JPH1075416A - 蓄積型記憶媒体の再生方式 - Google Patents

蓄積型記憶媒体の再生方式

Info

Publication number
JPH1075416A
JPH1075416A JP8247125A JP24712596A JPH1075416A JP H1075416 A JPH1075416 A JP H1075416A JP 8247125 A JP8247125 A JP 8247125A JP 24712596 A JP24712596 A JP 24712596A JP H1075416 A JPH1075416 A JP H1075416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unreproduced
information
storage medium
storage
reproduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8247125A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ito
英樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP8247125A priority Critical patent/JPH1075416A/ja
Publication of JPH1075416A publication Critical patent/JPH1075416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積型記憶媒体の未再生部分を煩雑な操作を
行うことなく簡単に再生できる蓄積型記憶媒体の再生方
式を提供すること。 【解決手段】 DVDプレーヤ100は、スピンドルモ
ータ12、光学ピックアップ14、送り機構16、ドラ
イバ18、システム制御部40、メモリ42および操作
部44を含んで構成されている。メモリ42には、セッ
トされたディスク10のディスクIDに対応させてディ
スク10の未再生部分を特定するための未再生情報が格
納されており、システム制御部40は、この未再生情報
を読み出して、ディスク10の未再生部分の頭出しを行
って自動的に再生を開始する。また、再生終了後は、そ
れまでの再生状態に応じてメモリ42に格納されている
未再生情報が更新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルビデオデ
ィスク等に蓄積された各種の情報を再生する蓄積型記憶
媒体の再生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄積型記憶媒体であるパッケージメディ
アとしてDVD(デジタルビデオディスク)やビデオC
Dあるいはビデオテープなどが知られている。このよう
なパッケージメディアに映画やテレビ番組等の長時間の
映像情報を保存する場合、保存された映像情報の同一箇
所を何度も繰り返して見る場合もあるが、一度しか見な
い場合も少なくない。例えば、DVDに格納された映画
を見る場合や、ビデオテープに留守録画したテレビ番組
を後日見る場合には、1度しか見ない場合がほとんどで
あるといえる。
【0003】また、このようにDVD等に格納された映
画やテレビ番組を1度だけ再生する場合には、休日のよ
うに充分な時間がある場合を除いて、通常は再生時間を
区切って、何度かに分けて再生を行うことが多い。例え
ば、DVDに格納された映画を見る場合には、最初から
途中まで見て再生を中断し、後日続きを見ることがあ
る。また、複数のテレビ番組を留守録画した場合には、
見たい番組を優先的に見て、残りの番組を録画順にみる
ことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに映画等を1度だけ、しかも再生時間を区切って再生
する場合には、利用者がその都度再生箇所を指定して再
生を開始することになるため、利用者が再生箇所を覚え
ていなければならない。実際には、カウンタやトラック
番号等の各種の付加情報によって正確な再生箇所を指定
することはできるが、これら各種の付加情報を利用者が
記憶していない場合も多く、結局は見終わった内容を見
ながら早送りして、未再生部分の頭出しを行うことにな
り、操作が煩雑であった。また、このような頭出しを簡
単に行うために、インデックス機能を有するビデオテー
プレコーダ等があるが、この場合にはインデックス機能
を使うための操作が加わるため操作が複雑になって、結
局はインデックス機能が使われないという現状がある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は蓄積型記憶媒体の未再生部分
を煩雑な操作を行うことなく簡単に再生することができ
る蓄積型記憶媒体の再生方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の蓄積型記憶媒体の再生方式は、蓄積型
