JPH1073348A - 冷凍機の安全装置 - Google Patents

冷凍機の安全装置

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JPH1073348A
JPH1073348A JP8226825A JP22682596A JPH1073348A JP H1073348 A JPH1073348 A JP H1073348A JP 8226825 A JP8226825 A JP 8226825A JP 22682596 A JP22682596 A JP 22682596A JP H1073348 A JPH1073348 A JP H1073348A
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JP
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compressor
temperature
refrigerator
temperature detection
outside air
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JP8226825A
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English (en)
Inventor
Takehito Tanai
健仁 棚井
Koji Takiguchi
浩司 滝口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮器冷却用ファンモータの故障等の異常時
に、速やか、かつ誤動作せずに圧縮機の運転を停止し、
圧縮機のみならず冷凍機全体の故障防止を図る。 【解決手段】 制御部は、圧縮機側温度検出センサ11
が検出した圧縮機側温度と外気温度検出センサ12が検
出した外気温度との温度差を求め、求めた温度差が所定
の値以上になったとき、圧縮機3の運転を強制的に停止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の商品
収容庫内を冷却する冷凍機に関し、特に、圧縮機の故障
防止を図った冷凍機の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機の商品収容庫内を冷却する冷
凍機としては、従来より、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧
縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒を蒸
発させ、この蒸発の際に周囲を冷却する蒸発器とを備え
たものが用いられている。
【0003】このような冷凍機の安全装置は、従来、冷
凍機用の過負荷リレーの動作によって圧縮機の故障を防
止していたが、過負荷リレーの動作に遅れがあるため、
圧縮機の故障を未然に防止できない場合があった。
【0004】そこで、過負荷リレーを用いない従来の冷
凍機の安全装置として、特開平8−29045号公報に
示されるものがある。この冷凍機の安全装置は、圧縮機
あるいは凝縮器の温度を検出する温度検出センサと、温
度設定手段と、警告装置と、警告装置および圧縮機を制
御する制御手段とを備えたものである。
【0005】この構成において、温度検出センサが検出
した温度が温度設定手段によって予め設定された第1の
温度より高くなると、制御手段は警告装置から警告を発
する。これにより、凝縮器フィルタの目詰まりを知らせ
ることができる。温度検出センサが検出した温度が温度
設定手段によって予め設定された第2の温度(圧縮機停
止設定温度)より高くなると、制御手段は圧縮機の運転
を停止する。これにより、凝縮器冷却用ファンモータの
故障等の異常時における圧縮機の故障を未然に防止する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の冷凍機
の安全装置によると、外気温度を考慮せずに、圧縮機あ
るいは凝縮器の温度のみに基づいて圧縮機の運転を停止
していたため、図9に示すように、外気温度が高くなる
と、圧縮機あるいは凝縮器の温度も高くなり、凝縮器冷
却用ファンモータの故障等が発生していないにも拘ら
ず、温度検出センサの検出温度が圧縮機停止設定温度に
達し、圧縮機を停止するという誤動作を生ずるおそれが
