JPH107229A - 被搬送体検出装置 - Google Patents
被搬送体検出装置Info
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- JPH107229A JPH107229A JP18398396A JP18398396A JPH107229A JP H107229 A JPH107229 A JP H107229A JP 18398396 A JP18398396 A JP 18398396A JP 18398396 A JP18398396 A JP 18398396A JP H107229 A JPH107229 A JP H107229A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送路に沿って双方向に移動する被搬送体の
検出が可能であり、しかも構造が簡単で耐久性に優れた
被搬送体検出装置を提供する。 【解決手段】 被搬送体検出装置1は次の要件を含んで
構成される。移動部材2:搬送路に沿って双方向に移
動する被搬送体Bの搬送面Lに対し、先端部が該搬送面
Lから突出する突出位置と、同じく退避した退避位置と
の間で移動可能に設けられる。付勢手段13:その移
動部材2を突出位置へ向けて付勢する。検出手段1
2:退避位置へ移動した移動部材2を、直接又はこれと
一体に設けられた他部材29を介して間接的に検出す
る。移動部材2の先端部両側には、被搬送体Bの双方向
の通過を許容しつつ、各々その当接に伴い該被搬送体B
から受ける横方向の力を退避位置へ向かう力に変換する
当接面R1が形成され、移動部材2は被搬送体Bの当接
により付勢手段13による付勢力に抗しつつ退避位置へ
移動し、これを検出手段12が検出することで当該被搬
送体Bが検出される。
検出が可能であり、しかも構造が簡単で耐久性に優れた
被搬送体検出装置を提供する。 【解決手段】 被搬送体検出装置1は次の要件を含んで
構成される。移動部材2:搬送路に沿って双方向に移
動する被搬送体Bの搬送面Lに対し、先端部が該搬送面
Lから突出する突出位置と、同じく退避した退避位置と
の間で移動可能に設けられる。付勢手段13:その移
動部材2を突出位置へ向けて付勢する。検出手段1
2:退避位置へ移動した移動部材2を、直接又はこれと
一体に設けられた他部材29を介して間接的に検出す
る。移動部材2の先端部両側には、被搬送体Bの双方向
の通過を許容しつつ、各々その当接に伴い該被搬送体B
から受ける横方向の力を退避位置へ向かう力に変換する
当接面R1が形成され、移動部材2は被搬送体Bの当接
により付勢手段13による付勢力に抗しつつ退避位置へ
移動し、これを検出手段12が検出することで当該被搬
送体Bが検出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送路に沿って双
方向に移動するインゴット、ブルームあるいは型鋼など
の被搬送体を検出する被搬送体検出装置に関する。
方向に移動するインゴット、ブルームあるいは型鋼など
の被搬送体を検出する被搬送体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばインゴット、ブルームある
いは型鋼などの被搬送体を検出する装置として、図11
に示すような検出装置100が知られている。該装置1
00は、中間部が軸101により回転可能に固定された
検出部材102、その検出部材102の末端部に取り付
けられた錘部材103、該検出部材102が所定の角度
傾斜した位置でそれを検出するセンサ104等を有して
いる。コンベアC等の搬送路において該検出部材102
は、錘部材103により直立状態で待機し、コンベアC
上を移動してくる被搬送体Bが先端部に当接することで
傾斜し、それをセンサ104が検出することで被搬送体
Bが検出される。
いは型鋼などの被搬送体を検出する装置として、図11
に示すような検出装置100が知られている。該装置1
00は、中間部が軸101により回転可能に固定された
検出部材102、その検出部材102の末端部に取り付
けられた錘部材103、該検出部材102が所定の角度
傾斜した位置でそれを検出するセンサ104等を有して
いる。コンベアC等の搬送路において該検出部材102
は、錘部材103により直立状態で待機し、コンベアC
上を移動してくる被搬送体Bが先端部に当接することで
