JPS59214656A - インクジエツトプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は複数色のインク滴を噴射するインクジェットプ
リンタに関する。

（ロ）従来技術 複数色のインク滴、例えばイエロ、マゼンタ、シアン及
びブラックの４色のインク滴を夫々噴射シカラー画像を
印写するカラーインクジェットプリンタが存在する。通
常上記４色のインクを収納するインク溜シはインクの補
充をユーザに委ねる場合が多く、従って斯る補充作業を
簡便且つ確実に行なわしめること等を目的としてインク
溜υごと交換せしめるインクカートリッジ方式が有利で
ある。

然し乍ら、インクカートリッジ方式のインク溜り（以下
ただ単にインクカートリッジと称ス）の交換作業は上述
の如く主としてユーザが施すので、容易となる反面装着
すべきインク供給系との結合を誤る危惧をも合せ持って
いる。

（ハ）発明の目的 本発明は斯る点に鑑みて為されたものであって、その目
的はインクカートリッジの交換動作をインク供給系との
結合に先立って判定し、斯る交換動作を正確に行なわし
めることにある。

に）発明の構成 本発明インクジェットプリンタは、複数色のインク滴を
噴射する複数のインクヘッドと、該インクヘッドにイン
ク供給系を介して上記複数色のインクを供給する交換自
在な複数のインクカートリッジと、該カートリッジと上
記インク供給系とを結合せしめるインクカップラと、を
備え、上記各インクカートリッジに収容されているイン
クの抵抗値は同一温度、同一容量の下で相違すると共に
、該インクの抵抗値を基準にして上記インクカートリッ
ジの交換動作をインクカップラとの結合に先立って判定
する構成にある。

（ホ）実施例 第１図及び第２図は本発明に用いられる複数色のインク
を各々共通に収納する交換自在なインクカートリッジの
一実施例を示し、（１）は約１００〜３００ＣＣ程度の
予め定められた各色のインク（２）を収納する無定形の
袋状収納体で、空気の侵入を抑圧するために気体の透過
が極めて少い塩化ビニリデンと塩化ビニルとの共重合フ
ィルム、ナイロンフィルム等の低気体透過度フィルムシ
ートから形成されている。この場合、インク（２）は予
め脱気処理が施されている。（３）は上記収納体（１）
の開口部をネジ止めにより液密〜的に閉塞するシーリン
グ板、（４）は該シーリング板（３）によシ液密的にイ
ンク（２）が収納された上記収納体（１）を内蔵するカ
ートリッジ本体、（５）（６）は該カートリッジ本体（
４）から一端（５１（６Ｂ）が突出した一対の第１、第
２の針状検出電極で、該両電極（５）（６）の他端（５
ｂ）（６ｂ）はシーリング板（３）を貫通して収納体（
１）の内部のほぼ中央にまで配挿されている。従って、
上記第１、第２の検出電極（５１（６１は、収納体（４
）内にインク（２）が充満した状態にあっては該インク
（２）と当接する。

上記第１の検出電極（５）は中空状を為し、一端（５ａ
）の側面と他端（５ｂ）に夫々穿たれた開孔（７１（７
１’とを連通せしめている。（８）は上記一端側面の開
孔（７）を液密的に被覆するゴムキャップで、検出電極
（５）の外周に対しその弾性に抗して摺動する。

（９）は第１、第２の検出電極（５１＋６１と同一方向
にカートリッジ本体（４）から突出した空気導入管で、
該導入管（９）を介して収納体（１）内のインク（２）
を加圧すべき一定圧力の空気流が付加される。（１０Ｂ
）（１０ｂ）はカートリッジ本体（４）の側面に突設さ
れた一対のフックで、カートリッ′ジ交換時指等が保合
せしめられる。

第６図並びに第４図は上記インクカートリッジの交換動
作を状態別に示し、両図に於いて、（１１１Ｑ２１は第
１、第２の検出電極（５１（６）が各々恢着せしめられ
る第１、第２の結合電極、０３）は第６図の状態では上
記第１の結合電極αυを通る第１の検出電極（５）の延
長線上に設けられた該検出電極（５）の開孔（７）とイ
ンク供給チューブ（１４１とを結合するインクカップラ
、０５）は同様に空気導入管（９）の延長線上に設けら
れた該導入管（９）と空気導入チューブ（１６）とを結
合する空気カフ　７’　ラ、（１７Ｂ）（１７ｂ）はカ
ートリッジ本体（４）の側面に突設された突起（１８＆
）（１８ｂ）の周壁が摺接することによってインクカー
トリッジの移動方向を案内する案内板で、該案内板（１
７＆）（１７ｂ）の結合を極（１１１（１２＋側端部は
第１の検出電極（５）の先端に設けられたゴムキャップ
（８）を被覆状態のまま第１の結合電極（１１）を越え
るべくその植立長が高くなっている。