ある。
【0007】従って、本発明は、凝縮器冷却用ファンモ
ータの故障等の異常時に、速やか、かつ誤動作せずに圧
縮機の運転を停止し、圧縮機のみならず冷凍機全体の故
障防止を図った冷凍機の安全装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、自動販売機の商品収容庫内を冷却する冷凍
機において、前記冷凍機の圧縮機、凝縮器、あるいは前
記圧縮機と前記凝縮器との間の配管等の圧縮機側温度、
および前記冷凍機の周囲の外気温度を検出する温度検出
手段と、前記圧縮機側温度と前記外気温度との温度差を
求め、前記温度差が所定の値以上になったとき、前記圧
縮機の運転を停止する制御手段とを有することを特徴と
する冷凍機の安全装置を提供する。
【0009】上記構成によれば、凝縮器冷却用ファンモ
ータの故障等の異常が発生すると、圧縮機側温度が異常
に上昇する。温度検出手段が検出した温度に基づいて圧
縮機を制御することで、圧縮機側温度が異常に上昇した
場合に、過負荷リレーを用いるよりも速やかに圧縮機の
運転を停止することができる。また、外気温度を考慮せ
ずに圧縮機側温度のみに基づいて圧縮機を制御した場合
は、外気温度の上昇に伴って圧縮機側温度が上昇したと
きに誤動作を生ずるが、圧縮機側温度と外気温度との温
度差に基づいて圧縮機を制御することで、上記誤動作を
防止することができる。
【0010】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、自動販売機の商品収容庫内を冷却する冷凍機におい
て、前記冷凍機の圧縮機、凝縮器、あるいは前記圧縮機
と前記凝縮器との間の配管等の圧縮機側温度を検出する
温度検出手段と、前記圧縮機側温度の温度上昇率が所定
の値以上になったとき、前記圧縮機の運転を停止する制
御手段とを有することを特徴とする冷凍機の安全装置を
提供する。
【0011】上記構成によれば、凝縮器冷却用ファンモ
ータの故障等の異常が発生すると、圧縮機側温度上昇率
が異常に高くなる。温度検出手段が検出した温度に基づ
いて圧縮機を制御することで、圧縮機側温度上昇率が異
常に高くなった場合に、過負荷リレーを用いるよりも速
やかに圧縮機の運転を停止することができる。また、外
気温度を考慮せずに圧縮機側温度のみに基づいて圧縮機
を制御した場合は、外気温度の上昇に伴って圧縮機側温
度が上昇したときに誤動作を生ずるが、圧縮機側温度上
昇率に基づいて圧縮機を制御することで、上記誤動作を
防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図9は本発明に係る自動販
売機の冷凍機を示す縦断面図である。この冷凍機1は、
自動販売機本体2の下部に、冷媒を圧縮する圧縮機3
と、圧縮機3によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器
4と、凝縮器4の前面に設けられた着脱自在の凝縮器フ
ィルタ4aと、凝縮器用ファン5aにより凝縮器4を冷
却して凝縮器4における冷媒の凝縮を促進させる凝縮器
用ファンモータ5とを配置している。
【0013】また、冷凍機1は、自動販売機本体2の上
部の商品収容庫6内に、凝縮器4によって凝縮された冷
媒を蒸発させ、この蒸発の際に周囲を冷却する蒸発器7
と、蒸発器用ファン8aにより蒸発器7による冷気を商
品収容庫6内に強制的に循環させる蒸発器用ファンモー
タ8と、商品収容庫7内の温度を検出して庫内温度検出
信号を出力する庫内温度検出センサ(図示省略)とを配
置している。
【0014】また、冷凍機1は、冷媒の管路を開閉する
電磁弁等を備え、商品収容庫6内が設定された庫内温度
を保つよう圧縮機3のON/OFF、電磁弁の開閉、フ
ァンモータ5,8のON/OFF等を行うようになって
いる。
【0015】図1は本発明の第1の実施の形態に係る冷
凍機1の安全装置を示す平面図である。この安全装置1
0Aは、圧縮機3、凝縮器4、あるいは圧縮機3と凝縮
器4との間の配管等の圧縮機側温度、例えば、凝縮器4
の温度を検出して圧縮機側温度検出信号を出力する凝縮
器4内に配置された圧縮機側温度検出センサ11と、冷
凍機1の周囲の外気温度を検出して外気温度検出信号を
出力する外気温度検出センサ12と、圧縮機3に取り付
けられ、圧縮機3への過電流あるいは圧縮機3の加熱等
によって動作する過負荷リレー13とを有している。な