傾斜し、それをセンサ104が検出することで被搬送体
Bが検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な検出装置100は、一方向(図中右から左)に搬送さ
れる被搬送体の検出しかできず、例えば被搬送体がこれ
と逆方向に搬送される場合には検出ができない問題があ
る。そこで検出部材102が逆方向に傾斜した場合、そ
れを検出するセンサをさらに追加することにより双方向
の検出を可能とすることも考えられるが、この場合セン
サが2個必要となり不経済である。
な検出装置100は、一方向(図中右から左)に搬送さ
れる被搬送体の検出しかできず、例えば被搬送体がこれ
と逆方向に搬送される場合には検出ができない問題があ
る。そこで検出部材102が逆方向に傾斜した場合、そ
れを検出するセンサをさらに追加することにより双方向
の検出を可能とすることも考えられるが、この場合セン
サが2個必要となり不経済である。
【0004】本発明の課題は、搬送路に沿って双方向に
移動する被搬送体の検出が可能で、また、鉄鋼製造ライ
ンなど環境の悪い場所で使用する場合においても高い検
出精度が得られるとともに、構造が簡単で壊れにくい安
価な被搬送体検出装置を提供することにある。
移動する被搬送体の検出が可能で、また、鉄鋼製造ライ
ンなど環境の悪い場所で使用する場合においても高い検
出精度が得られるとともに、構造が簡単で壊れにくい安
価な被搬送体検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の被搬送体検出装置は下記
の要件を含んで構成されることを特徴とする。 移動部材:搬送路に沿って双方向に移動するインゴッ
ト、ブルームあるいは型鋼などの被搬送体の搬送面に対
し、先端部が該搬送面から突出する突出位置と、同じく
退避した退避位置との間で移動可能に設けられる。 付勢手段:その移動部材を突出位置へ向けて付勢す
る。 検出手段:退避位置へ移動した移動部材を、直接又は
これと一体に設けられた他部材を介して間接的に検出す
る。 ここで、搬送される被搬送体は、突出位置に位置する移
動部材の先端部に対し横方向から当接するとともに、該
移動部材の先端部両側には、被搬送体の双方向の通過を
許容しつつ、各々その当接に伴い該被搬送体から受ける
横方向の力を退避位置へ向かう力に変換する当接面を形
成する。そして被搬送体の当接により、付勢手段による
付勢力に抗しつつ退避位置へ移動した移動部材を検出手
段により検出して、当該被搬送体を検出する。
題を解決するために、本発明の被搬送体検出装置は下記
の要件を含んで構成されることを特徴とする。 移動部材:搬送路に沿って双方向に移動するインゴッ
ト、ブルームあるいは型鋼などの被搬送体の搬送面に対
し、先端部が該搬送面から突出する突出位置と、同じく
退避した退避位置との間で移動可能に設けられる。 付勢手段:その移動部材を突出位置へ向けて付勢す
る。 検出手段:退避位置へ移動した移動部材を、直接又は
これと一体に設けられた他部材を介して間接的に検出す
る。 ここで、搬送される被搬送体は、突出位置に位置する移
動部材の先端部に対し横方向から当接するとともに、該
移動部材の先端部両側には、被搬送体の双方向の通過を
許容しつつ、各々その当接に伴い該被搬送体から受ける
横方向の力を退避位置へ向かう力に変換する当接面を形
成する。そして被搬送体の当接により、付勢手段による
付勢力に抗しつつ退避位置へ移動した移動部材を検出手
段により検出して、当該被搬送体を検出する。
【0006】これにより、被搬送体の搬送方向がどちら
側であっても、被搬送体の検出が可能となる。また、被
搬送体がいずれの向きに搬送されていても、移動部材の
動作は、突出位置と退避位置との間の互いに等価な往復
動となるので、検出手段を構成するセンサ等は一組あれ
ば充分であり、経済的である。
側であっても、被搬送体の検出が可能となる。また、被
搬送体がいずれの向きに搬送されていても、移動部材の
動作は、突出位置と退避位置との間の互いに等価な往復
動となるので、検出手段を構成するセンサ等は一組あれ
ば充分であり、経済的である。
【0007】また上記被搬送体検出装置は、移動部材に
対し各々一端が回転可能に取り付けられた複数のリンク
を含み、該移動部材を退避位置とそれよりも上方に位置
する突出位置との間で移動させる平行リンク機構と、そ
れらリンクの各他端側が回転可能に固定される回転固定
