JPH02243351A

JPH02243351A - インクカートリッジ

Info

Publication number: JPH02243351A
Application number: JP6575389A
Authority: JP
Inventors: Tetsuhiro Nitta; 哲弘新田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-03-17
Filing date: 1989-03-17
Publication date: 1990-09-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はインクジェット記録装置に交換可能に装着され
るインクカートリッジに関する。

〔従来、の技術〕

プリンタ、複写機あるいは印刷機などの記録装置におけ
る印字方式の１つとしてインクジェット方式が採用され
ている。

このインクジェット記録装置は、記録ヘッド（インクジ
ェットヘッド）を画像データに基づいて駆動することに
よりその前面に設けたインク吐出口からインク滴を飛翔
させ、記録媒体（用紙など）上にインクのドツトパター
ンから成る画像を形成していくように構成されている。

上記インクジェット記録装置はカラー印字に適しており
、カラー印字の場合には複数のインク色（例えばシアン
、マゼンタ、イエロー、ブラック）が使用され、これら
のインク色に対応した複数の記録ヘッドを用いて記録が
行われる。

なお、同一色相で濃淡の異なる複数のインクを使用する
場合もあり、本発明が実施される多色印字用の記録装置
はこのような場合をも含むものとする。

前述のようなインクジェット記録装置に使用される複数
色のインクは、それぞれ別個のインクカートリッジに収
容され、インクがなくなった場合はインクカートリッジ
ごとに交換するように構成されている。

上記インクカートリッジとして、例えば、インクが充填
された可撓性のインク袋をプラスチック製のハードケー
スに格納した構造のものが用いられる。

〔発明が解決しようとする技術課題］前述のような多色のインクカートリッジを使用するイン
クジェット記録装置においては、インクカートリッジを
装着する時、誤って別の色のインクカートリッジを挿入
してしまう場合があった。

また、インクカートリッジの表面がすべりやすいため、
指で持つ個所が厚く平坦面であると、インクカートリッ
ジの春り出し時などに指で摘むことが難しく取り出しに
くい場合もあった。

さらに、挿入されたインクカートリッジは、固定されて
いないと、記録動作時の振動などで外れてしまう場合も
あった。

請求項１の本発明はこのような従来技術に鑑みなされた
ものであり、簡単な構成で、多色印字など複数種類のイ
ンクカートリッジを使用する場合の誤挿入を確実に防止
しうるインクカートリッジを提供することを目的とする
。

また、請求項２の本発明は、上記目的に加えて指で摘み
やすく容易に取り出しうるインクカートリッジを提供す
ることを目的とする。

さらに、請求項３の本発明は請求項１の目的に加えて、
装着時に挿入しやすく、かつ使用時に外れることがない
インクカートリッジを提供することを目的とする。

〔課題解決のための手段〕

請求項１の本発明は、インクカートリッジ挿入時のスト
ッパーとなる突起を折損可能な爪で形成し、所定の爪を
折損して該突起の形状に変化を持だせることにより誤挿
入機能を付与し、カートリッジ装着時の挿入の誤りを確
実に防止するものである。

請求項２の本発明は、請求項１（７）構成において、さ
らに、インクカートリッジの持つ部分を細くくびれた形
状にしローレット切り部を設けることにより、さらに、
指で摘みやすく容易に取り出しうるインクカートリッジ
を提供するものである。

請求項３の本発明は、請求項１の構成において、さらに
、インクカートリッジの一部にはずれ防止用のストッパ
ーを設けるとともに、該ストッパーに付随してインクカ
ートリッジ挿入時のレールを設けることにより、さらに
、装着時の挿入が容易で使用時に外れることのないイン
クカートリッジを提供するものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例に係わるインクカートリッジ
の斜視図であり、第２図は第１図中の中央縦断面図であ
る。

第１図および第２図において、インクカートリッジ１は
、プラスチック成形品の左右のケース部分２Ａ、２Ｂを
接合して構成したハードケース２の内部に、１色のイン
クが充填されたインク袋３を格納した構造をしている。

インク袋３の挿入方向先端側にはインク供給口４が形成
され、該インク供給口４は押込み（圧入）嵌合されたゴ
ム栓５で密封されており、図示の例では、該ゴム栓５は
前記インク供給口４の外周に固定される中心孔付きのキ
ャップ６で脱落防止されている。

インクカートリッジ１を記録装置のキャリッジ（不図示
）または装置本体（不図示）に挿入すると、記録ヘッド
側に連結されたチューブの先端に固着した中空針（不図
示）が前記ゴム栓５に刺し通され、該中空針を通してイ
ンク袋３内のインクを記録ヘッド（不図示）へ供給する
ように構成されている。

前記インク袋５の前記供給口４と同じ側には、インクカ
ートリッジ１の記録装置への装着並びにインク袋３内の
インク残量を電気的に検知するための信号ビン７が固定
されている。

第３図および第４図は第２図中の線■−■および線ＩＶ
−ＩＶから見た先端端面図および上面図であり、第５図
は第１図のインクカートリッジ１つ右側面図であり、第
６図は第５図の線ＶＩ−Ｖｌから見た正面図である。

第１図〜第６図において、インクカートリッジ１のハー
ドケース（カートリッジケース）２の先端の周縁部に、
該インクカートリッジ１を記録装置に挿入する時の位置
決めストッパーとなる突起１１．１２．１３．１４．１
５．１６．１７が形成されている。

然して、これらの突起１１〜１７は全て折損可能な爪（
または耳片）で形成されており、所定の爪を適宜折損す
ることにより前記突起１１〜１７の形状配置に変化を持
たせることができる。

