JPH043807Y2 - - Google Patents

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JPH043807Y2
JPH043807Y2 JP1983169949U JP16994983U JPH043807Y2 JP H043807 Y2 JPH043807 Y2 JP H043807Y2 JP 1983169949 U JP1983169949 U JP 1983169949U JP 16994983 U JP16994983 U JP 16994983U JP H043807 Y2 JPH043807 Y2 JP H043807Y2
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cartridge
ink
ink supply
supply body
holding arm
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、交換自在なカートリツジの保持装置
に関する。
(ロ) 従来技術 液体、例えばインクを収納するインク溜りとし
て交換自在なインクカートリツジが存在する。斯
るインクカートリツジの交換は容易でしかも確実
に行い、交換後はしつかりとカートリツジを保持
していることが肝要である。そのインクカートリ
ツジを備えた装置の一例として、インクヘツドか
ら微小インク滴を噴射せしめて文字、図形等の任
意の画像を印写するインクジエツトプリンタが存
在し、インクカートリツジの交換が確実に行なわ
れ、且インクカートリツジを堅固に保持していな
いと、上記インクヘツドに至るインクの供給系に
気泡が侵入し、インク滴噴射動作が阻害される。
特に、微小な圧力変化によりインク滴を必要に応
じて選択的に噴射するオンデマンド型のインクヘ
ツドにあつては、上記気泡がヘツド内に侵入する
と容易に自己復帰することはできない。
(ハ) 考案の目的 本考案は上述した点に鑑みてなされたものであ
つて、交換作業が容易にして確実に行なえると共
に、堅固にカートリツジを保持することのできる
カートリツジ保持装置を提供することを目的とす
る。
(ニ) 考案の構成 本考案は、カートリツジ両側面の後方部分の外
側に設けられた突起と、前記カートリツジの前面
から突出して設けられた中空のインク供給体と、
当該インク供給体の一端側面の前記中空部分に連
通する開孔を液密的に被覆する摺動自在な弾性部
材と、を具備するインク収容カートリツジを前記
インク供給体の突出方向に沿つてカートリツジ挿
入口から挿入して、前記カートリツジを収納保持
するカートリツジの保持装置において、前記カー
トリツジ挿入口内の奥に設けられ、前記カートリ
ツジ挿入口内への前記カートリツジの挿入時に、
前記弾性部材に当接し、当該弾性部材を摺動させ
ることによつて開放された前記開孔を含むインク
供給体の一端と結合するインクカツプラと、固定
用の爪部を有し、前記カートリツジ挿入口の一端
に回動自在に設けられた保持アームと、前記カー
トリツジ挿入口に前記カートリツジを挿入し前記
保持アームの爪部にて前記保持アームを固定した
際に、前記カートリツジの後面を押圧すると共に
前記カートリツジの突起に嵌合して前記カートリ
ツジの移動を規制するように前記保持アームに設
けられた押圧部材と、を具備することを特徴とす
る。
(ホ) 実施例 以下本考案を上述の如きオンデマンド型インク
ヘツドにインクを供給するインク供給装置に適用
した実施例につき詳述する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例に適用さ
れる交換自在なインクカートリツジを示し、(1)は
約100〜200cc程度のインク2を収納する無定形の
袋状収納体で、空気の侵入を抑圧するために気体
の透過が極めて少ない塩化ビニリデンと塩化ビニ
ルとの共重合フイルム、ナイロンフイルム等の低
気体透過度フイルムシートから形成されている。
この場合、インク2は予め脱気処理が施されてい
る。(3)は上記収納体1の開口部をネジ止めにより
液密的に閉塞するシーリング板、(4)は該シーリン
グ板3により液密的にインク2が収納された上記
収納体1を内蔵するカートリツジ本体、(5)は該カ
ートリツジ本体4から一端5aが外方へ突出した
インクを供給する針状のインク供給体(6)は該イン
ク供給体5と共に対をなしインクの残量を電気量