部とを有し、それらリンクの少なくとも1つのものに対
し回転固定部を挟んで移動部材と反対側に、付勢手段と
しての錘部材が取り付けられ、該錘部材に作用する重力
により、移動部材を平行リンク機構を介して突出位置側
へ付勢するようにすることができる。
対し各々一端が回転可能に取り付けられた複数のリンク
を含み、該移動部材を退避位置とそれよりも上方に位置
する突出位置との間で移動させる平行リンク機構と、そ
れらリンクの各他端側が回転可能に固定される回転固定
部とを有し、それらリンクの少なくとも1つのものに対
し回転固定部を挟んで移動部材と反対側に、付勢手段と
しての錘部材が取り付けられ、該錘部材に作用する重力
により、移動部材を平行リンク機構を介して突出位置側
へ付勢するようにすることができる。
【0008】これにより、移動部材の突出位置と退避位
置との移動がリンク及び錘部材を介して行われるので、
被搬送体の搬送方向に関係なく、バラツキのない高精度
な検出が可能となり、しかも構造が簡単で安価に製作す
ることができる。
置との移動がリンク及び錘部材を介して行われるので、
被搬送体の搬送方向に関係なく、バラツキのない高精度
な検出が可能となり、しかも構造が簡単で安価に製作す
ることができる。
【0009】移動部材の先端には、被搬送体の搬送方向
に対応して双方向に回転可能な補助ローラを取り付ける
ことができる。この場合、その補助ローラの外周面が案
内面を形成するものとする。これにより、被搬送体の横
方向の力を退避位置へ向かう力へ確実に変換することが
でき、ひいては検出をスムーズに行うことができる。
に対応して双方向に回転可能な補助ローラを取り付ける
ことができる。この場合、その補助ローラの外周面が案
内面を形成するものとする。これにより、被搬送体の横
方向の力を退避位置へ向かう力へ確実に変換することが
でき、ひいては検出をスムーズに行うことができる。
【0010】また上記検出手段は、近接センサ等の非接
触式センサとすることができる。これにより、例えば熱
間圧延工場など高温かつ粉塵等が発生しやすい環境にお
いても誤動作等を起こしにくい。
触式センサとすることができる。これにより、例えば熱
間圧延工場など高温かつ粉塵等が発生しやすい環境にお
いても誤動作等を起こしにくい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、い
くつかの実施例により図面を用いて説明する。すなわ
ち、図1〜図3に示す検出装置1は、例えば鉄鋼製造ラ
イン等で使用され、搬送路に沿って双方向に移動するイ
ンゴット、ブルームあるいは型鋼などの被搬送体(以
下、ブルームで代表させる)を検出する装置として構成
されており、図1にその正面図を、図2にその平面図
を、図3に図1のA−A断面図をそれぞれ示している。
図1に示すように検出装置1は、先端部にローラRが取
り付けられた移動部材2、該移動部材2に対し各々一端
が回転可能に連結ピン3,4を介して連結されたリンク
6,7、リンク6の他端側及びリンク7の中間部が連結
ピン8,9により回転可能に連結された回転固定部とし
てのブラケット10、そのブラケット10に固定された
近接センサ12、リンク7の他端側にボルト47により
固定された付勢手段としての錘部材13等を含んで構成
されている。そして、移動部材2、リンク6,7、及び
ブラケット10は平行リンク機構48を構成している。
くつかの実施例により図面を用いて説明する。すなわ
ち、図1〜図3に示す検出装置1は、例えば鉄鋼製造ラ
イン等で使用され、搬送路に沿って双方向に移動するイ
ンゴット、ブルームあるいは型鋼などの被搬送体(以
下、ブルームで代表させる)を検出する装置として構成
されており、図1にその正面図を、図2にその平面図
を、図3に図1のA−A断面図をそれぞれ示している。
図1に示すように検出装置1は、先端部にローラRが取
り付けられた移動部材2、該移動部材2に対し各々一端
が回転可能に連結ピン3,4を介して連結されたリンク
6,7、リンク6の他端側及びリンク7の中間部が連結
ピン8,9により回転可能に連結された回転固定部とし
てのブラケット10、そのブラケット10に固定された
近接センサ12、リンク7の他端側にボルト47により
固定された付勢手段としての錘部材13等を含んで構成
されている。そして、移動部材2、リンク6,7、及び
ブラケット10は平行リンク機構48を構成している。
【0012】図5に示すように検出装置1は、コンベア