即ち、８６図の如く配置されたインクカートリッジを、
該カートリッジ本体（４）から突出した第１、第２の検
出［ｌｉｄ　（５１（６）及び空気導入管（９）の各々
が結合されるべき第１、第２の結合電極α１）　（１２
ｉ、インクカップラ（１３）及び空気カップラａ５）に
向って押圧することによって、インクカートリッジは案
内板（１７Ｂ）（１７ｂ）に規定された移動系路を移動
し、先ず検出電極（５）（６１と結合電極（１１）（１
２ｉとの結合が完了する。更に押圧を継続すると、空気
導入管（９）は僅かな距離を隔てて空気カップラ（１５
）と対峙すると共に、第１の検出電極（５）の先端はイ
ンクカップラ（１３１の挿入孔（１ｇ！に侵入しゴム栓
（２０）と当接する。上記コ゛ム栓（２０）には予めピ
ンホールが穿たれているが、斯るピンホールはゴム栓（
２０）自身の収縮力により閉塞状態にある。従って、ゴ
ム栓（２０）と先端が当接した第１の検出電極（５）は
更に押圧することによりコ゛ムキャップ（８）を残して
ピンホールを貫通し、インクカップラ（１３）内に開孔
（７）を臨ませ、インク供給チューブ（１４）への収納
体（４）からのインク（２）の流出を可能ならしめ図示
しないインクヘッドの各々に各色のインク（２）を供給
する。

一方、空気導入管（９）も空気カップラ（１５）内に没
入し、その入口近傍に設けられた０リング（２１）の変
形により気密的に両者は結合せしめられる。斯る一連の
結合のだめの抑圧時、第１、第２の検出電極（５）（６
１は第１、第２の結合電極（１１１（１２）と嵌合状態
のまま摺動する。

而して、本発明の特徴は異なった複数色のインクを夫々
収納するインクカートリッジの上記交換動作をインクカ
ップラ０３）との結合に先立って、そのインクカートリ
ッジとインクカップラ（１３１との組合せが正しいか否
かを判定することにある。通常色の異なったインク（２
）はそのインク色を決定する染料の違いによって抵抗値
が同一温度、同一容量の下で相違し、斯る抵抗値を結合
に先立って第１・第２の検出電極（５）（６）及び結合
電極組）柩により検出することによって判定される。

第５図はイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ
）、ブラック（Ｂ）の各インク（２）のインク容量と抵
抗値の関係を、第１・第２の検出電極＋５１＋６）とイ
ンク（２）との接触長を４０闘、電極間距離５ＱＭ１！
ｒ、液温２５°Ｃの条件に於いて交流測定法によシ測定
した特性図である。同図から明らかな如く、同一条件下
に於けるインク抵抗値は相違する。

斯るインクの抵抗値特性を利用し、上記４色のインク（
２）を各々収容する４本のインクカートリッジを先ず第
１・第２の検出室４Ｍ　（５１（６１及び結合電極（１
１）（１２）を電気的に結合すべくセットし、各第１・
第２の検出電極（５）（６）により両電極間に位置する
インクの抵抗値を検出する。

例１：上記検出電極（５１（６）によｐ検出された各カ
ートリッジ内のインク抵抗値を各々比較し、斯る比較結
果と予め記憶しておいた抵抗値の大小関係との一致を採
シ、一致しておれば上記カートリッジのセットが正しい
と判定し、一致していなければエラー判定して、例えば
アラーム音を発生させセットの再操作を促す。

例２：上記例１では各インク抵抗値の大小関係により判
定したが、この例２では予め各インク抵抗値の温度関数
を記憶しておき、別に設ける温度センサにより液温を検
出して各インク毎に基準抵抗値を形成し、該基準抵抗値
と検出抵抗値と比較することによって正誤判定を行なう
。

この様にして、インクカートリッジのセットが正しいと
判定されると、カートリッジを対峙せるインクカップα
３）及び空気カップラＱ５１に向って押圧し、第一１検
出電極（５）とインクカップラ０３）及び空欠導入管（
９）と空気カップラ（１５！とを結合せしめ交換動作を
終了する。交換動作終了後、上記第１・第２の検出電極
（５１（６１は、インク（２）の残量をその抵抗値とし
て検出しカートリッジの交換時期を検出する検出手段と
して作用する。即ち、第５図から明らかな如くインク容
量が減少すると、検出電極間の抵抗値は増大し、斯るイ
ンク容量がほとんどなくなると同時に上記抵抗値が飛躍
的に上昇する原理を利用して、カートリッジの交換を行
なわしめる。

（へ）発明の効果 本発明は以上の説明から明らかな如く、同一温度、同一
容量の下で抵抗値が相違する複数色のインクを各々収容
する交換自在なインクカートリッジの交換動作は、イン
クカップラとの結合に先立って上記抵抗値を基準にして
その正誤が判定されるので、斯るインクカートリッジの
交換動作を正確に行なわしめることができ、その結果容
易に復帰できない混色事故を確実に防止し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に用いられるインクカートリッジの一実
施例を示す断面図、第２図はその斜視図、第６図（Ａ）
及び第４図（Ａ）は上記インクカートリッジの交換動作
を状態別に示す断面図、第６図（Ｂ）及び第４図（Ｂ）
はその側面図、第５図はインク容量と抵抗値との関係を
示す特性図、である。 （２）・・・・・・インク、（４）・・・・・・カート
リッジ本体、（５）（６）・・・・・・第１、第２の検
出電極、（１１１（１２１・・・・・・第１、第２の結
合電極、α３）・・・・・・インクカップラ。 第５図 インク容量［ＣＣ，１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数色のインク滴を噴射する複数のインクヘッド
   と、該インクヘッドにインク供給系を介して上記複数色
   のインクを供給する交換自在な複数のインクカートリッ
   ジと、該カートリッジと上記インク供給系とを結合せし
   めるインクカップラと、を備え、上記各インクカートリ
   ッジに収容されているインクの抵抗値は同一温度、同一
   容量の下で相違すると共に、該インクの抵抗値を基準に
   して上記インクカートリッジの交換動作をインクカップ
   ラとの結合に先立って判定することを特徴としたインク
   ジェットプリンタ。