お、同図において、9は蒸発皿である。
【0016】外気温度検出センサ12は、外気温度を検
出でき、かつ圧縮機3等の他の発熱体からの熱の影響の
少ない場所に設置される。
【0017】図2は第1の実施の形態に係る安全装置1
0Aの制御系を示すブロック図である。この安全装置1
0Aは、圧縮機3等を制御する制御部14Aと、上記過
負荷リレー13とを有し、制御部14Aに、上記圧縮機
側温度検出センサ11および外気温度検出センサ12
と、温度設定器15Aと、凝縮器フィルタ4aの目詰ま
り等の異常を知らせる警報器16と、起動スイッチ17
とを接続している。
【0018】温度設定器15Aは、係員により、警報器
16を動作させる温度差ΔT1 と、圧縮機3の運転を停
止させる温度差ΔT2 とを設定できるようになってい
る。
【0019】警報器16としては、警報ランプ,警報ブ
ザー等を用いることができる。
【0020】制御部14Aは、冷凍機1のON信号の入
力期間中に、圧縮機側温度検出信号および外気温度検出
信号に基づいて圧縮機側温度と外気温度との温度差を求
めるようになっており、求めた温度差が警報器16を動
作させる温度差ΔT1 を越えると、警報信号を警報器1
6に出力して警報器16を動作させ、求めた温度差が圧
縮機3の運転を停止させる温度差ΔT2 を越えると、圧
縮機3の運転を強制的に停止する制御を行うようになっ
ている。
【0021】次に、以上のように構成された安全装置1
0Aの動作を図3に示すタイムチャートに従って説明す
る。係員は、温度設定器15Aを操作して警報器16を
動作させる温度差ΔT1 と、圧縮機3の運転を停止させ
る温度差ΔT2 とを設定し、起動スイッチ17を操作す
る。制御部14Aは、起動スイッチ17の操作に基づ
き、以下の如く圧縮機3の故障防止制御を行う。
【0022】冷凍機1のON信号の入力期間中に、制御
部14Aは、圧縮機側温度検出センサ11からの圧縮機
側温度検出信号および外気温度検出センサ12からの外
気温度検出信号を入力し、圧縮機側温度と外気温度との
温度差ΔTを求める。
【0023】制御部14Aは、求めた温度差ΔTが警報
器16を動作させる温度差ΔT1 を越えると、警報信号
を警報器16に出力して警報器16を動作させ、凝縮器
フィルタ4aの目詰まり等の異常を係員に知らせる。制
御部14Aは、次回以降の冷凍機1のON信号の入力期
間中においても、求めた温度差ΔTが警報器16を動作
させる温度差ΔT1 を越えていれば、警報器16を動作
させる。
【0024】係員が、警報器16の動作によって異常に
気付き、凝縮器フィルタ4aの目詰まり等を直し、起動
スイッチ17を操作すると、制御部14Aは、再び、圧
縮機3の故障防止制御を行う。
【0025】係員が、警報器16の動作によっては異常
に気付かず、圧縮機側温度と外気温度との温度差ΔTが
圧縮機3の運転を停止させる温度差ΔT2 を越えると、
制御部14Aは、圧縮機3の運転を強制的に停止する。
【0026】圧縮機側温度と外気温度との温度差ΔTが
圧縮機3の運転を停止させる温度差ΔT2 を越えても、
制御部14A自身の故障等により、制御部14Aが圧縮
機3の運転を停止できなかった場合は、過負荷リレー1
3が動作して圧縮機3の運転を回路断により強制的に停
止させる。
【0027】このような本装置10Aによれば、以下の
効果を奏する。 (1) 温度検出センサ11,12が検出した温度に基づい
て圧縮機3を制御しているので、凝縮器フィルタ4aの
目詰まり等の凝縮能力の低下や凝縮器冷却用ファンモー
タ5の故障(ロック,破損)等の異常によって圧縮機側
温度が異常に上昇した場合に、過負荷リレー13を用い
るよりも速やかに圧縮機3の運転を停止し、圧縮機3の
みならず冷凍機1全体の故障を防止することができる。 (2) 圧縮機側温度のみに基づいて圧縮機3を制御した場
合は、外気温度の上昇に伴って圧縮機側温度が上昇した
ときに誤動作を生ずるが、圧縮機側温度と外気温度との
温度差ΔTに基づいて圧縮機3を制御しているので、上
記誤動作を防止することができる。 (3) 警報器16による警報、制御部14Aによる圧縮機
3の停止、さらに過負荷リレー13による圧縮機3の停
止の3段階で異常事態に対処しているので、圧縮機3の
故障、さらには冷凍機1全体の故障を確実に防止するこ
とができる。 (4) 圧力センサを用いるよりも安価な安全装置10Aを
提供することができる。
【0028】図4は本発明の第2の実施の形態に係る冷
