JP3527028B2 - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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JP3527028B2
JP3527028B2 JP23041796A JP23041796A JP3527028B2 JP 3527028 B2 JP3527028 B2 JP 3527028B2 JP 23041796 A JP23041796 A JP 23041796A JP 23041796 A JP23041796 A JP 23041796A JP 3527028 B2 JP3527028 B2 JP 3527028B2
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JP
Japan
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work
robot hand
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plate thickness
cylindrical
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JP23041796A
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JPH1071591A (ja
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知紀 土本
克一 岩田
吉彦 蔵島
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は円柱状もしくは円筒
状のワークのハンドリングに適したロボットハンドに関
するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、ナトリウム−硫黄電池のような
集合電池の組立や分解を自動的に行わせる際には、多数
本の円筒状の単電池をロボットによりハンドリングする
必要がある。ワークWを垂直につかむ場合には、図8に
示すように円弧状の凹部51を備えた2枚の爪52を持つロ
ボットハンドを用いるのが普通である。 【0003】ところが、ワークWが集合電池の単電池の
ように密集状態で配置されている場合には、爪52を開閉
するに十分な間隙がないために、図8のような形状の爪
52をワークWの間隙に挿入してワークを保持することが
不可能な場合が多い。また図8のロボットハンドは垂直
上方からワークWに接近してワークWの端部を保持でき
るだけであり、ロボットハンドを水平側方からワークW
に接近させてワークWの端部を保持したい場合には、別
のロボットハンドを用いなければならなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、ナトリウム−硫黄電池の単電池の
ような円柱状もしくは円筒状のワークを、相互の間隙が
小さい場合にも支障なく保持することができ、また円柱
状もしくは円筒状のワークの端部を、垂直上方および水
平側方のいずれの方向からも保持することができるよう
にしたロボットハンドを提供するためになされたもので
ある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のロボットハンドは、開閉可能な2
枚の平板状の爪本体の先端部に、円柱状もしくは円筒状
のワークの端部を保持するために、板厚方向に貫通し、
かつその内側側面が板厚方向に拡がった一対の凹部を形
成し、また前記爪本体の側縁部にも同様に、板厚方向に
貫通し、かつ内側側面が板厚方向に拡がった一対の凹部
を形成することにより、垂直上方および水平側方のいず
れの方向からもワークの端部を保持可能としたことを特
徴とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明のロボッ
トハンドの要部を示す図であり、(A) は正面図、
(B) はそのA-A 断面図、(C) はそのB-B 断面図で
ある。この図1において1、1は適当な厚さを持った金
属からなる2枚一対の平板状の爪本体であり、ロボット
アームの先端の周知の開閉機構に取り付けて用いられ
る。これらの爪本体1、1の先端部は矩形となってい
る。 【0007】各爪本体1、1の先端部には、図1(C)
に示すように板厚方向に貫通し、かつ内側側面が板厚
方向に拡がった一対の第1の凹部2が形成されている。
この第1の凹部2は、図2に示すように円柱状もしくは
円筒状のワークWの端面を垂直上方から保持するための
ものである。このため、この第1の凹部2はワークWの
断面形状に添うような斜面あるいは円弧面としておく。
なお第1の凹部2の深さ(爪本体1の先端面からの距
離)はワークWを揺れることなく確実に保持するに必要
な長さとしておけばよい。この実施形態では、第1の凹
部2の底面3が平面とされており、図2に示すようにワ
ークWの端面を保持したときにこの底面3がワークWの
端面に密着し、ワークWの揺れを防止している。 【0008】また、各爪本体1、1の前記先端部に対し
て垂直な側縁部には、図1の(B) に示すように板厚
方向に貫通し、かつ内側側面が板厚方向に拡がった一対
の第2の凹部4が形成されている。この第2の凹部4も
前記した第1の凹部2と同様にワークWの断面形状に添
うよう内側側面が板厚方向に拡がった形状をしたもので
あり、図3に示すように円柱状もしくは円筒状のワーク
Wの端面を水平側方から保持するためのものである。第
