JPH1074168A - データ・ファイルのコピーを生成する装置及び方法 - Google Patents
データ・ファイルのコピーを生成する装置及び方法Info
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- JPH1074168A JPH1074168A JP9122409A JP12240997A JPH1074168A JP H1074168 A JPH1074168 A JP H1074168A JP 9122409 A JP9122409 A JP 9122409A JP 12240997 A JP12240997 A JP 12240997A JP H1074168 A JPH1074168 A JP H1074168A
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- G06F11/1402—Saving, restoring, recovering or retrying
- G06F11/1446—Point-in-time backing up or restoration of persistent data
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- G06F11/1446—Point-in-time backing up or restoration of persistent data
- G06F11/1458—Management of the backup or restore process
- G06F11/1464—Management of the backup or restore process for networked environments
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- G06F11/1458—Management of the backup or restore process
- G06F11/1469—Backup restoration techniques
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クライアント−サーバ構成を使用するデータ
処理システムにおいて、クライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを生成し、管理するための方法及び装
置を提供することである。 【解決手段】 記憶ボリュームの組を記憶プールに編成
する、複数のクライアント・システム１５に結合された
サーバ２０が提供される。クライアント・データ・ファ
イルの一次コピーは、一次記憶プール４０に格納され、
クライアント・データ・ファイルの追加バックアップ・
コピーは、コピー記憶プール５０にコピーされる。サー
バ・データベースによって、最初のクライアント・デー
タ・ファイルに関するディレクトリ情報と、サーバ内の
複数のファイル・コピーの位置に関する参照情報が維持
される。記憶マネージャ３０が、サーバ内での制御セン
タとして、さまざまな記憶プールの間でのファイルの転
送の方向を指定し、調整し、ディレクトリ情報及び参照
位置情報についてサーバ・データベースを更新する。
処理システムにおいて、クライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを生成し、管理するための方法及び装
置を提供することである。 【解決手段】 記憶ボリュームの組を記憶プールに編成
する、複数のクライアント・システム１５に結合された
サーバ２０が提供される。クライアント・データ・ファ
イルの一次コピーは、一次記憶プール４０に格納され、
クライアント・データ・ファイルの追加バックアップ・
コピーは、コピー記憶プール５０にコピーされる。サー
バ・データベースによって、最初のクライアント・デー
タ・ファイルに関するディレクトリ情報と、サーバ内の
複数のファイル・コピーの位置に関する参照情報が維持
される。記憶マネージャ３０が、サーバ内での制御セン
タとして、さまざまな記憶プールの間でのファイルの転
送の方向を指定し、調整し、ディレクトリ情報及び参照
位置情報についてサーバ・データベースを更新する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的にはデータ
処理システム内の記憶管理に関し、具体的には、記憶管
理サーバ・システム内でクライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを作成し、管理するための方法及びシ
ステムに関する。記憶管理サーバは、記憶プールに編成
される記憶ボリュームの組に、クライアント・データ・
ファイルの一次コピーと追加バックアップ・コピーを格
納する。クライアント・データ・ファイルのコピーを複
数にすることによって、データ処理システム内で複数の
タイプの障害のうちの１つが発生する場合のクライアン
ト・データ・ファイルの可用性と回復が改善される。
処理システム内の記憶管理に関し、具体的には、記憶管
理サーバ・システム内でクライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを作成し、管理するための方法及びシ
ステムに関する。記憶管理サーバは、記憶プールに編成
される記憶ボリュームの組に、クライアント・データ・
ファイルの一次コピーと追加バックアップ・コピーを格
納する。クライアント・データ・ファイルのコピーを複
数にすることによって、データ処理システム内で複数の
タイプの障害のうちの１つが発生する場合のクライアン
ト・データ・ファイルの可用性と回復が改善される。
【０００２】
【従来の技術】データ処理システムは、通常は大量のデ
ータ記憶域を必要とする。カスタマ・データまたはデー
タ処理システム内でユーザによって生成されたデータ
が、このデータ記憶域の大部分を占める。効果的なデー
タ処理システムは、このユーザ・データのバックアップ
・コピーも提供して、そのようなデータの消失を防ぐ。
多くの業務では、データ処理システムでのデータの消失
が、破滅的とみなされ、業務の成功に深刻な影響を及ぼ
すとみなされる。
ータ記憶域を必要とする。カスタマ・データまたはデー
タ処理システム内でユーザによって生成されたデータ
が、このデータ記憶域の大部分を占める。効果的なデー
タ処理システムは、このユーザ・データのバックアップ
・コピーも提供して、そのようなデータの消失を防ぐ。
多くの業務では、データ処理システムでのデータの消失
が、破滅的とみなされ、業務の成功に深刻な影響を及ぼ
すとみなされる。
【０００３】当初、バックアップ・システムは、毎日ま
たは毎週などの基準で、定期的な間隔でＤＡＳＤから磁
気テープへデータをコピーするだけであった。その後、
磁気テープは、通常はデータ処理システムの位置から数
ｋｍ離れた位置にある安全な格納区域に手作業で移動さ
れた。この初期のバックアップ方法には、深刻な短所が
ある。すなわち、バックアップ・コピーの取出に、数時
間、場合によっては数日程度の時間がかかる、データ処
理システムの一次ファイルのすべてが、最後のバックア
ップ以降に更新されたかどうかに無関係にバックアップ
媒体にコピーされる、バックアップ処理中にはファイル
を更新できないので、システム性能に影響が及ぶという
短所である。この初期のバックアップ方法に対するわず
かな改善では、一次データ・ファイルを定期的にバック
アップ位置に伝送した。この方法では、バックアップ・
データを検索する時間が改善されたが、バックアップが
発生するたびに一次ファイルの再書込が必要になり、バ
ックアップ処理中に一次ファイルに対して更新を行うこ
とができなかった。
たは毎週などの基準で、定期的な間隔でＤＡＳＤから磁
気テープへデータをコピーするだけであった。その後、
磁気テープは、通常はデータ処理システムの位置から数
ｋｍ離れた位置にある安全な格納区域に手作業で移動さ
れた。この初期のバックアップ方法には、深刻な短所が
ある。すなわち、バックアップ・コピーの取出に、数時
間、場合によっては数日程度の時間がかかる、データ処
理システムの一次ファイルのすべてが、最後のバックア
ップ以降に更新されたかどうかに無関係にバックアップ
媒体にコピーされる、バックアップ処理中にはファイル
を更新できないので、システム性能に影響が及ぶという
短所である。この初期のバックアップ方法に対するわず
かな改善では、一次データ・ファイルを定期的にバック
アップ位置に伝送した。この方法では、バックアップ・
データを検索する時間が改善されたが、バックアップが
発生するたびに一次ファイルの再書込が必要になり、バ
ックアップ処理中に一次ファイルに対して更新を行うこ
とができなかった。
【０００４】これら初期のバックアップ方法に対する代
替案では、データ・シャドウイングまたはデータ・ミラ
ーリングが用いられる。通常は、二重コピーと遠隔二重
コピーによってこのバックアップ技法がもたらされる。
二重コピーでは、データ処理システム内に追加記憶装置
を設け、一次データ・ファイルの追加コピーが追加記憶
装置に書き込まれるようにする。記憶装置を互いに結合
して、それぞれが一次記憶装置と二次記憶装置からなる
二重対を形成する。データが一次記憶装置に書き込まれ
る時には、データ処理システムは、そのデータを二次記
憶装置に自動的にコピーする。したがって、二次記憶装
置は、一次記憶装置の正確な物理的イメージまたはミラ
ーである。二重コピーを用いると、第１の一次記憶装置
から第２の一次記憶装置へのデータファイルを移動する
ために、そのデータ・ファイルのバックアップ・コピー
も第１の二次記憶装置から第２の二次記憶装置へ移動す
ることが必要になる。二重コピーは、物理的なデータ・
ミラーリングに依存するので、二次記憶装置は、一次記
憶装置と同一の物理ジオメトリであり、正確な複製にな
るように構成されフォーマットされなければならない。
替案では、データ・シャドウイングまたはデータ・ミラ
ーリングが用いられる。通常は、二重コピーと遠隔二重
コピーによってこのバックアップ技法がもたらされる。
二重コピーでは、データ処理システム内に追加記憶装置
を設け、一次データ・ファイルの追加コピーが追加記憶
装置に書き込まれるようにする。記憶装置を互いに結合
して、それぞれが一次記憶装置と二次記憶装置からなる
二重対を形成する。データが一次記憶装置に書き込まれ
る時には、データ処理システムは、そのデータを二次記
憶装置に自動的にコピーする。したがって、二次記憶装
置は、一次記憶装置の正確な物理的イメージまたはミラ
ーである。二重コピーを用いると、第１の一次記憶装置
から第２の一次記憶装置へのデータファイルを移動する
ために、そのデータ・ファイルのバックアップ・コピー
も第１の二次記憶装置から第２の二次記憶装置へ移動す
ることが必要になる。二重コピーは、物理的なデータ・
ミラーリングに依存するので、二次記憶装置は、一次記
憶装置と同一の物理ジオメトリであり、正確な複製にな
るように構成されフォーマットされなければならない。
【０００５】遠隔二重コピーは、二重コピーの方法論を
災害回復システムに拡張したものである。この構成で
は、一次記憶装置と二次記憶装置が、互いに離れた場所
にある異なる記憶サブシステムに置かれる。一次記憶装
置と二次記憶装置は、やはり、二次記憶装置が一次記憶
装置のミラーになる二重対を形成する。やはり、一次記
憶装置と二次記憶装置は、同一の物理ジオメトリであ
り、二次記憶装置が一次記憶装置の正確な複製になるよ
うに構成され、フォーマットされなければならない。遠
隔二重コピーは、２つの全般的な範疇すなわち、同期式
と非同期式に分類される。同期式遠隔二重コピーでは、
現在の入出力動作を完了する前に、一次データを二次位
置に送り、そのようなデータの受取を確認することが含
まれる。すなわち、一次位置での後続の入出力動作は、
一次データが二次記憶装置に成功裡にコピーされるまで
開始できない。その一方で、非同期式遠隔二重コピーで
は、データが二次記憶装置にコピーされる前に一次記憶
装置に対する入出力動作が完了する。すなわち、一次位
置での後続の入出力動作は、前の入出力動作の一次デー
タが二次位置にコピーされる前に開始できる。
災害回復システムに拡張したものである。この構成で
は、一次記憶装置と二次記憶装置が、互いに離れた場所
にある異なる記憶サブシステムに置かれる。一次記憶装
置と二次記憶装置は、やはり、二次記憶装置が一次記憶
装置のミラーになる二重対を形成する。やはり、一次記
憶装置と二次記憶装置は、同一の物理ジオメトリであ
り、二次記憶装置が一次記憶装置の正確な複製になるよ
うに構成され、フォーマットされなければならない。遠
隔二重コピーは、２つの全般的な範疇すなわち、同期式
と非同期式に分類される。同期式遠隔二重コピーでは、
現在の入出力動作を完了する前に、一次データを二次位
置に送り、そのようなデータの受取を確認することが含
まれる。すなわち、一次位置での後続の入出力動作は、
一次データが二次記憶装置に成功裡にコピーされるまで
開始できない。その一方で、非同期式遠隔二重コピーで
は、データが二次記憶装置にコピーされる前に一次記憶
装置に対する入出力動作が完了する。すなわち、一次位
置での後続の入出力動作は、前の入出力動作の一次デー
タが二次位置にコピーされる前に開始できる。
【０００６】クライアント−サーバ環境は、多数の目的
のためにデータ処理システム内で開発された。一般に、
クライアント−サーバ構成には、単一のサーバに接続さ
れた複数のクライアントが含まれる。クライアントは、
クライアント・ファイルを作成し、これらのファイルを
サーバに転送する。サーバは、クライアント・ファイル
を受け取り、複数の接続された記憶装置にこれらのファ
イルを格納する。記憶管理システムとして使用される時
には、サーバは、これらのクライアント・ファイルのバ
ックアップ、保存及び移送を管理する。接続された記憶
装置にクライアント・ファイルを格納することによっ
て、サーバは、クライアント・ファイルのバックアップ
・コピーを作成する。クライアントは、小型のパーソナ
ル・コンピュータ・システムから、複数のデータ記憶装
置に接続されたホスト・プロセッサを有する大型のデー
タ処理システムまで変化する可能性がある。サーバも、
小型のパーソナル・コンピュータから大型ホスト・コン
ピュータにおよぶ可能性がある。
のためにデータ処理システム内で開発された。一般に、
クライアント−サーバ構成には、単一のサーバに接続さ
れた複数のクライアントが含まれる。クライアントは、
クライアント・ファイルを作成し、これらのファイルを
サーバに転送する。サーバは、クライアント・ファイル
を受け取り、複数の接続された記憶装置にこれらのファ
イルを格納する。記憶管理システムとして使用される時
には、サーバは、これらのクライアント・ファイルのバ
ックアップ、保存及び移送を管理する。接続された記憶
装置にクライアント・ファイルを格納することによっ
て、サーバは、クライアント・ファイルのバックアップ
・コピーを作成する。クライアントは、小型のパーソナ
ル・コンピュータ・システムから、複数のデータ記憶装
置に接続されたホスト・プロセッサを有する大型のデー
タ処理システムまで変化する可能性がある。サーバも、
小型のパーソナル・コンピュータから大型ホスト・コン
ピュータにおよぶ可能性がある。
【０００７】しかし、データ可用性は、データ処理シス
テムのクリティカルな尺度となっているので、サーバ・
システム内でクライアント・ファイルの単一のコピーだ
けを提供することは、もはや不十分である可能性があ
る。サーバ・システム内で、クライアント・ファイルを
アクセスできなくなる複数のタイプのエラーが発生する
可能性がある。媒体障害が発生すると、クライアント・
ファイルが損傷を受け、そのファイルがクライアント・
システムから使用不可能になる可能性がある。さらに、
複数のクライアント・ファイルを含むボリューム全体
が、サーバ・システム内で破壊される可能性がある。最
後に、災害によってサーバ・システム全体が消去される
可能性がある。これらの障害のどれが発生しても、クラ
イアント・システムは、サーバ・システムによって提供
されるバックアップ・コピーにアクセスできなくなる。
追加バックアップ・コピーがなければ、クライアント・
ファイルの消失に対する保護としてのサーバ・システム
の一貫性は、サーバ・システムがそのような破滅的な障
害をこうむる場合には不適切になる。
テムのクリティカルな尺度となっているので、サーバ・
システム内でクライアント・ファイルの単一のコピーだ
けを提供することは、もはや不十分である可能性があ
る。サーバ・システム内で、クライアント・ファイルを
アクセスできなくなる複数のタイプのエラーが発生する
可能性がある。媒体障害が発生すると、クライアント・
ファイルが損傷を受け、そのファイルがクライアント・
システムから使用不可能になる可能性がある。さらに、
複数のクライアント・ファイルを含むボリューム全体
が、サーバ・システム内で破壊される可能性がある。最
後に、災害によってサーバ・システム全体が消去される
可能性がある。これらの障害のどれが発生しても、クラ
イアント・システムは、サーバ・システムによって提供
されるバックアップ・コピーにアクセスできなくなる。
追加バックアップ・コピーがなければ、クライアント・
ファイルの消失に対する保護としてのサーバ・システム
の一貫性は、サーバ・システムがそのような破滅的な障
害をこうむる場合には不適切になる。
【０００８】データ消失の危険性を実質的に減らすため
に、サーバ・システムは、通常、サーバ記憶サブシステ
ム内に第２のバックアップ・コピーを作成する。現在の
サーバ・システムの一部は、クライアント・システムに
クライアント・ファイルの組を再送するように要求する
ことによって、追加バックアップを作成する。その後、
このサーバは、クライアント・ファイルの第２の組のカ
タログを生成する。これによって、追加バックアップ・
コピーを維持する際のサーバの義務が単純になるが、こ
の方法にはいくつかの短所がある。このサーバは、クラ
イアント・システムとサーバの間で大量のネットワーク
資源を使用する。クライアント・システムは、単一のフ
ァイルのバックアップ保護を維持するために、サーバに