凍機1の安全装置を示す平面図、図5はその制御系を示
すブロック図である。この安全装置10Bは、第1の実
施の形態に係る安全装置10Bの構成から外気温度検出
センサ12を省略したものであり、第1の実施の形態に
係る安全装置10Bと同様に、圧縮機側温度検出センサ
11,過負荷リレー13,警報器16および起動スイッ
チ17を有し、第1の実施の形態に係る安全装置10A
と異なる制御部14Bと、温度設定器15Bとを有して
いる。なお、第1の実施の形態と同一の機能を有するも
のには、同一の符号を用いてその詳細な説明を省略す
る。
【0029】温度設定器15Bは、係員により、警報器
16を動作させる温度差ΔT3 と、圧縮機3の運転を停
止させる温度差ΔT4 とを設定できるようになってい
る。
【0030】制御部14Bは、冷凍機1のON信号の入
力の際に、圧縮機側温度検出センサ11からの温度検出
信号を外気温度検出信号として入力し、冷凍機1のON
信号の入力期間中の圧縮機側温度検出センサ11からの
温度検出信号を圧縮機側温度検出信号として入力し、圧
縮機側温度検出信号および外気温度検出信号に基づいて
圧縮機側温度と外気温度との温度差を求めるようになっ
ており、求めた温度差が警報器16を動作させる温度差
ΔT3 を越えると、警報信号を警報器16に出力して警
報器16を動作させ、求めた温度差が圧縮機3の運転を
停止させる温度差ΔT4 を越えると、圧縮機3の運転を
強制的に停止する制御を行うようになっている。
【0031】次に、以上のように構成された安全装置1
0Bの動作を図6に示すタイムチャートに従って説明す
る。係員は、温度設定器15Bを操作して警報器16を
動作させる温度差ΔT3 と、圧縮機3の運転を停止させ
る温度差ΔT4 とを設定し、起動スイッチ17を操作す
る。制御部14Bは、起動スイッチ17の操作に基づ
き、以下の如く圧縮3の故障防止制御を行う。
【0032】冷凍機1のON信号の入力の際に、制御部
14Bは、圧縮機側温度検出センサ11からの温度検出
信号を外気温度検出信号として入力し、冷凍機1のON
信号の入力期間中の圧縮機側温度検出センサ11からの
温度検出信号を圧縮機側温度検出信号として入力し、圧
縮機側温度Tcと外気温度Toとの温度差ΔTを求め
る。
【0033】制御部14Bは、求めた温度差ΔTが警報
器16を動作させる温度差ΔT3 を越えると、第1の実
施の形態と同様に警報器4を動作させる。
【0034】係員が、警報器16の動作によって異常に
気付き、凝縮器フィルタ4aの目詰まり等を直し、起動
スイッチ17を操作すると、制御部14Bは、再び、圧
縮機3の故障防止制御を行う。
【0035】係員が、警報器16の動作によっては異常
に気付かず、圧縮機側温度Tcと外気温度Toとの温度
差ΔTが圧縮機3の運転を停止させる温度差ΔT4 を越
えると、制御部14Bは、圧縮機3の運転を強制的に停
止する。
【0036】圧縮機側温度Tcと外気温度Toとの温度
差ΔTが圧縮機3の運転を停止させる温度差ΔT4 を越
えても、制御部14B自身の故障等により、制御部14
Bが圧縮機3の運転を停止できなかった場合は、過負荷
リレー13が動作して圧縮機3の運転を回路断により強
制的に停止させる。
【0037】以上のように構成された第2の実施の形態
によれば、圧縮機3の保護のための温度検出センサが1
つで済むため、構成の簡素化を図ることができる。
【0038】図7は本発明の第3の実施の形態に係る安
全装置10Cの制御系を示すブロック図である。この安
全装置10Cは、第2の実施の形態に係る安全装置10
Bと同様に、過負荷リレー13,圧縮機側温度検出セン
サ11,警報器16および起動スイッチ17を有し、第
2の実施の形態に係る安全装置10Bと異なる制御部1
4Cと、温度設定器15Cとを有している。なお、第2
の実施の形態と同一の機能を有するものには、同一の符
号を用いてその詳細な説明を省略する。
【0039】温度設定器15Cは、係員により、警報器
16を動作させる温度上昇率差θ1=ΔT5 /Δtと、
圧縮機3の運転を停止させる温度上昇率θ2 =ΔT6
Δtとを設定できるようになっている。
【0040】制御部14Cは、冷凍機1のON信号の入
力期間中に、圧縮機側温度検出センサ11からの温度検
出信号を入力し、圧縮機側温度の温度上昇率を求めるよ
うになっており、求めた温度上昇率が警報器16を動作
させる温度上昇率θ1 を越えると、警報信号を警報器1