記憶媒体の未再生部分を示す未再生情報を記憶手段に格
納しておいて、蓄積型記憶媒体の再生を行う際にこの未
再生情報を読み出して未再生部分の再生を行っている。
また、再生が終了したときに未再生情報更新手段によっ
て記憶手段に格納された未再生情報が更新される。この
ように、本発明によれば、蓄積型記憶媒体の未再生情報
を格納しておくことにより、未再生部分の頭出しを行う
ことができ、煩雑な操作を行うことなしに未再生部分の
再生を開始することができる。
【0007】また、上述した蓄積型記憶媒体は固有の識
別情報が格納されており、上述した記憶手段に未再生情
報を格納する際に、この固有の識別情報に対応させて未
再生情報の格納を行うことにより、蓄積型記憶媒体を交
換した場合であっても対応する未再生情報を特定するこ
とができる。また、識別情報入力手段によって蓄積型記
憶媒体の識別情報の入力を行うことにより、蓄積型記憶
媒体が固有の識別情報を有しない場合であっても、記憶
手段に格納された未再生情報を特定することができる。
【0008】また、蓄積型記憶媒体に自身の未再生部分
を特定する未再生情報を書き込むようにしてもよい。こ
の場合には、再生時にこの未再生情報を読み出して、未
再生部分の頭出しを行うことができるため、煩雑な操作
を行うことなしに未再生部分の再生を行うことができ
る。また、再生終了時には、未再生情報更新手段によっ
て蓄積型記憶媒体の未再生情報を更新することにより、
次回の再生時にも未再生情報に基づいて、蓄積型記憶媒
体の未再生部分の再生を行うことができる。
【0009】特に、上述した未再生情報の更新を行う際
に、短時間の未再生時間あるいは未再生部分に挟まれた
短時間の再生時間については更新を行わないようにする
ことで、不要箇所の一時的な早送りや長時間の早送り時
に部分的に内容を確かめるといった際の頻繁な更新処理
が不要となり、データ処理の簡略化および格納される未
再生情報の増大を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の蓄積型記憶媒体の再生方
式は、蓄積型記憶媒体であるDVD等に格納された映像
等各種の蓄積情報を再生する際に、再生装置あるいは記
憶媒体自体に格納された未再生情報に基づいて、未再生
部分の再生を自動的に開始することに特徴がある。以
下、本発明の蓄積型記憶媒体の再生方式を適用した一の
実施形態のDVDプレーヤについて、図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
【0011】図1は、本発明を適用した一の実施形態の
DVDプレーヤの構成を示す図である。同図に示す本実
施形態のDVDプレーヤ100は、着脱して交換可能な
蓄積型記憶媒体としてのディスク10を所定の回転数で
回転させて記録情報の読取りを行うためにスピンドルモ
ータ12、光学ピックアップ14、送り機構16および
ドライバ18を備え、読み出した信号から映像信号およ
び音声信号を得るためにRFアンプ20、信号処理部2
2、MPEGビデオデコーダ24、MPEGオーディオ
デコーダ26、デジタル−アナログ(D/A)変換器2
8、30およびNTSCエンコーダ32を備えている。
また、DVDプレーヤ100は、DVDプレーヤ100
の全体を制御するシステム制御部40と、ディスク10
の未再生部分に関する情報を格納するメモリ42と、再
生や早送りあるいは停止等の各種指示を行うために各種
の操作キーを有する操作部44とを備えている。
【0012】上述した構成において、記憶手段がメモリ
42に、再生手段がスピンドルモータ12、光学ピック
アップ14、送り機構16、ドライバ18、RFアンプ
20、信号処理部22、MPEGビデオデコーダ24、
MPEGオーディオデコーダ26、D/A変換器28、
30、NTSCエンコーダ32、システム制御部40
に、未再生情報更新手段がシステム制御部40にそれぞ
れ対応している。また、識別情報入力手段が操作部44
に対応している。
【0013】スピンドルモータ12によってディスク1
0を所定の回転数で回転させるとともに、送り機構16
によって光学ピックアップ14をディスク10の径方向
に沿って移動させることにより、ディスク10の円周方
向に沿って記録された映像および音声情報の読み出しが
可能となる。光学ピックアップ14は、対物レンズやこ
の対物レンズの位置を移動させるフォーカスアクチュエ
ータおよびフォトダイオードを有しており、所定の回転
数で回転するディスク10の所定位置から映像信号等を
読み出す。この光学ピックアップ14の出力はRFアン
プ20によって増幅される。
【0014】信号処理部22は、RFアンプ20によっ
て増幅された信号に基づいてMPEG2データを復調す
るとともに、誤り訂正処理および画像データと音声デー
タの分離処理、未再生情報を含む各種付加情報の抽出処
理等のデジタル信号処理を行う。MPEGビデオデコー
ダ24は、信号処理部22で分離されたMPEG2の画
像データを復号化する。復号化された画像データはデジ
タル−アナログ変換器28に入力され、輝度信号Yおよ