２倍の量のデータを転送する。さらに、クライアント・
システムは、元のクライアント・ファイルをサーバに転
送する間に、このファイルにアクセスできない。したが
って、サーバにクライアント・ファイルを再送するよう
にクライアント・システムに要求すると、クライアント
・システムのユーザがファイルを使用できない時間が２
倍になる。
に、サーバ・システムは、通常、サーバ記憶サブシステ
ム内に第２のバックアップ・コピーを作成する。現在の
サーバ・システムの一部は、クライアント・システムに
クライアント・ファイルの組を再送するように要求する
ことによって、追加バックアップを作成する。その後、
このサーバは、クライアント・ファイルの第２の組のカ
タログを生成する。これによって、追加バックアップ・
コピーを維持する際のサーバの義務が単純になるが、こ
の方法にはいくつかの短所がある。このサーバは、クラ
イアント・システムとサーバの間で大量のネットワーク
資源を使用する。クライアント・システムは、単一のフ
ァイルのバックアップ保護を維持するために、サーバに
２倍の量のデータを転送する。さらに、クライアント・
システムは、元のクライアント・ファイルをサーバに転
送する間に、このファイルにアクセスできない。したが
って、サーバにクライアント・ファイルを再送するよう
にクライアント・システムに要求すると、クライアント
・システムのユーザがファイルを使用できない時間が２
倍になる。
【０００９】その代わりに、一部の現在のサーバ・シス
テムでは、第１記憶ボリュームの内容を第２記憶ボリュ
ームにコピーすることによって、追加バックアップを作
成する。第１記憶ボリュームには、クライアント・シス
テムからサーバ・システムに供給されたクライアント・
ファイルの一次バックアップ・コピーが含まれる。第１
ボリューム全体を第２ボリュームにコピーすることによ
って、第２ボリュームは、第１ボリュームの複製にな
り、この時、サーバ・システムには、クライアント・フ
ァイルの第２バックアップ・コピーが含まれる。本質的
に、このサーバ・システムは、一次データ・ファイルの
バックアップ・コピーを作成するが、これらの一次デー
タ・ファイルは、クライアント・システムからサーバに
送られたクライアント・ファイルの一次コピーである。
テムでは、第１記憶ボリュームの内容を第２記憶ボリュ
ームにコピーすることによって、追加バックアップを作
成する。第１記憶ボリュームには、クライアント・シス
テムからサーバ・システムに供給されたクライアント・
ファイルの一次バックアップ・コピーが含まれる。第１
ボリューム全体を第２ボリュームにコピーすることによ
って、第２ボリュームは、第１ボリュームの複製にな
り、この時、サーバ・システムには、クライアント・フ
ァイルの第２バックアップ・コピーが含まれる。本質的
に、このサーバ・システムは、一次データ・ファイルの
バックアップ・コピーを作成するが、これらの一次デー
タ・ファイルは、クライアント・システムからサーバに
送られたクライアント・ファイルの一次コピーである。
【００１０】記憶ボリューム境界上のバックアップ・コ
ピーの作成は、現在のサーバ・システムでは短所を有す
る。サーバ・システムが、記憶ボリュームを複製するこ
とによって後続のバックアップ・コピーを作成する時に
は、装置ジオメトリが重要になる。この形でバックアッ
プ・コピーを作成するには、通常は、バックアップ・ボ
リュームを格納するための、同一の記憶装置が必要にな
る。すなわち、サーバ・システムで後続のバックアップ
・コピーを格納するのに使用される記憶装置は、クライ
アント・ファイルの一次コピーを格納する記憶装置と同
一のタイプであり、同じ形でフォーマットされなければ
ならない。さらに、記憶ボリュームの複製によってサー
バ・システム内で後続のバックアップ・コピーを作成す
ると、記憶ボリュームの非効率的な使用が伝播される可
能性がある。すなわち、一部だけが書き込まれている、
最初のクライアント・ファイルを含む第１記憶ボリュー
ムが、第２記憶ボリュームに複製されることになる。こ
れによって、サーバ・システム内の未使用でありながら
使用不能な空間の量が２倍になる。
ピーの作成は、現在のサーバ・システムでは短所を有す
る。サーバ・システムが、記憶ボリュームを複製するこ
とによって後続のバックアップ・コピーを作成する時に
は、装置ジオメトリが重要になる。この形でバックアッ
プ・コピーを作成するには、通常は、バックアップ・ボ
リュームを格納するための、同一の記憶装置が必要にな
る。すなわち、サーバ・システムで後続のバックアップ
・コピーを格納するのに使用される記憶装置は、クライ
アント・ファイルの一次コピーを格納する記憶装置と同
一のタイプであり、同じ形でフォーマットされなければ
ならない。さらに、記憶ボリュームの複製によってサー
バ・システム内で後続のバックアップ・コピーを作成す
ると、記憶ボリュームの非効率的な使用が伝播される可
能性がある。すなわち、一部だけが書き込まれている、
最初のクライアント・ファイルを含む第１記憶ボリュー
ムが、第２記憶ボリュームに複製されることになる。こ
れによって、サーバ・システム内の未使用でありながら
使用不能な空間の量が２倍になる。
【００１１】バックアップの手段としての全ボリューム
・コピーによって、サーバの性能の追加の非効率性もも
たらされる。この方法では、一方の記憶ボリュームから
他方へ、無修正のファイルをサーバが複写することがし
ばしば必要となる。たとえば、Ｘ個のファイルを含む第
１記憶ボリュームが、追加のファイルを受け取る。この
時、全ボリューム・コピーでは、第１ボリューム常駐す
るすべてのファイル、すなわちＸ＋１個のファイルを、
第２記憶ボリュームにコピーすることが必要になる。し
たがって、第２記憶ボリュームを第１記憶ボリュームの
正確な複製にするために、未変更のＸ個のファイルを複
写しなければならない。さらに、第２ボリューム内のデ
ータを圧縮するために、ファイルが一方の記憶ボリュー
ムから他方の記憶ボリュームに移動されることがある。
バックアップ手段としての全ボリューム・コピーでは、
データ圧縮が完了した後に、第２ボリュームを複写する
必要がある。
・コピーによって、サーバの性能の追加の非効率性もも
たらされる。この方法では、一方の記憶ボリュームから
他方へ、無修正のファイルをサーバが複写することがし
ばしば必要となる。たとえば、Ｘ個のファイルを含む第
１記憶ボリュームが、追加のファイルを受け取る。この
時、全ボリューム・コピーでは、第１ボリューム常駐す
るすべてのファイル、すなわちＸ＋１個のファイルを、
第２記憶ボリュームにコピーすることが必要になる。し
たがって、第２記憶ボリュームを第１記憶ボリュームの
正確な複製にするために、未変更のＸ個のファイルを複
写しなければならない。さらに、第２ボリューム内のデ
ータを圧縮するために、ファイルが一方の記憶ボリュー
ムから他方の記憶ボリュームに移動されることがある。
バックアップ手段としての全ボリューム・コピーでは、
データ圧縮が完了した後に、第２ボリュームを複写する
必要がある。
【００１２】前に述べたように、サーバ・システムに
は、クライアント・ファイルの１つまたは複数のバック
アップ・コピーを格納するための記憶サブシステムが含
まれる。サーバ・システム内の記憶サブシステムは、単
一のタイプの記憶装置に制限される必要はない。実際、
サーバ記憶サブシステムには、複数の異なるタイプの記
憶装置、たとえばＤＡＳＤ、光ディスク、磁気テープな
どが含まれることがしばしばである。サーバが、異なる
タイプの記憶装置に結合される時には、記憶サブシステ
ムは、記憶階層に従って類別されることがしばしばであ
る。この階層は、記憶装置のアクセス速度、装置の記憶
密度、記憶単位あたりの装置のコスト（すなわち、メガ
バイトあたりのコスト）を含む複数の要因に基づく可能
性がある。記憶階層にグループ化された異なる記憶装置
を含むサーバ・システムは、階層記憶マネージャと称す
るコンピュータ・アプリケーション・プログラムを使用
して、記憶階層内でデータ・ファイルを維持管理する。
記憶マネージャは、記憶管理技法を使用して、さまざま
なレベルのデータ記憶階層の間でデータ・ファイルを移
送する。また、記憶マネージャは、サーバ・システム内
に格納されたデータ・ファイルの参照リストまたは指標
を維持して、記憶階層内のクライアント・ファイルのリ
ポジトリの管理を支援する。
は、クライアント・ファイルの１つまたは複数のバック
アップ・コピーを格納するための記憶サブシステムが含
まれる。サーバ・システム内の記憶サブシステムは、単
一のタイプの記憶装置に制限される必要はない。実際、
サーバ記憶サブシステムには、複数の異なるタイプの記
憶装置、たとえばＤＡＳＤ、光ディスク、磁気テープな
どが含まれることがしばしばである。サーバが、異なる
タイプの記憶装置に結合される時には、記憶サブシステ
ムは、記憶階層に従って類別されることがしばしばであ
る。この階層は、記憶装置のアクセス速度、装置の記憶
密度、記憶単位あたりの装置のコスト（すなわち、メガ
バイトあたりのコスト）を含む複数の要因に基づく可能
性がある。記憶階層にグループ化された異なる記憶装置
を含むサーバ・システムは、階層記憶マネージャと称す
るコンピュータ・アプリケーション・プログラムを使用
して、記憶階層内でデータ・ファイルを維持管理する。
記憶マネージャは、記憶管理技法を使用して、さまざま
なレベルのデータ記憶階層の間でデータ・ファイルを移
送する。また、記憶マネージャは、サーバ・システム内
に格納されたデータ・ファイルの参照リストまたは指標
を維持して、記憶階層内のクライアント・ファイルのリ
ポジトリの管理を支援する。
【００１３】このサーバ・システム内の記憶階層には、
記憶ボリュームの複写によって追加バックアップ・コピ
ーを生成するサーバの場合に追加の問題がある。前に述
べたように、このバックアップ技法は、装置ジオメトリ
に依存する。追加バックアップ記憶ボリュームは、サー
バ内の第１記憶ボリュームのミラー・イメージであるか
ら、記憶階層内のある記憶装置タイプから異なる記憶装
置タイプへのクライアント・ファイルの一次コピーの移
送には、そのバックアップ・コピーを再コピーすること
も必要になる。すなわち、全ボリューム・コピーには、
記憶階層内で移送されるすべてのファイルについて、２
つの記憶ボリュームを複写することが必要になる。第１
記憶ボリュームは、現在は１つ少ないファイルが含まれ
るので複写されなければならない。さらに、第２記憶ボ
リュームは、追加ファイルを含むのでやはり複写されな
ければならない。このシナリオは、サーバ・システムの
記憶階層内の非効率的なバックアップ記憶管理法式の方
向に向かう。
記憶ボリュームの複写によって追加バックアップ・コピ
ーを生成するサーバの場合に追加の問題がある。前に述
べたように、このバックアップ技法は、装置ジオメトリ
に依存する。追加バックアップ記憶ボリュームは、サー
バ内の第１記憶ボリュームのミラー・イメージであるか
ら、記憶階層内のある記憶装置タイプから異なる記憶装
置タイプへのクライアント・ファイルの一次コピーの移
送には、そのバックアップ・コピーを再コピーすること
も必要になる。すなわち、全ボリューム・コピーには、
記憶階層内で移送されるすべてのファイルについて、２
つの記憶ボリュームを複写することが必要になる。第１
記憶ボリュームは、現在は１つ少ないファイルが含まれ
るので複写されなければならない。さらに、第２記憶ボ
リュームは、追加ファイルを含むのでやはり複写されな
ければならない。このシナリオは、サーバ・システムの
記憶階層内の非効率的なバックアップ記憶管理法式の方
向に向かう。
【００１４】したがって、クライアント・システムから
サーバに送られたクライアント・ファイルの追加バック
アップ・コピーを生成し、管理するための、クライアン
ト−サーバ構成を使用するデータ処理システム内の改良
された方法及び装置が必要である。このような方法及び
装置は、全記憶ボリュームの複写ではなく、サーバ記憶
サブシステム内の記憶ボリュームを増分式にバックアッ
プしなければならない。増分バックアップ方式では、前
の追加バックアップが完了した後に更新されたか新規
の、第１記憶ボリュームからのクライアント・ファイル
だけを、第２記憶ボリュームにコピーしなければならな
い。さらに、このような方法及び装置は、要求されたク
ライアント・ファイルの一次コピーがサーバ記憶サブシ
ステム内で使用不可能の時に、そのファイルの追加バッ
クアップ・コピーの直接アクセスを、クライアント・シ
ステムに提供しなければならない。また、このような方
法及び装置は、一次コピーを含む記憶ボリュームが破壊
されたとサーバ・システムが判定する時に、ファイルの
追加コピーからクライアント・ファイルの一次コピーを
回復しなければならない。
サーバに送られたクライアント・ファイルの追加バック
アップ・コピーを生成し、管理するための、クライアン
ト−サーバ構成を使用するデータ処理システム内の改良
された方法及び装置が必要である。このような方法及び
装置は、全記憶ボリュームの複写ではなく、サーバ記憶
サブシステム内の記憶ボリュームを増分式にバックアッ
プしなければならない。増分バックアップ方式では、前
の追加バックアップが完了した後に更新されたか新規
の、第１記憶ボリュームからのクライアント・ファイル
だけを、第２記憶ボリュームにコピーしなければならな
い。さらに、このような方法及び装置は、要求されたク
ライアント・ファイルの一次コピーがサーバ記憶サブシ
ステム内で使用不可能の時に、そのファイルの追加バッ
クアップ・コピーの直接アクセスを、クライアント・シ
ステムに提供しなければならない。また、このような方
法及び装置は、一次コピーを含む記憶ボリュームが破壊
されたとサーバ・システムが判定する時に、ファイルの
追加コピーからクライアント・ファイルの一次コピーを
回復しなければならない。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、クラ
イアント−サーバ構成を使用するデータ処理システム内
でクライアント・システムからサーバに送られたクライ
アント・ファイルの追加バックアップ・コピーを生成
し、管理するための、改良された方法及び装置を提供す
ることである。このような改良は、サーバ・システム内
の記憶ボリュームの増分バックアップを提供することに
よって達成される。このような増分バックアップには、
無変更のクライアント・ファイルを複写せずに、前の増
分バックアップが完了した後に追加または更新された、
一次記憶ボリューム上のクライアント・ファイルだけを
コピーすることが含まれる。
イアント−サーバ構成を使用するデータ処理システム内
でクライアント・システムからサーバに送られたクライ
アント・ファイルの追加バックアップ・コピーを生成
し、管理するための、改良された方法及び装置を提供す
ることである。このような改良は、サーバ・システム内
の記憶ボリュームの増分バックアップを提供することに
よって達成される。このような増分バックアップには、
無変更のクライアント・ファイルを複写せずに、前の増
分バックアップが完了した後に追加または更新された、
一次記憶ボリューム上のクライアント・ファイルだけを
コピーすることが含まれる。
【００１６】本発明のもう１つの目的は、クライアント
・システムによってクライアント・ファイルを要求さ
れ、そのファイルの一次コピーが使用不可能の時に、ク
ライアント・ファイルの追加バックアップ・コピーを直
接アクセスすることによって、クライアント−サーバ構
成を使用するデータ処理システム内のクライアント・フ
ァイルの可用性と回復を確保するための改良された方法
及び装置を提供することである。
・システムによってクライアント・ファイルを要求さ
れ、そのファイルの一次コピーが使用不可能の時に、ク
ライアント・ファイルの追加バックアップ・コピーを直
接アクセスすることによって、クライアント−サーバ構
成を使用するデータ処理システム内のクライアント・フ
ァイルの可用性と回復を確保するための改良された方法
及び装置を提供することである。
【００１７】本発明のもう１つの目的は、クライアント
・ファイルの一次コピーがクライアント・システムから
サーバ・システムに書き込まれる時に、クライアント・
ファイルの追加バックアップ・コピーを同期式または非
同期式に生成することによって、クライアント−サーバ
構成を使用するデータ処理システム内のクライアント・
ファイルを管理するための改良された方法及び装置を提
供することである。
・ファイルの一次コピーがクライアント・システムから
サーバ・システムに書き込まれる時に、クライアント・
ファイルの追加バックアップ・コピーを同期式または非
同期式に生成することによって、クライアント−サーバ
構成を使用するデータ処理システム内のクライアント・
ファイルを管理するための改良された方法及び装置を提
供することである。
【００１８】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の態様で
は、サーバ・システムに結合された複数のクライアント
・システムを有するデータ処理システムが含まれる。サ
ーバ・システムには、記憶マネージャ、データベース及
び記憶サブシステムが含まれる。記憶マネージャは、デ
ータベースと記憶サブシステムの両方に結合される。記
憶サブシステムには、さらに、複数の記憶プールが含ま
れる。各記憶プールは、ＤＡＳＤ、光ディスクまたは磁
気テープのいずれかの、同一タイプの記憶装置の組から
なる。第１記憶プールは、一次記憶プールであり、クラ
イアント・ファイルの一次コピーが格納される。第２記
憶プールは、コピー記憶プールであり、クライアント・
ファイルの追加バックアップ・コピーが格納される。
は、サーバ・システムに結合された複数のクライアント
・システムを有するデータ処理システムが含まれる。サ
ーバ・システムには、記憶マネージャ、データベース及
び記憶サブシステムが含まれる。記憶マネージャは、デ
ータベースと記憶サブシステムの両方に結合される。記
憶サブシステムには、さらに、複数の記憶プールが含ま
れる。各記憶プールは、ＤＡＳＤ、光ディスクまたは磁
気テープのいずれかの、同一タイプの記憶装置の組から
なる。第１記憶プールは、一次記憶プールであり、クラ
イアント・ファイルの一次コピーが格納される。第２記
憶プールは、コピー記憶プールであり、クライアント・
