JPH1075263A - 単一周波数網の同期方式とその伝送装置及び送信装置 - Google Patents

単一周波数網の同期方式とその伝送装置及び送信装置

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JPH1075263A
JPH1075263A JP22869896A JP22869896A JPH1075263A JP H1075263 A JPH1075263 A JP H1075263A JP 22869896 A JP22869896 A JP 22869896A JP 22869896 A JP22869896 A JP 22869896A JP H1075263 A JPH1075263 A JP H1075263A
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裕二 樋口
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JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYST KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFDM(直交周波数分割多重)方式により
SFN(単一周波数網)を構成する場合に必要となる各
送信点の送信時刻の同期を可能にする。 【解決手段】 演奏所に設置された伝送装置8におい
て、送信すべきデータパケット列に各送信点の送信時刻
の情報または挿入すべき遅延時間に関する情報をパケッ
ト形式とした後にパケット多重(時分割多重)する。各
送信点に設置されたOFDM送信装置9,11において
は、送信時刻情報または挿入すべき遅延時間に関する情
報を含むパケットを識別し、送信時刻情報または遅延時
間に関する情報を得て、この情報により送信すべきデー
タパケット列に所要の遅延を与えた上で送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばOFDM
(直交周波数分割多重)方式によるデジタルテレビジョ
ン放送のようなSFN(単一周波数網)システムに係
り、特にSFN同期方式とその伝送装置及び送信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】将来のデジタルテレビジョン放送の多重
方式としては、多様なサービスを可能にするためにパケ
ット方式の採用が有利であると考えられており、特にM
PEG2システムズが有力視されている(平成8年1月
20日発行、テレビジョン学会誌VoL.50,No.
1、pp34〜38、「ディジタルテレビ放送の技術と
動向」2−4 多重技術、河合 直樹 著を参照)。一
方、伝送方式としては移動体受信とSFN(単一周波数
網)の実現が可能であるとされるOFDM方式が有力視
されている。
【0003】OFDM方式は数百から数千の搬送波を使
用する周波数分割多重方式の一種であり、各搬送波の変
調速度が遅いことからガードインターバルと呼ばれる時
間軸上の冗長期間を設けることが可能である。このた
め、ガードインターバルの期間よりも短い遅延時間差の
マルチパス信号に対して強い耐性を示す。
【0004】このようにOFDM方式は、マルチパス信
号に対する強い耐性を有することから、複数の送信点
(送信所または中継所)から同一周波数を用いて送信す
るSFNの実現が可能であるとされる。但し、この場合
には、受信点における各送信点からの電波の到着時間差
をガードインターバルの期間に納めるために、各送信点
の送信時刻の同期を取る必要を生ずる。
【0005】尚、ここでいう同期とは、必ずしも同一時
刻に同一信号を送信することではなく、各送信点間の距
離並びにビルや山岳等の反射物の条件から、受信点にお
ける各送信点からの電波の到着する遅延時間差をガード
インターバルの範囲に納めるための各送信点における送
信時刻の特定をいう。
【0006】一方、前述のMPEG2システムズのトラ
ンスポートストリームにおいては、映像、音声等のコン
ポーネント間の同期を取る目的とクロック同期を取る目
的のために、PCRとPTSの信号を含んでおり、これ
らの信号から基準となる時刻を定めることは可能であ
る。しかしながら、復号時の同期を目的としたものであ
るため、当然のことながら各SFNシステムによって異
なる送信点の送信時刻に関する情報は有していない。
【0007】また、パケットの多重、分離等を含む伝送
系における信号処理により、上記の基準となる時刻につ
いても精度が低下し、SFNにおける送信時刻の同期の
基準として使用できない可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、O
FDM方式の採用によりSFNを実現するためには、S
FNを構築する複数の送信点(送信所または中継所)に
おける送信時刻の同期が必要である。このためには、各
送信点においてそれぞれ固有の送信時刻の特定が必要と
なるが、この特定のための具体的な同期方式が従来から
