JPH107531A - 毛母細胞活性化増強剤 - Google Patents
毛母細胞活性化増強剤Info
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- JPH107531A JPH107531A JP8134997A JP8134997A JPH107531A JP H107531 A JPH107531 A JP H107531A JP 8134997 A JP8134997 A JP 8134997A JP 8134997 A JP8134997 A JP 8134997A JP H107531 A JPH107531 A JP H107531A
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Abstract
含む毛母細胞活性化増強組成物Aであって;主たる有効
成分として、単糖類、2糖類及びオリゴ糖類から選ばれ
る1種類以上の成分と、水溶性高分子とを含む毛母細胞
を活性化させる組成物Bと併用して毛母細胞に適用すれ
ば、毛母細胞の活性化をより増強させる組成物A。 【解決手段】 異なるタイプの複数の組成物を組合せる
とともに、これらの異なる組成物AおよびBを時間をお
いて毛母細胞に適用することにより、ヘアーサイクルの
休止期が成長期に転換される作用(休止期打破)に基づ
く毛母細胞活性(発毛ないし育毛)が可能となる。
Description
強剤に関する。本発明は、ヒトを始めとする動物(種々
のペット動物、ミンク等)におけるインビボ(in vivo
)、ないしインビトロ(in vitro)での毛母細胞活性
化(毛母細胞の分裂促進)に適用可能である。
し発毛・育毛)に関しては、従来より数多くの育毛剤、
養毛剤(多くは組成物)が提案されている(例えば、特
公平6−4521〜4524号、特公平6−4526〜
4528号等)。
ないし養毛剤においては、脱毛防止や育毛促進にある程
度の効果を発揮するものも見られるが、その効果の程度
は必ずしも満足できるものではなかった。これは、例え
ば男性型脱毛の原因としては、性ホルモンのアンバラン
ス、血行の不全、毛母細胞活性の低下等の種々の要因が
複雑に絡み合っているためと考えられている。したがっ
て、より効果的な育毛・発毛処方剤が更に望まれている
のが現状である。
アーサイクルの休止期を成長期に転換させる作用(休止
期打破)、すなわち発毛効果を証明した例は稀であっ
た。
点を解消した毛母細胞活性化増強剤を提供することにあ
る。
止期を成長期に転換させる作用(休止期打破)に基づく
発毛を可能とした毛母細胞活性化増強剤を提供すること
にある。
果、トニック剤(液状成分としてアルコールを含む製
剤)として好適な組成を有する組成物Aと、ローション
剤(液状成分として水性溶媒を含む製剤)として好適な
組成を有する他の組成物Bとからなる異なるタイプの複
数の組成物を組合せるとともに、これらの異なる組成物
AおよびBを時間をおいて毛母細胞に適用することが、
即ち、異なる刺激を毛母細胞に繰り返し加えることが、
上記目的の達成に極めて効果的であることを見出した。
知見に基づくものであり、より詳しくは、次の構成上の
特徴を有する。
少なくとも含む毛母細胞活性化増強組成物Aであって;
主たる有効成分として、単糖類、2糖類及びオリゴ糖類
から選ばれる1種類以上の成分と、水溶性高分子とを含
む毛母細胞を活性化させる組成物Bと併用して毛母細胞
に適用すれば、毛母細胞の活性化をより増強させる組成
物Aに関する。
類、2糖類及びオリゴ糖類から選ばれる1種類以上の成
分と、水溶性高分子とを含む毛母細胞を活性化させる組
成物Bと併用して毛母細胞に適用すべき毛母細胞の活性
化を増強させる組成物であって;血行促進剤と、細胞賦
活剤とを少なくとも含む組成物Aからなることを特徴と
する毛母細胞活性化増強組成物に関する。
(apply )」とは、上記した組成物AないしBを、イン
ビボないしインビトロの毛母細胞に物理的に接触させる
ことをいう。この物理的接触のための手段は特に制限さ
れない。すなわち、直接塗布、散布ないし噴霧;皮膚
(表皮、真皮)、皮下組織等の他の部位を介しての浸透
ないし拡散に基づく物理的接触等の、公知の手段を用い
ることが可能である。
tivation)」とは、毛母細胞の細胞分裂を促進すること
(ないしは該細胞分裂促進に基づく発毛・育毛)をい
う。この活性化は、毛母細胞への組成物AないしBの適
用により毛母細胞に直接的に生ずるものであってもよ
く、また毛母細胞に隣接する毛細血管(例えば、毛乳頭
