JPH1071591A - ロボットハンド - Google Patents
ロボットハンドInfo
- Publication number
- JPH1071591A JPH1071591A JP23041796A JP23041796A JPH1071591A JP H1071591 A JPH1071591 A JP H1071591A JP 23041796 A JP23041796 A JP 23041796A JP 23041796 A JP23041796 A JP 23041796A JP H1071591 A JPH1071591 A JP H1071591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- thickness direction
- robot hand
- parts
- plate thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
上方および水平側方の2方向から保持することができ、
また非常に狭い間隙においてもワークを着脱できるロボ
ットハンドを提供する。 【解決手段】 開閉可能な2枚の平板状の爪本体1、1
の先端部及び側縁部にそれぞれ第1の凹部2と第2の凹
部4を形成する。これらの凹部2、4は、円柱状もしく
は円筒状のワークWの断面形状に添うよう内側が板厚方
向に拡がった形状を持つ。これにより、ワークWの端面
を2方向から保持することが可能となる。
Description
状のワークのハンドリングに適したロボットハンドに関
するものである。
集合電池の組立や分解を自動的に行わせる際には、多数
本の円筒状の単電池をロボットによりハンドリングする
必要がある。ワークWを垂直につかむ場合には、図8に
示すように円弧状の凹部51を備えた2枚の爪52を持つロ
ボットハンドを用いるのが普通である。
ように密集状態で配置されている場合には、爪52を開閉
するに十分な間隙がないために、図8のような形状の爪
52をワークWの間隙に挿入してワークを保持することが
不可能な場合が多い。また図8のロボットハンドは垂直
上方からワークWに接近してワークWの端部を保持でき
るだけであり、ロボットハンドを水平側方からワークW
に接近させてワークWの端部を保持したい場合には、別
のロボットハンドを用いなければならなかった。
の問題点を解決して、ナトリウム−硫黄電池の単電池の
ような円柱状もしくは円筒状のワークを、相互の間隙が
小さい場合にも支障なく保持することができ、また円柱
状もしくは円筒状のワークの端部を、垂直上方および水
平側方のいずれの方向からも保持することができるよう
にしたロボットハンドを提供するためになされたもので
ある。
めになされた本発明のロボットハンドは、開閉可能な2
枚の平板状の爪本体の先端部に、円柱状もしくは円筒状
のワークの端部を保持するために内側が板厚方向に拡が
った一対の凹部を形成し、また前記爪本体の側縁部にも
同様に内側が板厚方向に拡がった一対の凹部を形成する
ことにより、垂直上方および水平側方のいずれの方向か
らもワークの端部を保持可能としたことを特徴とするも
のである。
面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明のロボッ
トハンドの要部を示す図であり、(A) は正面図、(B) は
そのA-A 断面図、(C) はそのB-B 断面図である。この図
1において1、1は適当な厚さを持った金属からなる2
枚一対の平板状の爪本体であり、ロボットアームの先端
の周知の開閉機構に取り付けて用いられる。これらの爪
本体1、1の先端部は矩形となっている。
ように内側が板厚方向に拡がった一対の第1の凹部2が
形成されている。この第1の凹部2は、図2に示すよう
に円柱状もしくは円筒状のワークWの端面を垂直上方か
ら保持するためのものである。このため、この第1の凹
部2はワークWの断面形状に添うような斜面あるいは円
弧面としておく。なお第1の凹部2の深さ(爪本体1の
先端面からの距離)はワークWを揺れることなく確実に
保持するに必要な長さとしておけばよい。この実施形態
では、第1の凹部2の底面3が平面とされており、図2
に示すようにワークWの端面を保持したときにこの底面
3がワークWの端面に密着し、ワークWの揺れを防止し
ている。
て垂直な側縁部には、図1の(C) に示すように内側が板
厚方向に拡がった一対の第2の凹部4が形成されてい
る。この第2の凹部4も前記した第1の凹部2と同様に
ワークWの断面形状に添うよう内側が板厚方向に拡がっ
た形状をしたものであり、図3に示すように円柱状もし
くは円筒状のワークWの端面を水平側方から保持するた
めのものである。第2の凹部4の底面5も平面としてお
き、図3に示すようにワークWを側面方向から保持した
ときにこの底面5がワークWの端面に密着し、ワークW
の揺れを防止できるようにしておくことが好ましい。
は、ロボットアームの先端に取り付けて平行状態のまま
開閉させて用いられる。図4は本発明のロボットハンド
を密集状態で配置されているワークWの取り出しに用い
た例を示す平面図である。図示のように、本発明のロボ
ットハンドはワークWの保持状態では爪本体1の外側面
はワークWの最大径よりも内側に位置する。またワーク
W、W間にごくわずかの間隙があれば、ワークWの着脱
が可能である。このため、従来のロボットハンドを挿入
できないようなわずかの間隙でも、支障なく円柱状もし
くは円筒状のワークWの着脱が可能となる。
ム−硫黄電池の解体作業に用いた例を示す。この解体作
