JPH107444A - セメント混和材及びセメント組成物 - Google Patents
セメント混和材及びセメント組成物Info
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- JPH107444A JPH107444A JP8161388A JP16138896A JPH107444A JP H107444 A JPH107444 A JP H107444A JP 8161388 A JP8161388 A JP 8161388A JP 16138896 A JP16138896 A JP 16138896A JP H107444 A JPH107444 A JP H107444A
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Abstract
き養生時間をより短縮させることができ、かつ、短時間
強度を高めて加熱養生における熱膨張によるひびわれを
低減し、長期強度の低下のないモルタルやコンクリート
を提供すること。 【解決手段】 石膏類と、ミョウバンとを含有すること
を特徴とするセメント混和材を構成とする。
Description
セメント組成物に関し、詳しくは、蒸気養生などの加熱
養生を行い、モルタル又はコンクリート二次製品を製造
する際の、前置き時間を短縮し、かつ、加熱養生におけ
る強度発現を促進するものであり、早期脱型に使用され
る。
クリート(以下、単にコンクリートと略す)二次製品は
多品種及び多種類であり、かつ、一括大量販売である。
これに対応するためには、コンクリート二次製品工場で
は多種類の型枠を多数常備する必要があり、かつ、広大
な製品ヤード(敷地)も必要となっている。従って、な
るべく少ない型枠数で生産効率を上げるために種々の早
期脱型方法が検討されている。
としては、養生温度を高くしたり、水硬性の高いセメン
トの使用や、コンクリートの凝結硬化を促進させる塩化
物や硝酸塩、ロダン酸塩などの強力な凝結促進剤の使用
がある。
反応を促進する方法で短時間に脱型強度(二次製品の形
状と重量によって異なるが、概ね、4N/mm2 〜15N/mm
2 である)を得ることができても、その後の強度発現が
押さえられる結果となる場合が多く、設計強度を確保す
るためには単位セメント量を多くしたり、又は水セメン
ト比を下げる必要が生ずるなどの課題があった。
方法による欠点をカバーするために、石膏と硫酸バンド
又はミョウバン石と亜−、重亜−、又はピロ亜−硫酸塩
とを含有するエトリンガイトの生成を利用した混和材
(特開平4-160042号)を提案した。
間の加熱養生で脱型強度が得られ、長期強度の低下も防
止するが、亜硫酸塩などによって硫酸アルミニウムなど
の急激な水和反応が抑制されているために、もっと製造
サイクルを上げる目的で、前置き養生時間(加熱までの
時間、打設時間と仕上げ時間が含まれる)をより短縮
し、かつ、短時間強度をより高める効果が不十分である
という課題があった。
鋭意研究を重ねた結果、より合理的に凝結を促進して前
置き養生時間を短縮し、加熱速度を速くしても熱膨張の
少ない、短時間強度の発現性に優れた早期脱型方法を知
見し、本発明を完成するに至った。
石膏類と、ミョウバンとを含有することを特徴とするセ
メント混和材、(2)硫酸アルミニュウム及び/又はミ
ョウバン石を含有することを特徴とする(1)記載のセ
メント混和材、(3)更に、活性シリカ、ポゾラン物
質、アルカリ金属のアルミン酸塩、及びアルカリ金属の
ケイ酸塩よりなる群から選択した材料の少なくとも1種
を含有することを特徴とする(1)又は(2)記載のセ
メント混和材、(4)セメントと、(1)〜(3)のい
ずれかに記載のセメント混和材とを含有することを特徴
とするセメント組成物である。
本発明で使用される石膏類の例には、不溶性又は難溶性
と呼ばれるII型無水石膏のほか、二水石膏、半水石膏、
可溶性のIII 型無水石膏があり、不溶性又は難溶性のII
型無水石膏、半水石膏がより好ましい。また、石膏類の
ブレーン法による比表面積は、特に制限されなく、25
00cm 2/g 程度以上で良いものである。
ンクリートの凝結は遅延させるが長期強度の発現が優れ
るようになり、その配合量はセメント100重量部に対
して、CaSO4 換算で多くても6重量部添加されるよ
うに配合され、より好ましくは5重量部以下であり、短
時間強度と長期強度のバランスから、最も好ましい範囲
は0.2〜4.0重量部である。そして0.2重量部未