に分布する毛細血管)の拡張に基づく血行の促進等によ
って間接的に生ずるもの、あるいはこれらの組合せのい
ずれであってもよい。
載においては、成分の量比を表す「%」または「部」
は、特に断らない限り質量基準(すなわち、「質量%」
または「質量部」)とする。
胞活性化増強剤は、上記したように、トニック剤として
好適な成分を含む組成物Aであって;ローション剤とし
て好適な成分を含む組成物Bと併用して毛母細胞に適用
した場合に、毛母細胞活性化がより増強される組成物か
らなる。
細胞に適用することが、発毛・育毛促進効率の点から好
ましい。毛母細胞に適用すべき順番は、組成物Aおよび
Bのいずれが先でもよい(すなわち、A→B→A→・・
・、またはB→A→B→・・・のいずれでもよい)。
点と、組成物Bの毛母細胞への適用の時点との間の時間
間隔の長さは、1〜36時間程度(更には、2〜20時
間程度)であることが好ましい。
な組成を有する組成物Aは、血行促進剤と、細胞賦活剤
とを少なくとも含む。この組成物Aは、主に育毛促進作
用を有する。すなわち、該組成物Aは、主として、ヘア
ーサイクルが成長期にある毛根の代謝を高め、抜毛を予
防し、育毛を促進させる作用を有する。組成物Aは、皮
膚刺激剤、保湿剤、抗炎症剤などの他の成分を更に含有
していることが好ましい。
胞に栄養を与える機能を有する「毛乳頭」への血行を促
進(ないしは、毛乳頭における毛細血管を拡張)する成
分であり、必要に応じて2種類以上使用してもよい。
えば、センブリエキス(ないしスウェルチノーゲン)、
ヒノキチオール、ビタミンE誘導体(本明細書において
は、「ビタミンE」自体を包含する趣旨で用いる)、ニ
ンニクエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、
ミノキシジル、トウキエキス、人参エキス、ゲンチアナ
エキス、アセチルコリン等の化合物ないし組成物から、
1種類以上を適宜選択して使用することが可能である。
本発明においては、組成物Aを構成する他の成分との相
乗効果の点からは、上記した中でも、センブリエキス、
ヒノキチオール、およびビタミンE誘導体から1種類以
上を選択して用いることが好ましい。
基準として、0.1〜4%程度(更には、0.25〜
1.0%程度)用いることが好ましい(血行促進剤とし
て、2種以上の成分を用いる場合には、それらの「合計
量」をいう;以下の組成物Aないし組成物Bを構成する
他の成分についても、同様とする)。
は、組成物Aが適用された部位を刺激する機能を有する
成分であり、必要に応じて2種類以上使用してもよい。
激剤、例えば、l(エル)- メントール、トウガラシチン
キ、ハッカ油、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジ
ル、ショウキョウチンキ、ノニル酸バニルアミド、カン
フル等の化合物ないし組成物から、1種類以上を適宜選
択して使用することが可能である。本発明においては、
組成物Aを構成する他の成分との相乗効果の点からは、
上記した中でも、l -メントール、トウガラシチンキ、
およびハッカ油から1種類以上を選択して用いることが
好ましい。
基準として、0.01〜4%程度(更には、0.025
〜1.0%程度)用いることが好ましい。
賦活する機能を有する成分であり、必要に応じて2種類
以上使用してもよい。。
えば、D - パントテニルアルコール誘導体(本明細書に
おいては、「D - パントテニルアルコール」自体を包含
する趣旨で用いる)、プラセンタエキス、感光素(phot
osensitizing dye)301号、ビオチン、ペンタデカン
酸グリセリド等の化合物ないし組成物から、1種類以上
を適宜選択して使用することが可能である。本発明にお
いては、組成物Aを構成する他の成分との相乗効果の点
からは、上記した中でも、D - パントテニルアルコール
誘導体(例えば、D - パントテニルアルコール、および
/又はD - パントテニルエチルエーテル)、およびプラ
センタエキスから1種類以上を選択して用いることが好
ましい。
基準として、0.05〜5%程度(更には、0.1〜1
%程度)用いることが好ましい。
与え、乾燥を防止する目的で用いられる吸収性の高い水
溶性物質であり、必要に応じて2種類以上使用してもよ
い。
リセリン、プロピレングリコール、ヒアルロン酸(ヒア
ルロン酸塩を包含する趣旨で用いる)、ピロリドンカル
ボン酸ナトリウム、ミニササニシキエキス等の化合物な
いし組成物から、1種類以上を適宜選択して使用するこ
とが可能である。本発明においては、組成物Aを構成す
る他の成分との相乗効果の点からは、上記した中でも、
グリセリン、プロピレングリコール、およびヒアルロン
酸から1種類以上を選択して用いることが好ましい。
として、0.5〜5%程度(更には、1〜3%程度)用
いることが好ましい。
は、抗炎症作用を有する成分であり、必要に応じて2種
類以上使用してもよい。
ば、グリチルリチン酸誘導体(「グリチルリチン酸」自
体を包含する趣旨で用いる)、甘草エキス、カルベノキ
ソロン二ナトリウム、グァイアズレン、塩酸ジフェンヒ
ドラミン、シコンエキス、エイジツエキス等の化合物な
いし組成物から、1種類以上を適宜選択して使用するこ
とが可能である。本発明においては、組成物Aを構成す
る他の成分との相乗効果の点からは、上記した中でも、
グリチルリチン酸誘導体(特に、グリチルリチン酸ジカ
リウム)、および甘草エキスから1種類以上を選択して
用いることが好ましい。
準として、0.05〜3%程度(更には、0.1〜2%
程度)用いることが好ましい。
おいては、特に、以下のような成分の組合せを用いるこ
とが好ましい。
点からは、上記成分に加えて組成物Aに、後述するよう
な「単糖類、2糖類及びオリゴ糖類」から選ばれる1種
類以上の成分(例えば、トレハロース)、および/又は
水溶性高分子(例えば、ポリビニルピロリドン)を更に
含有させることがより好ましい。このような態様におい
ては、組成物A全体の質量を基準として、「単糖類、2
糖類及びオリゴ糖類」を0.5〜10%程度(更には、
1.0〜5%程度)、水溶性高分子を0.25〜5%程
度(更には、0.5〜2.5%程度)用いることが好ま
しい。また、組成物Aに、殺菌剤や栄養剤などの成分を
含ませることもできる。
成を有する組成物Bは、主たる有効成分として、「単糖
類、2糖類及びオリゴ糖類」から選ばれる1種類以上の
成分と、水溶性高分子から選ばれる1種類以上の成分と
を含む。この組成物Bは、主に、休止期打破作用を有す
る。すなわち、該組成物Bは、主に、ヘアーサイクルが
休止期にある毛根の代謝を高め、ヘアーサイクルを成長
期に転換させる作用を有する。
糖」としては、9分子以下の単糖が縮合した多糖化合物
が使用可能である。本発明において、上記「単糖、2糖
類ないしオリゴ糖」としては、公知の単糖、2糖類ない
しオリゴ糖、例えば、ブドウ糖、キシロース、果糖、ガ
ラクトース、マンノース、アラビノース等の単糖類;庶
糖、乳糖、パラチノース、マルトース、セロビオース、
トレハロース等の2糖類;ラフィノース等の3糖類;フ
ルクトオリゴ糖類、イソマルトオリゴ糖類、キシロオリ
ゴ糖類、デキストリン類、シクロデキストリン類(α
−、β−、またはγ−シクロデキストリン、グルコース
単位=6〜9個)等のオリゴ糖類等から、1種類以上を
適宜選択して使用することが可能である。これらの糖類
は、1種類のみを使用してもよく、また2種類以上を混
合して用いてもよい。また、これらの糖類に異性体が存
在する場合には、該異性体の単独あるいは異性体同士の
混合物のいずれも使用可能である。これらの糖類は、公
知の方法(文献記載の方法)によって調製して用いても
よく、また、市販の糖類を(必要に応じて精製した後
に)用いてもよい。
の成分との相乗効果の点からは、上記した中でも、トレ
ハロース、およびシクロデキストリンから1種類以上を
選択して用いることが好ましい。
組成物B全体の重量を基準として、0.5〜20%程度
(更には、1.0〜10%程度)用いることが好まし
い。
は、多糖類(10分子以上の単糖が縮合した多糖化合物
をいう)、および/又は合成高分子が好適に用いられ
る。水溶性高分子は、必要に応じて2種類以上使用して
もよい。
CMC(カルボキシメチルセルロース)誘導体、アルギ
ン酸誘導体、タマリンド種子多糖、キトサン等の天然物
ないしその誘導体等から、1種類以上を選択して使用す
ることが好ましい。一方、上記合成高分子としてはポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成高分
子ないしその誘導体等から、1種類以上を選択して使用
することが好ましい。
の成分との相乗効果の点からは、上記した水溶性高分子
の中でも、アルギン酸誘導体、CMC誘導体、タマリン
ド種子多糖(タマリンドガム)、キトサン、ポリビニル
アルコール、およびポリビニルピロリドンから1種類以
上を選択して用いることが好ましい。
成物B全体の重量を基準として、0.1〜10%程度