例えば、いずれかの爪を選んで折損することにより、ス
トッパーとなる前記突起１１〜１７の形状をそれぞれの
インク色ごとに変化させることが可能である。

一方、記録装置側（例えばキャリッジなど）のカートリ
ッジ装着部の内部形状は、対応する色のカートリッジ１
の突起１１〜１７の形状と合致し、対応しない色のカー
トリッジｌの突起とは合致せずカートリッジ挿入が不可
能なものになっている。

こうして、各インク色のカートリッジごとに、所定の爪
（２個以上でも可）を折損して突起１１〜１７の形状に
変化を持たせるとともに、記録装置側のカートリッジ格
納部の内部形状も対応するインク色のカートリッジの先
端部とのみ嵌合する形状にされ、したがって、各カート
リッジ格納部に対しては指定のインク色のカートリッジ
のみしか挿入できないという色別誤挿入防止機能が付与
されている。

インクカートリッジ１の外側の一部すなわち指で摘む部
分は第１図および第４図に示すごとく細くくびれた形状
２１をしており、その表面には第１図および第５図に示
すごとくローレフト切り部２２が形成されている。

このローレット切り部２２は矢印六方向に取り出す時の
すべりを防止するだめのものであり、したがって上下方
向に形成されている。

また、前記（びれた形状２１の先端には、第１図、第４
図および第５図に示すごとく、摘んだ指を支持するため
の突起２３が形成されている。

さらに、インクカートリッジ１の底部には、記録装置へ
の装着状態の外れ防止用のストッパ面２４．２４と、装
着時の挿入用ガイドとなるレール２５．２５が形成され
ている。

以上第１図〜第６図について説明した実施例によれば、
多色インクジェット記録装置用のインクカートリッジ１
において、該カートリッジの先端部に挿入時のストッパ
ーとなる突起１１〜Ｉ７を折損可能な爪で形成し、イン
ク色ごとに所定の爪を折損して先端ストッパーの形状に
変化を持たせることにより色別誤挿入防止ｍ能を持たせ
たので、次のような効果が得られた。

（１）記録装置のカートリッジ格納部の内部形状を各イ
ンク色ごとに対応するカートリッジのストッパーと合致
させることにより、カートリッジ装着時に誤って他のイ
ンク色のものを挿入することを確実に防止することが可
能になった。

（ｉｉ　）ゴム栓５にインク供給チューブの中空針が過
度に突き刺さることがなくなり、インク袋３に余計な力
を与えることがなくなった。同時に、信号ピン７および
ゴム栓５の保護機能が向上した。

また、インクカートリッジ１を持つ部分を細（くびれた
形状２１にし、その先端に突起２３を形成するとともに
表面にローレフト切り部２２を設けたので、インクカー
トリッジ１を確実に摘んで容易に取り出すことが可能に
なった。また、摘んだ時の確定惑を向上させることがで
きた。

さらに、インクカートリッジ１の底部にレール２５に付
随するストッパー２４を設けたので、該レールを案内手
段として容易に挿入取り出しを行うことができ、しかも
−度挿入した後の外れ防止にすぐれたインクカートリッ
ジが得られた。

なお、図示の実施例ではくびれた形状２１をカートリッ
ジ１の上下方向全域に設けたが、これは指が接触する部
分のみをくびれた形状にすることもできる。

また、細くくびれた部分２１の形状は図示のように曲面
である必要はなく、指が接触する部分が平面であっても
よい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記録
用のインクを収容したインクジェット記録装置のインク
カートリッジにおいて、インクカートリッジ挿入時のス
）　−／パーとなる突起を折損可能な爪で形成し、所定
の爪を折損して該突起の形状に変化を持たせることによ
り誤挿入防止機能を付与させる構成にしたので、カラー
記録など異なるカートリッジを使用するに際し、誤って
異なるインクカートリッジを挿入することをなくすこと
が可能になった。

また、請求項２の本発明によれば、さらに、インクカー
トリッジの一部を細くくびれた形状とし、その表面にロ
ーレット切り部を設けたので、指で摘みやすく、交換時
などで容易に取り出すことが可能になった。

また、請求項３の本発明によれば、さらに、インクカー
トリッジの一部に外れ防止用のストッパーを設けるとと
もに該ストッパーに付随して挿入時の案内となるレール
を設けたので、記録装置への装着取り外しが容易であり
、−旦装着すると外れることのないインクカートリッジ
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わるインクカートリッジ
の斜視図、第２図は第１図の中央縦断面図、第３図は第
２図中の線■−■から見た先端端面図、第４図は第２図
中の線ｒＶ−ｒＶから見た平面図、第５図は第１図の右
側面図、第６図は第５図中の線Ｖｌ−Ｖｌから見た正面
図である。１　　　インクカートリッジ、２−・・−・・・・ハー
ドケース、３　　　インク袋、４−−−−−−−・−イ
ンク供給口、１１．１２．１３．１４．１５．１６．１
７・・・−・・・・・爪、２１−−−−−−−・・・・
くびれた形状、２２・−・−一一一一・ローレット切り
部、２３・・−・・・−突起、２４−・・−・・−・−
ストッパー、２５　　　　レール。第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）記録用のインクを収容したインクジェット記録装
置のインクカートリッジにおいて、インクカートリッジ
挿入時のストッパーとなる突起を折損可能な爪で形成し
、所定の爪を折損して該突起の形状に変化を持たせるこ
とにより誤挿入防止機能を付与したことを特徴とするイ
ンクカートリッジ。
（２）インクカートリッジの外側の一部を細くくびれた
形状とし、その表面にローレット切り部を設けることを
特徴とする請求項１記載のインクカートリッジ。
（３）インクカートリッジの一部にはずれ防止用のスト
ッパーを設けるとともに、該ストッパーに付随してイン
クカートリッジ挿入時のレールを設けることを特徴とす
る請求項１記載のインクカートリッジ。