6に出力して警報器16を動作させ、求めた温度上昇率
が圧縮機3の運転を停止させる温度上昇率θ2 を越える
と、圧縮機3の運転を強制的に停止する制御を行うよう
になっている。
【0041】次に、以上のように構成された安全装置1
0Cの動作を図8に示すタイムチャートに従って説明す
る。係員は、温度設定器15Cを操作して警報器16を
動作させる温度上昇率θ1と、圧縮機3の運転を停止さ
せる温度上昇率θ2 とを設定し、起動スイッチ17を操
作する。制御部14Cは、起動スイッチ17の操作に基
づき、以下の如く圧縮機3の故障防止制御を行う。
【0042】冷凍機1のON信号の入力期間中に、制御
部14Cは、圧縮機側温度検出センサ11からの温度検
出信号を入力し、圧縮機側温度の温度上昇率を求める。
【0043】制御部14Cは、求めた温度上昇率が警報
器16を動作させる温度上昇率θ1を越えると、第1の
実施の形態と同様に、警報器16を動作させる。
【0044】係員が、警報器16の動作によって異常に
気付き、凝縮器フィルタ4aの目詰まり等を直し、起動
スイッチ17を操作すると、制御部14Aは、再び、圧
縮機3の故障防止制御を行う。
【0045】係員が、警報器16の動作によっては異常
に気付かず、圧縮機側温度の温度上昇率が圧縮機3の運
転を停止させる温度上昇率θ2 を越えると、制御部14
Cは、圧縮機3の運転を強制的に停止する。
【0046】圧縮機側温度の温度上昇率が圧縮機3の運
転を停止させる温度上昇率θ2 を越えても、制御部14
C自身の故障等により、制御部14Cが圧縮機3の運転
を停止できなかった場合は、過負荷リレー13が動作し
て圧縮機3の運転を回路断により強制的に停止させる。
【0047】以上のように構成された第3の実施の形態
によれば、第2の実施の形態と同様に、圧縮機3の保護
のための温度検出センサが1つで済むため、構成の簡素
化を図ることができる。また、圧縮機側温度の温度上昇
率に基づいて圧縮機3の運転を停止しているので、第1
および第2の実施の形態よりも早く異常を検知すること
ができ、圧縮機3の故障をより未然に防止することがで
きる。
【0048】次に、本発明の第4の実施の形態に係る冷
凍機の安全装置について説明する。この安全装置は、第
1あるいは第2の実施の形態における圧縮機側温度と外
気温度との温度差、および第3の実施の形態における圧
縮機側温度の温度上昇率に基づいて警報器16を作動
し、圧縮機3の運転を停止するものである。この構成に
おいて、求めた温度差が設定された温度差を越えるか、
または求めた温度上昇率が設定された温度上昇率を越え
た場合に、警報器16を作動し、圧縮機3の運転を停止
してもよい。また、求めた温度差が設定された温度差を
越え、かつ、求めた温度上昇率が設定された温度上昇率
を越えた場合に、警報器16を作動し、圧縮機3の運転
を停止してもよい。
【0049】以上のように構成された第4の実施の形態
によれば、構成が簡素でありながら、誤動作をより防止
することができる。
【0050】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々な実施の形態が可能である。例えば、圧縮機
側温度として、圧縮機、あるいは圧縮機と凝縮器との間
の配管等を検出してもよい。また、凝縮器4が凝縮器用
フィルタ4aを備えていない場合にも本発明を適用する
ことができる。この場合の警報器16による警報は、凝
縮器4のフィン間の目詰まりを知らせることになる。
【0051】また、圧縮機3を強制的に停止した際、警
報器16による警報を行ってもよい。この場合に、目詰
まり時の警報と強制的停止時の警報との態様を異ならせ
てもよい。これにより、警報によって異常の内容を知る
ことができ、迅速かつ適切に対応することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、凝
縮器冷却用ファンモータの故障等の異常によって圧縮機
側温度あるいは圧縮機側温度上昇率が異常に高くなった
場合に、過負荷リレーを用いるよりも速やかに圧縮機の
運転を停止することができる。また、圧縮機側温度と外
気温度との温度差あるいは圧縮機側温度上昇率に基づい