(更には、0.5〜5%程度)用いることが好ましい。
おいては、特に、以下のような成分の組合せを用いるこ
とが好ましい。
糖類ないしオリゴ糖類から選ばれる1種類以上の成分
と、多糖類ないし水溶性高分子から選ばれる1種類以上
の成分とを少なくとも含むが、必要に応じて、他の成分
を更に含有していてもよい。前記した組成物Aとの組合
せの効果をより増強する点からは、上記成分に加えて組
成物Bに、血行促進剤(例えば、センブリエキス)を更
に含有させることが好ましい。このような態様において
は、組成物B全体の重量を基準として、血行促進剤を
0.1〜3%程度(更には、0.25〜2%程度)用い
ることが好ましい。
溶液、水性懸濁液、乳液、クリーム、ゲル、エアゾール
等の任意の剤形で使用することが可能であるが、組成物
Aはトニック剤で使用することが好ましい。一方、組成
物Bはローション剤の剤形で使用することが好ましい。
本発明において、「トニック剤」とは、50(重量)%
以上のアルコールを含む溶媒中に、各成分を溶解または
微細均等に分散させてなる外用液状製剤をいう。該アル
コールの含有量は、全溶媒の重量を基準として、60%
以上(更には65%以上)であることが好ましい。この
ようなトニック剤の外観は、通常は澄明である。
ては、公知のアルコール性水酸基を有する液状成分を単
独あるいは2種以上の混合物の状態で特に制限なく使用
することが可能であるが、安全性ないし揮発性の点から
は、全アルコールの重量を基準として、エタノール(C
2 H5 OH)を40%以上(更には60%以上)含むこ
とが好ましい。
媒中に各成分を溶解または微細均等に分散させてなる外
用液状製剤をいう。このようなローション剤の外観は、
溶液状(「コロイド溶液」を包含する趣旨で用いる)、
乳液状、懸濁液状等のいずれであってもよい。
中の水の含有量は、全水性溶媒の重量を基準として、9
0%以上(更には95%以上)であることが好ましい。
るために、必要に応じて、他の公知の成分を加えてもよ
い。
ば、抗酸化剤、防腐剤、着色剤、安定化剤、溶解補助
剤、粘度調整剤、清涼化剤、香料等を加えてもよい。
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。
は市販品を用いた。
(商標) α,α−トレハロース(TRH):シグマ(Sigma )社
製 ヒドロキシプロピルセルロース(HPC):日局(L)
タイプ、(株)日本曹達製、Lot. No.HE-341 センブリエキス:センブリ抽出リキッド、(株)丸善製
薬製 キトサン:(株)焼津水産化学工業製のキトサンPSH
(商標) アルギン酸ナトリウム:(株)和光純薬製 カルボキシメチルセルロースナトリウム塩(CMC−N
a):(株)第一工業製薬製 ポリビニルアルコール(PVA):(株)クラレ製のポ
バール117 ポリビニルピロリドン(PVP):(株)和光純薬工業
製のポリビニルピロリドン(K−90) アルギン酸プロピレングリコールエステル(PGA):
(株)紀文フードケミカル製、LFM 実施例 以下の表1および2に示した各成分を混合し、組成物A
をトニック剤の剤形で調製し(T−1〜4、T−F、お
よびT−M)、組成物Bをローション剤の剤形で調製し
た(L−1〜8)。
止期にあるC3Hマウスの刈毛背部を用いた発毛試験に
より、毛母細胞活性化効果(発毛効果)を評価した。具
体的には、以下のようにして行った。
のC3H/NeHマウス(雄、8週齢)の背部の皮膚を
電気バリカン(松下電工社製、商品名:ナショナルスキ
カルビーカットER552HP、セラミック刃)で刈り
込んで除毛(大きさ:2.5cm×5.5cm程度)
し、該背部の皮膚が休止期であること(皮膚がピンク
色)を確認した。この実験系では、除毛した皮膚は、薬
剤未塗布、水及びアルコール塗布では、約14週間発毛
がまったく見られない。
の左側半分に、上記表1に示したトニック剤(T)およ
び表2に示したローション剤(L)の各組成物を、下記
表3に示した組合せで指先を用いて時間をおいて交互に
塗布した。
日から開始した。各組成物の塗布量は、1回の塗布にお
いて1頭あたり、0.1mlを使用した。該塗布は、上
記表3に「試験番号1〜5」については、朝塗布(午前
10時)、「試験番号6〜12」については夕塗布(午
後4時)をそれぞれ行い、いずれも塗布の回数は1日あ
たり1回とした。一方、「試験番号13〜30」につい
ては、朝塗布および夕塗布の双方を行い、塗布の回数
は、TまたはL組成物について、それぞれ1日あたり1
回とした。
回、または84回)に、発毛部分の面積を測定、発毛面