業では、まず使用寿命が経過したナトリウム−硫黄電池
の単電池を断熱容器からコンベヤ上に取り出したうえ、
図3に示すように爪本体1、1の側縁部の第2の凹部4
によりワークWである単電池の上端を水平側方から保持
する。そして単電池は図5に示すように開口機7の台6
の上に置かれる。その上方から開口用のドリル8が降下
し、ワークWである単電池の口部に孔を開ける。このと
き、図3に示したように2枚の爪本体1、1間には隙間
があるので、ロボットハンドでワークWを保持したまま
でドリル8を挿入して孔開けをすることができる。
を開けられた単電池は、図6のように口部を下にして仮
置き台9上に置かれる。このためには、図5の状態から
ロボットハンドをロボットアームの先端で180 度回転さ
せればよい。仮置き台9の上部は図6の(B) の断面図に
示すように両側が切り欠かれており、ワークWを保持し
たロボットハンドを垂直上方から降下させると、2枚の
爪本体1、1は仮置き台9とぶつかることなくワークW
を仮置き台9の上に載せることができる。このため、ロ
ボットハンドを下方に抜くことができる。
爪本体1、1を90度回転させ、仮置き台9の上の単電池
を爪本体1の先端部の第1の凹部2により垂直上方から
方向から保持し、図7のように口部を下にして加熱槽の
中に浸漬する。その結果、単電池内のナトリウムは溶融
して開口された口部から流出し、加熱槽の内部で回収さ
れることとなる。
トハンドは2枚の平板状の爪本体の先端部及び側縁部
に、内側が板厚方向に拡がった凹部をそれぞれ形成した
ものであるから、単一のロボットハンドによって円柱状
もしくは円筒状のワークの端面を垂直上方および水平側
方の2方向から保持することができる。また図4に示し
たように、非常に狭い間隙にも挿入してワークを着脱す
ることができるので、密集状態で配置されたワークのハ
ンドリングに好適なものである。
り、(A) は正面図、(B) はそのA-A 断面図、(C) はその
B-B 断面図である。
図である。
図である。
に用いた例を示す平面図である。
である。
を示す図であり、(A) は側面図、(B) はそのC-C 断面図
である。
図である。
第1の凹部、3 第1の凹部の底面、4 第2の凹部、
5 第2の凹部の底面、6 台、7 開口機、8 ドリ
ル、9 仮置き台
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉可能な2枚の平板状の爪本体の先端
部に、円柱状もしくは円筒状のワークの端部を保持する
ために内側が板厚方向に拡がった一対の凹部を形成し、
また前記爪本体の側縁部にも同様に内側が板厚方向に拡
がった一対の凹部を形成することにより、垂直上方およ
び水平側方のいずれの方向からもワークの端部を保持可
能としたことを特徴とするロボットハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23041796A JP3527028B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ロボットハンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23041796A JP3527028B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ロボットハンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1071591A true JPH1071591A (ja) | 1998-03-17 |
JP3527028B2 JP3527028B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=16907567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23041796A Expired - Lifetime JP3527028B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ロボットハンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3527028B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004223674A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Tsubakimoto Chain Co | ワーク把持装置 |
JP2012081575A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-04-26 | Seiko Epson Corp | ロボット |
US8942845B2 (en) | 2010-09-15 | 2015-01-27 | Seiko Epson Corporation | Robot |
WO2018043493A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 川崎重工業株式会社 | ロボット及びその運転方法 |
JP2021037587A (ja) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | 株式会社デンソー | 部品挿入装置および部品の挿入方法 |