要望されている。
【0009】本発明の課題は、SFNを構築する複数の
送信点固有の送信時刻を特定して各送信点の同期を行う
ことのできるSFN同期方式とその伝送装置及び送信装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明によるSFN同期方式は、以下の(1)か
ら(5)のような構成とする。 (1)デジタルデータをパケット識別子を有するパケッ
ト形式により複数の送信装置に伝送し送信する単一周波
数網システムに用いられ、前記複数の送信装置がそれぞ
れデジタルデータを送信すべき時刻の情報を有するパケ
ットと基準時刻の情報を有するパケットとをパケット多
重によりデジタルデータに時分割多重する多重手段と、
この手段で多重されたデジタルデータを前記複数の送信
装置へ伝送する伝送手段とを具備し、前記複数の送信装
置は、前記伝送手段により伝送されるデジタルデータか
ら送信すべき時刻の情報と基準時刻の情報を抽出し、基
準時刻に基づいて送信すべき時刻にデジタルデータを送
信することで、互いに送信時刻の同期を取る構成とす
る。
【0011】(2)デジタルデータをMPEG2システ
ムズのトランスポートストリームに格納して複数の送信
装置に伝送し送信する単一周波数網システムに用いら
れ、前記複数の送信装置がそれぞれデジタルデータを送
信すべき時刻の情報を有するパケットを前記トランスポ
ートストリームにパケット多重により時分割多重する多
重手段と、この手段で多重されたデジタルデータを前記
複数の送信装置へ伝送する伝送手段とを具備し、前記複
数の送信装置は、前記伝送手段により伝送されるデジタ
ルデータから送信すべき時刻の情報と基準時刻の情報を
抽出し、基準時刻に基づいて送信すべき時刻にデジタル
データを送信することで、互いに送信時刻の同期を取る
構成とする。
【0012】(3)デジタルデータをパケット識別子を
有するパケット形式により複数の送信装置に伝送し送信
する単一周波数網システムに用いられ、前記複数の送信
装置がそれぞれデジタルデータを送信するのに際して挿
入すべき遅延時間の情報をパケット形式とし、パケット
多重によりデジタルデータに時分割多重する多重手段
と、この手段で多重されたデジタルデータを前記複数の
送信装置へ伝送する伝送手段とを具備し、前記複数の送
信装置は、前記伝送手段により伝送されるデジタルデー
タから挿入すべき時間の情報を抽出し、この遅延時間を
挿入した後にデジタルデータを送信することで、互いに
送信時刻の同期を取る構成とする。
【0013】(4)(1)または(2)の構成におい
て、前記多重手段は、さらに、前記複数の送信装置がそ
れぞれデジタルデータを送信すべき時刻の情報に局の識
別符号を付加する構成とする。
【0014】(5)(3)の構成において、前記多重手
段は、さらに、前記複数の送信装置がそれぞれデジタル
データを送信するのに際して挿入すべき遅延時間の情報
に局の識別符号を付加する構成とする。
【0015】また、本発明による伝送装置は、以下の
(6)から(9)のような構成とする。 (6)基準時刻の情報を発生する基準時刻発生手段と、
パケット形式のデジタル信号を送信する複数の送信装置
または中継装置の送信時刻の同期を目的として挿入され
る遅延時間に係る情報を、前記基準時刻発生手段で発生
される時刻を基準とした絶対時刻に変換する時刻変換手
段と、この手段で変換された絶対時刻と前記基準時刻発
生される基準時刻との情報をパケット形式に変換するパ
ケット形式変換手段と、この手段によりパケット形式と
なした送信すべき絶対時刻の情報と前記パケット形式と
なした基準時刻の情報とを伝送すべきパケット形式のデ
ジタル信号にパケット多重により時分割多重する多重手
段とを具備する構成とする。
【0016】(7)基準時刻の情報を発生する基準時刻
発生手段と、MPEG2システムズのトランスポートス
トリームのデジタル信号を送信する複数の送信装置また
は中継装置の送信時刻の同期を目的として挿入される遅
延時間に係る情報を、前記基準時刻発生手段で発生され
る時刻を基準として校正されるトランスポートストリー
ムにより伝送されるMPEG2システムズの時刻情報を
基準とした絶対時刻に変換する時刻変換手段と、この手
段で得られた絶対時刻をパケット形式に変換するパケッ
ト形式変換手段と、この手段によりパケット形式となし
た送信すべき絶対時刻の情報を前記トランスポートスト
リームにパケット多重により時分割多重する多重手段と
を具備する構成とする。
【0017】(8)(6)または(7)の構成におい
て、さらに、挿入すべき遅延時間と基準時刻とから送信
すべき絶対時刻の算出を行なう時刻と、送信すべき絶対
時刻の情報を有するパケットがパケット多重される時刻
の差を求める手段と、前記挿入すべき遅延時間と基準時
刻とから送信すべき絶対時刻の算出を行なうのに際し、
前記時刻の差を補償する手段とを有する構成とする。
【0018】(9)パケット形式のデジタル信号を送信
する複数の送信装置または中継装置の送信時刻の同期を
目的として挿入される遅延時間に係る情報をパケット形