積率(発毛部分の面積/塗布した全面積)を計算し、上
記した各組成物塗布の効果を判定した。得られた結果を
下記の表3に示す。
で測定した。
m、縦27.5mmの1.0mmきざみの枠を利用し
て、発毛部分の面積を測定した。
ック剤)および組成物B(ローション剤)を時間をおい
て、インビボの毛母細胞(マウス背部)に適用すること
による。上記実験はへアーサイクルの休止期にあるマウ
スを使用して行ったものであるため、上記で認められた
発毛効果は、へアーサイクルの休止期が成長期に転換さ
れる作用(休止期打破)に起因する毛母細胞活性化に基
づくものと考えられる。
に、朝(午前7時)に上記表1の「T−4」を、夜(午
後9時)に上記表1の「L−2」を、それぞれ0.5〜
1.0ml塗布した。該塗布は、上記「朝および夜」を
1セットとして週に5ないし6回(セット)行った。該
塗布の期間は、5〜9ケ月とした。
抜毛防止効果、(3)増毛感、および(4)発毛効果の
4項目とした。これらの4項目については、いずれも同
じ観察者が目視により判定した。判断基準は以下の通り
とした。
ック剤)および組成物B(ローション剤)を時間をおい
て、インビボの毛母細胞(ヒト頭部)に適用することに
より、顕著な発毛効果ないし抜毛防止効果が認められ
た。
進剤と、細胞賦活剤とを少なくとも含む毛母細胞活性化
増強組成物Aであって;主たる有効成分として、単糖
類、2糖類及びオリゴ糖類から選ばれる1種類以上の成
分と、水溶性高分子とを含む毛母細胞を活性化させる組
成物Bと併用して毛母細胞に適用すれば、毛母細胞の活
性化をより増強させる組成物Aが提供される。
して、単糖類、2糖類及びオリゴ糖類から選ばれる1種
類以上の成分と、水溶性高分子とを含む毛母細胞を活性
化させる組成物Bと併用して毛母細胞に適用すべき毛母
細胞の活性化を増強させる組成物であって;血行促進剤
と、細胞賦活剤とを少なくとも含む組成物Aからなる毛
母細胞活性化増強組成物が提供される。
イプの複数の組成物を組合せるとともに、これらの異な
る組成物AおよびBを時間をおいて毛母細胞に適用する
ことにより、ヘアーサイクルの休止期が成長期に転換さ
れる作用(休止期打破)に基づく毛母細胞活性化(発毛
ないし育毛)が可能となる。
細胞活性化増強組成物は、インビトロないしインビボの
いずれにおいても使用可能である。インビボにおいて
は、ヒトを始めとする動物(例えば、ミンク等の毛皮用
動物の発毛・育毛、ペット動物の脱毛予防等)の毛母細
胞活性化に使用可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 血行促進剤と、細胞賦活剤とを少なくと
も含む毛母細胞活性化増強組成物Aであって;主たる有
効成分として、単糖類、2糖類及びオリゴ糖類から選ば
れる1種類以上の成分と、水溶性高分子とを含む毛母細
胞を活性化させる組成物Bと併用して毛母細胞に適用す
れば、毛母細胞の活性化をより増強させる組成物A。 - 【請求項2】 主たる有効成分として、単糖類、2糖類
及びオリゴ糖類から選ばれる1種類以上の成分と、水溶
性高分子とを含む毛母細胞を活性化させる組成物Bと併
用して毛母細胞に適用すべき毛母細胞の活性化を増強さ
せる組成物であって;血行促進剤と、細胞賦活剤とを少
なくとも含む組成物Aからなることを特徴とする毛母細
胞活性化増強組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08134997A JP3707903B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 毛母細胞活性化増強剤 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JPH107531A true JPH107531A (ja) | 1998-01-13 |
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ID=13743900
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JP08134997A Expired - Fee Related JP3707903B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 毛母細胞活性化増強剤 |
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