ファイルの追加バックアップ・コピーが格納される。
【００１９】記憶マネージャは、クライアント・システ
ムからサーバ内の一次記憶プールへのクライアント・フ
ァイルの一次コピーの転送を制御する。記憶マネージャ
は、一次記憶プール内で新たに作成または新たに更新さ
れたクライアント・ファイルをコピー記憶プールへコピ
ーする増分バックアップ処理も制御する。記憶マネージ
ャは、前に完了した増分バックアップ動作以降変更され
ていないクライアント・ファイルが、現在の増分バック
アップ動作でコピー記憶プールにコピーされないように
する。記憶マネージャは、一次記憶プール内のクライア
ント・ファイルの一次コピーをコピー記憶プール内のフ
ァイルの追加バックアップ・コピーにリンクする、デー
タベース内の参照リストまたは指標も維持する。最後
に、記憶マネージャは、一次ユーザ・データ・ファイル
が、一次記憶プールまたは二次記憶プール内で書き込ま
れるか更新される時に、これらのファイルのコピー記憶
プール内のバックアップ・コピーを自動的に生成する。
ムからサーバ内の一次記憶プールへのクライアント・フ
ァイルの一次コピーの転送を制御する。記憶マネージャ
は、一次記憶プール内で新たに作成または新たに更新さ
れたクライアント・ファイルをコピー記憶プールへコピ
ーする増分バックアップ処理も制御する。記憶マネージ
ャは、前に完了した増分バックアップ動作以降変更され
ていないクライアント・ファイルが、現在の増分バック
アップ動作でコピー記憶プールにコピーされないように
する。記憶マネージャは、一次記憶プール内のクライア
ント・ファイルの一次コピーをコピー記憶プール内のフ
ァイルの追加バックアップ・コピーにリンクする、デー
タベース内の参照リストまたは指標も維持する。最後
に、記憶マネージャは、一次ユーザ・データ・ファイル
が、一次記憶プールまたは二次記憶プール内で書き込ま
れるか更新される時に、これらのファイルのコピー記憶
プール内のバックアップ・コピーを自動的に生成する。
【００２０】本発明のもう１つの態様では、サーバの記
憶プール内でユーザ・データ・ファイルの複数のコピー
を生成し、管理するためのサーバ・システム内の方法が
提供される。クライアント・システムから書き込まれる
ユーザ・データ・ファイルについて、この方法では、一
次記憶プール内の記憶ボリュームにファイルの一次コピ
ーを格納する。この方法では、さらに、コピー記憶プー
ル内の記憶ボリューム上にユーザ・ファイルのバックア
ップ・コピーが生成される。この方法では、コピー記憶
プール内に格納されたバックアップ・コピーから、ユー
ザ・データ・ファイルの損傷を受けた一次コピーを回復
する。この方法では、コピー記憶ボリューム上のバック
アップ・コピーと一次記憶ボリューム上のユーザ・デー
タ・ファイルの一次コピーを対にする、サーバ・データ
ベース内の参照リストも維持される。
憶プール内でユーザ・データ・ファイルの複数のコピー
を生成し、管理するためのサーバ・システム内の方法が
提供される。クライアント・システムから書き込まれる
ユーザ・データ・ファイルについて、この方法では、一
次記憶プール内の記憶ボリュームにファイルの一次コピ
ーを格納する。この方法では、さらに、コピー記憶プー
ル内の記憶ボリューム上にユーザ・ファイルのバックア
ップ・コピーが生成される。この方法では、コピー記憶
プール内に格納されたバックアップ・コピーから、ユー
ザ・データ・ファイルの損傷を受けた一次コピーを回復
する。この方法では、コピー記憶ボリューム上のバック
アップ・コピーと一次記憶ボリューム上のユーザ・デー
タ・ファイルの一次コピーを対にする、サーバ・データ
ベース内の参照リストも維持される。
【００２１】
【発明の実施の形態】ここで図面を参照するが、同様の
符号は、さまざまな図で同様の特徴及び構造要素を表
す。本発明を、クライアント−サーバ構成を使用し、デ
ータ回復とデータ可用性のために記憶バックアップを提
供するデータ処理システムで実施されるものとして説明
する。図１に移ると、データ処理システム１０は、サー
バ・システム２０に結合された複数のクライアント・シ
ステム１５を有する。サーバ・システム２０には、サー
バ・データベース６０に結合された記憶マネージャ３０
が含まれる。記憶マネージャ３０は、さらに、複数の一
次記憶プール４０と複数のコピー記憶プール５０に結合
される。一次記憶プール４０及びコピー記憶プール５０
は、ＤＡＳＤ、光ディスクまたは磁気テープ装置のいず
れかの、複数の記憶装置からなる。しかし、単一の一次
記憶プール４０及びコピー記憶プール５０内の記憶装置
は、タイプとフォーマットがすべて同一である。サーバ
・データベースは、さらに、サーバ・データベース６０
をバックアップする記憶ボリュームの組であるデータベ
ース・バックアップ記憶装置７０に結合される。
符号は、さまざまな図で同様の特徴及び構造要素を表
す。本発明を、クライアント−サーバ構成を使用し、デ
ータ回復とデータ可用性のために記憶バックアップを提
供するデータ処理システムで実施されるものとして説明
する。図１に移ると、データ処理システム１０は、サー
バ・システム２０に結合された複数のクライアント・シ
ステム１５を有する。サーバ・システム２０には、サー
バ・データベース６０に結合された記憶マネージャ３０
が含まれる。記憶マネージャ３０は、さらに、複数の一
次記憶プール４０と複数のコピー記憶プール５０に結合
される。一次記憶プール４０及びコピー記憶プール５０
は、ＤＡＳＤ、光ディスクまたは磁気テープ装置のいず
れかの、複数の記憶装置からなる。しかし、単一の一次
記憶プール４０及びコピー記憶プール５０内の記憶装置
は、タイプとフォーマットがすべて同一である。サーバ
・データベースは、さらに、サーバ・データベース６０
をバックアップする記憶ボリュームの組であるデータベ
ース・バックアップ記憶装置７０に結合される。
【００２２】各クライアント・システム１５は、最初の
ユーザ・データ・ファイルまたはクライアント・ファイ
ルを作成し、このファイルは、対応するクライアント・
システム１５に格納される。クライアント・システム１
５は、クライアント・ファイルをサーバ・システム２０
に転送する。サーバ・システム２０へのクライアント・
ファイルの転送によって、これらの最初のクライアント
・ファイルのためのサーバ・システム２０内のバックア
ップ機構が生得的にもたらされる。記憶マネージャ３０
は、一次記憶プール４０内の記憶装置または記憶ボリュ
ームへクライアント・ファイルを送る。一次記憶プール
４０には、クライアント・ファイルの一次コピーが格納
される。記憶マネージャ３０は、サーバ・システム２０
の一次記憶プール４０及びコピー記憶プール５０内に格
納されたファイルをリストしたカタログを、サーバ・デ
ータベース６０内に維持する。クライアント・ファイル
が一次記憶プール４０内に格納されるとただちに、記憶
マネージャ３０は、サーバ・データベース６０を更新し
て、サーバ・システム２０内のファイルのカタログを生
成する。
ユーザ・データ・ファイルまたはクライアント・ファイ
ルを作成し、このファイルは、対応するクライアント・
システム１５に格納される。クライアント・システム１
５は、クライアント・ファイルをサーバ・システム２０
に転送する。サーバ・システム２０へのクライアント・
ファイルの転送によって、これらの最初のクライアント
・ファイルのためのサーバ・システム２０内のバックア
ップ機構が生得的にもたらされる。記憶マネージャ３０
は、一次記憶プール４０内の記憶装置または記憶ボリュ
ームへクライアント・ファイルを送る。一次記憶プール
４０には、クライアント・ファイルの一次コピーが格納
される。記憶マネージャ３０は、サーバ・システム２０
の一次記憶プール４０及びコピー記憶プール５０内に格
納されたファイルをリストしたカタログを、サーバ・デ
ータベース６０内に維持する。クライアント・ファイル
が一次記憶プール４０内に格納されるとただちに、記憶
マネージャ３０は、サーバ・データベース６０を更新し
て、サーバ・システム２０内のファイルのカタログを生
成する。
【００２３】サーバ・システム２０は、クライアント・
ファイルの追加バックアップ・コピーを生成し、このバ
ックアップ・コピーをコピー記憶プール５０内の記憶装
置または記憶ボリュームに格納する。記憶マネージャ３
０が、この動作を調整する。追加バックアップ・コピー
がコピー記憶プール５０内で作成された後に、記憶マネ
ージャ３０は、サーバ・データベース６０を更新して、
クライアント・ファイルの追加バックアップ・コピーの
カタログを作成する。さらに、追加バックアップ・コピ
ーに対応するサーバ・データベース内のカタログ項目に
は、そのクライアント・ファイルの一次コピーへの相互
参照が含まれる。したがって、一次記憶プール４０内の
一次コピーは、コピー記憶プール５０内の追加バックア
ップ・コピーにリンクされる。最後に、サーバ・データ
ベース６０が、データベース・バックアップ記憶装置７
０の記憶ボリュームの組にバックアップされる。
ファイルの追加バックアップ・コピーを生成し、このバ
ックアップ・コピーをコピー記憶プール５０内の記憶装
置または記憶ボリュームに格納する。記憶マネージャ３
０が、この動作を調整する。追加バックアップ・コピー
がコピー記憶プール５０内で作成された後に、記憶マネ
ージャ３０は、サーバ・データベース６０を更新して、
クライアント・ファイルの追加バックアップ・コピーの
カタログを作成する。さらに、追加バックアップ・コピ
ーに対応するサーバ・データベース内のカタログ項目に
は、そのクライアント・ファイルの一次コピーへの相互
参照が含まれる。したがって、一次記憶プール４０内の
一次コピーは、コピー記憶プール５０内の追加バックア
ップ・コピーにリンクされる。最後に、サーバ・データ
ベース６０が、データベース・バックアップ記憶装置７
０の記憶ボリュームの組にバックアップされる。
【００２４】図２を参照すると、これは、サーバ・デー
タベース６０の２つの部分すなわち、サーバ記憶域の目
録８０とサーバ記憶域の参照リスト９０を示すブロック
図である。目録８０と参照リスト９０は、サーバ・シス
テム２０の一次記憶プール４０及びコピー記憶プール５
０内に格納されたファイルのカタログ作成に使用され
る。項目１００を展開して、目録８０内に含まれる情報
の一部を示す。同様に、参照リスト９０内の項目１２０
を展開して、サーバ・データベース６０のこの部分に保
存される情報の一部を示す。目録８０内の各項目１００
は、サーバ・システム２０内に格納されたクライアント
・ファイルの一次コピーに対応する。これに対して、参
照リスト９０内の各項目１２０は、一次記憶プール４０
内の一次コピーまたはコピー記憶プール５０内の追加バ
ックアップ・コピーのいずれかの、サーバ・システム２
０内に含まれるクライアント・ファイルのコピーに対応
する。すなわち、サーバ・システム２０内で複数回コピ
ーされるクライアント・ファイルは、目録８０内には１
つの項目１００を有するが、参照リスト９０内には複数
の項目１２０を有する。
タベース６０の２つの部分すなわち、サーバ記憶域の目
録８０とサーバ記憶域の参照リスト９０を示すブロック
図である。目録８０と参照リスト９０は、サーバ・シス
テム２０の一次記憶プール４０及びコピー記憶プール５
０内に格納されたファイルのカタログ作成に使用され
る。項目１００を展開して、目録８０内に含まれる情報
の一部を示す。同様に、参照リスト９０内の項目１２０
を展開して、サーバ・データベース６０のこの部分に保
存される情報の一部を示す。目録８０内の各項目１００
は、サーバ・システム２０内に格納されたクライアント
・ファイルの一次コピーに対応する。これに対して、参
照リスト９０内の各項目１２０は、一次記憶プール４０
内の一次コピーまたはコピー記憶プール５０内の追加バ
ックアップ・コピーのいずれかの、サーバ・システム２
０内に含まれるクライアント・ファイルのコピーに対応
する。すなわち、サーバ・システム２０内で複数回コピ
ーされるクライアント・ファイルは、目録８０内には１
つの項目１００を有するが、参照リスト９０内には複数
の項目１２０を有する。
【００２５】サーバ目録の項目１００には、クライアン
ト・ファイルのファイル名１０２を記憶するための第１
フィールド１０２が設けられる。第２フィールド１０４
は、クライアント・ファイルの状況標識１０４を維持す
るために設けられる。この状況標識１０４は、ファイル
が活動状態と非活動状態のどちらであるかを示す。サー
バ・システム２０内の記憶マネージャ３０は、目録８０
内のクライアント・ファイルのそれぞれの状況標識１０
４を定期的に判定し、調節する。各目録８０内の第３フ
ィールド１０６には、ユーザ名１０６がリストされる。
このユーザ名１０６によって、どのクライアント・シス
テム１５が指定されたクライアント・ファイルを所有す
るかが識別される。第４フィールド１０８は、対応する
クライアント・ファイルが最初に生成されたクライアン
ト・システム１５内のディレクトリ名１０８を提供す
る。第５フィールド１１０には、クライアント・ファイ
ルの一次コピーがサーバ・システム２０内に格納された
日付と時刻１１０が記録される。
ト・ファイルのファイル名１０２を記憶するための第１
フィールド１０２が設けられる。第２フィールド１０４
は、クライアント・ファイルの状況標識１０４を維持す
るために設けられる。この状況標識１０４は、ファイル
が活動状態と非活動状態のどちらであるかを示す。サー
バ・システム２０内の記憶マネージャ３０は、目録８０
内のクライアント・ファイルのそれぞれの状況標識１０
４を定期的に判定し、調節する。各目録８０内の第３フ
ィールド１０６には、ユーザ名１０６がリストされる。
このユーザ名１０６によって、どのクライアント・シス
テム１５が指定されたクライアント・ファイルを所有す
るかが識別される。第４フィールド１０８は、対応する
クライアント・ファイルが最初に生成されたクライアン
ト・システム１５内のディレクトリ名１０８を提供す
る。第５フィールド１１０には、クライアント・ファイ
ルの一次コピーがサーバ・システム２０内に格納された
日付と時刻１１０が記録される。
【００２６】最後に、第６フィールド１１２には、ビッ
トファイル識別子（ｂｆｉｄ）１１２と記された、クラ
イアント・ファイルの一次コピーの独自の識別子が含ま
れる。前に述べたように、サーバ・システム２０内に格
納されたクライアント・ファイルの一次コピーのそれぞ
れは、別々の項目１００として目録８０にログ記録され
る。目録８０内の項目１００のそれぞれが、別々の独自
のｂｆｉｄ１１２を受け取る。したがって、クライアン
ト・システムは、同一のクライアント・ファイルの複数
の版を異なる時刻にサーバ・システム２０へ転送するこ
とができる。複数の項目１００が、サーバの目録８０内
で保存されるはずであり、各項目は、クライアント・シ
ステム１５がそのファイルをサーバ・システム２０に転
送した別個の時刻に対応する独自のｂｆｉｄ１１２を受
け取るはずである。さらに、クライアント・ファイルの
追加バックアップ・コピーを作成し、コピー記憶プール
５０内の記憶ボリュームに格納することができる。この
バックアップ・コピーは、そのクライアント・ファイル
の対応する一次コピーと同一のｂｆｉｄ１１２を受け取
り、サーバの目録８０内で別々にログ記録されはしな
い。
トファイル識別子（ｂｆｉｄ）１１２と記された、クラ
イアント・ファイルの一次コピーの独自の識別子が含ま
れる。前に述べたように、サーバ・システム２０内に格
納されたクライアント・ファイルの一次コピーのそれぞ
れは、別々の項目１００として目録８０にログ記録され
る。目録８０内の項目１００のそれぞれが、別々の独自
のｂｆｉｄ１１２を受け取る。したがって、クライアン
ト・システムは、同一のクライアント・ファイルの複数
の版を異なる時刻にサーバ・システム２０へ転送するこ
とができる。複数の項目１００が、サーバの目録８０内
で保存されるはずであり、各項目は、クライアント・シ
ステム１５がそのファイルをサーバ・システム２０に転
送した別個の時刻に対応する独自のｂｆｉｄ１１２を受
け取るはずである。さらに、クライアント・ファイルの
追加バックアップ・コピーを作成し、コピー記憶プール
５０内の記憶ボリュームに格納することができる。この
バックアップ・コピーは、そのクライアント・ファイル
の対応する一次コピーと同一のｂｆｉｄ１１２を受け取
り、サーバの目録８０内で別々にログ記録されはしな
い。
【００２７】参照リスト９０には、クライアント・ファ
イルの初期または追加のいずれかのバックアップ・コピ
ーごとに１項目の項目１２０の配列が含まれる。参照リ
スト９０内の各項目１２０によって、一次コピーまたは
追加バックアップ・コピーのいずれかであるクライアン
ト・ファイルの関連コピーが、サーバ・システム２０内
のどこに置かれるかが指定される。コピーされ、サーバ
・システム２０内に格納されたクライアント・ファイル
のそれぞれは、独自のｂｆｉｄ１１２によって識別され
る。ｂｆｉｄ１１２は、参照リストの項目１２０内の第
２フィールド１２４に記録される。サーバ・システム２
０の記憶域は、単に記憶ボリュームの組である一次記憶
プール４０及びコピー記憶プール５０に編成される。あ
るファイルは、サーバ・システム２０の記憶域内で、記
憶プール、記憶プール内の記憶ボリューム及び記憶ボリ
ューム内のオフセットを指定することによって突き止め
られる。したがって、これらのパラメータのそれぞれに
ついて１つのフィールドすなわち、記憶プール識別子１
２２、記憶ボリューム識別子１２６及び記憶ボリューム
内のオフセット１２８を、参照リストの項目内に設け
る。さらに、第５のフィールド１３０を参照リストの項
目１２０内に設けて、ファイルのサイズ１３０を格納す
る。
イルの初期または追加のいずれかのバックアップ・コピ
ーごとに１項目の項目１２０の配列が含まれる。参照リ
スト９０内の各項目１２０によって、一次コピーまたは
追加バックアップ・コピーのいずれかであるクライアン
ト・ファイルの関連コピーが、サーバ・システム２０内
のどこに置かれるかが指定される。コピーされ、サーバ
・システム２０内に格納されたクライアント・ファイル
のそれぞれは、独自のｂｆｉｄ１１２によって識別され
る。ｂｆｉｄ１１２は、参照リストの項目１２０内の第
２フィールド１２４に記録される。サーバ・システム２