Cの搬送路内においてフレーム31に取り付けられると
ともに、図4(a)に示すように、ローラRが搬送面L
から突出した突出位置と、同図(b)に示すように、搬
送面Lから退避した退避位置との間において、平行リン
ク機構48を介して移動可能とされている。なお、突出
位置におけるローラRの搬送面Lからの突出量は、図4
(a)に示すように、コンベアC上のブルームBの通過
を許容するために、搬送面Lに対してローラRの軸線O
の位置が所定高さだけ低くなるように調整されている。
Cの搬送路内においてフレーム31に取り付けられると
ともに、図4(a)に示すように、ローラRが搬送面L
から突出した突出位置と、同図(b)に示すように、搬
送面Lから退避した退避位置との間において、平行リン
ク機構48を介して移動可能とされている。なお、突出
位置におけるローラRの搬送面Lからの突出量は、図4
(a)に示すように、コンベアC上のブルームBの通過
を許容するために、搬送面Lに対してローラRの軸線O
の位置が所定高さだけ低くなるように調整されている。
【0013】図1に戻って、検出装置1の移動部材2
は、図3に示すように上下に長い棒状ないし板状のもの
で、先端部に形成されたU字状の凹部15内には、ロー
ラRがピン17によりベアリング18を介して回転可能
に取り付けられている。また、移動部材2にはこれを幅
方向に貫通する貫通孔20,21が形成され、これら貫
通孔20,21とリンク6,7の一方の端部に形成され
た貫通孔6a及び7aとにピン3及び4がそれぞれ挿入
されることで、移動部材2とリンク6,7とは互いに回
転可能に連結される。なお、これらピン3,4の抜け防
止のためにリンク6及び7には、それぞれピン抜止板2
5が、一端がピン3,4の先端部の切欠き3a,4aに
はめ込まれた状態でボルト26により固定されている。
なおSは、ピン3,4とリンク6,7との間の摺動面を
形成するスリーブである。また、移動部材2の中間部に
は、上下方向に延びる長孔状の空洞部28が形成され軽
量化が図られている。さらに、図1及び図2に示すよう
に移動部材2には、そのブラケット10と反対側の側面
中間部に、近接センサ12(後述)を遮って該センサ1
2をオンさせるための遮蔽板29がボルト30により固
定されている。
は、図3に示すように上下に長い棒状ないし板状のもの
で、先端部に形成されたU字状の凹部15内には、ロー
ラRがピン17によりベアリング18を介して回転可能
に取り付けられている。また、移動部材2にはこれを幅
方向に貫通する貫通孔20,21が形成され、これら貫
通孔20,21とリンク6,7の一方の端部に形成され
た貫通孔6a及び7aとにピン3及び4がそれぞれ挿入
されることで、移動部材2とリンク6,7とは互いに回
転可能に連結される。なお、これらピン3,4の抜け防
止のためにリンク6及び7には、それぞれピン抜止板2
5が、一端がピン3,4の先端部の切欠き3a,4aに
はめ込まれた状態でボルト26により固定されている。
なおSは、ピン3,4とリンク6,7との間の摺動面を
形成するスリーブである。また、移動部材2の中間部に
は、上下方向に延びる長孔状の空洞部28が形成され軽
量化が図られている。さらに、図1及び図2に示すよう
に移動部材2には、そのブラケット10と反対側の側面
中間部に、近接センサ12(後述)を遮って該センサ1
2をオンさせるための遮蔽板29がボルト30により固
定されている。
【0014】一方、図2に示すように、リンク6の他端
側及びリンク7の中間部は、フレーム31に固定された
ブラケット10に対し、その貫通孔37及び38と、リ
ンク6,7側の貫通孔39,40とを位置合わせした状
態で、それらにピン8,9を挿入することにより回転可
能に連結されている(図1)。なお、これらピン8,9
も抜止板25により抜けが防止されている。また、ブラ
ケット10には、近接センサ12がステー42を介して
ボルト43で固定されており、さらに図1に示すよう
に、ブラケット10の下部内側にはストッパ45が形成
されている。
側及びリンク7の中間部は、フレーム31に固定された
ブラケット10に対し、その貫通孔37及び38と、リ
ンク6,7側の貫通孔39,40とを位置合わせした状
態で、それらにピン8,9を挿入することにより回転可
能に連結されている(図1)。なお、これらピン8,9
も抜止板25により抜けが防止されている。また、ブラ
ケット10には、近接センサ12がステー42を介して