式に変換する手段と、この手段によりパケット形式とな
した挿入すべき遅延時間の情報を伝送すべきパケット形
式のデジタル信号にパケット多重により時分割多重する
多重手段とを具備する構成とする。
【0019】また、本発明による送信装置は、以下の
(10)から(13)のような構成とする。 (10)基準時刻の情報を発生し、当該基準時刻の情報
を入力時刻情報に合わせて校正する従属動作基準時計
と、パケット形式のデジタル信号にパケット形式となし
た送信すべき絶対時刻の情報とパケット形式となした基
準時刻の情報とがパケット多重により時分割多重された
信号を入力信号とし、パケット形式となした基準時刻に
基づいて前記従属動作基準時計の時刻を校正する時刻校
正手段と、前記入力信号のパケット形式となした送信す
べき絶対時刻の情報から送信すべき絶対時刻を求める絶
対時刻抽出手段と、この手段で得られた絶対時刻と前記
基準時計の時刻の差から挿入すべき遅延時間を求める遅
延時間演算手段と、入力されたパケット形式のデジタル
信号に前記遅延時間演算手段で得られた遅延時間を与え
る遅延手段とを具備し、この手段で遅延されたパケット
形式のデジタル信号を送信する構成とする。
【0020】(11)基準時刻の情報を発生し、当該基
準時刻の情報を入力時刻情報に合わせて校正する従属動
作基準時計と、MPEG2システムズのトランスポート
ストリームのデジタル信号にパケット形式となした送信
すべき絶対時刻の情報がパケット多重により時分割多重
された信号を入力信号とし、MPEG2システムズのト
ランスポートストリームに含まれた時刻情報により前記
従属動作基準時計の時刻を校正する時刻校正手段と、前
記入力信号のパケット形式となした送信すべき絶対時刻
の情報から送信すべき絶対時刻を求める絶対時刻抽出手
段と、この手段で得られた絶対時刻と前記基準時計の時
刻の差から挿入すべき遅延時間を求める遅延時間演算手
段と、入力されたパケット形式のデジタル信号に前記遅
延時間演算手段で得られた遅延時間を与える遅延手段と
を具備し、この手段で遅延されたパケット形式のデジタ
ル信号を送信する構成とする。
【0021】(12)パケット形式のデジタル信号にパ
ケット形式となした挿入すべき遅延時間に係る情報がパ
ケット多重により時分割多重された信号を入力信号と
し、パケット形式となした挿入すべき遅延時間から挿入
すべき遅延時間を求める遅延時間抽出手段と、入力され
たパケット形式のデジタル信号に前記遅延時間抽出手段
で得られた遅延時間を与える遅延手段とを具備し、この
手段で遅延されたパケット形式のデジタル信号を送信す
る構成とする。 (13)(10)から(12)のいずれかの構成におい
て、前記パケット信号の送信方式として直交周波数分割
多重方式を用いる構成とする。
【0022】
【作用】すなわち、本発明の同期方式は演奏所(スタジ
オ)に設置された伝送装置おいて送信すべきデータパケ
ットにパケット多重により各送信所または中継所が送信
すべき時刻の情報を時分割多重し、各送信所または中継
所では、この送信すべき時刻の情報により自局の送信時
刻を特定し、送信するものである。
【0023】各送信所または中継所では、データパケッ
トに時分割多重された送信すべき時刻の情報を含むパケ
ットを識別し、基準時刻とこの送信すべき時刻とから送
信する信号を遅延させるべき時間を求め、この時間だけ
遅延させた後にデータを送信する。基準時刻を伝送する
方法としては、時分割多重により基準時刻の情報を多重
する方法、MPEG2システムズのトランスポートスト
リームに含まれる時刻情報を使用する方法がある。また
時刻を伝送するのではなく、送信所または中継所で行な
う信号の遅延の時間を伝送する方法も可能である。以上
により、各送信所または中継所では、自局が送信すべき
時刻を特定することができ、SFNの構築が可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
形態として、本発明によるSFN同期方式を採用したS
FNシステムの構成を示すものである。図1において、
8は例えば演奏所に設置される伝送装置、9,10は例
えば送信所あるいは中継所に設置されるOFDM送信装
置である。尚、OFDM送信装置9,10は共に同一構
成であるので、10の内部構成の図示は省略する。
【0025】まず、伝送装置8において、送信されるべ
き情報である映像、音声、データの信号は符号化器1に
より符号化されて多重回路2に供給される。一方、送信
時刻データは送信時刻エンコード回路3に供給される。
【0026】この送信時刻エンコード回路3は基準時計
4により与えられる基準時刻と多重タイミング回路7か
ら出力されるタイミング信号とから送信時刻のデータを
エンコードする。このエンコード信号は送信時刻パケッ
ト生成回路5によりパケット化されて多重回路2に供給
される。
【0027】また、基準時計4で生成される基準時刻信
号は基準時刻パケット生成回路6に供給される。この基
準時刻パケット生成回路6は多重タイミング回路7から
のタイミング信号に基づき、入力された基準時刻信号を