2の凹部4の底面5も平面としておき、図3に示すよう
にワークWを側面方向から保持したときにこの底面5が
ワークWの端面に密着し、ワークWの揺れを防止できる
ようにしておくことが好ましい。 【0009】このような形状の本発明のロボットハンド
は、ロボットアームの先端に取り付けて平行状態のまま
開閉させて用いられる。図4は本発明のロボットハンド
を密集状態で配置されているワークWの取り出しに用い
た例を示す平面図である。図示のように、本発明のロボ
ットハンドはワークWの保持状態では爪本体1の外側面
はワークWの最大径よりも内側に位置する。またワーク
W、W間にごくわずかの間隙があれば、ワークWの着脱
が可能である。このため、従来のロボットハンドを挿入
できないようなわずかの間隙でも、支障なく円柱状もし
くは円筒状のワークWの着脱が可能となる。 【0010】次に、本発明のロボットハンドをナトリウ
ム−硫黄電池の解体作業に用いた例を示す。この解体作
業では、まず使用寿命が経過したナトリウム−硫黄電池
の単電池を断熱容器からコンベヤ上に取り出したうえ、
図3に示すように爪本体1、1の側縁部の第2の凹部4
によりワークWである単電池の上端を水平側方から保持
する。そして単電池は図5に示すように開口機7の台6
の上に置かれる。その上方から開口用のドリル8が降下
し、ワークWである単電池の口部に孔を開ける。このと
き、図3に示したように2枚の爪本体1、1間には隙間
があるので、ロボットハンドでワークWを保持したまま
でドリル8を挿入して孔開けをすることができる。 【0011】このようにして開口機7において口部に孔
を開けられた単電池は、図6のように口部を下にして仮
置き台9上に置かれる。このためには、図5の状態から
ロボットハンドをロボットアームの先端で180 度回転さ
せればよい。仮置き台9の上部は図6の(B) の断面図に
示すように両側が切り欠かれており、ワークWを保持し
たロボットハンドを垂直上方から降下させると、2枚の
爪本体1、1は仮置き台9とぶつかることなくワークW
を仮置き台9の上に載せることができる。このため、ロ
ボットハンドを下方に抜くことができる。 【0012】その後ロボットハンドは図7に示すように
爪本体1、1を90度回転させ、仮置き台9の上の単電池
を爪本体1の先端部の第1の凹部2により垂直上方から
方向から保持し、図7のように口部を下にして加熱槽の
中に浸漬する。その結果、単電池内のナトリウムは溶融
して開口された口部から流出し、加熱槽の内部で回収さ
れることとなる。 【0013】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明のロボッ
トハンドは2枚の平板状の爪本体の先端部及び側縁部
に、板厚方向に貫通し、かつ内側側面が板厚方向に拡が
った凹部をそれぞれ形成したものであるから、単一のロ
ボットハンドによって円柱状もしくは円筒状のワークの
端面を垂直上方および水平側方の2方向から保持するこ
とができる。また図4に示したように、非常に狭い間隙
にも挿入してワークを着脱することができるので、密集
状態で配置されたワークのハンドリングに好適なもので
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のロボットハンドの要部を示す図であ
り、(A) は正面図、(B) はそのA-A 断面図、(C) はその
B-B 断面図である。 【図2】ワークを第1の凹部で保持した状態を示す斜視
図である。 【図3】ワークを第2の凹部で保持した状態を示す斜視
図である。 【図4】密集状態で配置されているワークWの取り出し
に用いた例を示す平面図である。 【図5】単電池を開口機にセットした状態を示す側面図
である。 【図6】単電池を反転させて仮置き台の上に載せた状態
を示す図であり、(A) は側面図、(B) はそのC-C 断面図
である。 【図7】単電池を加熱槽の中に浸漬した状態を示す側面
図である。 【図8】従来のロボットハンドを示す斜視図である。 【符号の説明】 W 円柱状もしくは円筒状のワーク、1 爪本体、2
第1の凹部、3 第1の凹部の底面、4 第2の凹部、
5 第2の凹部の底面、6 台、7 開口機、8 ドリ
ル、9 仮置き台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−201791(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 15/00 - 15/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 開閉可能な2枚の平板状の爪本体の先端
    部に、円柱状もしくは円筒状のワークの端部を保持する
    ために、板厚方向に貫通し、かつその内側側面が板厚方
    向に拡がった一対の凹部を形成し、また前記爪本体の側
    縁部にも同様に、板厚方向に貫通し、かつ内側側面が板
    厚方向に拡がった一対の凹部を形成することにより、垂
    直上方および水平側方のいずれの方向からもワークの端
    部を保持可能としたことを特徴とするロボットハンド。
JP23041796A 1996-08-30 1996-08-30 ロボットハンド Expired - Lifetime JP3527028B2 (ja)

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JPH1071591A JPH1071591A (ja) 1998-03-17
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