満では長期強度の伸びが小さくなり、6重量部を越える
ようになると長期強度の発現性は良いが、凝結の遅延性
が大きくなり、前置き養生時間の短縮や短時間強度の発
現効果が小さくなるので好ましくない。
生中の強度発現効果は硫酸アルミニウムなどよりは劣る
が、凝結を促進し、前置き養生時間を短縮する効果が優
れているものである。そして、ミョウバンは、MI[M
III(H2 O)6]( SO4 )2 ・6H2 Oの一般式で表さ
れ、正八面体に結晶化し、MIはNa、K、NH3 、M
III はAl、Fe、Mn、Tiその他が挙げられる。こ
の中で、実用的にはMIはK、Na、MIII はAl、F
eであり、それぞれカリウムミョウバン、ナトリウムミ
ョウバン、鉄ミョウバンと一般的に呼ばれている。そし
て結晶水を含むものも、熱処理して6水塩としたもの、
無水塩としたもの、いずれも使用可能である。
量部に対して多くても2.5重量部配合されるのが好ま
しく、より好ましくは2.0重量部以下であり、短時間
強度と長期強度のバランスから、最も好ましい範囲は
0.1〜1.5重量部である。0.1重量部未満では前
置き時間の短縮や短時間強度の発現効果は小さく、2.
5重量部を越えるようになると成形に必要な作業性の確
保ができない又は、セメントの銘柄やその他の条件によ
っては急結したりする場合もあるので好ましくない。ま
た、これらの粉末度は特に限定されず、顆粒状やザラメ
状でも充分効果を発揮する。
酸アルミニウム及び/又はミョウバン石は、ミョウバン
の凝結促進効果と加熱養生における短時間強度の発現効
果を助長する。ミョウバンと、硫酸アルミニウム及び/
又はミョウバン石との配合割合によっては凝結をより促
進し、短時間強度を顕著に高め、相乗的効果が得られる
ものである。
が、熱処理して結晶水を16水塩、10水塩、6水塩と
したもの、無水塩としたものも使用される。また、ミョ
ウバン石は化学式がKAl3(OH)6( SO4)2 であり、
前記ミョウバンとは異なる。また、結晶形態も六方晶に
属し、天然に産する。そして結晶水を含むものを生ミョ
ウバン石、仮焼したものを焼きミョウバン石として市販
されている。
は、ミョウバンとの合計量で添加量が規定されるもの
で、それぞれの無水物換算の合計量でセメント100重
量部に対して多くても2.5重量部配合されるのが好ま
しく、より好ましくは2.0重量部以下であり、短時間
強度と長期強度のバランスから、最も好ましい範囲は
0.1〜1.5重量部である。そして合計量が0.1重
量部未満では凝結の促進効果や短時間強度の発現効果は
小さく、2.5重量部を越えるようになると長期強度の
低下が大きくなり、また、成形に必要な作業時間の確保
ができないか、場合によっては急結したりする場合もあ
るので好ましくない。
び/又はミョウバン石とは任意の割合で配合しても良い
が、好ましくは、ミョウバンが全体の中の10〜80重
量%、硫酸アルミニウム及び/又はミョウバン石が90
〜20重量%の割合に配合するのが良く、前置き時間の
短縮及び短時間強度を相乗的に改善するものである。
いことから、粉末度や粒度は特に限定されず、顆粒状や
ザラメ状のものをそのまま使用しても良く、さらにそれ
を任意の粉末度に粉砕して使用しても良いものである。
微粉の例には、シリカフューム、ケイ化木の焼却灰やア
エロジルなどが挙げられ、ポゾラン物質の微粉の例に
は、フライアッシュフュームや、カオリナイト、パイロ
フィライト、ベントナイト(酸性白土含む)、ゼオライ
ト等の焼成物などが挙げられる。そしてこれらは一種又
は二種以上を極少量を配合することにより、より短時間
強度の発現を促進するものである。
重量部に対して多くても2.0重量部配合されるのが好
ましく、1.5重量部以下がより好ましく、最も好まし
い範囲は0.1〜1.0重量部である。0.1重量部未
満では短時間強度の発現効果は小さくなり、2.0重量
部を越えて添加しても短時間強度の延びは大きく改善さ
れないものである。また、活性シリカとポゾラン物質を
併用する場合の配合割合は、特に限定されないものであ
る。
間を短縮するためにアルカリ金属のアルミン酸塩又はア
ルカリ金属のケイ酸塩が併用される。尚、アルカリ金属
とはナトリウム、カリウム、及びリチウムを示す。特
に、活性シリカやポゾラン物質の微粉と併用すると凝結
を相乗的に促進する作用を有する。
対して、多くても1.0重量部が好ましく、より好まし
くは0.8重量部以下であり、最も好ましくは0.04