パケット化する。このパケット化された基準時刻信号は
多重回路2に供給される。
【0028】この多重回路2は入力された各信号を出力
タイミング回路7からのタイミング信号に基づいて時分
割多重(パケット多重)する。このようにして時分割多
重された信号は伝送路を通じて複数のOFDM送信装置
9,10に送出される。
【0029】OFDM送信装置9において、伝送路から
入力された信号は、パケット判別回路11と遅延回路1
6とに入力される。パケット判別回路11は、入力信号
から基準時刻パケットと送信時刻パケットとを判別する
もので、基準時刻パケットは従属動作基準時計13に供
給され、送信時刻パケットは送信時刻デコード回路14
に供給される。
【0030】従属動作基準時計13は基準時刻パケット
中の基準時刻により発生時刻を校正する。また、送信時
刻デコード回路14は送信時刻パケットから送信すべき
時刻をデコードする。従属動作基準時計13で発生され
る基準時刻の情報と送信時刻デコード回路14で得られ
る送信時刻の情報は共に遅延時間算出回路15に供給さ
れる。
【0031】この遅延時間算出回路15は、従属動作基
準時計13で発生される基準時刻と送信時刻デコード回
路14からの送信時刻とを比較し、両者の差から遅延さ
せるべき時間を算出するもので、この算出結果は遅延回
路16に供給される。
【0032】この遅延回路16は遅延時間算出回路15
の算出結果による遅延時間を入力信号に与えるもので、
その遅延出力はOFDM送信機17により変調、周波数
変換、増幅が行なわれた後に空中線18から送信され
る。
【0033】次に上記の実施形態の動作について、図2
を参照して詳細に説明する。図2(A)はMPEG2シ
ステムズのトランスポートパケットを示すものである。
トランスポートパケットは同期バイト、PID(パケッ
ト識別子)、ペイロード等から構成されている。
【0034】ここで、同期バイトはパケットの先頭を示
すものであり、PIDはそのパケットのデータの種類の
識別に使用される。またペイロードはパケットにより伝
送されるデータの部分である。PIDはパケット多重さ
れた複数のグループの分離や、受信側で必要なパケット
のみを抽出するのに使用される。
【0035】図2(B)は基準時刻のデータを伝送する
パケットを示す。基準時刻に関するデータはペイロード
に割当てられる。このとき、PIDにはそのパケットが
基準時刻を伝送するパケットであることを示す固有の符
号が与えられる。
【0036】図2(C)は同様に送信時刻データを伝送
するパケットを示し、基準時刻データを伝送するパケッ
トとは異なるPIDの符号が与えられる。図2(D)は
局別の送信時刻データを示すものである。局別の送信時
刻データは局IDと送信時刻とからなる。
【0037】SFNを構成する複数のOFDM送信装置
は、前述の通り、送信時刻の同期が必要である。但し、
この同期とは必ずしも同一時刻に同一信号を送信するこ
とではなく、各送信所が地理的条件等により、受信点に
おける各送信所からの電波の到着する時刻の時間差をガ
ードインターバルの範囲に納めることが可能なように送
信時刻を定めることをいう。
【0038】したがって、送信時刻のデータはOFDM
送信装置ごとに異なったものとなる。図2(D)に示す
局別の送信時刻データはこれを可能にするためのもので
あり、局IDにより各OFDM送信装置がそのOFDM
送信装置へ向けた情報であるかどうかかを判別する。
【0039】この局別の送信時刻データは各OFDM送
信装置に対応した数だけ送られることとなるが、図2
(C)はこの局別の送信時刻データが複数並べられた状
態を示すものである。
【0040】尚、SFNを構成する複数のOFDM送信
装置において、その中に同一時刻に信号を送信すればよ
いOFDM送信装置がある場合には、局別の送信時刻デ
ータを共用させることも可能である。
【0041】図1における送信時刻パケット生成回路5
は図2(C)に示す送信時刻データのパケットを生成す
るための回路であり、図1における基準時刻パケット生
成回路6は図2(B)に示す基準時刻のパケットを生成
するための回路である。
【0042】図1において、送信されるべき情報である
映像、音声、データの信号は、伝送装置8の符号化器1
に入力される。符号化器1では映像と音声とのアナログ
信号をデジタル化すると共にデータの圧縮を行なう。こ
の圧縮された映像と音声とのデータはMPEG2システ
ムズのトランスポートストリームによりパケット形式で
出力される。このとき符号化器1に入力されたデジタル
のデータもトランスポートストリームに多重される。
【0043】一方、送信時刻のデータは送信時刻エンコ
ード回路3に入力されるが、この送信時刻のデータは絶
対時刻ではなく、任意に定められた基準に対する相対的
な時間差である。したがって、この送信時刻データから
送信すべき絶対時刻を求めるために基準時計4からその
時の時刻が与えられ、また、送信時刻データのパケット
がパケット多重される際の遅延を補償するための情報が
多重タイミング回路7から与えられる。
【0044】具体的には、この補償は、送信時刻エンコ
