、該炭
素原子と一緒になって、4〜8員環を形成してもよ
い。]で表される化合物またはそれらの薬学的に許容さ
れる酸付加塩もしくはアルカリ付加塩を含有するエンド
セリン変換酵素阻害剤、 前記一般式(1)もしくは(2)で表される化合物ま
たはそれらの薬学的に許容される酸付加塩もしくはアル
カリ付加塩を含有する循環器系の疾患、気管収縮、神経
性障害、分泌系不全、血管障害、潰瘍、腫瘍、胃粘膜障
害、エンドトキシンショック、敗血症、または腎障害の
治療薬または予防薬、 前記一般式(1)で表わされる5−スルホニルウレイ
ド−(1H)−ピラゾール誘導体、(但し、以下の化合
物を除く。 i) 下記式
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】 または
【化46】 で表される化合物 ii) R1 が2−メチルフェニル基でかつ、R5が水素又
はアルキル基である化合物 iii)R1 が−NR771である化合物 iv) R1 が置換へテロアリールアルキル基である化合
物)またはそれらの薬学的に許容される酸付加塩もしく
はアルカリ付加塩。、 前記一般式(2)で表される3−スルホニルウレイド
−(1H)−ピラゾール誘導体(但し、以下の化合物を
除く。 i) 下記式
【化47】
【化48】
【化49】 または
【化50】 で表される化合物 ii) R1 が2−メチルフェニル基でかつ、R5が水素で
ある化合物 iii)R1 が置換又は無置換ピラゾリルである化合物 iV) R1 が置換へテロアリールアルキル基である化合
物)またはそれらの薬学的に許容される酸付加塩または
アルカリ付加塩、 前記一般式(1)[但し、Aは酸素原子または硫黄原
子を表す。R1 はアルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、
シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル基、ア
リール基、アラルキル基、ヘテロアリールアルキル基、
−OR7 ,−SR7 、置換アルキル基、置換アルケニル
基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
アラルキル基または置換ヘテロアリールアルキル基を表
すか、または式(c)
【化51】 もしくは式(d)
【化52】 を表す。R2 およびR3 はそれぞれ同一または異なって
いてもよく、水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
リールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル
基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリー
ルアルキル基を表すか、または前記式(c)もしくは
(d)を表す。R4は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シ
クロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールア
ルキル基、−N(R12)R13,−OR12,−S(O)l
−R12,−CO2 −R12,−CO−R12,−CS−
12,−O−CO−R12,−CON(R12)R13,−O
SO2 −R12,−SO2 −N(R12)R13,−N
(R12)−CO−R13、置換アルキル基、置換アルケニ
ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
換アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリ
ールアルキル基を表すか、または前記式(c)もしくは
(d)を表す。 5は、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
リールアルキル基、 −S(O)l −R12,−CO2
12,−CO−R12,−CS−R12,−CON(R12
13,−SO2 −N(R12)R13、置換アルキル基、置
換アルケニル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキ
ル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアルキルア
ルキル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリ
ール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環基、置換ヘテ
ロアリールアルキル基を表すか、または前記式(c)も
しくは(d)を表す。R6 は水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、ニトロ基、アルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル
基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
リールアルキル基、−N(R12)R13,−OR12,−S
(O)l−R12,−CO2 −R12,−CO−R12,−C
S−R12,−O−CO−R12,−CON(R12)R13
−O−SO2 −R12,−SO2 −N(R12)R13,−N
(R12)−CO−R13、置換アルキル基、置換アルケニ
ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
換アラルキル基、置換ヘテロ環基、置換ヘテロアリール
アルキル基を表すか、または前記式(c)もしくは
(d)を表す。前記及び後記の定義もしくは式におい
て、 (1)R7 は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、
アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル
基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニルアル
キル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテ
ロアリールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニ
ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
換アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリ
ールアルキル基を表す。 (2)oおよびpは独立して0または1から3の整数
(ただし、oとpは同時に0にならない)を表す。 (3)J0は酸素原子、または硫黄原子を表す。 (4)R14は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
リールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル
基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリー
ルアルキル基を表す。 (5)lは0、1または2を表す。 (6)R8 及びR9 は同一または互いに独立して水素原
子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基を
表す。 (7)R12およびR13は同一または異なって、水素原
子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル基、置換シクロ
アルキル基、置換シクロアルケニル基、置換フェニル
基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環
基または置換ヘテロアリールアルキル基を表す。 (8)置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
ニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、
置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリールアルキル基に
おける置換基は、同一または異なって1個又は2個以上
あってもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
ル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル
基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラル
キル基、ヘテロアリールアルキル基、−OR8 ,−N
(R8 )R9 ,−CO−R8 ,−CS−R8 ,−CO2
−R8 ,−O−CO−R8 ,−CONR8 9 ,−S
(O)l −R8 ,−SO2 −N(R8 )R9 ,−N(R
8 )−CO−R9 から選ばれる。但し、 a)R4 が水素原子のときはR1 は4−クロロフェニルま
たは2−メチルフェニルを表し、 b)R5 がアルキル基のときはR4 はシアノ基を表し、 c)式
【化53】 で表される化合物を除く。]で表される化合物またはそ
れらの薬学的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付
加塩、および 前記一般式(2)[但し、Aは酸素原子または硫黄原
子を表す。R1 はアルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、
シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル基、ア
リール基、アラルキル基、ヘテロアリールアルキル基、
−OR7 ,−SR7 、置換アルキル基、置換アルケニル
基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
アラルキル基または置換ヘテロアリールアルキル基を表
すか、または前記式(c)もしくは式(d)を表す。R
2 およびR3 はそれぞれ同一または異なっていてもよ
く、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シ
クロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールア
ルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換ア
ルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケ
ニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロア
ルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル
基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリールアルキル
基を表すか、または前記式(c)もしくは(d)を表
す。R4はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル
基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル基、
シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラルキル
基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基、−N(R
12)R13,−OR12,−S(O)l −R12,−CO2
12,−CO−R12,−CS−R12,−O−CO−
12,−CON(R12)R13,−OSO2 −R12,−S
2 −N(R12)R13,−N(R12)−CO−R13、置
換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル基、
置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル基、置換
シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケニルアル
キル基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテ
ロ環基または置換ヘテロアリールアルキル基を表すか、
または前記式(c)もしくは(d)を表す。 5は、ア
ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロ
アルキルアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアル
ケニルアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ
環基、ヘテロアリールアルキル基、 −S(O)l −R
12,−CO2 −R12,−CO−R12,−CS−R12,−
CON(R12)R13,−SO2 −N(R12)R13、置換
アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル基、置
換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル基、置換シ
クロアルキルアルキル基、置換シクロアルケニルアルキ
ル基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ
環基、置換ヘテロアリールアルキル基を表すか、または
前記式(c)もしくは(d)を表す。R6 は水素原子、
ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロア
ルキルアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルケ
ニルアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環
基、ヘテロアリールアルキル基、−N(R12)R13,−
OR12,−S(O)l−R12,−CO2 −R12,−CO
−R12,−CS−R12,−O−CO−R12,−CON
(R12)R13,−O−SO2 −R12,−SO2 −N(R
12)R13,−N(R12)−CO−R13、置換アルキル
基、置換アルケニル基、置換アルキニル基、置換シクロ
アルキル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアル
キルアルキル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置
換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環基、置
換ヘテロアリールアルキル基を表すか、または前記式
(c)もしくは(d)を表す。前記及び後記の定義もし
くは式において、 (1)R7 は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、
アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル
基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニルアル
キル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテ
ロアリールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニ
ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
換アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリ
ールアルキル基を表す。 (2)oおよびpは独立して0または1から3の整数
(ただし、oとpは同時に0にならない)を表す。 (3)J0は酸素原子、または硫黄原子を表す。 (4)R14は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
リールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル
基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリー
ルアルキル基を表す。 (5)lは0、1または2を表す。 (6)R8 及びR9 は同一または互いに独立して水素原
子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基を
表す。 (7)R12およびR13は同一または異なって、水素原
子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル基、置換シクロ
アルキル基、置換シクロアルケニル基、置換フェニル
基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環
基または置換ヘテロアリールアルキル基を表す。 (8)置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
ニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、
置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリールアルキル基に
おける置換基は、同一または異なって1個又は2個以上
あってもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
ル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル
基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラル
キル基、ヘテロアリールアルキル基、−OR8 ,−NR
8 9 ,−CO−R8 ,−CS−R8 ,−CO2
8 ,−OCO−R8 ,−CONR8 9 ,−S(O)
l −R8 ,−SO2 −NR8 9 ,−N(R8 )−CO
−R9 から選ばれる。]で表される化合物またはそれら
の薬学的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付加
塩、に関する。
【0005】本発明における各種の基を以下に説明す
る。アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、2−プロピル、ブチル、2−ブチル、2−メチル
プロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、などの直鎖または分枝した炭
素原子数8個以下のアルキル基が挙げられる。置換アル
キル基としては好ましくはシクロアルキルアルキル基、
シクロアルケニルアルキル基、アラルキル基等が挙げら
れる。アルケニル基としては、例えばビニル、アリル、
2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブ
テニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテ
ニル、4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニ
ル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニ
ル、1−へプテニル、2−へプテニル、3−へプテニ
ル、4−へプテニル、5−へプテニル、6−へプテニ
ル、1−オクテニル、2−オクテニル、3−オクテニ
ル、4−オクテニル、5−オクテニル、6−オクテニ
ル、7−オクテニル、などの直鎖または分枝した炭素原
子数2〜8個のアルケニル基が挙げられる。
【0006】アルキニル基としては、例えばエチニル、
1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−
ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチ
ニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニ
ル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニ
ル、5−ヘキシニル、1−へプチニル、2−へプチニ
ル、3−へプチニル、4−へプチニル、5−へプチニ
ル、6−へプチニル、1−オクチニル、2−オクチニ
ル、3−オクチニル、4−オクチニル、5−オクチニ
ル、6−オクチニル、7−オクチニルなどの直鎖または
分枝した炭素原子数2〜8個のアルキニル基が挙げられ
る。
【0007】シクロアルキル基としては、例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シス−デカリ
ン−1−イル、シス−デカリン−2−イル、トランス−
デカリン−1−イルなどの炭素原子数3〜12個のシク
ロアルキル基が挙げられる。シクロアルキルアルキル基
としては、例えばシクロプロピルメチル、シクロブチル
メチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘプチルメチル、シクロオクチルメチル、シ
クロプロピルエチル、シクロブチルエチル、シクロペン
チルエチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘプチルエ
チル、シクロオクチルエチルなどの炭素原子数4〜14
個のシクロアルキルアルキル基が挙げられる。
【0008】シクロアルケニル基としては、例えば1−
シクロブテニル基、1−シクロペンテニル基、2−シク
ロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、1−シクロ
ヘキセニル基、2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘ
キセニル基、1−ヘプテニル基、2−ヘプテニル基、3
−ヘプテニル基、4−ヘプテニル基、1−オクテニル
基、2−オクテニル基、3−オクテニル基、4−オクテ
ニル基などの炭素原子数3〜8個のシクロアルケニル基
が挙げられる。シクロアルケニルアルキル基としては、
例えば1−シクロブテニルメチル、1−シクロペンテニ
ルメチル、2−シクロペンテニルメチル、3−シクロペ
ンテニルメチル、1−シクロヘキセニルメチル、2−シ
クロヘキセニルメチル、3−シクロヘキセニルメチル、
1−シクロヘプテニルメチル、2−シクロヘプテニルメ
チル、3−シクロヘプテニルメチル、4−シクロヘプテ
ニルメチル、1−シクロオクテニルメチル、2−シクロ
オクテニルメチル、3−シクロオクテニルメチル、4−
シクロオクテニルメチル、1−シクロブテニルエチル、
1−シクロペンテニルエチル、2−シクロペンテニルエ
チル、3−シクロペンテニルエチル、1−シクロヘキセ
ニルエチル、2−シクロヘキセニルエチル、3−シクロ
ヘキセニルエチル、1−シクロヘプテニルエチル、2−
シクロヘプテニルエチル、3−シクロヘプテニルエチ
ル、4−シクロヘプテニルエチル、1−シクロオクテニ
ルエチル、2−シクロオクテニルエチル、3−シクロオ
クテニルエチル、4−シクロオクテニルエチルなどの炭
素原子数4〜14個のシクロアルケニルアルキル基が挙
げられる。アリール基としては、例えばフェニル、ナフ
チルなどの炭素原子数10個以下のアリール基が挙げら
れる。
【0009】アラルキル基としては、例えばベンジル、
1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、3−フェニ
ルプロピル、2−フェニルプロピル、1−フェニルプロ
ピル、4−フェニルブチル、3−フェニルブチル、2−
フェニルブチル、1−フェニルブチル、1−ナフチルメ
チル、2−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)−エ
チル、2−(2−ナフチル)−エチル、3−(1−ナフ
チル)−プロピル、2−(2−ナフチル)−プロピル、
4−(1−ナフチル)−ブチル、3−(2−ナフチル)
−ブチルなどの炭素原子数14以下のアラルキル基が挙
げられる。
【0010】ヘテロ環基としてはヘテロアリール基、ま
たは窒素、酸素、硫黄原子から選ばれた2〜3個のヘテ
ロ原子と炭素原子で構成される5〜6員環の不飽和複素
環基もしくは飽和複素環基が挙げられる。飽和複素環基
としては2−ピペラジル、1−モルホリニル、2−モル
ホリニル、3−モルホリニル、モルホリノなどが挙げら
れる。不飽和複素環基としてはイミダゾリン−2−イル
などが挙げられる。ヘテロアリール基としては、例えば
窒素原子を1〜4個含む5〜6員環の基、窒素原子を1
〜2個と酸素原子を1個もしくは硫黄原子を1個を含む
5〜6員環の基、酸素原子を1個もしくは硫黄原子を1
個含む5員環の基、あるいは上記の環同士または上記の
環とベンゼン環もしくはナフタレン環が縮合した基が挙
げられる。具体的には、2−ピリジル、3−ピリジル、
4−ピリジル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリ
ル、3−フリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラ
ゾリル、ピラゾリル、ピロリル、2−チアゾリル、3−
イソチアゾリル、2−オキサゾリル、3−イソオキサゾ
リル、2−ベンゾフリル、2−ベンゾチエニル、2−キ
ノリル、3−キノリル、4−キノリル、2−インドリニ
ル、3−(1H)−インダゾリル、8−プリニル、2−
キナゾリニル、3−シンノリニル、2−ナフチリジニル
などが挙げられる。
【0011】ヘテロアリールアルキル基としては、例え
ば直鎖または分岐した炭素原子数が1〜8個のアルキル
基に窒素原子を1〜4個含む5〜6員環の基、窒素原子
を1〜2個と酸素原子を1個もしくは硫黄原子を1個を
含む5員環の基、酸素原子を1個もしくは硫黄原子を1
個含む5〜6員環などの基が結合したものが挙げられ
る。具体的には、2−ピリジルメチル、2−ピリジルエ
チル、3−ピリジルメチル、3−ピリジルエチル、3−
ピリジルプロピル、4−ピリジルメチル、2−チエニル
メチル、3−(2−チエニル)−2−メチル−プロピ
ル、3−チエニルメチル、4−(2−チエニル)−3−
メチル−ブチル、2−フリルエチル、2−フリルペンチ
ル、3−フリルメチル、5−(3−フリル)−3−メチ
ル−ペンチル、2−イミダゾリルメチル、トリアゾリル
エチル、テトラゾリルメチル、3−(1−ピラゾリル)
−プロピル、3−(3−ピラゾリル)−プロピル、1−
ピロリルメチル、3−(1−ピロリル)−ブチル、2−
ピロリルメチル、2−チアゾリルメチル、4−(2−チ
アゾリル)−ペンチル、3−イソチアゾリルメチル、3
−(2−オキサゾリル)−ペンチル、、3−イソオキサ
ゾリルメチルなどが挙げられる。−N(R7 )R71,−
N(R8 )R9 ,−CON(R8 )R9 ,−CSN(R
8 )R9 ,−SO2 −N(R8 )R9 ,−N(R8 )−
CO−R9の場合にR7とR71またはR8とR9が互いに結
合して形成する、環中に他のヘテロ原子を含んでもよい
飽和3員ないし8員環としては、一つの窒素原子の他に
窒素、酸素、硫黄原子から選ばれた0〜2個のヘテロ原
子と炭素原子で構成される3〜8員環の不飽和環もしく
は飽和環が挙げられる。例えば、−N(R8 )R9また
は−N(R7)R71としては、ピペリジン−1−イル、
ピロリジン−1−イル、4−モルホリノ、ピペラジン−
1−イルが挙げられ、−CON(R8 )R9としては、
ピペリジン−1−イル−カルボニル、ピロリジン−1−
イル−カルボニル、4−モルホリノカルボニル、ピペラ
ジン−1−イル−カルボニルが挙げられ、−CSN(R
8 )R9 としては、ピペリジン−1−イル−チオカルボ
ニル、ピロリジン−1−イル−チオカルボニル、4−モ
ルホリノチオカルボニル、ピペラジン−1−イル−チオ
カルボニルが挙げられ、−SO2 −N(R8 )R9 とし
ては、ピペリジン−1−イル−スルホニル、ピロリジン
−1−イル−スルホニル、4−モルホリノ−スルホニ
ル、ピペラジン−1−イル−スルホニルが挙げられ、−
N(R8 )−CO−R9としては、2−ピロリジノン−
1−イル、3−オキソ−4−モルホリノ等が挙げられ
る。ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭素
及びヨウ素原子が挙げられる。置換アルキル基、置換ア
ルケニル基、置換アルキニル基における置換基として好
ましくは、同一または異なって1個または2個以上あっ
てもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、−A5
−A6−A7−A8−RY、式(e)、−OR8 ,−N
(R8 )R9 ,−CO−R8 ,−CS−R8 ,−CO2
−R8 ,−O−CO−R8 ,−CONR8 9 ,−S
(O)l −R8 ,−SO2 −N(R8 )R9 ,または−
N(R8 )−CO−R9 が挙げられる。置換シクロアル
キル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアルキル
アルキル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置換ア
リール基、置換アラルキル基、置換ヘテロアリールアル
キル基、または置換ヘテロ環基における置換基として好
ましくは、同一または異なって1個または2個以上あっ
てもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル
基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル基、
シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラルキル
基、ヘテロアリールアルキル基、−A5−A6−A7−A8
−RY、式(e)、−OR8 ,−N(R8 )R9 ,−CO−
8 ,−CS−R8 ,−CO2 −R8 ,−O−CO−R
8 ,−CONR8 9 ,−S(O)l−R8 ,−SO2
−N(R8 )R9 ,または−N(R8 )−CO−R9
挙げられる。 置換シクロアルキル基、置換シクロアルケ
ニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロア
ルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル
基、置換ヘテロ環基、または置換ヘテロアリールアルキ
ル基の場合において、隣接する炭素原子に結合する置換
基どうしが結合し、該炭素原子と一緒になって、4〜8
員環を形成したものとしては、窒素、酸素、硫黄原子か
ら選ばれた0〜2個のヘテロ原子と炭素原子で構成され
る4〜8員環の不飽和環もしくは飽和環が挙げられる。
例えば、置換シクロアルキル基としてはパーヒドロイン
ドール−5−イル、パーヒドロベンゾフラン−5−イ
ル、置換シクロアルケニル基としては、2,3,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−(1H)−インドール−5
−イル、5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−7−
イル、置換シクロアルキルアルキル基としては、パーヒ