例えば抵抗値として検出する一端6aが突出した
針状の検出電極で、上記インク供給体5と検出電
極6の他端5b,6bはシーリング板3を貫通し
て収納体1の内部のほぼ中央にまで配挿されてい
る。従つて、上記インク供給体5と検出電極6
は、収納体1内にインク2が充満した状態にあつ
ては該インク2と当接する。
上記インク供給体5は中空状を成し、一端5a
の側面と他端5bに夫々穿たれた開孔7,7′と
を連通せしめている。(8)は上記一端側面の開孔7
を液密的に被覆するゴムキヤツプで、検出電極5
の外周に対しその弾性に抗して摺動する。(9)はイ
ンク供給体5及び検出電極6と同一方向にカート
リツジ本体4から突出した空気導入管で、該導入
管9を介して収納体1内のインク2を加圧すべき
一定圧力の空気流が付加される。10a,10b
はカートリツジ本体4の側面に突設された一対の
フツクで、カートリツジ交換時指等が係合せしめ
られる。
第3図ないし第7図は上記インクカートリツジ
を収納保持する保持装置を示し、31,32は本
体30に取付けられた第1,第2の仕切板で、収
納したカートリツジ本体4を支持すると共に、一
端部には後述するインクカートリツジの先端部、
すなわちインク供給体5等を保持するカートリツ
ジ結合部33が取付けられる。
また、仕切板31,32の他端部には、カート
リツジが挿入されるカートリツジ挿入口34が設
けられる。35はカートリツジ挿入口34の一端
に取付けられる保持アームで、基端36が前記第
2の仕切板32の端部に固着された軸37に回動
自在に枢支されるので、カートリツジ4の挿入並
びに装脱の際に、保持アーム35を回動し、カー
トリツジ挿入口34を開放することにより、カー
トリツジ4の挿入並びに装脱操作を妨げることは
ない。保持アーム35の先端部38には、保持ア
ーム35を保持装置の本体30に固定するための
爪部39が設けられる。この爪部39は本体30
に取付けたカートリツジ挿入時のグリツプ40と
係合するロツクレバー41と、ロツクレバー41
を解除するためのリリースレバー42および前記
ロツクレバー41を図中反時計方向に付勢するス
プリング43よりなり、前記ロツクレバー41を
保持アーム35の先端部38に設けた軸44に、
回動自在に枢支し、止めナツト45で固定すると
共に、スプリング43により、係合方向にロツク
レバー41を付勢している。更に、この保持アー
ム35には、カートリツジを挿入し、保持アーム
35のロツクレバー41とグリツプ40とを係合
せしめて、保持アーム35を本体30に固定した
際、カートリツジ本体4の後端部4′を押圧する
押圧ゴム46が取付けられている。この押圧ゴム
46には図示する如く、段部が形成され、この突
出部47がカートリツジ本体4の側面に突設され
た突起10a,10bの間に位置し、カートリツ
ジ本体4の上下方向の移動を防止する。つぎに、
カートリツジ結合部33近傍について説明する。
(11),(12)はインク供給体5および検出電極6
が嵌着せしめられる第1・第2の結合電極で、ホ
ルダ24の下面よりリード線25を通し、リード
線の端部を結合電極11,12に巻付けて半田付
けし、結合電極11,12の一部をホルダ24に
通した後に、リード線25をホルダ24に挿入し
て固定している。
(13)は上記第1の結合電極11を通るインク
供給体5の延長線上に設けられ該供給体5が挿入
されることによつて開孔7とインク供給チユーブ
14とを結合するインクカツプラ、15は同様に
空気導入管9の延長線上に設けられた該導入管9
と空気導入チユーブ16とを結合する空気カツプ
ラで、前記第1・第2の結合電極11,12、イ
ンクカツプラ13および空気カツプラ15とでカ
ートリツジ結合部33が構成される。17a,1
7bはカートリツジ本体4の側面に突設された突
起18a,18bの周壁が摺接することによつて
インクカートリツジの移動方向を案内する案内板
で、インクカートリツジのインクカツプラ13へ
の結合(挿入)方向である水平方向の移動を規制
する。
つぎに第8図ないし第10図を参照して、イン
クカートリツジの交換動作につき説明する。尚本
実施例では4個のインクカートリツジを保持装置
にて収納保持しているが、交換動作については、
各カートリツジとも同じであるので1個のインク
カートリツジの交換動作について述べる。
まず、第8図の如く配置されたインクカートリ
ツジを、該カートリツジ本体4から突出したイン
ク供給体5、検出電極6及び空気導入管9の各々