ード回路3において、送信時刻データと基準時計4から
の時刻とから送信時刻をエンコードする時刻と多重回路
2において時分割多重される時刻との時間差を送信時刻
に加算する。
【0045】また、送信時刻エンコード回路3に入力さ
れる送信時刻データは局別の送信時刻データであり、送
信時刻エンコード回路3では局の識別のための局IDを
含めてこれらの信号から送信時刻の情報ををエンコード
する。
【0046】コード化の例を示すと、局IDが8ビッ
ト、時、分、秒がそれぞれ8ビット、秒未満が24ビッ
トとなる。この場合、局については256局の識別が可
能であり、時刻については約1/15マイクロ秒まで指
定可能である。
【0047】送信時刻エンコード回路3の出力信号は送
信時刻パケット生成回路5によりパケット化され、多重
回路2へ出力される。基準時刻のパケットも同様に基準
時刻パケット生成回路6により生成される。
【0048】ここで、基準時刻パケット生成回路6に
は、基準時計4から絶対時刻の情報が入力される。ま
た、基準時刻のパケットがパケット多重される際の遅延
を補償するための情報が多重タイミング回路7から与え
られる。これにより基準時刻パケット生成回路6では、
基準時刻パケットが実際に送出される時刻の情報を基準
時刻パケットの情報として多重回路2へ出力する。
【0049】多重回路2は符号化器1、送信時刻パケッ
ト生成回路5、基準時刻パケット生成回路6の各出力信
号を、多重タイミング回路7により与えられるタイミン
グに従って時分割多重(パケット多重)する。
【0050】ここで、多重タイミング回路7は、定めら
れた時刻ごとに送信時刻パケットと基準時刻パケットと
を多重するためのタイミングを与える。多重回路2の出
力は伝送路により複数のOFDM送信装置9,10へ伝
送される。
【0051】次に、OFDM送信装置9の動作について
説明するが、その動作はOFDM送信装置10について
も同様である。OFDM送信装置9に入力された信号は
パケット判別回路11と遅延回路16とに入力される。
パケット判別回路11では、入力信号から送信時刻パケ
ットと基準時刻パケットとが判別される。
【0052】基準時刻パケットが判別された場合、判別
された基準時刻パケットが伝送された時刻に、基準時刻
パケットにより伝送された時刻への従属動作基準時計1
3の時刻合せを行なう。具体的には、例えば基準時刻パ
ケットの最終ビットが得られたタイミングで従属動作基
準時計13の時刻情報を基準時刻パケットにより伝送さ
れた時刻データへ書き替える。
【0053】一方、パケット判別回路11により判別さ
れた送信時刻パケットは送信時刻デコード回路14によ
り処理される。すなわち、送信時刻デコード回路14で
は、送信時刻データのパケットから局IDを識別するこ
とにより自局に宛てた送信時刻を抽出し、例えば送信時
刻データのパケットの最終ビットが得られたタイミング
でその送信時刻の情報を遅延時間算出回路15に出力す
る。
【0054】遅延時間算出回路15では、送信時刻デコ
ード回路14からの信号が与えられた時刻の情報を従属
動作基準時計13から得て、それらの差から当該OFD
M送信装置9が与えるべき遅延時間を算出する。この遅
延時間は遅延時間算出回路15の出力に従って、遅延回
路16により与えられる。遅延回路16により遅延を与
えられた信号はOFDM送信機17により変調、周波数
変換、増幅が行なわれた後に、空中線18から送信され
る。
【0055】尚、各OFDM送信装置9,10における
変調等の信号処理時間の差並びに伝送路における伝搬遅
延時間の差については、送信時刻エンコード回路3へ入
力する送信時刻データにより補償する方法と、遅延回路
16において時間差を補償する方法とが考えられるが、
いずれの方法によっても実現可能である。
【0056】次に、図3を参照して本発明の第2の実施
形態について説明する。図3は本発明の第2の実施形態
として、本発明によるSFN同期方式を採用したSFN
システムの他の構成を示すものである。尚、図3におい
て、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここで
は重複する説明を省略する。
【0057】図3に示す第2の実施形態と図1に示した
第1の実施形態との差は、第1の実施形態においては、
基準時刻を基準時刻データのパケットにより伝送する
が、第2の実施形態においては、トランスポートパケッ
トにもともと含まれる時刻情報を使用する点にある。
【0058】前述の通り、トランスポートパケットにも
ともと含まれる時刻情報はパケットの多重や分離により
必ずしも正しい時刻を示すものではない。このため、図
3に示す第2の実施形態においては、この時刻情報を基
準時計4に同期させ、基準時刻の統一を図っている。
【0059】符号化器1に入力される映像、音声の信号
は符号化と圧縮が行なわれ、入力されたデジタルデータ
と共にトランスポートストリームのパケット形式で出力
される。この時、基準時刻の情報としては、基準時計4
の出力信号が使用される。
【0060】さらに、第1の実施形態と同様に、符号化