〜0.6重量部である。0.04重量部未満では凝結の
促進効果が小さく、1.0重量部を越えるようになると
長期強度の低下が大きくなり、セメントのロットや種類
によっては急結する場合もあり好ましくないものであ
る。
ンクリートは、型枠に成形されて加熱養生を行う。加熱
養生方法は、その手段は問わないものであり、蒸気、電
熱、及び熱湯などの直接又は間接による方法が採用され
る。既にコンクリート二次製品工場には蒸気養生設備が
あるために、蒸気による直接養生方法や伝熱を介した間
接養生方法が好ましい。加熱温度はコンクリート製品の
寸法が厚い場合は水和熱が加わるので比較的低い温度で
も良いが、40℃以上は必要であり、養生温度が高くな
るほど短時間で得られる強度は大きくなるが、反対に高
すぎると脱型時に熱応力によるひびわれが入り易くな
る。好ましくは45℃以上であり、50〜90℃がより
好ましい。40℃未満では早期脱型の目的にそぐわなく
なり、90℃を越えるようになると実部材の脱型時に熱
応力によるひびわれがより発生し易くなるので好ましく
ない。
種ポルトランドセメント、ビーライトセメント及び各種
ポルトランドセメントにスラグ、フライアッシュ、又は
シリカ等を混合した混合セメントであり、急硬性のセメ
ントでは作業時間が短縮されるだけであり強度的効果は
期待できないことから使用は好ましくない。
ートへの添加方法や練混ぜ方法は常法でよく、特に、制
限は受けないが、セメント混和材の添加方法は、予め、
それぞれの粉末成分を混合しておいて、あるいは、その
混合物を懸濁液として、モルタルやコンクリートの練り
混ぜ時にミキサーに添加しても良いし、それぞれの成分
を別々に添加して練混ぜても良いものである。また、コ
ンクリート配合も、特に、限定されなく、製品の種類毎
に現在使用している配合に対して添加するものである。
水量を増加させるので、市販の高性能減水剤や高性能A
E減水剤が適宜使用される。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 水400g、セメント1000g、砂2000g、及び
高性能減水剤からなるモルタル配合を用いて、石膏とミ
ョウバンの種類と配合量を変えて、練上がり直後のフロ
ー値が200±5mmの範囲に入るように減水剤を後添
加して調整して練混ぜて成形し、注水から60分後の凝
結と、60分後に65℃に設定した蒸気養生箱で2.5
時間養生して取り出し、直ちに脱型して圧縮強度を測定
した。その結果を表1に示す。尚、減水剤量は結果的に
5〜20gの範囲でフローを調節したがミョウバンの配
合量が多い程減水剤量は増加した。また、モルタルの練
混ぜ方法はJIS R 5201の機械練りとし、練り
鉢に水を入れ、低速で撹拌しながら、各々混和材成分と
セメントを混合したものを投入して30秒間撹拌し、次
いで、砂を投入して低速で30秒間撹拌し、さらに、6
0秒間高速回転で練混ぜた。凝結測定は、ASTMC4
03によるプロクター貫入試験機を用いて、6W ×6L
×7Hcm の容器にモルタルを成形し、φ1.6cmの貫
入針が1cm貫入した時の圧力ゲージの数値を測定し
た。圧縮強度試験用供試体は4×4×16cmの3連型
枠に突き棒を用いて成形し、蒸気養生後、JIS R
5201に準じて強度を測定した。尚、モルタルの練混
ぜと凝結試験、圧縮強度試験用供試体の成形は20±3
℃、RH80%以上の室内で行った。また、脱型した圧
縮強度試験用供試体を20℃、RH60%の室内で気乾
養生して材齢28日の強度も測定した。
(液体) A.石膏類 A-1:II型無水石膏(フッ酸発生副成石膏、ブレーン比表
面積4000cm2/g) A-2:二水石膏(試薬、比表面積3800cm2/g) A-3:半水石膏(二水を150 ℃で熱処理、ブレーン比表面
積8000cm2/g) A-4:可溶性無水石膏(半水を200 ℃で熱処理、ブレーン
比表面積12000cm2/g) B.ミョウバン B-1:Kミョウバン(工業用) B-2:Naミョウバン(試薬) B-3:Feミョウバン(試薬)
の種類に拘らず0.2重量部から長期強度(材齢28
日)の改善が認められ、4重量部までは凝結や4時間強
度に大きな影響を与えないで長期強度を増加させる。そ
してそれ以上になると、急に凝結が遅延され、短時間
(脱型)強度が低下する傾向が示される(実験No.1
−4〜1−12参照)。ミョウバンは、その種類に拘ら
ず、0.1重量部より凝結の促進と短時間強度の増加が
示され、配合量が多くなるほどより顕著となるが、1.