０の記憶域は、単に記憶ボリュームの組である一次記憶
プール４０及びコピー記憶プール５０に編成される。あ
るファイルは、サーバ・システム２０の記憶域内で、記
憶プール、記憶プール内の記憶ボリューム及び記憶ボリ
ューム内のオフセットを指定することによって突き止め
られる。したがって、これらのパラメータのそれぞれに
ついて１つのフィールドすなわち、記憶プール識別子１
２２、記憶ボリューム識別子１２６及び記憶ボリューム
内のオフセット１２８を、参照リストの項目内に設け
る。さらに、第５のフィールド１３０を参照リストの項
目１２０内に設けて、ファイルのサイズ１３０を格納す
る。
【００２８】ｂｆｉｄ１１２によって、参照リスト９０
と目録８０がリンクされる。目録８０には、最初のクラ
イアント・ファイルに関する情報、すなわち、ファイル
名１０２、クライアント・システム名であるユーザ名１
０６、最初のファイルが常駐するクライアント・システ
ム１５内のディレクトリ名１０８が含まれる。参照リス
ト９０には、サーバ・システム２０の記憶域内でのクラ
イアント・ファイルの初期コピーまたはバックアップ・
コピーの位置、すなわち、記憶プール識別子１２２、記
憶プール内での記憶ボリューム識別子１２６及び記憶ボ
リューム上でのオフセット１２８が含まれる。目録の項
目１００と参照リストの項目１２０のそれぞれに、ファ
イル・コピーのｂｆｉｄ１１２及び１２４が含まれる。
クライアント・ファイルのコピーのそれぞれに独自の識
別子を与えるほかに、ｂｆｉｄ１１２は、目録８０内の
情報を参照リスト９０にマッピングする。
と目録８０がリンクされる。目録８０には、最初のクラ
イアント・ファイルに関する情報、すなわち、ファイル
名１０２、クライアント・システム名であるユーザ名１
０６、最初のファイルが常駐するクライアント・システ
ム１５内のディレクトリ名１０８が含まれる。参照リス
ト９０には、サーバ・システム２０の記憶域内でのクラ
イアント・ファイルの初期コピーまたはバックアップ・
コピーの位置、すなわち、記憶プール識別子１２２、記
憶プール内での記憶ボリューム識別子１２６及び記憶ボ
リューム上でのオフセット１２８が含まれる。目録の項
目１００と参照リストの項目１２０のそれぞれに、ファ
イル・コピーのｂｆｉｄ１１２及び１２４が含まれる。
クライアント・ファイルのコピーのそれぞれに独自の識
別子を与えるほかに、ｂｆｉｄ１１２は、目録８０内の
情報を参照リスト９０にマッピングする。
【００２９】図３を参照すると、サーバ・システム２０
内でのクライアント・ファイルの追加バックアップ・コ
ピーの自動生成の例が示されている。複数のクライアン
ト・システム１５がサーバ・システム２０に結合され、
このサーバ・システム２０は、記憶マネージャ３０、一
次記憶プール４０、コピー記憶プール５０、サーバ・デ
ータベース６０及びデータベース・バックアップ記憶装
置７０を有する。４つのデータ転送Ａ、Ｂ、Ａ１及びＢ
１が、図中の破線で示されている。データ転送Ａでは、
１つのクライアント・システム１５が、２つのクライア
ント・ファイルａ及びｂをサーバ・システム２０に送
る。記憶マネージャ３０は、これらのファイルａ及びｂ
を一次記憶プール４０内の記憶装置に送る。サーバ・デ
ータベース６０も、目録８０と参照リスト９０にファイ
ルａ及びｂの一次コピーを追加するために更新される。
独自のｂｆｉｄ１１２が、一次記憶プール４０内に格納
されたクライアント・ファイルａ及びｂの一次コピーに
割り当てられる。データ転送Ａ１では、サーバ・システ
ム２０が、コピー記憶プール５０内の記憶ボリュームに
クライアント・ファイルａ及びｂのそれぞれの追加バッ
クアップ・コピーを生成する。記憶マネージャ３０は、
一次記憶プール４０とコピー記憶プール５０の間の転送
を調整する。サーバ・データベース６０は、やはり、コ
ピー記憶プール５０内に格納されたクライアント・ファ
イルａ及びｂのバックアップ・コピーを追加するために
更新される。ｂｆｉｄ１１２が、これらのバックアップ
・コピーに割り当てられるが、これは、クライアント・
ファイルａ及びｂの一次コピーに与えられたものと同一
のｂｆｉｄ１１２である。
内でのクライアント・ファイルの追加バックアップ・コ
ピーの自動生成の例が示されている。複数のクライアン
ト・システム１５がサーバ・システム２０に結合され、
このサーバ・システム２０は、記憶マネージャ３０、一
次記憶プール４０、コピー記憶プール５０、サーバ・デ
ータベース６０及びデータベース・バックアップ記憶装
置７０を有する。４つのデータ転送Ａ、Ｂ、Ａ１及びＢ
１が、図中の破線で示されている。データ転送Ａでは、
１つのクライアント・システム１５が、２つのクライア
ント・ファイルａ及びｂをサーバ・システム２０に送
る。記憶マネージャ３０は、これらのファイルａ及びｂ
を一次記憶プール４０内の記憶装置に送る。サーバ・デ
ータベース６０も、目録８０と参照リスト９０にファイ
ルａ及びｂの一次コピーを追加するために更新される。
独自のｂｆｉｄ１１２が、一次記憶プール４０内に格納
されたクライアント・ファイルａ及びｂの一次コピーに
割り当てられる。データ転送Ａ１では、サーバ・システ
ム２０が、コピー記憶プール５０内の記憶ボリュームに
クライアント・ファイルａ及びｂのそれぞれの追加バッ
クアップ・コピーを生成する。記憶マネージャ３０は、
一次記憶プール４０とコピー記憶プール５０の間の転送
を調整する。サーバ・データベース６０は、やはり、コ
ピー記憶プール５０内に格納されたクライアント・ファ
イルａ及びｂのバックアップ・コピーを追加するために
更新される。ｂｆｉｄ１１２が、これらのバックアップ
・コピーに割り当てられるが、これは、クライアント・
ファイルａ及びｂの一次コピーに与えられたものと同一
のｂｆｉｄ１１２である。
【００３０】同様に、データ転送Ｂ及びＢ１では、クラ
イアント・ファイルｃ及びｄの初期コピーとバックアッ
プ・コピーが、サーバ内に格納される。記憶マネージャ
３０は、一次記憶プール４０とコピー記憶プール５０へ
のデータ転送を制御する。サーバ・データベース６０
は、やはりクライアント・ファイルｃ及びｄの一次コピ
ー及びバックアップ・コピーを追加するように更新され
る。また、一次コピーのそれぞれは、目録８０の情報を
参照リスト９０にリンクする、別々のｂｆｉｄ１１２を
受け取る。要するに、サーバの目録８０には、クライア
ント・ファイルａ、ｂ、ｃ及びｄの一次コピーのそれぞ
れについて１つの４つの項目１００が追加され、参照リ
スト９０は、クライアント・ファイルａ、ｂ、ｃ及びｄ
の一次コピー及びバックアップ・コピーのそれぞれにつ
いて１つの、８つの項目１２０が増加した。さらに、こ
の４つのデータ転送Ａ、Ｂ、Ａ１及びＢ１から、４つの
新しいｂｆｉｄ１１２が作成された。これらの例によっ
て、本発明が装置ジオメトリに依存しないことが指摘さ
れる。追加バックアップ・コピーは、一次コピーが常駐
する記憶装置と同一のタイプの記憶装置に格納される必
要はない。また、一次コピーをサーバ・システム２０の
記憶階層内で移送しなければならない場合に、バックア
ップ・コピーは、その現在位置にとどまることができ
る。さらに、バックアップ・コピーに関するサーバ・デ
ータベース６０内の目録８０と参照リスト９０の項目
は、更新の必要がない。
イアント・ファイルｃ及びｄの初期コピーとバックアッ
プ・コピーが、サーバ内に格納される。記憶マネージャ
３０は、一次記憶プール４０とコピー記憶プール５０へ
のデータ転送を制御する。サーバ・データベース６０
は、やはりクライアント・ファイルｃ及びｄの一次コピ
ー及びバックアップ・コピーを追加するように更新され
る。また、一次コピーのそれぞれは、目録８０の情報を
参照リスト９０にリンクする、別々のｂｆｉｄ１１２を
受け取る。要するに、サーバの目録８０には、クライア
ント・ファイルａ、ｂ、ｃ及びｄの一次コピーのそれぞ
れについて１つの４つの項目１００が追加され、参照リ
スト９０は、クライアント・ファイルａ、ｂ、ｃ及びｄ
の一次コピー及びバックアップ・コピーのそれぞれにつ
いて１つの、８つの項目１２０が増加した。さらに、こ
の４つのデータ転送Ａ、Ｂ、Ａ１及びＢ１から、４つの
新しいｂｆｉｄ１１２が作成された。これらの例によっ
て、本発明が装置ジオメトリに依存しないことが指摘さ
れる。追加バックアップ・コピーは、一次コピーが常駐
する記憶装置と同一のタイプの記憶装置に格納される必
要はない。また、一次コピーをサーバ・システム２０の
記憶階層内で移送しなければならない場合に、バックア
ップ・コピーは、その現在位置にとどまることができ
る。さらに、バックアップ・コピーに関するサーバ・デ
ータベース６０内の目録８０と参照リスト９０の項目
は、更新の必要がない。
【００３１】サーバ・システム２０は、同期式または非
同期式のいずれかで、クライアント・ファイルの追加バ
ックアップ・コピーを生成できる。同期式バックアップ
生成の場合、追加バックアップ・コピーは、一次コピー
動作が完了したことをサーバ・システム２０がクライア
ント・システム１５に知らせる前に、コピー記憶プール
５０にコピーされなければならない。すなわち、サーバ
・システム２０がクライアント・システム１５に転送完
了を知らせる前に、クライアント・ファイルの一次コピ
ーを一次記憶プール４０に格納しなければならず、バッ
クアップ・コピーをコピー記憶プール５０に格納しなけ
ればならない。非同期式バックアップ・コピーの場合、
サーバ・システム２０は、クライアント・ファイルの一
次コピーが一次記憶プール４０に格納された後に、要求
元のクライアント・システム１５に転送完了を知らせ
る。その後、サーバ・システム２０は、一次記憶プール
４０の一次コピーからコピー記憶プール５０内の追加バ
ックアップ・コピーを生成する。
同期式のいずれかで、クライアント・ファイルの追加バ
ックアップ・コピーを生成できる。同期式バックアップ
生成の場合、追加バックアップ・コピーは、一次コピー
動作が完了したことをサーバ・システム２０がクライア
ント・システム１５に知らせる前に、コピー記憶プール
５０にコピーされなければならない。すなわち、サーバ
・システム２０がクライアント・システム１５に転送完
了を知らせる前に、クライアント・ファイルの一次コピ
ーを一次記憶プール４０に格納しなければならず、バッ
クアップ・コピーをコピー記憶プール５０に格納しなけ
ればならない。非同期式バックアップ・コピーの場合、
サーバ・システム２０は、クライアント・ファイルの一
次コピーが一次記憶プール４０に格納された後に、要求
元のクライアント・システム１５に転送完了を知らせ
る。その後、サーバ・システム２０は、一次記憶プール
４０の一次コピーからコピー記憶プール５０内の追加バ
ックアップ・コピーを生成する。
【００３２】図４は、クライアント・ファイルの使用不
可能な一次コピーをコピー記憶プール５０内に格納され
たファイルのバックアップ・コピーから回復するサーバ
・システム２０の例を示す図である。図１からわかるよ
うに、複数のクライアント・システム１５が、サーバ・
システム２０に結合され、サーバ・システム２０は、記
憶マネージャ３０、一次記憶プール４０、コピー記憶プ
ール５０、サーバ・データベース６０及びデータベース
・バックアップ記憶７０を有する。第１の一次記憶プー
ル４０には、ＤＡＳＤ記憶ボリュームである一次記憶ボ
リューム４１及び４２が含まれ、第２の一次記憶プール
４０には、磁気テープ記憶ボリュームである一次記憶ボ
リューム４３、４４及び４５が含まれる。この図には、
３つのデータ転送Ａ、Ｂ及びＣが破線で示されており、
このそれぞれが、一次コピーが使用不可能な時にサーバ
・システム２０が要求されたクライアント・ファイル
ｂ、ｄ、ｆ及びｇのバックアップ・コピーを送ることを
示す。シナリオＡ及びＢでは、記憶マネージャ３０が、
サーバ・データベース６０を使用して、要求されたクラ
イアント・ファイルｂ及びｄの一次コピーが一次記憶ボ
リューム４１及び４２上で損傷を受けていることを判定
する。次に、記憶マネージャ３０は、サーバ・データベ
ース６０を照会して、コピー記憶プール５０内でクライ
アント・ファイルｂ及びｄのバックアップ・コピーを突
き止める。最後に、記憶マネージャ３０は、コピー記憶
プール５０内のコピー記憶ボリューム５１及び５２から
それぞれのクライアント・システム１５への直接の、ク
ライアント・ファイルｂ及びｄのデータ転送を調整す
る。
可能な一次コピーをコピー記憶プール５０内に格納され
たファイルのバックアップ・コピーから回復するサーバ
・システム２０の例を示す図である。図１からわかるよ
うに、複数のクライアント・システム１５が、サーバ・
システム２０に結合され、サーバ・システム２０は、記
憶マネージャ３０、一次記憶プール４０、コピー記憶プ
ール５０、サーバ・データベース６０及びデータベース
・バックアップ記憶７０を有する。第１の一次記憶プー
ル４０には、ＤＡＳＤ記憶ボリュームである一次記憶ボ
リューム４１及び４２が含まれ、第２の一次記憶プール
４０には、磁気テープ記憶ボリュームである一次記憶ボ
リューム４３、４４及び４５が含まれる。この図には、
３つのデータ転送Ａ、Ｂ及びＣが破線で示されており、
このそれぞれが、一次コピーが使用不可能な時にサーバ
・システム２０が要求されたクライアント・ファイル
ｂ、ｄ、ｆ及びｇのバックアップ・コピーを送ることを
示す。シナリオＡ及びＢでは、記憶マネージャ３０が、
サーバ・データベース６０を使用して、要求されたクラ
イアント・ファイルｂ及びｄの一次コピーが一次記憶ボ
リューム４１及び４２上で損傷を受けていることを判定
する。次に、記憶マネージャ３０は、サーバ・データベ
ース６０を照会して、コピー記憶プール５０内でクライ
アント・ファイルｂ及びｄのバックアップ・コピーを突
き止める。最後に、記憶マネージャ３０は、コピー記憶
プール５０内のコピー記憶ボリューム５１及び５２から
それぞれのクライアント・システム１５への直接の、ク
ライアント・ファイルｂ及びｄのデータ転送を調整す
る。
【００３３】シナリオＣでは、破壊された一次記憶ボリ
ューム４３が、要求されたクライアント・ファイルｆ及
びｇの一次コピーを保持している。記憶マネージャ３０
は、やはりサーバ・データベース６０を使用して、一次
コピーが使用不可能であることを判定し、コピー記憶プ
ール５０内のコピー記憶ボリューム５３上のファイルｆ
及びｇのバックアップ・コピーを突き止める。記憶マネ
ージャ３０は、コピー記憶プール５０内のコピー記憶ボ
リューム５３からクライアント・システム１５への直接
の、ファイルｆ及びｇの転送を調整する。
ューム４３が、要求されたクライアント・ファイルｆ及
びｇの一次コピーを保持している。記憶マネージャ３０
は、やはりサーバ・データベース６０を使用して、一次
コピーが使用不可能であることを判定し、コピー記憶プ
ール５０内のコピー記憶ボリューム５３上のファイルｆ
及びｇのバックアップ・コピーを突き止める。記憶マネ
ージャ３０は、コピー記憶プール５０内のコピー記憶ボ
リューム５３からクライアント・システム１５への直接
の、ファイルｆ及びｇの転送を調整する。
【００３４】図５は、一次記憶プール４０からコピー記
憶プール５０への増分バックアップ動作を実現するため
のサーバ・システム２０内の方法５００を示す流れ図で
ある。増分バックアップが発生するのは、一次記憶ボリ
ューム４１の最新の定期的バックアップ以降に変更また
は追加された一次記憶プール４０の一次記憶ボリューム
４１内のファイルの追加バックアップ・コピーをサーバ
・システム２０が生成する時だけである。サーバ・シス
テム２０は、クライアント・システム１５からの直接コ
マンドまたは記憶マネージャ３０によって行われる決定
のいずれかに応答してこの動作を実行する。図５の
（ａ）は、一次記憶プール４０内の最適化された順次記
憶ボリュームである一次記憶ボリューム４３のためのバ
ックアップ手順を示す図である。最適化された記憶ボリ
ュームは、前にコピー記憶ボリューム５１ないし５４に
バックアップされた記憶ボリューム上のファイルを指す
ポインタをサーバ・データベース６０が維持している一
次記憶ボリューム４１ないし４５と定義される。逆に、
図５の（ｂ）は、一次記憶プール４０内の非順次記憶ボ
リュームである一次記憶ボリューム４１または最適化さ
れない順次記憶ボリュームである一次記憶ボリューム４
４に対して行われるバックアップ動作の概要を示す図で
ある。
憶プール５０への増分バックアップ動作を実現するため
のサーバ・システム２０内の方法５００を示す流れ図で
ある。増分バックアップが発生するのは、一次記憶ボリ
ューム４１の最新の定期的バックアップ以降に変更また
は追加された一次記憶プール４０の一次記憶ボリューム
４１内のファイルの追加バックアップ・コピーをサーバ
・システム２０が生成する時だけである。サーバ・シス
テム２０は、クライアント・システム１５からの直接コ
マンドまたは記憶マネージャ３０によって行われる決定
のいずれかに応答してこの動作を実行する。図５の
（ａ）は、一次記憶プール４０内の最適化された順次記
憶ボリュームである一次記憶ボリューム４３のためのバ
ックアップ手順を示す図である。最適化された記憶ボリ
ュームは、前にコピー記憶ボリューム５１ないし５４に
バックアップされた記憶ボリューム上のファイルを指す
ポインタをサーバ・データベース６０が維持している一
次記憶ボリューム４１ないし４５と定義される。逆に、
図５の（ｂ）は、一次記憶プール４０内の非順次記憶ボ
リュームである一次記憶ボリューム４１または最適化さ
れない順次記憶ボリュームである一次記憶ボリューム４
４に対して行われるバックアップ動作の概要を示す図で
ある。
【００３５】特に図５の（ａ）を参照すると、サーバ・
データベース６０を探索して、コピー記憶プール５０内
のコピー記憶ボリューム５１ないし５４にコピーされる
ファイルを含む一次記憶プール４０内の一次記憶ボリュ
ーム４１ないし４５のリストを作成する。ステップ５０
５は、そのようなボリューム・リストを構築するために
設けられている。ステップ５１０で、方法５１０は、ボ
リューム・リスト内の最初の項目を指す。この項目に
は、サーバ・データベース６０内で維持される情報のう
ち、一次記憶プール４０内の特定の一次記憶ボリューム
４１に関するサブセットの情報が含まれる。ステップ５
１５で、ボリューム・リストを検査して、これに含まれ
るすべての項目が処理済みであるかどうかを判定する。