ドロインドール−5−イル−エチル、パーヒドロベンゾ
フラン−5−イル−エチル、置換シクロアルケニルアル
キル基としては、2,3,4,5,6,7−ヘキサヒド
ロ−(1H)−インドール−5−イル−エチル、5,
6,7,8−テトラヒドロキノリン−7−イル−エチ
ル、置換アリール基としては2,3−ジヒドロ−(1
H)−インドール−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾ
フラン−6−イル、1、3−ジオキサインダン−4−イ
ル、置換アラルキル基としては、2,3−ジヒドロ−
(1H)−インドール−5−イル−メチル、クロマン−
6−イル−メチル、置換ヘテロ環基としては、5,6,
7,8−テトラヒドロキナゾリン−6−イル、置換ヘテ
ロアリールアルキルとしては、5,6,7,8−テトラ
ヒドロキナゾリン−6−イル−エチル等が挙げられる。
【0012】R1 として好ましくは、シクロヘキシル
基、フェニル基、2−ナフチル基、3−ナフチル基、3
−トリル基、4−トリル基、3−エチルフェニル基、4
−エチルフェニル基、3−n−プロピルフェニル基、4
−n−プロピルフェニル基、3−イソプロピルフェニル
基、4−イソプロピルフェニル基、3−n−ブチルフェ
ニル基、4−n−ブチルフェニル基、3−イソブチルフ
ェニル基、4−イソブチルフェニル基、3−メトキシフ
ェニル基、4−メトキシフェニル基、3−クロロフェニ
ル基、4−クロロフェニル基、3−ブロモフェニル基、
4−ブロモフェニル基またはベンジル基などが挙げられ
る。R2 として好ましくは、水素原子、メチル基、ベン
ジル基が挙げられる。R3 として好ましくは、水素原
子、メチル基、2−メトキシエチル基、ベンジル基が挙
げられる。R4 として好ましくは、水素原子、シアノ
基、メチル基またはエチル基が挙げられる。R5 として
好ましくは、ビニル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、
フェニル基、置換フェニル、チオフェン−2−イル、チ
オフェン−3−イル、フラン−2−イル、フラン−3−
イル、またはテトラヒドロ(4H)−ピラン−4−イル
が挙げられる。R6 として好ましくは、水素原子、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基もし
くはn−ブチル基などのアルキル基、シアノメチル基、
メトキシカルボニルメチル基もしくはエトキシカルボニ
ルメチル基などの置換アルキル基が挙げられる。本発明
化合物は1個若しくは複数個の不斉炭素原子を含んでい
る場合があり、立体異性体が存在する。本発明化合物に
は各異性体の混合物や単離されたものを含む。
【0013】一般式(1)で表される本発明化合物は、
例えば以下に示す方法によって製造することができる。 (A)
【化54】 {式中、A, R1 , R3 、R4、R5、R6 は前記と同義
であり、R2'はR2 と同じ意味を表し(但し水素原子は
除く)、W は求核攻撃により容易に置換しうる脱離基を
表す。} 化合物(1b)は、化合物(1a)と1〜5当量の化合物
(3)とを適当な塩基の存在下、通常用いられる溶媒
中、冷却下、室温下または加熱下反応させることによ
り、合成することができる。前記反応において、塩基と
しては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素カリウムなどの無機塩基、水素化ナト
リム、水素化リチウム、水素化カリウム、水素化カルシ
ウムなどの金属水素化物、ブチルリチウム、フェニルリ
チウム、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムtert-ブトキシド、カリウムtert−ブト
キシド、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミ
ドなどの有機金属塩基、トリエチルアミン、ピリジン、
ジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が、溶媒と
してはベンゼン、トルエンなどの芳香族性炭化水素系溶
媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1、2−ジクロロ
エタンなどのハロゲン化炭化水素溶媒、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒、テ
トラヒドロフラン、エーテル、1、4−ジオキサン、
1、2−ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒、ピリ
ジンなどの塩基性溶媒、またはそれらの混合溶媒が挙げ
られる。脱離基Wとしては、塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子等のハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、
ベンゼンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキ
シ基、置換ベンゼンスルホニルオキシ基、トリフルオロ
メタンスルホニルオキシ基等が挙げられる。
【0014】一般式(1a)で表される本発明化合物は、
例えば以下(B)〜(E)に示す方法によって製造する
ことができる。 (B)本発明化合物(1a)は、化合物(4)と1〜5当
量の化合物(5)とを塩基の存在下或いは非存在下、通
常用いられる溶媒中、冷却下、室温または加熱下反応さ
せることによって得ることができる。
【化55】 {式中、A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 は前記と同義
である。} 前記反応において、塩基としては、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムな
どの無機塩基、水素化ナトリム、水素化リチウム、水素
化カリウム、水素化カルシウムなどの金属水素化物、ブ
チルリチウム、フェニルリチウム、ナトリウムエトキシ
ド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムtert−ブトキシ
ド、カリウムtert−ブトキシド、リチウムアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミドなどの有機金属塩基、トリエ
チルアミン、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミンな
どの有機塩基が、溶媒としてはベンゼン、トルエンなど
の芳香族性炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、1、2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
などのアミド系溶媒、テトラヒドロフラン、エーテル、
1、4−ジオキサン、1、2−ジメトキシエタンなどの
エーテル系溶媒、ピリジンなどの塩基性溶媒、またはそ
れらの混合溶媒が挙げられる。式(5)で表される原料
化合物は市販されているか、もしくは文献記載の方法で
合成することができる。{例えば、特開昭51-26816、Te
trahedron Letters, 34, 2839, (1993) }
【0015】(C)本発明化合物(1a)は、化合物
(4)と1〜5当量の化合物(6)とを適当な塩基およ
び1〜5当量の化合物(7)の存在下、不活性溶媒中、
冷却下、室温または加熱下、反応させることによって得
ることができる。
【化56】 {式中、A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 は前記と同義
であり、Y および Zは求核攻撃により容易に置換しうる
脱離基を表す} 本反応において、使用される塩基および溶媒は前記
(B)で述べたものと同様の物が挙げられる。 (D)本発明化合物(1a)は、化合物(4)と1〜5当
量の化合物(7)とを適当な塩基の存在下、不活性溶媒
中、冷却下、室温または加熱下反応させることによって
化合物(8)とし、これを1〜5当量の化合物(6)と
を適当な塩基の存在下、不活性溶媒中、冷却下、室温ま
たは加熱下反応させることにより、得ることができる。
【化57】 {式中、A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 ,Y および Z
は前記と同義である。} 本反応において、使用される塩基および溶媒は前記
(B)で述べたものと同様の物が挙げられる。 (E)本発明化合物(1a)は、化合物(6)と1〜5当
量の化合物(7)とを適当な塩基の存在下、不活性溶媒
中、冷却下、室温または加熱下反応させることによって
式(9)で表される化合物を得、これと1〜5当量の化
合物(4)とを適当な塩基の存在下、不活性溶媒中、冷
却下、室温下、加熱下反応させることにより得ることが
できる。
【化58】 {式中、A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 ,Y および Z
は前記と同義である。} 本反応において、使用される塩基および溶媒は前記
(B)で述べたものと同様の物が挙げられる。化合物
(7)、(8)及び(9)において、脱離基Y及びZと
しては同一もしくは互いに独立して、低級アルコキシ
基、アラルキロキシ基、アリールオキシ基、置換アリー
ルオキシ基、1−イミダゾリル基、トリフルオロメチル
基、トリクロロメチル基、トリブロモメチル基、トリヨ
ードメチル基等のトリハロメチル基及びハロゲン原子等
が挙げられる。
【0016】(F)原料化合物(4)は下記方法により
化合物(10)及び化合物(4’)として製造すること
が出来る。
【化59】 {式中、R4、R5、R6 、Zは前記と同義であり、R3'
はR3 と同じ意味を表し(但し水素原子は除く)、R
3''およびR3'''は−CH(R3'' )R3''' がR3 (但
し、α位に水素原子を持つ基に限る)と同じ意味になる
様な基を表し、R10はアルキル基を表す。} 原料化合物(4’)は、化合物(10)と1〜5当量の
化合物(13)とを適当な塩基の存在下、通常用いられ
る溶媒中、冷却下、室温または加熱下反応させることに
よって得ることができるか、或いは1〜5当量の化合物
(10)と化合物(14)とを還元的N−アルキル化反
応を行うことによって得ることができる。式(10)で
表される原料化合物は市販されているか、もしくは文献
記載〔例えば J. Org. Chem., 21,1240, (1956),特開昭
62−195376号、Aust. J.Chem.,42, 747, (198
9), J.Med.Chem., 3263, 35, (1992) 、Chemcal Abstra
ct56, 1459, (1962),米国特許第4622330号、特
開昭60−115581号、J. Med. Chem. 34, 2892,
(1991), 特表平6−503069号、J.Am.Chem.Soc.,
81, 2456, (1959)、 Chemical abstract. 79, 146518,
Heterocycles. 26,613, (1987), J. Org. Chem. 58, 61
55, (1993) 〕の方法で合成することができるか、ある
いは化合物(11)と1〜5当量の化合物(12)とを
通常用いられる溶媒中、酸或いは塩基の存在下、冷却
下、室温または加熱下反応させることにより得ることが
できる。化合物(10)と化合物(13)とを反応させ
る場合は、塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムなどの無機
塩基、水素化ナトリム、水素化リチウム、水素化カリウ
ム、水素化カルシウムなどの金属水素化物、ブチルリチ
ウム、フェニルリチウム、ナトリウムエトキシド、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリ
ウムtert−ブトキシド、リチウムアミド、リチウムジイ
ソプロピルアミドなどの有機金属塩基、トリエチルアミ
ン、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミンなどの有機
塩基が、溶媒としてはベンゼン、トルエンなどの芳香族
性炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、
1、2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素溶
媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど
のアミド系溶媒、テトラヒドロフラン、エーテル、1、
4−ジオキサン、1、2−ジメトキシエタンなどのエー
テル系溶媒、ピリジンなどの塩基性溶媒、またはそれら
の混合溶媒が挙げられる。化合物(10)を化合物(1
4)で還元的 N- アルキル化を行う場合は、化合物(1
0)と化合物(14)を水素化シアノほう素ナトリウム
および適当な酸の存在下、一般的に用いられる溶媒中、
冷却下、室温下または加熱下反応させることにより得る
ことができるか、或いは化合物(10)と化合物(1
4)を適当な酸および触媒の存在下、水素雰囲気下で接
触還元反応を行うことにより得ることができる。
【0017】(G)本発明化合物(2b)は、化合物
(2a)と1〜5当量の化合物(3)とを適当な塩基の存
在下、通常用いられる溶媒中、冷却下、室温下または加
熱下反応させることにより、合成することができる。
【化60】 {式中、A,R1 ,R2', R3 , R4, R5, R6 ,Wは
前記と同義である。} 本反応で使用される塩基および溶媒としては前記(A)
で述べたものと同様のものが挙げられる。一般式(2a)
で表される本発明化合物は、例えば以下(H)〜(K)
に示す方法によって製造することができる。 (H)本発明化合物(2a)は、化合物(54)と1〜5
当量の化合物(5)とを塩基の存在下或いは非存在下、
通常用いられる溶媒中、冷却下、室温または加熱下反応
させることによって得ることができる。
【化61】 {式中、A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 は前記と同義
である。} 本反応において使用される塩基および溶媒としては前記
(B)で述べたものと同様のものが挙げられる。 (I)本発明化合物(2a)は、化合物(54)と1〜5当
量の化合物(6)とを適当な塩基および(7)の存在
下、不活性溶媒中、冷却下、室温または加熱下、反応さ
せることによって得ることができる。
【化62】 {式中、Y , Z,A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 は前
記と同義である。} 本反応において使用される塩基および溶媒としては前記
(B)で述べたものと同様のものが挙げられる。
【0018】(J)本発明化合物(2a)は、化合物(1
8)と1〜5当量の化合物(7)とを適当な塩基の存在
下、不活性溶媒中、冷却下、室温または加熱下反応させ
ることによって化合物(19)とし、これを1〜5当量の
化合物(6)と適当な塩基の存在下、不活性溶媒中、冷
却下、室温または加熱下反応させることにより、得るこ
とができる。
【化63】 {式中、Y , Z,A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 は前
記と同義である。} 本反応において使用される塩基および溶媒としては前記
(B)で述べたものと同様のものが挙げられる。 (K)本発明化合物(2a)は、化合物(6)と1〜5当
量の化合物(7)とを適当な塩基の存在下、不活性溶媒
中、冷却下、室温または加熱下反応させることによって
式(9)で表される化合物を得、これと化合物(18)と
を適当な塩基の存在下、不活性溶媒中、冷却下、室温
下、加熱下反応させることにより得ることができる。
【化64】 {式中、Y , Z,A,R1 ,R3 , R4, R5, R6 は前
記と同義である。} 本反応において使用される塩基および溶媒としては前記
(B)で述べたものと同様のものが挙げられる。
【0019】(L)式(18)で表される化合物は以下
の方法により化合物(20)及び化合物(23)として
得ることが出来る。
【化65】 {式中、R3', R3'', R3''',R4, R5, R6 , R10
Wは前記と同義であり、R20はアルキル基を表す。} 式(20)で表される原料化合物は市販されているか、
もしくは文献記載[ 例えば Aust. J. Chem.,44, 1795,
(1991) ]の方法で合成することができるか、あるいは化
合物(11)と1〜5当量の化合物(22)とを通常用
いられる溶媒中、酸或いは塩基の存在下、冷却下、室温
または加熱下反応させることにより化合物(21)を
得、これを酸或いは塩基の存在下、通常用いられる有機
溶媒中、加水分解反応を行うことにより、得ることがで
きる。原料化合物(23)は、化合物(20)と1〜5
当量の化合物(13)とを適当な塩基の存在下、通常用
いられる溶媒中、冷却下、室温または加熱下反応させる
ことによって得ることができるか、或いは1〜5当量の
化合物(20)に化合物(14)とを還元的 N- アルキ
ル化反応を行うことよって得ることができる 化合物(13)と化合物(20)とを反応させる場合
は、塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムなどの無機塩
基、水素化ナトリム、水素化リチウム、水素化カリウ
ム、水素化カルシウムなどの金属水素化物、ブチルリチ
ウム、フェニルリチウム、ナトリウムエトキシド、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリ
ウムtert−ブトキシド、リチウムアミド、リチウムジイ
ソプロピルアミドなどの有機金属塩基、トリエチルアミ
ン、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミンなどの有機
塩基が、溶媒としてはベンゼン、トルエンなどの芳香族
性炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、
1、2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素溶
媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど
のアミド系溶媒、テトラヒドロフラン、エーテル、1、
4−ジオキサン、1、2−ジメトキシエタンなどのエー
テル系溶媒、ピリジンなどの塩基性溶媒、またはそれら
の混合溶媒が挙げられる。化合物(20)を化合物(1
4)で還元的 N- アルキル化反応を行う場合は、化合物
(14)と化合物(20)を水素化シアノほう素ナトリ
ウムおよび適当な酸の存在下、一般的に用いられる溶媒
中、冷却下、室温下または加熱下反応させることにより
得ることができるか、或いは化合物(14)と化合物
(20)を適当な酸および触媒の存在下水素雰囲気下で
接触還元反応を行うことにより得ることができる。
【0020】前記(A)〜(L)の反応における化合物
において、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、チオー
ル基等の反応性基を有する場合は予め適当な保護基で保
護しておき、反応を実施した後に保護基を除去すること
により、目的とする化合物を得ることができる。使用さ
れる保護基としては、有機合成化学の分野で使われる通
常の保護基を用いればよく、このような保護基の導入お
よび除去は通常の方法に従って行うことができる。(例
えば、 Protective Groups in Organic Synthesis, JOH
N WILLEY& SONS, 1991 年) 例えば、水酸基の保護基としては、メトキシメチル基、
テトラヒドロピラニル基、ベンジル基、アセチル基、ベ
ンゾイル基、ベンジル基、4−メトキシベンジル基等が
挙げられる。カルボキシル基の保護基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ノルマルブチル基、イソブ
チル基、tert−ブチル基、ベンジル基等が挙げられる。
アミノ基の保護基としては、tert−ブチルオキシカルボ
ニル基、ベンジルオキシカルボニル基、アセチル基、ベ
ンゾイル基、ベンジル基等が挙げられる。チオール基の
保護基としては、ベンジル基、ジフェニルメチル基、メ
トキシメチル基、アセチル基、ベンゾイル基、tert−ブ
トキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基など
が挙げられる。上述した製造法における中間体及び目的
化合物は、有機合成化学で常用される精製法、例えば、
濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマト
グラフィー等に付して単離精製することができる。ま
た、中間体においては、特に精製することなく次の反応
に供することも可能である。化合物(1)または(2)
の塩を取得したいとき、化合物(1)または(2)が塩
の形で得られ得る場合には、適当な溶媒に溶解懸濁さ
せ、酸または塩基を加えて、塩を形成させればよい。化
合物(1)または(2)及びその薬理学上許容される塩
は、水或いは各種溶媒との付加物の形で存在することも
あるが、付加物も本発明に含まれる。
【0021】上記のように製造される一般式(1)、ま
たは(2)で表される化合物として、例えば以下の化合
物、又は製造例及び実施例で得られる化合物が挙げられ
る。
【0022】
【化66】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0023】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【0024】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【0025】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【0026】
【表31】
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【表37】
【表38】
【表39】
【表40】
【0027】
【表41】
【表42】
【表43】
【表44】
【表45】
【表46】
【表47】
【表48】
【表49】
【表50】
【0028】
【表51】
【表52】
【表53】
【表54】
【表55】
【表56】
【表57】
【表58】
【表59】
【表60】
【0029】
【表61】
【表62】
【表63】
【表64】
【表65】
【表66】
【表67】
【表68】
【表69】
【表70】
【0030】
【表71】
【表72】
【表73】
【表74】
【表75】
【表76】
【表77】
【表78】
【表79】
【表80】
【0031】
【表81】
【表82】
【表83】
【表84】
【表85】
【表86】
【表87】
【表88】
【表89】
【表90】
【0032】
【表91】
【表92】
【表93】
【表94】
【表95】
【表96】
【表97】
【表98】
【表99】
【表100】
【0033】
【表101】
【表102】
【表103】
【表104】
【表105】
【表106】
【表107】
【表108】
【表109】
【表110】
【0034】
【表111】
【表112】
【表113】
【表114】
【表115】
【表116】
【表117】
【表118】
【表119】
【表120】
【0035】
【表121】
【表122】
【表123】
【表124】
【表125】
【表126】
【表127】
【表128】
【0036】一般式(1)または(2)で表される化合
物は、必要に応じて医薬として許容される無機酸または
有機酸との酸付加塩或いはアルカリ付加塩とすることが
できる。そのような酸付加塩としては、例えば塩酸塩、
臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、および
ギ酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸
塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、アスパラギン
酸塩、グルタミン酸塩等の有機カルボン酸との塩、メタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸塩、P −トルエンス
ルホン酸塩、ヒドロキシベンゼンスルホン酸塩、ジヒド
ロキシベンゼンスルホン酸塩等のスルホン酸との塩が、
また、薬理学的に許容されるアルカリ付加塩としては、
アンモニウム塩、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム
塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等があげられる。本
発明化合物は静脈内投与のみならず経口投与でも有効性
を示すものである。前記一般式(1)または(2)で表
される化合物またはその酸付加塩、アルカリ付加塩は、
これを治療または予防する薬剤として用いるにあたり、
非経口的または経口的に投与することが出来る。すなわ
ち通常用いられる投与形態、例えば粉末、顆粒、錠剤、
カプセル剤、シロップ剤、懸濁液等の剤形で経口的に投
与することができる、あるいは、例えば、その溶液、乳
剤、懸濁液の剤形にしたものを注射の型で非経口的に投
与することができる。坐型の型で直腸投与することもで
きる。前記の適当な剤形は、例えば、許容される通常の
担体、賦型剤、結合剤、安定剤、希釈剤に活性化合物を
配合することにより製造することができる。注射剤型で
用いる場合には、例えば、許容される緩衝剤、溶解補助
剤、等張剤も添加することができる。これらの製剤は通
常の技術により製造することができる。投与量および投
与回数は、例えば、対象疾患、症状、年齢、体重、投与
形態によって異なるが、通常は成人に対して一日あたり
0.1mg 〜2000mg 好ましくは1〜200mgを一回ま
たは数回に分けて投与することができる。
【0037】
【実施例】以下に製造例、製剤例及び試験例により本発
明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。 製造例1 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−トルエン
スルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合
成 5−アミノ−4−シアノ−1−フェニル−(1H)−ピ
ラゾール[J.Org.Chem.,1240, 21, (1956) より公
知](471 mg,2.257mmol ) のジクロロメタン( 15
ml ) の溶液に0℃にて撹拌下、4−トルエンスルホ
ニルイソシアナート ( 523 mg, 2.652 mmol ) を滴下
した。この溶液を徐々に室温まで昇温しながら7.7 時間
撹拌した。析出した結晶を濾取し、ジクロロメタンで洗
浄し、減圧下乾燥し目的とする4−シアノ−1−フェニ
ル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾール ( 820 mg, 84.1 % )
を合成した。融点 162−164℃ 製造例2 1−フェニル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)
−ウレイド}−(1H)−ピラゾール[Pol.J.Pharmaco
l.Pharm.(1974),26(4),479-482より公知]の合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−1−フェニル−
(1H)−ピラゾールと4−トルエンスルホニルイソシ
アナートより、反応を行い、1−フェニル−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールを合成した。融点 160−163℃ 製造例3 3−メチル−1−フェニル−5−{3−(4−トルエン
スルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール[Po
l.J.Pharmacol.Pharm.(1974),26(4),479-482より公
知]の合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H)−ピラゾール[J. Org. Chem. 6155,
58, (1993) より公知]と4−トルエンスルホニル
イソシアナートより、反応を行い、3−メチル−1−フ
ェニル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレ
イド}−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 14
5−147℃ 製造例4 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−トルエン
スルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールのナ
トリウム塩の合成 後記実施例44の方法に準じて4−シアノ−1−フェニ
ル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾールより4−シアノ−1−フェ
ニル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾールのナトリウム塩を得た。 IR(KBr) 3420, 2235, 1638, 1531, 1498, 1282 , 113
8cm-1
【0038】製造例5 3−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾール[名城大学農学報 28、49−
59、(1992)より公知]の合成 3−アミノ−(1H)−ピラゾール(3.830g, 46.095mmo
l) のジクロロメタン(20ml) およびテトラヒドロフ
ラン(20ml)の混合溶液に0℃にて4−トルエンスルホ
ニルイソシアナート(7.10ml, 46.443mmol)を滴下し、
0℃にて40分撹拌した。氷−水浴を取り除き、徐々に
室温まで昇温しながら、2時間撹拌した。溶媒を減圧留
去し、得られた残渣をジクロロメタンより再結晶を行
い、更に得られた結晶をトルエン−テトラヒドロフラン
の混合溶媒より再結晶を行い、3−{3−(4−トルエ
ンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを
合成した。 IR(KBr) 3332, 1699, 1507, 1145 , 1088cm-1 製造例6 4−エトキシカルボニル−3−{3−(4−トルエンス
ルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール[名城
大学農学報 28、49−59、(1992)より公
知]の合成 3−アミノ−4−エトキシカルボニル−(1H)−ピラ
ゾール(5.283g, 34.049mmol) のジクロロメタン(20m
l) およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合溶液に0
℃にて4−トルエンスルホニルイソシアナート(5.50m
l, 35.977mmol)を滴下し、0℃にて30分撹拌した。
氷−水浴を取り除き、徐々に室温まで昇温しながら、2.
3 時間撹拌した。析出した結晶を濾取し、ジクロロメタ
ンにて洗浄後、、得られた結晶をジクロロメタンより再
結晶を行い、4−エトキシカルボニル−3−{3−(4
−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラ
ゾールを合成した。 IR(KBr) 3310, 1737, 1668, 1596, 1500, 1352, 127
9, 1148, 1121, 1089 ,944cm-1
【0039】製造例7 4−カルボキシ−3−{3−(4−トルエンスルホニ
ル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合成 4−エトキシカルボニル−3−{3−(4−トルエンス
ルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール(1.61
5 g,4.583 mmol )のエタノール(60ml)に室温下に
て、10N 水酸化カリウム水溶液を40ml加えた。60分間室
温にて撹拌した後に、60℃にて1時間撹拌した。室温
に冷却した後に4N 塩酸を加え、中和し、析出した結晶
を濾取し、水にて洗浄後、減圧下乾燥し、4−カルボキ
シ−3−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾール(787mg, 53.0%)を合成し
た。 IR(KBr) 3271, 1720, 1599, 1510, 1352, 1280, 1155
, 1090cm-1 実施例1 4−シアノ−1−フェニル−5−{(3−ベンゼンスル
ホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−フェニル−(1H)−ピラゾール[J.Org.Chem., 124
0, 21, (1956) より公知]とベンゼンスルホニルイソ
シアナートより、反応を行い、4−シアノ−1−フェニ
ル−5−{(3−ベンゼンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールを合成した。融点 159−16
1℃ 実施例2 4−シアノ−1−(2−ピリジル)−5−{3−(4−
トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾ
ールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−(2−ピリジル)−(1H)−ピラゾール[特開昭6
2−195376より公知]と4−トルエンスルホニル
イソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−1−
(2−ピリジル)−5−{3−(4−トルエンスルホニ
ル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合成した。
融点 253−256℃ 実施例3 4−シアノ−1−メチル−5−{3−(4−トルエンス
ルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−メチル−(1H)−ピラゾール[J.Org.Chem., 1240,
21, (1956) より公知]と4−トルエンスルホニルイ
ソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−1−メチ
ル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 300
℃以上 実施例4 4−シアノ−1−シクロヘキシル−5−{3−(4−ト
ルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−シクロヘキシル−(1H)−ピラゾール[Chem. Abstr
act. 1459, 56, (1962)より公知]と4−トルエンス
ルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シアノ
−1−シクロヘキシル−5−{3−(4−トルエンスル
ホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合成し
た。融点 273−277℃ 実施例5 4−シアノ−1−(7−クロロキノリン−4−イル)−
5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−(7−クロロキノリン−4−イル)−(1H)−ピラ
ゾール[米国特許第4622330 号より公知]と4−トルエ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−1−(7−クロロキノリン−4−イル)−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。融点 300℃以上
【0040】実施例6 4−シアノ−1−(4−ニトロフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1−
(4−ニトロフェニル)−(1H)−ピラゾール[J.Or
g.Chem., 1240, 21, (1956) より公知]と4−トルエ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−1−(4−ニトロフェニル)−5−{3−(4−
トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾ
ールを合成した。融点 300℃以上 実施例7 4−シアノ−1−(4−アミノフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 4−シアノ−1−(4−ニトロフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾール(480mg, 1.126mmol) 及び 20% 三塩化チ
タン水溶液 ( 8.70ml, 11.281mmol) のアセトン溶液
(150ml)を室温下、4時間撹拌した。この反応溶液を
氷−水に注ぎ、この溶液を飽和重層水溶液を加え、pH
9 とした。これを酢酸エチルで抽出し、得られた有機
層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、濾過し、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−メタノール
20:1)にて精製し、4−シアノ−1−(4−アミ
ノフェニル)−5−{3−(4−トルエンスルホニル)
−ウレイド}−(1H)−ピラゾール(88mg, 19.7%)を
合成した。融点 275℃で分解(ジクロロメタンより
再結晶を行った。) 実施例8 4−シアノ−1−(4−アセチルアミノフェニル)−5
−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールの合成 4−シアノ−1−(4−アミノフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾール(8.8mg ,0.0222mmol), 塩化アセチル(3
μl, 0.0422mmol) 及びトリエチルアミン ( 20 μ
l, 0.143mmol) のジクロロメタン(2ml)及びテト
ラヒドロフラン(2ml)の混合溶液を0℃から室温ま
で昇温しながら、1時間撹拌した。これを氷−水に注
ぎ、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、濾過
し、減圧留去し、残渣を得た。これを分取薄層クロマト
グラフィー(酢酸エチル−メタノール 10:1)にて
精製し、4−シアノ−1−(4−アセチルアミノフェニ
ル)−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾール(2.8mg, 28.8%) を合成し
た。 IR(KBr) 3228, 2239, 1675, 1572, 1519, 1414, 137
1, 1309 , 1265cm-1 実施例9 4−シアノ−1−(4−メチルフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−(4−メチルフェニル)−(1H)−ピラゾール[J.O
rg.Chem.,1240, 21, (1956)より公知]と4−トルエ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−1−(4−メチルフェニル)−5−{3−(4−
トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾ
ールを合成した。融点 172−174℃
【0041】実施例10 4−シアノ−1−(4−クロロフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−(4−クロロフェニル)−(1H)−ピラゾール[J.O
rg.Chem., 1240, 21, (1956) より公知]と4−トル
エンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−
シアノ−1−(4−クロロフェニル)−5−{3−(4
−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラ
ゾールを合成した。融点 168−170℃ 実施例11 4−シアノ−1−(4−ブロモフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−(4−ブロモフェニル)−(1H)−ピラゾール[J.O
rg.Chem., 1240, 21, (1956) より公知]と4−トル
エンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−
シアノ−1−(4−ブロモフェニル)−5−{3−(4
−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラ
ゾールを合成した。融点 179−181℃ 実施例12 4−シアノ−1−(1−ナフチル)−5−{3−(4−
トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾ
ールの合成 a ) 4−シアノ−5−アミノ−1−(1−ナフチル)
−(1H)−ピラゾールの合成 エトキシメチレンマロノニトリル ( 4.04g, 33.080mmo
l ), 1−ナフチルヒドラジン塩酸塩 ( 6.44g, 33.08
3mmol ), ナトリウムエチラート ( 2.26g, 33.211mmo
l ) のエタノール(150 ml)溶液を4 時間加熱還流
した。冷却後、減圧留去し残渣を得た。これに水を加
え、酢酸エチルにて抽出した。この有機層を飽和食塩水
で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、濾過し、減圧留
去して残渣を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム−酢酸エチル 10:1 )にて精
製し、5−アミノ−4−シアノ−1−(1−ナフチル)
−(1H)−ピラゾール ( 2.299g, 29.7% )を合成し
た。 IR (KBr) 3646, 3381, 3164, 2216, 1662, 1536 cm-1 b ) 4−シアノ−1−(1−ナフチル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1−
(1−ナフチル)−(1H)−ピラゾールと4−トルエ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−1−(1−ナフチル)−5−{3−(4−トルエ
ンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを
合成した。融点 176−178℃ 実施例13 4−シアノ−1−(2−ベンゾチアゾリル)−5−{3
−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)
−ピラゾールの合成 a ) 5−アミノ−4−シアノ−1−(2−ベンゾチア
ゾリル)−(1H)−ピラゾールの合成 エトキシメチレンマロノニトリル ( 1.944g, 15.917mm
ol ), 2−ヒドラジノベンゾチアゾール ( 2.631g,
15.924mmol ) のエタノール(150ml)溶液を4.
8時間加熱還流した。次に、加熱還流したままエタノー
ルを約100ml留去した後冷却した。析出した結晶を
濾取しエタノールで洗浄し減圧乾燥し、5−アミノ−4
−シアノ−1−(2−ベンゾチアゾリル)−(1H)−
ピラゾール ( 3.293g, 85.7% ) を合成した。融点
248−250℃ b ) 4−シアノ−1−(2−ベンゾチアゾリル)−5
−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1−
(2−ベンゾチアゾリル)−(1H)−ピラゾールと4
−トルエンスルホニルイソシアナートより、反応を行
い、4−シアノ−1−(2−ベンゾチアゾリル)−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。融点 300℃以上 実施例14 4−シアノ−1−ベンジル−5−{3−(4−トルエン
スルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合
成 製造例1の方法に準じて公知の5−アミノ−4−シアノ
−1−ベンジル−(1H)−ピラゾール[特開昭60−
115581より公知]と4−トルエンスルホニルイソ
シアナートより、反応を行い、4−シアノ−1−ベンジ
ル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 153
−156℃ 実施例15 4−シアノ−1−(2−イミダゾリニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 a ) 5−アミノ−4−シアノ−1−(2−イミダゾリ
ニル)−(1H)−ピラゾールの合成 エトキシメチレンマロノニトリル ( 4.070g, 33.325mm
ol ), 2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン臭化水素酸
塩 ( 6.030g, 33.308mmol ), ナトリウムエチラート
( 2.404g, 33.327mmol ) のエタノール(150 ml)
溶液を2.5 時間加熱還流した。冷却後、減圧留去し残渣
を得た。これに水を加え、酢酸エチルにて抽出した。こ
の有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾
燥し、濾過し、減圧留去して残渣を得た。これをエタノ
ールより再結晶を行った。更にこれをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エチル 4 :
1)にて精製し、5−アミノ−4−シアノ−1−(2−
イミダゾリニル)−(1H)−ピラゾール ( 2.050g, 3
5.1% ) を合成した。 IR (KBr) 3363, 3208, 2233, 1647, 1556 cm-1 b ) 4−シアノ−1−(2−イミダゾリニル)−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−(2−イミダゾリニル)−(1H)−ピラゾールと4
−トルエンスルホニルイソシアナートより、反応を行
い、4−シアノ−1−(2−イミダゾリニル)−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。融点 280℃にて分解
【0042】実施例16 4−シアノ−1−(2−ニトロフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1−
(2−ニトロフェニル)−(1H)−ピラゾール[J. H
eterocyclic. Chem., 511, 20, (1983) より公知]と
4−トルエンスルホニルイソシアナートより、反応を行
い、4−シアノ−1−(2−ニトロフェニル)−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。融点 167−170℃ 実施例17 4−シアノ−1−(2−アミノフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 1−(2−ニトロフェニル)−4−シアノ−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾール (123mg, 0.288mmol ), 10%パラジウム−
炭素(34mg)の酢酸エチル(10ml)及びメタノール
(10ml)の混合溶液を室温下、水素添加反応を2時
間行った。この溶液をセライトを用い濾過し、濾液を減
圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(メタノール−クロロホルム−アンモニア水
10:90:1)にて精製し、4−シアノ−1−(2−ア
ミノフェニル)−5−{3−(4−トルエンスルホニ
ル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール(113mg ,99.
0%)を得た。融点 193−196℃ 実施例18 4−シアノ−1−(2−メチルフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−(2−メチルフェニル)−(1H)−ピラゾール[特
表平6−503069より公知]と4−トルエンスルホ
ニルイソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−1
−(2−ニトロフェニル)−5−{3−(4−トルエン
スルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合
成した。融点 156−159℃ 実施例19 4−シアノ−1−(2−クロロフェニル)−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1−
(2−クロロフェニル)−(1H)−ピラゾール[J. Me
d. Chem. 2892, 34, (1991)より公知]と4−トルエ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−1−(2−クロロフェニル)−5−{3−(4−
トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾ
ールを合成した。融点 174−177℃ 実施例20 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(2−トルエン
スルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合
成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−フェニル−(1H)−ピラゾール[J.Org.Chem., 124
0, 21, (1956) より公知]と2−トルエンスルホニル
イソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−1−フ
ェニル−5−{3−(2−トルエンスルホニル)−ウレ
イド}−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 16
5−168℃
【0043】実施例21 4−シアノ−1−シクロヘキシル−5−{3−(2−ト
ルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 5−アミノ−4−シアノ−1−シクロヘキシル−(1
H)−ピラゾール[Chem. Abstract. 1459, 56, (196
2)より公知](210mg, 1.105mmol)のジクロロメタン
(10ml)溶液に0℃にて2−トルエンスルホニルイソシ
アナート(200μl, 1.370mmol) を加え、0℃にて20分
撹拌した後、氷−水浴を取り除き、徐々に室温まで昇温
しながら100 分撹拌した。エーテルを反応液に加え、析
出した結晶を濾取した。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(メタノール−クロロホルム 1 :9 )に
て精製した後にさらに分取薄層クロマトグラフィー(シ
リカゲル、メタノール−クロロホルム 1 :9 )にて精
製を行い4−シアノ−1−シクロヘキシル−5−{3−
(2−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾール(34mg, 8.0%)を合成した。 IR (KBr) 2935, 2233, 1720, 1615, 1278 cm-1 実施例22 1−フェニル−5−{3−(2−トルエンスルホニル)
−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−1−フェニル−
(1H)−ピラゾールと2−トルエンスルホニルイソシ
アナートより、反応を行い、1−フェニル−5−{3−
(2−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールを合成した。融点 160−163℃ 実施例23 4−エトキシカルボニル−1−フェニル−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−エトキシカル
ボニル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール[J.Med.C
hem., 3263, 35, (1992) より公知]と4 −トルエン
スルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−エト
キシカルボニル−1−フェニル−5−{3−(4−トル
エンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール
を合成した。 IR(KBr) 3374, 2982, 1701, 1601, 1503, 1304, 124
0, 1129, 1086, 759, 667, 556 cm-1 実施例24 4−カルボキシ−1−フェニル−5−{3−(4−トル
エンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール
の合成 4−エトキシカルボニル−1−フェニル−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾール(471mg ,1.136mmol )及び10N水酸化カ
リウム水溶液のエタノール(10ml)溶液を室温下、
9.7 時間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、4N塩酸水
を滴下し、pH 5とした。析出した結晶を濾取し、水
にて洗浄後、減圧乾燥し、4−カルボキシ−1−フェニ
ル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾール(202mg ,47.2%)を得
た。融点 204−207℃ 実施例25 4−シアノ−1−フェニル−3−メチル−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて 5−アミノ−4−シアノ−
1−フェニル−3−メチル−(1H)−ピラゾール[J.O
rg.Chem., 1240, 21, (1956) より公知]と4−トルエ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−1−フェニル−3−メチル−5−{3−(4−ト
ルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルを合成した。融点 169−172℃
【0044】実施例26 4−シアノ−1−フェニル−3−メチル−5−{3−
(2−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−1−フェニル−3−メチル−
(1H)−ピラゾール[J.Org.Chem., 1240, 21, (195
6) より公知](228mg, 1.149mmol) のジクロロメタ
ン(10ml)に2−トルエンスルホニルイソシアナート
(200μl, 1.370mmol) を0℃にて滴下した後に、0℃
にて20分撹拌し、氷−水浴を取り除き、徐々に室温まで
昇温しながら100 分撹拌した。反応液にエーテルを加
え、析出した結晶を濾取した。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(メタノール−クロロホルム 1 :
9 )にて精製し、4−シアノ−1−フェニル−3−メチ
ル−5−{3−(2−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾール(32mg, 7.0%)を合成し
た。 IR (KBr) 3418, 2231, 1617, 1310, 1272 cm-1 実施例27 4−シアノ−3−エチル−1−フェニル−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1−
フェニル−3−エチル−(1H)−ピラゾール[Chem.Ab
stract.79, 146518 より公知]と4 −トルエンスルホ
ニルイソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−3
−エチル−1−フェニル−5−{3−(4−トルエンス
ルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合成
した。融点 161−164℃ 実施例28 4−シアノ−3−エチル−1−フェニル−5−{3−
(2−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
エチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール[Chem.Ab
stract.79, 146518 より公知]と2−トルエンスルホ
ニルイソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−3
−エチル−1−フェニル−5−{3−(2−トルエンス
ルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合成
した。融点 159−161℃ 実施例29 3−n−ブチル−4−シアノ−1−フェニル−5−{3
−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)
−ピラゾールの合成 a) 1−エトキシペンチリデンマロノニトリルの合成 オルト吉草酸トリエチル(15.773g, 77.201mmol) 及び
マロノニトリル(5.100g, 77.203mmol)の無水酢酸(10
0ml )溶液を3時間加熱還流した。無水酢酸を減圧留去
し、残渣を得た。これに水を加え、酢酸エチルにて抽出
した。有機層を飽和食塩水にて何度も洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥し、減圧留去し、残渣を得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢
酸エチル3:1〜1:1)にて精製し、1−エトキシペ
ンチリデンマロノニトリル(10.566g, 76.8%) を得
た。 IR(KBr) 2970, 2940, 2880, 2225, 1570, 1470, 138
0, 1345, 1225 , 1050 cm-1 b) 5−アミノ−3− n−ブチル−4−シアノ−1−
フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 1−エトキシペンチリデンマロノニトリル(2.701g, 1
5.154mmol) 及びフェニルヒドラジン(1.664g, 15.397
mmol) のエタノール溶液(60ml) を5 時間加熱還流し
た。冷却後、溶媒を減圧留去し、残渣を得た。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エ
チル 10:1〜1:1)にて精製し、1−エトキシペ
ンチリデンマロノニトリル(3.640g, 100%) を得た。 IR(neat) 3340, 3225, 2950, 2930, 2880, 2225, 163
0, 1600, 1560, 1540,1500, 1455, 1070, 760 , 690 cm
-1 c) 3− n−ブチル−4−シアノ−1−フェニル−5
−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1−
フェニル−2− n−ブチル−(1H)−ピラゾールと4
−トルエンスルホニルイソシアナートより、反応を行
い、3− n−ブチル−4−シアノ−1−フェニル−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。融点 229−231℃
【0045】実施例30 3− n−ブチル−4−シアノ−1−フェニル−5−{3
−(2−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)
−ピラゾールの合成 実施例21 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−
1−フェニル−2− n−ブチル−(1H)−ピラゾール
と2−トルエンスルホニルイソシアナートより、反応を
行ったのちに、分取薄層クロマトグラフィイー(シリカ
ゲル、メタノール−クロロホルム 1 :9 )にて精製を
行い3− n−ブチル−4−シアノ−1−フェニル−5−
{3−(2−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。 IR (KBr) 2958, 2230, 1623 ,1260 cm-1 実施例31 4−シアノ−1、3−ジフェニル−5−{3−(4−ト
ルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−
1,3−ジフェニル−(1H)−ピラゾール[J. Heter
ocyclic. Chem. 647, 27, (1990)より公知]と4−ト
ルエンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4
−シアノ−1、3−ジフェニル−5−{3−(4−トル
エンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール
を合成した。融点 224−226℃ 実施例32 4−シアノ−1、3−ジフェニル−5−{3−(2−ト
ルエンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1,
3−ジフェニル−(1H)−ピラゾール[J. Heterocyc
lic. Chem. 647, 27, (1990)より公知]と2−トルエ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−1、3−ジフェニル−5−{3−(2−トルエン
スルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合
成した。融点 219−221℃ 実施例33 4−シアノ−3−シアノメチル−1−フェニル−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
シアノメチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール[
J.Am.Chem.Soc., 2456, 81, (1959) より公知]と4
−トルエンスルホニルイソシアナートより、反応を行
い、4−シアノ−3−シアノメチル−1−フェニル−5
−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールを合成した。融点 159−16
1℃ 実施例34 4−シアノ−3−エトキシカルボニルメチル−1−フェ
ニル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
エトキシカルボニルメチル−1−フェニル−(1H)−
ピラゾール[ J.Am.Chem.Soc., 2456, 81, (1959) よ
り公知]と4 −トルエンスルホニルイソシアナートよ
り、反応を行い、4−シアノ−3−エトキシカルボニル
メチル−1−フェニル−5−{3−(4−トルエンスル
ホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合成し
た。融点 108−110℃ 実施例35 4−シアノ−3−カルボキシメチル−1−フェニル−5
−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールの合成 4−シアノ−3−エトキシカルボニルメチル−1−フェ
ニル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾール(502mg ,1.073mmol) の
エタノール(20ml)溶液に0℃にて4N水酸化カリウ
ム水溶液(5 ml)を滴下した。この溶液を撹拌しなが
ら、1.5 時間かけて10℃まで昇温した。この反応溶液
を0℃に冷却し、2N塩酸水溶液を滴下し、pH3にし
た。これを酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水で洗浄し
た後に硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した後に減圧留去
し、4−シアノ−3−カルボキシメチル−1−フェニル
−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}
−(1H)−ピラゾール(364mg ,77.1%)を得た。 IR(KBr) 3216, 2232, 1702, 1598, 1534, 1478, 135
1, 1235 , 1162cm-1
【0046】実施例36 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−クロロベ
ンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−1
−フェニル−(1H)−ピラゾール[J.Org.Chem., 124
0, 21, (1956) より公知]と4−クロロベンゼンスル
ホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−
1−フェニル−5−{3−(4−クロロベンゼンスルホ
ニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合成し
た。融点 159−161℃ 実施例37 4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3
−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール[J.Or
g.Chem., 1240, 21, (1956) より公知]と4−クロロ
ベンゼンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、
4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。融点 163−165℃ 実施例38 4−シアノ−3−エチル−1−フェニル−5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールの合成 製造例1 の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3
−エチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール[Chem.
Abstract. 79, 146518より公知]と4−クロロベンゼ
ンスルホニルイソシアナートより、反応を行い、4−シ
アノ−3−エチル−1−フェニル−5−{3−(4−ク
ロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピ
ラゾールを合成した。融点 152−154℃ 実施例39 4−シアノ−3−(2−ジメチルアミノエチル)−1−
フェニル−5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニ
ル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合成 a )4−シアノ−5−{ジ−(tert−ブトキシカルボニ
ル)−アミノ}−3−エトキシカルボニルメチル−1−
フェニル−(1H) −ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−エトキシカルボニルメチ
ル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール(6.025 g,2
2.291mmol)とジ−tert−ブチルカルボナート(10.
640g, 48.751mmol )及びジメチルアミノピリジン(300
mg, 2.456mmol)のジクロロメタン(50ml)溶液を室
温下で4 時間撹拌した。これに水を加え、有機層を分離
した後に水層をクロロホルムにて抽出した。合わせた有
機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥後、濾過し、減圧留去し残渣を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エ
チル4 :1 )にて精製し、4−シアノ−5−{ジ−(te
rt−ブトキシカルボニル)−アミノ}−3−エトキシカ
ルボニルメチル−1−フェニル−(1H) −ピラゾール
(10.488g,100%)を得た。 IR(neat) 3000, 2950, 2245, 1815, 1780, 1740, 157
5, 1505, 1455, 1400,1375, 1255, 1150, 1120 , 1100c
m-1 b )4−シアノ−5−tert−ブトキシカルボニルアミノ
−3−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−(1
H) −ピラゾールの合成。 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(977mg, 2
5.744mmol )のテトラヒドロフラン(50ml)懸濁液に4
−シアノ−5−{ジ−(tert−ブトキシカルボニル)−
アミノ}−3−エトキシカルボニルメチル−1−フェニ
ル−(1H) −ピラゾール(12.115g, 25.748mmol )の
テトラヒドロフラン(100ml) 溶液を0℃にて20分か
けて滴下した。この溶液を0℃にて70分撹拌した。こ
の反応溶液にテトラヒドロフランと水の1:1の混合溶
液を0℃にて滴下した。得られた溶液をセライトを用い
濾過し、濾液を減圧留去し残渣を得た。これに飽和食塩
水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、濾過した
後に減圧留去残渣を得た。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム−酢酸エチル 4 :1 →
1 :1)にて精製し、4−シアノ−5−tert−ブトキシ
カルボニルアミノ−3−(2−ヒドロキシエチル)−1
−フェニル−(1H) −ピラゾール (3.252g, 38.5%)
を得た。 IR (KBr) 3339, 2981, 2230, 1700, 1568, 1535, 137
2, 1356, 1159 , 774 cm-1 c) 4−シアノ−5−tert−ブトキシカルボニルアミ
ノ−3−(2−ジメチルアミノエチル)−1−フェニル
−(1H) −ピラゾールの合成 4−シアノ−5−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3
−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−(1H)
−ピラゾール (789 mg, 2.403mmol), 塩化メタンス
ルホニル(195 μl,2.519mmol)及びトリエチルアミ
ン(670 μl,4.807mmol)のジクロロメタン(40m
l)溶液を0℃にて2.5 時間撹拌した。これに水を加
え、有機層を分離した後に、水層をクロロホルムにて抽
出した。合わせた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得た。こ
れをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム−酢酸エチル 4 :1 )にて精製し、4−シアノ−5
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−メタン
スルホニルオキシエチル)−1−フェニル−(1H) −
ピラゾール(982 mg)を含む残渣を得た。 この残渣
(857mg), 及び50%ジメチルアミン水溶液 (570
μl ) の ジメチルホルムアミド( 40ml ) 溶液を室
温にて2時間撹拌した。更に、50%ジメチルアミン水
溶液 (600 μl ) を加え、室温にて2時間撹拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を
飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール 97 :
3) にて精製し、4−シアノ−5−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−3−(2−ジメチルアミノエチル)−
1−フェニル−(1H) −ピラゾール( 650mg、76.1%
)を得た。 IR(KBr) 2983, 2786, 2232, 1731, 1597, 1575, 150
4, 1456, 1395, 1369, 1280, 1256, 1160, 1012 , 767c
m-1 d)5−アミノ−4−シアノ−3−(2−ジメチルアミ
ノエチル)−1−フェニル−(1H) −ピラゾールの合
成。 4−シアノ−5−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3
−(2−ジメチルアミノエチル)−1−フェニル−(1
H) −ピラゾール(9.8mg, 0.0276mmol) のジクロロ
メタン (1ml) 溶液に0℃にてトリフルオロ酢酸
(145μl, 1.882mmol) を加え、徐々に室温まで昇
温しながら、9時間撹拌した。反応溶液を減圧留去し残
渣を得た。これにアンモニア水を加え、クロロホルムに
て抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後減圧留去し、残渣を得た。これを
分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、メタノール
−クロロホルム−アンモニア水 10 :90:1) にて精
製し、5−アミノ−4−シアノ−3−(2−ジメチルア
ミノエチル)−1−フェニル−(1H) −ピラゾール
(1.8mg 、 25.5 %) を得た。 IR(KBr) 3364, 2826, 2209, 1654, 1573, 1535, 149
5, 1465, 779 , 697cm-1 e) 4−シアノ−3−(2−ジメチルアミノエチル)
−1−フェニル−5−{3−(4−クロロベンゼンスル
ホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
(2−ジメチルアミノエチル)−1−フェニル−(1
H) −ピラゾールと4−クロロベンゼンスルホニルイ
ソシアナートより、反応を行い、4−シアノ−3−(2
−ジメチルアミノエチル)−1−フェニル−5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールを合成した。融点 168−170℃ 実施例40 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−ニトロベ
ンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 5−アミノ−4−シアノ−1−フェニル−(1H)−ピ
ラゾール[J.Org.Chem., 1240, 21, (1956) より公
知](960mg, 5.212mmol)のジクロロメタン(30ml)溶
液に4−ニトロベンゼンスルホニルイソシアナート[Te
trahedron Letters, 2839, 34, (1993) より公知]
(1.124g, 4.926mmol) のジクロロメタン溶液(5ml)
を0℃にて滴下した後に、0℃にて20分撹拌し、氷−水
浴を取り除き、徐々に室温まで昇温しながら100 分撹拌
した。反応液を氷−水に注ぎ、クロロホルムにて抽出し
た。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後、減圧留去して残渣を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−クロロホ
ルム 1 :9 )にて2回精製を行い、4−シアノ−1−
フェニル−5−{3−(4−ニトロベンゼンスルホニ
ル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール(62mg, 3.1
%)を合成した。 1H−NMR(DMSO-d6 )δ;8.37(2H, m), 8.20
(1H, m), 8.17(2H,m), 7.78(2H, m), 7.53(2
H, m), 7.42(1H, m)
【0047】実施例41 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−アミノベ
ンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−ニトロベ
ンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾー
ル(60.0mg,0.145mmol )と20%3塩化チタン水溶
液(1.20ml、1.556mmol )のアセトン(5 ml)溶液を
7 時間室温にて撹拌した。反応液を氷−水に注ぎ飽和重
曹を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩
水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留
去した。これを分取薄層クロマトグラフィーー(シリカ
ゲル、メタノール−酢酸エチル 1:10)にて精製
し、4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−アミ
ノベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラ
ゾール(5.6 mg,10.1%)を合成した。 IR(KBr) 3358, 2925, 1592, 1502, 1144 , 1082cm-1 実施例42 4−シアノ−3−イソプロピル−1−フェニル−5−
{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールの合成 a)イソプロピルヒドロキシメチレンマロノニトリルの
合成 マロノニトリル(2.591 グラム,39.222mmol) および
トリエチルアミン(7.986g, 78.921mmol) のベンゼン
(50ml)溶液に0℃にて塩化イソブチリル(4.084g, 3
8.329mmol) を滴下した。氷−水浴を取り除き、徐々
に室温まで昇温しながら、2時間撹拌した。反応液に水
を加え、酢酸エチルにて抽出した。水層を4N硫酸を加
えpH1にした後、酢酸エチルにて抽出した。この有機
層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧留去して、イ
ソプロピルヒドロキシメチレンマロノニトリル(4.894
g, 94.5%) を得た。 IR(KBr) 3202, 2983, 2242, 2228, 1560, 1464, 125
3, 1095 , 980cm-1 b)イソプロピルメトキシメチレンマロノニトリルの合
成 イソプロピルヒドロキシメチレンマロノニトリル(4.30
7g, 31.869mmol), 硫酸ジメチル(10ml, 105.685mmo
l), 炭酸ナトリウム(10.375g, 97.887mmol)および
水(8ml)の1、4−ジオキサン(75ml)溶液を70−
80℃にて6時間加熱還流した。反応液を氷−水に注
ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて
洗浄後、減圧留去して残渣を得た。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:
1 )にて精製し、イソプロピルメトキシメチレンマロノ
ニトリル(1.470g, 30.7%) を得た。 IR(neat) 2990, 2225, 1570, 1470, 1335, 1215, 110
5, 1000 , 955 cm-1 c) 5−アミノ−4−シアノ−3−イソプロピル−1
−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 イソプロピルメトキシメチレンマロノニトリル(937mg,
6.239mmol)およびフェニルヒドラジン(681mmg, 6.30
1mmol) のエタノール(20ml) 溶液を3 時間加熱還流
した。冷却後、エタノールを減圧留去し残渣を得た。こ
れをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−
酢酸エチル 10:1 →3 :1 )にて精製し、5−アミノ
−4−シアノ−3−イソプロピル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾール(1.370g, 97.0%) を得た。 IR(KBr) 3364, 2826, 2209, 1654, 1573, 1535, 149
5, 1465, 779 , 697cm-1 d)4−シアノ−3−イソプロピル−1−フェニル−5
−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
イソプロピル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールと
4−トルエンスルホニルイソシアナートより、反応を行
い、4−シアノ−3−イソプロピル−1−フェニル−5
−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイド}−
(1H)−ピラゾールを合成した。融点 161−16
3℃ 実施例43 4−シアノ−3−イソプロピル−1−フェニル−5−
{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}
−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
イソプロピル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールと
4−クロロベンゼンスルホニルイソシアナートより、反
応を行い、4−シアノ−3−イソプロピル−1−フェニ
ル−5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウ
レイド}−(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3324, 2972, 2233, 1720, 1582, 1508, 146
8, 1159 , 1091 cm-1
【0048】実施例44 4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールのナトリウム塩の合成 4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾール(388mg,0.750mmol)
を水(40ml)に懸濁し、室温下で撹拌しながら1N
水酸化ナトリウム水溶液を750μl加え、1時間撹拌
した。不溶物を濾取し、濾液を減圧留去し、4−シアノ
−3−メチル−1−フェニル−5−{3−(4−クロロ
ベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾ
ールのナトリウム塩(327mg,80.0%)を得
た。 IR(KBr) 3411, 2230, 1638, 1572, 1535, 1497, 139
5, 1307, 1257, 1148,1074 cm-1 実施例45 4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−5−{3−
(4−トルエンスルホニル)ウレイド}−(1H)−ピ
ラゾールのナトリウム塩の合成 実施例44の方法に準じて4−シアノ−3−メチル−1
−フェニル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)−
ウレイド}−(1H)−ピラゾールより4−シアノ−3
−メチル−1−フェニル−5−{3−(4−トルエンス
ルホニル)ウレイド}−(1H)−ピラゾールのナトリ
ウム塩を得た。 IR(KBr) 3422, 2229, 1640, 1536, 1497, 1307, 126
0, 1145 , 1074cm-1 実施例46 4−シアノ−1−シクロヘキシル−5−{3−(4−ト
ルエンスルホニル)ウレイド}−(1H)−ピラゾール
のナトリウム塩の合成 実施例44の方法に準じて4−シアノ−1−シクロヘキ
シル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)ウレイ
ド}−(1H)−ピラゾールより4−シアノ−1−シク
ロヘキシル−5−{3−(4−トルエンスルホニル)ウ
レイド}−(1H)−ピラゾールのナトリウム塩を得
た。 IR(KBr) 3399, 2931, 2856, 2236, 1629, 1575, 145
5, 1275, 1144 , 1099cm-1 実施例47 4−シアノ−1−フェニル−5−{3−(4−イソプロ
ピルベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−ピ
ラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−1−フェニル−(1H)−ピ
ラゾール[J. Org. Chem.1240, 21, (1956) より公
知](354mg, 1.922mmol)のジクロロメタン(10ml)に
4−イソプロピルベンゼンスルホニルイソシアナート
[ドイツ国特許1289526 より公知]のクメン(2ml) 溶
液を0℃にて滴下した。0℃にて20分撹拌した後、氷−
水浴を取り除き、徐々に室温まで昇温しながら、100 分
撹拌した。反応液を減圧留去し、残渣を得た。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−クロ
ロホルム 1 :19)にて精製した後に、さらに分取薄層
クロマトグラフィイー(シリカゲル、メタノール−クロ
ロホルム 1 :9 )にて精製し、4−シアノ−1−フェ
ニル−5−{3−(4−イソプロピルベンゼンスルホニ
ル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾール(2.6 mg,
3.3 %)を合成した。1 H−NMR(CD3 OD)δ;7.93(1H,s),7.74
(2H, m), 7.41-7.49(5H, m), 7.27 (2H, m),
2.95(1H, Hep, J=6.9Hz), 1.26(6H, d,J=6.9H
z) 実施例48 4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−5−{3−
(4−イソプロピルベンゼンスルホニル)−ウレイド}
−(1H)−ピラゾールの合成 実施例47の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3
−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール[J. Or
g. Chem. 1240, 21, (1956) より公知]と4−イソ
プロピルベンゼンスルホニルイソシアナート[ドイツ国
特許1289526 より公知]より、反応を行い、4−シアノ
−3−メチル−1−フェニル−5−{3−(4−イソプ
ロピルベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1H)−
ピラゾールを合成した。1 H−NMR(CD3 OD)δ;7.76(2H, m), 7.41
(2H, m), 7.31(2H, m), 2.97(1H, Hep, J=6.9
Hz), 2.35(3H, s), 1.27(6H, d, J =6.9Hz) 実施例49 1−フェニル−5−{3−(4−クロロベンゼンスルホ
ニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−1−フェニル−
(1H)−ピラゾールと4−クロロベンゼンスルホニル
イソシアナートより、反応を行い、1−フェニル−5−
{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}
−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 176−1
78℃ 実施例50 3−メチル−1−フェニル−5−{3−(4−クロロベ
ンゼンスルホニル)ウレイド}−(1H)−ピラゾール
の合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H)−ピラゾール[J. Org. Chem. 6155,
58, (1993) より公知]と4−クロロベンゼンスル
ホニルイソシアナートより、反応を行い、3−メチル−
1−フェニル−5−{3−(4−クロロベンゼンスルホ
ニル)−ウレイド}−(1H)−ピラゾールを合成し
た。融点 157−159℃
【0049】実施例51 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−3−メ
チルウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールの合成 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル− (1
H)−ピラゾールのナトリウム塩(73mg, 0.167mmo
l)、ヨードメタン(15μl, 0.241mmol)のジメチルホ
ルムアミド(2.0ml)溶液を室温にて4.3時間撹拌した。
反応液を氷−水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機
層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後減圧留去して残渣を得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム)にて精製し、5−
{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−3−メチル
ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾール(34mg, 47.5%)を合成した。 IR(KBr) 3328, 2231, 1710, 1575, 1506, 1358, 115
7, 1086, 969, 761, 625cm-1 実施例52 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1−ベ
ンジルウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェ
ニル−(1H)−ピラゾールの合成 a) 5−ベンジルアミノ−4−シアノ−3−メチル−1
−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾール (1.024g, 5.166mmol)、臭化ベン
ジル(0.6ml, 5.044mmol)、炭酸カリウム(2.303g,16.663
mol)のジメチルホルムアミド(25ml)溶液を室温にて70分
撹拌した。反応液を氷−水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出
した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、減圧留去し、残
渣を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)にて精製し、5−ベンジ
ルアミノ−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾール (125mg, 8.4%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.26-7.48 (10H, m), 4.65 (2H, s),
2.31 (3H, s) b) 製造例1の方法に準じて5−ベンジルアミノ−4−
シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールと4−クロロベンゼンスルホニルイソシアナートよ
り、反応を行い、5−{3−(4−クロロベンゼンスル
ホニル)−1−ベンジルウレイド}−4−シアノ−3−
メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成し
た。 IR(KBr) 3436, 2232, 1582, 1504, 1380, 1321, 125
1, 1133, 1086, 868, 758,696, 640cm-1
【0050】実施例53 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−(1−ベンジルピ
ペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾールの合成 a) 4−(2−ベンゾイルヒドラジノ)−1−ベンジル
ピペリジンの合成 ベンゾイルヒドラジン(7.70g, 56.555mmol)のメタノ
ール(50ml)溶液に0℃にて1−ベンジル−4−ピペリ
ドン(10.5ml, 56.644mmoll) を10分かけて滴下した。
その後、氷−水浴を取り除き、60℃にて6時間加熱撹拌
した。再び0℃まで冷却し、水素化ほう素ナトリウム
(1.97, 52.075mmol)を少しずつ加え、2時間撹拌し
た。メタノールを減圧留去し、残渣に水を加えジクロロ
メタンにて抽出した。有機層を硫酸マグネシウムにて乾
燥し、減圧留去し残渣を得た。これをエタノールより再
結晶を行い、4−(2−ベンゾイルヒドラジノ)−1−
ベンジルピペリジン(11.897g, 70.7%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.74 (2H, m), 7.40-7.59 (4H,
m), 7.22-7.32 (6H,m), 4.88 (1H, m), 3.50
(2H, s), 2.83-2.99 (3H, m), 2.04 (2H, m),
1.86 (2H, m), 1.47-1.61 (2H, m) b) 4−ヒドラジノ−1−ベンジルピペリジン2塩酸塩
の合成 4−(2−ベンゾイルヒドラジノ)−1−ベンジルピペ
リジン (10.107g, 33.985mmol) を濃塩酸 (23ml) と水
(13ml)の混合溶液中、4時間加熱還流した。反応液を室
温まで冷却した後析出した結晶を濾別した。母液を減圧
留去し、残渣を得た。これにメタノールを加え更に減圧
留去し、残渣を得た。これをメタノールより、再結晶を
行い4−ヒドラジノ−1−ベンジルピペリジン2塩酸塩
(4.336g,62.2%)を合成した。 元素分析 計算値C, 51.80; H, 7.61; N, 15.10; Cl, 25.49 実測値C, 51.73; H, 7.66; N, 15.03; Cl, 25.78 c) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(1−
ベンジルピペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾー
ルの合成 4−ヒドラジノ−1−ベンジルピペリジン2塩酸塩(2.
507g, 9.011mmol)、ナトリウムエチラート ( 1.226g,
18.016mmol)、メチルメトキシメチレンマロノニトリ
ル1.226g, 9.010mmol)のエタノール(100ml)溶液を4
時間加熱還流した。冷却後、エタノールを減圧留去し
た。残渣に水を加えた後に、酢酸エチルにて抽出した。
有機層を飽和食塩水 にて洗浄後、硫酸ナトリウム乾
燥、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(メタノール−クロロホルム 3:97)
にて精製し、5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1
−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−(1H)−
ピラゾール (2.651g, 99.6%)を合成した。 IR(KBr) 3326, 3190, 2946, 2805, 2209, 1649, 1568,
1536cm-1 d) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−(1−ベンジル
ピペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−
(1H)−ピラゾールと4−クロロベンゼンスルホニル
イソシアナートより、反応を行い、5−{3−(4−ク
ロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3
−メチル−1−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)
−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 175−1
77℃
【0051】実施例54 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)1−メチ
ル−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールの合成 a) 5−メチルアミノ−4−シアノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−フェニルー
(1H)−ピラゾール(1.30g, 5.196mmol)[J.Org.Che
m.,1240, 21, (1956)より公知], ヨードメタン(330
μl, 5.301mmol), 炭酸カリウム (1.573g, 11.381mmo
l) のジメチルホルムアミド (20ml) 溶液を室温にて
5.0時間撹拌した。これを氷−水に注ぎ、酢酸エチル に
て抽出した。有機層を飽和食塩水 にて洗浄し、硫酸マ
グネシウム乾燥、減圧留去し残渣を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エ
チル 20:1) にて精製し、5−メチルアミノ−4−シア
ノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール
(35mg, 3.0%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.38-7.53 (5H, m), 4.39 (1H, m), 3.
15 (3H, d, J=5.3Hz), 2.31 (3H, s) b)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)1−
メチル−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フ
ェニル−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−メチルアミノ−4−シアノ
−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールと
4−クロロベンゼンスルホニルイソシアナートより、反
応を行い、5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニ
ル)1−メチル−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル
−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3491, 2243, 1618, 1506, 1478, 1456, 139
6, 1319, 1242, 1134, 1085, 1049, 1015, 876, 841, 7
51, 630cm-1 実施例55 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−{テトラヒドロ−
(4H)−ピラン−4−イル}−(1H)−ピラゾール
の合成 a) 4−(2−ベンゾイルヒドラジノ)−テトラヒドロ
−(4H)−ピランの合成 実施例53a) の方法に準じて、4−テトラヒドロ−
(4H)−ピラン−4−オン、ベンゾイルヒドラジン、
水素化ほう素ナトリウムより、反応を行い4−(2−ベ
ンゾイルヒドラジノ)−テトラヒドロ−(4H)−ピラ
ンを合成した。 IR(KBr) 3298, 2939, 2853, 1637, 1548, 1479, 1319,
1095, 904cm-1 b) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−{4−
テトラヒドロ−(4H)−ピラン−4−イル}−(1
H)−ピラゾールの合成 4−(2−ベンゾイルヒドラジノ)−テトラヒドロ−
(4H)−ピラン(3.900g, 17.706mmol)を濃塩酸(30
ml)と水(30ml)の混合溶液中、4時間加熱還流した。
反応液を室温まで冷却した後析出した結晶を濾別した。
母液を減圧留去し、残渣を得た。これにメタノールを加
え更に減圧留去し、残渣を得た。これをメタノールよ
り、再結晶を行い4−ヒドラジノテトラヒドロ−(4
H)−ピラン塩酸塩(1.279g)を含む結晶を得た。次
に、この 4−ヒドラジノテトラヒドロ−(4H)−ピ
ラン塩酸塩(1.279g)を含む結晶(1.260g, 10.847mmo
l)、メトキシメチレンマロノニトリル(1.200g)、ナトリ
ウムエチラート ( 1.000g, 14.695mmol)のエタノール(5
0ml)溶液を6時間加熱還流した。冷却後、エタノールを
減圧留去した。残渣に水を加えた後に、酢酸エチルにて
抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリ
ウムにて乾燥、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(メタノール−クロロホル
ム 3:97) にて精製し、5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−{4−テトラヒドロ−(4H)−ピラン−
4−イル}−(1H)−ピラゾール (316mg, 17.4%)を
合成した。 IR(KBr) 3381, 3340, 3241, 2213, 1656, 1567, 1540,
1489, 1383, 1141, 1088, 1014, 820cm-1 c) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−{テトラヒドロ
−(4H)−ピラン−4−イル}−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−{テトラヒドロ−(4H)−ピラン−4−
イル}−(1H)−ピラゾールと4−クロロベンゼンス
ルホニルイソシアナートより、反応を行い、5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−4−シ
アノ−3−メチル−1−{テトラヒドロ−(4H)−ピ
ラン−4−イル}−(1H)−ピラゾールを合成した。
融点 176−178℃で分解
【0052】実施例56 5−{3−ベンジル−3−(4−クロロベンゼンスルホ
ニル)−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フ
ェニル−(1H)−ピラゾールの合成 4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−(1
H)−ピラゾールのナトリウム塩(200mg, 0.457mmo
l), 臭化ベンジル(65μl, 0.546mmol), 硫酸テトラ
−n−ブチルアンモニウム(30mg, 0.0884mmol)を1N水
酸化ナトリウム水溶液(20ml)とトルエン(20ml)の混
合溶液中、100℃にて2時間加熱撹拌した。冷却後、1N塩
酸を加え、pH 7とした後に酢酸エチルにて抽出した。
有機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾
燥後、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(メタノール−クロロホルム 10:9
0) にて精製し、5−{3−ベンジル−3−(4−クロ
ロベンゼンスルホニル)−ウレイド}−4−シアノ−3
−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール(149m
g, 66.3%)を合成した。 IR(KBr) 3436, 2231, 1598, 1506, 1395, 1308, 125
6, 1132, 1076, 756, 632cm-1 実施例57 5−{3−(4−ブロモベンゼンスルホニル)−ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾールの合成 a) 5−(N−メトキシカルボニルアミノ)−4−シア
ノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール
の合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−フェニルー
(1H)−ピラゾール[J.Org.Chem.,1240, 21, (195
6)より公知](5.302g, 0.0267mol)、トリエチルアミ
ン(18.6ml, 0.133mol), 4−ジメチルアミノピリジン
(327mg, 0.0027mol)のジクロロメタン溶液(400ml)
に0℃にてクロロぎ酸メチル(5.20ml, 0.0673mol)を
滴下した。氷−水浴を取り除き徐々に室温まで昇温しな
がら、4時間撹拌した。反応液を氷−水に注ぎ、有機層
を分離し、水層をジクロロメタンにて抽出した。あわせ
た有機層を飽和食塩水にて洗浄、硫酸マグネシウムにて
乾燥後、減圧留去し残渣を得た。この残渣をエタノール
(300ml)に溶解し、1N水酸化ナトリウム(30m
l)を加え、4時間撹拌した。0℃に冷却し、1N塩酸
を加えてpH7とし、減圧留去し残渣を得た。これに水
を加え酢酸エチルにて抽出し、有機層を飽和食塩水にて
洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム−酢酸エチル 4:1) にて精製し、これをメタノール
より、再結晶を行い、5−(N−メトキシカルボニルア
ミノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾール(6.09g, 88.8%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.40−7.54 (5H, m), 6.77 (1
H, brs), 3.78 (3H,s), 2.42 (3H, s) b) 4−ブロモベンゼンスルホンアミドのナトリウム塩
の合成 4−ブロモベンゼンスルホンアミド(5.101g, 21.606mm
ol)およびナトリウムエチラート(1.470g, 21.602mmo
l)のエタノール(700ml)溶液を30分間加熱環流した。
冷却後減圧留去し、得られた残渣を減圧乾燥し、4−ブ
ロモベンゼンスルホンアミドのナトリウム塩を合成し
た。 IR (KBr) 3213, 1154, 1118, 991, 820cm-1 c) 5−{3−(4−ブロモベンゼンスルホニル)−ウ
レイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾールの合成 5−(N−メトキシカルボニルアミノ)−4−シアノ−
3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール(68
mg, 0.265mmol)および4−ブロモベンゼンスルホンア
ミドのナトリウム塩(72mg, 0.306mmol)のテトラヒド
ロフラン(10ml)溶液を16時間加熱環流した。冷却後
テトラヒドロフランを減圧留去し残渣を得た。これに水
を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を飽和食塩水に
て洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を
得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノー
ル−クロロホルム 10:90) にて精製し 、更に薄層分
取クロマトグラフィー(シリカゲル、メタノール−クロ
ロホルム 10:90)にて精製を行い5−{3−(4−ブ
ロモベンゼンスルホニル)−ウレイド}−4−シアノ−
3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール(4.
9mg, 4.0%)を得た。 IR(KBr) 3468, 2925, 2229, 1632, 1256, 1148, 107
3, 744, 616cm−1
【0053】実施例58 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1−イ
ソプロピル−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1
−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 a) 5−(N−メトキシカルボニルイソプロピルアミ
ノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾールの合成 窒素雰囲気下、5−(N−メトキシカルボニルアミノ)
−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−
ピラゾール (300mg, 1.171mmol)のテトラヒドロフラ
ン(10ml)溶液に0℃にて水素化ナトリウム(60% in o
il) (70mg, 1.750mmol)を加え30分撹拌した。更に臭
化イソプロピル (170μl, 1.811mmol)を加え、次にヨ
ウ化ナトリウム(275mg, 1.835mmol)を加えた。次にジ
メチルホルムアミド(10ml)を加え、室温にて4時間撹
拌した。これを氷−水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出し、
有機層を飽和食塩水にて洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1) にて
精製し、5−(N−メトキシカルボニルイソプロピルア
ミノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾール(185mg, 53.0%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.36−7.51 (5H, m), 4.27 (1
H, m), 3.78 (1H, m), 2.47 (3H, m), 1.21
(3H, d, J=6.6Hz), 0.73 (3H, d, J=6.6Hz) b) 5−イソプロピルアミノ−4−シアノ−3−メチル
−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 5−(N−メトキシカルボニルイソプロピルアミノ)−
4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピ
ラゾール (83mg, 0.278mmol)および5N水酸化カリウム
水溶液(2.0ml)のジエチレングリコール(5.0ml)溶液
を100℃にて3.5時間撹拌した。これを氷−水に注ぎ、酢
酸エチルにて抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄、硫
酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム
−酢酸エチル 10:1) にて精製し、5−イソプロピル
アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾール(185mg, 53.0%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.39−7.56 (5H, m), 4.12 (1
H, m), 2.33 (3H, s), 1.25 (6H, d, J=5.9H
z) c)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1
−イソプロピル−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル
−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−イソプロピルアミノ−4−
シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールと4−クロロベンゼンスルホニルイソシアナートよ
り、反応を行い、5−{3−(4−クロロベンゼンスル
ホニル)−1−イソプロピル−ウレイド}−4−シアノ
−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを
合成した。融点 193−195℃ 実施例59 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1−
(2−ジメチルアミノエチル)−ウレイド}−4−シア
ノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール
の合成 a) 5−{N−メトキシカルボニル−(2−ジメチルア
ミノエチル)アミノ}−4−シアノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 実施例58a) の方法に準じて、5−(N−メトキシカ
ルボニルアミノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェ
ニル−(1H)−ピラゾール、ジメチルアミノエチルク
ロリド塩酸塩より、5−{N−メトキシカルボニル−
(2−ジメチルアミノエチル)アミノ}−4−シアノ−
3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合
成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.38−7.52 (5H, m), 3.31−3.78
(5H, m), 2.44 (3H, s), 2.42 (2H, m), 2.1
4 (6H, s) b) 5−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)−4−シ
アノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ル合成 実施例58b) の方法に準じて、5−(N−メトキシカ
ルボニル−(2−ジメチルアミノエチル)アミノ)−4
−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾールより、5−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)
−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−
ピラゾールを合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.36−7.53 (5H, m), 5.26 (1
H, m), 3.51−3.57 (2H, m), 2.51 (2H, m),
2.32 (3H, s), 2.18 (6H, s) c) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1
−(2−ジメチルアミノエチル)−ウレイド}−4−シ
アノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1の方法に準じて5−(2−ジメチルアミノエチ
ルアミノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾールと4−クロロベンゼンスルホニル
イソシアナートより、反応を行い、5−{3−(4−ク
ロロベンゼンスルホニル)−1−(2−ジメチルアミノ
エチル)−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 9
3−96℃
【0054】実施例60 5−[3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1−
{2−(4モルホリノ)−エチル}−ウレイド]−4−
シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールの合成 a) 5−[N−メトキシカルボニル−{2−(4−モル
ホリノ)−エチル}アミノ]−4−シアノ−3−メチル
−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 実施例58a) の方法に準じて、5−(N−メトキシカ
ルボニルアミノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェ
ニル−(1H)−ピラゾール、4−(2−クロロエチ
ル)モルホリン塩酸塩より、 5−[N−メトキシカルボ
ニル−{2−(4−モルホリノ)−エチル}アミノ]−
4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピ
ラゾールを合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.39−7.54 (5H, m), 3.81 (1
H, m), 3.66 (3H, s), 3.60 (4H, m), 3.25
(1H, m), 2.45 (3H, s), 2.35 (4H, m),2.35
−2.50 (2H, m), 2.14 (6H, s) b) 5−{2−(4モルホリノ)−エチルアミノ}−4
−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾールの合成 実施例58b) の方法に準じて、 5−[N−メトキシカ
ルボニル−{2−(4−モルホリノ)−エチル}アミ
ノ]−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾールより、5−{2−(4モルホリノ)−
エチルアミノ}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールを合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.40−7.55 (5H, m), 5.41 (1
H, m), 3.52−3.59 (6H, m), 2.59 (2H, m),
2.41 (4H, m), 2.33 (3H, s) c) 5−[3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1
−{2−(4モルホリノ)−エチル}−ウレイド]−4
−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−{2−(4モルホリノ)−
エチルアミノ}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールと4−クロロベンゼンスルホ
ニルイソシアナートより、反応を行い、5−[3−(4
−クロロベンゼンスルホニル)−1−{2−(4モルホ
リノ)−エチル}−ウレイド]−4−シアノ−3−メチ
ル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成した。
融点 143−155℃
【0055】実施例61 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−(1−メチルピペ
リジン−4−イル)−(1H)−ピラゾールの合成 a) 5−{ジ−( tert−ブトキシカルボニル)−アミ
ノ}−4−シアノ−3−メチル−1−(1−ベンジルピ
ペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(1−ベン
ジルピペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾール
(300mg, 1.016mmol)のジクロロメタン(20ml)溶液に
室温にてジ−tert−ブチルカルボナート (280μl, 3.2
35mmol) を加え、次に4−ジメチルアミノピリジン(2
0mg)を加え30分間撹拌した。さらにジ−tert−ブチル
カルボナート (280μl, 3.235mmol) を加え、1時間撹
拌した。これを氷−水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出し、
有機層を飽和食塩水にて洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(メタノール−クロロホルム 10:9
0) にて精製し、5−{ジ−(tert−ブトキシカルボニ
ル)−アミノ}−4−シアノ−3−メチル−1−(1−
ベンジルピペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾー
ル (500mg, 定量的)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 7.22−7.35 (5H, m), 3.81 (1
H, m), 3.53 (2H, s), 3.00 (2H, m), 2.36
(2H, s), 2.19 −2.33 (2H, m), 2.01−2.12(2
H, m), 1.75 (2H, m), 1.45 (18H, s) b) 5−(N−tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4
−シアノ−3−メチル−1−(1−ベンジルピペリジン
−4−イル)−(1H)−ピラゾールの合成 5−{ジ−( tert−ブトキシカルボニル)−アミノ}
−4−シアノ−3−メチル−1−(1−ベンジルピペリ
ジン−4−イル)−(1H)−ピラゾール(384mg, 0.7
75mmol), 1N水酸化カリウム水溶液(3.0ml)のエタノ
ール(20ml)溶液を室温にて4時間撹拌した。冷却後、1
N塩酸を加え、pH 7 とした後にエタノールを減圧留去
した。これに水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機
層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(メタノール−クロロホルム 10:9
0) にて精製し、5−(N−tert−ブトキシカルボニル
アミノ)−4−シアノ−3−メチル−1−(1−ベンジ
ルピペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾール(29
0mg, 94.6%)を得た。 1H−NMR(CDCl3) 7.21−7.35 (5H, m), 6.36 (1
H, brs), 3.97 (1H,m), 3.54 (2H, s), 3.01
(2H, m), 2.33 (3H, s), 2.03−2.30 (4H,
m), 1.84 (2H, m), 1.51 (9H, s) c) 5−(N−tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4
−シアノ−3−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)
−(1H)−ピラゾールの合成 5−(N−tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−シ
アノ−3−メチル−1−(1−ベンジルピペリジン−4
−イル)−(1H)−ピラゾール(95mg, 0.240mmol),
10%パラジウム−炭素 (5.0mg), ぎ酸アンモニウム
(60.0mg, 0.951mmol)のエタノール(10ml)溶液を4時
間加熱還流した。冷却後、セライトを用い濾過し、減圧
留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(メタノール−クロロホルム 10:90) にて精
製し、5−(N−tert−ブトキシカルボニルアミノ)−
4−シアノ−3−メチル−1−(ピペリジン−4−イ
ル)−(1H)−ピラゾール(73mg, 定量的)を合成し
た。 1H−NMR(CDCl3) 4.32 (81H, m), 3.29−3.35 (2
H, m), 2.83−2.93 (2H, m), 2.30 (3H, s),
1.93−2.26 (4H, m) d) 5−(N−tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4
−シアノ−3−メチル−1−(1−メチルピペリジン−
4−イル)−(1H)−ピラゾールの合成 5−(N−tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−シ
アノ−3−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−
(1H)−ピラゾール (90mg, 0.295mmol), ヨードメ
タン (25μl, 0.402mmol), 炭酸カリウム (220mg,
1.592mmol) のジメチルホルムアミド(5.0ml)溶液を
室温にて3時間攪拌した。これを氷−水に注ぎ、酢酸エ
チルにて抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄、 硫酸
ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得た。これを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−ク
ロロホルム 5:95) にて精製し、5−(N−tert−ブ
トキシカルボニルアミノ)−4−シアノ−3−メチル−
1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−(1H)−
ピラゾール (19mg, 20.2%)を合成した。 IR (KBr) 3320, 2976, 2229, 1724, 1582, 1457, 1370,
1277, 1255, 1160cm-1 e) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(1−
メチルピペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾール
の合成 5−(N−tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−シ
アノ−3−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−
イル)−(1H)−ピラゾール(17mg, 0.0532mmol)の