び色差信号Cb、Crが作られる。さらに、NTSCエ
ンコーダ32によってこれらの輝度信号および色差信号
からNTSC信号(映像信号)が作られる。また、MP
EGオーディオデコーダ26は、信号処理部22で分離
されたMPEG2の音声データを復号化する。この復号
化された音声データは、D/A変換器30を通すことに
よりアナログの音声信号に変換される。
【0015】システム制御部40は、操作部44の各種
のキー操作に応じて、スピンドルモータ12の回転制御
と送り機構16による光学ピックアップ14の径方向の
送り量の制御を行っている。例えば、操作部44の「再
生」キーが押下されると、システム制御部40は、スピ
ンドルモータ12を回転させるとともに光学ピックアッ
プ14を所定位置に移動させて、ディスク10に記録さ
れたMPEG2データを読み出して映像信号および音声
信号の再生を開始する。メモリ42は、ディスク10の
未再生部分を特定する未再生情報を格納するためのもの
であり、未再生部分の先頭と最後尾のそれぞれに対応す
る再生時間が未再生情報として格納されている。
【0016】図2は、メモリ42に格納された未再生情
報の一例を示す図である。同図(A)に示すように、メ
モリ42は複数個(例えば10個)の格納領域を有して
おり、それぞれの領域には、ディスク10のそれぞれに
固有の識別情報であるディスクIDと、ディスクIDに
よって特定される各ディスク10の未再生部分を再生時
間に対応させて表した未再生情報とが格納されている。
以下、一例としてディスクID「1」を有するディスク
10の未再生情報について詳細に説明する。
【0017】図3は、ディスクID「1」に対応したデ
ィスク10の再生状態を示す説明図である。ハッチング
を施した領域が再生が終了した部分に、それ以外が未再
生部分に対応している。同図(A)に示すように、この
ディスク10には例えば2時間15分の映像および音声
が記録されており、その中の最初の30分のみの再生が
終了している。この場合の未再生情報は、未再生部分の
先頭と最後尾の再生時間を示す「0:30−2:15」
であり、図2(A)に示すように、この未再生情報がメ
モリ42の例えば3番目の格納領域にディスクIDとと
もに格納されている。
【0018】このような状態で、ディスク10の未再生
部分の先頭から30分だけ再生が行われたとすると(再
生の具体的手順については後述する)、再生後の未再生
部分は図3(B)に示すように変化する。このように、
未再生部分が変化した場合には、図2(B)に示すよう
に、ディスクID「1」の未再生情報が「1:00−
2:15」に変更され、その格納順番も先頭に移動し
て、メモリ42の格納情報の更新が行われる。このよう
にして、未再生情報の変更と同時にその格納順番も更新
することにより、古くなった情報は10個の格納領域か
ら次第に外れることになり、未再生情報の整理がなされ
ることになる。
【0019】なお、図3(C)に示すように、未再生部
分の最初から再生を行わずに、途中を部分的に再生した
場合には、連続しない2つの未再生部分が発生する。こ
の場合には、ディスクID「1」に対応した2つの未再
生情報「0:30−1:15」、「1:45−2:1
5」が作られ、格納順番1と2に格納されてメモリ42
の格納情報の更新が行われる。
【0020】図4は、本実施形態のDVDプレーヤ10
0の動作手順を示す流れ図であり、ディスク10がセッ
トされたときに自動的に未再生部分の頭出しを行って再
生を開始する場合の動作手順が示されている。なお、D
VDプレーヤ100にセットされる各ディスク10に
は、それぞれの記録内容を示すデータが映像および音声
情報とともに記録されており、このデータを各ディスク
10のディスクIDとして読み込むものとする。また、
市販されているディスク10を複写した場合等において
は、ディスク10の記録内容を示すデータが複写されな
い場合もあり、このようにディスクIDを有しないディ
スク10にも対応できるように特別なディスクID
「X」が用意されているものとする。
【0021】DVDプレーヤ100の電源が投入される
と、システム制御部40は、既にディスク10がセット
されているか否かを調べ(ステップ400)、セットさ
れていない場合にはディスク10がセットされるまで待
機状態となる(ステップ401)。ディスク10が電源
投入時に既にセットされているか、あるいは電源投入後
に新たにセットされた場合には、次にシステム制御部4
0は、セットされたディスク10にディスクIDが記録
されているか否かを調べる(ステップ402)。ディス
クIDが記録されている場合には、次にシステム制御部
40は、このディスクIDを読み込んで(ステップ40
3)、メモリ42に同一のディスクIDを有する未再生
情報が存在するか否かを調べる(ステップ404)。同
一のディスクIDの未再生情報がメモリ42に格納され
ている場合には、該当する未再生情報が読み出される
(ステップ405)。
【0022】例えば、セットされたディスク10のディ
スクIDが「1」(実際にはディスクID「1」の内容