ボリューム・リストの終りに達している場合、この方法
はステップ５９９で終了する。そうでない場合、現在の
ボリューム・リスト項目を検査して、対応する一次記憶
ボリューム４１ないし４５が順次ボリュームであるかど
うかを判定する。順次ボリュームの場合、ステップ５２
５でさらに検査を行って、対応するボリュームが最適化
ボリュームでもあるかどうかを判定する。ステップ５２
０及び５２５の問合せのどちらかが否定の応答を返す場
合、この方法は、図５の（ｂ）のステップ５６０に継続
する。
データベース６０を探索して、コピー記憶プール５０内
のコピー記憶ボリューム５１ないし５４にコピーされる
ファイルを含む一次記憶プール４０内の一次記憶ボリュ
ーム４１ないし４５のリストを作成する。ステップ５０
５は、そのようなボリューム・リストを構築するために
設けられている。ステップ５１０で、方法５１０は、ボ
リューム・リスト内の最初の項目を指す。この項目に
は、サーバ・データベース６０内で維持される情報のう
ち、一次記憶プール４０内の特定の一次記憶ボリューム
４１に関するサブセットの情報が含まれる。ステップ５
１５で、ボリューム・リストを検査して、これに含まれ
るすべての項目が処理済みであるかどうかを判定する。
ボリューム・リストの終りに達している場合、この方法
はステップ５９９で終了する。そうでない場合、現在の
ボリューム・リスト項目を検査して、対応する一次記憶
ボリューム４１ないし４５が順次ボリュームであるかど
うかを判定する。順次ボリュームの場合、ステップ５２
５でさらに検査を行って、対応するボリュームが最適化
ボリュームでもあるかどうかを判定する。ステップ５２
０及び５２５の問合せのどちらかが否定の応答を返す場
合、この方法は、図５の（ｂ）のステップ５６０に継続
する。
【００３６】ここで図５の（ｂ）を参照すると、ステッ
プ５６０は、サーバ・データベース６０を照会して、一
次記憶プール４０内の一次記憶ボリューム４１からコピ
ー記憶プール５０へコピーされるファイルのリストを構
築するために設けられている。前に述べたように、サー
バ・データベース６０は、クライアント・ファイルごと
のｂｆｉｄ１１２と、記憶ボリュームごとの記憶ボリュ
ーム識別子と、一次記憶プール４０またはコピー記憶プ
ール５０ごとの記憶プール識別子１２２を維持する。ス
テップ５６０では、まず、指定された一次記憶ボリュー
ム４１に常駐するすべてのクライアント・ファイルにつ
いてサーバ・データベース６０を探索する。その後、こ
れらのクライアント・ファイルのｂｆｉｄ１１２を、コ
ピー記憶プール５０の記憶プール識別子１２２と組み合
わせて、サーバ・データベース６０内で一致する項目を
見つける。コピー記憶プール５０内で突き止められない
クライアント・ファイルは、サーバ・データベース６０
内で一致する項目が見つからず、リストに追加される。
ステップ５６５で、方法５００は、新たに構築されたフ
ァイル・リスト内の最初の項目を指す。ステップ５７０
で、ファイル・リストを検査して、リストの終りに達し
たことが現在の項目から示されるかどうかを判定する。
リストの終りに達した場合、方法５００は、図５の
（ａ）のステップ５５５に継続する。そうでない場合、
ステップ５７５でファイル・リストの現在の項目を検査
して、それが新規ファイルを表すかどうか、すなわち、
コピー記憶プール５０にバックアップされていないクラ
イアント・ファイルの一次コピーが一次記憶ボリューム
４１上で作成されたかどうかを判定する。
プ５６０は、サーバ・データベース６０を照会して、一
次記憶プール４０内の一次記憶ボリューム４１からコピ
ー記憶プール５０へコピーされるファイルのリストを構
築するために設けられている。前に述べたように、サー
バ・データベース６０は、クライアント・ファイルごと
のｂｆｉｄ１１２と、記憶ボリュームごとの記憶ボリュ
ーム識別子と、一次記憶プール４０またはコピー記憶プ
ール５０ごとの記憶プール識別子１２２を維持する。ス
テップ５６０では、まず、指定された一次記憶ボリュー
ム４１に常駐するすべてのクライアント・ファイルにつ
いてサーバ・データベース６０を探索する。その後、こ
れらのクライアント・ファイルのｂｆｉｄ１１２を、コ
ピー記憶プール５０の記憶プール識別子１２２と組み合
わせて、サーバ・データベース６０内で一致する項目を
見つける。コピー記憶プール５０内で突き止められない
クライアント・ファイルは、サーバ・データベース６０
内で一致する項目が見つからず、リストに追加される。
ステップ５６５で、方法５００は、新たに構築されたフ
ァイル・リスト内の最初の項目を指す。ステップ５７０
で、ファイル・リストを検査して、リストの終りに達し
たことが現在の項目から示されるかどうかを判定する。
リストの終りに達した場合、方法５００は、図５の
（ａ）のステップ５５５に継続する。そうでない場合、
ステップ５７５でファイル・リストの現在の項目を検査
して、それが新規ファイルを表すかどうか、すなわち、
コピー記憶プール５０にバックアップされていないクラ
イアント・ファイルの一次コピーが一次記憶ボリューム
４１上で作成されたかどうかを判定する。
【００３７】現在の項目が新規ファイルを表さない場
合、ステップ５８０で、コピー記憶プール５０内のコピ
ー記憶ボリューム５１上の対応するコピーが損傷を受け
ている一次記憶ボリューム４１上のファイルを、現在の
項目が表すかどうかを調べる。ステップ５７５及び５８
０の問合せのいずれかが肯定応答をもたらす場合、ステ
ップ５８５で、クライアント・ファイルの一次コピーを
一次記憶ボリューム４１からコピー記憶ボリューム５１
にコピーする。そうでない場合、方法５００はステップ
５９０に直接に進む。ステップ５９０では、ファイル・
リスト内の次の項目を選択する。その後、制御はステッ
プ５７０に戻り、ファイル・リスト内に処理すべき項目
が残っているかどうかを判定する。
合、ステップ５８０で、コピー記憶プール５０内のコピ
ー記憶ボリューム５１上の対応するコピーが損傷を受け
ている一次記憶ボリューム４１上のファイルを、現在の
項目が表すかどうかを調べる。ステップ５７５及び５８
０の問合せのいずれかが肯定応答をもたらす場合、ステ
ップ５８５で、クライアント・ファイルの一次コピーを
一次記憶ボリューム４１からコピー記憶ボリューム５１
にコピーする。そうでない場合、方法５００はステップ
５９０に直接に進む。ステップ５９０では、ファイル・
リスト内の次の項目を選択する。その後、制御はステッ
プ５７０に戻り、ファイル・リスト内に処理すべき項目
が残っているかどうかを判定する。
【００３８】図５の（ａ）に戻って、最適化された順次
ボリュームの増分バックアップ方法を説明する。前に述
べたように、最適化された記憶ボリュームは、前にコピ
ー記憶ボリューム５１ないし５４にバックアップされた
記憶ボリューム上のファイルを指すポインタをサーバ・
データベース６０が維持する一次記憶ボリューム４１な
いし４５と定義される。ステップ５３０で、サーバ・デ
ータベース６０を探索して、最適化された一次記憶ボリ
ューム４３からコピー記憶プール５０内のコピー記憶ボ
リューム５１ないし５４にコピーされるファイルのリス
トを構築する。このリストは、ポインタの後に位置する
一次記憶ボリューム４３上のファイルごとに１つの項目
からなる。ステップ５３５で、方法５００は、新たに構
築されたファイル・リスト内の最初の項目を指す。ステ
ップ５４０で、ファイル・リストを検査して、リストの
終りに達したかどうかを判定する。ファイル・リストの
終りに達した場合、ステップ５５５で、記憶ボリューム
・リストの次の項目を指し、ステップ５１５に戻って、
ボリューム・リストが空であるかどうかを検査する。そ
うでない場合、ステップ５４５で、現在の項目が、一次
記憶ボリューム４３上の新規ファイルまたはコピー記憶
プール５０に損傷を有するバックアップ・コピーを有す
るファイルに対応するかどうかを検査する。どちらでも
ない場合、方法５００はステップ５５１に継続する。ど
ちらかである場合、ステップ５５０で、最適化された一
次記憶ボリューム４３からコピー記憶プール５０にファ
イルをコピーする。ステップ５５１で、ファイル・リス
ト内の次の項目にアクセスする。さらに、ステップ５５
１で、サーバ・データベース６０内でポインタを更新し
て、コピー記憶プール５０にコピーされたファイルの次
のファイルを指す。
ボリュームの増分バックアップ方法を説明する。前に述
べたように、最適化された記憶ボリュームは、前にコピ
ー記憶ボリューム５１ないし５４にバックアップされた
記憶ボリューム上のファイルを指すポインタをサーバ・
データベース６０が維持する一次記憶ボリューム４１な
いし４５と定義される。ステップ５３０で、サーバ・デ
ータベース６０を探索して、最適化された一次記憶ボリ
ューム４３からコピー記憶プール５０内のコピー記憶ボ
リューム５１ないし５４にコピーされるファイルのリス
トを構築する。このリストは、ポインタの後に位置する
一次記憶ボリューム４３上のファイルごとに１つの項目
からなる。ステップ５３５で、方法５００は、新たに構
築されたファイル・リスト内の最初の項目を指す。ステ
ップ５４０で、ファイル・リストを検査して、リストの
終りに達したかどうかを判定する。ファイル・リストの
終りに達した場合、ステップ５５５で、記憶ボリューム
・リストの次の項目を指し、ステップ５１５に戻って、
ボリューム・リストが空であるかどうかを検査する。そ
うでない場合、ステップ５４５で、現在の項目が、一次
記憶ボリューム４３上の新規ファイルまたはコピー記憶
プール５０に損傷を有するバックアップ・コピーを有す
るファイルに対応するかどうかを検査する。どちらでも
ない場合、方法５００はステップ５５１に継続する。ど
ちらかである場合、ステップ５５０で、最適化された一
次記憶ボリューム４３からコピー記憶プール５０にファ
イルをコピーする。ステップ５５１で、ファイル・リス
ト内の次の項目にアクセスする。さらに、ステップ５５
１で、サーバ・データベース６０内でポインタを更新し
て、コピー記憶プール５０にコピーされたファイルの次
のファイルを指す。
【００３９】最適化された一次記憶ボリュームの長所を
示す例を提示する。時刻ｔに、ファイルａ、ｂ及びｃ
が、一次記憶ボリュームＡからコピー記憶ボリュームＤ
にバックアップされた。サーバ・データベース６０内で
は、ファイルｃが、記憶ボリュームＡ上で最後にバック
アップされたファイルとして記録される。時刻ｔ＋１
に、サーバ・システム２０にとって新規のクライアント
・ファイルの一次コピーであるファイルｄ及びｅが、記
憶ボリュームＡに追加される。時刻ｔ＋２に、サーバ・
システム２０は、記憶ボリュームＡを含む増分バックア
ップ動作を開始する。記憶ボリュームＡは最適化されて
いるので、データベース照会が短縮される。ファイルｃ
の後で順次記憶ボリュームＡに格納されたファイルだけ
を、サーバ・データベース６０の照会から構築される最
適化されたファイル・リストに含める必要がある。それ
ぞれ独自のｂｆｉｄ１１２を有するファイルａ、ｂ及び
ｃは、サーバ・データベース６０の照会で探索する必要
がない。
示す例を提示する。時刻ｔに、ファイルａ、ｂ及びｃ
が、一次記憶ボリュームＡからコピー記憶ボリュームＤ
にバックアップされた。サーバ・データベース６０内で
は、ファイルｃが、記憶ボリュームＡ上で最後にバック
アップされたファイルとして記録される。時刻ｔ＋１
に、サーバ・システム２０にとって新規のクライアント
・ファイルの一次コピーであるファイルｄ及びｅが、記
憶ボリュームＡに追加される。時刻ｔ＋２に、サーバ・
システム２０は、記憶ボリュームＡを含む増分バックア
ップ動作を開始する。記憶ボリュームＡは最適化されて
いるので、データベース照会が短縮される。ファイルｃ
の後で順次記憶ボリュームＡに格納されたファイルだけ
を、サーバ・データベース６０の照会から構築される最
適化されたファイル・リストに含める必要がある。それ
ぞれ独自のｂｆｉｄ１１２を有するファイルａ、ｂ及び
ｃは、サーバ・データベース６０の照会で探索する必要
がない。
【００４０】非順次ボリュームである一次記憶ボリュー
ム４１または最適化されない順次ボリュームである一次
記憶ボリューム４４の場合、ボリュームに格納された各
ファイルは、その別個のｂｆｉｄ１１２に従って、サー
バ・データベース６０内で探索されるはずである。前の
例によれば、サーバ・データベース６０の照会は、ファ
イルａ、ｂ及びｃの情報が探索されるという点で長くな
るはずである。さらに、ファイルａ、ｂ及びｃの追加の
データベース・レコードの探索から、これらのファイル
のそれぞれが、すでにコピー記憶プール５０内に有効な
バックアップ・コピーを有することが明らかになる。
ム４１または最適化されない順次ボリュームである一次
記憶ボリューム４４の場合、ボリュームに格納された各
ファイルは、その別個のｂｆｉｄ１１２に従って、サー
バ・データベース６０内で探索されるはずである。前の
例によれば、サーバ・データベース６０の照会は、ファ
イルａ、ｂ及びｃの情報が探索されるという点で長くな
るはずである。さらに、ファイルａ、ｂ及びｃの追加の
データベース・レコードの探索から、これらのファイル
のそれぞれが、すでにコピー記憶プール５０内に有効な
バックアップ・コピーを有することが明らかになる。
【００４１】ここで図６を参照すると、一次記憶ボリュ
ーム４１ないし４５に格納されたクライアント・ファイ
ルの使用不可能な一次コピーの、コピー記憶ボリューム
５１ないし５４に格納されたファイルのバックアップ・
コピーからの回復または復元のための方法６００を示す
流れ図が示されている。図６の（ａ）には、まず、一次
記憶プール４０内の、損傷を受けたファイルまたは破壊
された記憶ボリュームに格納されたファイルからなるリ
ストを構築するステップと、その後、これらのファイル
に対応する、コピー記憶プール５０からの「最適」記憶
ボリュームのリストを構築するステップとが示されてい
る。「最適」記憶ボリュームは、複数のパラメータによ
って測定できる。通常、最適記憶ボリュームは、他のボ
リュームと比較して、ファイルを簡単にすばやくアクセ
スできるボリュームである。すなわち、その記憶ボリュ
ームは、装填されているか、装填されていない場合に
は、すばやく装填できる。図６の（ｂ）では、「最適」
コピー記憶ボリュームのリストを使用して、回復するフ
ァイルのバックアップ・コピーを突き止め、一次記憶ボ
リューム４１ないし４５のファイルの対応する一次コピ
ーを復元する。
ーム４１ないし４５に格納されたクライアント・ファイ
ルの使用不可能な一次コピーの、コピー記憶ボリューム
５１ないし５４に格納されたファイルのバックアップ・
コピーからの回復または復元のための方法６００を示す
流れ図が示されている。図６の（ａ）には、まず、一次
記憶プール４０内の、損傷を受けたファイルまたは破壊
された記憶ボリュームに格納されたファイルからなるリ
ストを構築するステップと、その後、これらのファイル
に対応する、コピー記憶プール５０からの「最適」記憶
ボリュームのリストを構築するステップとが示されてい
る。「最適」記憶ボリュームは、複数のパラメータによ
って測定できる。通常、最適記憶ボリュームは、他のボ
リュームと比較して、ファイルを簡単にすばやくアクセ
スできるボリュームである。すなわち、その記憶ボリュ
ームは、装填されているか、装填されていない場合に
は、すばやく装填できる。図６の（ｂ）では、「最適」
コピー記憶ボリュームのリストを使用して、回復するフ
ァイルのバックアップ・コピーを突き止め、一次記憶ボ
リューム４１ないし４５のファイルの対応する一次コピ
ーを復元する。
【００４２】図６の（ａ）を参照すると、ステップ６０
５で、サーバ・データベース６０を照会して、一次記憶
ボリューム４１ないし４５内の損傷を受けたファイルを
見つける。サーバ・データベース６０内のこれらのファ
イルのリストが構築され、このリストの各項目は、参照
を受けたファイルに対応し、別個のｂｆｉｄ１１２によ
って参照される。さらに、これらの損傷を受けたファイ
ルを含む一次記憶ボリューム４１ないし４５のリストも
構築される。ステップ６１０で、損傷を受けたファイル
を含む一次ボリュームのリストの最初の項目を指す。ス
テップ６１５で検査を行って、方法６００の実行がボリ
ュームのリストの終りに達したかどうかを判定する。そ
うである場合、方法６００は、図６の（ｂ）のステップ
６５０に継続する。そうでない場合、ステップ６２０
で、損傷を受けたファイルのリストの最初の項目を指
す。
５で、サーバ・データベース６０を照会して、一次記憶
ボリューム４１ないし４５内の損傷を受けたファイルを
見つける。サーバ・データベース６０内のこれらのファ
イルのリストが構築され、このリストの各項目は、参照
を受けたファイルに対応し、別個のｂｆｉｄ１１２によ
って参照される。さらに、これらの損傷を受けたファイ
ルを含む一次記憶ボリューム４１ないし４５のリストも
構築される。ステップ６１０で、損傷を受けたファイル
を含む一次ボリュームのリストの最初の項目を指す。ス
テップ６１５で検査を行って、方法６００の実行がボリ
ュームのリストの終りに達したかどうかを判定する。そ
うである場合、方法６００は、図６の（ｂ）のステップ
６５０に継続する。そうでない場合、ステップ６２０
で、損傷を受けたファイルのリストの最初の項目を指
す。
【００４３】ステップ６２５で検査を行って、ファイル
・リストの終りに達していないことを確認する。リスト
の終りに達した場合、ステップ６４５で、損傷を受けた
ファイルを含む一次記憶ボリューム４１ないし４５のリ
ストの次の項目を指し、方法６００はステップ６１５に
戻る。そうでない場合には、ファイル・リストの終りに
達しておらず、ステップ６３０でサーバ・データベース
６０を照会して、それぞれの損傷を受けたファイルを復
元する元のコピー記憶プール５０内の「最適」記憶ボリ
ュームを選択する。前に述べたように、コピー記憶ボリ
ューム５１ないし５４のどれが「最適」と呼ぶにふさわ
しいかは、記憶ボリュームの位置、記憶ボリュームの可
用性、装填状況、装填時間など、複数の要因によって決
定される。ステップ６３５で、選択されたコピー記憶ボ
リューム５１ないし５４を、最適記憶ボリュームのリス
トに追加する（そのボリュームがまだこのリストに含ま
れない場合）。ステップ６４０で、損傷を受けたファイ
ルのリストの次の項目を指し、ステップ６２５に戻っ