ボルト43で固定されており、さらに図1に示すよう
に、ブラケット10の下部内側にはストッパ45が形成
されている。
【0015】またリンク7の他端側には、錘部材13が
ボルト47により固定されている。さらにリンク7のピ
ン9とピン4との間に位置する部分には、その下面のピ
ン9寄りの位置において、該リンク7を貫通するボルト
部材50が下方から螺合し、その先端部が上方へ突出し
ている。ここで錘部材13に作用する重力により移動部
材2は突出位置側へ向けて付勢されるが、ボルト部材5
0の先端部が前述のストッパ45に当たることにより、
移動部材2(ローラR)が搬送面L(図4)から所定量
を越えて突出することが規制されるようになっている。
ボルト47により固定されている。さらにリンク7のピ
ン9とピン4との間に位置する部分には、その下面のピ
ン9寄りの位置において、該リンク7を貫通するボルト
部材50が下方から螺合し、その先端部が上方へ突出し
ている。ここで錘部材13に作用する重力により移動部
材2は突出位置側へ向けて付勢されるが、ボルト部材5
0の先端部が前述のストッパ45に当たることにより、
移動部材2(ローラR)が搬送面L(図4)から所定量
を越えて突出することが規制されるようになっている。
【0016】そして、ボルト部材50のねじ込み量を調
整することにより、搬送面Lに対するローラRの突出量
を調整することができる。例えば、ローラRの突出量を
少なく設定したい場合には、図6(a)に示すようにボ
ルト部材50をねじ込むことにより、そのリンク7から
の突出量Tを増加させればよく、逆にローラRの突出量
を増加させたい場合は、同図(b)のように、ボルト部
材50を緩めて上記突出量Tを減少させればよい。な
お、51はボルト部材50の緩みを阻止するロックナッ
トである。
整することにより、搬送面Lに対するローラRの突出量
を調整することができる。例えば、ローラRの突出量を
少なく設定したい場合には、図6(a)に示すようにボ
ルト部材50をねじ込むことにより、そのリンク7から
の突出量Tを増加させればよく、逆にローラRの突出量
を増加させたい場合は、同図(b)のように、ボルト部
材50を緩めて上記突出量Tを減少させればよい。な
お、51はボルト部材50の緩みを阻止するロックナッ
トである。
【0017】次に、上述のような検出装置1の作用を説
明する。図4(a)に示すように、コンベアC上をブル
ームBが搬送されてローラRに横方向から接すると、そ
の当接力がローラRの案内面R1により下向きの力に変
換され、同図(b)に示すように移動部材2は、ローラ
Rの回転を生じつつ平行リンク機構48により突出位置
から退避位置へ移動する。そして、移動部材2の遮蔽板
29が近接センサ12を遮ることでブルームBを検出す
ることができる。そしてブルームBが案内面R1を通過
すると、錘部材13に作用する重力によりリンク7が回
転して移動部材2が上昇し、同図(a)のように突出位
置に復帰する。一方、図4において一点鎖線で示すよう
に、ブルームBの搬送方向が上述とは逆方向の場合であ
っても移動部材2は、ローラRの回転方向が逆であるこ
とを除いて上述と全く同様に下降動作し、ブルームBを
検出する。なお、近接センサ12以外に光センサや超音
波センサ等の非接触式センサ、あるいはリミットスイッ
チやマイクロスイッチ等の接触式センサを使用すること
も可能である。
明する。図4(a)に示すように、コンベアC上をブル
ームBが搬送されてローラRに横方向から接すると、そ
の当接力がローラRの案内面R1により下向きの力に変
換され、同図(b)に示すように移動部材2は、ローラ
Rの回転を生じつつ平行リンク機構48により突出位置
から退避位置へ移動する。そして、移動部材2の遮蔽板
29が近接センサ12を遮ることでブルームBを検出す
ることができる。そしてブルームBが案内面R1を通過
すると、錘部材13に作用する重力によりリンク7が回
転して移動部材2が上昇し、同図(a)のように突出位
置に復帰する。一方、図4において一点鎖線で示すよう
に、ブルームBの搬送方向が上述とは逆方向の場合であ
っても移動部材2は、ローラRの回転方向が逆であるこ
とを除いて上述と全く同様に下降動作し、ブルームBを
検出する。なお、近接センサ12以外に光センサや超音
波センサ等の非接触式センサ、あるいはリミットスイッ
チやマイクロスイッチ等の接触式センサを使用すること
も可能である。