て圧縮機を制御することで、誤動作を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置を示す平面図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置の制御系を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置の動作を示すタイムチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置を示す平面図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置の制御系を示すブロック図
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置の動作を示すタイムチャート
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置の制御系を示すブロック図
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る冷凍機の安全
装置の動作を示すタイムチャート
【図9】本発明に係る自動販売機の冷凍機を示す縦断面
【図10】従来の冷凍機の安全装置の問題点を説明する
ためのタイムチャート
【符号の説明】 1 冷凍機 2 自動販売機本体 3 圧縮機 4 凝縮器 4a 凝縮器フィルタ 5 凝縮器用ファンモータ5 5a 凝縮器用ファン5a 6 商品収容庫 7 蒸発器 8 蒸発器用ファンモータ 8a 蒸発器用ファン 9 蒸発皿 10A,10B,10C 安全装置 11 圧縮機側温度検出センサ 12 外気温度検出センサ 13 過負荷リレー 14A,14B,14C 制御部 15A,15B,15C 温度設定器 16 警報器 17 起動スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機の商品収容庫内を冷却する冷凍
    機において、 前記冷凍機の圧縮機、凝縮器、あるいは前記圧縮機と前
    記凝縮器との間の配管等の圧縮機側温度、および前記冷
    凍機の周囲の外気温度を検出する温度検出手段と、 前記圧縮機側温度と前記外気温度との温度差を求め、前
    記温度差が所定の値以上になったとき、前記圧縮機の運
    転を停止する制御手段とを有することを特徴とする冷凍
    機の安全装置。
  2. 【請求項2】前記温度検出手段は、前記圧縮機側温度を
    検出して圧縮機側温度検出信号を出力する圧縮機側温度
    検出センサと、前記外気温度を検出して外気温度検出信
    号を出力する外気温度検出センサとを備え、 前記制御手段は、前記圧縮機側温度検出信号および外気
    温度検出信号から得られる前記温度差に基づいて前記圧
    縮機の運転を停止する構成の請求項1記載の冷凍機の安
    全装置。
  3. 【請求項3】前記温度検出手段は、前記圧縮機、前記凝
    縮器、あるいは前記圧縮機と前記凝縮器との間の前記配
    管等に設けられた温度検出センサを備え、 前記制御手段は、前記圧縮機の運転前の前記温度検出セ
    ンサからの前記温度検出信号を外気温度検出信号として
    入力し、前記圧縮機の運転中の前記温度検出センサから
    の前記温度検出信号を圧縮機側温度検出信号として入力
    し、前記外気温度検出信号および圧縮機側温度検出信号
    から得られる前記温度差に基づいて前記圧縮機の運転を
    停止する構成の請求項1記載の冷凍機の安全装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記温度差が前記所定の
    値以下の他の所定の値に達したとき、警報信号を出力す
    る構成の請求項1記載の冷凍機の安全装置。
  5. 【請求項5】自動販売機の商品収容庫内を冷却する冷凍
    機において、 前記冷凍機の圧縮機、凝縮器、あるいは前記圧縮機と前
    記凝縮器との間の配管等の圧縮機側温度を検出する温度
    検出手段と、 前記圧縮機側温度の温度上昇率が所定の値以上になった
    とき、前記圧縮機の運転を停止する制御手段とを有する
    ことを特徴とする冷凍機の安全装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記温度上昇率が前記所
    定の値以下の他の所定の値に達したとき、警報信号を出
    力する構成の請求項5記載の冷凍機の安全装置。
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