て、ファイル・リストの終りに達したかどうかを検査す
る。
・リストの終りに達していないことを確認する。リスト
の終りに達した場合、ステップ６４５で、損傷を受けた
ファイルを含む一次記憶ボリューム４１ないし４５のリ
ストの次の項目を指し、方法６００はステップ６１５に
戻る。そうでない場合には、ファイル・リストの終りに
達しておらず、ステップ６３０でサーバ・データベース
６０を照会して、それぞれの損傷を受けたファイルを復
元する元のコピー記憶プール５０内の「最適」記憶ボリ
ュームを選択する。前に述べたように、コピー記憶ボリ
ューム５１ないし５４のどれが「最適」と呼ぶにふさわ
しいかは、記憶ボリュームの位置、記憶ボリュームの可
用性、装填状況、装填時間など、複数の要因によって決
定される。ステップ６３５で、選択されたコピー記憶ボ
リューム５１ないし５４を、最適記憶ボリュームのリス
トに追加する（そのボリュームがまだこのリストに含ま
れない場合）。ステップ６４０で、損傷を受けたファイ
ルのリストの次の項目を指し、ステップ６２５に戻っ
て、ファイル・リストの終りに達したかどうかを検査す
る。
【００４４】図６の（ｂ）に移って、ステップ６５０
で、損傷を受けたファイルを一次記憶ボリューム４１な
いし４５に復元する元の最適のコピー記憶ボリューム５
１ないし５４のリストの最初の項目を指す。ステップ６
５５で、方法６００が最適のコピー記憶ボリューム５１
ないし５４のリストの終りに達したかどうかを検査す
る。達していない場合、ステップ６６０で、サーバ・デ
ータベース６０を照会して、選択されたコピー記憶ボリ
ューム５１ないし５４に格納されたファイルのリストを
構築する。このファイル・リストの各項目には、ファイ
ルの別個のｂｆｉｄ１１２を含む、選択されたコピー記
憶ボリューム５１ないし５４に格納されたバックアップ
・ファイルに関する情報が含まれる。ステップ６６５
で、このファイル・リストの最初の項目を指す。ステッ
プ６７０で、ファイル・リストの終りに達していないこ
とを確認する。ファイル・リストの終りに達している場
合、ステップ６９０で、最適コピー記憶ボリュームのリ
ストの次の項目を指し、ステップ６５５に戻る。
で、損傷を受けたファイルを一次記憶ボリューム４１な
いし４５に復元する元の最適のコピー記憶ボリューム５
１ないし５４のリストの最初の項目を指す。ステップ６
５５で、方法６００が最適のコピー記憶ボリューム５１
ないし５４のリストの終りに達したかどうかを検査す
る。達していない場合、ステップ６６０で、サーバ・デ
ータベース６０を照会して、選択されたコピー記憶ボリ
ューム５１ないし５４に格納されたファイルのリストを
構築する。このファイル・リストの各項目には、ファイ
ルの別個のｂｆｉｄ１１２を含む、選択されたコピー記
憶ボリューム５１ないし５４に格納されたバックアップ
・ファイルに関する情報が含まれる。ステップ６６５
で、このファイル・リストの最初の項目を指す。ステッ
プ６７０で、ファイル・リストの終りに達していないこ
とを確認する。ファイル・リストの終りに達している場
合、ステップ６９０で、最適コピー記憶ボリュームのリ
ストの次の項目を指し、ステップ６５５に戻る。
【００４５】そうでない場合、選択された最適コピー記
憶ボリュームに関連するファイル・リストの終りに達し
ていない。ステップ６７５で項目を検査して、バックア
ップ・ファイルが一次記憶ボリューム４１ないし４５上
の損傷を受けた一次コピーに対応するかどうかを判定す
る。最適コピー記憶ボリュームに格納されたすべてのバ
ックアップ・ファイルを、一次記憶ボリューム４１ない
し４５内の該当する一次コピーにコピーする必要はな
い。この方法６００では、損傷を受けたファイルまたは
破壊された一次記憶ボリュームに置かれたファイルと対
になるバックアップ・ファイルだけをコピーする。ステ
ップ６８０で、コピー記憶ボリューム５１ないし５４上
のバックアップ・ファイルを、一次記憶ボリューム４１
ないし４５にコピーして、クライアント・ファイルの前
の一次コピーと置換する。ファイルの一次コピーの新し
い位置、新しいタイム・スタンプ、ファイル状況を反映
するようにサーバ・データベース６０が更新され、この
新しい一次コピーに関連するコピー記憶プール５０内の
バックアップ・コピーは、一次記憶プール４０での新し
い位置に対して相互参照される。
憶ボリュームに関連するファイル・リストの終りに達し
ていない。ステップ６７５で項目を検査して、バックア
ップ・ファイルが一次記憶ボリューム４１ないし４５上
の損傷を受けた一次コピーに対応するかどうかを判定す
る。最適コピー記憶ボリュームに格納されたすべてのバ
ックアップ・ファイルを、一次記憶ボリューム４１ない
し４５内の該当する一次コピーにコピーする必要はな
い。この方法６００では、損傷を受けたファイルまたは
破壊された一次記憶ボリュームに置かれたファイルと対
になるバックアップ・ファイルだけをコピーする。ステ
ップ６８０で、コピー記憶ボリューム５１ないし５４上
のバックアップ・ファイルを、一次記憶ボリューム４１
ないし４５にコピーして、クライアント・ファイルの前
の一次コピーと置換する。ファイルの一次コピーの新し
い位置、新しいタイム・スタンプ、ファイル状況を反映
するようにサーバ・データベース６０が更新され、この
新しい一次コピーに関連するコピー記憶プール５０内の
バックアップ・コピーは、一次記憶プール４０での新し
い位置に対して相互参照される。
【００４６】ステップ６８５で、選択された「最適」コ
ピー記憶ボリュームに格納されたファイルのリストの次
の項目を指す。次の項目が選択されたならば、方法６０
０は、ステップ６７０に戻って、ファイル・リストの終
りに達したかどうかを判定する。最後に、ステップ６９
９で、回復が完了し、一次記憶ボリューム４１ないし４
５上の損傷を受けたファイルが、コピー記憶ボリューム
５１ないし５４上のバックアップ・ファイルから回復さ
れたことを知らせる。
ピー記憶ボリュームに格納されたファイルのリストの次
の項目を指す。次の項目が選択されたならば、方法６０
０は、ステップ６７０に戻って、ファイル・リストの終
りに達したかどうかを判定する。最後に、ステップ６９
９で、回復が完了し、一次記憶ボリューム４１ないし４
５上の損傷を受けたファイルが、コピー記憶ボリューム
５１ないし５４上のバックアップ・ファイルから回復さ
れたことを知らせる。
【００４７】図７に、実行可能コンピュータ命令を記憶
するための、磁気ディスケット、光ディスク・カートリ
ッジ、磁気テープ・カートリッジなどの記憶媒体７００
を示す。この図は、読取専用メモリ（ＲＯＭ）またはプ
ログラム可能メモリ（ＰＲＯＭ）などの、実行可能コン
ピュータ命令を記憶するのに使用されるメモリも表す。
これらの記憶媒体またはメモリの要件は、コンピュータ
実行可能命令のディジタル表現を記憶することである。
するための、磁気ディスケット、光ディスク・カートリ
ッジ、磁気テープ・カートリッジなどの記憶媒体７００
を示す。この図は、読取専用メモリ（ＲＯＭ）またはプ
ログラム可能メモリ（ＰＲＯＭ）などの、実行可能コン
ピュータ命令を記憶するのに使用されるメモリも表す。
これらの記憶媒体またはメモリの要件は、コンピュータ
実行可能命令のディジタル表現を記憶することである。
【００４８】本発明の好ましい実施例に関して本発明を
具体的に図示し、説明してきたが、当業者であれば、本
発明の趣旨及び範囲から逸脱せずに、形態と詳細にさま
ざまな変更を行えることを理解するであろう。たとえ
ば、クライアント・システムとサーバ・システムは、図
では別々のハードウェア・システムとして図示された
が、本発明の範囲内で、クライアント・システムとサー
バ・システムを、同一のデータ処理システム上で走行す
る別々のソフトウェア・アプリケーションとすることが
できる。さらに、サーバに、複数のコピー記憶プールを
含めることができる。クライアント・データ・ファイル
の一次コピーは、１つのコピー記憶プールにバックアッ
プ・コピーを有するが、追加のコピー記憶プールに追加
バックアップ・コピーを有することもできる。さらに、
コピー記憶ボリュームを磁気テープに制限する意図はな
く、コピー記憶ボリュームには、ＤＡＳＤや光ディスク
など、他の記憶媒体を含めることができる。同様に、一
次記憶ボリュームにも任意の記憶媒体を含めることがで
き、一次記憶ボリュームは、図に示されたタイプの媒体
に制限されるものではない。
具体的に図示し、説明してきたが、当業者であれば、本
発明の趣旨及び範囲から逸脱せずに、形態と詳細にさま
ざまな変更を行えることを理解するであろう。たとえ
ば、クライアント・システムとサーバ・システムは、図
では別々のハードウェア・システムとして図示された
が、本発明の範囲内で、クライアント・システムとサー
バ・システムを、同一のデータ処理システム上で走行す
る別々のソフトウェア・アプリケーションとすることが
できる。さらに、サーバに、複数のコピー記憶プールを
含めることができる。クライアント・データ・ファイル
の一次コピーは、１つのコピー記憶プールにバックアッ
プ・コピーを有するが、追加のコピー記憶プールに追加
バックアップ・コピーを有することもできる。さらに、
コピー記憶ボリュームを磁気テープに制限する意図はな
く、コピー記憶ボリュームには、ＤＡＳＤや光ディスク
など、他の記憶媒体を含めることができる。同様に、一
次記憶ボリュームにも任意の記憶媒体を含めることがで
き、一次記憶ボリュームは、図に示されたタイプの媒体
に制限されるものではない。
【００４９】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
の事項を開示する。
【００５０】（１）クライアント・データ・ファイルを
生成する複数のクライアント・システムを有するデータ
処理システムにおいて、前記クライアント・データ・フ
ァイルの複数のコピーを生成し管理するための、前記複
数のクライアント・システムに結合されたサーバであっ
て、前記クライアント・データ・ファイルの一次コピー
を記憶するための複数の一次記憶ボリュームを有する第
１記憶プールと、前記クライアント・データ・ファイル
のバックアップ・コピーを記憶するための複数のコピー
記憶ボリュームを有する第２記憶プールと、前記クライ
アント・データ・ファイルの前記一次コピー及び前記バ
ックアップ・コピーに関するディレクトリ情報及び参照
位置情報を維持するためのサーバ・データベースと、前
記第１記憶プール、前記第２記憶プール及び前記サーバ
・データベースに結合された記憶マネージャとを含み、
前記記憶マネージャが、前記クライアント・システムか
ら受け取る前記クライアント・データ・ファイルの前記
一次コピーを前記一次記憶ボリュームに格納し、前記記
憶マネージャが、さらに、前記クライアント・データ・
ファイルの前記一次コピーを前記一次記憶ボリュームか
ら前記コピー記憶ボリュームへコピーすることによっ
て、前記クライアント・データ・ファイルのバックアッ
プ・コピーを生成し、前記記憶マネージャが、前記コピ
ー記憶ボリューム内の前記クライアント・データ・ファ
イルの前記バックアップ・コピーから、前記クライアン
ト・データ・ファイルの損傷を受けた一次コピーを回復
し、前記記憶マネージャが、クライアント・データ・フ
ァイルの選択された一次コピーの組が前記コピー記憶ボ
リュームにコピーされるように、前記第１記憶プールか
ら前記第２記憶プールへの増分バックアップ動作を定期
的に実行することを特徴とするサーバ。 （２）さらに、前記増分バックアップ動作中に、前記第
１記憶プールから前記第２記憶プールへコピーされる前
記クライアント・データ・ファイルの前記一次コピーを
識別する、前記サーバ・データベース内の第１リストを
含み、前記記憶マネージャが、前記第１リストを構築す
るため、前記サーバ・データベース内の前記ディレクト
リ情報及び前記参照位置情報を照会することを特徴とす
る上記（１）のサーバ。 （３）前記第１リストが、前の増分バックアップ動作が
最も最近に完了した時より後の時点で前記第１記憶プー
ルに格納されたクライアント・データ・ファイルの前記
一次コピーを識別することを特徴とする、上記（２）の
サーバ。 （４）前記第１リストが、さらに、前記第２記憶プール
内の対応する損傷を受けたバックアップ・コピーを有す
る前記第１記憶プールに格納されたクライアント・デー
タ・ファイルの前記一次コピーを識別することを特徴と
する、上記（３）のサーバ。 （５）さらに、前記クライアント・データ・ファイルの
使用不可能な一次コピー、前記使用不可能な一次コピー
の最適バックアップ・コピー及び前記最適バックアップ
・コピーを含む前記コピー記憶ボリュームを識別する、
前記サーバ・データベース内の第３リストを含み、前記
記憶マネージャが、前記使用不可能な一次コピーを見つ
けるために前記サーバ・データベース内の前記参照位置
情報を探索し、前記記憶マネージャがさらに、前記第２
記憶プール内の前記バックアップ・コピーのどれが前記
記憶マネージャから最も簡単にアクセスできるかに従っ
て前記最適バックアップ・コピーを決定することを特徴
とする、上記（１）のサーバ。 （６）前記記憶マネージャが、前記使用不可能な一次コ
ピーが前記クライアント・システムによって要求された
時に、前記クライアント・システムに前記最適バックア
ップ・コピーを転送することを特徴とする、上記（５）
のサーバ。 （７）前記第３リスト内で識別される前記コピー記憶ボ
リュームのそれぞれについて、前記記憶マネージャが、
前記コピー記憶ボリュームから前記一次記憶ボリューム
へ前記最適バックアップ・コピーをコピーすることを特
徴とする、上記（５）のサーバ。 （８）前記クライアント・データ・ファイルの前記使用
不可能な一次コピーが、前記第１記憶プール内で損傷を
受けたか破壊されたことを特徴とする、上記（７）のサ
ーバ。 （９）前記記憶マネージャが、前記一次記憶ボリューム
に前記クライアント・データ・ファイルの前記一次コピ
ーを格納した直後に、前記コピー記憶ボリューム上の前
記クライアント・データ・ファイルの前記バックアップ
・コピーを同期式に生成することを特徴とする、上記
（１）のサーバ。 （１０）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記デ
ィレクトリ情報が、さらに、ファイル名と、クライアン
ト・システム識別子と、ファイル状況ワードと、タイム
・スタンプと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを
含むことを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１１）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記参
照位置情報が、さらに、記憶プール識別子と、記憶ボリ
ューム識別子と、記憶ボリューム・オフセットと、ファ
イル・サイズと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）と
を含むことを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１２）さらに、前記記憶マネージャに結合された第３
記憶プールを含み、前記第３記憶プールが、前記サーバ
・データベースのバックアップ・コピーを格納するため
のものであることを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１３）前記一次記憶ボリュームが、直接アクセス記憶
装置（ＤＡＳＤ）であることを特徴とする、上記（１）
のサーバ。 （１４）前記一次記憶ボリュームが、磁気テープ・カー
トリッジであることを特徴とする、上記（１）のサー
バ。 （１５）前記一次記憶ボリュームが、光ディスクである
ことを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１６）前記コピー記憶ボリュームが、磁気テープ・カ
ートリッジであることを特徴とする、上記（１）のサー
バ。 （１７）前記コピー記憶ボリュームが、光ディスクであ
ることを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１８）クライアント・データ・ファイルを生成する複
数のクライアント・システムと、前記複数のクライアン
ト・システムに結合されたサーバとを有するデータ処理
システムにおいて、前記クライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを生成し管理するための、前記サーバ
内の方法であって、複数の一次記憶ボリュームを有する
第１記憶プールに、前記複数のクライアント・システム
から受け取る前記クライアント・データ・ファイルの一
次コピーを格納するステップと、複数のコピー記憶ボリ
ュームを有する第２記憶プールに前記一次コピーをコピ
ーすることによって、前記クライアント・データ・ファ
イルのバックアップ・コピーを生成するステップと、サ
ーバ・データベース内で、前記クライアント・データ・
ファイルの前記一次コピー及び前記バックアップ・コピ
ーをリンクするため、ディレクトリ情報及び参照位置情
報を維持するステップと、前記クライアント・データ・
ファイルの使用不可能な一次コピーを、前記コピー記憶
ボリュームに格納された前記バックアップ・コピーから
前記一次記憶ボリュームへ回復するステップと、前記第
１記憶プールから前記第２記憶プールへの増分バックア
ップ動作を定期的に実行するステップとを含む方法。 （１９）前記増分バックアップ動作が、さらに、前記第
１記憶プール内でクライアント・データ・ファイルの一
次コピーの組を選択するステップと、前記一次コピーの
組を前記第２記憶プールへコピーするステップとを含む
ことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （２０）前記選択するステップが、さらに、前記一次コ
ピーの組を識別する第１リストを構築するため、前記サ
ーバ・データベース内の前記ディレクトリ情報及び前記
参照位置情報を照会するステップを含むことを特徴とす
る、上記（１９）の方法。 （２１）前記第１リストが、前の増分バックアップ動作
が最も最近に完了した時より後の時点で前記第１記憶プ
ールに格納された前記一次コピーを識別することを特徴