JP2021146430A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 株式会社椿本チエイン | ワーク移載方法およびワーク移載システム |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP23041796A patent/JP3527028B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004223674A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Tsubakimoto Chain Co | ワーク把持装置 |
JP2012081575A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-04-26 | Seiko Epson Corp | ロボット |
US8942845B2 (en) | 2010-09-15 | 2015-01-27 | Seiko Epson Corporation | Robot |
US9149928B2 (en) | 2010-09-15 | 2015-10-06 | Seiko Epson Corporation | Robot |
US9962829B2 (en) | 2010-09-15 | 2018-05-08 | Seiko Epson Corporation | Robot system |
US10814476B2 (en) | 2010-09-15 | 2020-10-27 | Seiko Epson Corporation | Robot system |
WO2018043493A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 川崎重工業株式会社 | ロボット及びその運転方法 |
JP2018034247A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 川崎重工業株式会社 | ロボット及びその運転方法 |
TWI639543B (zh) * | 2016-08-31 | 2018-11-01 | 日商川崎重工業股份有限公司 | Robot and its operation method |
CN109641353A (zh) * | 2016-08-31 | 2019-04-16 | 川崎重工业株式会社 | 机器人及其运转方法 |
JP2021037587A (ja) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | 株式会社デンソー | 部品挿入装置および部品の挿入方法 |
JP2021146430A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 株式会社椿本チエイン | ワーク移載方法およびワーク移載システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3527028B2 (ja) | 2004-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1071591A (ja) | ロボットハンド | |
US5369363A (en) | Implement for removing and installing and testing Christmas light bulbs | |
US2068308A (en) | Holder of tools | |
CN210127231U (zh) | 一种真核细胞基因转染操作台 | |
US4586262A (en) | Door hinge duplicating template | |
US7670563B2 (en) | Centrifuge and a support for use in a centrifuge | |
JP3660675B1 (ja) | 釘打ち補助具 | |
CN214696916U (zh) | 一种免支模构造柱浇筑装置 | |
US5620092A (en) | Wrench set holding system | |
CN212595859U (zh) | 一种检验科用试管箱 | |
CN219497883U (zh) | 一种电池应急处理工具铲 | |
JPH0594198U (ja) | 缶キャップ取り外し具 | |
CN220905892U (zh) | 一种便携式试剂盒 | |
CN211278051U (zh) | 一种悬挂式法兰喷砂工装 | |
CN205043755U (zh) | 工具盒的装置 | |
CN220010425U (zh) | 轻质大容量手办携带箱体 | |
CN212019788U (zh) | 一种方便户外使用的激光打号机 | |
JPH071266Y2 (ja) | 穴明きワークのセット装置 | |
JPH0539075Y2 (ja) | ||
JP2546451Y2 (ja) | スプレー缶の穿孔具 | |
JPH06260376A (ja) | 直方体状チップ部品の整列装置 | |
JP3000465U (ja) | スタンドアップハシケース | |
JP2604098B2 (ja) | NaS 電池からの内筒抜取り装置 | |
JPS6127405Y2 (ja) | ||
JPH039871Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |