JPH1071724A - 記録装置用のインクカートリッヂ - Google Patents

記録装置用のインクカートリッヂ

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JPH1071724A
JPH1071724A JP24685796A JP24685796A JPH1071724A JP H1071724 A JPH1071724 A JP H1071724A JP 24685796 A JP24685796 A JP 24685796A JP 24685796 A JP24685796 A JP 24685796A JP H1071724 A JPH1071724 A JP H1071724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッヂ内のインク残量を的確に検出し
うる構造の簡素なカートリッヂの提供。 【解決手段】 インク保持用のフォームを内装し、イン
クの残留状態を検出する対状の電極を備えた記録装置用
のカートリッヂにおいて、電極の表面にインクに接触す
るネジ状、鋸歯状、細溝状もしくは粗面状の凹凸部を形
成し、凹凸部における凸部の頂部をシャープな形状とし
たインクカートリッヂ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はインクジェットプ
リンタ等の記録装置にインクを供給するカートリッヂ内
のインク残量を検出しうる電極を設けたカートリッヂの
技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカートリッヂにおいて収
容されたインク残量を電気的に検出するための電極を設
けたものとしては、特開平3−277558号(公知例
イ)や特開平5−270001号(公知例ロ)の発明が
提案されており、公知例イにあっては、多孔質材内に一
方の電極を挿通させ、他方の電極をゴム栓を介装して液
密状にインク溜め内に突入させて配設し、インクによる
電極間の抵抗値の変化を検出してインク残量(インクエ
ンド、インクニアエンド)を検出するようにしたもので
あり、又、公知例ロにあっては、一方の電極が容器の底
部に設けられ他方の電極はインク供給口内に片持状に突
出して配設されたものであり、インクニアエンド等の検
出手法については公知例イと共通した技術内容のもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記各公知例イ、ロに
あってもインクエンド等の検出を効果的に達成しうるも
のであるが、尚、以下に述べるような改善が期待される
諸点があった。
【0004】即ち、この種のインクエンド等の検出精度
を向上させるには、例えばカートリッヂ内のインク残量
が微少になった場合にあっても正確にこれを検出させる
ためにフォーム内のインクが重力もしくは毛細管力によ
り円滑に電極方向に移送され、電極と絶え間無く接触さ
せることが必要であり、更には電極とインクとの接触面
積が大であることも望ましいことであり、又インクが電
極に対して濡れ性能が優れていることなどが挙げられ
る。
【0005】この発明の解決しようとする第1の課題
は、インクと電極との接触性を強化させ、インクエンド
等の検出精度を向上させた信頼性の高いインクカートリ
ッヂを提供することである。
【0006】この発明の解決しようとする第2の課題
は、インクと電極との接触面積を拡大させて前記検出精
度の向上を図ったインクカートリッヂを提供することで
ある。
【0007】この発明の解決しようとする第3の課題
は、インクが電極方向に積極的に付勢されるようにして
前記検出精度の向上を図ったインクカートリッヂを提供
することである。
【0008】この発明の解決しようとする第4の課題
は、インクが電極に対して濡れ特性の点で優れたインク
カートリッヂを提供することである。
【0009】この発明の解決しようとする第5の課題
は、構造が単純で故障の少ないインクカートリッヂを提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の解決課題への対応
手段としてのこの発明の技術内容は以下の通りである。
【0011】(1) インク保持用のフォームを内装し、イ
ンクの残留状態を検出する対状の電極を備えた記録装置
用のカートリッヂにおいて、前記電極の表面にインクに
接触する凹凸部を形成してなるインクカートリッヂ。
【0012】(2) 前記凹凸部が前記電極の長手方向に関
してネジ状を呈する形状である前記(1) 記載のインクカ
ートリッヂ。
【0013】(3) 前記凹凸部が前記電極の長手方向に関
して鋸歯状を呈する形状である前記(1) 記載のインクカ
ートリッヂ。
【0014】(4) 前記凹凸部が前記電極の長手方向に関
して細溝状を呈する形状である前記(1) 記載のインクカ
ートリッヂ。
【0015】(5) 前記凹凸部が前記電極の少なくとも一
部分が粗面状を呈する形状である前記(1) 記載のインク
カートリッヂ。
【0016】(6) 前記凹凸部における凸部の頂部をシャ
ープな形状とした前記(1) 乃至(5)記載のインクカート
リッヂ。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
添付図面を参照して説明する。
【0018】(実施の形態1)図1乃至図3に示すカー
トリッヂ1は、イエロー、マゼンタ、シアン等の3色の
インクを個別的に収容しうる3個のインク容器11を備
えたものであるが、各インク容器11における特徴的技
術内容は共通しているので以下に述べるようにその内の
一個のインク容器11について例示的に説明する。
【0019】インク容器11内にはインクを保持するフ
ォーム12が内装され、内向きに突出するインク供給部
13の頂部にはフィルタ14が冠設されており、このイ
ンク容器11の底部にはインク残量を検出する対状の電
極が設けられ、その長尺状の第1の電極15は十分にフ
ォーム12に接触しうるようにその内端部をインク容器
11の略中央部近傍まで延在させるようにして、その基
部をインク容器11の側壁11Aに貫通させ、その外端
部をインク容器11の外側に露呈させており、対状に隣
設された短尺状の第2の電極16はその基部を第1の電
極15と同様にインク容器11の側壁11Aに貫通させ
ると共に、その内端部をインク供給部13に挿着させた
ものであって、両電極15、16の側壁11Aから露呈
した外端にはインク残量検出手段100の検出子110
を弾接させたものである。
【0020】従って、前記したカートリッヂ1を図示し
ないプリンタのインクヘッドに臨ませるように装填する
と第1及び第2の電極15、16はプリンタ側の検出回
路手段100によって検出子110から通電され、イン
ク容器11内のフォーム12に保持されたインクにより
電気的に導通され、インク残量変化に従って、その間の
電気抵抗値が変動される状態を前記検出回路手段100
によって検出するように構成している。
【0021】従って、フォーム12内のインクが使用に
より減量されるに伴って第1及び第2の電極15、16
間の電気抵抗値が増大されるので、これによりインクの
ニアエンド、更にはインクエンドを的確に把握出来るも
のである点では在来のカートリッヂと格別に異なるとこ
ろは存しない。
【0022】この実施の形態における特徴的構成は、第
1及び第2の電極15、16に図4及び図5に示すよう
にその両端を除く中間領域においてネジ状凹凸部15
a、16aを形成した点である。
【0023】図3においては、第2の電極16について
この点を例示的に示しており、第1の電極15について
は中間領域は図示されていないが、同様のネジ状凹凸部
15aが形成されたものであるから以下第2の電極16
について代表的に説明する。
【0024】即ち、インクカートリッヂ1内のインクは
フォーム12が第2の電極16に接触しているため当該
電極16に直接的に接触し、インクエンド等は前述の如
くに検出されるが、図5に示すように第2の電極16に
はネジ状凹凸部16aが設けられているため直線状で平
坦な表面を有する従来品に比較してフォーム12自体が
広い面積にわたって電極16に接触することとなり、イ
ンクエンド等の検出精度が向上されるものである。
【0025】更に、図5においてインクの流動方向に注
視すると以下の現象が見られるものである。
【0026】即ち、第2の電極16のネジ状凹凸部16
aのシャープな凸部(P)はフォーム12内に突き刺さ
るようにその先端を侵入させることとなり、結果的にこ
のシャープな凸部(P)の周辺、並びにこの凸部(P)
間の凹部(Q)においてフォーム12は大巾に圧縮され
て毛細管力が強くされた領域(Z)が形成されることと
なるからフォーム12内のインクは毛細管力により第2
の電極16方向に強制的に移動されることとなり、イン
クと第2の電極16とは効果的に接触され、両電極1
5、16間の抵抗値を的確に把握して安定的にインクエ
ンド等を検出しうるものである。
【0027】また凹部(Q)は、毛細管力がより強いた
めインクが強制的に電極16に付着する状態となり、イ
ンクの電極に対する濡れ特性が安定的に得られる。
【0028】従って、インクが残留しているカートリッ
ヂ1を誤って新品と交換するような無用な不具合は発生
せずインクの無駄を無くし、より多くの高品質の印刷を
可能とするものである。
【0029】(実施の形態2)図6に示すこの実施の形
態における構成上の特徴点は、第1及び第2の電極15
A、16Aにその長手方向に沿って鋸歯状の凹凸部15
Ab、16Abを形成した点であって、他の点では実施
の形態1のものと共通しており、その作用並びに効果の
点でも格別の差異は存しないのでその説明は省略する。
【0030】(実施の形態3)図7及び図8に示す第1
及び第2の電極15B、16Bにおける構造上の特徴点
は、その長手方向沿いに細溝状凹凸部15Ba、16B
aを形成した点にあり、作用、効果の点では前記した他
の実施の形態のものと共通しているのでその説明は省略
する。
【0031】(実施の形態4)図9に示す第1及び第2
の電極15C、16Cにおける構造上の特徴点は、その
中間領域に粗面状凹凸部15Ca、16Caを形成した
点にあり、その作用、効果の点では他の実施の形態のも
のと共通しているのでその説明は省略する。
【0032】前記した実施の形態2乃至4にあっては第
1の電極15A〜15Cについては括弧を付して図示す
るに止めたが、いずれも第2の電極16A〜16Cと同
様の凹凸部15Aa〜15Caであることは言うまでも
ない。
【0033】以上の各実施の形態1〜4においては、第
1及び第2の両電極15、15A〜15C、16、16
A〜16Cの双方に共通の凹凸部15a、15Aa〜1
6、16Aa〜16Caを形成する構成について説明し
たが、インクの濡れ性能に応じてはいずれか一方の電極
にのみ凹凸部を設けただけでもインクエンド等の検出精
度向上に支障がないものであることも十分に検証されて
いる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したこの発明の効果は次の通り
である。
【0035】 インクと電極との接触面積が拡大され
インクエンド等の検出精度が向上する。
【0036】 フォームを局部的に圧縮して毛細管力
に良いインクを電極方向に移送させてインクエンド等の
検出精度を向上させるものである。
【0037】 インクが電極に対して濡れ特性の点で
優れ、インクエンド等の検出精度を大巾に改善しえたも
のである。
【0038】 構造が単純で、しかも効果的にインク
エンド等を検出しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のインクカートリッヂの縦断面
図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の要部の拡大側面図。
【図4】実施の形態1の電極の側面図。
【図5】図4の使用時における一部拡大図。
【図6】実施の形態2の電極ピンの側面図。
【図7】実施の形態3の電極ピンの側面図。
【図8】図7のX−X断面図。
【図9】実施の形態4の電極ピンの側面図。
【符号の説明】
1 カートリッヂ 11 インク容器 12 フォーム 13 インク供給部 15、15A〜15C 第1の電極 16、16A〜16C 第2の電極 15a、16a ネジ状凹凸部 15Aa、16Aa 鋸歯状凹凸部 15Ba、16Ba 細溝状凹凸部 15Ca、16Ca 粗面状凹凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク保持用のフォームを内装し、イン
    クの残留状態を検出する対状の電極を備えた記録装置用
    のカートリッヂにおいて、前記電極の表面にインクに接
    触する凹凸部を形成してなるインクカートリッヂ。
  2. 【請求項2】 前記凹凸部が前記電極の長手方向に関し
    てネジ状を呈する形状である請求項1記載のインクカー
    トリッヂ。
  3. 【請求項3】 前記凹凸部が前記電極の長手方向に関し
    て鋸歯状を呈する形状である請求項1記載のインクカー
    トリッヂ。
  4. 【請求項4】 前記凹凸部が前記電極の長手方向に関し
    て細溝状を呈する形状である請求項1記載のインクカー
    トリッヂ。
  5. 【請求項5】 前記凹凸部が前記電極の少なくとも一部
    分が粗面状を呈する形状である請求項1記載のインクカ
    ートリッヂ。
  6. 【請求項6】 前記凹凸部における凸部の頂部をシャー
    プな形状とした請求項1乃至5記載のインクカートリッ
    ヂ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005041216A (ja) * 2003-07-09 2005-02-17 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置及びインクカートリッジ

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