としては映画のタイトル等をそのまま用いたり、ディス
ク10に固有のシリアルナンバーが付与されて記録され
ている場合にはこのシリアルナンバーを用いたりするこ
とができる)であり、その時点におけるメモリ42の内
容が図2(A)に示したものであるとすると、3番目の
格納領域にディスクID「1」の未再生情報「0:30
−2:15」が格納されているため、この未再生情報が
読み出される。
【0023】次に、システム制御部40は、この読み出
した未再生情報「0:30−2:15」に基づいて、未
再生部分の頭出しを行ってディスク10の再生を開始す
る(ステップ406)。具体的には、システム制御部4
0は、ドライバ18を制御することにより、スピンドル
モータ12を所定回転数で回転させるとともに、送り機
構16によって光学ピックアップ14をディスク10の
再生時間「0:30」に対応する位置に移動させ、その
位置を起点としてディスク10に記録された情報の読出
しを開始する。ディスク10から読み出された情報は、
RFアンプ20を介して信号処理部22に入力され、画
像および音声の各データに分離され、その後MPEGビ
デオデコーダ24およびMPEGオーディオデコーダ2
6等を通すことにより映像信号および音声信号の再生が
行われる。
【0024】また、ディスク10にディスクIDが記録
されていない場合、あるいはディスクIDは記録されて
いるが同一のディスクIDを有する未再生情報がメモリ
42に格納されていない場合には、システム制御部40
は、ディスク10の最初から再生を開始する(ステップ
407)。
【0025】このようにして未再生部分の先頭あるいは
ディスク10の最初から再生を開始した後、システム制
御部40は、再生終了か否かの判定を行う(ステップ4
08)。例えば操作部44の「停止」キーが押下された
場合にはディスク10の再生を停止し、次にシステム制
御部40は、メモリ42に格納されている未再生情報を
更新する(ステップ409)。例えば、ディスクID
「1」に対応したディスク10の未再生情報「0:30
〜2:15」を「1:00〜2:15」に変更するとと
もにその格納順番を入れ換えて、メモリ42の内容を図
2(B)に示した内容に更新する。
【0026】なお、ディスクIDは記録されているが、
対応する未再生情報がメモリ42に格納されていない場
合には、ステップ409の更新処理において、このディ
スクIDに対応した新たな未再生情報が作成され、メモ
リ42の更新が行われる。また、ディスクIDが記録さ
れていないディスク10を最初から再生した場合には、
ディスクIDを「X」として未再生情報が作成され、メ
モリ42の更新が行われる。ディスクID「X」の未再
生情報は、この未再生情報に対応したディスク10をD
VDプレーヤ100から取り出すときに削除される。し
たがって、このディスク10を取り出さずにDVDプレ
ーヤ100の電源切断と投入を繰り返した場合には、メ
モリ42に格納されたディスクID「X」の未再生情報
が順次更新される。
【0027】このように、本実施形態のDVDプレーヤ
100は、セットされたディスク10のディスクIDに
基づいてこのディスク10の未再生部分を特定するため
に必要な未再生情報をメモリ42から読み出すことがで
き、システム制御部40はこの読み出した未再生情報に
基づいて未再生部分の頭出しを行う。したがって、ディ
スク10をセットした際に、部分的な再生を行って未再
生部分の頭出しを行うといった煩雑な操作が不要であ
り、自動的に未再生部分の再生を開始することができ
る。
【0028】図5は、本実施形態のDVDプレーヤ10
0の動作手順の変形例を示す流れ図である。図4に示し
た動作手順では、ディスクIDが記録されていないディ
スク10については、取り出した後にディスク10が識
別できないため、DVDプレーヤ100から取り出さな
い場合に限り、未再生情報が保持されるようにしたが、
このディスク10のディスクIDに相当する情報を操作
部44から入力することによりディスク10の識別を行
うようにしてもよい。
【0029】図5に示した動作手順は、基本的に図4に
示した動作手順と同じであり、ステップ402(ディス
ク10にディスクIDが記録されているか否かの判定処
理)とステップ407(ディスク10の最初からの再生
動作)との間に、ディスクIDの入力がなされたか否か
の判定を行うステップ410を挿入した点が異なってい
る。すなわち、ディスク10にディスクIDが記録され
ていない場合であっても、例えば利用者が操作部44の
テンキーを押下することにより、このディスク10に固
有なデータをディスクIDとして入力した場合には、シ
ステム制御部40は、この入力されたディスクIDをデ
ィスク10に記録されているディスクIDと同等に扱っ
ており、この入力されたディスクIDを用いてステップ
404(メモリ42に同一のディスクIDの未再生情報
が格納されているか否かの判定)以降の処理を行う。
【0030】このように、ディスク10にディスクID
が記録されていない場合であっても、操作部44を操作