器1では、多重タイミング回路7から出力されるタイミ
ング信号を入力し、多重回路2における時分割多重(パ
ケット多重)による時刻のずれを補償している。また、
入力されたデジタルデータがトランスポートパケットの
形式である場合には、符号化器1において時刻の情報の
付替えが行なわれ、基準時刻の一元化が図られる。
【0061】送信時刻データのエンコード並びにパケッ
ト化は、第1の実施形態と同様に、送信時刻エンコード
回路3並びに送信時刻パケット生成回路5により行なわ
れる。
【0062】符号化器1と送信時刻パケット生成回路5
の出力は多重回路2により時分割多重(パケット多重)
され、伝送路によりOFDM送信装置9、10へ送られ
る。OFDM送信装置9に入力された信号は時刻情報抽
出回路12とパケット識別回路11と遅延回路16とに
分配される。時刻情報抽出回路12では、トランスポー
トストリームからPCR、PTSを抽出し、従属動作基
準時計13を校正する。OFDM送信装置9における他
の動作は第1の実施形態と同様である。
【0063】次に、図4を参照して本発明の第3の実施
形態について説明する。図4は本発明の第3の実施形態
として、本発明によるSFN同期方式を採用したSFN
システムの他の構成を示すものである。尚、図4におい
て、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここで
は重複する説明を省略する。
【0064】本実施形態において、図1に示した第1の
実施形態との差は、第1の実施形態においては、基準時
刻を基準時刻データのパケットにより伝送するが、第3
の実施形態においては、基準時刻を伝送せず、OFDM
送信装置9,10で与える遅延時間のみを伝送する点に
ある。
【0065】図4において、符号化器1に入力される映
像、音声のアナログ信号は第1の実施形態と同様にデジ
タル化され、デジタルデータと共にトランスポートスト
リームとして出力される。
【0066】一方、各OFDM送信装置9,10で与え
るべき遅延時間は局の識別符号と共に送信時刻エンコー
ド回路3に入力される。送信時刻エンコード回路3では
局別の遅延時間を示す送信時刻データを第1の実施形態
と同様に定められた形式にエンコードし、送信時刻パケ
ット生成回路5によりパケット形式とする。
【0067】送信時刻パケット生成回路5と符号化器1
との出力は多重回路2により時分割多重(パケット多
重)され、伝送路へ出力される。この信号はOFDM送
信装置9、10へ伝送される。
【0068】OFDM送信装置9に入力された信号はパ
ケット判別回路11と遅延回路16へ分配される。パケ
ット判別回路11では、送信時刻データのパケットが識
別され、送信時刻デコード回路14により、自局に対す
る局別送信時刻データを選択し、この送信時刻データに
より遅延回路16の遅延時間を定める。遅延回路16に
より必要な遅延を与えられた信号はOFDM送信機17
により変調、周波数変換、増幅され、空中線18より送
信される。
【0069】以上の説明においては、伝送路により信号
を伝送する場合について説明したが、この伝送路として
無線回線を使用することも可能である。また、このこと
は無線による中継局においても本発明が実施可能である
ことを示す。
【0070】また以上の説明においては、局IDにより
各OFDM送信装置と送信時刻の情報との対応を持たせ
た場合について説明したが、予め各OFDM送信装置に
対する送信時刻の情報の順序が定められた場合について
は、必ずしも局IDを伝送する必要はない。
【0071】さらに以上の説明においては、OFDM送
信装置において遅延を与える遅延回路16を変調、周波
数並びに増幅を行うOFDM送信機17に前置した場合
について説明したが、遅延回路を変調、周波数並びに増
幅の処理を行なう各段のいずれかに挿入することも可能
なことは明らかである。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、S
FNを構成する送信点(送信所または中継所)に設置さ
れるOFDM送信装置の送信時刻の同期を取ることを可
能にするSFN同期方式とその伝送装置及び送信装置を
提供することができる。
【0073】すなわち、この方式並びに装置による伝送
装置を演奏所に設置し、各送信所または中継所にOFD
M送信装置を設置することで、演奏所から各送信所また
は中継所の送信時刻を制御することが可能になる。
【0074】これにより、電波伝播状況の変化や一部の
局が停止した場合において、最適な送出時刻を演奏所か
ら定めることができ、サービスエリアの最大化が図れ
る。また、SFNを構成する局の組み替え、例えば広い
地域でSFNを実施する場合と比較的狭い地域でSFN
を構成する場合とを時間により切替る場合でも、演奏所
からそれぞれの場合について最適の送信時刻とする制御
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態として、本発明によるSFN同
期方式を採用したSFNシステムの構成を示すブロック
図である。
【図2】同実施形態のシステムで利用するMPEG2シ
ステムズのトランスポートパケットの構成例を示す図で
ある。
【図3】第2の実施形態として、本発明によるSFN同
期方式を採用したSFNシステムの構成を示すブロック
図である。
【図4】第3の実施形態として、本発明によるSFN同
期方式を採用したSFNシステムの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1…符号化器 2…多重回路 3…送信時刻エンコード回路 4…基準時計 5…送信時刻パケット生成回路 6…基準時刻パケット生成回路 7…多重タイミング回路 8…伝送装置 9…OFDM送信装置 10…OFDM送信装置 11…パケット判別回路 12…時刻情報抽出回路 13…従属動作基準時計 14…送信時刻デコード回路 15…遅延時間算出回路 16…遅延回路 17…OFDM送信機 18…空中線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 陽夫 東京都府中市日新町1−10 日本電気株式 会社府中事業所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルデータをパケット識別子を有する
    パケット形式により複数の送信装置に伝送し送信する単
    一周波数網システムに用いられ、 前記複数の送信装置がそれぞれデジタルデータを送信す
    べき時刻の情報を有するパケットと基準時刻の情報を有
    するパケットとをパケット多重によりデジタルデータに
    時分割多重する多重手段と、 この手段で多重されたデジタルデータを前記複数の送信
    装置へ伝送する伝送手段とを具備し、 前記複数の送信装置は、前記伝送手段により伝送される
    デジタルデータから送信すべき時刻の情報と基準時刻の
    情報を抽出し、基準時刻に基づいて送信すべき時刻にデ
    ジタルデータを送信することで、互いに送信時刻の同期
    を取ることを特徴とする単一周波数網の同期方式。
  2. 【請求項2】デジタルデータをMPEG2システムズの
    トランスポートストリームに格納して複数の送信装置に
    伝送し送信する単一周波数網システムに用いられ、 前記複数の送信装置がそれぞれデジタルデータを送信す
    べき時刻の情報を有するパケットを前記トランスポート
    ストリームにパケット多重により時分割多重する多重手
    段と、 この手段で多重されたデジタルデータを前記複数の送信
    装置へ伝送する伝送手段とを具備し、 前記複数の送信装置は、前記伝送手段により伝送される
    デジタルデータから送信すべき時刻の情報と基準時刻の
    情報を抽出し、基準時刻に基づいて送信すべき時刻にデ
    ジタルデータを送信することで、互いに送信時刻の同期
    を取ることを特徴とする単一周波数網の同期方式。
  3. 【請求項3】デジタルデータをパケット識別子を有する
    パケット形式により複数の送信装置に伝送し送信する単
    一周波数網システムに用いられ、 前記複数の送信装置がそれぞれデジタルデータを送信す
    るのに際して挿入すべき遅延時間の情報をパケット形式
    とし、パケット多重によりデジタルデータに時分割多重
    する多重手段と、 この手段で多重されたデジタルデータを前記複数の送信
    装置へ伝送する伝送手段とを具備し、 前記複数の送信装置は、前記伝送手段により伝送される
    デジタルデータから挿入すべき遅延時間の情報を抽出
    し、該遅延時間を挿入した後にデジタルデータを送信す
    ることで、互いに送信時刻の同期を取ることを特徴とす
    る単一周波数網の同期方式。
  4. 【請求項4】前記多重手段は、さらに、前記複数の送信
    装置がそれぞれデジタルデータを送信すべき時刻の情報
    に局の識別符号を付加することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の単一周波数網の同期方
    式。
  5. 【請求項5】前記多重手段は、さらに、前記複数の送信
    装置がそれぞれデジタルデータを送信するのに際して挿
    入すべき遅延時間の情報に局の識別符号を付加すること
    を特徴とする請求項3に記載の単一周波数網の同期方
    式。
  6. 【請求項6】基準時刻の情報を発生する基準時刻発生手
    段と、 パケット形式のデジタル信号を送信する複数の送信装置
    または中継装置の送信時刻の同期を目的として挿入され
    る遅延時間に係る情報を、前記基準時刻発生手段で発生
    される時刻を基準とした絶対時刻に変換する時刻変換手
    段と、 この手段で変換された絶対時刻と前記基準時刻発生手段
    により発生される基準時刻との情報をパケット形式に変
    換するパケット形式変換手段と、 この手段によりパケット形式となした送信すべき絶対時
    刻の情報と前記パケット形式となした基準時刻の情報と
    を伝送すべきパケット形式のデジタル信号にパケット多