ジクロロメタン(2.0ml)溶液に0℃にてトリフルオロメ
タンスルホン酸(200μl) を加え、2時間撹拌した。反
応液を減圧留去し、残渣を得た。これにアンモニア水を
加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を飽和食塩水にて
洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得
た。これを薄層分取クロマトグラフィー(シリカゲル、
メタノール−クロロホルム 10:90) にて精製し、5−
アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(1−メチルピ
ペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾール (5.6m
g, 48.2%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 4.23 (2H, brs), 3.74 (1H, m), 2.99
(2H, m), 2.32 (3H, s),2.23 (3H, s9, 2.03-2.25 (4H,
m), 1.83-1.89 (2H, m) f) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−(1−メチルピ
ペリジン−4−イル)−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−
(1H)−ピラゾールと4−クロロベンゼンスルホニル
イソシアナートより、反応を行い、5−{3−(4−ク
ロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3
−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−
(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3468, 2236, 1686, 1637, 1258, 1210, 114
4, 804, 725, 632cm−1
【0056】実施例62 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルのナトリウム塩の合成 実施例44の方法に準じて5−{3−(4−クロロベン
ゼンスルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールより5−{3−(4−クロロ
ベンゼンスルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フ
ェニル−(1H)−ピラゾールのナトリウム塩を得た。 IR(KBr) 3419, 1622, 1539, 1502, 1478, 1365, 128
8, 1137, 1088, 1070, 1013, 826, 755, 643, 622cm−1 実施例63 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−tert−ブト
キシカルボニルオキシエチル)− (1H)−ピラゾー
ルの合成 a) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−
tert−ブトキシカルボニルオキシエチル)− (1H)
−ピラゾールの合成 4−シアノ−3−メチル−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−5−アミノ−(1H)−ピラゾール[J. Hetero
cycl. Chem.,1199, 12, (1975)より公知] (2.273g,
13.678mmol), ジ−tert−ブチルカルボナート ( 3.8
0ml, 16.540mmol)をジクロロメタン(10ml)−テトラ
ヒドロフラン(90ml) の混合溶液中、室温にて7時間撹
拌した。これを氷−水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出し、
有機層を飽和食塩水にて洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(メタノール−クロロホルム 3:97)
にて精製し、5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−
1−(2−tert−ブトキシカルボニルオキシエチル)−
(1H)−ピラゾール (947mg, 25.9%)を得た。 1H−NMR(DMSO−d6) 6.54 (2H, brs), 4.23 (2H, t, J=
5.3Hz), 4.06 (2H, t, J=5.3Hz), 2.05 (3H, s), 1.39
(9H, s) b) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−tert−ブ
トキシカルボニルオキシエチル)− (1H)−ピラゾ
ールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−(2−tert−ブトキシカルボニルオキシエ
チル)− (1H)−ピラゾールと4−クロロベンゼン
スルホニルイソシアナートより反応を行い、5−{3−
(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−4−シ
アノ−3−メチル−1−(2−tert−ブトキシカルボニ
ルオキシエチル)− (1H)−ピラゾールを合成し
た。融点 144−146℃
【0057】実施例64 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−ヒドロキシ
エチル)−(1H)−ピラゾールの合成 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−tert−ブト
キシカルボニルオキシエチル)−(1H)−ピラゾール
(69mg, 0.142mmol)および1N水酸化ナトリウム水溶液
(2.0ml)のエタノール(5.0ml)溶液を室温にて3.0時
間撹拌した。冷却後、1N塩酸を加え、pH 7とした後に
エタノールを減圧留去した。これに水を加え、酢酸エチ
ルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄、硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得た。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−クロ
ロホルム 10:90) にて精製し、 5−{3−(4−ク
ロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3
−メチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−(1H)−
ピラゾール (32mg, 58.7%)を得た。 IR(KBr) 3401, 2925, 2853, 2231, 1736, 1618, 157
2, 1478, 1260, 1146, 1088, 1014, 756, 628cm−1 実施例65 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1−
(2−メトキシエチル)ウレイド}−4−シアノ−3−
メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 a) 5−{N−メトキシカルボニル−(2−メトキシエ
チル)アミノ}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールの合成 実施例58a) 方法に準じて5−(N−メトキシカルボ
ニルアミノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル
−(1H)−ピラゾール、クロロエチルメチルエーテル
より反応を行い、5−{N−メトキシカルボニル−(2
−メトキシエチル)アミノ}−4−シアノ−3−メチル
−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成した。 1H−NMR 7.38-7.51 (5H, m), 3.30-3.90 (7H, m), 3.25
(3H, s), 2.44 (3H, s) b) 5−(2−メトキシエチルアミノ)−4−シアノ−
3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合
成 実施例58b) 方法に準じて5−{N−メトキシカルボ
ニル−(2−メトキシエチル)アミノ}−4−シアノ−
3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールより
5−(2−メトキシエチルアミノ)−4−シアノ−3−
メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成し
た。 1H−NMR(CDCl3) 7.38−7.54 (5H, m), 4.76 (1
H, m), 3.68 (2H, m), 3.58 (2H, m), 3.34
(3H, s), 2.33 (3H, s) c) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−1
−(2−メトキシエチル)ウレイド}−4−シアノ−3
−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−(2−メトキシエチルアミ
ノ)−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾールと4クロロベンゼンスルホニルイソシ
アナートより反応を行い、5−{3−(4−クロロベン
ゼンスルホニル)−1−(2−メトキシエチル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3436, 2930, 2232, 1587, 1380, 1310, 126
3, 1137, 1089, 754, 632cm−1
【0058】実施例66 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−ビニル−(1H)
−ピラゾールの合成 a) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−
メタンスルホニルオキシエチル)− (1H)−ピラゾ
ールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−ヒド
ロキシエチル)− (1H)−ピラゾール[J. Heteroc
ycl. Chem.,1199, 12, (1975)より公知](2.210g, 1
3.299mmol), 塩化メタンスルホニル (1.30ml, 16.796
mmol), トリエチルアミン (4.0ml, 28.698mmol) を
ジクロロメタン(10ml)−テトラヒドロフラン(90ml)
混合溶液中、室温にて11時間撹拌した。これを氷−水に
注ぎ、酢酸エチルにて抽出し、有機層を飽和食塩水にて
洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタ
ノール−クロロホルム 3:97) にて精製し、5−アミ
ノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−メタンスルホ
ニルオキシエチル)− (1H)−ピラゾール (1.097
g, 33.8%)を合成した。 1H−NMR(DMSO−d6) 6.61 (2H, brs), 4.43 (2H,
t, J=5.3Hz), 4.16(2H, t, J=5.3Hz), 3.09 (3
H, s), 2.08 (3H, s) b) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−ビニル
−(1H)−ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−メタ
ンスルホニルオキシエチル)− (1H)−ピラゾール
(523mg, 2.141mmol), 1、8−ジアザビシクロ[5.
4.0.]−7−ウンデセン (960μl, 6.424mmol)
の テトラヒドフラン(20ml) 溶液を16時間加熱還流し
た。冷却後、氷−水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出し、有
機層を飽和食塩水にて洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エチル 4:1)
にて精製し、5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1
−ビニル−(1H)−ピラゾール(73mg, 23.0%)を合
成した。 1H−NMR(CDCl3) 6.71 (1H, dd, J=8.9, 15.5H
z), 5.60 (1H, dd, J=1.0, 15.5Hz), 4.98 (1
H, dd, J=1.0, 8.9Hz), 4.64 (2H, brs), 2.28
(3H, s) c) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−ビニル−(1
H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて4−シアノ−3−メチル−1−
ビニル−5−アミノ−(1H)−ピラゾールと4クロロ
ベンゼンスルホニルイソシアナートより反応を行い5−
{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−
4−シアノ−3−メチル−1−ビニル−(1H)−ピラ
ゾールを合成した。融点 184−187℃
【0059】実施例67 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−エチル−(1H)
−ピラゾールの合成 a) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−エチル
−(1H)−ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−ビニル−
(1H)−ピラゾール( 36mg, 0.243mmol), 10%パラジ
ウム−炭素 (10mg) の酢酸エチル (3.0ml)懸濁液を水素
ガス雰囲気下、室温にて1時間撹拌した。濾過後、濾液
を減圧留去し、残渣を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エチル 4:1)
にて精製し、5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1
−エチル−(1H)−ピラゾール (28mg, 76.7%)を合成
した。 b) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−エチル−(1
H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−エチル−(1H)−ピラゾールと4クロロ
ベンゼンスルホニルイソシアナートより反応を行い5−
{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−
4−シアノ−3−メチル−1−エチル−(1H)−ピラ
ゾールを合成した。融点 247−250℃ 実施例68 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−メトキシエ
チル)−(1H )−ピラゾールの合成 a) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−
メトキシエチル)−(1H)−ピラゾールの合成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−メタ
ンスルホニルオキシエチル)− (1H)−ピラゾール
(189mg, 0.774mmol), ナトリウムメトキシド (210m
g, 3.887mmol) のメタノール (5.0ml) 溶液を室温に
て6時間撹拌した。メタノールを減圧留去し残渣を得
た。これを酢酸エチルにて抽出し、有機層を飽和食塩水
にて洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧留去し残渣
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(メタノール−クロロホルム 1:99) にて精製し、5
−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−メトキ
シエチル)−(1H )−ピラゾール (77mg, 55.2%)
を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 4.85 (2H, brs), 4.08 (2H, m), 3.68
(2H, m), 3.37 (3H, s),2.23 (3H, s) b) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−メトキシ
エチル)−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−(2−メトキシエチル)−(1H )−ピ
ラゾールと4−クロロベンゼンスルホニルイソシアナー
トより反応を行い、5−{3−(4−クロロベンゼンス
ルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−
(2−メトキシエチル)−(1H )−ピラゾールを合
成した。融点 196−199℃ 実施例69 5−{3−(2−ナフチルスルホニル)ウレイド}−3
−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H −ピラゾール[J. Org. Chem., 6155,
58, (1993) より公知]と2−ナフチルスルホニルイ
ソシアナート[DE1289526より公知]より合成を行い、
5−{3−(2−ナフチルスルホニル)ウレイド}−3
−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成
した。 IR(KBr) 3430, 1602, 1541, 1501, 1385, 1301, 124
2, 1122, 771, 694cm−1
【0060】実施例70 5−{3−(4−エチルベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H) −ピラゾ
ールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H) −ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993) より公知]と4−エチルベンゼンスル
ホニルイソシアナート[DE1289526より公知]より合成
を行い、5−{3−(4−エチルベンゼンスルホニル)
ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピ
ラゾールを合成した。 IR(KBr) 3537, 1732, 1564, 1503, 1468, 1334, 115
4, 1090, 1026, 922, 752, 658cm−1 実施例71 5−(3−メチルスルホニルウレイド)−4−シアノ−
3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合
成 a) メタンスルホンアミドのナトリウム塩の合成 実施例57b) の方法に準じてメタンスルホンアミドよ
り、メタンスルホンアミドのナトリウム塩を合成した。 IR (KBr) 3440, 1652, 1352, 1318, 1213, 1136, 996cm
-1 b) 5−{3−メチルスルホニルウレイド}−4−シア
ノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール
の合成 5−(N−メトキシカルボニルアミノ)−4−シアノ−
3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール(32
3mg, 1.260mmol)、メタンスルホンアミドのナトリウム
塩 (738mg, 6.302mmol) のテトラヒドロフラン(20m
l)溶液を9時間加熱還流した。冷却後、テトラヒドロ
フランを減圧留去し、残渣を得た。これにクロロホルム
を加え、続いて1N塩酸を加え、pH3とした。クロロホ
ルム層を分離し、これを飽和食塩水にて洗浄、硫酸ナト
リウムにて乾燥後、減圧留去し残渣を得た。これをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸
エチル4:1→ メタノール−クロロホルム 10:90) に
て精製し、5−{3−メチルスルホニルウレイド}−4
−シアノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾール (35mg, 8.7%)を得た。 IR(KBr) 3436, 2232, 1611, 1501, 1312, 1252, 114
6, 1114, 968, 768, 696cm−1 実施例72 5−{3−(4−イソブチルベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H)−ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993) より公知]と4−イソブチルベンゼン
スルホニルイソシアナート[DE1289526より公知]より
合成を行い、5−{3−(4−イソブチルベンゼンスル
ホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3536, 2958, 1734, 1598, 1564, 1502, 146
7, 1334, 1154, 1090, 1027, 921, 754, 691cm−1 実施例73 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−ジメチルア
ミノエチル)−(1H)−ピラゾールの合成 a) 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−
ジメチルアミノエチル)− (1H)−ピラゾールの合
成 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−メタ
ンスルホニルオキシエチル)− (1H)−ピラゾール
(1.273g, 5.211mmol), 50%ジメチルアミン水溶液(3.
0ml)のジメチルホルムアミド(30ml) 溶液を0℃か
ら室温まで徐々に昇温しながら10.5時間撹拌した。反応
液を氷−水に注ぎ、これを酢酸エチルにて抽出し、有機
層を飽和食塩水にて洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥後、
減圧留去し残渣を得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(メタノール−クロロホルム 3:97→ 5:9
5) にて精製し、5−アミノ−4−シアノ−3−メチル
−1−(2−ジメチルアミノエチル)− (1H)−ピ
ラゾール(528mg, 52.4%)を合成した。 1H−NMR(CDCl3) 5.90 (2H, brs), 3.97 (2H, m), 2.61
(2H, m), 2.27 (6H, s),2.16 (3H, s) b) 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−4−シアノ−3−メチル−1−(2−ジメチル
アミノエチル)−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
メチル−1−(2−ジメチルアミノエチル)−(1H)
−ピラゾールと4−クロロベンゼンスルホニルイソシア
ナートより合成を行い、5−{3−(4−クロロベンゼ
ンスルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−
1−(2−ジメチルアミノエチル)−(1H)−ピラゾ
ールを合成した。 IR(KBr) 3388, 2227, 1634, 1572, 1478, 1258, 1145,
1087, 1014cm-1
【0061】実施例74 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−シクロヘキシル−(1H)−ピ
ラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
シクロヘキシル− (1H)−ピラゾール[J. Heterocy
cl. Chem., 523, 12, (1975) より公知]と4−クロロ
ベンゼンスルホニルイソシアナートより5−{3−(4
−クロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−3−メチル
−1−シクロヘキシル−(1H)−ピラゾールを合成し
た。融点 300℃以上 実施例75 5−{3−(4−メトキシカルボニルベンゼンスルホニ
ル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)
−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
シクロヘキシル− (1H)−ピラゾール[J. Org. Che
m., 6155, 58,(1993)より公知]と4−メトキシカルボ
ニルベンゼンスルホニルイソシアナートより5−{3−
(4−メトキシカルボニルベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルを合成した。融点 154−156℃ 実施例76 5−{3−(2−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル− (1H)−ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993) より公知]と2−クロロベンゼンスル
ホニルイソシアナートより5−{3−(2−クロロベン
ゼンスルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールを合成した。融点 110−
113℃ 実施例77 5−{3−(2−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−シクロヘキシル−(1H)−ピ
ラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
シクロヘキシル− (1H)−ピラゾール[J. Heterocy
cl. Chem., 523, 12, (1975) より公知]と2−クロロ
ベンゼンスルホニルイソシアナートより5−{3−(2
−クロロベンゼンスルホニル)ウレイド}−3−メチル
−1−シクロヘキシル−(1H)−ピラゾールを合成し
た。融点 187−189℃ 実施例78 5−{3−(4−n−ブチルベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル− (1H)−ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993)., 523, 12, (1975) より公知]と4
−n−ブチルベンベンゼンスルホニルイソシアナートよ
り5−{3−(4−n−ブチルベンゼンスルホニル)ウ
レイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾールを合成した。融点 100−103℃
【0062】実施例79 5−{3−(4−カルボキシベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールの合成 3−メチル−1−フェニル−5−{3−(4−メトキシ
カルボニルベンゼンスルホニル)ウレイド}−(1H)
−ピラゾール (103mg, 0.249mmol), 5N水酸化カリウ
ム水溶液(5.0ml) のメタノール(10ml) 溶液を0℃か
ら室温まで徐々に昇温しながら2時間撹拌した。メタノ
ールを減圧留去し、これにより得た水溶液を1N塩酸加
え、pH 3とした。析出した結晶を濾取し、水にて洗浄
後、減圧乾燥し、5−{3−(4−カルボキシベンゼン
スルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾール (56mg, 56.3%) を得た。 IR(KBr) 3068, 1704, 1600, 1560, 1503, 1404, 134
3, 1262, 1168, 1090, 764, 695, 614cm−1 実施例80 5−{3−(ベンジルスルホニル)ウレイド}−3−メ
チル−1−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル− (1H)−ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993) より公知]とベンジルスルホニルイソ
シアナート[J. Org. Chem., 1597, 39, (1974) より
公知]より5−{3−(ベンジルスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルを合成した。融点 163−165℃ 実施例81 5−{3−(4−メトキシベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル− (1H)−ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993) より公知]と4−メトキシベンベンゼ
ンスルホニルイソシアナート[DE1289526 より公知]より
5−{3−(4−メトキシベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルを合成した。融点 110−113℃ 実施例82 5−[3−{4−(ピペリジン−1−カルボニル)−ベ
ンゼンスルホニル}ウレイド]−3−メチル−1−フェ
ニル−(1H)−ピラゾールの合成 3−メチル−1−フェニル−5−{3−(4−カルボキ
シベンゼンスルホニル)ウレイド}−(1H)−ピラゾ
ール(102mg, 0.255mmol)、ピペリジン(60μl,0.607m
mol) 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチ
ルカルボジイミド塩酸塩(60mg, 0.313mmol)をジメチ
ルホルムアミド(10ml)−テトラヒドロフラン(10ml)
の混合溶液中、0℃から徐々に室温まで昇温しながら一
晩撹拌した。反応液を減圧留去し残渣を得た。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−クロ
ロホルム 3:97)にて精製し、5−[3−{4−(ピペ
リジン−1−カルボニル)−ベンゼンスルホニル}ウレ
イド]−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ール (30mg, 25.2%)を得た。 IR(KBr) 2941, 1635, 1500, 1446, 1339, 1274, 116
4, 758, 676, 603cm−1 実施例83 5−{3−(4−ヒドロキシメチル−ベンゼンスルホニ
ル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)
−ピラゾールの合成 5−{3−(4−メトキシカルボニルベンゼンスルホニ
ル)ウレイド}−(3−メチル−1−フェニル−1H)
−ピラゾール(117mg, 0.282mmol) のテトラヒドロフ
ラン溶液(2.0ml)を水素化リチウムアルミニウム(20.
0mg), 0.527mmol)のテトラヒドロフラン懸濁液(2.0m
l)に0℃にて滴下した。氷−水浴を取り除き徐々に室
温まで昇温しながら、2時間撹拌した。反応液にテトラ
ヒドロフラン−水(1:1)を滴下し、析出物を濾過する
ことにより除去し、濾液を減圧留去し残渣を得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−
クロロホルム 3:97) にて精製し、5−{3−(4−ヒ
ドロキシメチル−ベンゼンスルホニル)ウレイド}−3
−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール(92m
g, 84.4%)を得た。 IR(KBr) 3437, 3079, 1600, 1565, 1501, 1382, 1340,
1163, 1095, 1048, 925,757, 684cm−1
【0063】実施例84 5−{3−(4−カルバモイル−ベンゼンスルホニル)
ウレイド}−3−メチル−1−フェニル− (1H)−
ピラゾールの合成 5−{3−(4−メトキシカルボニルベンゼンスルホニ
ル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)
−ピラゾール(130mg, 0.314mmol) のアンモニア−メ
タノール (10ml) 溶液をオートクレーブ中70℃にて18
時間加熱した。反応液を減圧留去し残渣を得た。これを
薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、メタノール−ク
ロロホルム 10:90) にて精製し、5−{3−(4−カ
ルバモイル−ベンゼンスルホニル)ウレイド}−3−メ
チル−1−フェニル− (1H)−ピラゾール (82mg,
77.0%) を合成した。 IR (KBr) 3460, 1680, 1610, 1558, 1503, 1407, 1380,
1345, 1170, 764, 677cm−1 実施例85 5−{3−(4−n−ブチルカルバモイル−ベンゼンス
ルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾールの合成 実施例82の方法に準じて3−メチル−1−フェニル−
5−{3−(4−カルボキシベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−(1H)−ピラゾール、 n−ブチルアミンよ
り、5−{3−(4−n−ブチルカルバモイル−ベンゼ
ンスルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル
−(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3352, 2930, 1643, 1558, 1502, 1453, 1340,
1171, 1092, 1026, 762,694, 673, 614cm−1 実施例86 5−{3−(3−メチルベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルの合成 特開昭63−258846の方法またはそれに準じて3
−メチルベンゼンスルホンアミド[J. Org. Chem., 702
2, 58, (1993) より公知] より3−メチルベンゼンス
ルホニルイソシアナートを合成し、これと5−アミノ−
3−メチル−1−フェニル− (1H)−ピラゾール[J.
Org. Chem., 6155, 58, (1993) より公知]より製造
例1の方法に準じて5−{3−(3−メチルベンゼンス
ルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−
(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3332, 1729, 1631, 1598, 1540, 1501, 138
5, 1349, 1279, 1237, 1137, 1100, 912, 758, 699, 63
8cm−1 実施例87 5−{3−(4−t−ブチルベンゼンスルホニル)ウレ
イド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールの合成 特開昭63−258846の方法またはそれに準じて4
−t−ブチルベンゼンスルホンアミドより4−t−ブチ
ルベンゼンスルホニルイソシアナートを合成し、これと
5−アミノ−3−メチル−1−フェニル− (1H)−
ピラゾール[J. Org. Chem., 6155, 58, (1993) より
公知]より製造例1の方法に準じて5−{3−(4−t
−ブチルベンゼンスルホニル)ウレイド}−3−メチル
−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3523, 2964, 1733, 1597, 1564, 1503, 147
7, 1333, 1147, 1112, 571 cm−1 実施例88 5−{3−(3−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
ルの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル− (1H)−ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993)より公知]と3−クロロベンゼンスルホ
ニルイソシアナート[J. Org. Chem., 7022, 58, (199
3)より公知]より5−{3−(3−クロロベンゼンスル
ホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1
H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3342, 1601, 1542, 1501, 1300, 1143, 592cm
−1
【0064】実施例89 5−{3−(チオフェン−2−イル−スルホニル)ウレ
イド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾ
ールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−3−メチル−1−
フェニル−(1H)−ピラゾール[J. Org. Chem., 615
5, 58, (1993)より公知]とチオフェン−2−イル−ス
ルホニルイソシアナート[J. Org. Chem., 7022, 58,
(1993)より公知]より5−{3−(チオフェン−2−
イル−スルホニル)ウレイド}−3−メチル−1−フェ
ニル−(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3424, 1601, 1542, 1501, 1299, 1132, 593cm
−1 実施例90 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−エトキシカルボニルメチル−1
−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 製造例1の方法に準じて5−アミノ−4−シアノ−3−
エトキシカルボニルメチル−1−フェニル−(1H)−
ピラゾール[ J.Am.Chem.Soc., 2456, 81, (1959) よ
り公知]と4 −クロロベンゼンスルホニルイソシアナー
トより、反応を行い、5−{3−(4−クロロベンゼン
スルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3−エトキシカ
ルボニルメチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾール
を合成した。 IR(KBr) 3416, 2234, 1737, 1611, 1505, 1396, 1265,
1148, 1077, 758, 630cm-1 実施例91 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−カルボキシメチル−1−フェニ
ル−(1H)−ピラゾールの合成 実施例35の方法に準じて、5−{3−(4−クロロベ
ンゼンスルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3−エト
キシカルボニルメチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾールより5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニ
ル)ウレイド}−4−シアノ−3−カルボキシメチル−
1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr) 3272, 2237, 1726, 1596, 1502, 1159, 1092,
758cm-1 実施例92 5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)ウレイ
ド}−4−シアノ−3−(2−ヒドロキシエチル)−1
−フェニル−(1H)−ピラゾールの合成 実施例83の方法に準じて、5−{3−(4−クロロベ
ンゼンスルホニル)ウレイド}−4−シアノ−3−エト
キシカルボニルメチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾールより5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニ
ル)ウレイド}−4−シアノ−3−(2−ヒドロキシエ
チル)−1−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成し
た。 IR(KBr) 3380, 3280, 2362, 1507, 1350, 1326, 1161,
1132, 806, 768, 680,595, 490cm-1 実施例93 5−{3−(4−n−プロピルベンゼンスルホニル)ウ
レイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾールの合成 特開昭63−258846の方法またはそれに準じて4
−n−プロピルベンゼンスルホンアミド[Bioorg. Che
m., 387, 22, (1994)より公知]より4−n−プロピル
ベンゼンスルホニルイソシアナートを合成し、これと5
−アミノ−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラ
ゾール[J. Org. Chem., 6155, 58, (1993) より公知]
より製造例1の方法に準じて5−{3−(4−n−プロ
ピルベンゼンスルホニル)ウレイド}−3−メチル−1
−フェニル−(1H)−ピラゾールを合成した。 IR(KBr)2961, 1732, 1599, 1556, 1502, 1458, 1384,
1349, 1297, 1246, 1140cm-1
【0065】上記実施例および製造例は以下の表のとお
りである。
【化67】
【表129】
【0066】
【化68】
【表130】
【0067】
【化69】
【表131】
【表132】
【表133】
【表134】
【表135】
【表136】
【0068】
【発明の効果】
試験例1 5−スルホニルウレイドピラゾール誘導体
のECE阻害作用 方法 ラット肺ECEの調製とECE阻害活性の測定 ラット肺組織を5mM 塩化マグネシウム、1mM フ
ッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)、20μM
ペプスタチンA、20μM ロイペプチンを含む20
mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5 )中で氷冷下ホモジナ
イザーでホモジナイズした。800 ×G で遠心し、その上
清を100,000 ×G で超遠心し沈殿として得、上記緩衝液
にて懸濁し超遠心分離する操作をさらに2度繰り返し、
血漿成分などを洗浄した。その沈殿を懸濁し、ガラスホ
モジナイザーでホモジナイズし、超遠心分離した。最終
的に得られた沈殿を0. 5% Triton X−100
で可溶化し、超遠心した上清をラット肺ECEとした。
試験化合物とラット肺ECE(10μg)を1mM NEM、
100μMロイペプチン、20μMペプスタチンAを含む
100mMトリス−塩酸緩衝液(pH 7.0)中にて37℃で
15分間プレインキュベートした後、ヒトbig ET-1
(0.8μg)を添加し、(全量200μl)37℃で1
時間インキュベートした。EDTAを最終濃度1mMと
なるように添加し反応を停止した後、生産されたET−
1 量をサンドイッチ酵素抗体により定量し、ECE活性
を測定した。ECE阻害活性評価は試験化合物存在下あ
るいは非存在下でECE活性測定を行ない、試験化合物
のECE阻害活性を評価した。 結果 表137に示すようにスルホニルウレイドピラゾール誘
導体はECEを阻害した。
【表137】 試験例2 ラットにおけるbig ET−1 誘発血圧変化
に対する作用 方法 雄性SD系ラット(体重230〜280g)をチオバル
ビタールナトリウム(65mg/kg 体重、腹腔内投与)で
麻酔下、加温した手術台に固定し、右大腿動脈および静
脈にカテーテルを挿入して、それぞれ血圧測定および薬
物投与用とした。ラットにペントリニウム(10mg/kg
)を腹腔内投与し、神経節遮断した。約10分の平衡
期間のの後に、溶媒(ポリエチレングリコール400 )お
よび試験化合物を静脈内投与した(0. 5ml/kg )。そ
の15分後にbig ET−1 (1nmol/kg )を静脈内投与
した。big ET−1 による血圧変化を指標としたラット
in vivo における試験化合物のECE阻害活性は、溶媒
投与群に対する阻害率で評価した。 結果 実施例37の化合物を投与(3および10mg/kg)する
ことにより、big ET−1 誘発昇圧反応はそれぞれ表1
38のように明らかに抑制された。
【表138】 参考例 製造例1の化合物はECE 以外のメタロプロテアーゼ、例
えば、エンドペプチダーゼ、ストロメリシンなどに対し
て阻害活性は10-5Mで20%以下であり、ECEに対し
て、選択性の高いものであった。
【0069】この様に本発明化合物は優れたエンドセリ
ン変換酵素阻害作用を有し、従ってETに起因する、ま
たは起因すると考えられる各種疾患、例えば循環器系の
疾患(例えば心筋虚血、うっ血性心不全、不整脈、不安
定狭心症、心肥大、高血圧)、気管収縮(肺性高血圧、
喘息)、神経性障害(脳血管れん縮、くも膜下出血、脳
卒中、脳梗塞、アルツハイマー病)、分泌系不全(子癇
症)、血管障害(動脈硬化、バージャー病、高安動脈
炎、レイノー病、糖尿病の合併症)、潰瘍(胃潰瘍)、
腫瘍(肺ガン)、胃粘膜障害、、エンドトキシンショッ
ク、敗血症、腎障害(急性および慢性腎不全)などの治
療薬および予防薬として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/415 ACD A61K 31/415 ACD ACJ ACJ ACL ACL ACV ACV AED AED 31/44 31/44 C07D 231/38 C07D 231/38 B 401/04 231 401/04 231 405/04 231 405/04 231 409/04 231 409/04 231 (72)発明者 大橋 尚仁 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友製薬株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)もしくは(2) 【化1】 【化2】 [式中、Aは酸素原子または硫黄原子を表す。R1 はア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
    ル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘテロアリー
    ルアルキル基、ヘテロ環基、−OR7,−SR7 、−N
    (R7)R7 1、置換アルキル基、置換アルケニル基、置
    換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロア
    ルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シク
    ロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラル
    キル基、置換ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘ
    テロ環基を表すか、または式(a) 【化3】 もしくは式(b) 【化4】 を表す。R2 およびR3 はそれぞれ同一または異なって
    いてもよく、各々水素原子、アルキル基、アルケニル
    基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
    ル基、アリール基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキ
    ル基、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
    ニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
    基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
    ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、
    置換ヘテロ環基、もしくは置換ヘテロアリールアルキル
    基を表すか、または前記式(a)もしくは(b)を表
    す。R4およびR6 はそれぞれ同一または異なっていて
    もよく、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニト
    ロ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘテ
    ロ環基、ヘテロアリールアルキル基、−OR12,−N
    (R12)R13,−CO−R12,−CS−R12,−CO2
    −R12,−CO−S−R12,−CS2 −R12,−CS−
    O−R12,−O−CO−R12,−O−CS−R12,−S
    −CO−R12,−S−CS−R12,−CON(R12)R
    13,−CSN(R12)R13,−S(O)l −R12,−S
    2 −N(R12)R13,−N(R12)−CO−R13、−
    OSO2 −R12、置換アルキル基、置換アルケニル基、
    置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロ
    アルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シ
    クロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラ
    ルキル基、置換ヘテロアリールアルキル基、もしくは置
    換ヘテロ環基を表すか、または前記式(a)もしくは
    (b)を表す。R5は、水素原子、アルキル基、アルケ
    ニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアル
    ケニル基、アリール基、ヘテロ環基、ヘテロアリールア
    ルキル基、 −CO−R12,−CS−R12,−CO2
    12,−CO−S−R12,−CS2 −R12,−CS−O
    −R12,−CON(R12)R13,−CSN(R12
    13,−S(O)l −R12,もしくは−SO2 −N(R
    12)R13、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換ア
    ルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケ
    ニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロア
    ルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル
    基、置換ヘテロ環基、もしくは置換ヘテロアリールアル
    キル基を表すか、または前記式(a)もしくは(b)を
    表す。前記及び後記の定義もしくは式において、 (1)R7及びR7 1は同一または互いに独立して水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘテロ
    アリールアルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル基、置
    換アルケニル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキ
    ル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアルキルア
    ルキル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリ
    ール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環基、または置
    換ヘテロアリールアルキル基を表す。ただし、−N(R
    7)R7 1の場合に、R7及びR7 1が互いに結合して、それ
    らが結合する窒素原子と共に、環中に他のヘテロ原子を
    含んでもよい飽和3ないし8員環を表してもよい。 (2)A1、A2、A3、およびA4は同一または異なって
    各々単結合もしくは、−CH2−を表すか、または隣り
    合う二つが一緒になって−CH=CH−或いは−C≡C
    −を表す。 (3)RXはなくてもよいが、1つまたは2以上あって
    もよく、環構成炭素原子に結合する水素原子と置き換わ
    る基であり、それぞれ同一または異なってハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアル
    キル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキ
    ル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリールアル
    キル基、ヘテロ環基、または−A5−A6−A7−A8−R
    Yを表す。 (4)oおよびpは独立して0または1から3の整数
    (ただし、oとpは同時に0にならない)を表す。 (5)Jは酸素原子、または−S(O)q−(式中、q
    は0、1、または2を表す)を表す。 (6)R11は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、
    アリール基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基、
    置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル
    基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル基、
    置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケニル
    アルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換
    ヘテロ環基、または置換ヘテロアリールアルキル基を表
    す。 (7)A5、A6、A7およびA8は同一または異なって各
    々単結合、もしくは−CH2−を表すか、または隣り合
    う二つが一緒になって−CH=CH−或いは−C≡C−
    を表す。 (8)RYは−OR8 ,−N(R8 )R9 ,−CO−R
    8 ,−CS−R8 ,−CO2 −R8 ,−CO−S−
    8 ,−CS2 −R8 ,−CS−O−R8 ,−O−CO
    −R8 ,−O−CS−R8 ,−S−CO−R8 ,−S−
    CS−R8 ,−CON(R8 )R9 ,−CSN(R8
    9 ,−S(O)l −R8 ,−SO2 −N(R8
    9 ,−O−CO2−R8 または−N(R8 )−CO−
    9を表す。 (9)lは0、1または2を表す。 (10)R8 及びR9 は同一または互いに独立して水素
    原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルア
    ルキル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、
    アラルキル基、ヘテロ環基、またはヘテロアリールアル
    キル基を表す。ただし、−N(R8 )R9,−CON
    (R8 )R9 ,−CSN(R8 )R9 ,−SO2 −N
    (R8 )R9 ,または−N(R8 )−CO−R9の場合
    はR8及びR9は互いに結合して、それらが結合する窒素
    原子(及び炭素原子と)一緒になって、環中に他のヘテ
    ロ原子を含んでもよい飽和3ないし8員環を表してもよ
    い。ただし、−O−CO−R8 ,−O−CS−R8 ,−
    S−CO−R8 ,−S−CS−R8,−SO−R8 また
    は−SO2 −R8 のときは、R8 は水素原子でない。 (11)R12およびR13は同一または異なって、各々水
    素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シ
    クロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、ヘ
    テロアリールアルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル
    基、置換アルケニル基、置換アルキニル基、置換シクロ
    アルキル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シク
    ロアルケニル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置
    換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテロアリール
    アルキル基、または置換ヘテロ環基を表す。ただし、−
    O−CO−R12,−O−CS−R12,−S−CO−
    12,−S−CS−R12,−SO−R12 または−SO
    2 −R12 であるときは、R12は水素原子でない。 (12)置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アル
    キニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルキル
    アルキル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアル
    ケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル
    基、置換ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロ
    環基における置換基は、同一または異なって1個または
    2個以上あってもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シア
    ノ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアル
    ケニル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、
    アラルキル基、ヘテロアリールアルキル基、−A5−A6
    −A7−A8−RY、または式(e) 【化5】 (式中、B環はシクロアルキル基、シクロアルケニル
    基、アリール基またはヘテロ環基を表す)から選ばれ
    る。ただし、当該置換基が置換シクロアルキル基、置換
    シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
    置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
    換アラルキル基、置換ヘテロ環基、もしくは置換ヘテロ
    アリールアルキル基における置換基である場合には、隣
    接する炭素原子に結合する置換基どうしが結合し、該炭
    素原子と一緒になって、4〜8員環を形成してもよ
    い。]で表される化合物またはそれらの薬学的に許容さ
    れる酸付加塩もしくはアルカリ付加塩を含有するエンド
    セリン変換酵素阻害剤。
  2. 【請求項2】 一般式(1)もしくは(2) 【化6】 【化7】 (A、R1 、R2 、R3 、R4、R5およびR6 は請求項
    1と同じ意味を表す。)で表わされる化合物またはそれ
    らの薬学的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付加
    塩を含有する、循環器系の疾患、気管収縮、神経性障
    害、分泌系不全、血管障害、潰瘍、腫瘍、胃粘膜障害、
    エンドトキシンショック、敗血症または腎障害の治療薬
    または予防薬。
  3. 【請求項3】 心筋虚血、うっ血性心不全、不整脈、不
    安定狭心症、心肥大、高血圧、肺性高血圧、喘息、脳血
    管れん縮、くも膜下出血、脳卒中、脳梗塞、アルツハイ
    マー病、子癇症、動脈硬化、バージャー病、高安動脈
    炎、レイノー病、糖尿病の合併症、肺ガン、胃潰瘍、胃
    粘膜障害、エンドトキシンショック、敗血症または急性
    もしくは慢性腎不全の治療薬、または予防薬である請求
    項2記載の医薬。
  4. 【請求項4】 一般式(1) 【化8】 (A、R1 、R2 、R3 、R4、R5 およびR6 は請求
    項1と同じ意味を表す。但し、以下の化合物を除く。 i) 下記式 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】 【化17】 または 【化18】 で表される化合物 ii) R1 が2−メチルフェニル基でかつ、R5が水素又
    はアルキル基である化合物 iii)R1 が−N(R7 )R71である化合物 iv) R1 が置換へテロアリールアルキル基である化合
    物)で表わされる5−スルホニルウレイド−(1H)−
    ピラゾール誘導体またはそれらの薬学的に許容される酸
    付加塩もしくはアルカリ付加塩。
  5. 【請求項5】 一般式(2) 【化19】 (A、R1 、R2 、R3 、R4、R5 およびR6 は請求
    項1と同じ意味を表す。但し、以下の化合物を除く。 i) 下記式 【化20】 【化21】 【化22】 または 【化23】 で表される化合物 ii) R1 が2−メチルフェニル基でかつ、R5が水素で
    ある化合物 iii)R1 が置換又は無置換ピラゾリルである化合物 iV) R1 が置換へテロアリールアルキル基である化合
    物)で表される3−スルホニルウレイド−(1H)−ピ
    ラゾール誘導体またはそれらの薬学的に許容される酸付
    加塩またはアルカリ付加塩。
  6. 【請求項6】 R1がアリール基、置換アリール基、ア
    ルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、置換シ
    クロアルキル基または置換アラルキル基であり、 R2およびR3はそれぞれ同一または異なっていてもよ
    く、各々水素原子、アルキル基、置換アルキル基または
    アラルキル基であり、 R4が水素原子またはシアノ基でありR5がアルキル基、
    シクロアルキル基、アリール基、置換アルキル基、置換
    シクロアルキル基、置換アリール基または式(a)で表
    される基であり、 R6が水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アリー
    ル基または置換アリール基である請求項5記載の化合物
    またはそれらの薬学的に許容される酸付加塩もしくはア
    ルカリ付加塩
  7. 【請求項7】 一般式(1) 【化24】 [式中、Aは酸素原子または硫黄原子を表す。R1 はア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
    ル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル
    基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラル
    キル基、ヘテロアリールアルキル基、−OR7 ,−SR
    7 、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニ
    ル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
    基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
    ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基ま
    たは置換ヘテロアリールアルキル基を表すか、または式
    (c) 【化25】 もしくは式(d) 【化26】 を表す。R2 およびR3 はそれぞれ同一または異なって