が結合されるべき第1、第2の結合電極11,1
2、インクカツプラ13及び空気カツプラ15に
向つて押圧することによつて、インクカートリツ
ジは案内板17a,17bに規定された移動系路
を移動する。より具体的には、先ずインクカート
リツジは水平方向の押圧によりインク供給体5の
先端に設けられたゴムキヤツプ8を被覆状態のま
ま第1の結合電極11を超えるべく案内板17
a,17bの傾斜壁を上方に向つて移動後、水平
壁に沿つて水平に摺動する。この様に案内板17
a,17bの上壁に沿つて一旦持上げるようにそ
の移動が案内されたインクカートリツジは、上記
ゴムキヤツプ8が第1の結合電極11を超えた時
点で突起18a,18bと案内板17a,17b
との係合が解除され、該インクカートリツジの自
重で落下し、第11図に示す如くV字状に開放し
た第1の結合電極11内にインク供給体5を嵌入
せしめる。これと同時に第2の結合電極12内に
検出電極6も嵌入する。
更に押圧を継続すると上記結合電極11,12
はインク供給体5及び検出電極6の移動を案内
し、第9図に示す如くインク供給体5の先端はイ
ンクカツプラ13の挿入孔20に挿入しゴム栓2
1と当接すると共に、空気導入管9は僅かな距離
を隔てて空気カツプラ15と対峙する。上記ゴム
栓20には予めピンホールが穿たれているが、斯
るピンホールはゴム栓21自身の収縮力により閉
塞状態にある。従つて、ゴム栓21と先端が当接
したインク供給体5は更に押圧することによりゴ
ムキヤツプ8を残してピンホールを貫通し、第1
0図のようにインクカツプラ13内に開孔7を臨
ませ、インク供給チユーブ14への収納体1から
のインク2の流出を可能ならしめる。
一方、空気導入管9も空気カツプラ15内に没
入し、その入口近傍に設けられたOリング22の
変形により気密的に両者は結合せしめられる。
第11図はインクカートリツジの挿入方向から
見た第1・第2の結合電極11,12、インクカ
ツプラ13及び空気カツプラ15を示し、V字状
に屈曲せしめられた第1の結合電極11の延長線
上にインクカツプラ13の挿入孔20が位置し、
また空気カツプラ15はシヤーシ23に対し左右
方向へのクリヤランスを与えるべく遊着されてい
る。
この様にインク供給体5は、該供給体5のイン
クカツプラ13への結合(挿入)方向に対し加圧
部材19による垂直方向(鉛直下向き)の加圧状
態下に於いて第1の結合電極11と嵌合状態のま
まその移動が案内され、インク供給体5とインク
カツプラ13及び空気導入管9と空気カツプラ1
5が結合される。この時点に於いて、インク供給
体5と検出電極6は収納体1内のインク2と接触
し、該インク2を介して電気的に短絡状態にあ
る。インク2の消費が進み該インク2の残存量が
あと僅かになるにつれ、収納体1は空気流の付加
によりその中央部からインク2が周縁に押し込ま
れ、上記インク供給体5及び検出電極6間に存在
するインク2の量が減少する。従つて、上記イン
ク供給体5及び検出電極6間の残存量に反比例し
て抵抗値が増大すると共に、斯る残存量がほとん
どなくなると同時に上記抵抗値が飛躍的に上昇す
る。即ち、上記インク供給体5及び検出電極6間
の抵抗値を検出することによつてインクの残存量
を検出することができ、抵抗値が飛躍的に上昇し
た時点でカートリツジの交換を行なう。
さて、第3図に示すように、各インクカートリ
ツジをカートリツジ保持装置の挿入口に挿入した
状態で、保持アーム35を回動させて、保持アー
ム35のロツクレバー41をグリツプ40に係合
させて、保持アーム35を固定せしめ、各カート
リツジ本体4の後端部4′を保持アーム35に取
付けた押圧ゴム46により押圧する。この押圧ゴ
ム46により各カートリツジ本体4はカートリツ
ジ結合部33方向へ押圧付勢されると共に、押圧
ゴム46の段部の各突出部47がカートリツジ本
体4の突起10a,10b間に入り込んで、イン
クカートリツジの上下方向の移動が防止される。
上記実施例では述べていないが、保持装置内に
あるカートリツジ4を交換する場合には、カート
リツジ4の後方部分の突起10a,10bに指を
掛けることにより、インク供給体5とインクカツ
プラ13との結合、及び空気導入管9と空気カプ
ラ15との結合を容易に解除することができる。
(ヘ) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、カート
リツジ両側面の後方部分の外側に設けられた突起