5重量部を越えるようになると長期強度の延びが抑制さ
れる傾向が示され、短時間強度と長期強度のバランスか
ら好ましい範囲は2.5重量部以下、より好ましい範囲
は2.0重量部以下、最も好ましい範囲は0.1〜1.
5重量部である(実験No.1−13〜1−18、1−
28〜1−39参照)。
て、ミョウバンと、硫酸アルミニウム及びミョウバン石
の配合量を変え、かつ、その中のミョウバンと、硫酸ア
ルミニウム及びミョウバン石の配合割合を変えて、実施
例1と同様の試験を行った。その結果を表2に示めす。
ーン比表面積6800cm2/g に粉砕、純度90%)
ム及び/又はミョウバン石の配合量を合量で一定とし
て、その配合割合を変えることによって相乗的に凝結が
促進され、短時間強度が増大することが認められ、ミョ
ウバンと、硫酸アルミニウム及び/又はミョウバン石と
の配合割合は10〜80、90〜20重量部が好ましい
ことが示される(実験No.2−1〜2−12、2−1
9〜2−28参照)。また、その配合割合を一定として
添加量を変えた場合は、0.1重量部から凝結の促進及
び短時間強度の向上が認められ、配合量を増加させるほ
ど、その効果も顕著になるが、長期強度が低下する傾向
が示される。短時間強度と長期強度のバランスから2.
5重量部以下が好ましく、2.0重量部以下がより好ま
しく、最も好ましくは0.1〜1.5重量部であること
が示される(実験No.2−13〜2−17参照)。
を使用して、活性シリカとポゾラン物質の微粉の配合量
を変えて実施例1同様の試験をした。その結果を表3に
示めす。
g) D-3:アエロジル( BET法比表面積160m2/g) D-4:籾殻の焼却灰( BET法比表面積1.5m2/g) D-5:カオリナイト( 800 ℃焼成品,BET法比表面積1.
4m2/g) D-6:酸性白土(1000℃焼成、粉砕品、8000cm2/g) D-7:Na- ベントナイト(1200℃焼成、粉砕品、3600cm2/
g) D-8:ゼオライト(800 ℃焼成、粉砕品、6000cm2/g)
結の促進と短時間強度を向上させ、その配合量が多くな
るほどる配合効果も僅かづつ大きくなる傾向を示すが、
1.0重量部で頭打ちとなり、好ましくは2.0重量部
以下、より好ましくは1.5重量部以下、最も好ましく
は0.1〜1.0重量部であることが示される。
3−4のモルタルを使用して、アルカリ金属のアルミン
酸塩又はアルカリ金属のケイ酸塩の種類と配合量を変え
て実施例1同様の試験をした。その結果を表4に示め
す。
のアルミン酸塩又はアルカリ金属のケイ酸塩は0.04
重量部より凝結を促進して短時間強度を向上させる。そ
して配合量が多くなるほど配合効果も大きくなる傾向を
示すが、長期強度も抑制するようになり、1.0重量部
以下が好ましく、より好ましくは0.8重量部以下、短
時間強度と長期強度のバランスより最も好ましくは0.