することによりディスクIDが入力された場合には、こ
の入力されたディスクIDを用いてディスク10の未再
生部分の読出しが行われるため、部分的に再生しながら
未再生部分を探すといった煩雑な操作を行うことなしに
未再生部分の再生を開始することができる。
【0031】ところで、実際にDVDプレーヤ100を
用いて映画やテレビ番組等の録画映像を再生する場合に
は、図3(D)において領域Sで示すように、未再生部
分を飛び飛びに再生して見たい場面に達したか否かをチ
ェックしながら早送りを行う場合や、図3(E)におい
て領域Tで示すように、継続した再生動作の途中でコマ
ーシャルのみを早送りする場合等が考えられる。ところ
が、上述したようにチェックのために飛び飛びに再生し
たような場合は未再生状態にあるものとするのが妥当で
あり、同様にコマーシャル等のために短時間の早送りを
行った場合にはこの未再生部分を再生したものとするの
が妥当である。
【0032】図6は、短時間の再生や早送りを考慮した
DVDプレーヤの動作手順を示す流れ図である。ステッ
プ406あるいはステップ407においてディスク10
の未再生部分の先頭あるいはディスク10の最初から再
生を開始した後、ステップ408においてディスク10
の再生終了か否かの判定が行われるまでの処理は図4に
示した動作手順と同じであり、図6にはその後の動作手
順が示されている。
【0033】システム制御部40は、ディスク10の再
生が終了したか否かの判定を行っており(ステップ40
8)、操作44の「停止」キーや「早送り」キーが押下
されて再生動作が中断されると、次に所定時間(例えば
2分)以内の早送りを挟んで再生動作が再開されたか否
かを判定する(ステップ411)。例えば、「停止」キ
ー、「早送り」キー、「再生」キーが順に押下された場
合であって早送りの時間が再生時間に換算して2分以内
の場合や、再生状態で「早送り」キーを押下して短時間
のコマーシャル等を飛ばして再度再生動作に戻った場合
には、早送りを行った際の短時間の未再生状態について
はメモリ42の未再生情報を更新せずに、ステップ40
8に戻って処理が繰り返される。
【0034】また、再生動作が再開されない場合には、
次にシステム制御部40は、ステップ406あるいはス
テップ407においてディスク10の再生動作が開始さ
れてから再生動作が終了するまでの時間が所定時間以上
(例えば1分以上)であるか否かを判定する(ステップ
412)。再生時間が1分以上である場合には、次にシ
ステム制御部40は、メモリ42に格納された該当する
未再生情報の更新を行う(ステップ413)。また、再
生時間が1分より短い場合は、未再生部分を早送りした
場合に部分的な再生を行って内容をチェックしているも
のと考え、メモリ42に格納された未再生情報の更新は
行わない。
【0035】このように、早送り時に飛び飛びで内容チ
ェックを行う場合やコマーシャル等の不要な部分を飛ば
して再生を行う場合であっても、頻繁にメモリ42の未
再生情報を更新することがなく、実際の使用状況に適し
たメモリ42の内容更新が行われる。特に、短時間の再
生や早送りの都度メモリ42の未再生情報を更新した場
合には、同じディスクIDを有する未再生情報が数多く
作成されることになるため、図2に示したメモリ42の
複数(例えば10個)の格納領域のほとんどが同一のデ
ィスク10の未再生情報で占有されることになり好まし
くない。しかし、本実施形態のように短時間の再生や早
送りに対応したメモリ42の更新を行わないようにすれ
ばこのような不都合がなく、メモリ42を多くのディス
ク10で共用することができる。
【0036】ところで、上述した各実施形態では、再生
専用のディスク10を用いた場合について説明を行った
が、データの読み書きが可能なディスク11を用いて未
再生部分の先頭から再生を行うようにしてもよい。
【0037】図7は、データの読み書きが可能なDVD
プレーヤ110の構成を示す図である。図1に示した再
生専用のDVDプレーヤ100に対して、ディスク11
の記録面に所定のレーザ光を照射することによりデータ
の書き込みを行うレーザダイオード50と、ディスク1
1の径方向に沿ってレーザダイオード50の移動を行う
送り機構52と、システム制御部40からの指示に応じ
て送り機構52を駆動するドライバ54と、外部から入
力される映像および音声を含む入力信号をMPEG2の
データに変換するMPEGエンコーダ56と、MPEG
エンコーダ56から出力されるMPEG2データを変調
してレーザダイオード50に送る変調処理部58とが追
加された構成を有している。MPEGエンコーダ56
は、実際には映像用と音声用に分かれており、さらに映
像用として情報源符号化器、ビデオ・フォーマット符号
化器、送信バッファ等を含んでいる。
【0038】上述した構成において、未再生情報更新手
段がシステム制御部40、レーザダイオード50、送り
機構52、ドライバ54、MPEGエンコーダ56、変
調処理部58に対応している。
【0039】また、上述したDVDプレーヤ110にセ
ットされるディスク11は、データの読み書きが可能で