と、前記カートリツジの前面から突出して設けら
れた中空のインク供給体と、当該インク供給体の
一端側面の前記中空部分に連通する開孔を液密的
に被覆する摺動自在な弾性部材と、を具備するイ
ンク収容カートリツジを対象とし、斯るカートリ
ツジをインク供給体の突出方向に沿つてカートリ
ツジ挿入口から挿入して、インク供給体の一端と
インクカツプラとを結合させ、その状態を保持す
るカートリツジの保持装置において、以下の効果
を奏する。
A 保持装置の主体となる保持アームをカートリ
ツジ挿入口の一端に、回動自在に設けたので、
カートリツジの挿入並びにその装脱の際に、保
持アームを回動し、カートリツジ挿入口を開放
することにより、そのカートリツジの挿入並び
に装脱操作を妨げることがない。
B 保持アームには押圧部材及び爪部が設けられ
ているため、保持アームを回動してカートリツ
ジ挿入口を閉塞し、爪部にて保持アームを固定
するだけで押圧部材がカートリツジ後面に当接
すると共にこの押圧部材がカートリツジの突起
に嵌合して、カートリツジ後面を押圧保持し、
且つカートリツジ後面の上下方向の不所望なぐ
らつきを防止することができる。
C インクカツプラとインク供給体との結合を解
除するべくカートリツジ装脱の際に、カートリ
ツジに設けられた突起は、指掛部として機能す
るので、インクカツプラとインク供給体との結
合が強固であつても、狭い挿入口付近で容易に
カートリツジを装脱することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はインクカートリツジを示す断面図、第
2図はその斜視図である。第3図ないし第7図は
本考案による保持装置を示し、第3図は斜視図、
第4図は一部を断面にした側面図、第5図は上面
図、第6図は正面図、第7図は要部を示す一部を
断面にした側面図である。第8図ないし第10図
は本考案に於けるカートリツジの交換動作を状態
別に示し、第8図Aないし第10図Aは断面図、
第8図Bないし第10図Bは各図Aに対応する側
面図である。第11図は本考案の他の要部を示す
正面図である。 4……カートリツジ本体、30……本体、31
……第1の仕切板、32……第2の仕切板、34
……カートリツジ挿入口、35……保持アーム、
39……爪部、40……グリツプ、41……ロツ
クレバー、46……押圧ゴム(押圧部材)、47
……突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カートリツジ両側面の後方部分の外側に設けら
    れた突起と、前記カートリツジの前面から突出し
    て設けられた中空のインク供給体と、当該インク
    供給体の一端側面の前記中空部分に連通する開孔
    を液密的に被覆する摺動自在な弾性部材と、を具
    備するインク収容カートリツジを前記インク供給
    体の突出方向に沿つてカートリツジ挿入口から挿
    入して、前記カートリツジを収納保持するカート
    リツジの保持装置において、 前記カートリツジ挿入口内の奥に設けられ、前
    記カートリツジ挿入口内への前記カートリツジの
    挿入時に、前記弾性部材に当接し、当該弾性部材
    を摺動させることによつて開放された前記開孔を
    含むインク供給体の一端と結合するインクカツプ
    ラと、固定用の爪部を有し、前記カートリツジ挿
    入口の一端に回動自在に設けられた保持アーム
    と、前記カートリツジ挿入口に前記カートリツジ
    を挿入し前記保持アームの爪部にて前記保持アー
    ムを固定した際に、前記カートリツジの後面を押
    圧すると共に前記カートリツジの突起に嵌合して
    前記カートリツジの移動を規制するように前記保
    持アームに設けられた押圧部材と、を具備するこ
    とを特徴とするカートリツジの保持装置。
JP16994983U 1983-10-31 1983-10-31 カ−トリツジの保持装置 Granted JPS6078444U (ja)

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JPS6078444U JPS6078444U (ja) 1985-05-31
JPH043807Y2 true JPH043807Y2 (ja) 1992-02-05

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