1〜0.6重量部であることが示される。
実験No.1−1、No.1−8、No.2−8、N
o.3−4、No.4−13の配合割合および配合量と
してコンクリートを練混ぜて、φ10×20cmの型枠
に成形し、前置き養生時間(練混ぜ後から加熱養生開始
までの時間とした)を変えて、加熱養生を行なった場合
の圧縮強度を測定した。また、供試体の熱膨張によるひ
びわれの観察も行った。その試験結果を表6に示す。
尚、加熱養生は蒸気養生とし、予め、75℃に設定して
おき、注水開始から蒸気養生終了までの時間を2.5時
間とし、脱型強度を測定した。コンクリートは容量10
0リットルの遊星型の強制練りミキサーを使用して30
リットル分のコンクリートを20±3℃の室内で練混ぜ
た。この時、混和材はセメントに予め混合しておき、砕
石や砂と空練りしながら練混ぜ水を投入し、スランプが
規定の範囲に入るように実施例1で使用した高性能減水
剤を後添加して調節し、練混ぜ水を投入(注水)してか
ら120秒間で練り上げた。
トは養生条件、その他の調節によりモルタルの場合は同
様の強度が示されるが、本願発明では前置き養生時間を
短縮しても熱膨張などによるひびわれは入り難いことが
示される。
発明のセメント混和材を配合することによりモルタルや
コンクリートの凝結を速め、前置き養生時間をより短縮
させることができる。また、短時間強度を高めて加熱養
生における熱膨張によるひびわれを低減し、長期強度の
低下のないモルタルやコンクリートを製造することがで
きる。 更に、硫酸アルミニウム及び/又はミョウバン
石、更には活性シリカ、ポゾラン物質、アルカリ金属の
アルミン酸塩、及びアルカリ金属のケイ酸塩等の一種又
は二種以上を併用添加することにより前記効果を増大さ
せることができる。特に、ミョウバンと、硫酸アルミニ
ウム及び/又はミョウバン石との併用、そして、活性シ
リカやポゾラン物質の微粉と、アルカリ金属のアルミン
酸塩又はアルカリ金属のケイ酸塩とを併用することによ
り相乗的効果を発揮する。従って、コンクリート二次製
品工場においては、モルタル、コンクリートの練混ぜか
ら脱型までの製造サイクルを短縮でき、更に生産効率を
高めることが可能である。
Claims (4)
- 【請求項1】 石膏類と、ミョウバンとを含有すること
を特徴とするセメント混和材。 - 【請求項2】 硫酸アルミニウム及び/又はミョウバン
石を含有することを特徴とする請求項1記載のセメント
混和材。 - 【請求項3】 更に、活性シリカ、ポゾラン物質、アル
カリ金属のアルミン酸塩、及びアルカリ金属のケイ酸塩
よりなる群から選択した材料の少なくとも1種を含有す
ることを特徴とする請求項1又は2記載のセメント混和
材。 - 【請求項4】 セメントと、請求項1〜3のいずれかに
記載のセメント混和材とを含有することを特徴とするセ
メント組成物。
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---|---|---|---|
JP16138896A JP4075967B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | セメント混和材及びセメント組成物 |
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JP16138896A JP4075967B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | セメント混和材及びセメント組成物 |
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JPH107444A true JPH107444A (ja) | 1998-01-13 |
JP4075967B2 JP4075967B2 (ja) | 2008-04-16 |
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JP16138896A Expired - Fee Related JP4075967B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | セメント混和材及びセメント組成物 |
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JP (1) | JP4075967B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020128315A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | 宇部興産株式会社 | モルタル・コンクリート用混和材、これを含むセメント組成物、モルタル組成物及びコンクリート組成物、並びに、モルタル硬化物及びコンクリート硬化物の製造方法 |
JP2021102528A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-15 | 宇部興産株式会社 | モルタル・コンクリート用混和材、これを含むセメント組成物、モルタル組成物及びコンクリート組成物、並びに、モルタル硬化物及びコンクリート硬化物の製造方法 |
CN116803939A (zh) * | 2023-07-05 | 2023-09-26 | 山东高速材料技术开发集团有限公司 | 一种适用于固废基混凝土的抗裂增效剂及制备方法与应用 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP16138896A patent/JP4075967B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN116803939B (zh) * | 2023-07-05 | 2024-03-15 | 山东高速材料技术开发集团有限公司 | 一种适用于固废基混凝土的抗裂增效剂及制备方法与应用 |
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