とする、上記（２０）の方法。 （２２）前記第１リストが、さらに、前記第２記憶プー
ル内の対応する損傷を受けたバックアップ・コピーを有
する前記第１記憶プールに格納された前記一次コピーを
識別することを特徴とする、上記（２１）の方法。 （２３）さらに、前記サーバ・データベース内で第２リ
ストを維持するステップを含み、前記第２リストが、順
次一次記憶ボリューム上の前記クライアント・データ・
ファイルの順序付き一次コピーのシーケンスを識別し、
前記順序付き一次コピーの前記シーケンスが、前の増分
バックアップ動作中に前記第２記憶プールへ前記バック
アップ・コピーとしてコピーされていることを特徴とす
る、上記（２０）の方法。 （２４）前記第１リストが、前記順次一次記憶ボリュー
ム上で順序付き一次コピーの前記シーケンスの後に置か
れる前記一次コピーを識別することを特徴とする、上記
（２３）の方法。 （２５）前記回復するステップが、さらに、前記クライ
アント・データ・ファイルの前記使用不可能な一次コピ
ーを見つけるため、前記サーバ・データベース内で前記
参照位置情報を探索するステップと、前記使用不可能な
一次コピーに対応する前記クライアント・データ・ファ
イルの最適バックアップ・コピーを判定するステップ
と、前記コピー記憶ボリュームが前に入力された場合に
前記コピー記憶ボリュームが第３リストに入力されるよ
うに、前記最適バックアップ・コピーを含む前記コピー
記憶ボリュームを識別する、前記サーバ・データベース
内の前記第３リストを構築するステップと、前記第３リ
スト内で識別される前記コピー記憶ボリュームのそれぞ
れについて、それに格納された前記クライアント・デー
タ・ファイルの前記最適バックアップ・コピーのそれぞ
れを、前記一次記憶ボリュームにコピーするステップと
を含むことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （２６）前記最適バックアップ・コピーが、前記サーバ
内で現在最も簡単にアクセスできる前記コピー記憶ボリ
ュームに置かれることを特徴とする、上記（２５）の方
法。 （２７）前記クライアント・データ・ファイルの前記使
用不可能な一次コピーが、前記第１記憶プール内で損傷
を受けたか破壊されたことを特徴とする、上記（２５）
の方法。 （２８）前記生成するステップが、サーバ内で同期式に
達成されることを特徴とする、上記（１８）の方法。 （２９）前記一次コピーが使用不可能の時に、前記クラ
イアント・データ・ファイルの前記バックアップ・コピ
ーにアクセスするステップと、前記クライアント・シス
テムが、前記サーバから前記クライアント・データ・フ
ァイルを要求する時に、前記コピー記憶ボリュームから
前記クライアント・システムへ前記バックアップ・コピ
ーを転送するステップとをさらに含む、上記（１８）の
方法。 （３０）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記デ
ィレクトリ情報が、さらに、ファイル名と、クライアン
ト・システム識別子と、ファイル状況ワードと、タイム
・スタンプと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを
含むことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （３１）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記参
照位置情報が、さらに、記憶プール識別子と、記憶ボリ
ューム識別子と、記憶ボリューム・オフセットと、ファ
イル・サイズと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）と
を含むことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （３２）クライアント・データ・ファイルを生成する複
数のクライアント・システムと、前記複数のクライアン
ト・システムに結合されたサーバとを有するデータ処理
システムにおいて、前記クライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを前記サーバ内で生成し管理するため
の、実行可能コンピュータ命令を有するプログラムを格
納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記実行可
能コンピュータ命令が、複数の一次記憶ボリュームを有
する第１記憶プールに、前記複数のクライアント・シス
テムから受け取る前記クライアント・データ・ファイル
の一次コピーを格納するステップと、複数のコピー記憶
ボリュームを有する第２記憶プールに前記一次コピーを
コピーすることによって、前記クライアント・データ・
ファイルのバックアップ・コピーを生成するステップ
と、サーバ・データベース内で、前記クライアント・デ
ータ・ファイルの前記一次コピー及び前記バックアップ
・コピーをリンクするため、ディレクトリ情報及び参照
位置情報を維持するステップと、前記クライアント・デ
ータ・ファイルの使用不可能な一次コピーを、前記コピ
ー記憶ボリュームに格納された前記バックアップ・コピ
ーから前記一次記憶ボリュームへ回復するステップと、
前記第１記憶プールから前記第２記憶プールへの増分バ
ックアップ動作を定期的に実行するステップとを含むコ
ンピュータ可読記憶媒体。
生成する複数のクライアント・システムを有するデータ
処理システムにおいて、前記クライアント・データ・フ
ァイルの複数のコピーを生成し管理するための、前記複
数のクライアント・システムに結合されたサーバであっ
て、前記クライアント・データ・ファイルの一次コピー
を記憶するための複数の一次記憶ボリュームを有する第
１記憶プールと、前記クライアント・データ・ファイル
のバックアップ・コピーを記憶するための複数のコピー
記憶ボリュームを有する第２記憶プールと、前記クライ
アント・データ・ファイルの前記一次コピー及び前記バ
ックアップ・コピーに関するディレクトリ情報及び参照
位置情報を維持するためのサーバ・データベースと、前
記第１記憶プール、前記第２記憶プール及び前記サーバ
・データベースに結合された記憶マネージャとを含み、
前記記憶マネージャが、前記クライアント・システムか
ら受け取る前記クライアント・データ・ファイルの前記
一次コピーを前記一次記憶ボリュームに格納し、前記記
憶マネージャが、さらに、前記クライアント・データ・
ファイルの前記一次コピーを前記一次記憶ボリュームか
ら前記コピー記憶ボリュームへコピーすることによっ
て、前記クライアント・データ・ファイルのバックアッ
プ・コピーを生成し、前記記憶マネージャが、前記コピ
ー記憶ボリューム内の前記クライアント・データ・ファ
イルの前記バックアップ・コピーから、前記クライアン
ト・データ・ファイルの損傷を受けた一次コピーを回復
し、前記記憶マネージャが、クライアント・データ・フ
ァイルの選択された一次コピーの組が前記コピー記憶ボ
リュームにコピーされるように、前記第１記憶プールか
ら前記第２記憶プールへの増分バックアップ動作を定期
的に実行することを特徴とするサーバ。 （２）さらに、前記増分バックアップ動作中に、前記第
１記憶プールから前記第２記憶プールへコピーされる前
記クライアント・データ・ファイルの前記一次コピーを
識別する、前記サーバ・データベース内の第１リストを
含み、前記記憶マネージャが、前記第１リストを構築す
るため、前記サーバ・データベース内の前記ディレクト
リ情報及び前記参照位置情報を照会することを特徴とす
る上記（１）のサーバ。 （３）前記第１リストが、前の増分バックアップ動作が
最も最近に完了した時より後の時点で前記第１記憶プー
ルに格納されたクライアント・データ・ファイルの前記
一次コピーを識別することを特徴とする、上記（２）の
サーバ。 （４）前記第１リストが、さらに、前記第２記憶プール
内の対応する損傷を受けたバックアップ・コピーを有す
る前記第１記憶プールに格納されたクライアント・デー
タ・ファイルの前記一次コピーを識別することを特徴と
する、上記（３）のサーバ。 （５）さらに、前記クライアント・データ・ファイルの
使用不可能な一次コピー、前記使用不可能な一次コピー
の最適バックアップ・コピー及び前記最適バックアップ
・コピーを含む前記コピー記憶ボリュームを識別する、
前記サーバ・データベース内の第３リストを含み、前記
記憶マネージャが、前記使用不可能な一次コピーを見つ
けるために前記サーバ・データベース内の前記参照位置
情報を探索し、前記記憶マネージャがさらに、前記第２
記憶プール内の前記バックアップ・コピーのどれが前記
記憶マネージャから最も簡単にアクセスできるかに従っ
て前記最適バックアップ・コピーを決定することを特徴
とする、上記（１）のサーバ。 （６）前記記憶マネージャが、前記使用不可能な一次コ
ピーが前記クライアント・システムによって要求された
時に、前記クライアント・システムに前記最適バックア
ップ・コピーを転送することを特徴とする、上記（５）
のサーバ。 （７）前記第３リスト内で識別される前記コピー記憶ボ
リュームのそれぞれについて、前記記憶マネージャが、
前記コピー記憶ボリュームから前記一次記憶ボリューム
へ前記最適バックアップ・コピーをコピーすることを特
徴とする、上記（５）のサーバ。 （８）前記クライアント・データ・ファイルの前記使用
不可能な一次コピーが、前記第１記憶プール内で損傷を
受けたか破壊されたことを特徴とする、上記（７）のサ
ーバ。 （９）前記記憶マネージャが、前記一次記憶ボリューム
に前記クライアント・データ・ファイルの前記一次コピ
ーを格納した直後に、前記コピー記憶ボリューム上の前
記クライアント・データ・ファイルの前記バックアップ
・コピーを同期式に生成することを特徴とする、上記
（１）のサーバ。 （１０）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記デ
ィレクトリ情報が、さらに、ファイル名と、クライアン
ト・システム識別子と、ファイル状況ワードと、タイム
・スタンプと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを
含むことを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１１）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記参
照位置情報が、さらに、記憶プール識別子と、記憶ボリ
ューム識別子と、記憶ボリューム・オフセットと、ファ
イル・サイズと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）と
を含むことを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１２）さらに、前記記憶マネージャに結合された第３
記憶プールを含み、前記第３記憶プールが、前記サーバ
・データベースのバックアップ・コピーを格納するため
のものであることを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１３）前記一次記憶ボリュームが、直接アクセス記憶
装置（ＤＡＳＤ）であることを特徴とする、上記（１）
のサーバ。 （１４）前記一次記憶ボリュームが、磁気テープ・カー
トリッジであることを特徴とする、上記（１）のサー
バ。 （１５）前記一次記憶ボリュームが、光ディスクである
ことを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１６）前記コピー記憶ボリュームが、磁気テープ・カ
ートリッジであることを特徴とする、上記（１）のサー
バ。 （１７）前記コピー記憶ボリュームが、光ディスクであ
ることを特徴とする、上記（１）のサーバ。 （１８）クライアント・データ・ファイルを生成する複
数のクライアント・システムと、前記複数のクライアン
ト・システムに結合されたサーバとを有するデータ処理
システムにおいて、前記クライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを生成し管理するための、前記サーバ
内の方法であって、複数の一次記憶ボリュームを有する
第１記憶プールに、前記複数のクライアント・システム
から受け取る前記クライアント・データ・ファイルの一
次コピーを格納するステップと、複数のコピー記憶ボリ
ュームを有する第２記憶プールに前記一次コピーをコピ
ーすることによって、前記クライアント・データ・ファ
イルのバックアップ・コピーを生成するステップと、サ
ーバ・データベース内で、前記クライアント・データ・
ファイルの前記一次コピー及び前記バックアップ・コピ
ーをリンクするため、ディレクトリ情報及び参照位置情
報を維持するステップと、前記クライアント・データ・
ファイルの使用不可能な一次コピーを、前記コピー記憶
ボリュームに格納された前記バックアップ・コピーから
前記一次記憶ボリュームへ回復するステップと、前記第
１記憶プールから前記第２記憶プールへの増分バックア
ップ動作を定期的に実行するステップとを含む方法。 （１９）前記増分バックアップ動作が、さらに、前記第
１記憶プール内でクライアント・データ・ファイルの一
次コピーの組を選択するステップと、前記一次コピーの
組を前記第２記憶プールへコピーするステップとを含む
ことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （２０）前記選択するステップが、さらに、前記一次コ
ピーの組を識別する第１リストを構築するため、前記サ
ーバ・データベース内の前記ディレクトリ情報及び前記
参照位置情報を照会するステップを含むことを特徴とす
る、上記（１９）の方法。 （２１）前記第１リストが、前の増分バックアップ動作
が最も最近に完了した時より後の時点で前記第１記憶プ
ールに格納された前記一次コピーを識別することを特徴
とする、上記（２０）の方法。 （２２）前記第１リストが、さらに、前記第２記憶プー
ル内の対応する損傷を受けたバックアップ・コピーを有
する前記第１記憶プールに格納された前記一次コピーを
識別することを特徴とする、上記（２１）の方法。 （２３）さらに、前記サーバ・データベース内で第２リ
ストを維持するステップを含み、前記第２リストが、順
次一次記憶ボリューム上の前記クライアント・データ・
ファイルの順序付き一次コピーのシーケンスを識別し、
前記順序付き一次コピーの前記シーケンスが、前の増分
バックアップ動作中に前記第２記憶プールへ前記バック
アップ・コピーとしてコピーされていることを特徴とす
る、上記（２０）の方法。 （２４）前記第１リストが、前記順次一次記憶ボリュー
ム上で順序付き一次コピーの前記シーケンスの後に置か
れる前記一次コピーを識別することを特徴とする、上記
（２３）の方法。 （２５）前記回復するステップが、さらに、前記クライ
アント・データ・ファイルの前記使用不可能な一次コピ
ーを見つけるため、前記サーバ・データベース内で前記
参照位置情報を探索するステップと、前記使用不可能な
一次コピーに対応する前記クライアント・データ・ファ
イルの最適バックアップ・コピーを判定するステップ
と、前記コピー記憶ボリュームが前に入力された場合に
前記コピー記憶ボリュームが第３リストに入力されるよ
うに、前記最適バックアップ・コピーを含む前記コピー
記憶ボリュームを識別する、前記サーバ・データベース
内の前記第３リストを構築するステップと、前記第３リ
スト内で識別される前記コピー記憶ボリュームのそれぞ
れについて、それに格納された前記クライアント・デー
タ・ファイルの前記最適バックアップ・コピーのそれぞ
れを、前記一次記憶ボリュームにコピーするステップと
を含むことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （２６）前記最適バックアップ・コピーが、前記サーバ
内で現在最も簡単にアクセスできる前記コピー記憶ボリ
ュームに置かれることを特徴とする、上記（２５）の方
法。 （２７）前記クライアント・データ・ファイルの前記使
用不可能な一次コピーが、前記第１記憶プール内で損傷
を受けたか破壊されたことを特徴とする、上記（２５）
の方法。 （２８）前記生成するステップが、サーバ内で同期式に
達成されることを特徴とする、上記（１８）の方法。 （２９）前記一次コピーが使用不可能の時に、前記クラ
イアント・データ・ファイルの前記バックアップ・コピ
ーにアクセスするステップと、前記クライアント・シス
テムが、前記サーバから前記クライアント・データ・フ
ァイルを要求する時に、前記コピー記憶ボリュームから
前記クライアント・システムへ前記バックアップ・コピ
ーを転送するステップとをさらに含む、上記（１８）の
方法。 （３０）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記デ
ィレクトリ情報が、さらに、ファイル名と、クライアン
ト・システム識別子と、ファイル状況ワードと、タイム
・スタンプと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを
含むことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （３１）前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピーのそ
れぞれについて、前記サーバ・データベース内の前記参
照位置情報が、さらに、記憶プール識別子と、記憶ボリ
ューム識別子と、記憶ボリューム・オフセットと、ファ
イル・サイズと、ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）と
を含むことを特徴とする、上記（１８）の方法。 （３２）クライアント・データ・ファイルを生成する複
数のクライアント・システムと、前記複数のクライアン
ト・システムに結合されたサーバとを有するデータ処理
システムにおいて、前記クライアント・データ・ファイ
ルの複数のコピーを前記サーバ内で生成し管理するため
の、実行可能コンピュータ命令を有するプログラムを格
納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記実行可
能コンピュータ命令が、複数の一次記憶ボリュームを有
する第１記憶プールに、前記複数のクライアント・シス
テムから受け取る前記クライアント・データ・ファイル
の一次コピーを格納するステップと、複数のコピー記憶
ボリュームを有する第２記憶プールに前記一次コピーを
コピーすることによって、前記クライアント・データ・
ファイルのバックアップ・コピーを生成するステップ
と、サーバ・データベース内で、前記クライアント・デ
ータ・ファイルの前記一次コピー及び前記バックアップ
・コピーをリンクするため、ディレクトリ情報及び参照
位置情報を維持するステップと、前記クライアント・デ
ータ・ファイルの使用不可能な一次コピーを、前記コピ
ー記憶ボリュームに格納された前記バックアップ・コピ
ーから前記一次記憶ボリュームへ回復するステップと、
前記第１記憶プールから前記第２記憶プールへの増分バ
ックアップ動作を定期的に実行するステップとを含むコ
ンピュータ可読記憶媒体。
【図１】サーバ・システムに結合された複数のクライア
ント・システムを示す、データ処理システムのブロック
図である。
ント・システムを示す、データ処理システムのブロック
図である。
【図２】クライアント・ファイルの一次コピーをそのバ
ックアップ・コピーとリンクする参照リストまたは指標
を示す、図１に示されたデータベースのブロック図であ
る。
ックアップ・コピーとリンクする参照リストまたは指標
を示す、図１に示されたデータベースのブロック図であ
る。
【図３】ユーザ・データ・ファイルのバックアップ・コ
ピーを生成する、図１のサーバ・システムを示すブロッ
ク図である。
ピーを生成する、図１のサーバ・システムを示すブロッ
ク図である。
【図４】ファイルの一次コピーが使用不可能の時にクラ
イアント・ファイルの追加バックアップ・コピーへの直
接アクセスを提供する、図１のサーバ・システムを示す
ブロック図である。
イアント・ファイルの追加バックアップ・コピーへの直
接アクセスを提供する、図１のサーバ・システムを示す
ブロック図である。
【図５】一次記憶プール内の第１記憶ボリュームの、コ
ピー記憶プール内の第２記憶ボリュームへの増分バック
アップを提供する、図１のサーバ・システムのための方
法の流れ図である。
ピー記憶プール内の第２記憶ボリュームへの増分バック
アップを提供する、図１のサーバ・システムのための方
法の流れ図である。
【図６】ファイルの追加バックアップ・コピーからクラ
イアント・ファイルの一次コピーを回復する、図１のサ
ーバ・システムのための方法の流れ図である。
イアント・ファイルの一次コピーを回復する、図１のサ
ーバ・システムのための方法の流れ図である。
【図７】コンピュータ実行可能命令を記憶するための記
憶媒体またはメモリを表すブロック図である。
憶媒体またはメモリを表すブロック図である。
１０ データ処理システム １５ クライアント・システム ２０ サーバ・システム ３０ 記憶マネージャ ４０ 一次記憶プール ４１ 一次記憶ボリューム ４２ 一次記憶ボリューム ４３ 一次記憶ボリューム ４４ 一次記憶ボリューム ４５ 一次記憶ボリューム ５０ コピー記憶プール ５１ コピー記憶ボリューム ５２ コピー記憶ボリューム ５３ コピー記憶ボリューム ５４ コピー記憶ボリューム ６０ サーバ・データベース ７０ データベース・バックアップ記憶 ８０ 目録 ９０ 参照リスト １００ 項目 １０２ ファイル名 １０４ 状況標識 １０６ ユーザ名 １０８ ディレクトリ名 １１０ 日付と時刻 １１２ ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ） １２０ 項目 １２２ 記憶プール識別子 １２４ ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ） １２６ 記憶ボリューム識別子 １２８ オフセット １３０ サイズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・アレン・カチマルスキ アメリカ合衆国85715 アリゾナ州チュー ソン ノース・プラシータ・オンブリア 1481 (72)発明者 ドナルド・ポール・ウォレン・ジュニア アメリカ合衆国85714 アリゾナ州チュー ソン ウェスト・ペンシルバニア 1067
Claims (32)
- 【請求項１】クライアント・データ・ファイルを生成す
る複数のクライアント・システムを有するデータ処理シ
ステムにおいて、前記クライアント・データ・ファイル
の複数のコピーを生成し管理するための、前記複数のク
ライアント・システムに結合されたサーバであって、 前記クライアント・データ・ファイルの一次コピーを記
憶するための複数の一次記憶ボリュームを有する第１記
憶プールと、 前記クライアント・データ・ファイルのバックアップ・
コピーを記憶するための複数のコピー記憶ボリュームを
有する第２記憶プールと、 前記クライアント・データ・ファイルの前記一次コピー
及び前記バックアップ・コピーに関するディレクトリ情
報及び参照位置情報を維持するためのサーバ・データベ
ースと、 前記第１記憶プール、前記第２記憶プール及び前記サー
バ・データベースに結合された記憶マネージャとを含
み、前記記憶マネージャが、前記クライアント・システ
ムから受け取る前記クライアント・データ・ファイルの
前記一次コピーを前記一次記憶ボリュームに格納し、前
記記憶マネージャが、さらに、前記クライアント・デー
タ・ファイルの前記一次コピーを前記一次記憶ボリュー
ムから前記コピー記憶ボリュームへコピーすることによ
って、前記クライアント・データ・ファイルのバックア
ップ・コピーを生成し、前記記憶マネージャが、前記コ
ピー記憶ボリューム内の前記クライアント・データ・フ
ァイルの前記バックアップ・コピーから、前記クライア
ント・データ・ファイルの損傷を受けた一次コピーを回
復し、前記記憶マネージャが、クライアント・データ・
ファイルの選択された一次コピーの組が前記コピー記憶
ボリュームにコピーされるように、前記第１記憶プール
から前記第２記憶プールへの増分バックアップ動作を定
期的に実行することを特徴とするサーバ。 - 【請求項２】さらに、前記増分バックアップ動作中に、
前記第１記憶プールから前記第２記憶プールへコピーさ
れる前記クライアント・データ・ファイルの前記一次コ
ピーを識別する、前記サーバ・データベース内の第１リ
ストを含み、 前記記憶マネージャが、前記第１リストを構築するた
め、前記サーバ・データベース内の前記ディレクトリ情
報及び前記参照位置情報を照会することを特徴とする請
求項１のサーバ。 - 【請求項３】前記第１リストが、前の増分バックアップ
動作が最も最近に完了した時より後の時点で前記第１記
憶プールに格納されたクライアント・データ・ファイル
の前記一次コピーを識別することを特徴とする、請求項
２のサーバ。 - 【請求項４】前記第１リストが、さらに、前記第２記憶
プール内の対応する損傷を受けたバックアップ・コピー
を有する前記第１記憶プールに格納されたクライアント
・データ・ファイルの前記一次コピーを識別することを
特徴とする、請求項３のサーバ。 - 【請求項５】さらに、前記クライアント・データ・ファ
イルの使用不可能な一次コピー、前記使用不可能な一次
コピーの最適バックアップ・コピー及び前記最適バック
アップ・コピーを含む前記コピー記憶ボリュームを識別
する、前記サーバ・データベース内の第３リストを含
み、 前記記憶マネージャが、前記使用不可能な一次コピーを
見つけるために前記サーバ・データベース内の前記参照
位置情報を探索し、前記記憶マネージャがさらに、前記
第２記憶プール内の前記バックアップ・コピーのどれが
前記記憶マネージャから最も簡単にアクセスできるかに
従って前記最適バックアップ・コピーを決定することを
特徴とする、請求項１のサーバ。 - 【請求項６】前記記憶マネージャが、前記使用不可能な
一次コピーが前記クライアント・システムによって要求
された時に、前記クライアント・システムに前記最適バ
ックアップ・コピーを転送することを特徴とする、請求
項５のサーバ。 - 【請求項７】前記第３リスト内で識別される前記コピー
記憶ボリュームのそれぞれについて、前記記憶マネージ
ャが、前記コピー記憶ボリュームから前記一次記憶ボリ
ュームへ前記最適バックアップ・コピーをコピーするこ
とを特徴とする、請求項５のサーバ。 - 【請求項８】前記クライアント・データ・ファイルの前
記使用不可能な一次コピーが、前記第１記憶プール内で
損傷を受けたか破壊されたことを特徴とする、請求項７
のサーバ。 - 【請求項９】前記記憶マネージャが、前記一次記憶ボリ
ュームに前記クライアント・データ・ファイルの前記一
次コピーを格納した直後に、前記コピー記憶ボリューム
上の前記クライアント・データ・ファイルの前記バック
アップ・コピーを同期式に生成することを特徴とする、
請求項１のサーバ。 - 【請求項１０】前記クライアント・データ・ファイルの
前記一次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピ
ーのそれぞれについて、前記サーバ・データベース内の
前記ディレクトリ情報が、さらに、 ファイル名と、 クライアント・システム識別子と、 ファイル状況ワードと、 タイム・スタンプと、 ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを含むことを特徴
とする、請求項１のサーバ。 - 【請求項１１】前記クライアント・データ・ファイルの
前記一次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピ
ーのそれぞれについて、前記サーバ・データベース内の
前記参照位置情報が、さらに、 記憶プール識別子と、 記憶ボリューム識別子と、 記憶ボリューム・オフセットと、 ファイル・サイズと、 ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを含むことを特徴
とする、請求項１のサーバ。 - 【請求項１２】さらに、前記記憶マネージャに結合され
た第３記憶プールを含み、前記第３記憶プールが、前記
サーバ・データベースのバックアップ・コピーを格納す
るためのものであることを特徴とする、請求項１のサー
バ。 - 【請求項１３】前記一次記憶ボリュームが、直接アクセ
ス記憶装置（ＤＡＳＤ）であることを特徴とする、請求
項１のサーバ。 - 【請求項１４】前記一次記憶ボリュームが、磁気テープ
・カートリッジであることを特徴とする、請求項１のサ
ーバ。 - 【請求項１５】前記一次記憶ボリュームが、光ディスク
であることを特徴とする、請求項１のサーバ。 - 【請求項１６】前記コピー記憶ボリュームが、磁気テー
プ・カートリッジであることを特徴とする、請求項１の
サーバ。 - 【請求項１７】前記コピー記憶ボリュームが、光ディス
クであることを特徴とする、請求項１のサーバ。 - 【請求項１８】クライアント・データ・ファイルを生成
する複数のクライアント・システムと、前記複数のクラ
イアント・システムに結合されたサーバとを有するデー
タ処理システムにおいて、前記クライアント・データ・
ファイルの複数のコピーを生成し管理するための、前記
サーバ内の方法であって、 複数の一次記憶ボリュームを有する第１記憶プールに、
前記複数のクライアント・システムから受け取る前記ク
ライアント・データ・ファイルの一次コピーを格納する
ステップと、 複数のコピー記憶ボリュームを有する第２記憶プールに
前記一次コピーをコピーすることによって、前記クライ
アント・データ・ファイルのバックアップ・コピーを生
成するステップと、 サーバ・データベース内で、前記クライアント・データ
・ファイルの前記一次コピー及び前記バックアップ・コ
ピーをリンクするため、ディレクトリ情報及び参照位置
情報を維持するステップと、 前記クライアント・データ・ファイルの使用不可能な一
次コピーを、前記コピー記憶ボリュームに格納された前
記バックアップ・コピーから前記一次記憶ボリュームへ
回復するステップと、 前記第１記憶プールから前記第２記憶プールへの増分バ
ックアップ動作を定期的に実行するステップとを含む方
法。 - 【請求項１９】前記増分バックアップ動作が、さらに、 前記第１記憶プール内でクライアント・データ・ファイ
ルの一次コピーの組を選択するステップと、 前記一次コピーの組を前記第２記憶プールへコピーする
ステップとを含むことを特徴とする、請求項１８の方
法。 - 【請求項２０】前記選択するステップが、さらに、前記
一次コピーの組を識別する第１リストを構築するため、
前記サーバ・データベース内の前記ディレクトリ情報及
び前記参照位置情報を照会するステップを含むことを特
徴とする、請求項１９の方法。 - 【請求項２１】前記第１リストが、前の増分バックアッ
プ動作が最も最近に完了した時より後の時点で前記第１
記憶プールに格納された前記一次コピーを識別すること
を特徴とする、請求項２０の方法。 - 【請求項２２】前記第１リストが、さらに、前記第２記
憶プール内の対応する損傷を受けたバックアップ・コピ
ーを有する前記第１記憶プールに格納された前記一次コ
ピーを識別することを特徴とする、請求項２１の方法。 - 【請求項２３】さらに、前記サーバ・データベース内で
第２リストを維持するステップを含み、前記第２リスト
が、順次一次記憶ボリューム上の前記クライアント・デ
ータ・ファイルの順序付き一次コピーのシーケンスを識
別し、前記順序付き一次コピーの前記シーケンスが、前
の増分バックアップ動作中に前記第２記憶プールへ前記
バックアップ・コピーとしてコピーされていることを特
徴とする、請求項２０の方法。 - 【請求項２４】前記第１リストが、前記順次一次記憶ボ
リューム上で順序付き一次コピーの前記シーケンスの後
に置かれる前記一次コピーを識別することを特徴とす
る、請求項２３の方法。 - 【請求項２５】前記回復するステップが、さらに、 前記クライアント・データ・ファイルの前記使用不可能
な一次コピーを見つけるため、前記サーバ・データベー
ス内で前記参照位置情報を探索するステップと、 前記使用不可能な一次コピーに対応する前記クライアン
ト・データ・ファイルの最適バックアップ・コピーを判
定するステップと、 前記コピー記憶ボリュームが前に入力された場合に前記
コピー記憶ボリュームが第３リストに入力されるよう
に、前記最適バックアップ・コピーを含む前記コピー記
憶ボリュームを識別する、前記サーバ・データベース内
の前記第３リストを構築するステップと、 前記第３リスト内で識別される前記コピー記憶ボリュー
ムのそれぞれについて、それに格納された前記クライア
ント・データ・ファイルの前記最適バックアップ・コピ
ーのそれぞれを、前記一次記憶ボリュームにコピーする
ステップとを含むことを特徴とする、請求項１８の方
法。 - 【請求項２６】前記最適バックアップ・コピーが、前記
サーバ内で現在最も簡単にアクセスできる前記コピー記
憶ボリュームに置かれることを特徴とする、請求項２５
の方法。 - 【請求項２７】前記クライアント・データ・ファイルの
前記使用不可能な一次コピーが、前記第１記憶プール内
で損傷を受けたか破壊されたことを特徴とする、請求項
２５の方法。 - 【請求項２８】前記生成するステップが、サーバ内で同
期式に達成されることを特徴とする、請求項１８の方
法。 - 【請求項２９】前記一次コピーが使用不可能の時に、前
記クライアント・データ・ファイルの前記バックアップ
・コピーにアクセスするステップと、 前記クライアント・システムが、前記サーバから前記ク
ライアント・データ・ファイルを要求する時に、前記コ
ピー記憶ボリュームから前記クライアント・システムへ
前記バックアップ・コピーを転送するステップとをさら
に含む、請求項１８の方法。 - 【請求項３０】前記クライアント・データ・ファイルの
前記一次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピ
ーのそれぞれについて、前記サーバ・データベース内の
前記ディレクトリ情報が、さらに、 ファイル名と、 クライアント・システム識別子と、 ファイル状況ワードと、 タイム・スタンプと、 ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを含むことを特徴
とする、請求項１８の方法。 - 【請求項３１】前記クライアント・データ・ファイルの
前記一次コピーのそれぞれ及び前記バックアップ・コピ
ーのそれぞれについて、前記サーバ・データベース内の
前記参照位置情報が、さらに、 記憶プール識別子と、 記憶ボリューム識別子と、 記憶ボリューム・オフセットと、 ファイル・サイズと、 ビットファイル識別子（ｂｆｉｄ）とを含むことを特徴
とする、請求項１８の方法。 - 【請求項３２】クライアント・データ・ファイルを生成
する複数のクライアント・システムと、前記複数のクラ
イアント・システムに結合されたサーバとを有するデー
タ処理システムにおいて、前記クライアント・データ・
ファイルの複数のコピーを前記サーバ内で生成し管理す
るための、実行可能コンピュータ命令を有するプログラ
ムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記
実行可能コンピュータ命令が、 複数の一次記憶ボリュームを有する第１記憶プールに、
前記複数のクライアント・システムから受け取る前記ク
ライアント・データ・ファイルの一次コピーを格納する
ステップと、 複数のコピー記憶ボリュームを有する第２記憶プールに
前記一次コピーをコピーすることによって、前記クライ
アント・データ・ファイルのバックアップ・コピーを生
成するステップと、 サーバ・データベース内で、前記クライアント・データ
・ファイルの前記一次コピー及び前記バックアップ・コ
ピーをリンクするため、ディレクトリ情報及び参照位置
情報を維持するステップと、 前記クライアント・データ・ファイルの使用不可能な一
次コピーを、前記コピー記憶ボリュームに格納された前
記バックアップ・コピーから前記一次記憶ボリュームへ
回復するステップと、 前記第１記憶プールから前記第２記憶プールへの増分バ
ックアップ動作を定期的に実行するステップとを含むコ
ンピュータ可読記憶媒体。
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