【0018】なお、図7に示すように移動部材2の先端
を非回動とし、その上面を曲面状に形成して、これを案
内面58とすることもできる。また、図8に示すよう
に、筒状等に構成されたガイド部材61の内側に上下動
可能な移動部材2を配し、これをスプリング62により
突出位置へ付勢する構成としてもよい。ブルームBによ
りスプリング62を圧縮させながら退避位置に移動した
移動部材2は、センサ12により検出される。
を非回動とし、その上面を曲面状に形成して、これを案
内面58とすることもできる。また、図8に示すよう
に、筒状等に構成されたガイド部材61の内側に上下動
可能な移動部材2を配し、これをスプリング62により
突出位置へ付勢する構成としてもよい。ブルームBによ
りスプリング62を圧縮させながら退避位置に移動した
移動部材2は、センサ12により検出される。
【0019】次に、検出装置1のローラRに、例えばロ
ータリーエンコーダ等を取り付けることにより、ブルー
ムBの搬送方向を検出することができる。すなわち図9
に示すように、エンコーダ65の円板66に、同一ピッ
チのスリット群S1,S2を2重に形成しておき、その
スリットS1,S2に対し受光器67,68を1/4ピ
ッチずらして配置する。そして発光器69からの光をそ
れら受光器67,68で検出することにより、同図
(b)に示すようにその検出信号波形は、A組側とB組
側とで1/4波長だけ位相がずれたものとなる。そして
ローラRの回転方向が正転であるか逆転であるかによっ
て、信号波形の先行関係がA側とB側とで反転するの
で、それに基づいてブルームBの搬送方向を判別するこ
とができる。
ータリーエンコーダ等を取り付けることにより、ブルー
ムBの搬送方向を検出することができる。すなわち図9
に示すように、エンコーダ65の円板66に、同一ピッ
チのスリット群S1,S2を2重に形成しておき、その
スリットS1,S2に対し受光器67,68を1/4ピ
ッチずらして配置する。そして発光器69からの光をそ
れら受光器67,68で検出することにより、同図
(b)に示すようにその検出信号波形は、A組側とB組
側とで1/4波長だけ位相がずれたものとなる。そして
ローラRの回転方向が正転であるか逆転であるかによっ
て、信号波形の先行関係がA側とB側とで反転するの
で、それに基づいてブルームBの搬送方向を判別するこ
とができる。
【0020】また、図10に示すように、ローラRの軸
17にパルス発生器PGを取り付け、その発生パルスか
らローラRの回転角度θを算出してブルームBの寸法を
測定することもできる。すなわち、移動部材2の軸17
とローラRとの間に適当な摩擦を付与し、ブルームBと
の接触に伴いローラRを回転させるとともに、ブルーム
Bの通過後においてその回転位置を保持するようにして
おけば、ローラRの回転角度θと半径rとに基づいて、
ブルームBの寸法を算出することができる。
17にパルス発生器PGを取り付け、その発生パルスか
らローラRの回転角度θを算出してブルームBの寸法を
測定することもできる。すなわち、移動部材2の軸17
とローラRとの間に適当な摩擦を付与し、ブルームBと
の接触に伴いローラRを回転させるとともに、ブルーム
Bの通過後においてその回転位置を保持するようにして
おけば、ローラRの回転角度θと半径rとに基づいて、
ブルームBの寸法を算出することができる。
【図1】本発明の一例である被搬送体検出装置の正面
図。
図。
【図2】その平面図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】図1の作用説明図。
【図5】図1の被搬送体検出装置においてその取付位置
の一例を示す平面図。
の一例を示す平面図。
【図6】搬送面に対する突出量を調整する場合の説明
図。
図。
【図7】移動部材の先端部の変形例を示す簡略図。
【図8】被搬送体検出装置の変形例を示す正面図。
【図9】被搬送体の回転方向を検出する場合の一構成例
を示す模式図。
を示す模式図。
【図10】被搬送体の寸法を測定する場合の一構成例を
示す模式図。
示す模式図。
【図11】従来の被搬送体検出装置を示す説明図。
1 検出装置 2 移動部材 6,7 リンク 10 ブラケット(回転固定部) 12 近接センサ(検出手段、非接触センサ) 13 錘部材(付勢手段) 48 平行リンク機構 R1,58 案内面(外周面) B ブルーム(被搬送体) C コンベア R ローラ(補助ローラ) L 搬送面