    いてもよく、水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
    ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
    基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
    リールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル
    基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
    クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
    換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
    アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリー
    ルアルキル基を表すか、または前記式(c)もしくは
    (d)を表す。R4は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
    基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シ
    クロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル基、アリ
    ール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールア
    ルキル基、−N(R12)R13,−OR12,−S(O)l
    −R12,−CO2 −R12,−CO−R12,−CS−
    12,−O−CO−R12,−CON(R12)R13,−O
    SO2 −R12,−SO2 −N(R12)R13,−N
    (R12)−CO−R13、置換アルキル基、置換アルケニ
    ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
    シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
    置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
    換アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリ
    ールアルキル基を表すか、または前記式(c)もしくは
    (d)を表す。 5は、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
    ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
    基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
    リールアルキル基、 −S(O)l −R12,−CO2
    12,−CO−R12,−CS−R12,−CON(R12
    13,−SO2 −N(R12)R13、置換アルキル基、置
    換アルケニル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキ
    ル基、置換シクロアルケニル基、置換シクロアルキルア
    ルキル基、置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリ
    ール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環基、置換ヘテ
    ロアリールアルキル基を表すか、または前記式(c)も
    しくは(d)を表す。R6 は水素原子、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、アルキル基、アルケニル基、アル
    キニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル
    基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
    基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
    リールアルキル基、−N(R12)R13,−OR12,−S
    (O)l−R12,−CO2 −R12,−CO−R12,−C
    S−R12,−O−CO−R12,−CON(R12)R13
    −O−SO2 −R12,−SO2 −N(R12)R13,−N
    (R12)−CO−R13、置換アルキル基、置換アルケニ
    ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
    シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
    置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
    換アラルキル基、置換ヘテロ環基、置換ヘテロアリール
    アルキル基を表すか、または前記式(c)もしくは
    (d)を表す。前記及び後記の定義もしくは式におい
    て、 (1)R7 は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル
    基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニルアル
    キル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテ
    ロアリールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニ
    ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
    シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
    置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
    換アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリ
    ールアルキル基を表す。 (2)oおよびpは独立して0または1から3の整数
    (ただし、oとpは同時に0にならない)を表す。 (3)J0は酸素原子、または硫黄原子を表す。 (4)R14は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
    ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
    基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
    リールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル
    基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
    クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
    換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
    アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリー
    ルアルキル基を表す。 (5)lは0、1または2を表す。 (6)R8 及びR9 は同一または互いに独立して水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
    キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
    ラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基を
    表す。 (7)R12およびR13は同一または異なって、水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
    キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
    ラルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル基、置換シクロ
    アルキル基、置換シクロアルケニル基、置換アリール
    基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテ
    ロアリールアルキル基を表す。 (8)置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
    ニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
    基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
    ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、
    置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリールアルキル基に
    おける置換基は、同一または異なって1個又は2個以上
    あってもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
    ル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル
    基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラル
    キル基、ヘテロアリールアルキル基、−OR8 ,−N
    (R8 )R9 ,−CO−R8 ,−CS−R8 ,−CO2
    −R8 ,−O−CO−R8 ,−CONR8 9 ,−S
    (O)l −R8 ,−SO2 −N(R8 )R9 ,−N(R
    8 )−CO−R9 から選ばれる。但し、 a)R4 が水素原子のときはR1 は4−クロロフェニルま
    たは2−メチルフェニルを表し、 b)R5 がアルキル基のときはR4 はシアノ基を表し、 c)式 【化27】 で表される化合物を除く。]で表される化合物またはそ
    れらの薬学的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付
    加塩。
  8. 【請求項8】 一般式(2) 【化28】 [式中、Aは酸素原子または硫黄原子を表す。R1 はア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
    ル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル
    基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラル
    キル基、ヘテロアリールアルキル基、−OR7 ,−SR
    7 、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニ
    ル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
    基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
    ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基ま
    たは置換ヘテロアリールアルキル基を表すか、または式
    (c) 【化29】 もしくは式(d) 【化30】 を表す。R2 およびR3 はそれぞれ同一または異なって
    いてもよく、水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
    ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
    基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
    リールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル
    基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
    クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
    換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
    アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリー
    ルアルキル基を表すか、または前記式(c)もしくは
    (d)を表す。R4はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
    基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケ
    ニル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
    ラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基、
    −N(R12)R13,−OR12,−S(O)l −R12,−
    CO2 −R12,−CO−R12,−CS−R12,−O−C
    O−R12,−CON(R12)R13,−OSO2 −R12
    −SO2 −N(R12)R13,−N(R12)−CO−
    13、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
    ニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
    基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
    ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、
    置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリールアルキル基を
    表すか、または前記式(c)もしくは(d)を表す。
    5は、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル
    基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル基、
    シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラルキル
    基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基、 −S
    (O)l −R12,−CO2 −R12,−CO−R12,−C
    S−R12,−CON(R12)R13,−SO2 −N
    (R12)R13、置換アルキル基、置換アルケニル基、置
    換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロア
    ルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シク
    ロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラル
    キル基、置換ヘテロ環基、置換ヘテロアリールアルキル
    基を表すか、または前記式(c)もしくは(d)を表
    す。R6 は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
    基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケ
    ニル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
    ラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基、
    −N(R12)R13,−OR12,−S(O)l−R12,−
    CO2 −R12,−CO−R12,−CS−R12,−O−C
    O−R12,−CON(R12)R13,−O−SO2
    12,−SO2 −N(R12)R13,−N(R12)−CO
    −R13、置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アル
    キニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニ
    ル基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアル
    ケニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル
    基、置換ヘテロ環基、置換ヘテロアリールアルキル基を
    表すか、または前記式(c)もしくは(d)を表す。前
    記及び後記の定義もしくは式において、 (1)R7 は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル
    基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニルアル
    キル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテ
    ロアリールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニ
    ル基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換
    シクロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、
    置換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置
    換アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリ
    ールアルキル基を表す。 (2)oおよびpは独立して0または1から3の整数
    (ただし、oとpは同時に0にならない)を表す。 (3)J0は酸素原子、または硫黄原子を表す。 (4)R14は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキ
    ル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルアルキル
    基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロア
    リールアルキル基、置換アルキル基、置換アルケニル
    基、置換アルキニル基、置換シクロアルキル基、置換シ
    クロアルケニル基、置換シクロアルキルアルキル基、置
    換シクロアルケニルアルキル基、置換アリール基、置換
    アラルキル基、置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリー
    ルアルキル基を表す。 (5)lは0、1または2を表す。 (6)R8 及びR9 は同一または互いに独立して水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
    キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
    ラルキル基、ヘテロ環基、ヘテロアリールアルキル基を
    表す。 (7)R12およびR13は同一または異なって、水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアル
    キル基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、ア
    ラルキル基、ヘテロ環基、置換アルキル基、置換シクロ
    アルキル基、置換シクロアルケニル基、置換フェニル
    基、置換アリール基、置換アラルキル基、置換ヘテロ環
    基または置換ヘテロアリールアルキル基を表す。 (8)置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキ
    ニル基、置換シクロアルキル基、置換シクロアルケニル
    基、置換シクロアルキルアルキル基、置換シクロアルケ
    ニルアルキル基、置換アリール基、置換アラルキル基、
    置換ヘテロ環基または置換ヘテロアリールアルキル基に
    おける置換基は、同一または異なって1個又は2個以上
    あってもよく、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
    ル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルケニル
    基、シクロアルケニルアルキル基、アリール基、アラル
    キル基、ヘテロアリールアルキル基、−OR8 ,−N
    (R8 )R9 ,−CO−R8 ,−CS−R8 ,−CO2
    −R8 ,−O−CO−R8 ,−CON(R8 )R9 ,−
    S(O)l −R8 ,−SO2 −N(R8 )R9 ,−N
    (R8 )−CO−R9 から選ばれる。]で表される化合
    物またはそれらの薬学的に許容される酸付加塩もしくは
    アルカリ付加塩。
  9. 【請求項9】R1 が、アリール基、置換アリール基、ア
    ルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、置換シ
    クロアルキル基または置換アラルキル基である請求項4
    記載の5−スルホニルウレイド−(1H)−ピラゾ−ル
    誘導体またはそれらの薬学的に許容される酸付加塩もし
    くはアルカリ付加塩。
  10. 【請求項10】R2 及びR3 の少なくとも一方が水素原
    子、アルキル基、置換アルキル基またはアラルキル基で
    ある請求項4記載の5−スルホニルウレイド−(1H)
    −ピラゾ−ル誘導体またはそれらの薬学的に許容される
    酸付加塩もしくはアルカリ付加塩。
  11. 【請求項11】R4 が水素原子、シアノ基、メチル基、
    又はエチル基である請求項4記載の5−スルホニルウレ
    イド−(1H)−ピラゾ−ル誘導体またはそれらの薬学
    的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付加塩。
  12. 【請求項12】R5 がアルキル基、シクロアルキル基、
    アリール基、置換アルキル基、置換シクロアルキル基、
    置換アリール基、または式(a) 【化31】 (式中、 A1、A2、A3、A4、RX、J、oおよびpは
    請求項1と同じ意味を表す)で表される基である請求項
    4記載の5−スルホニルウレイド−(1H)−ピラゾ−
    ル誘導体またはそれらの薬学的に許容される酸付加塩も
    しくはアルカリ付加塩。
  13. 【請求項13】R6 が水素原子、アルキル基、置換アル
    キル基、アリール基または置換アリール基である請求項
    4記載の5−スルホニルウレイド−(1H)−ピラゾー
    ル誘導体またはそれらの薬学的に許容される酸付加塩も
    しくはアルカリ付加塩。
  14. 【請求項14】R1 がシクロヘキシル基、フェニル基、
    2−ナフチル基、3−ナフチル基、3−トリル基、4−
    トリル基、3−エチルフェニル基、4−エチルフェニル
    基、3−n−プロピルフェニル基、4−n−プロピルフ
    ェニル基、3−イソプロピルフェニル基、4−イソプロ
    ピルフェニル基、3−n−ブチルフェニル基、4−n−
    ブチルフェニル基、3−イソブチルフェニル基、4−イ
    ソブチルフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メ
    トキシフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロ
    フェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニ
    ル基またはベンジル基である請求項4記載の5−スルホ
    ニルウレイド−(1H)−ピラゾ−ル誘導体またはそれ
    らの薬学的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付加
    塩。
  15. 【請求項15】R2 が水素原子、メチル基またはベンジ
    ル基であり、R3 が水素原子、メチル基、2−メトキシ
    エチル基またはベンジル基である請求項4記載の5−ス
    ルホニルウレイド−(1H)−ピラゾ−ル誘導体または
    その酸付加塩もしくはアルカリ付加塩。
  16. 【請求項16】R5 がビニル基、エチル基、n−プロピ
    ル基、イソプロピル基、シクロヘキシル基、シクロペン
    チル基、フェニル基、チオフェン−2−イル、チオフェ
    ン−3−イル、フラン−2−イル、フラン−3−イルま
    たはテトラヒドロ(4H)−ピラン−4−イルである請
    求項4記載の5−スルホニルウレイド−(1H)−ピラ
    ゾ−ル誘導体またはそれらの薬学的に許容される酸付加
    塩もしくはアルカリ付加塩。
  17. 【請求項17】R6 が水素原子、メチル基、エチル基、
    n−プロピル基、n−ブチル基、イソプロピル基、シア
    ノメチル基、メトキシカルボニルメチル基またはエトキ
    シカルボニルメチル基である請求項4記載の5−スルホ
    ニルウレイド−(1H)−ピラゾール誘導体またはそれ
    らの薬学的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付加
    塩。
  18. 【請求項18】 R1がアリール基、置換アリール基、
    アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、置換
    シクロアルキル基または置換アラルキル基であり、 R2およびR3はそれぞれ同一または異なっていてもよ
    く、各々水素原子、アルキル基、置換アルキル基または
    アラルキル基であり、 R4が水素原子またはシアノ基であり、 R5がアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、置
    換アルキル基、置換シクロアルキル基、置換アリール基
    または式(a)で表される基であり、 R6が水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アリー
    ル基または置換アリール基である請求項4記載の5−ス
    ルホニルウレイド−(1H )−ピラゾール誘導体またはそ
    れらの薬学的に許容される酸付加塩もしくはアルカリ付
    加塩。
  19. 【請求項19】下記(1)〜(26)いずれかの化合物
    である請求項4記載の5−スルホニルウレイド−(1H )
    −ピラゾール誘導体またはそれらの薬学的に許容される
    酸付加塩もしくはアルカリ付加塩。 (1)5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
    ド}−4−シアノ−1−シクロヘキシル− (1H )−ピ
    ラゾール (2)5−(3−ベンゼンスルホニルウレイド)−4−
    シアノ−1−フェニル−(1H )−ピラゾール (3)5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
    ド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル− (1H
    )−ピラゾール (4)5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
    ド}−4−シアノ−3−エチル−1−フェニル− (1H
    )−ピラゾール (5)5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
    ド}−4−シアノ−3−n−ブチル−1−フェニル− (1
    H )−ピラゾール (6)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−
    ウレイド}−4−シアノ−1−フェニル− (1H )−ピ
    ラゾール (7)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−
    ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−
    (1H )−ピラゾール (8)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)−
    ウレイド}−4−シアノ−3−エチル−1−フェニル−
    (1H )−ピラゾール (9)5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレイ
    ド}−4−シアノ−3−シアノメチル−1−フェニル−
    (1H )−ピラゾール (10)5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレ
    イド}−4−シアノ−3−エトキシカルボニルメチル−
    1−フェニル− (1H )−ピラゾール (11)5−{3−(4−トルエンスルホニル)−ウレ
    イド}−4−シアノ−3−イソプロピル−1−フェニル
    − (1H )−ピラゾール (12)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)
    −ウレイド}−4−シアノ−3−イソプロピル−1−フ
    ェニル− (1H )−ピラゾール (13)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)
    −ウレイド}−1−フェニル− (1H )−ピラゾール (14)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)
    −ウレイド}−3−メチル−1−フェニル− (1H )−
    ピラゾール (15)5−{3−(4−イソプロピルベンゼンスルホ
    ニル)−ウレイド}−4−シアノ−1−フェニル− (1H
    )−ピラゾール (16)5−{3−(4−イソプロピルベンゼンスルホ
    ニル)−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フ
    ェニル− (1H )−ピラゾール (17)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)
    −1−ベンジルウレイド}−4−シアノ−3−メチル−
    1−フェニル−(1H)−ピラゾール (18)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)
    ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−{テトラヒ
    ドロ−(4H)−ピラン−4−イル}−(1H)−ピラ
    ゾール (19)5−{3−ベンジル−3−(4−クロロベンゼ
    ンスルホニル)−ウレイド}−4−シアノ−3−メチル
    −1−フェニル−(1H)−ピラゾール (20)5−{3−(4−ブロモベンゼンスルホニル)
    −ウレイド}−4−シアノ−3−メチル−1−フェニル
    −(1H)−ピラゾール (21)5−{3−(2−ナフチルスルホニル)ウレイ
    ド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)−ピラゾー
    ル (22)5−{3−(4−エチルベンゼンスルホニル)
    ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H) −
    ピラゾール (23)5−{3−(4−イソブチルベンゼンスルホニ
    ル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)
    −ピラゾール (24)5−{3−(4−クロロベンゼンスルホニル)
    ウレイド}−3−メチル−1−シクロヘキシル−(1
    H)−ピラゾール (25)5−{3−(4−n−ブチルベンゼンスルホニ
    ル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)
    −ピラゾール (26)5−{3−(4−メトキシベンゼンスルホニ
    ル)ウレイド}−3−メチル−1−フェニル−(1H)
    −ピラゾール
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