あり、記録領域の一部に未再生情報格納のための領域が
確保されており、システム制御部40によってこの領域
に格納された未再生情報に対する読み出しおよび更新が
行われる。なお、データの読み書きが可能なディスク1
1に自身の未再生情報を書き込む場合には、他のディス
クの未再生情報と混同するおそれがないため、ディスク
ID等のディスク11を特定するための識別情報は不要
である。
【0040】図8は、データの読み書きが可能なDVD
プレーヤ110の動作手順を示す流れ図である。DVD
プレーヤ110に電源が投入されると、システム制御部
40は、既にディスク11がセットされているか否かを
調べ(ステップ800)、セットされていない場合には
ディスク11がセットされるまで待機状態となる(ステ
ップ801)。ディスク11が電源投入時にセットされ
ているか、あるいは電源投入後に新たにセットされた場
合には、次にシステム制御部40は、ディスク11に記
録されているディスク11自身の未再生情報の読出しを
行う(ステップ802)。具体的には、システム制御部
40はドライバ18によって送り機構16を所定位置に
移動させて、光学ピックアップ14によってディスク1
1に記録された未再生情報を読み出す。読み出された未
再生情報はメモリ42に格納される。
【0041】次に、システム制御部40は、この読み出
した未再生情報に基づいて、未再生部分の頭出しを行っ
てディスク11の再生を開始する(ステップ803)。
なお、ディスク11に未再生情報が格納されていない場
合には、未再生部分の先頭から再生する代わりに、ディ
スク11の最初から再生が行われる。このようにしてデ
ィスク11の所定箇所からの再生が開始された後、シス
テム制御部40は、再生終了か否かの判定を行う(ステ
ップ804)。例えば操作部44の「停止」キーが押下
された場合にはディスク11の再生を停止し、次にシス
テム制御部40は、ディスク11に格納されている未再
生情報の更新を行う(ステップ805)。システム制御
部40から更新後のデータを変調処理部58に送り、変
調処理した更新後のデータがレーザダイオード50によ
ってディスク11に書き込まれて上述した未再生情報の
更新が行われる。
【0042】このように、データの読み書きが可能なデ
ィスク11を用いた場合には、その一部にディスク11
自身の未再生情報を書き込んでおいて、再生時にこれを
読み出して未再生部分の頭出しを行って再生を開始する
ことができる。また、再生終了後にディスク11の未再
生情報を更新しておくことにより、常に最新の未再生情
報を保持することができる。特に、ディスク11自身に
未再生情報を格納する場合には、他のディスクの未再生
情報とディスク11の未再生情報とを区別する必要がな
いため、ディスクID等の付加情報が不要となり、同一
のディスクIDを有する未再生情報の検索等も不要とな
るため、システム制御部40における処理の簡略化が可
能となる。
【0043】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した各実施形態では、一例
としてDVDプレーヤによってディスクに記録された映
像および音声を再生する場合を例にとり説明したが、本
発明は他の蓄積型記憶媒体の再生を行う場合に適用する
ことができる。他の蓄積型記憶媒体としては、ビデオC
Dやビデオテープ等が考えられる。また、映像を記録す
る蓄積型記憶媒体に限らず、音声信号のみをカセットテ
ープや光磁気ディスク等に記録する場合であってもよ
い。蓄積型記憶媒体の種類が変わればこれをセットする
再生装置の構成も変わるが、未再生情報を格納するメモ
リ42と、このメモリ42に対して未再生情報の読み出
しや更新あるいはこの未再生情報に基づいて蓄積型記憶
媒体の未再生部分の頭出しを行う機構部(図1の構成で
は送り機構16やドライバ18がこの機構部に対応して
いる)の制御を行うシステム制御部40とを有すること
により、本発明を適用した再生動作が可能となる。
【0044】また、未再生情報として未再生部分の先頭
と最後尾のそれぞれに対応した再生時間を格納するよう
にしたが、例えばビデオテープレコーダが有するテープ
カウンタのように蓄積型記憶媒体の最初からカウント番
号を対応させるなど、未再生部分が特定できればどのよ
うな形式で未再生情報を格納しておいてもよい。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、蓄積
型記憶媒体の未再生情報を格納しておくことにより、未
再生部分の頭出しを行うことができ、煩雑な操作を行う
ことなしに未再生部分の再生を開始することができる。
【0046】特に、上述した蓄積型記憶媒体に固有の識
別情報を格納しておいて、記憶手段に未再生情報を格納
する際にこの固有の識別情報に対応させて未再生情報の
格納を行うことにより、蓄積型記憶媒体を交換した場合
であっても対応する未再生情報を特定することができ
る。また、識別情報入力手段によって蓄積型記憶媒体の
識別情報の入力を行うことにより、蓄積型記憶媒体が固
有の識別情報を有しない場合であっても、記憶手段に格
納された未再生情報を特定することができる。また、蓄
積型記憶媒体に自身の未再生部分を特定する未再生情報
を書き込んでおいて、再生時にこの未再生情報を読み出
して未再生部分の再生を行うようこともできる。
【0047】さらに、再生終了時に上述した未再生情報
の更新を行う際に、短時間の未再生時間あるいは未再生
部分に挟まれた短時間の再生時間については更新を行わ
ないようにすることで、不要箇所の一時的な早送りや長
時間の早送り時に部分的に内容を確かめるといった際の
頻繁な更新処理が不要となり、データ処理の簡略化およ
び格納される未再生情報の増大を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一の実施形態のDVDプレー
ヤの構成を示す図である。
【図2】メモリに格納された未再生情報の一例を示す図
である。
【図3】ディスクID「1」に対応したディスクの再生
状態を示す説明図である。
【図4】本実施形態のDVDプレーヤの動作手順を示す
流れ図である。
【図5】本実施形態のDVDプレーヤの動作手順の変形
例を示す流れ図である。
【図6】短時間の再生や早送りを考慮したDVDプレー
ヤの動作手順を示す流れ図である。
【図7】データの読み書きが可能なDVDプレーヤの構
成を示す図である。
【図8】データの読み書き可能なDVDプレーヤの動作
手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 ディスク 12 スピンドルモータ 14 光学ピックアップ 16 送り機構 18 ドライバ 20 RFアンプ 22 信号処理部 40 システム制御部 42 メモリ 44 操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積型記憶媒体の未再生部分を特定する
    未再生情報を格納する記憶手段と、 前記記憶手段に格納された前記未再生情報に基づいて、
    前記蓄積型記憶媒体の未再生部分の再生を行う再生手段
    と、 前記再生手段によって前記蓄積型記憶媒体の未再生部分
    の再生を行ったときに、前記記憶手段に格納された前記
    未再生情報の更新を行う未再生情報更新手段と、 を備えることを特徴とする蓄積型記憶媒体の再生方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記蓄積型記憶媒体は、固有の識別情報を格納してお
    り、 前記記憶手段は、前記識別情報に対応させて前記蓄積型
    記憶媒体ごとの前記未再生情報を格納しており、 前記再生手段は、前記識別情報に基づいて、該当する前
    記蓄積型記憶媒体の未再生部分の再生を行うことを特徴
    とする蓄積型記憶媒体の再生方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記蓄積型記憶媒体の識別情報の入力を行う識別情報入
    力手段をさらに備えており、 前記記憶手段は、前記識別情報入力手段から入力された
    前記識別情報に対応させて前記蓄積型記憶媒体ごとの前
    記未再生情報を格納しており、 前記再生手段は、前記識別情報に基づいて、該当する前
    記蓄積型記憶媒体の未再生部分の再生を行うことを特徴
    とする蓄積型記憶媒体の再生方式。
  4. 【請求項4】 蓄積型記憶媒体に格納されているこの蓄
    積型記憶媒体の未再生部分を特定する未再生情報に基づ
    いて、前記蓄積型記憶媒体の未再生部分の再生を行う再
    生手段と、 前記再生手段によって前記蓄積型記憶媒体の未再生部分
    の再生を行ったときに、前記蓄積型記憶媒体に格納され
    た前記未再生情報の更新を行う未再生情報更新手段と、 を備えることを特徴とする蓄積型記憶媒体の再生方式。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記未再生情報更新手段は、前記蓄積型記憶媒体の未再
    生部分の再生時間が所定時間以内であるときは、前記未
    再生情報の更新を行わないことを特徴とする蓄積型記憶
    媒体の再生方式。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記未再生情報更新手段は、前記蓄積型記憶媒体の未再
    生部分の再生が所定の時間内の未再生状態を挟んでいる
    場合には、この未再生状態を再生したものとして前記未
    再生情報の更新を行うことを特徴とする蓄積型記憶媒体
    の再生方式。
JP8247125A 1996-08-29 1996-08-29 蓄積型記憶媒体の再生方式 Pending JPH1075416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8247125A JPH1075416A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 蓄積型記憶媒体の再生方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8247125A JPH1075416A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 蓄積型記憶媒体の再生方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1075416A true JPH1075416A (ja) 1998-03-17

Family

ID=17158810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8247125A Pending JPH1075416A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 蓄積型記憶媒体の再生方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1075416A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1492119A2 (en) * 2003-06-24 2004-12-29 Funai Electric Co., Ltd. DVD apparatus
KR100489449B1 (ko) * 2002-03-13 2005-05-11 (주)아이디스 멀티미디어 데이터 파일 생성 방법 및 재생 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489449B1 (ko) * 2002-03-13 2005-05-11 (주)아이디스 멀티미디어 데이터 파일 생성 방법 및 재생 방법
EP1492119A2 (en) * 2003-06-24 2004-12-29 Funai Electric Co., Ltd. DVD apparatus
EP1492119A3 (en) * 2003-06-24 2007-07-04 Funai Electric Co., Ltd. DVD apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0310678B1 (en) Disc recording/reproducing apparatus and disc recording/reproducing method
EP0292917B1 (en) Apparatus for information recording and/or reproducing on or from an optical disc
US5058096A (en) Disk recording/reproducing apparatus and disk recording/reproducing method
JPH1097766A (ja) 光ディスク記録再生装置及び同装置に適用する再生制御方法
KR100749411B1 (ko) 재기록 가능한 디스크 매체 상에 리코드된 일련의 비트를 편집하는 방법 및 장치
JP3528271B2 (ja) ディスク記録再生装置
EP1239475A2 (en) Information reproducing apparatus & method
US7474835B2 (en) Disc playback apparatus and disc playback method
JPH1075416A (ja) 蓄積型記憶媒体の再生方式
US7734964B2 (en) Optical disc recording/reproducing apparatus
JPH0973761A (ja) ディジタルビデオディスク装置及びディジタルビデオディスク装置に適用する再生制御方法
KR19990000177A (ko) 디브이디피(dvd)의 재생위치 제어장치 및 방법
JP3813456B2 (ja) Dvd再生装置
KR100331315B1 (ko) 연속재생을위한마지막재생정보가저장되는디스크및연속재생방법
JPH11213633A (ja) 情報記録装置
EP0596139A1 (en) Optical disk recorder/reproducer
JPH0714163A (ja) 情報記録装置
US7599268B2 (en) Optical disc recording/reproducing apparatus
JP2007141375A (ja) 画像音声蓄積再生装置
JPH07320454A (ja) 信号記録装置
KR100288938B1 (ko) 데이터 시작위치서치방법
JP2006054029A (ja) ディスク装置
JPH06275056A (ja) ディスク再生装置
JP2005027114A (ja) ディスク再生装置
JPWO2007097148A1 (ja) 記録媒体再生装置および再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030805