Claims (4)
- 【請求項1】 搬送路に沿って双方向に移動するインゴ
ット、ブルームあるいは型鋼などの被搬送体の搬送面に
対し、先端部が該搬送面から突出する突出位置と、同じ
く退避した退避位置との間で移動可能に設けられた移動
部材と、 その移動部材を前記突出位置へ向けて付勢する付勢手段
と、 前記退避位置へ移動した前記移動部材を、直接又はこれ
と一体に設けられた他部材を介して間接的に検出する検
出手段とを備え、 前記突出位置に位置する前記移動部材の先端部に対し、
前記搬送される被搬送体は横方向から当接するととも
に、該移動部材の先端部両側には、前記被搬送体の双方
向の通過を許容しつつ、各々その当接に伴い該被搬送体
から受ける横方向の力を、前記退避位置へ向かう力に変
換する案内面が形成され、前記被搬送体の当接により前
記付勢手段による付勢力に抗しつつ前記退避位置へ移動
した前記移動部材を前記検出手段により検出して、当該
被搬送体を検出するようにしたことを特徴とする被搬送
体検出装置。 - 【請求項2】 前記移動部材に対し、各々一端が回転可
能に取り付けられた複数のリンクを含み、該移動部材を
前記退避位置とそれよりも上方に位置する前記突出位置
との間で移動させる平行リンク機構と、 それらリンクの各他端側が回転可能に固定される回転固
定部とを有し、 それらリンクの少なくとも1つのものに対し前記回転固
定部を挟んで前記移動部材と反対側に、前記付勢手段と
しての錘部材が取り付けられ、 該錘部材に作用する重力により、前記移動部材を前記平
行リンク機構を介して前記突出位置側へ付勢するように
した請求項1記載の被搬送体検出装置。 - 【請求項3】 前記移動部材の先端には、前記被搬送体
の搬送方向に対応して双方向に回転可能な補助ローラが
取り付けられ、その補助ローラの外周面が前記案内面を
形成している請求項1又は2に記載の被搬送体検出装
置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、近接センサ等の非接触
式センサである請求項1ないし3のいずれかに記載の被
搬送体検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18398396A JPH107229A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 被搬送体検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18398396A JPH107229A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 被搬送体検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107229A true JPH107229A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16145268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18398396A Pending JPH107229A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 被搬送体検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH107229A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223772A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Daifuku Co Ltd | 物品検出装置 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP18398396A patent/JPH107229A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223772A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Daifuku Co Ltd | 物品検出装置 |
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