    重により時分割多重する多重手段とを具備することを特
    徴とする伝送装置。
  7. 【請求項7】基準時刻の情報を発生する基準時刻発生手
    段と、 MPEG2システムズのトランスポートストリームのデ
    ジタル信号を送信する複数の送信装置または中継装置の
    送信時刻の同期を目的として挿入される遅延時間に係る
    情報を、前記基準時刻発生手段で発生される時刻を基準
    として校正されるトランスポートストリームにより伝送
    されるMPEG2システムズの時刻情報を基準とした絶
    対時刻に変換する時刻変換手段と、 この手段で得られた絶対時刻をパケット形式に変換する
    パケット形式変換手段と、 この手段によりパケット形式となした送信すべき絶対時
    刻の情報を前記トランスポートストリームにパケット多
    重により時分割多重する多重手段とを具備することを特
    徴とする伝送装置。
  8. 【請求項8】さらに、挿入すべき遅延時間と基準時刻と
    から送信すべき絶対時刻の算出を行なう時刻と、送信す
    べき絶対時刻の情報を有するパケットがパケット多重さ
    れる時刻の差を求める手段と、 前記挿入すべき遅延時間と基準時刻とから送信すべき絶
    対時刻の算出を行なうのに際し、前記時刻の差を補償す
    る手段とを有することを特徴とする請求項6または請求
    項7のいずれかに記載の伝送装置。
  9. 【請求項9】パケット形式のデジタル信号を送信する複
    数の送信装置または中継装置の送信時刻の同期を目的と
    して挿入される遅延時間に係る情報をパケット形式に変
    換する手段と、 この手段によりパケット形式となした挿入すべき遅延時
    間の情報を伝送すべきパケット形式のデジタル信号にパ
    ケット多重により時分割多重する多重手段とを具備する
    ことを特徴とする伝送装置。
  10. 【請求項10】基準時刻の情報を発生し、当該基準時刻
    の情報を入力時刻情報に合わせて校正する従属動作基準
    時計と、 パケット形式のデジタル信号にパケット形式となした送
    信すべき絶対時刻の情報とパケット形式となした基準時
    刻の情報とがパケット多重により時分割多重された信号
    を入力信号とし、パケット形式となした基準時刻に基づ
    いて前記従属動作基準時計の時刻を校正する時刻校正手
    段と、 前記入力信号のパケット形式となした送信すべき絶対時
    刻の情報から送信すべき絶対時刻を求める絶対時刻抽出
    手段と、 この手段で得られた絶対時刻と前記基準時計の時刻の差
    から挿入すべき遅延時間を求める遅延時間演算手段と、 入力されたパケット形式のデジタル信号に前記遅延時間
    演算手段で得られた遅延時間を与える遅延手段とを具備
    し、 この手段で遅延されたパケット形式のデジタル信号を送
    信することを特徴とする単一周波数網を構成する送信装
    置。
  11. 【請求項11】基準時刻の情報を発生し、当該基準時刻
    の情報を入力時刻情報に合わせて校正する従属動作基準
    時計と、 MPEG2システムズのトランスポートストリームのデ
    ジタル信号にパケット形式となした送信すべき絶対時刻
    の情報がパケット多重により時分割多重された信号を入
    力信号とし、MPEG2システムズのトランスポートス
    トリームに含まれた時刻情報により前記従属動作基準時
    計の時刻を校正する時刻校正手段と、 前記入力信号のパケット形式となした送信すべき絶対時
    刻の情報から送信すべき絶対時刻を求める絶対時刻抽出
    手段と、 この手段で得られた絶対時刻と前記基準時計の時刻の差
    から挿入すべき遅延時間を求める遅延時間演算手段と、 入力されたパケット形式のデジタル信号に前記遅延時間
    演算手段で得られた遅延時間を与える遅延手段とを具備
    し、 この手段で遅延されたパケット形式のデジタル信号を送
    信することを特徴とする単一周波数網を構成する送信装
    置。
  12. 【請求項12】パケット形式のデジタル信号にパケット
    形式となした挿入すべき遅延時間に係る情報がパケット
    多重により時分割多重された信号を入力信号とし、パケ
    ット形式となした挿入すべき遅延時間から挿入すべき遅
    延時間を求める遅延時間抽出手段と、 入力されたパケット形式のデジタル信号に前記遅延時間
    抽出手段で得られた遅延時間を与える遅延手段とを具備
    し、 この手段で遅延されたパケット形式のデジタル信号を送
    信することを特徴とする単一周波数網を構成する送信装
    置。
  13. 【請求項13】前記パケット信号の送信方式として直交
    周波数分割多重方式を用いることを特徴とする請求項1
    0乃至請求項12のいずれかに記載の送信装置。
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